JPH084989A - 潤滑油の注油装置 - Google Patents

潤滑油の注油装置

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JPH084989A
JPH084989A JP13987294A JP13987294A JPH084989A JP H084989 A JPH084989 A JP H084989A JP 13987294 A JP13987294 A JP 13987294A JP 13987294 A JP13987294 A JP 13987294A JP H084989 A JPH084989 A JP H084989A
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JP
Japan
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cylinder
oil
piston
lubricating oil
check valve
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Application number
JP13987294A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nagatomi
公司 永富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械の摺動部等に潤滑油を、間欠的に適量ず
つ確実に注油する。 【構成】 両端閉塞するシリンダ16の基端に、間欠的
に送られてくる潤滑油18を、シリンダ内に供給する給
油管17を接続するとともに、シリンダ16に、所定ス
トローク摺動するピストン20を、圧縮コイルばね29
をもって常時基端に向けて付勢するようにして収容し、
かつピストン20の適所に穿設した給油孔23に、基端
側への潤滑油の流入を阻止する第1逆止弁24を設け、
さらに、シリンダ16の先端に嵌設した閉塞筒25の底
板25aに、第2逆止弁27を介して注油管28を接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械の回転部や摺動部
に潤滑油を適量ずつ確実に注油する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】機械の回転部や摺動部への潤滑油の注油
は欠かすことができないが、多数の摺動部等を備える機
械においては、注油個所も多く、各摺動部等に適量の潤
滑油を注油する作業は意外に面倒である。
【0003】従来は、ポンプにより吸引した潤滑油を、
タイマによりたとえば3分間隔で15秒間送油管を介し
て分配器に送り込んだのち、各摺動部に連結した注油管
に分岐させ、各注油管に設けた絞り弁を調節して、各摺
動部に適量の潤滑油を注油していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の注油手段では、
潤滑油の注油量を絞り弁の開度を調節して行っているた
め、その調節が甚だ面倒であり、注油不足により摺動部
を焼き付かせたり、注油過剰で潤滑油の消費量が大とな
るなどの問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、摺動部等に潤滑油を適量ずつ確実に注油
することにより、焼付きを発生させたり、潤滑油が過剰
に消費したりするのを防止しうるようにした、潤滑油の
注油装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、両端が閉塞されたシリンダの基端に、間欠的に送
られてくる潤滑油をシリンダ内に供給する給油管を接続
するとともに、シリンダ内に、所定のストローク摺動す
るピストンを、常時基端側に向けて付勢させて収容し、
該ピストンの適所に穿設した、ピストンの両側と連通す
る給油孔に、シリンダの基端側への潤滑油の流入を阻止
する第1逆止弁を設け、かつシリンダの先端に穿設した
排油孔に、シリンダ内への潤滑油の流入を阻止する第2
逆止弁を介して、注油管を接続したことにより解決され
る。
【0007】
【作用】給油管内に潤滑油が圧送されてきて、シリンダ
内の基端側の油圧が上昇すると、その圧力により、ピス
トンはばねに抗してシリンダの先端に向かって摺動を開
始し、かつそれと同時に第2逆止弁が開いて、ピストン
が所定ストローク摺動する間、シリンダ内の潤滑油は、
一定量排油孔より押し出される。押し出された潤滑油
は、注油管を経て、機械の摺動部等に適量注油される。
【0008】
【実施例】以下添付の図面に基づいて、本発明を具体的
に説明する。
【0009】図1は、本発明を適用した内燃機関用のエ
ンジンバルブの軸部の曲りを矯正する装置を略示するも
ので、水平をなす台板(1)上の図1の右下部に固着した
支持台(2)の立上がり部(2a)の左側方には、取付板(3)
が左右位置調節可能に設けられ、その左側方には、固定
矯正板(4)が設けられている。
【0010】台板(1)の中央部に立設した支持板(5)に
は、固定矯正板(4)と近接してほぼ平行をなす移動矯正
板(6)が設けられ、移動矯正板(6)は、その一端が台板
(1)上のモータ(7)により回転させられるフライホイー
ル(8)の枢軸(9)の一端のクランク(10)に、連杆(11)を
介して連係され、モータ(7)の回転により前後(図1の
上下)に往復移動する。
【0011】ワーク供給シュート(12)より両矯正板(4)
(6)の間に供給されたエンジンバルブ(13)は、移動矯正
板(6)の往復移動により、軸部の曲りが矯正されつつ前
進(図1の下進)して、排出シュート(14)より排出され
る。
【0012】上述した装置において、フライホイール
(8)の枢軸(9)を枢支する両軸受(15)と、連杆(11)の両
端とクランク(10)および移動矯正板(6)との枢着部に
は、以下に詳述する注油装置(A)を用いて潤滑油を注油
している。図2は、本発明の注油装置(A)の注油休止時
の状態を示し、図3は、同じく注油終了直前の状態を示
している。
【0013】基端(図2、図3の左端)が閉塞されたシリ
ンダ(16)の基端部下面には、給油管(17)の遊端が接続さ
れている。給油管(17)の基端は、図示を省略したが、タ
イマにより、3分間隔で例えば15kg/cm2に加圧される
ポンプに接続され、シリンダ(16)内は、常時潤滑油(18)
で満たされている。
【0014】シリンダ(16)内の基端寄りには、環状のス
トッパ(19)が嵌設されている。シリンダ(16)内における
ストッパ(19)の右方には、ピストン(20)が摺動可能に嵌
合され、ピストン(20)の左面中央には、シリンダ(16)の
基端壁を潤滑油(18)のシール性を保持して貫通する確認
棒が、シリンダ(16)と同軸をなして突設されている。
【0015】ピストン(20)の右側面には、同軸をなして
2段階に凹入する凹入孔(22)が穿設され、この凹入孔(2
2)は、ピストン(20)の中央と確認棒(21)の右端との間に
形成された給油孔(23)と連通している。給油孔(23)の右
端には、左方への潤滑油(18)の通過を阻止する、ボール
バルブよりなる第1逆止弁(24)が設けられている。
【0016】シリンダ(16)の右端には、有底円筒状の閉
塞筒(25)が嵌着され、その底板(25a)の中央に貫設した
排油孔(26)の外端には、第1逆止弁(24)と同様の、シリ
ンダ(16)内への潤滑油(18)の流入を阻止する第2逆止弁
(27)が設けられ、その外端には、可撓性の注油管(28)が
接続されている。
【0017】ピストン(20)の凹入孔(22)の中段部(22a)
と、閉塞筒(25)の底板(25a)との間には、圧縮コイルば
ね(29)が巻装され、潤滑油停止時において、ピストン(2
0)はストッパ(19)と当接している。
【0018】上述した構成の4個の本発明の注油装置
(A)は、図1に示すように、一体的に結合されて、取付
板(30)をもって台板(1)上に固定されている。
【0019】各注油管(28)は、それぞれフライホイール
(8)の両軸受(15)と、連杆(11)の両端の摺動部に配管さ
れている。
【0020】注油装置(A)は、ポンプの非作動時におい
ては、図2に示すように、ピストン(20)は左限に位置し
て、ストッパ(19)と当接しており、このとき、両逆止弁
(24)(27)は閉じて、摺動部への注油は行われない。
【0021】この状態で、タイマの作動によりポンプが
駆動され、シリンダ(16)の基端側の油圧が上昇すると、
図3に示すように、ピストン(20)は、閉塞筒(25)の内端
に当接するまで圧縮コイルばね(29)に抗して摺動し、そ
れと同時に、第2逆止弁(27)が開き、シリンダ(16)内の
潤滑油(18)を押し出して摺動部へ注油する。この間、給
油管(17)よりシリンダ(16)の基端側へ潤滑油(18)が流入
する。
【0022】タイマが作動してポンプが停止し、シリン
ダ(16)の基端側の油圧が低下すると、ピストン(20)は、
圧縮コイルばね(29)によりストッパ(19)に当接する位置
まで移動して復帰する。この際、第2逆止弁(27)が閉
じ、第1逆止弁(24)が開くことにより、左方のシリンダ
(16)内の潤滑油(18)は、給油孔(23)を通過して右方のシ
リンダ(16)内に流入し、図2に示す状態に復帰する。タ
イマにより3分経過後、再び上述と同様に注油する。
【0023】上述のピストン(20)の移動とともに、確認
棒(21)も移動するので、注油装置(A)が正常に作動して
いるか否かを、容易に視認することができる。
【0024】また、1回の注油量は、ピストン(20)の往
復摺動のストロークにより定まるので、たとえば閉塞筒
(25)の長さを調節可能とする等、適宜の簡単な手段によ
り、個々の注油個所に対応して、適量の潤滑油(18)を確
実に注油することができる。
【0025】なお、本発明は、上述のようなエンジンバ
ルブの軸部の曲り矯正装置に限らず、他の工作機械等の
摺動部等への注油にも効果的に使用することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダに潤滑油を間
欠的に送り込むだけで、ピストンのストロークに対応す
る量の潤滑油を、個々の摺動部等に適量ずつ確実に注油
することができるので、摺動部等に焼付きが発生した
り、潤滑油が浪費したりするのを防止しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を適用した曲り矯正装置の平面図
である。
【図2】本発明の注油装置の注油停止時の中央縦断正面
図である。
【図3】同じく注油終了直前の中央縦断正面図である。
【符号の説明】
(A)注油装置 (1)台板 (2)支持台 (3)取付板 (4)固定矯正板 (5)支持板 (6)移動矯正板 (7)モータ (8)フライホイール (9)枢軸 (10)クランク (11)連杆 (12)供給シュート (13)エンジンバルブ (14)排出シュート (15)軸受 (16)シリンダ (17)給油管 (18)潤滑油 (19)ストッパ (20)ピストン (21)確認棒 (22)凹入孔 (22a)中段部 (23)給油孔 (24)第1逆止弁 (25)閉塞筒 (25a)底板 (26)排油孔 (27)第2逆止弁 (28)注油管 (29)圧縮コイルばね (30)取付板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が閉塞されたシリンダの基端に、間
    欠的に送られてくる潤滑油をシリンダ内に供給する給油
    管を接続するとともに、シリンダ内に、所定のストロー
    ク摺動するピストンを、常時基端側に向けて付勢させて
    収容し、該ピストンの適所に穿設した、ピストンの両側
    と連通する給油孔に、シリンダの基端側への潤滑油の流
    入を阻止する第1逆止弁を設け、かつシリンダの先端に
    穿設した排油孔に、シリンダ内への潤滑油の流入を阻止
    する第2逆止弁を介して、注油管を接続したことを特徴
    とする潤滑油の注油装置。
JP13987294A 1994-06-22 1994-06-22 潤滑油の注油装置 Pending JPH084989A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1088542C (zh) * 1996-06-04 2002-07-31 富士通株式会社 减少了延迟变动的场效应晶体管
KR100486846B1 (ko) * 1997-11-29 2005-08-24 국방과학연구소 선배열음탐기의오일충전용체크밸브구조
US7485082B2 (en) 2004-10-08 2009-02-03 Okuma Corporation Tool changer and machine tool equipped with the tool changer
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