JPH0849877A - 空気熱源型空調システム - Google Patents

空気熱源型空調システム

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JPH0849877A
JPH0849877A JP6201321A JP20132194A JPH0849877A JP H0849877 A JPH0849877 A JP H0849877A JP 6201321 A JP6201321 A JP 6201321A JP 20132194 A JP20132194 A JP 20132194A JP H0849877 A JPH0849877 A JP H0849877A
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Toshio Hayashi
利雄 林
Sakae Kikuchi
栄 菊地
Kazuma Nakano
一馬 中野
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高いCOPの空気熱源型空調システムを提供
する。 【構成】 この空気熱源型空調システムは、外気および
/または還気とヒートポンプ回路内を循環する熱媒との
熱交換を行う第1の熱交換器と、前記熱媒と室内への給
気との熱交換を行う第2の熱交換器とを備え、運転モー
ドに応じて前記第1の熱交換器および前記第2の熱交換
器を選択的に凝縮器または蒸発器として機能させること
が可能な複数の空気熱源型ヒートポンプユニットを熱源
用空気の流通経路に直列に介装したことを特徴としてい
る。かかる構成により、下流側の空調機の効率を保持し
たまま、上流側の空調機の凝縮器と蒸発器の圧力差(ヘ
ッド)を低減させ、そのユニットの効率を上昇させるこ
とができるので、システム全体のCOP(成績係数)が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気熱源型空調システ
ムにかかり、特に個別空間ごとの空調負荷要求に柔軟に
対応することが可能であり、かつ省エネルギー、省スペ
ース、施工性に優れた空気熱源型空調システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ビル機能のインテリジェント化に
よる冷房負荷が増大し、またオフィス環境の快適化要求
が高まるにつれて、オフィスビルなどの空調設備の方式
は、セントラル方式から個別分散方式に変遷しつつあ
る。このような個別分散型ビル空調方式に対応する空調
設備として、パッケージ型ヒートポンプや、マルチ方式
空気調和機や、ウォールスルー型空気調和機などが開発
されている。
【0003】たとえば典型的なマルチ方式空調設備は、
1台の室外ユニットに複数の室内ユニットが接続され、
各室内ユニットごとに個別に運転停止や室温設定などの
制御ができるように構成されている。このようなマルチ
方式空調設備は個別運転制御特性に優れているため個別
分散方式に最適であり、しかも中央式空調と比べ熱搬送
動力を軽減することが可能なため、消費エネルギーを大
幅に抑えることができる点でも注目されている。
【0004】しかしながら、マルチ方式空調設備の設置
にあたっては、室内ユニットと室外ユニットとを連絡す
る冷媒配管の長さや高低差が設置場所によって多様であ
り、さらに設置現場に応じて冷却能力の予測、配管径の
選定、オイル注入量の適正調整などを行う必要がある。
【0005】また典型的なウォールスルー型空気調和機
は室内ユニットと室外ユニットとが一体に構成され、要
求される空調負荷に応じて空調空間のペリメータゾーン
に設置されるウォールスルー型空気調和機の台数を加減
することにより、各空調空間の個別分散要求に細やかに
対応することが可能である。このようなウォールスルー
型空気調和機は、マルチ方式空調設備とは異なり、冷媒
配管などを省略することが可能であるが、必要とする熱
源用空気量が非常に多く、システムのCOP(成績係
数)が低下する上、外気温度によっては十分な空調能力
を得ることができず、その設置場所や容量が限定され、
さらにダクト接続なども困難であり、したがって空気質
制御や温熱環境制御にも限界があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な技術的立脚点に立ちなされたものであり、その目的と
するところは、熱搬送動力を軽減することにより消費エ
ネルギーの低減が図れる上、熱源装置の容量や電力設備
容量を従来のシステムよりも削減することが可能なの
で、従来の設備に比較してイニシャルコスト、ランニン
グコスト、ライフサイクルコストに関して有利であり、
空調機に温熱制御機能と空気質制御機能が集約されてい
るので、各個別空調ゾーンで要求される温熱環境や空気
質制御機能が集約されているので、各個別空調ゾーンで
要求される温熱環境や空気質環境を良好に保持すること
が可能であり、したがって各個別空調空間ごとの個別制
御性に優れているので個別分散方式に最適であり、テナ
ントビルなどでは使用に応じた明快な料金分担が可能と
なり、また特に床置き型ビルトイン個別方式を採用した
場合にはシステムの保全性にも優れ、さらに多様の設置
条件にもかかわらず、冷媒配管や冷媒水配管の省略、現
場拘持の省略、簡素化、標準化を図ることが可能な新規
かつ改良された空気熱源型空調システムを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、外気および/または還気
を熱源として利用する空気熱源型空調システムであっ
て、外気および/または還気とヒートポンプ回路内を循
環する熱媒との熱交換を行う第1の熱交換器と、その熱
媒と室内への給気との熱交換を行う第2の熱交換器とを
備え、運転モードに応じて第1の熱交換器および第2の
熱交換器を選択的に凝縮器または蒸発器として機能させ
ることが可能な複数の空気熱源型ヒートポンプユニット
を熱源用空気の流通経路に直列に介装したことを特徴と
している。なお請求項2に記載のように、熱源用空気の
流通経路において空気熱源型ヒートポンプユニットの上
流側に気液接触型の加湿冷却器を介装する構成を採用す
ることもできる。
【0008】また本発明は、請求項3に記載のように、
複数の空気熱源型ヒートポンプユニットを1つのケーシ
ング内に一体的に収容した空気熱源型個別空調機に適用
することも可能であり、あるいは請求項4に記載のよう
に、複数の空気熱源型ヒートポンプユニットに加えて気
液接触型の加湿冷却器についても1つのケーシング内に
一体的に収容した空気熱源型個別空調機に適用すること
も可能である。
【0009】さらに本発明は、請求項5に記載のよう
に、第2の熱交換器を、第1の給気経路中に介装される
第3の熱交換器と、第2の給気経路中に介装される第4
の熱交換器とから構成し、第3の熱交換器および前記第
2の熱交換器を運転モードに応じて蒸発器または凝縮器
として機能するように構成することも可能である。
【0010】さらにまた本発明は、請求項6に記載のよ
うに、2つの空気熱源型ヒートポンプユニットを1つの
ケーシング内に収容するとともに、第1の空気熱源型ヒ
ートポンプユニットの第1の熱交換器と第2の空気熱源
型ヒートポンプユニットの第1の熱交換器とを熱源用空
気の流通経路内に直列に介装し、第1の空気熱源型ヒー
トポンプユニットの第2の熱交換器と第2の空気熱源型
ヒートポンプユニットの第2の熱交換器とを給気経路内
に直列に介装する構成を採用することも可能である。
【0011】あるいは本発明は、請求項7に記載のよう
に、第1の空気熱源型ヒートポンプユニットの第3の熱
交換器と第2の空気熱源型ヒートポンプユニットの第3
の熱交換器とを第1の給気経路内に直列に介装するとと
もに、第1の空気熱源型ヒートポンプユニットの第4の
熱交換器と第2の空気熱源型ヒートポンプユニットの第
4の熱交換器とを第2の給気経路内に直列に介装する構
成とすることも可能である。
【0012】加湿冷却器の構成に関しては、請求項8に
記載のように、加湿冷却器を第1の熱交換器と一体的に
構成し、その加湿冷却器を第1の熱交換器に冷却水を散
水または放水するように構成することも可能である。あ
るいは、請求項9に記載のように、加湿冷却器に供給す
る冷却水とヒートポンプ回路内の熱媒との熱交換を行う
ための第5の熱交換器を設ける構成を採用することも可
能である。
【0013】さらにまた、請求項10に記載の発明は、
空調空間を所定の容積を有する1または2以上の空調単
位に分割し、各空調単位ごとに空気熱源型個別空調機を
設置することを特徴としており、請求項11に記載の発
明は、分割された空調単位をさらに1または2以上の個
別空調ゾーンに分割して各個別空調ゾーンごとに送風ユ
ニットを設置し、空気熱源型個別空調機の給気経路より
各送風ユニットに空調用空気を選択的に給気することが
可能なように構成したことを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1に記載の空気熱源型空調システムによ
れば、複数の空気熱源型ヒートポンプユニットを、たと
えばダクトにより形成される熱源用空気の流通経路に直
列に介装するので、複数台分の空気熱源が上流側の熱交
換器に流入することになり、上流側の空気熱源型ヒート
ポンプユニットの凝縮器の凝縮圧力と蒸発器の蒸発圧力
の圧力差(ヘッド)が低減し、そのユニットの効率が上
昇する。一方、下流側の空気熱源型ヒートポンプユニッ
トの効率は、ほぼ従来のまま保持されるので、システム
全体のCOP(成績係数)を向上させることができる。
そして、特に第1の熱交換器により熱媒と室内からの還
気のみとを熱交換する構成にすれば、空気質制御のため
に室内に導入した外気量以下の排気のみを熱源または熱
搬送体として利用することが可能となり、外気処理用空
調機などの別体装置を省略可能な完全分散型の見かけ上
熱源を必要としない空気熱源型空調システムを構築する
ことができる。
【0015】請求項2に記載の空気熱源型空調システム
によれば、冷房運転時には、加湿冷却器により熱源用空
気を加湿冷却したうえで空気熱源型ヒートポンプユニッ
トの凝縮器に導いて熱交換するので、請求項1に記載の
システムに比較してさらにシステムの効率を向上させる
ことができる。すなわち、空気熱源型の空調機の凝縮圧
力は、熱源用空気の出口乾球温度で決定づけられるた
め、本発明のように、熱源用空気を加湿冷却して飽和状
態に近づけ、乾球温度を低くすることにより、システム
の向上を図ることが可能である。
【0016】請求項3に記載のように、複数の空気熱源
型ヒートポンプユニットを一体的に組み込んだ空気熱源
型個別空調機、あるいは請求項4に記載のように、複数
の空気熱源型ヒートポンプユニットと加湿冷却器とを一
体的に組み込んだ空気熱源型個別空調機を構成すること
により、運転効率が高く、外気処理用空調機などの別体
装置を省略可能な完全分散型の空気熱源型空調システム
を構築することが可能である。その結果、各個別空調空
間の温熱制御や空気質制御の独立性に優れた空調システ
ムを提供できる。また完全独立分散型にシステムを構成
することにより、冷媒配管や水配管などの現地での設備
工事の省略化、簡素化、標準化を図ることができるの
で、空調設備のイニシャルコストの低減および信頼性の
向上を図ることができる。
【0017】さらに請求項5に記載のように、第2の熱
交換器を第3の熱交換器および第4の熱交換器から構成
し、それらの熱交換器をそれぞれ第1の給気経路および
第2の給気経路に設置すれば、空調空間において冷房負
荷と暖房負荷とが同時に要求された場合にも柔軟に対応
することが可能である。
【0018】また請求項6に記載のように、2つの空気
熱源型ヒートポンプユニットから空気熱源型個別空調機
を構成することにより、各個別空調空間において要求さ
れるさまざまな熱負荷に柔軟に対応することが可能な完
全独立分散型の空調システムを構築できる。さらに請求
項7に記載のように、各熱交換器を配列することによ
り、さらに柔軟に各種熱負荷要求に対して対応すること
が可能となる。
【0019】さらに請求項8に記載のように、加湿冷却
器と第1の熱交換器とを一体に構成することにより、さ
らに簡単な構造により、如上のシステムと同様の優れた
作用効果を奏することが可能となる。
【0020】また請求項9に記載のように、第5の熱交
換器を設け、この熱交換器により加湿冷却器に供給する
冷却水とヒートポンプ回路内の熱媒との熱交換を行う構
成により、さらにシステムの効率の向上が図れる。
【0021】さらにまた請求項10に記載のように、空
調空間を所定の容積を有する1または2以上の空調単位
に分割し、各空調単位ごとに上記のように構成された空
気熱源型個別空調機を設置することにより、完全個別分
散型の空調システムを構築することが可能となり、空調
単位ごとの在室者がユニットを専有するように扱うこと
ができる。そして、請求項11に記載のように、分割さ
れた各空調単位をさらに細かく1または2以上の個別空
調ゾーンに分割し、各個別空調ゾーンごとに送風ユニッ
トを設置することにより、各個別空調ゾーンごとに要求
される熱負荷分布に応じて柔軟に温熱環境制御を行うこ
とが可能である。
【0022】
【実施例】以下に添付図面を参照しながら本発明に基づ
いて構成された空気熱源型空調システムの好適な実施例
について詳細に説明する。
【0023】図1には、本発明に基づいて構成された空
気熱源型空調システムの第1の実施例が示されている。
図示のように、本発明によれば室内の天井裏などに配置
される複数の空気熱源型ヒートポンプ1a、1b、1c
を熱源空気用ダクト2を介して直列に設置し、外気取入
口(OA)より取り入れた外気を各ヒートポンプを順次
循環させ、排気口(EA)より排気する構成を採用して
いる。
【0024】各空気熱源型ヒートポンプは、たとえば図
2に示すように、外気および/または還気とヒートポン
プ回路内を循環する熱媒との熱交換を行う第1の熱交換
器3と、熱媒と室内への給気との熱交換を行う第2の熱
交換器4と、圧縮機5と、膨張弁6と、四方弁7とから
構成され、これらの機器がケーシング8内に一体的に収
容されている。さらに、ケーシング8内には、熱源用空
気をユニット内に導入するための熱源空気用送風機9お
よび室内に空調空気を供給するための給気用送風機10
がそれぞれ設けられている。
【0025】以上のように構成された空気熱源型ヒート
ポンプは、暖房運転時には、第1の熱交換器3を凝縮器
として機能させ、熱源用空気より抜熱し、その熱を蒸発
器として機能する第2の熱交換器4を介して給気中に放
熱することにより温風を供給することが可能である。ま
た冷房運転時には、第2の熱交換器4を凝縮器として機
能させ、室内への給気中より抜熱し、その熱を熱源用空
気中に排熱することにより、室内に冷風を供給すること
が可能である。
【0026】そして、かかる構成になる空気熱源型ヒー
トポンプが、本発明によれば、図1に示すごとく、熱源
用空気の流通経路に複数直列に介装されているので、上
流側の空気熱源型ヒートポンプユニットの凝縮器と蒸発
器の圧力差(ヘッド)が低減し、そのユニットの効率が
上昇する。一方、下流側の空気熱源型ヒートポンプユニ
ットの効率は、ほぼ従来のまま保持されるので、システ
ム全体のCOP(成績係数)を向上させることができ
る。
【0027】図3には、本発明に基づいて構成された空
調システムの第2の実施例が示されている。図示のよう
に、この実施例では、図1に示す構成と同様に熱源空気
用ダクト2を介して直列に設置された複数の各空気熱源
型ヒートポンプ1a、1b、1cの間に、それぞれ、加
湿冷却器11a、11b、11cが介装されている。か
かる構成により、冷房運転時には、各空気熱源型ヒート
ポンプ1a、1b、1cの上流に配置された各加湿冷却
器11a、11b、11cにより熱源用空気を加湿冷却
したうえで各空気熱源型ヒートポンプ11a、11b、
11cの各凝縮器に導いて熱交換するので、図1に示す
システムに比較して、さらに一層システムのCOPを向
上させることができる。
【0028】図4には、本発明に基づいて構成された空
調システムの第3の実施例が示されている。この実施例
では2つの空気熱源型ヒートポンプユニット12A、1
2Bおよび2つの気液接触型の加湿冷却器13A、13
Bが1つのケーシング14内に収容されている。なお第
1および第2の空気熱源型ヒートポンプユニット12
A、12Bの構成は実質的に同一であり、したがって、
以下の説明では、同じ機能を有する構成部材については
同一の参照番号を付すとともに、それぞれの構成部材が
属するヒートポンプユニットを添え字のアルファベット
文字(aまたはb)で表すことにして、重複説明を省略
することにする。
【0029】各空気熱源型ヒートポンプユニット12
A、12Bは、それぞれ、外気取入口(OA)から取り
入れた外気と、各ヒートポンプ回路内を循環する冷媒と
の熱交換を行う第1の熱交換器15a、15bと、第1
および第2の給気口(SA1、SA2)から室内に給気
される空気と各ヒートポンプ回路内を循環する冷媒との
熱交換を行う第2の熱交換器16a、16b、17a、
17bと、膨張弁18a、18bと、圧縮機19a、1
9bとから主に構成されている。なお、この実施例で
は、第2の熱交換器は、第1の給気用送風機20により
第1の給気口(SA1)より送気される空気の流通経路
内に直列に介装される第3の熱交換器16a、16b
と、第2の給気用送風機21により第2の給気口(SA
2)より送気される空気の流通経路内に直列に介装され
る第4の熱交換器17a、17bとから構成されてい
る。さらに、各ヒートポンプ回路には、四方弁22a、
22b、切換弁23a、23b、24a、24b、25
a、25bがそれぞれ介装されており、後述するよう
に、これらの各弁を運転モードに応じて開閉することに
より、さまざまな熱負荷に対応することが可能である。
【0030】各加湿冷却器13A、13Bは、たとえば
小型の冷却塔仕様で、充填層に加湿冷却水を散水するこ
とにより、外気を加湿冷却することが可能な気液接触型
熱交換器28a、28bと、水循環配管29a、29b
と、加湿冷却水用循環ポンプ30a、30bと、散水さ
れた加湿冷却水を受ける水槽31a、31bとから主に
構成され、さらに図示はしていないが、蒸発により減少
した加湿冷却水を適宜補うための補給水配管を設けるこ
とも可能である。
【0031】そして、本発明によれば、排気用送風機4
4により外気取入口(OA)と排気口(EA)との間に
形成される熱源用空気流通路に、上記のように構成され
た、第1の加湿冷却器13A、第1の空気熱源型ヒート
ポンプユニット12Aの第1の熱交換器15a、第2の
加湿冷却器13B、第2の空気熱源型ヒートポンプユニ
ット12Bの第1の熱交換器15bとが、順次直列に介
装されるので、上流側の第1の空気熱源型ヒートポンプ
ユニット12Aの凝縮器と蒸発器の圧力差(ヘッド)を
低減し、その効率を高めることが可能である。一方、下
流側の空気熱源型ヒートポンプユニット12Bの効率
は、ほぼ従来のまま保持されるので、空調システムのC
OPを向上させることができる。また、図示の構成によ
れば、冷房運転時に、凝縮器として機能する各第1の熱
交換器15a、15bの排熱先である熱源用空気が、各
加湿冷却器13A、13Bにより予め加湿冷却されてい
るので、より高いCOPでシステムを駆動することが可
能である。
【0032】つぎに図4に示す空調システムの各種運転
モードについて簡単に説明する。 (1)冷房運転モード 冷房運転時には、各ヒートポンプユニット12A、12
Bの四方弁および各切換弁を切り換えて、ヒートポンプ
回路の冷媒を、圧縮機19a、19b→四方弁22a、
22b→第1の熱交換器15a、15b→切換弁24
a、24b→膨張弁18a、18b→第3の熱交換器1
6a、16b→四方弁22a、22b→圧縮機19a、
19bと順次循環させることにより、第1の熱交換器1
5a、15bを凝縮器として機能させるとともに、第3
の熱交換器16a、16bを蒸発器として機能させるこ
とにより、第1の給気口(SA1)から室内に給気され
る空気から抜熱して、その熱を、加湿冷却器13A、1
3Bにより予め加湿冷却された熱源用空気中に排熱する
ことにより、高いCOPで所望の冷気を第1の給気口
(SA1)より室内に供給することが可能である。
【0033】(2)暖房運転モード 暖房運転時には、各ヒートポンプユニット12A、12
Bの四方弁および各切換弁を切り換えて、ヒートポンプ
回路の冷媒を、圧縮機19a、19b→四方弁22a、
22b→第3の熱交換器16a、16b→膨張弁18
a、18b→切換弁24a、24b→第1の熱交換器1
5a、15b→四方弁22a、22b→圧縮機19a、
19bと順次循環させ、第1の熱交換器15a、15b
を蒸発器として機能させるとともに、第3の熱交換器1
6a、16bを凝縮器として機能させることにより、排
気より抜熱した熱を室内への給気中に放熱することによ
り、第1の給気口(SA1)より温風を室内に供給する
ことが可能である。なお暖房運転時には、加湿冷却水用
ポンプ30a、30bを停止し、外気取入口(OA)か
ら吸気した外気の空気状態を保持したまま第1の熱交換
器15a、15bに直接供給する。
【0034】(3)冷暖房同時運転モード(冷房運転
時) 冷房運転時に空調空間において冷暖房が同時に要求され
ている場合には、上記冷房運転モードから各ヒートポン
プ12A、12Bの四方弁および各切換弁を切り換え
て、ヒートポンプ回路の冷媒を、圧縮機19a、19b
→四方弁22a、22b→第1の熱交換器15a、15
b→切換弁23a、23b→第4の熱交換器17a、1
7b→切換弁25a、25b→膨張弁18a、18b→
第3の熱交換器17a、17b→四方弁22a、22b
→圧縮機19a、19Bと順次循環させ、第1の熱交換
器15a、15bおよび第4の熱交換器17a、17b
を凝縮器として機能させるとともに、第3の熱交換器1
6a、16bを蒸発器として機能させるヒートポンプ回
路を構成し、第1の給気経路(SA1)より冷風を供給
し、第2の給気経路(SA2)より温風を供給すること
が可能である。
【0035】(4)冷暖房同時運転モード(暖房運転
時) これに対して、暖房運転時に空調空間で冷房負荷も同時
に要求される場合には、上記暖房運転モードから各ヒー
トポンプ12A、12Bの四方弁および各切換弁を切り
換えて、ヒートポンプ回路の熱媒を、圧縮機19a、1
9b→四方弁22a、22b→第3の熱交換器16a、
16b→膨張弁18a、18b→切換弁25a、25b
→第4の熱交換器17a、17b→切換弁23a、23
b→第1の熱交換器15a、15b→四方弁22a、2
2b→圧縮機19a、19bと順次循環させ、第1の熱
交換器15a、15bおよび第4の熱交換器17a、1
7bを蒸発器として機能させるとともに、第3の熱交換
器17を凝縮器として機能させるヒートポンプ回路を構
成し、第1の給気経路(SA1)より温風を供給し、第
2の給気経路(SA2)より冷風を供給することが可能
である。
【0036】図5には、本発明に基づいて構成された空
気熱源型空調システムのさらに別の実施例が示されてい
る。この空調機の基本的構成は、図4に示した空調機と
ほぼ同様である。したがって、同一の機能を有する構成
部品については、同一の番号を付することにより詳細な
説明は省略する。ただし、図5に示す空調機では、図4
に示す空調機とは異なり、外気取入口(OA)が省略さ
れ、還気口(RA)から吸気された室内からの還気の一
部(SRA)を、第1の熱交換器15a、15bおよび
加湿冷却器28a、28bに送り、熱源として用いる構
成を採用している。このように、図5に示す実施例で
は、室内からの排気を熱源として使用するので、見かけ
上熱源を必要としない自己完結的なヒートポンプユニッ
ト空調機を構成することが可能である。
【0037】次に図6を参照しながら、本発明に基づい
て構成された空気熱源型空調システムのさらに別の実施
例について説明する。
【0038】この実施例では、先の実施例に関連して説
明した空調機の加湿冷却器と加湿冷却された空気を熱源
としてヒートポンプ回路の熱媒との熱交換を行う第1の
熱交換器とが一体化され、第6の熱交換器31a、31
bを構成している。この第6の熱交換器31a、31b
は、例えば、密閉式小型冷却塔仕様で、コンデンサフィ
ンに散水することにより熱媒を冷却することが可能な気
液直接接触型の熱交換器であり、循環ポンプ32a、3
2bにより冷却水を循環させ、第6の熱交換器31a、
31bに散水または放水することにより、空気の熱源と
しての能力を高めているので、より簡便な構成でより高
いCOPを有する空気熱源型空調システムを提供でき
る。なお、この実施例も先の実施例と同様に、1のケー
シング内に2対のヒートポンプ回路および加湿冷却器を
設置した構成であり、各ユニットの構成および機能はは
実質的に同一であるので、以下の説明では、同じ機能を
有する構成部材については同一の参照番号を付すととも
に、それぞれの構成部材が属するヒートポンプユニット
を添え字のアルファベット文字(aまたはb)で表すこ
とにして、重複説明を省略することにする。
【0039】この実施例のヒートポンプ回路は、上記第
6の熱交換器31a、31bと、第1の給気用送風機3
3を有する第1の給気経路(SA1)に設置され、室内
への給気とヒートポンプ回路の熱媒との熱交換を行う第
7の熱交換器34a、34bと、第2の給気用送風機3
5を有する第2の給気経路(SA2)に設置され、室内
への給気とヒートポンプ回路の熱媒との熱交換を行う第
8の熱交換器36a、36bと、圧縮機37a、37b
と、四方弁38a、38bと、切換弁39a、39b、
40a、40b、41a、41bと、膨張弁42a、4
2bとから構成されている。そして、排気用送風機43
により、還気口(RA)から取り入れた室内からの還気
の一部(SRA)を第6の熱交換器31a、31bの熱
源として使用することにより、第1および第2の給気経
路(SA1、SA2)より所望の空気を室内供給するこ
とが可能である。そして、本発明によればケーシング内
に設置される2つのヒートポンプユニットの第6の熱交
換器31a、31bが熱源用空気の経路に直列に介装さ
れるので、高いCOPでシステムを駆動することが可能
となる。なお図示の例では、室内から室外へ排気される
空気を熱源として用いて、見かけ上熱源を用いない構成
としているが、本発明はかかる構成に限定されない。た
とえば、本発明とほぼ同様の構成で、外気取入口(O
A)より取り入れた外気を熱源として用いる構成を採用
することも可能である。
【0040】上記のように構成された空気熱源型空調シ
ステムは、四方弁38a、38bおよび切換弁39a、
39b、40a、40b、41a、41bを切り換える
ことにより、以下のような運転を行うことができる。
【0041】(1)冷房運転モード 循環ポンプ32a、32bを駆動して、第6の熱交換器
31a、31bに対して散水を行うとともに、ヒートポ
ンプ回路の熱媒を、圧縮機37a、37b→四方弁38
a、38b→第6の熱交換器31a、31b→切換弁3
9a、39b→膨張弁42a、42b→第7の熱交換器
34a、34b→四方弁38a、38b→圧縮機37
a、37bと順次循環させ、第6の熱交換器31a、3
1bを凝縮器として機能させるとともに、第7の熱交換
器34a、34bを蒸発器として機能させるヒートポン
プ回路を構成し、第1の給気経路(SA1)より冷風を
室内に供給することが可能である。
【0042】(2)冷暖房同時運転モード(冷房運転
時) また冷房運転時に暖房負荷も要求される場合には、各切
換弁を切り換えて、ヒートポンプ回路の熱媒を、圧縮機
37a、37b→四方弁38a、38b→第6の熱交換
器31a、31b→切換弁40a、40b→第8の熱交
換器36a、36b→切換弁41a、41b→膨張弁4
2a、42b→第7の熱交換器34a、34b→四方弁
38a、38b→圧縮機37a、37bと順次循環さ
せ、第6の熱交換器31a、31bおよび第8の熱交換
器36a、36bを凝縮器として機能させるとともに、
第7の熱交換器34a、34bを蒸発器として機能させ
るヒートポンプ回路を構成し、第1の給気経路(SA
1)より冷風を、第2の給気経路(SA2)より温風
を、それぞれ、室内に供給することが可能である。
【0043】(3)暖房運転モード 暖房運転時には、循環ポンプ32a、32bを停止し、
第6の熱交換器31a、31bに対する散水を行わな
い。そして、ヒートポンプ回路の熱媒を、圧縮機37
a、37b→四方弁38a、38b→第7の熱交換器3
4a、34b→膨張弁42a、42b→切換弁39a、
39b→第6の熱交換器31a、31b→四方弁38
a、38b→圧縮機と順次循環させ、第6の熱交換器3
1a、31bを蒸発器として機能させるとともに、第7
の熱交換器34a、34bを凝縮器として機能させるヒ
ートポンプ回路を構成し、第1の給気経路(SA1)よ
り温風を室内に供給することが可能である。
【0044】(4)冷暖房同時運転モード(暖房運転
時) また暖房運転時に、冷房負荷も要求される場合には、各
切換弁を切り換えて、ヒートポンプ回路の熱媒を、圧縮
機37a、37b→四方弁38a、38b→第7の熱交
換器34a、34b→膨張弁42a、42b→切換弁4
1a、41b→第8の熱交換器36a、36b→切換弁
40a、40b→第6の熱交換器31a、31b→四方
弁38a、38b→圧縮機37a、37bと順次循環さ
せ、第7の熱交換器34a、34bを凝縮器として機能
させ、第6の熱交換器31a、31bおよび第8の熱交
換器36a、36bを蒸発器として機能させるヒートポ
ンプ回路を構成し、第1の給気経路(SA1)より温風
を、第2の給気経路(SA2)より冷風を、それぞれ、
室内に供給することが可能である。
【0045】図7には、本発明に基づいて構成された空
気熱源型空調システムのさらに別の実施例が示されてい
る。この空調機の基本的構成は、図5に示した空調機と
ほぼ同様である。したがって、同一の機能を有する構成
部品については、同一の番号を付することにより詳細な
説明は省略する。ただし、図7に示す空調機では、図5
に示す空調機とは異なり、ヒートポンプ回路内を循環す
る熱媒と加湿冷却器28a、28bに供給する冷却水と
の熱交換を行うための第5の熱交換器45a、45bが
設けられており、切換弁46a、46b、47a、47
bを切り換えることにより、第5の熱交換器45a、4
5bをヒートポンプ回路に組み入れることが可能な構成
となっている。その結果、図5に関連して説明した動作
モードに加えて、冷房負荷モード時には、ヒートポンプ
回路の熱媒を、圧縮機19a、19b→四方弁22a、
22b→切換弁47a、47b→第5の熱交換器45
a、45b→切換弁46a、46b→膨張弁18a、1
8b→第3の熱交換器16a、16b→四方弁22a、
22b→圧縮機19a、19bと順次循環させ、第5の
熱交換器45a、45bを凝縮器として機能させ、第3
の熱交換器16a、16bを蒸発器として機能させるヒ
ートポンプ回路を構成することが可能となり、第3の熱
交換器16a、16bにより室内へ供給する空気中より
抜熱した熱を、熱媒/冷媒熱交換器である第5の熱交換
器45a、45bを介して、気液直接接触型熱交換器で
ある加湿冷却器28a、28bにより、排気用送風機4
4により供給された還気(SRA)に放熱することが可
能である。その場合に、本発明によれば、2つのヒート
ポンプ回路の第1の熱交換器15a、15bが熱源用空
気の経路に直列に介装されているので、高いCOPでシ
ステムを運転することが可能となる。
【0046】本発明に基づく空気熱源型空調システムは
以上のように構成されており、施工時には空調空間のイ
ンテリア側に空調機を設置することが可能となる。空調
システムを実際に設置するにあたっては、オフィスビル
などの空調空間を所定の容積を有する1または2以上の
空調単位に分割してモジュール化し、各空調単位ごとに
空調機を設置することにより完全個別分散型の空調シス
テムを構築することが可能である。この空調単位は任意
の容積に設定することが可能であるが、たとえばオフィ
スビルなどにおいては柱間隔に規定される空間とするこ
とが可能であり、近年のビルでは、たとえば7×14m
が標準とされているため、これに適用する空調単位とし
て外壁面に7m幅接する約100m2と設定することが
可能である。したがって、ビルなどの空調空間全体の空
調システムは、この空調単位の反復により構築すること
ができる。
【0047】図8には、各空調単位に設置される空調機
50と複数の送風ユニット51a、51b…51nの配
置の様子が示されている。空調機50は、たとえば図4
〜図7に示すように第1の給気口(SA1)および第2
の給気口(SA2)を有するタイプのものであり、かか
る空調機50と各送風ユニット51nは、各給気口に対
応する第1および第2の送風ダクト52a、52bによ
り接続されており、冷風または温風を各送風ユニット5
1nに供給し、送風ユニット51nから最適な量および
温度の空気が各個別空調ゾーンに供給される。各空調ゾ
ーンにはゾーン内の温湿度環境を検出するためのセンサ
53a、53b…53nが、それぞれ設けられており、
これらのセンサ33nの検出信号を各送風ユニット51
nおよび/または空調機50に送ることにより、各運転
モードで空気熱源型空調システムを駆動することが可能
となる。
【0048】各空調ゾーンに設置される送風ユニット5
1は、たとえば図9に示すような温風または冷風切換部
54と可変風量部(VAV:Variable Air Volume)5
5とから構成されている。空調機50の第1のおよび第
2の給気口(SA1、SA2)にそれぞれ対応する第1
および第2のダクト52a、52bを介して各送風ユニ
ット51に供給された冷風または温風は、各取入口5
6、57より切換部54に導入され、ダクト内の開閉子
58、59を開閉することにより、温風または冷風の選
択的な切換を行うことができる。そして、選択された空
気は可変風量部55において、中子60の移動により絞
り口61から給気される空気の送風量を帰ることにより
送気口62から送風される空気を調整し、室内温度を最
適値に調節することができる。
【0049】以上、本発明のいくつかの好適な実施例に
ついて図1〜図9を参照しながら説明したが、本発明は
かかる実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に
記載された技術的思想の範囲内で、さまざまな変更およ
び修正が可能であり、かかる変更および修正について
も、本発明の範囲に当然に含まれるものと了解される。
特に熱源配管、加湿冷却水配管、各熱交換器の配置およ
び空気経路については、上記実施例の他にも、当業者で
あればさまざまな変更例および修正に想到することが可
能であるが、それらについても本発明の範囲に当然に含
まれるものと了解される。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱源用空気の流通経路内に空気熱源型ヒートポンプユニ
ットを直列に接続するので、下流側の空調機の効率を下
げることなく、上流側の空調機の凝縮器と蒸発器の圧力
差(ヘッド)を減少させ効率を上げることが可能であ
る。またさらに加湿冷却手段を併用し、加湿および/ま
たは冷却した空気を熱源として用いる構成によれば、さ
らにCOPの高い空気熱源型空調システムを提供するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて構成された空気熱源型空調シ
ステムの一実施例に関する概略的な構成を示す説明図で
ある。
【図2】図1に示す空気熱源型空調システムに適用可能
な空気熱源型ヒートポンプユニットの一例を示す概略的
な構成図である。
【図3】本発明に基づいて構成された空気熱源型空調シ
ステムの他の実施例に関する概略的な構成を示す説明図
である。
【図4】本発明に基づいて構成された一体型の空気熱源
型空調機の一実施例の冷媒配管および水配管を示す構成
図である。
【図5】本発明に基づいて構成された一体型の空気熱源
型空調機の他の実施例の冷媒配管および水配管を示す構
成図である。
【図6】本発明に基づいて構成された一体型の空気熱源
型空調機の他の実施例の冷媒配管および水配管を示す構
成図である。
【図7】本発明に基づいて構成された一体型の空気熱源
型空調機の他の実施例の冷媒配管および水配管を示す構
成図である。
【図8】本発明に基づいて構成された空気熱源型空調シ
ステムに採用可能な空調機と送風ユニットの概略的な配
置を示す説明図である。
【図9】本発明に基づいて構成された空気熱源型空調シ
ステムに採用可能な送風ユニットの概略的な構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
15a、15b 第1の熱交換器 16a、16b 第3の熱交換器 17a、17b 第4の熱交換器 18a、18b 膨張弁 19a、19b 圧縮機 28a、28b 加湿冷却器 30a、30b 加湿冷却水ポンプ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気および/または還気を熱源として利
    用する空気熱源型空調システムであって、外気および/
    または還気とヒートポンプ回路内を循環する熱媒との熱
    交換を行う第1の熱交換器と、前記熱媒と室内への給気
    との熱交換を行う第2の熱交換器とを備え、運転モード
    に応じて前記第1の熱交換器および前記第2の熱交換器
    を選択的に凝縮器または蒸発器として機能させることが
    可能な複数の空気熱源型ヒートポンプユニットを熱源用
    空気の流通経路に直列に介装したことを特徴とする、空
    気熱源型空調システム。
  2. 【請求項2】 前記熱源用空気の流通経路において前記
    空気熱源型ヒートポンプユニットの上流側に気液接触型
    の加湿冷却器を介装したことを特徴とする、請求項1に
    記載の空気熱源型空調システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の空気熱源型ヒートポンプユニ
    ットが1つのケーシング内に一体的に収容される空気熱
    源型個別空調機を構成していることを特徴とする、請求
    項1または2に記載の空気熱源型空調システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の空気熱源型ヒートポンプユニ
    ットおよび前記気液接触型の加湿冷却器が1つのケーシ
    ング内に一体的に収容される空気熱源型個別空調機を構
    成していることを特徴とする、請求項2に記載の空気熱
    源型空調システム。
  5. 【請求項5】 前記第2の熱交換器が、第1の給気経路
    中に介装される第3の熱交換器と、第2の給気経路中に
    介装される第4の熱交換器とから構成され、前記第3の
    熱交換器および前記第2の熱交換器が運転モードに応じ
    て蒸発器または凝縮器として機能するように構成したこ
    とを特徴とする、請求項1、2、3または4のいずれか
    に記載の空気熱源型空調システム。
  6. 【請求項6】 2つの空気熱源型ヒートポンプユニット
    を1つのケーシング内に収容し、第1の空気熱源型ヒー
    トポンプユニットの第1の熱交換器と第2の空気熱源型
    ヒートポンプユニットの第1の熱交換器とを熱源用空気
    の流通経路内に直列に介装するとともに、前記第1の空
    気熱源型ヒートポンプユニットの第2の熱交換器と前記
    第2の空気熱源型ヒートポンプユニットの第2の熱交換
    器とが給気経路内に直列に介装されていることを特徴と
    する、請求項1、2、3、4または5のいずれかに記載
    の空気熱源型空調システム。
  7. 【請求項7】 前記第1の空気熱源型ヒートポンプユニ
    ットの第3の熱交換器と前記第2の空気熱源型ヒートポ
    ンプユニットの第3の熱交換器とが前記第1の給気経路
    内に直列に介装されるとともに、前記第1の空気熱源型
    ヒートポンプユニットの第4の熱交換器と前記第2の空
    気熱源型ヒートポンプユニットの第4の熱交換器とが前
    記第2の給気経路内に直列に介装されていることを特徴
    とする、請求項6に記載の空気熱源型空調システム。
  8. 【請求項8】 前記加湿冷却器が前記第1の熱交換器と
    一体的に構成され、前記第1の熱交換器に冷却水を散水
    または放水するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項2、3、4、5、6または7のいずれかに記
    載の空気熱源型空調システム。
  9. 【請求項9】 さらに前記加湿冷却器に供給する冷却水
    とヒートポンプ回路内の熱媒との熱交換を行うための第
    5の熱交換器を設けたことを特徴とする、請求項2、
    3、4、5、6または7のいずれかに記載の空気熱源型
    空調システム。
  10. 【請求項10】 空調空間を所定の容積を有する1また
    は2以上の空調単位に分割し、前記各空調単位ごとに前
    記空気熱源型個別空調機を設置することを特徴とする、
    請求項3、4、5、6、7、8または9のいずれかに記
    載の空気熱源型空調システム。
  11. 【請求項11】 前記空調単位をさらに1または2以上
    の個別空調ゾーンに分割して各個別空調ゾーンごとに送
    風ユニットを設置し、前記空気熱源型個別空調機の給気
    経路より前記各送風ユニットに空調用空気を選択的に給
    気することが可能であることを特徴とする、請求項10
    に記載の空気熱源型空調システム。
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