JPH084971Y2 - H形鋼切断機の出側補助移送装置 - Google Patents

H形鋼切断機の出側補助移送装置

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JPH084971Y2
JPH084971Y2 JP5419891U JP5419891U JPH084971Y2 JP H084971 Y2 JPH084971 Y2 JP H084971Y2 JP 5419891 U JP5419891 U JP 5419891U JP 5419891 U JP5419891 U JP 5419891U JP H084971 Y2 JPH084971 Y2 JP H084971Y2
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JP
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section steel
cutting machine
support
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roller conveyor
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盛幸 蠣原
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、同調走行式の刃物台
車を備えたH形鋼切断機において、切断機出側でH形鋼
を支持案内して移送させる出側補助移送装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の出側補助移送装置として
は(実開昭53-46082号公報参照)、図13および図14に示
すように、切断機20の出側と搬出用ローラーコンベア21
との間に、H形鋼22のフランジ面を支持する支持装置23
を設ける。そしてこの支持装置23は、切断機20における
刃物台車(ダイセット)24の移動と同調するように連結
されており、H形鋼22におけるフランジ面支持用の複数
のタッチローラ25を有するスライドアーム26(図13)、
またはパンダグラフ機構27(図14)で構成されているも
のが一般に知られている。
【0003】
【この考案が解決しようとする課題】前述した従来の出
側補助移送装置では、スライドアーム26またはパンダグ
ラフ機構27が設けられていても刃物台車24の移動が可能
であると共に、スライドアーム26またはパンダグラフ機
構27の各タッチローラ25により、H形鋼を切断した後の
短尺材を支持することも可能ではある。
【0004】しかしH形鋼22を定ピッチのタッチローラ
ー群で支持しているため、H形鋼切断後の長尺材は左右
曲がりや上下反りというH形鋼の形状で、また短尺材は
切断時のタレ下がりや左右首振りで、切断後のH形鋼が
タッチローラー群に突掛けたり、タッチローラー群から
飛び出すことがある。そのため、切断後のH形鋼22の搬
出用ローラーコンベア21への移送を確実に行えないこと
となる。
【0005】またパンダグラフ方式では、機械的なガタ
により、タレ下がりがあると共に、パンダグラフ機構27
が連結されている刃物台車24の走行モーターの負荷が大
きいものとなる。一方、スライドアーム方式では、刃物
を取替えるため刃物台車24が最大移動した時に、支持装
置が上方にあることとなって、刃物の取替え作業が面倒
になる。またこの上方からの支持方式では、H形鋼の高
さ寸法によって、そのつどH形鋼の支持位置を調節する
ことが必要となってくる。
【0006】さらにスライドアーム方式およびパンダグ
ラフ方式ともに、刃物台車24が刃物取替え用に最大に移
動した時には、支持装置の収納スペースとして、大きな
空間が必要となる。
【0007】この考案は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は刃物台車の走行, 刃物取替え作
業, 搬出用ローラーコンベアに干渉することがなく、切
断後H形鋼を確実に支持案内して、搬出用ローラーコン
ベアへの移送を確実に行うことのできるH形鋼切断機の
出側補助移送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案に係るH形鋼切
断機の出側補助移送装置は、H形鋼の移動に同調して走
行し、切断後に元位置へ復帰する刃物台車を備えたH形
鋼切断機と、このH形鋼切断機の出側における形鋼搬出
用ローラーコンベアとの間に設置されており、前記切断
機の出側から搬出用ローラーコンベアへのH形鋼の移動
を支持して案内する移送補助装置であり、前記切断機出
側における刃物台車と搬出用ローラーコンベアとの間に
架け渡されており、前記H形鋼の下部フランジを支持す
る支持部と、H形鋼のウェブをウェブの左右両側に位置
して案内する案内部とからなって、切断機からのH形鋼
におけるウェブおよびフランジを同時に連続して支持し
案内する支持案内部を備えている。また、前記支持案内
部は、前記刃物台車の走行に連動して、搬出用ローラー
コンベアに対して伸縮あるいは退避移動することによ
り、常に支持案内部が刃物台車と搬出用ローラーコンベ
アとの間に延在するように、かつ、支持案内部が前記搬
出用ローラーコンベアに干渉しないようにする干渉防止
機構を備えている。
【0009】そしてH形鋼をその移動と同調して切断し
た後元位置に復帰する走行刃物台車に連動し、H形鋼
のウェブ,フランジを同時にかつ連続的に支持案内する
支持案内部と、干渉防止機構とによって、刃物台車の走
行, 刃物取替え作業, 搬出用ローラーコンベアに干渉す
ることがなく、切断後H形鋼を確実に支持案内して、搬
出用ローラーコンベアへの移送を確実に行えるようにし
たものである。
【0010】
【実施例】以下、この考案のH形鋼切断機の出側補助移
送装置を、図示する実施例によって説明する。
【0011】H形鋼2の移動に同調して走行し、切断後
に元位置へ復帰する刃物台車3を備えたH形鋼切断機4
と、このH形鋼切断機4の出側における形鋼搬出用ロー
ラーコンベア5との間に設置されており、切断機4の出
側から搬出用ローラーコンベア5へH形鋼2を支持して
案内する補助移送装置1(図1および図4参照)は、切
断機4の出側における刃物台車3と搬出用ローラーコン
ベア5との間に架け渡されていると共に、刃物台車3の
切断動作に連動移動して常に支持案内部6が刃物台車3
と搬出用ローラーコンベア5との間に延在する架け渡し
状態が保持されており、切断機4からのH形鋼2におけ
るウェブ2aおよびフランジ2bを同時に連続して支持し案
内する支持案内部6と、この支持案内部6における支持
部7の移動をガイドするガイド部8が設けられている架
台9とを備えてなっている。また支持案内部6には、そ
の刃物台車3との連動移動時に、搬出用ローラーコンベ
ア5に干渉しないようにする干渉防止機構10が設けられ
ている。なお図1および図4において符号18は押圧プレ
ス装置である。
【0012】そしてこの実施例における支持案内部6
は、H形鋼2のウェブ2aをウェブの左右両側に位置して
案内する案内部11と、H形鋼2の下部フランジ2bを支持
する支持部7とからなっている。
【0013】ここで案内部11(図2,図4および図5〜
図7参照)は、支持部7の上方に配設され、架台に固
定されている固定部11bと、先端が刃物台車3に軸着さ
れ、固定部11bの下方位置を移動自在に設けられている
可動部11aとからなっており、案内部全体として伸縮自
在に構成されている。そしてこの案内部11の固定部11b
および可動部11aは、断面略U字状に形成されていると
共に、中央位置にH形鋼2のウェブ2aが通過するスリッ
ト部12(この実施例でのスリット幅は20mm)が形成され
てなっている。なおこのスリット部12の両側には、図2
に示したように、ウェブ2aをガイドするガイドローラー
13が複数設けられている。
【0014】また支持部7(図3および図4参照)は、
先端が刃物台車3に軸着されており、H形鋼2の載置部
が板状に形成されている支持板部14と、この支持板部14
に軸着されており、各ローラー15aがチェーン状に連接
されている支持ローラー部15とからなっており、案内部
11の下方位置でガイド部8に沿って移動自在に設けられ
ている。
【0015】そして支持案内部6は、支持部7の支持板
部14と支持ローラー部15とにH形鋼2の下部フランジ2b
を載置して支持すると共に、案内部11の固定部11bと可
動部11aとでウェブ2aをウェブの左右両側面において
内することで、切断機4からのH形鋼2におけるウェブ
2aおよびフランジ2bを同時に連続して支持し案内するよ
うに構成されている。
【0016】干渉防止機構10は、案内部11が固定部11b
および可動部11aから全体として伸縮自在に構成されて
いる伸縮機構と、支持部7における支持ローラー部15
が、刃物台車3の移動時,例えば図1に示したように刃
物取替え用の移動時に、ガイド部8に沿って搬出用ロー
ラーコンベア5の下方に潜り込むチェーン方式機構とで
なっている。
【0017】このような構成からなる補助移送装置1に
よる、切断機4からの切断後H形鋼2の搬出用ローラー
コンベア5への移送は、まず刃物台車3に軸着されてい
る支持部7の支持板部14に、切断後のH形鋼2が載置さ
れて移動すると共に、支持ローラー部15上を搬出用ロー
ラーコンベア5へ移動することで行われる。
【0018】そしてこの時に、支持部7の支持板部14
と、案内部11の固定部11bおよび可動部11aにおけるス
リット部12とで、切断後のH形鋼がローラー群に突掛け
たり、飛び出すことを防止して、スムーズに搬出用ロー
ラーコンベア5へ移送する。
【0019】なお案内部11の固定部11bおよび可動部11
aのH形鋼進入側端部には、H形鋼2の頭が突掛けない
ように、案内用の面取り部が形成されている。また固定
11bおよび可動部11aは、図6に示すように各受けロ
ーラー16によって、上下方向に垂れ下がることがないと
共に、左右方向に外れない構成となっている。さらに案
内部11の可動部11aは、固定部11bの下方で支持されて
いることによって、H形鋼2の上下反りがあっても、突
掛けることがないようになっている。
【0020】なお図8〜図12は、支持案内部6の別態様
を示すものである。そして図8は、前述した実施例と近
い構成であるが、支持部7の支持ローラー部15を下方に
大きく曲げる構成としたもの。また図9および図10は、
支持部7の支持板部14に長い溝を設け、相互に入りこみ
ができるクシ状として、刃物台車3の移動をスムーズに
する。また図12に示すように、別の固定部17から、この
支持板部14の支持をとり、垂れ下がりを防ぐようにした
もの。さらに図11は、支持部7の支持板部14を大小のボ
ックス型として、刃の鞘のように、スライドさせるよう
にしたもの。そしてこの支持板部14は、図10と同様に別
の固定部から支持して、垂れ下がりを防ぐ。さらに図12
は、固定側に支持部7の支持板部14を案内する溝部を設
け、刃物台車3の前進時に支持板部14が上方に逃げて、
搬出用ローラーコンベア5との干渉を防止するようにし
たものである。
【0021】
【考案の効果】この考案の補助移送装置によれば、支持
案内部により、切断機における刃物台車の移動が容易に
行うことができると共に、支持案内部における支持部の
支持板部により、短尺材の支持案内を確実に行うことが
できる。そのため、特に切断ラインの中で、短尺(大体
4m以下)に切断した不良部材をも、トラブルなく支持
案内することができる。そして軽量形鋼,鋼管等の連続
ラインにおける切断装置にも適用できる。
【0022】また支持案内部によって、H形鋼のウェブ
およびフランジを同時に連続的に支持案内するために、
H形鋼が突掛けることや飛び出すことを防止できる。し
かもH形鋼のサイズ(高さ、幅、内厚、形状)によって
の段取り替えが一切不要であると共に、軽量コンパクト
で、設備費が安く、故障が少なく、台車モーターの負荷
も少ない。さらに余分な収納スペースが不要となるた
め、刃物台車を前方まで動かせる上方に不要な障害物が
ないため、刃物台車の刃物取替え作業を行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のH形鋼切断機の出側補助移送装置を
示す概略正面図である。
【図2】図1のA−A線概略矢視図である。
【図3】図1のB−B線概略断面図である。
【図4】図2のC−C線概略断面図である。
【図5】図1のD−D線拡大断面図である。
【図6】図1のE−E線拡大断面図である。
【図7】図1のF−F線拡大断面図である。
【図8】この考案の出側補助移送装置での支持案内部の
別態様を示す概略図である。
【図9】この考案の出側補助移送装置での支持案内部の
別態様を示す概略図である。
【図10】図10のG−G線概略矢視図である。
【図11】この考案の出側補助移送装置での支持案内部
の別態様を示す概略図である。
【図12】この考案の出側補助移送装置での支持案内部
の別態様を示す概略図である。
【図13】従来の出側補助移送装置を示す概略正面図で
ある。
【図14】従来の出側補助移送装置の別態様を示す概略
正面図である。
【符号の説明】
1…補助移送装置、2…H形鋼、2a…ウェブ、2b…フラ
ンジ、3…刃物台車、4…切断機、5…搬出用ローラー
コンベア、6…支持案内部、7…支持部、8…ガイド
部、9…架台、10…干渉防止機構、11…案内部、11a…
可動部、11b…固定部、12…スリット部、13…ガイドロ
ーラー、14…支持板部、15…支持ローラー部、15a…ロ
ーラー、16…受けローラー、17…固定部、18…押圧プレ
ス装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 H形鋼の移動に同調して走行し、切断後
    に元位置へ復帰する刃物台車を備えたH形鋼切断機と、
    このH形鋼切断機の出側における形鋼搬出用ローラーコ
    ンベアとの間に設置されており、前記切断機の出側から
    搬出用ローラーコンベアへのH形鋼の移動を支持して案
    内する移送補助装置であり、 前記切断機出側における刃物台車と搬出用ローラーコン
    ベアとの間に架け渡されており、前記H形鋼の下部フラ
    ンジを支持する支持部と、H形鋼のウェブをウェブの左
    右両側に位置して案内する案内部とからなって、切断機
    からのH形鋼におけるウェブおよびフランジを同時に連
    続して支持し案内する支持案内部を備えてなり、 前記支持案内部は、前記刃物台車の走行に連動して、搬
    出用ローラーコンベアに対して伸縮あるいは退避移動す
    ることにより、常に支持案内部が刃物台車と搬出用ロー
    ラーコンベアとの間に延在するように、かつ、支持案内
    部が前記搬出用ローラーコンベアに干渉しないようにす
    る干渉防止機構が設けられていることを特徴とするH形
    鋼切断機の出側補助移送装置。
JP5419891U 1991-07-12 1991-07-12 H形鋼切断機の出側補助移送装置 Expired - Lifetime JPH084971Y2 (ja)

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JPH055330U JPH055330U (ja) 1993-01-26
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CN114986359B (zh) * 2022-06-06 2023-06-13 威海中远海运重工科技有限公司 一种角铁中线切边机及角铁中线切割方法

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