JPH084956A - 屋内用メカニカル管継手 - Google Patents
屋内用メカニカル管継手Info
- Publication number
- JPH084956A JPH084956A JP13557394A JP13557394A JPH084956A JP H084956 A JPH084956 A JP H084956A JP 13557394 A JP13557394 A JP 13557394A JP 13557394 A JP13557394 A JP 13557394A JP H084956 A JPH084956 A JP H084956A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- joint body
- rubber packing
- steel balls
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Joints With Sleeves (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 火災時の漏れ止めシールと管の引抜き阻止機
能を有し、安価でコンパクトな屋内用のメカニカル管継
手を提供すること。 【構成】 端部にめねじと、これに続く平行部と、奥に
向かって縮径するテーパ部とからなるパッキン収納部を
有する金属製継手本体と、前記パッキン収納部に収容す
るゴムパッキンと、該ゴムパッキンを押圧する鍔部を前
部に有し、後部に全周にわたって略等間隔に鋼球を保持
した喰込みバンド部を一体成形した熱膨張黒鉛パッキン
と、前部に前継手本体のめねじに螺合するおねじを形成
し、前部の先端が前記鍔部に当接し、内径側は前記鋼球
を内径方向に押圧するテーパ内面とした金属製ナットと
からなる屋内用メカニカル管継手。
能を有し、安価でコンパクトな屋内用のメカニカル管継
手を提供すること。 【構成】 端部にめねじと、これに続く平行部と、奥に
向かって縮径するテーパ部とからなるパッキン収納部を
有する金属製継手本体と、前記パッキン収納部に収容す
るゴムパッキンと、該ゴムパッキンを押圧する鍔部を前
部に有し、後部に全周にわたって略等間隔に鋼球を保持
した喰込みバンド部を一体成形した熱膨張黒鉛パッキン
と、前部に前継手本体のめねじに螺合するおねじを形成
し、前部の先端が前記鍔部に当接し、内径側は前記鋼球
を内径方向に押圧するテーパ内面とした金属製ナットと
からなる屋内用メカニカル管継手。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、耐火性能を備えたコン
パクトで安価な屋内用のメカニカル管継手に関する。
パクトで安価な屋内用のメカニカル管継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来よりガス用の埋設配管などには、い
わゆるメカニカル管継手が広く使用されている。樹脂ラ
イニング鋼管と同程度の耐食性、耐久性をもたせるため
に外面に樹脂被覆層を形成したり、防水用のパッキンを
設けるなどの提案がなされている（実公平２−27278号
等参照）
わゆるメカニカル管継手が広く使用されている。樹脂ラ
イニング鋼管と同程度の耐食性、耐久性をもたせるため
に外面に樹脂被覆層を形成したり、防水用のパッキンを
設けるなどの提案がなされている（実公平２−27278号
等参照）
【０００３】このメカニカル管継手は、外面に樹脂被覆
層を形成した継手本体と、同じく外面に樹脂被覆層を形
成した押輪、そして内部に漏れ止めシールを行うゴムパ
ッキン、管に喰込んで管の引抜き阻止を行う喰込み部材
そして両者の間に介在するカラー部材などから構成され
ている。
層を形成した継手本体と、同じく外面に樹脂被覆層を形
成した押輪、そして内部に漏れ止めシールを行うゴムパ
ッキン、管に喰込んで管の引抜き阻止を行う喰込み部材
そして両者の間に介在するカラー部材などから構成され
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上のようであるから
従来のメカニカル管継手は防食性能の面では非常に優れ
ている。しかし、反面部品点数が多く、製造コストもか
かるので高価になるという問題がある。例えば屋内用だ
けに使うとすれば、樹脂被覆層を設ける必要はなく、も
っと単純な形で足りる。むしろこの場合に必要とされる
のは火災時でも漏れ止めシールができる耐火性能であ
る。
従来のメカニカル管継手は防食性能の面では非常に優れ
ている。しかし、反面部品点数が多く、製造コストもか
かるので高価になるという問題がある。例えば屋内用だ
けに使うとすれば、樹脂被覆層を設ける必要はなく、も
っと単純な形で足りる。むしろこの場合に必要とされる
のは火災時でも漏れ止めシールができる耐火性能であ
る。
【０００５】本発明は、屋内用のメカニカル管継手とし
て火災時でも漏れるようなことがなく、コンパクトで安
価な屋内用メカニカル管継手を提供することを目的とす
る。
て火災時でも漏れるようなことがなく、コンパクトで安
価な屋内用メカニカル管継手を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、端部にめねじ
と、これに続く平行部と、奥に向かって縮径するテーパ
部とからなるパッキン収納部を有する金属製継手本体
と、前記パッキン収納部に収容するゴムパッキンと、該
ゴムパッキンを押圧する鍔部を前部に有し、後部に全周
にわたって略等間隔に鋼球を保持した喰込みバンド部を
一体成形した熱膨張黒鉛パッキンと、前部に前記継手本
体のめねじに螺合するおねじを形成し、前部の先端が前
記熱膨張黒鉛パッキンの鍔部に当接し、内径側は前記鋼
球を内径方向に押圧するテーパ内面とした金属製ナット
とからなる屋内用メカニカル管継手である。
と、これに続く平行部と、奥に向かって縮径するテーパ
部とからなるパッキン収納部を有する金属製継手本体
と、前記パッキン収納部に収容するゴムパッキンと、該
ゴムパッキンを押圧する鍔部を前部に有し、後部に全周
にわたって略等間隔に鋼球を保持した喰込みバンド部を
一体成形した熱膨張黒鉛パッキンと、前部に前記継手本
体のめねじに螺合するおねじを形成し、前部の先端が前
記熱膨張黒鉛パッキンの鍔部に当接し、内径側は前記鋼
球を内径方向に押圧するテーパ内面とした金属製ナット
とからなる屋内用メカニカル管継手である。
【０００７】
【作用】管の外表面に喰込ませた鋼球を保持するバンド
部とゴムパッキンを常に押圧している鍔部が熱膨張黒鉛
パッキンの素材で一体的に成形されているから、火災時
はゴムパッキンの消失に代わっていち早く熱膨張黒鉛パ
ッキンの鍔部がパッキン収納部内に膨張し、漏れ止めシ
ールを果す。同時に鋼球も膨張の力に押されて管への喰
込み状態を維持し、引抜き阻止力は持続される。また、
内部の部品は、ゴムパッキンと熱膨張黒鉛パッキンだけ
であるから、継手本体やナットを小型コンパクトに形成
でき、構造が簡単で安価なものとなる。
部とゴムパッキンを常に押圧している鍔部が熱膨張黒鉛
パッキンの素材で一体的に成形されているから、火災時
はゴムパッキンの消失に代わっていち早く熱膨張黒鉛パ
ッキンの鍔部がパッキン収納部内に膨張し、漏れ止めシ
ールを果す。同時に鋼球も膨張の力に押されて管への喰
込み状態を維持し、引抜き阻止力は持続される。また、
内部の部品は、ゴムパッキンと熱膨張黒鉛パッキンだけ
であるから、継手本体やナットを小型コンパクトに形成
でき、構造が簡単で安価なものとなる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図１は、本発明のメカニカル管継手の縦断面図
を示し、向かって右半断面は管を接続する前を、また左
半断面は接続後の状態を示している。図２は、熱膨張黒
鉛パッキンの縦断面図である。
明する。図１は、本発明のメカニカル管継手の縦断面図
を示し、向かって右半断面は管を接続する前を、また左
半断面は接続後の状態を示している。図２は、熱膨張黒
鉛パッキンの縦断面図である。
【０００９】金属製継手本体１は、鋳鉄系鋳物からな
り、端部にナット接続用のめねじ11と、これに続く平行
部12，及び奥側に向かって縮径するテーパ内面13が形成
され、これらで囲う空間がパッキン収納部14となってい
る。
り、端部にナット接続用のめねじ11と、これに続く平行
部12，及び奥側に向かって縮径するテーパ内面13が形成
され、これらで囲う空間がパッキン収納部14となってい
る。
【００１０】金属製ナット２は、本体と同様の鋳物から
なり、上記めねじ11と螺合するおねじ21と、他端にレン
チ掛け部22を有している。また、内周面は外方に向かっ
て縮径するテーパ内面23となっており、後述する喰込み
バンド部の鋼球５を管６の外表面に喰込ませる力を発生
させ、また管６が引抜かれようとしても鋼球５はさらに
管に喰込む方向に作用するようになっている。
なり、上記めねじ11と螺合するおねじ21と、他端にレン
チ掛け部22を有している。また、内周面は外方に向かっ
て縮径するテーパ内面23となっており、後述する喰込み
バンド部の鋼球５を管６の外表面に喰込ませる力を発生
させ、また管６が引抜かれようとしても鋼球５はさらに
管に喰込む方向に作用するようになっている。
【００１１】継手本体１とナット２の接続構造は、上記
の通り継手本体１の内側にナット２をねじ込んで収容す
る形としたので、外径を小さく抑えることが可能であ
り、全体としてコンパクト化が計られた。
の通り継手本体１の内側にナット２をねじ込んで収容す
る形としたので、外径を小さく抑えることが可能であ
り、全体としてコンパクト化が計られた。
【００１２】ゴムパッキン３は、環状で上記パッキン収
納部に置かれる。その断面は自由状態では略楕円形状で
あるが、ナット２の締め付けによってパッキン収納部内
に充満され平常時の漏れ止めシールの働きをなす。
納部に置かれる。その断面は自由状態では略楕円形状で
あるが、ナット２の締め付けによってパッキン収納部内
に充満され平常時の漏れ止めシールの働きをなす。
【００１３】熱膨張黒鉛パッキン４は、ＮＢＲゴム１０
０に対して熱膨張黒鉛70をブレンドしたもので、前部に
ナットの先端23が当接し面圧を発生させる鍔部41を形成
し、後部には鋼球５が全周にわたって等間隔に鋳ぐるん
で一体成形した喰込みバンド部42となっている。他にＮ
ＢＲゴム１００に対して熱膨張黒鉛50あるいは100であ
っても良いが、上記のように熱膨張黒鉛70が性能面と製
造のしやすさコスト面との関連で望ましい。
０に対して熱膨張黒鉛70をブレンドしたもので、前部に
ナットの先端23が当接し面圧を発生させる鍔部41を形成
し、後部には鋼球５が全周にわたって等間隔に鋳ぐるん
で一体成形した喰込みバンド部42となっている。他にＮ
ＢＲゴム１００に対して熱膨張黒鉛50あるいは100であ
っても良いが、上記のように熱膨張黒鉛70が性能面と製
造のしやすさコスト面との関連で望ましい。
【００１４】以上、この屋内用メカニカル管継手は、継
手本体、ナット、ゴムパッキン、熱膨張黒鉛パッキンと
４つの部品で構成されてなり安価で構造簡単なものとな
った。
手本体、ナット、ゴムパッキン、熱膨張黒鉛パッキンと
４つの部品で構成されてなり安価で構造簡単なものとな
った。
【００１５】次に、管６を接続する手順について説明す
ると、先ず接続しようとする管６に対しナット２，熱膨
張黒鉛パッキン４，ゴムパッキン３をこの順に装着し、
これを継手本体１に挿入し、パッキンの位置を整えナッ
ト２をねじ込んで接続を完了する。
ると、先ず接続しようとする管６に対しナット２，熱膨
張黒鉛パッキン４，ゴムパッキン３をこの順に装着し、
これを継手本体１に挿入し、パッキンの位置を整えナッ
ト２をねじ込んで接続を完了する。
【００１６】もし火災が発生したときは、ゴムパッキン
３は400°Ｃ程度になると消失してしまうが、逆に熱膨
張パッキンは体積が膨張し、まず鍔部41がパッキン収納
部内に充満し漏れ止めシールを発揮する。一方バンド部
42は膨張に共なう圧力が発生し、鋼球５を包み込んだま
まこれを押し付けて管の抜け止めをそのまま持続するこ
とができる。従って、火災時においても安全なものとな
った。
３は400°Ｃ程度になると消失してしまうが、逆に熱膨
張パッキンは体積が膨張し、まず鍔部41がパッキン収納
部内に充満し漏れ止めシールを発揮する。一方バンド部
42は膨張に共なう圧力が発生し、鋼球５を包み込んだま
まこれを押し付けて管の抜け止めをそのまま持続するこ
とができる。従って、火災時においても安全なものとな
った。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、火災時に
おいても漏れ止めシールと管の引抜き阻止の機能が維持
され、かつ部品点数も少なく安価でコンパクトな管継手
となっているので、屋内用として十分満足できるメカニ
カル管継手を提供することができた。
おいても漏れ止めシールと管の引抜き阻止の機能が維持
され、かつ部品点数も少なく安価でコンパクトな管継手
となっているので、屋内用として十分満足できるメカニ
カル管継手を提供することができた。
【図１】 本発明の屋内用のメカニカル管継手の一実施
例を示す半縦断面図である。
例を示す半縦断面図である。
【図２】 本発明の屋内用のメカニカル管継手に使用し
た熱膨張黒鉛パッキンの半縦断面図である。
た熱膨張黒鉛パッキンの半縦断面図である。
１…金属製継手本体 ２…金属製ナット ３…ゴムパッキン ４…熱膨張黒鉛パッキン ５…鋼球 ６…管
Claims (1)
- 【請求項１】 端部にめねじと、これに続く平行部と、
奥に向かって縮径するテーパ部とからなるパッキン収納
部を有する金属製継手本体と、前記パッキン収納部に収
容するゴムパッキンと、該ゴムパッキンを押圧する鍔部
を前部に有し、後部に全周にわたって略等間隔に鋼球を
保持した喰込みバンド部を一体成形した熱膨張黒鉛パッ
キンと、前部に前記継手本体のめねじに螺合するおねじ
を形成し、前部の先端が前記熱膨張黒鉛パッキンの鍔部
に当接し、内径側は前記鋼球を内径方向に押圧するテー
パ内面とした金属製ナットとからなることを特徴とする
屋内用メカニカル管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13557394A JPH084956A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 屋内用メカニカル管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13557394A JPH084956A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 屋内用メカニカル管継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH084956A true JPH084956A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15154981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13557394A Pending JPH084956A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 屋内用メカニカル管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084956A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003074771A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Nippon Kokan Pipe Fittings Mfg Co Ltd | 耐熱性管継手 |
| KR100724794B1 (ko) * | 2006-12-29 | 2007-06-04 | 주식회사 대경산업 | 관연결용 소켓 및 이를 구비한 관 |
| JP2015010628A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 日立金属株式会社 | カップリング形管継手 |
| CN105402515A (zh) * | 2015-11-26 | 2016-03-16 | 中国航空工业集团公司北京航空材料研究院 | 一种连接管接头组件 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13557394A patent/JPH084956A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003074771A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Nippon Kokan Pipe Fittings Mfg Co Ltd | 耐熱性管継手 |
| KR100724794B1 (ko) * | 2006-12-29 | 2007-06-04 | 주식회사 대경산업 | 관연결용 소켓 및 이를 구비한 관 |
| JP2015010628A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 日立金属株式会社 | カップリング形管継手 |
| CN105402515A (zh) * | 2015-11-26 | 2016-03-16 | 中国航空工业集团公司北京航空材料研究院 | 一种连接管接头组件 |
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