JP2518844Y2 - フレキシブル管用継手 - Google Patents
フレキシブル管用継手Info
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- JP2518844Y2 JP2518844Y2 JP3497891U JP3497891U JP2518844Y2 JP 2518844 Y2 JP2518844 Y2 JP 2518844Y2 JP 3497891 U JP3497891 U JP 3497891U JP 3497891 U JP3497891 U JP 3497891U JP 2518844 Y2 JP2518844 Y2 JP 2518844Y2
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- Japan
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- flexible pipe
- joint
- sleeve
- ring
- inner peripheral
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Landscapes
- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特に水配管系に使用さ
れるステンレス製フレキシブル管と、水栓あるいは管継
手等の器具とを接続するフレキシブル管用継手に関す
る。
れるステンレス製フレキシブル管と、水栓あるいは管継
手等の器具とを接続するフレキシブル管用継手に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の管継手としては、実開平
2−43590号公報に開示されたものがある。この管
継手は第3図に示すように、フレキシブル管1の外面に
係合する波形内面を有し軸線方向に切り割りを設けたス
リーブ30と、このスリーブの後端面に当接する前端面
と、フレキシブル管を挿通できる内径とを有し、前部に
おねじ49を刻設したナット40と、前記スリーブ30
を奥側に嵌入し、前記ナット40のおねじ49に螺合す
るめねじ16を入口側に刻設した大径孔を前部に設け、
後部には小径孔13を設けて前記大径孔との間でフレキ
シブル管の先端が当接する段差面を形成した継手本体1
0とからなるフレキシブル管用継手である。 そして、
上記においてフレキシブル管は通常ステンレス鋼製であ
り、その使用場所は都市ガス等のガス体用の配管系に限
られていた。
2−43590号公報に開示されたものがある。この管
継手は第3図に示すように、フレキシブル管1の外面に
係合する波形内面を有し軸線方向に切り割りを設けたス
リーブ30と、このスリーブの後端面に当接する前端面
と、フレキシブル管を挿通できる内径とを有し、前部に
おねじ49を刻設したナット40と、前記スリーブ30
を奥側に嵌入し、前記ナット40のおねじ49に螺合す
るめねじ16を入口側に刻設した大径孔を前部に設け、
後部には小径孔13を設けて前記大径孔との間でフレキ
シブル管の先端が当接する段差面を形成した継手本体1
0とからなるフレキシブル管用継手である。 そして、
上記においてフレキシブル管は通常ステンレス鋼製であ
り、その使用場所は都市ガス等のガス体用の配管系に限
られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のフレキシブ
ル管用継手は、図示の通りステンレス製のフレキシブル
管の先端の2〜3山をガスケットに押し潰してシール性
を保っている。ところが給水給湯などの水用配管にこの
継手を用いた場合、この押し潰しのシール部の残留応力
が起因して応力腐食割れを起こすことが懸念される。そ
こで、押し潰しシールの構成をとらずに、例えば第4図
に示すように、フレキシブル管1の先端部の谷部にOリ
ング5を装着して、継手本体4とフレキシブル管外面と
の間をシールする構成が考えられる。しかしながら、こ
の構成でもフレキシブル管の外面と継手本体の段差部と
の間に空間8が形成されるので、この部分に侵入した水
がOリング装着部等に滞留する。すると、Oリング装着
部のすきま部分の酸素の供給が不十分となって、外部の
酸素の高い部分との間で酸素濃度差を生じ、すきま内部
の酸素濃度の低い方から溶ける、いわゆる酸素濃淡電池
に起因するすきま腐食が生じる可能性があった。
ル管用継手は、図示の通りステンレス製のフレキシブル
管の先端の2〜3山をガスケットに押し潰してシール性
を保っている。ところが給水給湯などの水用配管にこの
継手を用いた場合、この押し潰しのシール部の残留応力
が起因して応力腐食割れを起こすことが懸念される。そ
こで、押し潰しシールの構成をとらずに、例えば第4図
に示すように、フレキシブル管1の先端部の谷部にOリ
ング5を装着して、継手本体4とフレキシブル管外面と
の間をシールする構成が考えられる。しかしながら、こ
の構成でもフレキシブル管の外面と継手本体の段差部と
の間に空間8が形成されるので、この部分に侵入した水
がOリング装着部等に滞留する。すると、Oリング装着
部のすきま部分の酸素の供給が不十分となって、外部の
酸素の高い部分との間で酸素濃度差を生じ、すきま内部
の酸素濃度の低い方から溶ける、いわゆる酸素濃淡電池
に起因するすきま腐食が生じる可能性があった。
【0004】また、別の観点からみると、単にOリング
1本だけのシールだけであると、冷水と温水とを繰り返
して使うヒートサイクル、及び水中の塩素分による劣化
に対してもろく、信頼性に乏しかった。本考案は、ステ
ンレス製フレキシブル管を、水用あるいは給水給湯用に
使用した時に起りうる上記のごとき問題点を解決するも
ので、すきま腐食や外部漏れのない安全な、フレキシブ
ル管用継手を提供することを目的とする。
1本だけのシールだけであると、冷水と温水とを繰り返
して使うヒートサイクル、及び水中の塩素分による劣化
に対してもろく、信頼性に乏しかった。本考案は、ステ
ンレス製フレキシブル管を、水用あるいは給水給湯用に
使用した時に起りうる上記のごとき問題点を解決するも
ので、すきま腐食や外部漏れのない安全な、フレキシブ
ル管用継手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、金属製フレキ
シブル管と、水栓などの水用配管器具とを接続するフレ
キシブル管用継手において、先端部の谷部にOリングを
装着したステンレス製フレキシブル管と、前記ステンレ
ス製フレキシブル管の外面に係合する波形内面を有し、
軸線方向に切り割りを設けたスリーブと、前記スリーブ
端面に当接する係止面と、めねじ部とを内周面に設けた
ナットと、一端に前記ナットのめねじと螺合するおねじ
部を設け、他端に前記器具を接続するおねじ部を設け、
前記Oリング外径よりも若干小径の内周面と、この内周
面より小径の流路との間で段差部を形成すると共に、こ
の段差部にパッキング材を嵌着した継手本体とからなる
フレキシブル管用継手である。
シブル管と、水栓などの水用配管器具とを接続するフレ
キシブル管用継手において、先端部の谷部にOリングを
装着したステンレス製フレキシブル管と、前記ステンレ
ス製フレキシブル管の外面に係合する波形内面を有し、
軸線方向に切り割りを設けたスリーブと、前記スリーブ
端面に当接する係止面と、めねじ部とを内周面に設けた
ナットと、一端に前記ナットのめねじと螺合するおねじ
部を設け、他端に前記器具を接続するおねじ部を設け、
前記Oリング外径よりも若干小径の内周面と、この内周
面より小径の流路との間で段差部を形成すると共に、こ
の段差部にパッキング材を嵌着した継手本体とからなる
フレキシブル管用継手である。
【0006】
【作用】本考案によれば、継手本体段差部にパッキング
材、例えばOリングを設けたので、フレキシブル管外面
との空間に水が侵入するのを阻止できる。その結果Oリ
ング部分に水が滞留することがなく、すきま腐食が促進
されることがない。また、2重シール構造となっている
ので安全性が高く、上記パッキング材をフッ素系のOリ
ングにすれば、耐塩素性及び耐熱性がよく、Oリングの
寿命が長いものとなる。
材、例えばOリングを設けたので、フレキシブル管外面
との空間に水が侵入するのを阻止できる。その結果Oリ
ング部分に水が滞留することがなく、すきま腐食が促進
されることがない。また、2重シール構造となっている
ので安全性が高く、上記パッキング材をフッ素系のOリ
ングにすれば、耐塩素性及び耐熱性がよく、Oリングの
寿命が長いものとなる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は、本実施例のフレキシブル管用継手で、ス
テンレス製フレキシブル管1を接続する前の状態を示し
ている。まずステンレス製フレキシブル管1は外面に適
当な樹脂材が被覆されているが、その先端部の2〜3山
は樹脂被覆をとり除き、先端の谷部にはOリング5が装
着されている。スリーブ3は黄銅製で、前記フレキシブ
ル管1の外面に係合する波形内面を有し、軸線方向に少
なくとも1カ所の切り割りが設けられており、フレキシ
ブル管の外面に抱着するようになっている。また、外周
面の前部は先細りのテーパ面31となっており、後述す
る継手本体4の内周面に係止され、フレキシブル管を固
定するようになっている。ナット2は黄銅製で、前記ス
リーブの後端面に当接する係止面21と、めねじ部22
が内周面に形成されている。継手本体4は青銅製で、一
端に前記ナットのめねじ22と螺合するおねじ部42
と、他端に水栓器具や別の管継手を接続するためのおね
じ部43とが設けられている。また、内部は前記Oリン
グ5の外径よりも若干小径の内周面44と、この内周面
より小径の流路45が形成してあり、この内周面と流路
との間で段差部46が形成されている。そして、この段
差部46にフッ素ゴム系のOリング6を嵌着して設けて
いる。41及び48はテーパ面となっており、テーパ面
41は、Oリング5が入り易くする為、またスリーブの
テーパ面31が押し付けられた時、適度な面圧をフレキ
シブル管外面に発生させるもので、フレキシブル管の引
き抜き阻止力を十分得ることができる。一方テーパ面4
8は、例えば内部に樹脂製のコアを内蔵した管継手を接
続する場合に、コア部分が入り易くかつシールしやすく
する為のものである。
る。第1図は、本実施例のフレキシブル管用継手で、ス
テンレス製フレキシブル管1を接続する前の状態を示し
ている。まずステンレス製フレキシブル管1は外面に適
当な樹脂材が被覆されているが、その先端部の2〜3山
は樹脂被覆をとり除き、先端の谷部にはOリング5が装
着されている。スリーブ3は黄銅製で、前記フレキシブ
ル管1の外面に係合する波形内面を有し、軸線方向に少
なくとも1カ所の切り割りが設けられており、フレキシ
ブル管の外面に抱着するようになっている。また、外周
面の前部は先細りのテーパ面31となっており、後述す
る継手本体4の内周面に係止され、フレキシブル管を固
定するようになっている。ナット2は黄銅製で、前記ス
リーブの後端面に当接する係止面21と、めねじ部22
が内周面に形成されている。継手本体4は青銅製で、一
端に前記ナットのめねじ22と螺合するおねじ部42
と、他端に水栓器具や別の管継手を接続するためのおね
じ部43とが設けられている。また、内部は前記Oリン
グ5の外径よりも若干小径の内周面44と、この内周面
より小径の流路45が形成してあり、この内周面と流路
との間で段差部46が形成されている。そして、この段
差部46にフッ素ゴム系のOリング6を嵌着して設けて
いる。41及び48はテーパ面となっており、テーパ面
41は、Oリング5が入り易くする為、またスリーブの
テーパ面31が押し付けられた時、適度な面圧をフレキ
シブル管外面に発生させるもので、フレキシブル管の引
き抜き阻止力を十分得ることができる。一方テーパ面4
8は、例えば内部に樹脂製のコアを内蔵した管継手を接
続する場合に、コア部分が入り易くかつシールしやすく
する為のものである。
【0008】次に第2図は、上記したフレキシブル管と
継手とを接続した後の状態を示す図である。即ち、ナッ
ト2のめねじと継手本体4のおねじを締め付けて、スリ
ーブ3及びフレキシブル管を前進させ、ナットの端面が
継手本体の端面47に当接するまでねじ込んだものであ
る。図示の通り、フレキシブル管の先端は継手本体の段
差部まで達到し、Oリング6によってシールされてい
る。従って、フレキシブル管の外面には空間がなく、か
つ水が侵入することがない。さらにOリング5によって
フレキシブル管の外面と継手本体の内周面との間が気密
に保たれている。
継手とを接続した後の状態を示す図である。即ち、ナッ
ト2のめねじと継手本体4のおねじを締め付けて、スリ
ーブ3及びフレキシブル管を前進させ、ナットの端面が
継手本体の端面47に当接するまでねじ込んだものであ
る。図示の通り、フレキシブル管の先端は継手本体の段
差部まで達到し、Oリング6によってシールされてい
る。従って、フレキシブル管の外面には空間がなく、か
つ水が侵入することがない。さらにOリング5によって
フレキシブル管の外面と継手本体の内周面との間が気密
に保たれている。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、上記の通りステンレス
製フレキシブル管を給水給湯配管に使用した場合に生じ
る可能性のある、応力腐食割れや、すきま腐食等の問題
がなく、またシール部が熱や塩素分による劣化によって
破壊される影響の少ない、安全で長寿命のフレキシブル
管用継手を得ることができる。
製フレキシブル管を給水給湯配管に使用した場合に生じ
る可能性のある、応力腐食割れや、すきま腐食等の問題
がなく、またシール部が熱や塩素分による劣化によって
破壊される影響の少ない、安全で長寿命のフレキシブル
管用継手を得ることができる。
【図1】本考案のフレキシブル管用継手の一実施例を示
す締付け前の断面図である。
す締付け前の断面図である。
【図2】図1に示す継手の締付け後の断面図である。
【図3】従来のガス用のフレキシブル管用継手の例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】水用のフレキシブル管用継手として考えられる
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
1 ステンレス製フレキシブル管 2 ナット 3 スリーブ 4 継手本体 5 Oリング 6 Oリング
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製フレキシブル管と、水栓などの水
用配管器具とを接続するフレキシブル管用継手におい
て、先端部の谷部にOリングを装着したステンレス製フ
レキシブル管と、前記ステンレス製フレキシブル管の外
面に係合する波形内面を有し、軸線方向に切り割りを設
けたスリーブと、前記スリーブ端面に当接する係止面
と、めねじ部とを内周面に設けたナットと、一端に前記
ナットのめねじと螺合するおねじ部を設け、他端に前記
器具を接続するおねじ部を設け、前記Oリング外径より
も若干小径の内周面と、この内周面より小径の流路との
間で段差部を形成すると共に、この段差部にパッキング
材を嵌着した継手本体とからなるフレキシブル管用継
手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3497891U JP2518844Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | フレキシブル管用継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3497891U JP2518844Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | フレキシブル管用継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128591U JPH04128591U (ja) | 1992-11-24 |
JP2518844Y2 true JP2518844Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=31917250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3497891U Expired - Lifetime JP2518844Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | フレキシブル管用継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518844Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101045798B1 (ko) * | 2008-06-13 | 2011-07-04 | 주식회사 평화 | 단차제거링이 구비된 이중벽관 |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP3497891U patent/JP2518844Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101045798B1 (ko) * | 2008-06-13 | 2011-07-04 | 주식회사 평화 | 단차제거링이 구비된 이중벽관 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04128591U (ja) | 1992-11-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |