JPH0848502A - 炭化水素の水蒸気改質方法 - Google Patents

炭化水素の水蒸気改質方法

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JPH0848502A
JPH0848502A JP6184947A JP18494794A JPH0848502A JP H0848502 A JPH0848502 A JP H0848502A JP 6184947 A JP6184947 A JP 6184947A JP 18494794 A JP18494794 A JP 18494794A JP H0848502 A JPH0848502 A JP H0848502A
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zirconium
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compound
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルテニウム触媒を用い、低スチーム/カーボ
ン比の運転条件下においても、炭素が析出しにくく、経
済性よく運転することができる炭化水素の水蒸気改質方
法を提供する。 【構成】 ルテニウム化合物とジルコニウム化合物とを
含有するpHが3以下である水溶液からなる含浸液に担
体を接触させ、乾燥後、焼成することにより製造された
触媒を用い炭化水素を水蒸気改質する炭化水素の水蒸気
改質方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭化水素の水蒸気改質
方法に関し、より詳しく言うと、各種水素製造プロセ
ス、特に燃料電池に組み込まれた水素製造プロセスに好
適に適用されるルテニウム当たりの活性が高い高性能担
持ルテニウム系触媒を用いた炭化水素の水蒸気改質方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ルテニウム含有の炭化水素の水蒸気改質
触媒は、高活性かつ低スチーム/カーボン比の運転条件
下でも耐炭素析出性に優れるという優れた触媒性能を示
し、最近は、低スチーム/カーボン比の運転条件下で長
寿命の水蒸気改質触媒を必要とする燃料電池に適用され
ている。近年燃料電池においては、排熱の有効利用を図
るために従来より更にスチーム/カーボン比を低減する
(3以下とする)必要があり、このような炭素が析出し
やすい条件下でも炭素析出が起こらない触媒の開発が望
まれる。
【0003】一方、ルテニウムは貴金属であるのでこれ
を含有する触媒は、一般的に高価なものとなる。したが
ってルテニウム含有触媒の工業的な使用を普及させるた
めには、触媒性能のみならず、触媒価格を低減させる必
要がある。そのためには、触媒の高活性化を図り、触媒
使用量を低減させ触媒製造に使用する原料費を低下させ
たり、製造工程を簡略化させる必要がある。
【0004】ルテニウム含有触媒に関して、特開平2−
2879号公報、特開平3−202151号公報に、ジ
ルコニア担体にルテニウムを担持した触媒が開示されて
いる。これらには、ルテニウムの分散性を向上させる方
法については述べられておらず、更にアルミナ等と比較
して高価なジルコニアを担体として多量に用いているた
め、触媒価格は高価なものとなっている。
【0005】また、特開平5−220397号公報に
は、アルミナを担体としジルコニアゾルを前駆体とする
ジルコニアを助触媒として担持してなり、かつルテニウ
ムを活性成分として含有してなる触媒について開示され
ている。しかしながら、ここにはルテニウムがどのよう
な分布になり、両者が近傍に担持されているかどうかは
記載されていない。また、アルミナ担体にジルコニアゾ
ルを担持し、乾燥、焼成した後で、ルテニウム成分を添
着し、乾燥、焼成させて製造しているため触媒の調製工
程が複雑となり、製造コストが増加するという問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ルテニウム
触媒を用い、低スチーム/カーボン比の運転条件下にお
いても、炭素が析出しにくく、経済性よく運転すること
ができる炭化水素の水蒸気改質方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために鋭意研究した結果、ルテニウム化合物と
ジルコニウム化合物を含有する特定なpHの水溶液を担
体に接触させて得られた触媒を用いて炭化水素の水蒸気
改質反応を行うと、低スチーム/カーボン比の運転条件
でも、炭素析出を起こさずに、経済性よく水蒸気改質反
応を行うことができることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、ルテニウム化合物と
ジルコニウム化合物とを含有するpHが3以下である水
溶液からなる含浸液に担体を接触させ、乾燥後、焼成す
ることにより製造された触媒を用い炭化水素を水蒸気改
質することを特徴とする炭化水素の水蒸気改質方法を提
供するものである。
【0009】I.ルテニウム触媒製造用含浸液及びその
調製 本発明で用いられる含浸液は、少なくとも、1種又は2
種以上のルテニウム化合物と1種又は2種以上のジルコ
ニウム化合物を溶解含有する水溶液であって、かつpH
が3以下であることを特徴としている。この含浸液を、
例えばアルミナ等の所定の各種の触媒担体に接触含浸さ
せることによって、その触媒担体の表面や細孔内に該含
浸液に含まれているルテニウム成分をジルコニウム成分
の近傍に分散性よくむらなく担持することができ、その
後、通常行われるような高温での焼成や還元等の前処理
を行っても、そのルテニウム成分とジルコニウム成分の
高分散状態を十分安定に維持することができ、結果とし
て、少なくともルテニウム成分とジルコニウム成分とが
近傍に金属や酸化物等の活性成分の形態で分散性よく安
定に担持されている高性能担持ルテニウム系触媒を容易
に得ることができる。
【0010】ここで、重要な点は、本発明の含浸液がル
テニウム化合物と共にジルコニウム化合物を同時に含有
しているという点であり、これによってはじめて上記の
優れた効果が発揮される。このように、ルテニウム化合
物とジルコニウム化合物を同時に溶解している含浸液を
用いると、なぜ上記のように各種の担体にルテニウム成
分を高分散状態でしかも熱安定性よくうまく担持できる
のかと言う点については、現段階では不明の点も多い
が、次のような点が重要な要因となっているものと思わ
れる。
【0011】まず、本発明で用いる含浸液はpHが3以
下という比較的強酸性に調整してあるので、ルテニウム
化合物もジルコニウム化合物も各々それ自体で沈殿しに
くい安定な水溶液となっている。このことも重要ではあ
るが、それだけではなく、以下に示すように、ルテニウ
ム化合物とジルコニウム化合物が互いに反応し錯体様の
化合物を形成することによって上記の優れた効果がもた
らされるものと考えられる。
【0012】すなわち、本発明者は、塩化ルテニウム等
のルテニウム化合物の水溶液と、例えばオキシ塩化ジル
コニウム等のジルコニウム化合物の水溶液を混合する
と、該ルテニウムとジルコニウムの間で化学的相互作用
が生じ、錯体様の化合物が生成すること、そして、この
ような錯体様の化合物を形成している水溶液を含浸液と
して用いると、ルテニウム化合物単独の酸性溶液の場合
には黒色のルテニウム水酸化物の沈殿を生じるような塩
基性の担体に接触含浸させても、あるいは含浸担持時に
溶液のpHの多少上昇させても、そのようなルテニウム
水酸化物の生成は認められないという重要な事実を見い
だした。このように、本発明で用いる含浸液の場合に
は、凝集したあるいは凝集の原因となりやすいルテニウ
ムの水酸化物が極めて生成しにくく、また、ルテニウム
はジルコニウム化合物によって安定化され錯体様化合物
となって担体中に導入されるので、結果として高分散状
態でむらなくルテニウム成分とジルコニウム成分が担持
される。しかも、この時、その錯体様化合物がその化合
物中のジルコニウム成分と担体の水酸基との反応によっ
て担体上に強く固定化されるので、その結果、高温での
焼成や水素還元等の処理を行っても高分散性が安定に維
持されるものと考えることができる。
【0013】本発明で用いる含浸液は、水又は水を主成
分とする水系溶媒に、少なくとも、pHが3以下の状態
でルテニウム化合物とジルコニウム化合物が溶解される
ように調製するならば、その調製原料として用いるルテ
ニウム化合物及びジルコニウム化合物としては、一般
に、どのような種類あるいは形態のもの用いてもよい。
【0014】すなわち、調製原料として用いるルテニウ
ム化合物としては、通常は、例えば三塩化ルテニウム等
の各種のハロゲン化ルテニウム、ヘキサクロロルテニウ
ム酸カリウム等の各種のハロゲン化ルテニウム酸塩、テ
トラオクソルテニウム酸カリウム等の各種のルテニウム
酸塩、四酸化ルテニウム、ヘキサアンミンルテニウム三
塩化物等の各種のアンミン錯塩、ヘキサシアノルテニウ
ム酸カリウム等のシアノ錯塩などが好適に使用される
が、これらに限定されるものではなく、通常の水に溶解
性を示すものに限らず酸や酸性化合物等の添加あるいは
共存によってpHが3以下の状態で十分に溶解できるも
のであれば各種のものが使用可能である。したがって、
例えば三酸化二ルテニウム等の酸化ルテニウムや水酸化
ルテニウム、あるいはオキシハロゲン化物などのpHが
7付近の水には不溶性であったり溶解しにくいものでも
適宜塩酸等の酸を添加し溶解して使用すればよい。
【0015】これら各種の原料ルテニウム化合物の中で
も特に塩化ルテニウムが好適に使用される。
【0016】一方、前記ルコニウム化合物についても同
様に塩酸等の酸や酸性化合物等を添加するなどしてpH
が3以下で溶解し水溶液となすことができる各種のもの
を調製原料として選定することができ、具体的には例え
ば、四塩化ジルコニウム等の各種のハロゲン化物若しく
はこれらの部分加水分解生成物、塩化ジルコニル(オキ
シ塩化ジルコニウム)等の各種のオキシハロゲン化物、
硫酸ジルコニル硝酸ジルコニウム、硝酸ジルコニル等の
各種の酸素酸塩、テトラオクソジルコニウム酸カリウ
ム、ヘキサフルオロジルコニウム酸ナトリウム、等の各
種のジルコニウム酸塩、酢酸ジルコニウム、酢酸ジルコ
ニル、蓚酸ジルコニル、テトラオキサラトジルコニウム
酸カリウム等の各種の有機酸塩あるいは有機系の配位化
合物など、更には、ジルコニウムのアルコキシド、水酸
化物、各種の錯塩などを例示することができる。これら
各種のジルコニウム化合物の中でも、特に、オキシ塩化
ジルコニウム等が好ましい。
【0017】本発明で用いる含浸液を調製するに際し
て、水等の水系溶媒、ルテニウム化合物、ジルコニウム
化合物、酸等の各成分の添加、混合、溶解の順序及び方
式については特に制限はなく、例えば、水又は予め酸を
添加した酸の水溶液に所定の成分を同時添加して溶解さ
せてもよいし、段階的に添加し溶解させてもよいし、あ
るいは、ルテニウム化合物の水溶液とジルコニウム化合
物の水溶液を別途に調製し、これらの溶液を混合しても
よいし、一方の水溶液に残りの化合物を溶解してもよ
い。
【0018】なお、溶解性の向上及びpHの調整の際に
必要に応じて添加する酸としては、例えば、塩酸、硫
酸、硝酸等の無機酸、酢酸、蓚酸等の有機酸など各種の
ものを適宜選定して使用すればよい。
【0019】本発明で用いる含浸液において、溶解含有
させるルテニウム成分とジルコニウム成分の割合は、ジ
ルコニウム原子(Zr)とルテニウム原子(Ru)のモ
ル比(Zr/Ru)で表すと、該モル比(Zr/Ru)
が、通常、1〜20、好ましくは、1〜10の範囲にな
るように選定するのが好適である。ここで、もし、該モ
ル比(Zr/Ru)が1より小さいとジルコニウムの割
合が少なくなりすぎてルテニウムの一部が、錯体様化合
物になれないため凝集しやすくなり、その分分散性の向
上効果が少なくなりルテニウム成分をジルコニウム成分
の近傍に担持できなくなる。一方、このモル比(Zr/
Ru)を20より大きくしても、それに見合った分散性
等の更なる改善効果は認められず、場合によっては表面
に露出するルテニウム成分の量が低下したり、あるい
は、担体本来の特性が大きく変化し損なわれるなどの支
障を生じることがある。
【0020】その際、含浸液に溶解せしめる前記ルテニ
ウム化合物又はジルコニウム化合物の量(濃度)として
は、特に制限はないが、ルテニウム化合物の濃度がルテ
ニウム原子のモル濃度として、通常、0.01mol/
l以上となるように選定するのが好ましい。
【0021】なお、本発明で用いる含浸液には、本発明
の目的を阻害しない範囲で、ルテニウム化合物及びジル
コニウム化合物あるいは酸以外の他の成分を適宜添加し
てもよい。
【0022】本発明の含浸液は、少なくとも担体と接触
させる前の時点において、前記したようにpHが3以下
であることが重要であり、場合によってはpHを2以下
にすることが好ましい。ここで、もし、含浸液のpHを
3より大きくするとジルコニウム化合物が加水分解され
やすくなり水酸化物様のゾルやゲルを形成しやすくな
る。このような水酸化物様のゾルやゲル状が溶液中に生
成すると、ルテニウム成分を前記のような錯体様化合物
としてうまく担持することが困難となり、その結果、所
望の分散性等の改善効果が十分に達成できなくなる。
【0023】II.ルテニウム触媒の製造 前記含浸液を用い、これを適当な担体に接触含浸させ、
少なくとも該含浸液中に含まれる一部又は全てのルテニ
ウム成分とジルコニウム成分を該担体に担持し、得られ
たルテニウム担持組成物を、乾燥後、焼成することによ
りルテニウム触媒を製造方法することができる。
【0024】担体としては、例えば、γ−アルミナ、α
−アルミナ等の各種のアルミナ、シリカ、チタニア、ジ
ルコニア、マグネシア等の単独金属酸化物系のもの、ア
ルミナボリア、シリカアルミナ、ゼオライト、シリカジ
ルコニア、シリカチタニア、チタニアアルミナ、シリカ
マグネシア等の混合若しくは複合金属酸化物系のものな
どを挙げることができるが、これらに限定されるもので
はなく、一般に、どのような種類及び組成のものも対象
として選定することができる。好ましくはアルミナが用
いられる。アルミナを担体として用いると含浸液が担体
中に固定化され易い。これはジルコニウム成分がアルミ
ナの表面水酸基と反応してアルミナとの結合を作るため
と考えられる。
【0025】なお、こうした担体は、従来の場合と同様
に、添加物の添加や予備処理の実施あるいは調製法の選
定等によって、組成や物性が調整あるいは制御されたも
のとして使用することができる。例えば、酸処理、塩基
処理、イオン交換処理等の化学的処理を行って酸性度等
の調整を行ったり、加熱や焼成等による水分やOH含量
の調整を行ったり、更には、各種の手段により細孔径や
細孔径分布の制御、表面積の制御を行ったりして、組成
や触媒担体としての特性の調整や改善がなされているも
のでもよい。また、場合によっては、予め適当な金属成
分等を含有若しくは担持してあるものを用いてよい。ま
た、これらの担体は、予め乾燥や焼成が施されているも
のでもよいし、未焼成のものや未乾燥のものでもよい
し、加水分解等によって調製したゾル状のものなどスラ
リー状のものでもよい。
【0026】担体の形状やサイズとしても、特に制限は
なく、例えば、粉末状、ビーズ状、ペレット状、顆粒
状、モノリス等の構造体にコーティングしたもの、微粒
子状、超微粒子状のものを適宜使用することができる。
すなわち、造粒や成形を施したものでもよいし、あるい
は、特にそのような処理を施していないものでもよい。
【0027】含浸液と担体の接触による含浸担持操作
は、常法に従って行うことができ、例えば、常用される
各種の含浸法(加熱含浸法、常温含浸法、真空含浸法、
常圧含浸法、含浸乾固法、ポアフィリング法等、あるい
はこれらの任意の組み合わせ法など)、浸漬法、軽度浸
潤法、湿式吸着法、湿式混練法、スプレー法、塗布法な
ど、あるいはこれらの組み合わせ法など、含浸液と担体
とを接触させて担持させる方式であればどのような方式
によってもよい。また、この含浸担持、乾燥、焼成の一
連の操作は、少なくとも、1回は行われるが、必要に応
じて、これらの操作を2回以上に分けて複数回繰り返し
てもよい。
【0028】ここで、用いる担体と含浸液の量比は、目
標とする活性金属成分の担持率、用いる含浸液中の金属
化合物の濃度、含浸担持方式の種類、用いる担体の細孔
容積や比表面積などよって異なるので一律に定めること
ができないが、少なくとも、担持しようとする担体を十
分に濡らす量の含浸液を使用し、一方、担体に対する含
浸液の使用量(使用に供する量)の上限については、特
に制限はないが、通常は、使用する担体の乾燥重量10
0g当たり、含浸液の使用量を100ml以下の範囲に
選定するのが好ましい。
【0029】この接触操作(含浸担持操作)は、従来の
場合と同様に、大気圧下あるいは減圧下(減圧排気下)
で好適に行うことができ、その際の操作温度としても特
に制限はなく、室温あるいは室温付近でも行うことがで
きるし、必要に応じて加熱あるいは加温し、例えば室温
〜80℃程度の温度でも好適に行うことができる。
【0030】以上のようにして、所定のルテニウムから
なる成分を所定の担体にむらなく均一性よく担持するこ
とができる。なお、上記に示した含浸担持方式の特徴か
らもわかるように、場合に応じて、用いた含浸液中に含
まれる全てのルテニウム成分を担持せしめてもよいし、
例えば、接触後任意の時点で余分な含浸液を除去するな
どしてし、用いた含浸液中のルテニウム成分の一部のみ
を担持してもよい。
【0031】ルテニウム成分とジルコニウム成分の最終
的な担持量は、担体の種類や表面積等の性状、あるい
は、触媒の用途すなわち対象とする反応の種類や性質等
の諸条件を考慮して適宜選定すればよいのであるが、多
くの場合には、所定の担体に対する担持量として、ルテ
ニウム成分をルテニウム金属に換算して、通常、0.0
5〜5重量%、好ましくは、0.1〜1重量%の範囲に
選定し、一方、ジルコニウム成分を酸化物(ZrO2
に換算して、通常、0.05〜20重量%、好ましく
は、1.0〜15重量%の範囲に選定するのが好適であ
る。
【0032】この乾燥は、特に限定されないが、通常、
50〜150℃、好ましくは、100〜120℃の範囲
で好ましくは1〜6時間行う。室温での風乾では、1昼
夜(24時間)程度行う。但し、含浸担持方式によって
は、多くの水分が蒸発し、かなりの乾燥状態のものが得
られるので、そのような場合には、必ずしも、別途に乾
燥操作を施さないでもよい。
【0033】前記焼成も、常法に従って行うことがで
き、通常は空気中若しくは空気気流中で、450〜80
0℃、好ましくは、450〜600℃の温度範囲で好適
に実施される。なお、空気の他に、純酸素化や酸素富化
空気などの酸素含有ガスを代用したり併用してもよい。
焼成時間は、通常、1〜24時間程度で十分である。
【0034】なお、必要に応じて、焼成前のいずれかの
適当な時点で担持組成物を所定の形状及びサイズに成形
してもよい。成形を行う場合には、この成形は、常法に
従って好適に行うことができ、必要に応じて、適当なバ
インダー成分を添加してもよい。
【0035】この焼成によって得られる触媒中のルテニ
ウム成分及びジルコニウム成分は、通常、酸化物若しく
は複合酸化物の形態で各々の成分の近傍に高分散状態で
担持されている。
【0036】こうして得た触媒は、そのまま、所定の触
媒反応の触媒あるいは触媒成分として利用することもで
きるが、必要に応じて、種々の適当な前処理を行って活
性化してから触媒反応に用いてもよい。この前処理は、
常法に従って行うことができ、例えば、水素等の還元剤
によって適度に還元して、ルテニウム成分を高分散状態
の金属状ルテニウムにして反応に供してもよい。
【0037】なお、この水素還元による高分散金属化処
理は、例えば、500〜850℃の温度でH2の消費が
認められなくなるまで還元することが好ましい。
【0038】III.水蒸気改質反応 本発明は上記のようにして製造された触媒を用いて炭化
水素の水蒸気改質することを特徴とするものである。本
発明において用いる原料炭化水素としては、特に制限は
なく、例えば、メタン、エタン、プロパン、ブタン、ペ
ンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカ
ン等の炭素数が1〜16程度の直鎖状若しくは分岐状の
飽和脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、シクロオクタン等の脂環族飽和炭化水素、単環
及び多環芳香族炭化水素等各種の炭化水素が用いられ、
上記炭化水素の内、2種以上の混合物が通常用いられ
る。好ましく用いられるものとしては、沸点範囲が25
0℃以下のLPG、ナフサ、灯油等の各種の石油留分が
挙げられる。これらの原料炭化水素中に硫黄分が存在す
る場合は、脱硫工程を通して、通常硫黄分が1ppm未
満になるまで脱硫を行う。脱硫方法は特に限定されない
が、水添脱硫、吸着脱硫などが行われる。
【0039】炭化水素と反応させる水蒸気としては特に
制限はない。
【0040】炭化水素と水蒸気を反応させる場合、通常
スチーム/カーボン比が1.5〜5、好ましくは1.5
〜3となるように炭化水素量と水蒸気量とを決定するこ
とが好ましい。このようなスチーム/カーボン比とする
ことにより水素含有量の多い生成ガスを効率よく得るこ
とができる。なお、本発明の水蒸気改質方法において
は、このスチーム/カーボン比を3以下にしても炭素析
出が抑えられるので、排熱の有効利用を図ることができ
る。
【0041】反応温度は、通常400〜900℃であ
り、好ましくは600〜850℃である。
【0042】反応圧力は、通常0〜30kg/cm2
であり、好ましくは0〜20kg/cm2Gである。
【0043】反応方式としては、連続流通式、回分式等
のいずれの方式であってもよいが、連続流通式が好適で
ある。
【0044】反応方式として、連続流通式を採用する場
合、炭化水素及び水蒸気の混合ガスのガス空間速度(G
HSV)は、通常、1,000〜40,000h-1、好
ましくは2,000〜20,000h-1である。
【0045】反応形式としては、特に制限はなく、固定
床式、移動床式、流動床式などを挙げることができる。
反応器の形式としても特に制限はなく、例えば、管型反
応器等を用いることができる。
【0046】上記のような条件下で炭化水素と水蒸気と
を反応させることにより、水素、メタン、一酸化炭素及
び二酸化炭素の混合物が得られる。得られた混合物はそ
のまま種々の用途に供することができるし、また各ガス
成分に分離してそれぞれを各用途に提供することができ
る。本発明の水蒸気改質方法は特に、燃料電池の水素製
造プロセスに好適に採用される。
【0047】
【実施例】以下に、本発明の実施例とその比較例によっ
て、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。
【0048】実施例1 塩化ルテニウム(RuCl3・nH2O)0.66gを水
に溶かして40ccの水溶液とし、更にオキシ塩化ジル
コニウム(ZrOCl2・8H2O)13.1gを溶解し
含浸液とした。この時の含浸液のpHは0.4であり、
溶液中にゲル状物質は認められなかった。この含浸液を
更に水で希釈すると緑色を呈し、塩化ルテニウム水溶液
を希釈した時(赤褐色)と異なることから、溶液中でル
テニウムとジルコニウムの間で化学的な相互作用が生じ
ていることがわかる。なお、オキシ塩化ジルコニウムの
みの水溶液は無色透明であった。
【0049】本含浸液を用いて、γ−Al23担体ペレ
ット50gにポアフィリング法によりルテニウムの担持
を行った。含浸直後の触媒体の色は橙〜茶色を呈し、黒
色のルテニウム水酸化物の生成は認められなかった。1
20℃で1時間乾燥後、500℃で2時間空気中焼成を
行った。焼成後の触媒体は、緑色を呈した。なお、組成
分析による本触媒中のルテニウム含有量は、0.5重量
%であった。
【0050】焼成後の触媒体を更に水素気流中、800
℃、4時間水素還元を実施した。この還元後のサンプル
について、透過型電子顕微鏡を用いて10〜40万倍の
倍率でルテニウム粒子の観察を行ったところ15Å以上
のルテニウム粒子は認められず、高温還元したにもかか
わらず極めて高分散にルテニウムが担持されていること
がわかった。
【0051】また、X線マイクロアナライザー(EPM
A)を用いて触媒ペレットの断面(図1)の、Ru、Z
r、Alの分布をそれぞれ調べた結果を図2に示す。図
2よりわかるようにアルミナ担体中のRu、Zrの分布
はよく一致しており両者が近傍に担持されていることが
示唆される。なお、サンプルは樹脂にうめこみ断面を研
磨したものを使用した。
【0052】以上のように調製した触媒ペレット(3m
m径の円柱型)を、内径18mmの石英反応管に充填し
た。反応管内で触媒を600℃、1hr水素による還元
処理を行った後、反応条件800℃、スチーム/カーボ
ン比(S/C)=4、GHSV=12000h-1という
条件でプレヒーターで気化させたナフサ及び水蒸気を導
入し、8時間反応を行い触媒活性を安定化させた。な
お、ここで用いたナフサの平均組成は炭素数5.5であ
り、硫黄含量は0.1ppm以下であった。
【0053】次に温度を800℃一定とし、S/C=
2、GHSV=9000h-1として反応を行った後、ス
チーム、ナフサの導入を停止し、窒素を導入して1時間
その状態に保持した。この間、反応中に触媒上に吸着さ
れた炭素種が脱水素されコークとして析出が促進され触
媒活性が低下する。再度、原料を供給して反応を行う。
このように窒素による保持操作を3回繰り返し、反応領
域の吸熱部分の温度分布及びその変化を測定する。吸熱
部分の重心位置を幾何学的に求め触媒劣化の指標とし
た。結果を相対値として表1に示した。
【0054】表1に示すように、相対劣化速度は、炭素
析出のしやすさの指標となるが、明らかに炭素析出が他
の比較例の触媒と比較して抑制されていることがわか
る。これらの結果の原因として、ルテニウムが高分散に
ジルコニウム(ジルコニア)の近傍に担持されているた
めと推定される。
【0055】図4は、保持操作を行う前のいわゆる初期
の反応中の触媒層の温度分布を示す図である。当該水蒸
気改質反応は大きな吸熱を示す反応であり、図中の実施
例、比較例共にブランクの温度分布と比較して大きく吸
熱していることがわかる。なお、ブランクの温度測定
は、反応条件と同一の条件で、ナフサの供給を停止し、
水蒸気のみを供給して測定した。
【0056】実施例1の触媒は、比較例の触媒と比較し
て、触媒層入口部での吸熱が大きく、活性が高いことが
わかる。
【0057】表2に反応時のガスクロマトグラフィーで
測定した生成物分布とナフサ転化率を示す。なお、ナフ
サ転化率は次式で定義されるものである。 ナフサ転化率(%)=[(CO+CO2+CH4)/(C
O+CO2+CH4+C2+)] ×100
【0058】比較例1 塩化ルテニウム(RuCl3・nH2O)0.66gを水
に溶かして40ccの水溶液としたものを含浸液とし
た。含浸液のpHは1.5であった。
【0059】本含浸液を用いて、実施例1と同じγ−A
23担体ペレット50gにポアフィリング法によりル
テニウムの担持を行った。含浸直後の触媒体の色は黒色
を呈し、ルテニウム水酸化物の生成が認められた。
【0060】次いで、120℃で1時間乾燥後、500
℃で2時間空気中焼成を行った。なお、組成分析による
本触媒体中のルテニウム含有量は、0.5重量%であっ
た。
【0061】焼成後の触媒体を更に水素気流中、800
℃、4時間水素還元を実施した。この還元後のサンプル
について、透過型電子顕微鏡を用いて10〜40万倍の
倍率でルテニウム粒子の観察を行ったところ、ルテニウ
ム粒子径は75〜300Åであり、ルテニウムの分散性
が実施例と比較して非常に劣ることがわかる。
【0062】以上のようにして調製した触媒ペレットに
つき、実施例1と同様に触媒活性、劣化の評価を行い、
結果を表1に示した。
【0063】比較例2 オキシ塩化ジルコニウム(ZrOCl2・8H2O)1
3.1gを水に溶かして40ccの水溶液としたもの
を、実施例1と同じγ−Al23担体ペレット50gに
ポアフィリング法にて含浸した。120℃、1時間乾燥
後、更に500℃、2時間空気中焼成を行った。次に上
記の焼成後の担体に、塩化ルテニウム(RuCl3・n
2O)0.66gを水に溶かして40ccの水溶液と
したものをポアフィリング法にて含浸した。なお、この
時用いた含浸液のpHは1.5であった。
【0064】含浸直後の触媒体の色は黒色を呈し、ルテ
ニウム水酸化物の生成が認められた。120℃で1時間
乾燥後、500℃で2時間空気中焼成を行った。組成分
析による本触媒中のルテニム含有量は、0.5重量%で
あった。ジルコニウムは酸化ジルコニウム換算で10重
量%である。
【0065】焼成後の触媒体を更に水素気流中、800
℃、4時間水素還元を実施した。この還元後のサンプル
について、透過型電子顕微鏡を用いて10〜40万倍の
倍率でルテニウム粒子の観察を行ったところ、ルテニウ
ム粒子径は75〜300Åであり、ルテニウムの分散性
が実施例と比較して非常に劣ることがわかる。
【0066】また、X線マイクロアナライザー(EPM
A)を用いて上記触媒の破断面(図1)の、Ru、Z
r、Alの分布をそれぞれ調べた結果を図3に示す。図
3よりわかるようにアルミナ担体中のRu、Zrの分布
は全くことなり、両者が近傍に担持されていないことが
示唆される。
【0067】以上のようにして調製した触媒ペレットに
つき、実施例1と同様に触媒活性、劣化の評価を行い、
結果を表1に示した。
【0068】比較例3 塩化ルテニウム(RuCl3・nH2O)0.66gを水
に溶かして40ccの水溶液とし、オキシ塩化ジルコニ
ウム(ZrOCl2・8H2O)13.1gを溶解し含浸
液とした。更に徐々にアンモニア水を添加していったと
ころ、pH3.5以上で強固なゲル状物質の生成が認め
られた。これはジルコニウムの水酸化物の生成によるも
のである。
【0069】pH3.5の時の含浸液を用いて、実施例
1と同じγ−Al23担体ペレット50gにポアフィリ
ング法によりルテニウムの担持を行った。この時、ゲル
状物質はほとんど担体ペレット内部に侵入することがで
きず、120℃乾燥後には、ゲル固形物がペレットとは
分離して生成した。500℃で2時間空気中焼成を行っ
た後、ペレットのみ抜き出して組成分析を行ったが、担
体ペレット中のルテニウム含有量は0.1重量%以下で
あり、ルテニウムを担体ペレット中にほとんど導入する
ことはできなかった。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】
【発明の効果】本発明の水蒸気改質反応はルテニウム成
分とジルコニウム成分とが近傍に高分散状態に存在する
高性能ルテニウム系触媒を用いることにより、低スチー
ム/カーボン比の運転条件下においても、炭素が析出し
にくく、経済性よく運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 EPMA線分析の走査方向を示す説明図
【図2】 実施例1の触媒ペレットのEPMAの分析結
果を示すチャート
【図3】 比較例2の触媒ペレットのEPMAの分析結
果を示すチャート
【図4】 反応中の触媒曹の温度分布を示すグラフ
【符号の説明】
1 触媒ペレット 2 断面 3 実際に走査した部分 4 EPMA線分析走査方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルテニウム化合物とジルコニウム化合物
    とを含有するpHが3以下である水溶液からなる含浸液
    に担体を接触させ、乾燥後、焼成することにより製造さ
    れた触媒を用い炭化水素を水蒸気改質することを特徴と
    する炭化水素の水蒸気改質方法。
  2. 【請求項2】 ルテニウム化合物が塩化ルテニウムであ
    り、ジルコニウム化合物がオキシ塩化ジルコニウムであ
    る請求項1記載の炭化水素の水蒸気改質方法。
  3. 【請求項3】 担体がアルミナである請求項1又は2記
    載の炭化水素の水蒸気改質方法。
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