JPH0848487A - ロープ動作を同期させたリフトクレーン - Google Patents

ロープ動作を同期させたリフトクレーン

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Publication number
JPH0848487A
JPH0848487A JP5735395A JP5735395A JPH0848487A JP H0848487 A JPH0848487 A JP H0848487A JP 5735395 A JP5735395 A JP 5735395A JP 5735395 A JP5735395 A JP 5735395A JP H0848487 A JPH0848487 A JP H0848487A
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JP
Japan
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rope
hoisting
drum
lift crane
load
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Pending
Application number
JP5735395A
Other languages
English (en)
Inventor
Arthur G Zuehlke
ジー ズエールク アーサー
David J Pech
ジェイ ペック ディヴィッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Manitowoc Engineering Co
Original Assignee
Manitowoc Engineering Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフトクレーンにおいて、第1及び第2の巻
上げドラムの組合せ動作によって負荷を持上げるように
した改良された方法及び装置を提供する。 【構成】 第1の巻上げドラム上に巻かれた第1のロー
プと、第2の巻上げドラム上に巻かれた第2のロープと
を使用する。巻上げドラムとは反対側のロープの端は一
緒に結合され、それらの間で張力を伝え合う。負荷は両
ロープに結合される。もし一方のロープの巻取り速度が
他方の巻取り速度を超えれば、ロープの結合された端が
移動する。この状態を検出し、第1及び第2の巻上げド
ラムの少なくとも一方の動作を変更して巻取り速度を平
衡させる。このシステムは巻上げブロック綱車と共に有
利に使用される。このシステムは1本のロープの各端が
巻上げドラムの分離した1つに巻かれ、負荷がそのロー
プの中央に結合されているような1本のロープと共に使
用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリフトクレーンに関し、
具体的には巻上げブロック綱車配列を使用する強力リフ
トクレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】本願は、現在は米国特許第 5,189,605号
である 1989 年 10 月 10 日付一連番号第 07/418,879
号の部分的継続である 1990 年8月 13 日付一連番号第
07/566,751 号の部分的継続である。リフトクレーンは
種々の持上げ作業に使用されている。リフトクレーンを
使用して極めて重い負荷を持上げるように考案された一
配列は、巻上げブロック綱車(もしくはシーブ)配列を
使用することであった。巻上げブロック綱車配列は、リ
フトクレーンのブームの端から吊下げられている上側及
び下側半ブロックを使用する。各半ブロックは複数の対
応する綱車を含んでいる。下側半ブロックは、負荷を取
付けることが可能なフックもしくは他の同様装置を含む
こともできる。上側及び下側半ブロックは、各半ブロッ
クの対応する綱車を通っている巻上げロープもしくはケ
ーブルによって接続されている。巻上げブロック綱車配
列の目的は2つの面を有している。第1は、上側及び下
側半ブロックを接続している多数の綱車が、多重滑車配
列としての機械的利点を提供することである。第2は、
持上げが(1つではなく)2つのドラム巻上げを使用し
て達成できることである。この後者の利点は、1本のロ
ープが巻上げブロックの綱車を通されており、ロープの
各端がリフトクレーン上の分離した巻上げドラムに巻付
けられているために得られる。即ち、多重滑車の機械的
配列だけではなく、2つの巻上げドラムの持上げ力も用
いて負荷を持上げることができるのである。巻上げブロ
ックの綱車を使用するリフトクレーンの例は、ウィスコ
ンシン州マニトウォックの Manitowoc Engineering Co.
製モデル 4000 、4100及び 36 フィートプラットフォー
ムリンガを含む。これらのリフトクレーンの若干は、80
0 乃至 1400 トンもしくはそれ以上の負荷を持上げるこ
とができる。
【0003】巻上げブロック綱車配列を上述のように使
用する場合には、比較的長い、例えば 4500 フィートの
ロープが必要である。これは多重巻上げブロック綱車に
1本のロープを通し、ロープの両端をはるばると2つの
巻上げドラムまで戻すように走らせているからである。
この極めて長い1本のロープの使用は欠陥を呈すること
になり得る。例えば、リフトクレーンを移動させなけれ
ばならない場合に、巻上げブロック綱車配列を解体する
のは煩わしいことである。また、使用されている1本だ
けのロープは極めて長いから、典型的には前側ドラムも
後側ドラムもこのように長いロープ全部を保持するのに
十分な大きさを有してはいない。そのためロープは全て
をリフトクレーンから取除いて分離したスプールに巻付
けなければならない。従って、再度リフトクレーンを使
用するためには、ロープをスプールから巻きほぐし、フ
ックブロック綱車及びブームを通し、前側及び後側の両
ドラムに巻付けなければならない。このため、巻上げブ
ロック綱車配列を利用するには、付加的な時間と努力と
を費やさなければならない。
【0004】
【発明の概要】本発明の一面によれば、リフトクレーン
のための改良された方法及び装置が提供される。本方法
及び装置においては、負荷は第1及び第2の巻上げドラ
ムの組合せ動作を通して持上げられる。本方法及び装置
は、2本のロープを使用する。第1のロープは第1の巻
上げドラム上に巻付けられ、第2のロープは第2の巻上
げドラム上に巻付けられる。これらのロープはブーム上
を伸び、巻上げドラムとは反対側のロープの端は一緒に
結合されているので張力をロープ間に伝え合うことがで
きる。負荷は結合されたロープによって担持されている
フックによって持上げられる。もし一方のロープの巻取
り速度が他方のロープの巻取り速度を超えれば、ロープ
の結合された端は移動しよう。この状態を検出し、2つ
のロープの巻込み速度を調整して平衡させるように第1
及び第2の巻上げドラムの少なくとも一方の動作を変更
させる。この装置は、巻上げブロック綱車配列と共に有
利に使用される。
【0005】
【実施例】図1に、重い負荷14を持上げるために使用
されるブーム12に取付けられている上側作業場11を
有する強力リフトクレーン10を示す。リフトクレーン
10は、動力をリフトクレーンの種々の機械的システム
に供給する機関と、アクチュエータ及びポンプを含む流
体圧システムとを含む。リフトクレーンのこれらの面の
詳細に関しては、上記関連出願第 07/566,751 号及び第
07/418,879 号を参照されたい。極めて重い負荷の場合
には、フックブロック綱車配列16が使用される。図2
に示すように、フックブロック綱車配列16は上側半ブ
ロック18と下側半ブロック20とを含む。図3及び図
4−7に示すように、上側半ブロック18上には複数の
綱車22(22a−22s)が配置され、また下側半ブ
ロック20上には上側半ブロック18上の綱車22に対
応する複数の綱車24(24a−24p)が配置されて
いる。フック25は下側半ブロック20に接続されてい
る。フックブロック綱車配列16を用いて負荷14を持
上げるのは、2つの巻上げドラムを使用して達成され
る。図1及び3に示すように、リフトクレーンの上側作
業場11の本体上には、第1のもしくは後側巻上げドラ
ム30、及び第2のもしくは前側巻上げドラム32が配
置されている。
【0006】本発明の好ましい面によれば、2本の分離
したロープもしくは負荷索を使用する。第1のロープも
しくは負荷索36は第1の巻上げドラム30に組合さ
れ、第1の巻上げドラム30の周囲に巻付けられている
第1の端38を含む。第2のロープもしくは負荷索40
は第2の巻上げドラム32に組合され、第2の巻上げド
ラム32の周囲に巻付けられている第1の端42を含
む。第1のロープ36及び第2のロープ40はそれぞ
れ、第1の巻上げドラム30及び第2の巻上げドラム3
2からブーム12に沿って上方に伸びている。この実施
例では、第1及び第2のロープ36及び40は、上側及
び下側半ブロック18及び20の綱車22及び24を通
してフックブロック綱車配列16を通過している。図5
及び図8に示すように、第1のロープ36の第2の端4
8はリンク52の第1の側50に接続され、第2のロー
プ40の第2の端54はリンク52の第2の側56に接
続されている。リンク52は、フックブロック綱車配列
16内の綱車の上側及び下側の列の間に位置決めされて
いる。2本のロープの第2の端48及び54は、固定用
装置60及び61のような適切な手段によってリンク5
2に接続されている。これらのロープの第2の端は、必
要に応じてリンクから容易に切り離し可能にしておくこ
とが好ましい。
【0007】分離した2本のロープを使用してはいる
が、これらはリンク52を介して互いに接続されている
ので1本のロープとして機能する。即ち、リンクは一方
のロープから他方のロープへ張力を伝えることができる
ので、両ロープ上の張力は実質的に等しくなる。これ
は、両巻上げドラムの組合せ動作を通して負荷を持上げ
ることを可能にし、また以下に説明するように、もし張
力が等しくなければロープの相対運動を感知することを
可能にする。ロープの相対運動を感知するセンサは、半
ブロックの一方に接続されている。図5及び8に示すよ
うに、好ましい実施例ではこのセンサは上側半ブロック
18に、詳しく言えば、上側半ブロック18の上側ブロ
ックフレーム64に接続されている。上側ブロックフレ
ーム64は、ベース部分66と、ベース部分66に直接
接続されていてリンク52の近くまで伸びている第1及
び第2の腕部分68及び69を含む。第1及び第2の腕
部分68及び69の間にはアクチュエータレバー70の
一方の端71が位置し、72において回転するようにそ
れらに取付けられている。アクチュエータレバー70の
他方の端73は、74において回転するようにリンク5
2に取付けられている。
【0008】センサ組立体80は、上側ブロックフレー
ム64上に取付けられている。図5及び8に示すよう
に、センサ組立体80は第1のリミットスイッチ82及
び第2のリミットスイッチ84を含む。これらの各リミ
ットスイッチは、腕部分の一方に取付けられている。例
えば、第1のリミットスイッチ82は第2の腕部分69
上に取付けられている。取付け用パッド85及び86を
使用することによって、腕部分上へのリミットスイッチ
の取付けが容易になる。好ましい実施例では、取付け用
パッドは腕部分68及び69上に締付けられており、リ
ミットスイッチ82及び84はボルトその他の締め具に
よってパッド上に取付けられている。リミットスイッチ
を取付けるための他の適当な手段を使用しても差し支え
ない。各リミットスイッチは、ボディ部分及びローラピ
ン部分を含む。図9に示すように、第1のリミットスイ
ッチ82はボディ部分88及びローラピン部分90を有
している。第2のリミットスイッチ84は、第1のリミ
ットスイッチ82に類似もしくは同一である。ローラピ
ン部分90はリミットスイッチボディ部分88から外側
に伸長するようにバイアスされている。ローラピン部分
90は、それに十分な力を加えると伸長した位置から縮
退した位置まで移動するように滑り可能である。十分な
力が加わらない場合にはローラピン部分90は、リミッ
トスイッチのバイアスによって完全に伸長した位置を取
る。リミットスイッチ82及び84はローラピン部分の
位置、即ち伸長もしくは縮退位置を表す信号を出力す
る。リミットスイッチは例えば一方の位置を表す高電圧
信号を出力し、他方の位置を表す低電圧信号を出力する
のように、適当な手段によってこれを行うことができ
る。代替としてリミットスイッチは、一方の位置もしく
は状態から他方の位置もしくは状態への移り変わりを表
すパルスもしくは他の信号を出力してもよい。好ましい
実施例に使用されているリミットスイッチは Micro Swi
tch Company 製のモデル 35ZS1である。
【0009】アクチュエータレバー70に接続されてい
るのは第1のカム92及び第2のカム94である。第1
及び第2のカム92及び94は、アクチュエータレバー
70と一体の金属で形成しても、代替としてこれらを分
離した片で形成してアクチュエータレバー70に接続し
てもよい。第1及び第2のカム92及び94は、上側ブ
ロックフレーム64の腕部分68と69との間に配置さ
れている。第1及び第2のカム92及び94の軸は、ア
クチュエータレバー70と上側ブロックフレーム64と
の間の回転接続軸72と一致している。第1及び第2の
カムは、アクチュエータレバー70が軸72を中心とし
て回転する時に、アクチュエータレバー70と共に運動
するようにアクチュエータレバー70に接続されてい
る。第1及び第2のカム92及び94の周縁は2つの区
分からなっている。再度図9を参照する。全カム周縁の
約 314°にわたっている第1のカム周縁区分96のカム
半径は第1の寸法を有し、残りの約 46 °にわたってい
る第2のカム周縁区分98のカム半径は第1の寸法より
小さい第2の寸法を有している。図9には、第1のリミ
ットスイッチ82が、概ね水平位置にあるアクチュエー
タレバー70と共に示されている。第1のリミットスイ
ッチ82は、そのローラピン90が第1のカム92の周
縁と係合するように上側ブロックフレーム64の腕部分
68上に取付けられている。図9に示す位置では、ロー
ラピン90はカム92の第2の周縁区分98と係合して
いる。この位置では、リミットスイッチ82のローラピ
ン90は伸長している、つまり外側へバイアスされてい
る。
【0010】図10には、図9に示す水平位置から時計
回りに 15 °回転した第1の位置100にあるアクチュ
エータ腕70が鎖線で示されている。アクチュエータレ
バー70が図10に示す位置にある時には、カム92
は、リミットスイッチ82のローラピン90が最早カム
92の下側周縁区分98とは係合せず、その代わりにカ
ムの上側周縁区分96と係合している位置まで回転して
いる。ローラピン90がカムの第1の周縁区分96と係
合している場合には、ローラピン90はその伸長位置か
らその縮退位置へ押しつけられている。リミットスイッ
チのローラピン90がその伸長位置からその縮退位置へ
運動すると、リミットスイッチはローラピン位置が変化
したことを表す信号を出力する。第2のリミットスイッ
チ84は、第1のリミットスイッチと同じように第2の
腕部分69上に取付けられ、第2のカム部材94と係合
している。第1のリミットスイッチ82が水平から反時
計回りに 31 °と、水平から時計回りに 15 °の範囲の
外のアクチュエータレバーの運動とを指示するように取
付けられているのに対して、第2のリミットスイッチ8
4は水平から反時計回りに 15 °と水平から時計回りに
31 °のアクチュエータレバーの運動を指示するように
取付けられている。
【0011】リミットスイッチは、CPUを含むプログ
ラム可能なコントローラへ出力を送る。巻上げドラム3
0及び32の動作はCPUの動作の下にあるので、セン
サ入力を容易に受入れることができる。プログラム可能
なコントローラの制御下の巻上げドラムの動作に関して
は、前記特許出願第 07/566,751 号及び第 07/418,879
号を参照されたい。図12に示すリフトクレーン10の
実施例のための制御システムのブロック線図を参照して
概要を説明する。リフトクレーン10の種々の機械的サ
ブシステム104は、前側巻上げドラム32、後側巻上
げドラム30、スイング、ブーム、左側及び右側クロー
ラ等々のためのポンプ及びアクチュエータを含む。機械
的サブシステム104はリフトクレーンの上側作業場所
11内の運転室106(図1)内に居る運転手の制御の
下にある。運転室106内には、リフトクレーンの機械
的サブシステム104の操作及び制御に使用される種々
の運転手制御装置108が存在しており、これらは特定
の型の作業にリフトクレーンの動作を合わせるためのモ
ード選択装置110を含むことが好ましい。運転手制御
装置108の出力112及びモード選択装置110の出
力113は、コントローラ114、正確にはコントロー
ラ114のインタフェース116に導かれる。インタフ
ェース116自体はCPU(中央処理装置)118に接
続されている。コントローラ114は Hydro Electroni
c Devices Corporation 製のモデル IHC(知的流体圧コ
ントローラ)のようなユニットであってよい。CPU
118は Intel 8052 であることができる。CPU 1
18は、運転手からの(運転手制御装置108を通し
て)命令を認識して解釈する運転ルーチン120を走ら
せ、インタフェース116を通して戻す情報を出力して
機械的サブシステム104へ導き、運転手の命令に従っ
て機能させる。機械的サブシステム104に関する運
動、位置及び他の情報はセンサ122によって監視され
る。これらのセンサ122はリミットスイッチ82及び
84を含む。センサ122からの情報はインタフェース
116へ戻され、そこからCPU 118へ供給され
る。センサ122から供給される機械的サブシステム1
04に関するこの情報は、CPU 118上で走る運転
ルーチン120によって使用され、リフトクレーンが適
正に動作しているか否か、及び動作命令に応答している
か否かが決定される。
【0012】本実施例によれば、コントローラ114は
ドラム同期ルーチン124を走らせる。このドラム同期
ルーチン124は、リフトクレーン10の機械的システ
ム及びサブシステムの全てを含むリフトクレーン10全
体の動作を制御する全般的な運転ルーチン120の一部
であるサブルーチンとして組入れることが好ましい。ド
ラム同期ルーチンのための原始コードを付録Aに示す。
図13及び14は、本発明のこの実施例に従って第1及
び第2の巻上げドラムを動作させるために使用できる巻
上げドラム同期ルーチン124の流れ図である。本実施
例によれば、リフトクレーン運転室内の運転手は、リフ
トクレーン制御装置を操作して図1に示すように巻上げ
ブロック綱車配列を使用してリフトクレーンで負荷を持
上げる。運転手は制御装置108を操縦して第1の巻上
げドラム30及び第2の巻上げドラム32を回転させ、
両巻上げドラムの組合せ動作を通して負荷14を持上げ
る。持上げ中、もし第2の(前側)巻上げドラム32か
らのロープ40が第1の(後側)巻上げドラム30から
のロープ36よりも遅く走っていれば、この速度差分
は、アクチュエータレバー70を、図10に示すように
15 °位置に到達させるまで反時計回りに回転させる。
この点で、リミットスイッチ、即ち第1のリミットスイ
ッチ82上のローラピン90がカム92の第2の周縁区
分98から第1の周縁区分96へ移動し、それによって
リミットスイッチ82に信号を出力させてコントローラ
114へ供給させる。この状態を図13の150に示し
てある。これが発生すると、ドラム同期ルーチン124
は第1の巻上げドラム30への命令を出力して速度を低
下させ、第2の巻上げドラム32への命令を出力して速
度を増加させて一定のフック速度を維持する。この状態
を図14の152に示してある。この出力命令はドラム
動作の同期を保つ修正として役立つ。この修正によりア
クチュエータレバー70は、図9に示すようなその水平
位置へ戻される。
【0013】上述した持上げ動作には、同じような考察
及び条件が適用されるので、降下動作も含まれているこ
とを理解されたい。例えば、もし前側ドラムが後側ドラ
ムよりも速く動作していれば、リンクはアクチュエータ
レバー70を移動させ、もしこの移動が約 15 °を超え
ればリミットスイッチが信号をコントローラへ送って前
側ドラムの速度を落とし、及び/または後側ドラムの速
度を上げる。以上に説明した改良により、リフトクレー
ン10の分解が容易になる。1本の長いロープの代わり
に2本の短か目のロープを使用することができるから、
2本の短か目のロープを全て2つの巻上げドラム上に巻
取ることが可能である。この手順によれば、ロープ36
及び40はそれらの第2の端48及び54においてリン
ク52から切離される。次いで、ロープを綱車及びブー
ムから完全に撤収し、巻上げドラム上に巻付けることが
できる。本発明の別の実施例によれば、ドラム同期ルー
チンは第2限界安全機能を提供することができる。この
第2限界機能は、アクチュエータレバーがその水平位置
から離れ過ぎて走行するのを防ぐ。図11はアクチュエ
ータレバー70が第2の位置にあることを示している。
この位置ではアクチュエータレバー70は図9の水平位
置から反時計回りに 31 °回転している。アクチュエー
タレバー70が図11に示す位置まで移動すると、リミ
ットスイッチ82のローラピン90がカム92の第2の
区分98の他方の(図10に対して)端に到達する。ま
たこの位置では、ローラピン90は最早カム92の第2
の周縁区分98とは係合せず、代わりにローラピン90
はカムの第1の周縁区分96と係合し、前述したよう
に、リミットスイッチはローラピン位置が変化したこと
を指示する信号を出力する。
【0014】この別の実施例では、もしアクチュエータ
レバー70が水平から反時計回りに31 °より大きく走
行していれば、第1のリミットスイッチ82もそれが第
1の周縁区分96上にあることを指示する信号を出力
し、もしアクチュエータレバー70が水平から時計回り
に 31 °より大きく走行していれば、第2のリミットス
イッチ82はそれが第1の周縁区分96上にあることを
指示する信号を出力する。これらの状態の下では、ドラ
ムは速度差を最大に修正するように動作することを命令
される。代替として、ドラムを運転停止させるように命
令することもできる。第2限界を使用するドラム同期ル
ーチンのこの代替実施例のためのコード及び擬似コード
は付録Bに示されている。上述した実施例では、第1及
び第2の巻上げドラムが完全にプログラム可能なコント
ローラの制御の下にあるものとしている。しかしなが
ら、本発明の実施例は、巻上げドラムが運転室内の制御
レバーの直接制御の下にあるようなリフトクレーン内に
も組入れ可能であることを理解されたい。このような配
列では、本発明の実施例は直接運転手制御を増補するた
めに使用することができる。例えばこのような実施例で
は、一方のロープの巻取り速度が他方のロープの巻取り
速度を余りにも大きく超過したことを感知した時に、一
方もしくは他方の巻上げドラムの巻取りを調整して平衡
させる(即ち、トリムする)ようにセンサ組立体を機能
させることができる。しかしながら、他の時間には、セ
ンサ組立体は巻上げドラムの直接制御を運転手に戻す。
このような実施例はCPUを使用することなく実現する
ことができるが、その代わりに単純なスイッチを使用す
ることになる。
【0015】本発明の好ましい実施例では、ドラム同期
システムは巻上げドラム及び巻上げブロック綱車配列と
共に使用されている。しかしながら、同期システムは巻
上げドラム以外の他の型の機械システムと共に使用する
ことも可能であることを理解されたい。また同期システ
ムは、2本のロープもしくは負荷索と共に、しかしなが
ら巻上げブロック綱車配列は使用せずに、使用すること
もできる。上述した理由から2本のロープを使用するこ
とが有利ではあるが、本発明は1本のロープ配列と共に
使用することも可能である。巻上げブロック綱車配列を
使用する場合のような1本のロープシステムでは、上述
したような安全機能を組入れることが有利である。1本
のロープシステムでは、巻上げドラムの一方が不動作に
なるか、もしくはロープが綱車内でもつれ始める恐れが
ある。これにより巻上げドラムの一方が負荷から分離
し、このような状況の下では負荷の持上げは一方の巻上
げドラムだけによって遂行されるようになる。これは、
負荷に対してロープを移動させる。本発明の実施例によ
ればこの状態を検出することが可能であり、負荷から戻
ってくる2本のロープが互いに他方に対して移動してい
ることを表す信号をロープに組合されたセンサが出力す
る。巻上げドラムの動作は、上述したようにして巻取り
速度を平衡させるように変更される。
【0016】好ましい実施例ではセンサは、2本のロー
プを接続しているリンクに機械的に取付けられている
が、2本のロープの互いに他方に対する運動を非機械的
手段によって検出できることも理解されたい。例えば、
リンク及び/またはロープの移動は光センサ、磁気セン
サ、もしくは機械的接続以外の(例えばホール効果、容
量性等を使用する)他の型のセンサによって検出するこ
ともできる。この検出はロープ端以外の位置において遂
行することが可能である。以上の説明は例示の目的に過
ぎず、本発明は特許請求の範囲によってのみ限定される
ものであることを理解されたい。付録 A リンガがタンデムドラムモードに設定されている時に M
-1200 リンガシステムと共に使用するブロックアップレベルシ
ステム このシステムは M-1200 リンガが2台のドラムと共に巻
上げられている時に巻上げブロックレベルを保つように
設計されている。これはドラム速度の差及び何れかのド
ラムに巻かれている索の数を補償する。本システムは、
2つの常閉リミットスイッチを使用する。これにより、
もし両スイッチが開状態として応答した場合には、一方
もしくは両方のスイッチに電気的障害を生じていること
を検出することができる。
【0017】ルーチンが開始される時に、以下の項目が
確立されている。 CA(0) − これは中立カウンタである。もしハンド
ル命令が中立にあれば、この変数がインクリメントされ
る。 D(0) − 前側巻上げ命令方向性フラグ。もし D(0)
=128 ならば、巻上げ命令は中立である。もし D(0)
=255 ならば、巻上げ命令は巻上げである。もし D(0)
=0ならば、巻上げ命令は降下である。 D(1) − 後側巻上げ命令方向性フラグ。詳細は D
(0) 参照。 PUMP(0) − 前側巻上げドラムのためのポンプ命
令。ルーチンが開始される時、初期命令は既に計算され
ている。 PUMP(1) − 後側巻上げドラムのためのポンプ命
令。この変数のための初期命令も生成されている。 R(0) − 運転室からの巻上げハンドル命令。 R(5) − クレーンの動作モード。このルーチンを
使用すべきか、使用すべきではないかを指示する。 ルーチン中、以下の値が計算される。
【0018】BK − 現ブロック状態。 もし BK =0ならば、前側巻上げの巻上げが速過ぎる
か、もしくは降下が遅過ぎる。もし BK =1ならば、後
側巻上げの巻上げが速過ぎるか、もしくは降下が遅過ぎ
る。もし BK =2ならば、巻上げロープは同期してい
る。 DX − 調整段階。これはハンドル命令に比例し
ている。 DX は、リミットスイッチに応答してポンプ命
令に適用される係数を計算するために使用される( Q0
(1)参照)。 I2.B1 − 前側巻上げのための標識ビット。もし
このビット=0ならば前側巻上げが速過ぎるか、もしく
は降下が遅過ぎる。 I2.B2 − 後側巻上げのための標識ビット。もし
このビット=0ならば後側巻上げが速過ぎるか、もしく
は降下が遅過ぎる。 LBK − 最後のプログラムサイクル中の BK の
値。 MS(0)&MS(1) − コード内の他の場所で他のドラム速度
制御ルーチンが使用する係数。これらの係数は、2もし
くはそれ以上の速度制御ルーチンが同時に動作中の時に
適切な動作を保証する。
【0019】Q0(0) − リミットスイッチ入力に応
答し、滑らかな制御された応答を発生する関数に基づい
て前側ポンプ命令を調整する DX から計算される項。 Q0(1) − 後側ポンプ命令を調整する項 Q0(0)。 Q1 − トリム変数。この変数は、各ブロックレ
ベルスイッチが切換わる度に増加もしくは減少する。こ
れは、ロープ速度を等しく維持するのを援助するために
ポンプ命令に適用されるトリム係数を計算するのに使用
される。 ルーチンが終了する時に、以下の変数が新しい値にセッ
トされる。 MS(0) − 後刻プログラム内で使用するために調整
されよう。 MS(1) − これも後刻使用するために調整されよ
う。 PUMP(0) − レベリングが必要か否かに基づいて調
整されよう。 PUMP(1) − これもレベリングの必要性に基づいて
調整されよう。 前側リンガウィンチは、ブロックの右側に設置されてい
る。リミットスイッチI2.B1 は、もし前側ドラムの巻上
げが速過ぎるか、降下が遅過ぎれば開になる。リミット
スイッチ I2.B2は、もし後側ドラムの巻上げが速過ぎる
か、降下が遅過ぎれば開になる。 IF R(5) = 66 THEN DO; LBK=BK; BK=2; IF NOT (I2.B2) THEN BK=1; IF NOT (I
2.B1) THEN BK=0; IF (BK<>LBK) AND (BK=0) THEN Q1=Q1-1; IF Q1>250 TH
EN Q1=0; IF (BK<>LBK) AND (BK=1) THEN Q1=Q1+1; IF Q1>40 THE
N Q1=40; IF CA(0)>0 THEN Q1=10; IF R(0)>128 THEN KO=R(0)-12
8; ELSE KO=128-R(0);DX=128; IF BK=1 THEN DX=128-(K
O/5); IF BK=0 THEN DX=128+(K0/5); K2=DX*256; DO I=0 TO 1; IF D(I)<>128 THEN Q0(I)=(Q0(I)-(Q0(I)/5)+(K2/5); E
LSE Q0(I)=32768; END; K0=PUMP(0); IF K0>128 THEN K0=128+(((K0-128)*(Q1+40))/60); ELSE K0=128-(((128-K0)*(80-Q1))/60); MS(1)=0; IF Q1<10 THEN MS(1)=(26*(10-Q1))/10; IF B
K=0 THEN MS(1)=MS(1)+26; MS(0)=0; IF Q1>10 THEN MS(0)=(26*(Q1-10))/10; IF B
K=1 THEN MS(0)=MS(0)+26; K0=K0+128-(Q0(0)/256); IF K0>30000 THEN K0=0; IF K
0>255 TEHN K0=255;PUMP(0)=K0; PUMP(1)=PUMP(1)-128+
(Q0(1)/256); END; ELSE Q1=20;付録 B 第2限界機能を有する代替実施例用擬似コード I. ブロックレベルフラグをセット A. LBK = BK (先行ブロック状態を思い出された
い)。
【0020】B. もしロープがブロックの右側から左側
へ移動すれば、BK=1 にセット。 C. もしロープがブロックの左側から右側へ移動すれ
ば、BK=2 にセット。 D. もしロープがブロックの右側から左側へ大きく移動
すれば、BK=3 にセット。 E. もしロープがブロックの左側から右側へ大きく移動
すれば、BK=3 にセット。 F. もしロープが限界内にあれば、BK=0 にセット。 II. リンガ2ドラムシステム:平衡化シーケンス A. もしリンガが2ドラムモードであれば[ R(5)=2 ] 1. R(1)=R(0) にセット。 TM1及び TM2=0にセット。
{ポンプ制御変数を互いに等しくセットし、調整変数を
リセット。} 2. もしブロックレベル状態が変化し、ロープが左へ移
動していれば、Q1から1を減ずる。 a. もし Q1>250 ならば、Q1を0にセット。
【0021】Q1は0以下にスクロールしており、それ自
体 255にセットされている。 3. もしブロックレベル状態が変化し、ロープが右へ移
動していれば、Q1に1を加える。 a. もし Q1>20ならば、Q1を 20 にセット。 4. TM1 及び TM2を調整。 a. もし Q1>10ならば、TM1=Q1-10 にセット。 b. もし Q1<10ならば、TM2=10-Q1 にセット。 この点で、TM1 と TM2との間では、それらの一方だけが
実際の値を有していることに注目すべきである。他方は
0に等しく、残りの計算のためにそのままにされる。こ
のため、クレーンは一方向のみにトリムされる。 5. もし R(0)>146 ならば{クレーンがを巻上げ中であ
れば}、 a. TM1 及び TM2を調整。 i. TM1=(TM1×(R(0)-146))/66 ii. TM2=(TM2×(R(0)-146))/66 b. もしロープが左へ移動していれば、TM1=R(0)-146 c. もしロープが右へ移動していれば、TM2=R(0)-146 6. もし R(0)<146 ならば{クレーンが降下中であれ
ば}、 a. TM1 及び TM2を調整。
【0022】i. TM1=(TM1×(110-R(0))/66 ii. TM2=(TM2×(110-R(0))/66 b. もしロープが左へ移動していれば、TM1=110-R(0) c. もしロープが右へ移動していれば、TM2=110-R(0) 7. TM1 及び TM2をかっこでくくる。 a. もし TM1>10 ならば、TM1=10にセット。 b. もし TM2>10 ならば、TM2=10にセット。 8. もし TM1+R(0) が最大ポンプ命令を超えれば、超え
た量の2倍に TM1を調整。 a. もし (R(0)+TM1)>212 ならば、TM1=TM1+((R(0)+TM
1)-212) b. もし (R(0)-TM1)<44ならば、TM1=TM1+(44-(R(0)-TM
1)) 9. もし TM2+R(0) が最大ポンプ命令を超えれば、超え
た量の2倍に TM2を調整。 a. もし (R(0)+TM2)>212 ならば、TM2=TM2+((R(0)+TM
2)-212) b. もし (R(0)-TM2)<44ならば、TM2=TM2+(44-(R(0)-TM
2)) 10. 制御ハンドルの命令値をリセットし、それらをか
っこでくくる。
【0023】a. 前側ドラム制御を調整し、かっこでく
くる。 R(0)=R(0)-TM2+TM1 i. もし R(0)>212 ならば、 R(0)=212 にセット。 ii. もし R(0)<44ならば、 R(0)=44にセット。 b. 後側ドラム制御を調整し、かっこでくくる。 R(1)=R(1)-TM2+TM1 i. もし R(1)>212 ならば、 R(1)=212 にセット。 ii. もし R(1)<44ならば、 R(1)=44にセット。 B. もしR(5)<>2 ならば、Q1=10にセット。 変数リスト: BK : ブロックレベル変数 − 0/ ブロックがレベ
ル。 1/ ロープが左側から右側へ移動した。 2/ ロープが右側から左側へ移動した。 3/ ロープが左側から右側へ大きく移動した。
【0024】4/ ロープが右側から左側へ大きく移動し
た。 I2.B1 : デジタル入力 ─ 後側ドラム側が高。 I2.B2 : デジタル入力 ─ 前側ドラム側が高。 LBK : 最後のブロックレベル変数値。 Q1 : 巻上げポンプ調整強度。 TM1 : 巻上げポンプトリム命令 : ロープは右から左
へ移動した。 TM2 : 巻上げポンプトリム命令 : ロープは左から右
へ移動した。 R(0) : 前側ドラムハンドル命令。 R(1) : 後側ドラムポンプ制御。 R(5) : クレーンモード − R(5)=2の時、クレーン
は2ドラム巻上げモードにある。 第2限界機能を有する代替実施例用コード 前側リンガウィンチは、ブロックの右側に設置されてい
る。リミットスイッチI2.B2 は、もし前側ドラムの巻上
げが速過ぎるか、降下が遅過ぎれば開になる。リミット
スイッチ I2.B1は、もし後側ドラムの巻上げが速過ぎる
か、降下が遅過ぎれば開になる。R(0)= RH 制御ハンド
ル。R(1)= LH 制御ハンドル。 /*SET BLOCK LEVEL FLAG*/ LBK ; IF (NOT(I2.B1)) AND I2.B2. THEN BK=1; IF (NOT(I2.B
2)) AND I2.B2 THEN BK=2; IF (NOT(I2.B1)) AND (NOT(I2.B2)) AND (LBK=1) THEN
BK=3; IF (NOT(I2.B1)) AND (NOT(I2.B2)) AND (LBK=2) THEN
BK=4; IF I2.B1 AND I2.B2 THEN BK=0; /*RINGER TANDEM*/ IF R(5)=2 THEN DO; R(1)=R(0); TM1, TM2=0; IF (BK<>LBK) AND (BK=2) THEN Q1-1; IF Q1>250 THEN
Q1=0; IF (BK<>LBK) AND (BK=1) THEN Q1+1; IF Q1>20 THEN Q
1=20; IF Q1>10 THEN TM1=Q1-10; IF Q1<10 THEN TM2=10-Q1; IF R(0)>146 THEN DO; TM1=(TM1*(R(0)-146))/66; TM2=(TM2*(R(0)-146))/66; IF (BK=1) OR (BK=3) THEN TM1=R(0)-146; IF (BK=2) OR (BK=4) THEN TM2=R(0)-146; END; IF R(0)<110 THEN DO; TM1=(TM1*(110-R(0)))/66; TM2=(TM2*(110-R(0))/66; IF (BK=1) OR (BK=3) THEN TM1=110-R(0); IF (BK=2) OR (BK=4) THEN TM2=110-R(0); END; IF TM1>10 THEN TM1=10; IF TM2>10 THEN TM2=10; IF (R(0)+TM1)>212 THEN TM1=TMQ+((R(0)+TM1)-212); IF (R(0)-TM1)<44 THEN TM1=TMQ+(44-(R(0)-TM1)); R(0)=R(0)-TM2+TM1; IF R(0)>212 THEN R(0)=212; IF R
(0)<44 THENR(0)=44; R(1)=R(1)-TM1+TM2; IF R(1)>212 THEN R(1)=212; IF R
(1)<44 THENR(1)=44; END; ELSE Q1=10
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を組入れたリフトクレー
ンの側面図である。
【図2】図1に示すリフトクレーンのブームの上端の拡
大図である。
【図3】図1に示すリフトクレーンのロープ通し配列を
示す図である。
【図4】図1の実施例に示す巻上げブロック綱車配列の
上側半分の断面図である。
【図5】図1の実施例に示す巻上げブロック綱車配列の
上側半分の正面図である。
【図6】図1の実施例に示す巻上げブロック綱車配列の
下側半分の正面図である。
【図7】図1の実施例に示す巻上げブロック綱車配列の
下側半分の側面図である。
【図8】図5の8−8’矢視断面図である。
【図9】図8の一部を示す断面図である。
【図10】図9と類似の断面図であって、第1の位置に
あるアクチュエータレバーを示す図である。
【図11】図9と類似の断面図であって、第2の位置に
あるアクチュエータレバーを示す図である。
【図12】図1のリフトクレーンのための制御装置のブ
ロック線図である。
【図13】図12に示すドラム同期制御ルーチンの流れ
図の一部である。
【図14】図13の続きである。
【符号の説明】
10 リフトクレーン 11 上側作業場 12 ブーム 14 負荷 16 フックブロック綱車配列 18 上側半ブロック 20 下側半ブロック 22、24 綱車 25 フック 30 後側(第1)巻上げドラム 32 前側(第2)巻上げドラム 36 第1のロープ(負荷索) 38 第1のロープの第1の端 40 第2のロープ(負荷索) 42 第2のロープの第1の端 48 第1のロープの第2の端 50 リンクの第1の側 52 リンク 54 第2のロープの第2の端 56 リンクの第2の側 60、61 固定用装置 64 上側ブロックフレーム 66 上側ブロックフレームのベース部分 68 上側ブロックフレームの第1の腕部分 69 上側ブロックフレームの第2の腕部分 70 アクチュエータレバー 71 アクチュエータの一方の端 72 回転軸 73 アクチュエータの他方の端 80 センサ組立体 82、84 リミットスイッチ 85、86 リミットスイッチ取付け用パッド 88 リミットスイッチボディ部分 90 リミットスイッチローラピン部分 92、94 カム 96 カムの第1の周縁区分 98 カムの第2の周縁区分 100 第1の位置 104 機械的サブシステム 106 運転室 108 運転手制御装置 110 モード選択装置 112 運転手制御装置の出力 113 モード選択装置の出力 114 コントローラ 116 インタフェース 118 CPU 120 運転ルーチン 122 センサ 124 ドラム同期ルーチン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディヴィッド ジェイ ペック アメリカ合衆国 ウイスコンシン州 54220 マニタウォック チェリー ロー ド 1610

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を持ち上げるためのリフトクレーン
    において、 第1の巻上げ機構と、 第2の巻上げ機構と、 中央部分に結合された負荷を第1の巻上げ機構と第2の
    巻上げ機構との組合せ動作によって巻上げることができ
    るように、第1の端が第1の巻上げ機構に巻付けられ、
    第2の端が第2の巻上げ機構に巻付けられている1本の
    ロープと、 上記第1の巻上げ機構及び第2の巻上げ機構に組合さ
    れ、上記第1の端が巻取られる速度と上記第2の端が巻
    取られる速度とを相対的に均一に維持する制御機構とを
    備えていることを特徴とするリフトクレーン。
  2. 【請求項2】 上記ロープは、第1及び第2の分離した
    区分からなる請求項1に記載のリフトクレーン。
  3. 【請求項3】 上側半ブロックと、下側半ブロックと、
    上記ロープが通されている上記上側及び下側半ブロック
    上の複数の綱車をも備えている請求項1に記載のリフト
    クレーン。
  4. 【請求項4】 負荷を取付けるために上記下側半ブロッ
    クに取付けられているフックをも備えている請求項3に
    記載のリフトクレーン。
  5. 【請求項5】 上記制御機構は、 上記速度の相対的な差を検出し、それを表す信号を出力
    するようになっているセンサと、 上記センサからの信号を受信し、上記第1の巻上げ機構
    及び第2の巻上げ機構の少なくとも一方へ出力を供給し
    て少なくとも一方の上記速度を調整するプロセッサをも
    備えている請求項1に記載のリフトクレーン。
  6. 【請求項6】 ブームと、 第1の巻上げドラムと、 上記ブームに沿って伸び、上記第1の巻上げドラムに巻
    付けられている第1の端と、第2の端とを有する第1の
    負荷索と、 第2の巻上げドラムと、 上記ブームに沿って伸び、上記第2の巻上げドラムに巻
    付けられている第1の端と、上記第1の負荷索の上記第
    2の端に結合されている第2の端とを有する第2の負荷
    索と、 上記第1の負荷索と第2の負荷索との間に張力を伝達で
    きるように、上記第1及び第2の負荷索の少なくとも一
    方を負荷に取り付ける継ぎ手と、 少なくとも一方の上記負荷索に組合されていて、第1の
    負荷索が巻取られる速度が第2の負荷索が巻取られる速
    度に対して変化したか否かを検出するセンサを備えてい
    ることを特徴とするリフトクレーン。
  7. 【請求項7】 上側半ブロックと、下側半ブロックと、
    上記上側及び下側半ブロック上にあって上記第1の負荷
    索及び上記第2の負荷索が通されている複数の綱車をも
    備えている請求項6に記載のリフトクレーン。
  8. 【請求項8】 上記センサからの信号出力を受信し、上
    記第1の巻上げドラム及び第2の巻上げドラムへ出力を
    供給して上記センサから受信した上記信号の関数として
    上記速度を調整するコントローラをも備えている請求項
    6に記載のリフトクレーン。
  9. 【請求項9】 ブームと、 第1の巻上げドラムと、 上記ブームに沿って伸び、上記第1の巻上げドラムに接
    続されている第1の端と、リンクに接続されている第2
    の端とを有する第1のロープと、 第2の巻上げドラムと、 上記ブームに沿って伸び、上記第2の巻上げドラムに接
    続されている第1の端と、上記リンクに接続されている
    第2の端とを有する第2のロープと、 上記第1のロープと第2のロープとの間に張力を分配で
    きるようにし、上記第1及び上記第2の両巻上げドラム
    によって上記負荷を持上げることができるように上記第
    1及び第2のロープの少なくとも一方を負荷に接続する
    継ぎ手を備えていることを特徴とするリフトクレーン。
  10. 【請求項10】 上記リンクの運動を検出するようにな
    っているセンサをも備えている請求項9に記載のリフト
    クレーン。
  11. 【請求項11】 カム部分を有し上記リンクに接続され
    ているアクチュエータレバーをも備え、上記センサは、 上記カム部分に係合する少なくとも1つのリミットスイ
    ッチを備えている請求項10に記載のリフトクレーン。
  12. 【請求項12】 上記巻上げドラム及び上記センサに機
    能的に接続され、上記センサからの入力に基づいて上記
    第1の巻上げドラム及び上記第2の巻上げドラムの動作
    を変更するようになっているコントローラをも備えてい
    る請求項10に記載のリフトクレーン。
  13. 【請求項13】 上記コントローラは、 プロセッサと、 上記プロセッサ上で走り、上記センサからの入力に基づ
    いて上記第1及び上記第2の巻上げドラムの動作を変更
    する出力を供給するようになっている同期ルーチンをも
    備えている請求項12に記載のリフトクレーン。
  14. 【請求項14】 上記同期ルーチンは、 上記リンクの運動が第1のしきい値に達したことをセン
    サが検出することに応答する第1のサブルーチン部分
    と、 上記リンクの運動が上記第1のしきい値より大きい第2
    のしきい値に達したことをセンサが検出することに応答
    する第2のサブルーチン部分を備えている請求項13に
    記載のリフトクレーン。
  15. 【請求項15】 上記第1のサブルーチン部分は上記第
    1の巻上げドラム及び上記第2の巻上げドラムの動作に
    関する第1の命令を出力し、上記第2のサブルーチン部
    分は上記第1の命令とは異なる上記第1の巻上げドラム
    及び上記第2の巻上げドラムの動作に関する第2の命令
    を出力する請求項14に記載のリフトクレーン。
  16. 【請求項16】 上記第1及び第2の巻上げドラムに組
    合され、上記第1のロープの上記第2の端と上記第2の
    ロープの上記第2の端との間の相対運動がしきい値に達
    したことを検出すると上記第1及び第2の巻上げドラム
    の動作を変更するようになっている安全機構をも備えて
    いる請求項9に記載のリフトクレーン。
  17. 【請求項17】 第1及び第2の巻上げ機構と、第1の
    巻上げ機構上に巻付けられた第1の端及び第2の巻上げ
    機構上に巻付けられた第2の端を有するロープとを有す
    るリフトクレーンを動作させる方法において、 上記ロープの中央部分に結合された負荷を上記第1の巻
    上げ機構及び第2の巻上げ機構の組合せ動作によって持
    ち上げる段階と、 上記ロープの上記端が巻取られる相対的な量を感知する
    段階と、 上記感知に基づいて上記巻上げ機構の少なくとも一方の
    動作を調整する段階を備えていることを特徴とする方
    法。
  18. 【請求項18】 上記感知した量がしきい値を超える状
    態になると上記第1及び第2の巻上げ機構の動作を一時
    停止させる段階をも備えている請求項17に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 上記ロープは第1の区分及び第2の区
    分からなり、上記第1及び第2の区分は1つのリンクに
    おいて一緒に結合され、上記感知段階は、 上記リンクの運動を感知する段階をも備えている請求項
    17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 第1及び第2の巻上げ機構と、第1の
    巻上げ機構上に巻付けられた第1の端及び1つのリンク
    に接続されている第2の端を有する第1のロープと、第
    2の巻上げ機構上に巻付けられた第1の端及び上記リン
    クに接続されている第2の端を有する第2のロープとを
    有し、上記リンクは、上記リンクが上記第1及び第2の
    ロープ間に張力を伝達するように上記ロープの第2の端
    に接続されているリフトクレーンを分解する方法におい
    て、 上記第1のロープの第2の端を上記リンクから切離す段
    階と、 上記第2のロープの第2の端を上記リンクから切離す段
    階と、 上記第1のロープを上記第1の巻上げ機構上に蓄積する
    段階と、 上記第2のロープを上記第2の巻上げ機構上に蓄積する
    段階を備えていることを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 上記第1の巻上げ機構は第1のドラム
    であり、上記第2の巻上げ機構は第2のドラムであり、
    上記蓄積段階は、 上記第1のロープを上記第1のドラムに巻き付ける段階
    と、 上記第2のロープを上記第2のドラムに巻き付ける段階
    と、をも備えている請求項20に記載の方法。
JP5735395A 1994-03-18 1995-03-16 ロープ動作を同期させたリフトクレーン Pending JPH0848487A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/210,988 US5579931A (en) 1989-10-10 1994-03-18 Liftcrane with synchronous rope operation
US08/210988 1994-03-18

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JPH0848487A true JPH0848487A (ja) 1996-02-20

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ID=22785166

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009544551A (ja) * 2006-07-25 2009-12-17 シン,ジョン−ファン 4本ワイヤー構造を持つ昇降リールのワイヤー絡み防止装置及びこれを備えた昇降リール
CN118255251A (zh) * 2024-05-31 2024-06-28 河南卫华重型机械股份有限公司 一种四绳抓斗抓取物料的方法

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