JPH084845A - 減速機 - Google Patents

減速機

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JPH084845A
JPH084845A JP14189394A JP14189394A JPH084845A JP H084845 A JPH084845 A JP H084845A JP 14189394 A JP14189394 A JP 14189394A JP 14189394 A JP14189394 A JP 14189394A JP H084845 A JPH084845 A JP H084845A
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Kiyohide Tsutsumi
清英 堤
Naoki Muramatsu
直樹 村松
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力軸側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つ
ことができると共に、小型で軽量な減速機能及び軸受機
能を併せ持つこと。 【構成】 固定部材側のモータブラケット21、サーキ
ュラスプラインS2及びモータブラケットリング31と
出力軸部材側のサーキュラスプラインD4及びサーキュ
ラスプラインDリング41との間に摩擦係数が小さな円
環状の摺動部材81,82及び円筒状の摺動部材86が
挿設されていることで、出力軸部材側の取付フランジ5
1が減速機軸方向10周りに対して回転自在となる。こ
れにより、軸受構造が簡単で、摺動部材81,82,8
6を介して固定部材側は出力軸部材側のあらゆる方向の
負荷荷重を受持つことができると共に、小型で軽量な減
速機能と軸受機能とを併せ持つ減速機を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊星歯車機構の変形で
ある所謂ハーモニックドライブ(Harmonic Drive)機構を
用いて構成される減速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来のFB型ハーモニックド
ライブ機構をロボットの関節部分に用いた一軸分の全体
構成を示す断面図、図18は図17のA−A線に沿うハ
ーモニックドライブ機構の主要部を示す断面図である。
ハーモニックドライブ機構は、大別して入力軸部材、固
定部材及び出力軸部材からなる。このうちの固定部材に
は、一般に、軸受が結合され、出力軸部材側の負荷荷重
を受持つようになっている。
【0003】次に、ハーモニックドライブ機構及び軸受
の構造について説明する。図17において、入力軸部材
は、駆動軸に固定され外周面が楕円カムからなるウェー
ブジェネレータ(Wave Generator)1と呼ばれる楕円体状
部材で構成されている。このウェーブジェネレータ1は
駆動源であるモータ5の駆動軸としてのモータ主軸6に
固定されている。
【0004】また、固定部材は、サーキュラスプライン
S(Circular Spline S)2とモータブラケット20とで
構成されている。サーキュラスプラインS2は剛性体か
らなる円環状をしており、内周面にギヤが形成されてい
る。このサーキュラスプラインS2の歯数はフレクスプ
ライン(Flexspline)3の歯数より多く設定され、サーキ
ュラスプラインS2はクロスローラベアリング9の固定
部材側を介してモータ5を固定するモータブラケット2
0に固定されている。
【0005】出力軸部材は、フレクスプライン3とサー
キュラスプラインD(Circular Spline D)4とで構成さ
れている。フレクスプライン3は弾性体からなる環状を
しており、外周面にギヤが形成されている。サーキュラ
スプラインD4は剛性体からなる円環状をしており、内
周面にギヤが形成されている。このサーキュラスプライ
ンD4の歯数はフレクスプライン3の外周面の歯数と同
数に設定されている。
【0006】サーキュラスプラインD4には取付フラン
ジ50が固定されている。取付フランジ50がモータ5
の減速された出力を取出す部材であり、この取付フラン
ジ50に負荷荷重がかかる。また、取付フランジ50は
クロスローラベアリング9を介して固定部材側のモータ
ブラケット20に対して回転自在に支持されている。こ
のため、サーキュラスプラインD4は、クロスローラベ
アリング9を介して固定部材側に対して回転自在に支持
されている。
【0007】図17のハーモニックドライブ減速機構に
おいては、クロスローラベアリング9が、出力軸部材と
固定部材との間の減速機軸方向10(図17の矢印方
向)及びこの減速機軸方向10に垂直な方向の各々の負
荷荷重とそれらの合成方向の負荷荷重を受持つ構造にな
っている。モータ5が駆動されることで、モータ主軸
6、減速機の入力軸部材であるウェーブジェネレータ1
が回転される。すると、フレクスプライン3がそのギヤ
の歯数より多いサーキュラスプラインS2に噛合いなが
らウェーブジェネレータ1の回転方向と逆方向にウェー
ブジェネレータ1の外周面を移動する。このため、フレ
クスプライン3と噛合ったサーキュラスプラインD4は
ウェーブジェネレータ1の回転方向と逆方向に回転する
こととなる。即ち、減速機の出力軸部材であるサーキュ
ラスプラインD4及び負荷荷重がかかる取付フランジ5
0は、減速機軸方向10周りにモータ主軸6の回転方向
と逆方向に回転される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、出力軸部材
のラジアル方向またはスラスト方向またはそれらの合成
方向の軸受機能をクロスローラベアリングが受持つた
め、減速機能及び軸受機能を果たす機械要素部材全体と
しては重量及び形状が大きくなるという不具合があっ
た。
【0009】そこで、本発明は、かかる不具合を解決す
るためになされたもので、出力軸側のあらゆる方向の負
荷荷重を受持つことができると共に、小型で軽量な減速
機能及び軸受機能を有する減速機の提供を課題としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる減速機
は、駆動軸に固定され外周面が楕円カムからなる楕円体
状部材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記
楕円体状部材の外周面を摺動する弾性体からなる環状弾
性部材と、内周面に前記環状弾性部材の外周面のギヤの
歯数より多いギヤが形成され、そのギヤと前記楕円体状
部材の楕円の長軸方向で前記環状弾性部材の外周面のギ
ヤとが少なくとも部分的に噛合う剛性体からなる円環状
剛性部材と、駆動側ハウジングに固定される固定部材ま
たはその固定部材への取付部材と前記環状弾性部材に噛
合って前記駆動軸に対して所定の減速比にて回転される
出力軸部材との間のラジアル方向、スラスト方向または
それらの合成方向のうち1以上に挿設、または前記出力
軸部材との摺動部分に対応する前記固定部材、前記取付
部材のうち少なくとも一部分を形成する摩擦係数が小さ
な摺動部材とを具備するものである。
【0011】請求項2にかかる減速機は、駆動軸に固定
され外周面が楕円カムからなる楕円体状部材と、外周面
にギヤが形成され、その内周面が前記楕円体状部材の外
周面を摺動する弾性体からなる環状弾性部材と、内周面
に前記環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤ
が形成され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸
方向で前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも
部分的に噛合う剛性体からなる円環状剛性部材と、前記
駆動軸への取付部材と前記環状弾性部材と噛合って前記
駆動軸に対して所定の減速比にて回転される出力軸部材
との間に挿設され摩擦係数が小さな摺動部材とを具備す
るものである。
【0012】請求項3にかかる減速機は、駆動軸に固定
され外周面が楕円カムからなる楕円体状部材と、外周面
にギヤが形成され、その内周面が前記楕円体状部材の外
周面を摺動する弾性体からなる環状弾性部材と、内周面
に前記環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤ
が形成され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸
方向で前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも
部分的に噛合う剛性体からなる円環状剛性部材と、駆動
側ハウジングに固定される固定部材またはその固定部材
への取付部材と前記環状弾性部材と噛合って前記駆動軸
に対して所定の減速比にて回転される出力軸部材との間
に挿設され摩擦係数が小さな第1の摺動部材と、前記固
定部材または前記楕円体状部材の1端面で前記駆動軸周
りに3個以上取付けたピン状部材に挿嵌され、前記出力
軸部材をガイドする摩擦係数が小さな第2の摺動部材と
を具備するものである。
【0013】
【作用】請求項1においては、固定部材側と出力軸部材
側との間に摩擦係数が小さな摺動部材が挿設、または出
力軸部材側との摺動部分に対応する固定部材側のうち少
なくとも一部分が摩擦係数の小さな摺動部材にて形成さ
れている。このため、出力軸部材が減速機軸方向周りに
対して回転自在となる。更に、摺動部材及び固定部材を
介して固定部材側は出力軸部材側の減速機軸方向、減速
機軸方向に垂直方向及びそれらの合成方向における各負
荷荷重を受持つ。
【0014】請求項2においては、駆動軸側と出力軸部
材側との間に摩擦係数が小さな摺動部材が挿設されてい
ることで、出力軸部材が減速機軸方向周りに対して回転
自在となる。また、摺動部材を介して駆動軸側は出力軸
部材側の減速機軸方向、減速機軸方向に垂直方向及びそ
れらの合成方向における各負荷荷重を受持つ。
【0015】請求項3においては、固定部材側と出力軸
部材側との間に摩擦係数が小さな摺動部材が挿設されて
いる。また、固定部材側または駆動軸側に取付けられた
ピン状部材には摩擦係数が小さな摺動部材が挿嵌されて
いることで、出力軸部材が減速機軸方向周りに対して回
転自在となる。そして、摺動部材を介して固定部材及び
その固定部材に取付けられた3個以上のピン状部材また
は摺動部材を介して固定部材側と駆動軸側とは、それぞ
れ出力軸部材側の減速機軸方向、減速機軸方向に垂直方
向及びそれらの合成方向における各負荷荷重を受持つ。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。 実施例1.図1は本発明の第一実施例にかかる減速機を
示す断面図、図2及び図3は摺動部材を各々示す斜視図
である。なお、前述の従来機構と同様の構成または相当
部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付
して示す。また、ハーモニックドライブ減速機構の主要
部については図18と同様であり、その詳細な説明を省
略する。
【0017】図1及び図18において、1は楕円体状部
材としてのウェーブジェネレータであり、ウェーブジェ
ネレータ1は駆動軸であるモータ5のモータ主軸6に固
定され外周面が楕円カムからなる。3は環状弾性部材と
してのフレクスプラインであり、フレクスプライン3は
外周面にギヤが形成され、その内周面がウェーブジェネ
レータ1の外周面を摺動する弾性体からなる。2はサー
キュラスプラインSであり、サーキュラスプラインS2
は内周面にフレクスプライン3の外周面のギヤの歯数よ
り多いギヤが形成され、ウェーブジェネレータ1の楕円
の長軸方向でフレクスプライン3の外周面のギヤと部分
的に噛合う剛性体からなる。4は円環状剛性部材として
のサーキュラスプラインDであり、サーキュラスプライ
ンD4は内周面にフレクスプライン3の外周面のギヤの
歯数と同数のギヤが形成されフレクスプライン3の外周
面のギヤと噛合う剛性体からなる。
【0018】また、モータ5の駆動側ハウジングに固定
される固定部材としてのモータブラケット21にはサー
キュラスプラインS2及び円環状のモータブラケットリ
ング31が固定されている。そして、サーキュラスプラ
インD4には出力軸部材としての円環状のサーキュラス
プラインDリング41及び取付フランジ51が固定され
ている。サーキュラスプラインS2とサーキュラスプラ
インD4との間及びサーキュラスプラインDリング41
とモータブラケットリング31との間には、図2に示す
ような、円環状の摺動部材81,82が挿設されてい
る。また、モータブラケット21とサーキュラスプライ
ンD4との間には、図3に示すような、円筒状の摺動部
材86が挿設されている。これら摺動部材81,82,
86には、動摩擦係数が0.1〜0.3と小さく、且
つ、引張り強さが400kg/cm2以上の機械強度の
高い材料(例えば、ポリイミド樹脂等のエンジニアリン
グプラスチック等)が用いられる。なお、サーキュラス
プラインD4とサーキュラスプラインDリング41とは
一体化された一部材であってもよい。また、減速機軸方
向10は従来と同様の方向である。
【0019】更に、上述の実施例ではサーキュラスプラ
インS2のギヤの歯数をフレクスプライン3の歯数より
多く、サーキュラスプラインD4のギヤの歯数をフレク
スプライン3の歯数と同数としているが、減速比が変化
することを無視すれば、サーキュラスプラインS2のギ
ヤの歯数とサーキュラスプラインD4のギヤの歯数とを
逆にしてもよい。
【0020】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、サーキュラ
スプラインDリング41及び取付フランジ51は、摺動
部材81,82,86にて回転自在に保持される。
【0021】また、取付フランジ51にかかる負荷荷重
のうち減速機軸方向10の一方は、摺動部材81を介し
て固定部材であるサーキュラスプラインS2で受持た
れ、逆方向は、摺動部材82を介して固定部材であるモ
ータブラケットリング31で受持たれる。更に、減速機
軸方向10に垂直方向の負荷荷重は、摺動部材86を介
して固定部材であるモータブラケット23で受持たれ
る。
【0022】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、駆動側ハウジングに固定
されるモータブラケット21にて構成される固定部材ま
たはその固定部材へのモータブラケットリング31にて
構成される取付部材と前記環状弾性部材と噛合って前記
駆動軸に対して所定の減速比にて回転されるサーキュラ
スプラインD4、サーキュラスプラインDリング41及
び取付フランジ51にて構成される出力軸部材との間の
ラジアル方向、スラスト方向またはそれらの合成方向の
うち1つ以上に挿設する摩擦係数が小さな摺動部材8
1,82,86とを具備する実施例とすることができ
る。
【0023】したがって、固定部材側のモータブラケッ
ト21、サーキュラスプラインS2及びモータブラケッ
トリング31と出力軸部材側のサーキュラスプラインD
4及びサーキュラスプラインDリング41との間に摩擦
係数が小さな円環状の摺動部材81,82及び円筒状の
摺動部材86が挿設されていることで、出力軸部材が減
速機軸方向10周りに対して回転自在となる。また、摺
動部材81,82,86を介して固定部材側は出力軸部
材側の減速機軸方向、減速機軸方向に垂直方向及びそれ
らの合成方向における各負荷荷重を受持つ。
【0024】故に、軸受構造が簡単で、固定部材側は出
力軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つことがで
きると共に、小型で軽量な減速機能と軸受機能とを併せ
持つ減速機を得ることができる。また、上述の減速機
を、例えば、ロボット等の駆動関節部に用いると、小型
・軽量化が促進されるため駆動源であるモータの容量を
小さくすることができ、腕全体の小型・軽量化につなが
る。更に、ロボットの腕は関節で直列につながる構造で
あるため、根元側の腕の小型・軽量化が達成され、相乗
効果でロボット全体としては極めて小型・軽量化または
ロボット性能のうちの速度または負荷荷重を大きくする
ことができる。
【0025】図4は本発明の第一実施例にかかる減速機
の変形例を示す断面図、図5は摺動部材を示す斜視図で
ある。なお、上述の実施例と同様の構成または相当部分
からなるものについては同一符号及び同一記号を付して
その詳細な説明を省略する。
【0026】図4において、モータ5の駆動側ハウジン
グに固定される固定部材としてのモータブラケット22
にはサーキュラスプラインS2及び円環状のモータブラ
ケットリング32が固定されている。また、サーキュラ
スプラインD4には出力軸部材としてのサーキュラスプ
ラインDリング42及び取付フランジ51が固定されて
いる。サーキュラスプラインDリング42の外周面は、
減速機軸方向10に対して垂直方向でその幅の中央を境
にそれぞれ逆テーパ面からなる凸形状とされている。こ
のサーキュラスプラインDリング42の2つの外周テー
パ面には、図5に示すような円錐台環状の摺動部材91
がそれぞれ挿設されている。サーキュラスプラインDリ
ング42は、2つの円錐台環状の摺動部材91を介して
モータブラケット22及びモータブラケットリング32
の内周面にそれぞれ接し摺動される。
【0027】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、駆動側ハウジングに固定
されるモータブラケット22にて構成される固定部材ま
たはその固定部材へのモータブラケットリング32にて
構成される取付部材と前記環状弾性部材と噛合って前記
駆動軸に対して所定の減速比にて回転されるサーキュラ
スプラインD4、サーキュラスプラインDリング42及
び取付フランジ51にて構成される出力軸部材との間の
ラジアル方向、スラスト方向またはそれらの合成方向の
うち1つ以上に挿設する摩擦係数が小さな2つの摺動部
材91とを具備する実施例とすることができる。
【0028】したがって、固定部材側のモータブラケッ
ト22及びモータブラケットリング32と出力軸部材側
のサーキュラスプラインDリング42との間に摩擦係数
が小さな2つの円錐台環状の摺動部材91が挿設されて
いることで、出力軸部材が減速機軸方向10周りに対し
て回転自在となる。また、2つの円錐台環状の摺動部材
91を介して固定部材側は出力軸部材側の減速機軸方
向、減速機軸方向に垂直方向及びそれらの合成方向にお
ける各負荷荷重を受持つ。
【0029】故に、軸受構造が簡単で、固定部材側は出
力軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つことがで
きると共に、小型で軽量な減速機能と軸受機能とを併せ
持つ減速機を得ることができる。
【0030】実施例2.図6は本発明の第二実施例にか
かる減速機を示す断面図である。なお、上述の実施例と
同様の構成または相当部分からなるものについては同一
符号及び同一記号を付してその詳細な説明を省略する。
【0031】図6において、モータ5の駆動側ハウジン
グに固定される固定部材としてのモータブラケット23
にはサーキュラスプラインS2及び円環状のモータブラ
ケットリング33が固定されている。また、サーキュラ
スプラインD4には出力軸部材としてのサーキュラスプ
ラインDリング41及び取付フランジ51が固定されて
いる。サーキュラスプラインS2とサーキュラスプライ
ンD4との間には、図2に示すような、円環状で同様の
材料からなる摺動部材81が挿設されている。
【0032】モータブラケット23とモータブラケット
リング33は摺動部材81と同様の摺動材にて形成され
ている。そして、サーキュラスプラインD4の外周面は
モータブラケット23の内周面の一部と接して摺動され
る。また、サーキュラスプラインD4に固定されたサー
キュラスプラインDリング41の減速機軸方向10に垂
直な端面はモータブラケットリング33の減速機軸方向
10に垂直な端面と接して摺動される。ここで、モータ
ブラケット23は、その表面のうちサーキュラスプライ
ンD4の外周面と摺動する内周面部分をその他の部分と
分割し、その内周面部分のみを摩擦係数の小さい摺動材
で形成してもよい。また、モータブラケットリング33
についても、その表面のうちサーキュラスプラインDリ
ング41と摺動する端面部分をその他の部分と分割し、
その端面部分のみを摩擦係数の小さい摺動材で形成して
もよい。
【0033】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、サーキュラ
スプラインDリング41及び取付フランジ51は、摺動
部材81、摺動材で形成されたモータブラケット23及
びモータブラケットリング33にて回転自在に保持され
る。
【0034】また、取付フランジ51にかかる負荷荷重
のうち減速機軸方向10の一方は、摺動部材81を介し
て固定部材であるサーキュラスプラインS2で受持た
れ、逆方向は、固定部材であり、且つ摺動材からなるモ
ータブラケットリング33を介して受持たれる。更に、
減速機軸方向10に垂直方向の負荷荷重は、固定部材で
あり、且つ摺動材からなるモータブラケット23で受持
たれる。
【0035】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、駆動側ハウジングに固定
されるモータブラケット23にて構成される固定部材ま
たはその固定部材へのモータブラケットリング33にて
構成される取付部材と前記環状弾性部材と噛合って前記
駆動軸に対して所定の減速比にて回転されるサーキュラ
スプラインD4、サーキュラスプラインDリング41及
び取付フランジ51にて構成される出力軸部材との間の
ラジアル方向、スラスト方向またはそれらの合成方向の
うち1つ以上に挿設され摩擦係数が小さな摺動部材81
と、または前記出力軸部材との摺動部分に対応する前記
固定部材、前記取付部材のうち少なくとも一部分を形成
する摩擦係数が小さなモータブラケット23及びモータ
ブラケットリング33にて達成される摺動部材とを具備
する実施例とすることができる。
【0036】したがって、固定部材側のモータブラケッ
ト23に固定されたサーキュラスプラインS2と出力軸
部材側のサーキュラスプラインD4との間に摩擦係数が
小さな円環状の摺動部材81が挿設されている。また、
固定部材側のモータブラケット23及びモータブラケッ
トリング33は少なくとも出力軸部材側のサーキュラス
プラインD4及びサーキュラスプラインDリング41と
の摺動部分が摩擦係数の小さな摺動部材にて形成されて
いることで、出力軸部材が減速機軸方向10周りに対し
て回転自在となる。また、摺動部材81、モータブラケ
ット23及びモータブラケットリング33を介して固定
部材側は出力軸部材側の減速機軸方向、減速機軸方向に
垂直方向及びそれらの合成方向における各負荷荷重を受
持つ。
【0037】故に、軸受構造が簡単で、固定部材側は出
力軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つことがで
きると共に、小型で軽量な減速機能と軸受機能とを併せ
持つ減速機を得ることができる。
【0038】実施例3.図7は本発明の第三実施例にか
かる減速機を示す断面図である。なお、上述の各実施例
と同様の構成または相当部分からなるものについては同
一符号及び同一記号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0039】図7において、モータ5の駆動側ハウジン
グに固定される固定部材としてのモータブラケット24
にはサーキュラスプラインS2及び円環状のモータブラ
ケットリング34が固定されている。モータブラケット
24及びモータブラケットリング34は摺動材にて形成
されている。また、サーキュラスプラインD4には出力
軸部材としてのサーキュラスプラインDリング42及び
取付フランジ51が固定されている。サーキュラスプラ
インDリング42の外周面は、減速機軸方向10に対し
て垂直方向でその幅の中央を境にそれぞれ逆テーパ面か
らなる凸形状とされている。このサーキュラスプライン
Dリング42は、その2つの外周テーパ面がモータブラ
ケット24の内周面の一部及びモータブラケットリング
34の内周面とそれぞれ直接接し摺動される。
【0040】ここで、モータブラケット24は、その表
面のうちサーキュラスプラインDリング42の外周テー
パ面と摺動する内周面部分のみを摩擦係数の小さい摺動
材で形成してもよい。また、モータブラケットリング3
4についても、その表面のうちサーキュラスプラインD
リング42と外周テーパ面と摺動する端面部分のみを摩
擦係数の小さい摺動材で形成してもよい。
【0041】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、サーキュラ
スプラインDリング42及び取付フランジ51は、摺動
材で形成されたモータブラケット24及びモータブラケ
ットリング34にて回転自在に保持される。
【0042】また、取付フランジ51にかかる減速機軸
方向10及びその減速機軸方向10に垂直方向の負荷荷
重は、固定部材であり、且つ摺動材からなるモータブラ
ケット24及びモータブラケットリング34で受持たれ
る。
【0043】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、前記環状弾性部材と噛合
って前記駆動軸に対して所定の減速比にて回転されるサ
ーキュラスプラインD4、サーキュラスプラインDリン
グ42及び取付フランジ51にて構成される出力軸部材
との摺動部分に対応する駆動側ハウジングに固定される
モータブラケット24にて構成される固定部材またはそ
の固定部材へのモータブラケットリング34にて構成さ
れる取付部材のうち少なくとも一部分を形成する摩擦係
数が小さなモータブラケット24及びモータブラケット
リング34にて達成される摺動部材とを具備する実施例
とすることができる。
【0044】したがって、固定部材側のモータブラケッ
ト24及びモータブラケットリング34は出力軸部材側
のサーキュラスプラインDリング42との摺動部分の摩
擦係数が小さな摺動部材にて形成されていることで、出
力軸部材が減速機軸方向10周りに対して回転自在とな
る。また、摺動部材にて形成される固定部材側のモータ
ブラケット24及びモータブラケットリング34は出力
軸部材側の減速機軸方向、減速機軸方向に垂直方向及び
それらの合成方向における各負荷荷重を受持つ。
【0045】故に、軸受構造が簡単で、固定部材側は出
力軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つことがで
きると共に、小型で軽量な減速機能と軸受機能とを併せ
持つ減速機を得ることができる。
【0046】実施例4.図8は本発明の第四実施例にか
かる減速機を示す断面図である。なお、上述の各実施例
と同様の構成または相当部分からなるものについては同
一符号及び同一記号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0047】図8において、モータ5の駆動側ハウジン
グに固定される固定部材としてのモータブラケット25
にはサーキュラスプラインS2が固定されている。ま
た、サーキュラスプラインD4には出力軸部材としての
サーキュラスプラインDリング43及び取付フランジ5
2が固定されている。更に、ウェーブジェネレータ1に
は円筒状のウェーブジェネレータボス61が固定され、
そのウェーブジェネレータボス61にはウェーブジェネ
レータボスフタ65が固定されている。このウェーブジ
ェネレータボスフタ65の外周面の一部には、図3に示
すような円筒状の摺動部材87が挿設されている。そし
て、サーキュラスプラインDリング43の減速機軸方向
10の両端面の一部とウェーブジェネレータボス61及
びウェーブジェネレータボスフタ65との間には、図2
に示すような2つの円環状の摺動部材83が挿設されて
いる。なお、本実施例では、2つの円環状の摺動部材8
3と1つの円筒状の摺動部材87とを用いたが、円環状
の摺動部材83のうちの1つと円筒状の摺動部材87と
を組合わせた図9に示すような摺動部材96を用いても
よい。
【0048】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、サーキュラ
スプラインDリング43及び取付フランジ52は、摺動
部材83,87にて回転自在に保持される。
【0049】また、本実施例では、モータ5に内蔵され
た軸受によりモータ主軸6とそれに固定されたウェーブ
ジェネレータ1、ウェーブジェネレータボス61及びウ
ェーブジェネレータボスフタ65が減速機軸方向10、
その減速機軸方向10に垂直方向及びそれら合成方向の
負荷荷重を受持つことができることが利用される。即
ち、取付フランジ52にかかる負荷荷重のうち減速機軸
方向10の一方は、サーキュラスプラインDリング43
及び摺動部材83を介してウェーブジェネレータ1に固
定されたウェーブジェネレータボス61で受持たれ、逆
方向は、サーキュラスプラインDリング43及び摺動部
材83を介してウェーブジェネレータボス61に固定さ
れたウェーブジェネレータボスフタ65で受持たれる。
更に、減速機軸方向10に垂直方向の負荷荷重は、サー
キュラスプラインDリング43及び摺動部材87を介し
てウェーブジェネレータボス61に固定されたウェーブ
ジェネレータボスフタ65の外周面の一部で受持たれ
る。
【0050】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、前記駆動軸へのウェーブ
ジェネレータボス61及びウェーブジェネレータボスフ
タ65にて達成される取付部材と前記環状弾性部材と噛
合って前記駆動軸に対して所定の減速比にて回転される
サーキュラスプラインD4、サーキュラスプラインDリ
ング43及び取付フランジ52にて構成される出力軸部
材との間に挿設され摩擦係数が小さな2つの摺動部材8
3及び1つの摺動部材87とを具備する実施例とするこ
とができる。
【0051】したがって、駆動軸側のウェーブジェネレ
ータボス61及びウェーブジェネレータボスフタ65と
出力軸部材側のサーキュラスプラインDリング43との
間に摩擦係数が小さな2つの円環状の摺動部材83及び
1つの円筒状の摺動部材87が挿設されていることで、
出力軸部材が減速機軸方向10周りに対して回転自在と
なる。また、2つの円環状の摺動部材83及び1つの円
筒状の摺動部材87を介して駆動軸側は出力軸部材側の
減速機軸方向、減速機軸方向に垂直方向及びそれらの合
成方向における各負荷荷重を受持つ。
【0052】故に、軸受構造が簡単で、駆動軸側は出力
軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つことができ
ると共に、小型で軽量な減速機能と軸受機能とを併せ持
つ減速機を得ることができる。
【0053】図10は本発明の第四実施例にかかる減速
機の第一変形例を示す断面図である。なお、上述の各実
施例と同様の構成または相当部分からなるものについて
は同一符号及び同一記号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0054】図10において、モータ5の駆動側ハウジ
ングに固定される固定部材としてのモータブラケット2
5にはサーキュラスプラインS2が固定されている。ま
た、サーキュラスプラインD4には出力軸部材としての
サーキュラスプラインDリング44及び取付フランジ5
2が固定されている。更に、ウェーブジェネレータ1に
は円筒状のウェーブジェネレータボス62が固定され、
そのウェーブジェネレータボス62にはウェーブジェネ
レータボスフタ66が固定されている。サーキュラスプ
ラインDリング44の内周面は凸形状であり、2つの円
錐台状テーパ面が形成されている。ウェーブジェネレー
タボス62及びウェーブジェネレータボスフタ66の外
周面の一部には円錐台状テーパ面がそれぞれ形成されて
いる。サーキュラスプラインDリング44の2つの円錐
台状テーパ面とウェーブジェネレータボス62及びウェ
ーブジェネレータボスフタ66の円錐台状テーパ面との
間にはそれぞれ、図5に示すような円錐台環状の摺動部
材92が挿設されている。
【0055】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、サーキュラ
スプラインDリング44及び取付フランジ52は、2つ
の摺動部材92にて回転自在に保持される。
【0056】また、本実施例においても、モータ5に内
蔵された軸受によりモータ主軸6とそれに固定されたウ
ェーブジェネレータ1、ウェーブジェネレータボス62
及びウェーブジェネレータボスフタ66が減速機軸方向
10、その減速機軸方向10に垂直方向及びそれら合成
方向の負荷荷重を受持つことができることが利用され
る。即ち、取付フランジ52にかかる負荷荷重は、サー
キュラスプラインDリング44及び摺動部材92を介し
てウェーブジェネレータ1に固定されたウェーブジェネ
レータボス61及びそのウェーブジェネレータボス61
に固定されたウェーブジェネレータボスフタ66で受持
たれる。
【0057】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、前記駆動軸へのウェーブ
ジェネレータボス62及びウェーブジェネレータボスフ
タ66にて達成される取付部材と前記環状弾性部材と噛
合って前記駆動軸に対して所定の減速比にて回転される
サーキュラスプラインD4、サーキュラスプラインDリ
ング44及び取付フランジ52にて構成される出力軸部
材との間に挿設され摩擦係数が小さな2つの摺動部材9
2とを具備する実施例とすることができる。
【0058】したがって、駆動軸側のウェーブジェネレ
ータボス62及びウェーブジェネレータボスフタ66と
出力軸部材側のサーキュラスプラインDリング44との
間に摩擦係数が小さな2つの円錐台環状の摺動部材92
が挿設されていることで、出力軸部材が減速機軸方向1
0周りに対して回転自在となる。また、2つの円錐台環
状の摺動部材92を介して駆動軸側は出力軸部材側の減
速機軸方向、減速機軸方向に垂直方向及びそれらの合成
方向における各負荷荷重を受持つ。
【0059】故に、軸受構造が簡単で、駆動軸側は出力
軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つことができ
ると共に、小型で軽量な減速機能と軸受機能とを併せ持
つ減速機を得ることができる。
【0060】図11は本発明の第四実施例にかかる減速
機の第二変形例を示す断面図である。なお、上述の各実
施例と同様の構成または相当部分からなるものについて
は同一符号及び同一記号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0061】図11において、モータ5の駆動側ハウジ
ングに固定される固定部材としてのモータブラケット2
5にはサーキュラスプラインS2が固定されている。ま
た、サーキュラスプラインD4には出力軸部材としての
2つのサーキュラスプラインDリング45及び取付フラ
ンジ53が固定されている。更に、ウェーブジェネレー
タ1には円筒状のウェーブジェネレータボス61が固定
され、そのウェーブジェネレータボス61にはウェーブ
ジェネレータボスフタ67が固定されている。2つのサ
ーキュラスプラインDリング45の内周面の一部とウェ
ーブジェネレータボスフタ67の外周面の一部との間に
は、図2に示すような2つの円環状の摺動部材84と、
図3に示すような円筒状の摺動部材88が挿設されてい
る。
【0062】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、2つのサー
キュラスプラインDリング45及び取付フランジ53
は、2つの摺動部材84及び摺動部材88にて回転自在
に保持される。
【0063】また、本実施例においても、モータ5に内
蔵された軸受によりモータ主軸6とそれに固定されたウ
ェーブジェネレータ1、ウェーブジェネレータボス62
及びウェーブジェネレータボスフタ66が減速機軸方向
10、その減速機軸方向10に垂直方向及びそれら合成
方向の負荷荷重を受持つことができることが利用され
る。即ち、取付フランジ53にかかる負荷荷重のうち減
速機軸方向10は、サーキュラスプラインDリング45
及び摺動部材84を介してウェーブジェネレータ1及び
ウェーブジェネレータボス61に固定されたウェーブジ
ェネレータボスフタ67で受持たれる。そして、減速機
軸方向10に垂直方向の負荷荷重は、サーキュラスプラ
インDリング45及び摺動部材88を介してウェーブジ
ェネレータボス61に固定されたウェーブジェネレータ
ボスフタ67の外周面の一部で受持たれる。
【0064】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、前記駆動軸へのウェーブ
ジェネレータボス61及びウェーブジェネレータボスフ
タ67にて達成される取付部材と前記環状弾性部材と噛
合って前記駆動軸に対して所定の減速比にて回転される
サーキュラスプラインD4、2つのサーキュラスプライ
ンDリング45及び取付フランジ53にて構成される出
力軸部材との間に挿設され摩擦係数が小さな2つの摺動
部材84及び1つの摺動部材88とを具備する実施例と
することができる。
【0065】したがって、駆動軸側のウェーブジェネレ
ータボスフタ67と出力軸部材側の2つのサーキュラス
プラインDリング45との間に摩擦係数が小さな2つの
円環状の摺動部材84及び1つの円筒状の摺動部材88
が挿設されていることで、出力軸部材が減速機軸方向1
0周りに対して回転自在となる。また、2つの円環状の
摺動部材84及び1つの円筒状の摺動部材88を介して
駆動軸側は出力軸部材側の減速機軸方向、減速機軸方向
に垂直方向及びそれらの合成方向における各負荷荷重を
受持つ。
【0066】故に、軸受構造が簡単で、駆動軸側は出力
軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つことができ
ると共に、小型で軽量な減速機能と軸受機能とを併せ持
つ減速機を得ることができる。
【0067】図12は本発明の第四実施例にかかる減速
機の第三変形例を示す断面図である。なお、上述の各実
施例と同様の構成または相当部分からなるものについて
は同一符号及び同一記号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0068】図12において、モータ5の駆動側ハウジ
ングに固定される固定部材としてのモータブラケット2
5にはサーキュラスプラインS2が固定されている。ま
た、サーキュラスプラインD4には出力軸部材としての
サーキュラスプラインDリング46、サーキュラスプラ
インDリング押さえ76及び取付フランジ53が固定さ
れている。更に、ウェーブジェネレータ1には円筒状の
ウェーブジェネレータボス61が固定され、そのウェー
ブジェネレータボス61には円環状のウェーブジェネレ
ータボスフタ68が固定されている。ウェーブジェネレ
ータボスフタ68の外周面には減速機軸方向10に対し
て中央を境に凸形状であり、2つの円錐台状テーパ面が
形成されている。サーキュラスプラインDリング46及
びサーキュラスプラインDリング押さえ76の内周面の
一部には円錐台状テーパ面がそれぞれ形成されている。
ウェーブジェネレータボスフタ68の2つの円錐台状テ
ーパ面とサーキュラスプラインDリング46及びサーキ
ュラスプラインDリング押さえ76の円錐台状テーパ面
との間にはそれぞれ、図5に示すような円錐台環状の摺
動部材93が挿設されている。
【0069】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、サーキュラ
スプラインDリング46、サーキュラスプラインDリン
グ押さえ76及び取付フランジ53は、2つの摺動部材
93にて回転自在に保持される。
【0070】また、本実施例においても、モータ5に内
蔵された軸受によりモータ主軸6とそれに固定されたウ
ェーブジェネレータ1、ウェーブジェネレータボス61
及びウェーブジェネレータボスフタ68が減速機軸方向
10、その減速機軸方向10に垂直方向及びそれら合成
方向の負荷荷重を受持つことができることが利用され
る。即ち、取付フランジ53にかかる負荷荷重は、サー
キュラスプラインDリング46、サーキュラスプライン
Dリング押さえ76及び摺動部材93を介してウェーブ
ジェネレータ1、ウェーブジェネレータボス61に固定
されたウェーブジェネレータボスフタ68で受持たれ
る。
【0071】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、前記駆動軸へのウェーブ
ジェネレータボス61及びウェーブジェネレータボスフ
タ68にて達成される取付部材と前記環状弾性部材と噛
合って前記駆動軸に対して所定の減速比にて回転される
サーキュラスプラインD4、サーキュラスプラインDリ
ング46、サーキュラスプラインDリング押さえ76及
び取付フランジ53にて構成される出力軸部材との間に
挿設され摩擦係数が小さな2つの摺動部材93とを具備
する実施例とすることができる。
【0072】したがって、駆動軸側のウェーブジェネレ
ータボスフタ68と出力軸部材側のサーキュラスプライ
ンDリング46及びサーキュラスプラインDリング押さ
え76との間に摩擦係数が小さな2つの円錐台環状の摺
動部材93が挿設されていることで、出力軸部材が減速
機軸方向10周りに対して回転自在となる。また、2つ
の円錐台環状の摺動部材93を介して駆動軸側は出力軸
部材側の減速機軸方向、減速機軸方向に垂直方向及びそ
れらの合成方向における各負荷荷重を受持つ。
【0073】故に、軸受構造が簡単で、駆動軸側は出力
軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つことができ
ると共に、小型で軽量な減速機能と軸受機能とを併せ持
つ減速機を得ることができる。
【0074】実施例5.図13は本発明の第五実施例に
かかる減速機を示す断面図である。なお、上述の各実施
例と同様の構成または相当部分からなるものについては
同一符号及び同一記号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0075】図13において、モータ5の駆動側ハウジ
ングに固定される固定部材としてのモータブラケット2
6にはサーキュラスプラインS2が固定されると共に、
ピン状部材としてのピン71が減速機軸軸周りに3個以
上取付けられている。このピン71にはその鍔部に、図
2に示すような円環状の摺動部材85及びその軸に、図
3に示すような円筒状の摺動部材89が挿嵌されてい
る。また、サーキュラスプラインD4には出力軸部材と
してのサーキュラスプラインDリング41及び取付フラ
ンジ51が固定されている。更に、モータブラケット2
6とサーキュラスプラインDリング41との間には、図
2に示すような円環状の摺動部材82が挿設されてい
る。
【0076】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、サーキュラ
スプラインDリング41及び取付フランジ51は、摺動
部材82,85,89にて回転自在に保持される。
【0077】また、本実施例では、取付フランジ51に
かかる負荷荷重のうち減速機軸方向10の一方は、摺動
部材82を介して固定部材であるモータブラケット26
で受持たれ、逆方向は、摺動部材85を介して固定部材
であるモータブラケット26に取付けられたピン71で
受持たれる。更に、減速機軸方向10に垂直方向の負荷
荷重は、摺動部材89を介して固定部材であるモータブ
ラケット26に取付けられたピン71で受持たれる。
【0078】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、駆動側ハウジングに固定
されるモータブラケット26にて構成される固定部材ま
たはその固定部材へのサーキュラスプラインS2にて構
成される取付部材と前記環状弾性部材と噛合って前記駆
動軸に対して所定の減速比にて回転されるサーキュラス
プラインD4、サーキュラスプラインDリング41及び
取付フランジ51にて構成される出力軸部材との間に挿
設され摩擦係数が小さな第1の摺動部材82と、前記固
定部材の1端面で前記駆動軸周りに3個以上取付けたピ
ン71からなるピン状部材に挿嵌され、前記出力軸部材
をガイドする摩擦係数が小さな第2の摺動部材85,8
9とを具備する実施例とすることができる。
【0079】したがって、固定部材側のモータブラケッ
ト26と出力軸部材側のサーキュラスプラインDリング
41との間に摩擦係数が小さな円環状の摺動部材82が
挿設されている。また、固定部材側のモータブラケット
26に取付けられたピン71の鍔部には摩擦係数が小さ
な円環状の摺動部材85及びピン71の軸には摩擦係数
が小さな円筒状の摺動部材89が挿嵌されていること
で、出力軸部材が減速機軸方向10周りに対して回転自
在となる。また、2つの円環状の摺動部材82,85及
び1つの円筒状の摺動部材89を介してモータブラケッ
ト26及びそのモータブラケット26に取付けられた3
個以上のピン71は出力軸部材側の減速機軸方向、減速
機軸方向に垂直方向及びそれらの合成方向における各負
荷荷重を受持つ。
【0080】故に、軸受構造が簡単で、駆動軸側は出力
軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つことができ
ると共に、小型で軽量な減速機能と軸受機能とを併せ持
つ減速機を得ることができる。
【0081】図14は本発明の第五実施例にかかる減速
機の変形例を示す断面図である。なお、上述の各実施例
と同様の構成または相当部分からなるものについては同
一符号及び同一記号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0082】図14において、モータ5の駆動側ハウジ
ングに固定される固定部材としてのモータブラケット2
6にはサーキュラスプラインS2が固定されると共に、
ピン状部材としてのピン71が減速機軸軸周りに3個以
上取付けられている。このピン71にはその鍔部に、図
2に示すような円環状の摺動部材85が挿嵌されてい
る。また、サーキュラスプラインD4には出力軸部材と
してのサーキュラスプラインDリング41及び取付フラ
ンジ51が固定されている。更に、モータブラケット2
6の内周面の一部とサーキュラスプラインD4の外周面
との間には、図3に示すような円筒状の摺動部材86、
モータブラケット26の端面とサーキュラスプラインD
リング41の端面との間には、図2に示すような円環状
の摺動部材82が挿設されている。
【0083】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、サーキュラ
スプラインDリング41及び取付フランジ51は、摺動
部材82,85,86にて回転自在に保持される。
【0084】また、本実施例では、取付フランジ51に
かかる負荷荷重のうち減速機軸方向10の一方は、摺動
部材82を介して固定部材であるモータブラケット26
で受持たれ、逆方向は、摺動部材85を介して固定部材
であるモータブラケット26に取付けられたピン71で
受持たれる。更に、減速機軸方向10に垂直方向の負荷
荷重は、摺動部材86を介して固定部材であるモータブ
ラケット26で受持たれる。
【0085】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、駆動側ハウジングに固定
されるモータブラケット26にて構成される固定部材ま
たはその固定部材へのサーキュラスプラインS2にて構
成される取付部材と前記環状弾性部材と噛合って前記駆
動軸に対して所定の減速比にて回転されるサーキュラス
プラインD4、サーキュラスプラインDリング41及び
取付フランジ51にて構成される出力軸部材との間に挿
設され摩擦係数が小さな第1の摺動部材82,86と、
前記固定部材の1端面で前記駆動軸周りに3個以上取付
けたピン71からなるピン状部材に挿嵌され、前記出力
軸部材をガイドする摩擦係数が小さな第2の摺動部材8
5とを具備する実施例とすることができる。
【0086】したがって、固定部材側のモータブラケッ
ト26と出力軸部材側のサーキュラスプラインDリング
41との間に摩擦係数が小さな円環状の摺動部材82が
挿設されている。また、固定部材側のモータブラケット
26と出力軸部材側のサーキュラスプラインD4との間
に摩擦係数が小さな円筒状の摺動部材86が挿設されて
いる。更に、固定部材側のモータブラケット26に取付
けられたピン71の鍔部には摩擦係数が小さな円環状の
摺動部材85が挿嵌されていることで、出力軸部材が減
速機軸方向10周りに対して回転自在となる。また、2
つの円環状の摺動部材82,85及び1つの円筒状の摺
動部材86を介してモータブラケット26及びそのモー
タブラケット26に取付けられた3個以上のピン71は
出力軸部材側の減速機軸方向、減速機軸方向に垂直方向
及びそれらの合成方向における各負荷荷重を受持つ。
【0087】故に、軸受構造が簡単で、駆動軸側は出力
軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受持つことができ
ると共に、小型で軽量な減速機能と軸受機能とを併せ持
つ減速機を得ることができる。
【0088】実施例6.図15は本発明の第六実施例に
かかる減速機を示す断面図である。なお、上述の各実施
例と同様の構成または相当部分からなるものについては
同一符号及び同一記号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0089】図15において、モータ5の駆動側ハウジ
ングに固定される固定部材としてのモータブラケット2
5にはサーキュラスプラインS2が固定されている。ま
た、サーキュラスプラインD4には出力軸部材としての
サーキュラスプラインDリング45及び取付フランジ5
4が固定されている。更に、ウェーブジェネレータ1に
はピン状部材としてのピン72が減速機軸軸周りに3個
以上取付けられている。このピン72にはその鍔部に、
図2に示すような円環状の摺動部材85及びその軸に、
図3に示すような円筒状の摺動部材89が挿嵌されてい
る。そして、サーキュラスプラインS2とサーキュラス
プラインD4との減速機軸方向10の両端面間には、図
2に示すような円環状の摺動部材81が挿設されてい
る。
【0090】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、サーキュラ
スプラインDリング45及び取付フランジ54は、摺動
部材81,85,89にて回転自在に保持される。
【0091】また、本実施例では、モータ5に内蔵され
た軸受によりモータ主軸6とそれに固定されたウェーブ
ジェネレータ1及びそのウェーブジェネレータ1に取付
けられたピン72が減速機軸方向10、その減速機軸方
向10に垂直方向及びそれら合成方向の負荷荷重を受持
つことができることが利用される。即ち、取付フランジ
54にかかる負荷荷重のうち減速機軸方向10の一方
は、サーキュラスプラインDリング45、サーキュラス
プラインD4及び摺動部材81を介してモータブラケッ
ト25に固定されたサーキュラスプラインS2で受持た
れ、逆方向は、サーキュラスプラインDリング45及び
摺動部材85を介してウェーブジェネレータ1に取付け
られたピン72で受持たれる。更に、減速機軸方向10
に垂直方向の負荷荷重は、サーキュラスプラインDリン
グ45及び摺動部材89を介してウェーブジェネレータ
1に取付けられたピン72で受持たれる。
【0092】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、駆動側ハウジングに固定
されるモータブラケット25にて構成される固定部材ま
たはその固定部材へのサーキュラスプラインS2にて構
成される取付部材と前記環状弾性部材と噛合って前記駆
動軸に対して所定の減速比にて回転されるサーキュラス
プラインD4、サーキュラスプラインDリング45及び
取付フランジ54にて構成される出力軸部材との間に挿
設され摩擦係数が小さな第1の摺動部材81と、前記楕
円体状部材の1端面で前記駆動軸周りに3個以上取付け
たピン72からなるピン状部材に挿嵌され、前記出力軸
部材をガイドする摩擦係数が小さな第2の摺動部材8
5,89とを具備する実施例とすることができる。
【0093】したがって、固定部材側のモータブラケッ
ト26に固定されたサーキュラスプラインS2と出力軸
部材側のサーキュラスプラインD4との間に摩擦係数が
小さな円環状の摺動部材81が挿設されている。また、
駆動軸側のウェーブジェネレータ1に取付けられたピン
72の鍔部には摩擦係数が小さな円環状の摺動部材85
及びピン72の軸には摩擦係数が小さな円筒状の摺動部
材89が挿嵌されていることで、出力軸部材が減速機軸
方向10周りに対して回転自在となる。そして、円環状
の摺動部材81を介して固定部材側と円環状の摺動部材
85及び円筒状の摺動部材89を介して駆動軸側とは、
それぞれ出力軸部材側の減速機軸方向、減速機軸方向に
垂直方向及びそれらの合成方向における各負荷荷重を受
持つ。
【0094】故に、軸受構造が簡単で、固定部材側及び
駆動軸側は出力軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受
持つことができると共に、小型で軽量な減速機能と軸受
機能とを併せ持つ減速機を得ることができる。
【0095】図16は本発明の第六実施例にかかる減速
機の変形例を示す断面図である。なお、上述の各実施例
と同様の構成または相当部分からなるものについては同
一符号及び同一記号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0096】図16において、モータ5の駆動側ハウジ
ングに固定される固定部材としてのモータブラケット2
7にはサーキュラスプラインS2が固定されている。ま
た、サーキュラスプラインD4には出力軸部材としての
サーキュラスプラインDリング45及び取付フランジ5
4が固定されている。更に、ウェーブジェネレータ1に
はピン状部材としてのピン72が減速機軸軸周りに3個
以上取付けられている。このピン72にはその鍔部に、
図2に示すような円環状の摺動部材85が挿嵌されてい
る。更にまた、サーキュラスプラインS2とサーキュラ
スプラインD4との減速機軸方向10の両端面間には、
図2に示すような円環状の摺動部材81が挿設されてい
る。そして、モータブラケット27の内周面の一部とサ
ーキュラスプラインD4の外周面との間には、図3に示
すような円筒状の摺動部材86が挿設されている。
【0097】上記構成により、減速機の出力を取出す出
力軸部材であるサーキュラスプラインD4、サーキュラ
スプラインDリング45及び取付フランジ54は、摺動
部材81,85,86にて回転自在に保持される。
【0098】また、本実施例では、取付フランジ54に
かかる負荷荷重のうち減速機軸方向10の一方は、サー
キュラスプラインDリング45、サーキュラスプライン
D4及び摺動部材81を介して固定部材であるモータブ
ラケット26に固定されたサーキュラスプラインS2で
受持たれ、逆方向は、サーキュラスプラインDリング4
5及び摺動部材85を介してウェーブジェネレータ1に
取付けられたピン72で受持たれる。更に、減速機軸方
向10に垂直方向の負荷荷重は、サーキュラスプライン
Dリング45、サーキュラスプラインD4及び摺動部材
86を介して固定部材であるモータブラケット27で受
持たれる。
【0099】このように、本実施例の減速機は、モータ
主軸6からなる駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
なるウェーブジェネレータ1にて構成される楕円体状部
材と、外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円
体状部材の外周面を摺動する弾性体からなるフレクスプ
ライン3にて構成される環状弾性部材と、内周面に前記
環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多いギヤが形成
され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円の長軸方向で
前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少なくとも部分的
に噛合う剛性体からなるサーキュラスプラインS2にて
構成される円環状剛性部材と、駆動側ハウジングに固定
されるモータブラケット27にて構成される固定部材ま
たはその固定部材へのサーキュラスプラインS2にて構
成される取付部材と前記環状弾性部材と噛合って前記駆
動軸に対して所定の減速比にて回転されるサーキュラス
プラインD4、サーキュラスプラインDリング45及び
取付フランジ54にて構成される出力軸部材との間に挿
設され摩擦係数が小さな第1の摺動部材81,86と、
前記楕円体状部材の1端面で前記駆動軸周りに3個以上
取付けたピン72からなるピン状部材に挿嵌され、前記
出力軸部材をガイドする摩擦係数が小さな第2の摺動部
材85とを具備する実施例とすることができる。
【0100】したがって、固定部材側のモータブラケッ
ト27に固定されたサーキュラスプラインS2と出力軸
部材側のサーキュラスプラインD4との間に摩擦係数が
小さな円環状の摺動部材81が挿設されている。また、
固定部材側のモータブラケット27と出力軸部材側のサ
ーキュラスプラインD4との間に摩擦係数が小さな円筒
状の摺動部材86が挿設されている。更に、駆動軸側の
ウェーブジェネレータ1に取付けられたピン72の鍔部
には摩擦係数が小さな円環状の摺動部材85が挿嵌され
ていることで、出力軸部材が減速機軸方向10周りに対
して回転自在となる。そして、円環状の摺動部材81及
び円筒状の摺動部材86を介して固定部材側と円環状の
摺動部材85を介して駆動軸側とは、それぞれ出力軸部
材側の減速機軸方向、減速機軸方向に垂直方向及びそれ
らの合成方向における各負荷荷重を受持つ。
【0101】故に、軸受構造が簡単で、固定部材側及び
駆動軸側は出力軸部材側のあらゆる方向の負荷荷重を受
持つことができると共に、小型で軽量な減速機能と軸受
機能とを併せ持つ減速機を得ることができる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の減速機
によれば、固定部材側と出力軸部材側との間に摩擦係数
が小さな摺動部材が挿設、または固定部材側は少なくと
も出力軸部材側との摺動部分が摩擦係数の小さな摺動部
材にて形成されていることで、出力軸部材が減速機軸方
向周りに対して回転自在であり、摺動部材または固定部
材を介して固定部材側は出力軸部材側の減速機軸方向、
減速機軸方向に垂直方向及びそれらの合成方向における
各負荷荷重を受持つことができ、軸受構造が簡単で部品
点数が少なく且つ組立が容易であると共に、小型で軽量
な減速機能と軸受機能とを得ることができる。
【0103】請求項2の減速機によれば、駆動軸側と出
力軸部材側との間に摩擦係数が小さな摺動部材が挿設さ
れていることで、出力軸部材が減速機軸方向周りに対し
て回転自在であり、摺動部材を介して駆動軸側は出力軸
部材側の減速機軸方向、減速機軸方向に垂直方向及びそ
れらの合成方向における各負荷荷重を受持つことがで
き、軸受構造が簡単であると共に、小型で軽量な減速機
能と軸受機能とを得ることができる。また、このもので
は、摺動部材が一箇所に集中して挿設されているため調
整、保守及び点検等が簡便であるという効果を有する。
【0104】請求項3の減速機によれば、固定部材側と
出力軸部材側との間に摩擦係数が小さな摺動部材が挿設
され、固定部材側または駆動軸側に取付けられたピン状
部材には摩擦係数が小さな摺動部材が挿嵌されているこ
とで、出力軸部材が減速機軸方向周りに対して回転自在
であり、摺動部材を介して固定部材及びその固定部材に
取付けられた3個以上のピン状部材または摺動部材を介
して固定部材側と駆動軸側とは、それぞれ出力軸部材側
の減速機軸方向、減速機軸方向に垂直方向及びそれらの
合成方向における各負荷荷重を受持つことができ、軸受
構造が簡単であると共に、小型で軽量な減速機能と軸受
機能とを得ることができる。また、このものでは、摺動
部材の使用量を少なくできるため安価であるという効果
を有する。更に、このものでは、出力軸部材側にかかる
負荷荷重を固定部材側と駆動軸側とに分散させバランス
良く負担させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一実施例にかかる減速機を
示す断面図である。
【図2】 図2は摺動部材を示す斜視図である。
【図3】 図3は摺動部材を示す斜視図である。
【図4】 図4は本発明の第一実施例にかかる減速機の
変形例を示す断面図である。
【図5】 図5は摺動部材を示す斜視図である。
【図6】 図6は本発明の第二実施例にかかる減速機を
示す断面図である。
【図7】 図7は本発明の第三実施例にかかる減速機を
示す断面図である。
【図8】 図8は本発明の第四実施例にかかる減速機を
示す断面図である。
【図9】 図9は摺動部材を示す斜視図である。
【図10】 図10は本発明の第四実施例にかかる減速
機の第一変形例を示す断面図である。
【図11】 図11は本発明の第四実施例にかかる減速
機の第二変形例を示す断面図である。
【図12】 図12は本発明の第四実施例にかかる減速
機の第三変形例を示す断面図である。
【図13】 図13は本発明の第五実施例にかかる減速
機を示す断面図である。
【図14】 図14は本発明の第五実施例にかかる減速
機の変形例を示す断面図である。
【図15】 図15は本発明の第六実施例にかかる減速
機を示す断面図である。
【図16】 図16は本発明の第六実施例にかかる減速
機の変形例を示す断面図である。
【図17】 図17は従来の減速機を示す断面図であ
る。
【図18】 図18は図17のA−A線に沿う断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ウェーブジェネレータ(楕円体状部材)、2 サー
キュラスプラインS(円環状剛性部材)、3 フレクス
プライン(環状弾性部材)、4 サーキュラスプライン
D(出力軸部材)、5 モータ、6 モータ主軸(駆動
軸)、10 減速機軸方向、21 モータブラケット
(固定部材)、31 モータブラケットリング(固定部
材)、41 サーキュラスプラインDリング(出力軸部
材)、51取付フランジ(出力軸部材)、81,82,
86 摺動部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
    なる楕円体状部材と、 外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円体状部
    材の外周面を摺動する弾性体からなる環状弾性部材と、 内周面に前記環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多
    いギヤが形成され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円
    の長軸方向で前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少な
    くとも部分的に噛合う剛性体からなる円環状剛性部材
    と、 駆動側ハウジングに固定される固定部材またはその固定
    部材への取付部材と前記環状弾性部材に噛合って前記駆
    動軸に対して所定の減速比にて回転される出力軸部材と
    の間のラジアル方向、スラスト方向またはそれらの合成
    方向のうち1以上に挿設、または前記出力軸部材との摺
    動部分に対応する前記固定部材、前記取付部材のうち少
    なくとも一部分を形成する摩擦係数が小さな摺動部材と
    を具備することを特徴とする減速機。
  2. 【請求項2】 駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
    なる楕円体状部材と、 外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円体状部
    材の外周面を摺動する弾性体からなる環状弾性部材と、 内周面に前記環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多
    いギヤが形成され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円
    の長軸方向で前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少な
    くとも部分的に噛合う剛性体からなる円環状剛性部材
    と、 前記駆動軸への取付部材と前記環状弾性部材と噛合って
    前記駆動軸に対して所定の減速比にて回転される出力軸
    部材との間に挿設され摩擦係数が小さな摺動部材とを具
    備することを特徴とする減速機。
  3. 【請求項3】 駆動軸に固定され外周面が楕円カムから
    なる楕円体状部材と、 外周面にギヤが形成され、その内周面が前記楕円体状部
    材の外周面を摺動する弾性体からなる環状弾性部材と、 内周面に前記環状弾性部材の外周面のギヤの歯数より多
    いギヤが形成され、そのギヤと前記楕円体状部材の楕円
    の長軸方向で前記環状弾性部材の外周面のギヤとが少な
    くとも部分的に噛合う剛性体からなる円環状剛性部材
    と、 駆動側ハウジングに固定される固定部材またはその固定
    部材への取付部材と前記環状弾性部材と噛合って前記駆
    動軸に対して所定の減速比にて回転される出力軸部材と
    の間に挿設され摩擦係数が小さな第1の摺動部材と、 前記固定部材または前記楕円体状部材の1端面で前記駆
    動軸周りに3個以上取付けたピン状部材に挿嵌され、前
    記出力軸部材をガイドする摩擦係数が小さな第2の摺動
    部材とを具備することを特徴とする減速機。
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