JPH0848045A - 小型プリンタ - Google Patents

小型プリンタ

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JPH0848045A
JPH0848045A JP6214795A JP21479594A JPH0848045A JP H0848045 A JPH0848045 A JP H0848045A JP 6214795 A JP6214795 A JP 6214795A JP 21479594 A JP21479594 A JP 21479594A JP H0848045 A JPH0848045 A JP H0848045A
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JP
Japan
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type
dot
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printing
belt
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JP6214795A
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English (en)
Inventor
Shin Takeuchi
紳 竹内
Kiyonari Sato
聖也 佐藤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F17/00Printing apparatus or machines of special types or for particular purposes, not otherwise provided for
    • B41F17/007Use of printing belts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J1/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the mounting, arrangement or disposition of the types or dies
    • B41J1/20Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the mounting, arrangement or disposition of the types or dies with types or dies mounted on endless bands or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/31Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using a print element with projections on its surface impacted or impressed by hammers

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  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】活字輪、活字ベルト等の活字部材を用いたドッ
トプリンタにおいて、ドット活字を適切に構成し、活字
部材を適切に駆動することにより、その小型化、低価格
化を実現すると共に、高密度印字、均一ドット印字等の
高品位印字を実現すること。 【構成】シリアルプリンタの活字輪14は、ドット活字
体14aが連結部14cによって連結されている。ドッ
ト活字体としては、、2個のドットから形成可能な4種
類のドットパターンに対応するドット活字14c−1乃
至14c−4を複数セット含んでいる。この活字輪14
を回転させて、印字対象の活字体を、ハンマー11によ
る印字位置に位置決めして印字を行うと共に、活字輪1
4をハンマー11と共に印字桁方向に桁上げして、同様
に印字を行う動作を繰り返すことにより、所定のドット
マトリックスからなる文字の印字を行う。この構成の活
字輪を用いることにより、高密度印字を簡単に行うこと
ができ、また、活字輪も小型で廉価に構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、表面にド
ット活字を有するドット活字体が連結された構成の活字
輪、活字ベルト等の活字部材を用いて、印字紙に対して
ハンマーにより印字を行うように構成された小型プリン
タに関するものである。
【0002】更に詳しくは、本発明は、このような小型
プリンタの活字部材におけるドット活字の構成、および
これを用いた印字機構に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来から、活字体が多数連結された活字
輪、活字ベルトを用いた小型プリンタが知られてる。例
えば、特開昭62−119054号公報には、桁方向に
長いドラム上に1個づつのドットが形成された活字を多
数設けた活字シートを巻き付けた構造の活字輪体を用い
た小型プリンタが開示されている。
【0004】また、特開昭57−128567号公報に
は、桁方向に長いドラム上に1個づつのドットが形成さ
れた活字を設けた活字リングを桁数分だけ巻き付けた構
造の活字輪体を用いた小型プリンタが開示されている。
【0005】さらに、特開昭56−38275号公報に
は、1個づつのドットが形成された活字を設けた活字輪
を桁数分だけ印字桁方向に配列した活字輪体を用いた小
型プリンタが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこのよ
うな活字部材を備えた小型プリンタは、以下に述べるよ
うに、活字部材をコンパクトにできないので、それ以上
の小型化が困難であり、また、より廉価に製造すること
が困難である。さらに、グラフィック印字等には適さな
いという問題点等がある。
【0007】例えば、上記の特開昭62−119054
号公報に記載のプリンタにおいては、1個の活字ポジシ
ョンに1個のドットを形成する突起が配置されている。
このため、例えば縦7ドット・横5ドットのドットマト
リクスで文字を構成する場合には、全部で35の活字ポ
ジションが必要となり、プリンタの小型化が困難であ
る。そして、この場合、同じ桁に複数回の印字を行う必
要があるので、各桁毎で印字・桁上げを繰り返す方式の
活字式シリアルプリンタには不向きである。よって、廉
価なシリアルプリンタを実現することが困難である。ま
た、ハンマーによる押圧中心位置とドット状突起の位置
が大きくずれる配置を取らざるを得ず、印字を行う場合
に字欠けや活字体による汚れが問題になる。さらに、ド
ットの形状が1種類であるため、線幅または線種の異な
る印字は不可能である。
【0008】また、前述の各特許公開公報に開示の従来
技術では、いずれの場合も活字部材は桁方向に長いドラ
ム状になると共に、その直径も大きなものになってしま
う。このため、プリンタの小型化、とりわけ薄型化を妨
げる原因になっている。
【0009】特に特開昭57−128567号公報、同
56−38275号公報に示される例では、活字部材が
桁数分必要になるので、部品点数が多くなり、プリンタ
の低価格化が困難である。
【0010】また、特開昭57−128567号公報、
同56−38275号公報に示される例では、活字輪を
桁数分だけ印字桁方向に配列しているため、隣接する活
字輪の間には、例えば、ハンマーに連結したハンマーレ
バーを活字輪外のハンマー駆動用ソレノイドに接続させ
るためのスペースや、隣接する活字輪の干渉を防止する
ために一定のスペースが必要であり、このような理由か
ら設けられた隣接する活字輪間の桁間スペースでは、全
く印刷が行うことができない。このため、印字紙の任意
の位置にドットパターンを形成し、図形、図柄、任意の
大きさの文字等を印刷するいわゆるグラフィック印刷に
は適さない。特にドットピッチを小さく構成し、解像度
を増すとこの問題は更に顕著になる。
【0011】本発明の課題は、ドット活字を含む活字部
材を備えた小型で廉価なグラフィック印刷が可能なプリ
ンタを提案することにある。
【0012】また、本発明の課題は、高密度で、字欠け
や台座による汚れの無い、高品位印字を行うことの可能
な活字部材およびその駆動機構を備えた小型プリンタを
提案することにある。
【0013】さらに、本発明の課題は、線幅や線種の異
なるドット印字が可能な活字部材を備えた小型プリンタ
を提案することにある。
【0014】さらにまた、本発明の課題は、一本の活字
ベルトにより全桁分に等ピッチのドット印字を行うこと
の可能な小型プリンタを提案することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、表面に活字が配置された活字体が複数
個連結された活字部材と、前記活字部材を駆動し、所望
の活字体を選択する選択機構と、選択された活字体を印
字紙に押圧するハンマーと、前記ハンマーを駆動する押
圧機構と、前記ハンマーを前記印字紙の桁方向に移送す
る桁送り機構とを備えた小型プリンタにおいて、活字部
材と桁送り機構を次のように構成している。
【0016】即ち、前記活字部材は、予め定められた縦
n1行横n2列(n1×n2≧2)のドット形成位置の
全てに、N個(N=n1×n2)のドット状の突起が形
成されたドット活字体と、前記所定のドット形成位置に
ドット状の突起の有無の組合わせパターンからなる複数
種の他のドット活字体とを含む活字体を有している。
【0017】ここで述べた組み合わせパターンとは、複
数個のドット形成位置にドットの有無を割り当てること
により形成されるドットパターンである。例えば、ドッ
ト形成位置が2個の場合には、それぞれにドットを形成
するか否かに応じて4通りのドットパターンを形成でき
る。よって、これらのドットパターンに対応するドット
活字を備えたドット活字体を配置すればよい。
【0018】また、前記桁送り機構によって桁方向に移
送される前記ハンマーの桁方向の1回の移送量p17
(いわゆる桁上げ量)が、n2=1の時、前記ドット形
成位置の行間隔p1(紙送り方向のドットピッチに相当
する)であり、n2≧2の時、前記ドット形成位置の列
間隔p2(印字桁方向のドットピッチに相当する)とn
2の積となるように設定されている。
【0019】ここで、ドットパターンの各パターンに対
応するドット活字が配置されたドット活字体を、各1個
づつ活字部材に配列してもよい。しかし、使用頻度が高
いパターンのドット活字体を複数個配置すれば、活字部
材において印字対象のドット活字体を印字位置に位置決
めする動作を迅速に行うことができるので、好ましい。
【0020】また、活字体として、ドット活字体に形成
されているドット活字に類似する形状をした活字(本明
細書においては、ドット類似活字という。)が形成され
たドット類似活字体を配置してもよい。例えば、ドット
活字体においてそのドット活字のドット間の隙間が狭い
場合等は、ドットを相互に連続させたドット類似形状の
活字を採用すれば、活字の成形性を向上でき、また、ド
ット間にインク等が溜まり、印字品位が低下してしまう
等の弊害を回避できるので、好ましい。
【0021】さらに、ドット活字体においても、そのド
ット活字を構成するドットの大きさ、または形状を変え
てもよい。このようにすれば、異なる線幅、線種の印字
を行うことができる等の利点が得られる。
【0022】更に、このように構成した本発明の小型プ
リンタは、前記ハンマーの移送方向と直交する方向に一
定のピッチで、前記印字紙を送る紙送り機構を有し、前
記紙送り機構による1回毎の紙送り量p16は次のよう
に設定される。即ち、ドット活字体のドット活字が、予
め定められた縦n1行横n2列(n1×n2≧2)のド
ット形成位置を有しているものとすると、前記紙送り機
構の1回の紙送り量p16は、n1=1の時、前記ドッ
ト形成位置の列間隔p2であり、n1≧2の時、前記ド
ット形成位置の行間隔P1とn1の積に設定される。
【0023】一方、本発明は、活字部材として、印字桁
方向に掛け渡されたループ状の活字ベルトを備えた構成
の小型プリンタに関するものである。
【0024】即ち、表面に活字が配置された活字体が、
連結部を介して複数個連結されてループ状となっている
活字ベルトと、前記活字ベルトを印字紙の送り方向とは
直交する印字桁方向に回転可能に掛け渡した状態に支持
する支持手段と、前記活字ベルトを印字桁方向に回転さ
せ、所望の活字が配置された前記活字体を前記ハンマー
と前記印字紙の間に停止させる駆動機構とを有する選択
機構と、選択された活字体を印字紙に押圧するハンマー
と、前記ハンマーを前記印字紙の桁方向に移送する桁送
り機構とを有する小型プリンタにおいて、次の特徴を備
えている。
【0025】前記活字ベルトは、ピッチp11で等間隔
に配置されたドット活字体を有し、前記ドット活字体
は、前記活字ベルトの周方向に向けて、ピッチp12で
等間隔に配置されたn列(n≧2)のドット形成位置を
有し、前記活字ベルトの印字桁方向への最小送り量p1
3と前記ドット活字体のピッチp11と、前記ドット形
成位置のピッチp12との関係が、次の2式を満足する
ように設定してある。
【0026】p11=p12×n×m1 (1) p11=p13×m1 (2) ここで、m1は正の整数である。
【0027】この構成によれば、印字桁方向におけるド
ット間隔を一定に保持することができる。
【0028】また、隣接配置されているドット活字体の
ドット間隔を充分にとるためには、上記の条件に加え
て、隣接するドット活字体に形成されているドット活字
を構成しているドットのうち、相互に最も近いドット間
の距離p14は、m2を2以上の整数とした場合に、次
の式も満足するようにすればよい。
【0029】p14=p12×m2 (3) さらには、活字体として、ドットの形成されていないス
ペース用活字体を有している場合には、このスペース用
活字体におけるベルト厚さを、他の活字体よりも薄く設
定することが好ましい。このようにすると、印字の際
に、隣接活字体から受ける張力をより軽減できるので、
隣接活字の汚れが発生しにくくなる。また、印字の際に
ハンマーに作用する負荷も軽減できる。
【0030】ここで、活字ベルトは、上記のようなドッ
ト活字体と共に、表面に文字・記号等の通常の活字(非
ドット活字)が配置された非ドット活字体を有していて
もよい。
【0031】この場合、各活字体は、各活字と表面に前
記活字が配置された活字台座部とからなり、非ドット活
字体における活字台座部分の印字桁方向の長さをドット
活字体における活字台座部分のそれよりも短くすること
が望ましい。
【0032】このようにすれば、非ドット活字体におけ
る活字台座部は、隣接活字の影響を受けにくくなるの
で、非ドット活字体のピッチp15は、 p15=p13 (4) となるように設定すればよい。
【0033】また、上記の式(1)、(2)において、 m1>1 (5) とすれば、活字ベルトの送り量の2倍以上のピッチでド
ット活字体が配列され、ドット活字体の間の連結部も前
記ハンマーの前面(ハンマーによる印字位置)に位置決
めできる。そして、連結部をハンマーによる印字位置に
停止させ、連結部の位置で印字動作を行うことにより、
通常の印字動作を行いながらも、印刷紙には印刷が行わ
れない、いわゆるスペース印字動作を行うことができ
る。
【0034】また、活字ベルトを印字桁方向に回転可能
に掛け渡した状態に支持する支持手段の一つの形態とし
て、印字桁方向に回転可能に掛け渡した状態に支持する
駆動プーリおよび従動プーリを備えて、活字ベルトの連
結部には、前記駆動プーリと噛み合い可能なベルト歯部
を形成した場合、連結部の位置においても、活字ベルト
が駆動プーリに対して確実に連結されるように、この連
結部にも、駆動プーリと噛み合い可能なベルト歯部を形
成しておくことが好ましい。
【0035】これに加えて、連結部に形成されたベルト
歯部に高さを、活字体に形成されているベルト歯部より
も低くなるように設定することが好ましい。このように
すれば、この連結部がハンマーにより押し出される量が
少なくなり、スペース印字において、隣接する活字の汚
れが発生しにくくなる。
【0036】
【作用】本発明においては、ドット活字体が配列された
活字部材を有する小型プリンタにおいて、ドット活字体
のドット活字として、複数のドットから構成されるドッ
ト活字を採用すると共に、複数のドットから形成可能な
ドットパターンに対応するドット活字が形成されたドッ
ト活字体を配列するようにしている。したがって、所望
のドットマトリクスの文字を印字するのに必要な活字ポ
ジション数が少なくてよく、活字部材が小型になり、そ
の分、プリンタ全体が小型になる。また、ドット活字を
構成しているドットの大きさ、形状が異なるドット活字
を備えているので、従来では不可能であった線幅、線種
の異なる印字も行うことができる。さらには、ドット活
字体に形成されているドット数、ドットのピッチに応じ
て、印字紙の紙送り量、ハンマーが搭載されたキャリッ
ジ機構の印字桁方向への移動量を設定しているので、印
字されたドットの縦方向、横方向それぞれのドットのピ
ッチが均一になる。
【0037】一方、本発明においては、ドット活字体が
配列された活字ベルトを有する小型プリンタにおいて、
上記の条件式(1)乃至(5)に沿った構成を採用する
ことにより、印字されたドットの縦方向のドット間ピッ
チが均一になる。また、活字体同士の連結部の長さ、あ
るいは隣接する活字体上の最寄りのドット活字同士の間
隔が充分確保される。さらには、印字中に隣接する活字
体から受ける張力が軽減する。
【0038】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0039】(実施例1)図1は本発明をシリアルプリ
ンタとして用いた場合の実施例1を示す概略図であり、
図2は実施例1の主要部である活字輪14の形状を説明
するための斜視図である。
【0040】本例のシリアルプリンタの基本的な構造
は、公知の機構であり、例えば、特開昭58−1454
72号公報に記載されている構造と同一である。したが
って、本発明の説明に必要な範囲の構成について以下に
説明する。
【0041】図1に示すプリンタ30おいて、1はモー
タであり、ここからの回転Aは、モータ歯車2から減速
歯車3、遊星歯車4と伝達され、そこから印字切換え歯
車5と選択駆動歯車16に分配される。印字切換え歯車
5に分配された回転は、印字歯車6を介して印字軸7に
伝達され、これをB方向に回転させる。一方、選択駆動
歯車16に分配された回転は、選択歯車17を介して活
字輪軸20に伝達され、これをC方向に回転させること
になる。
【0042】印字軸7と活字輪軸20のいずれに対して
回転力を伝達するかという切り換え動作は、電磁石19
によって駆動される選択爪18が印字切換え歯車5およ
び選択歯車17のどちらかに係合して回転を止めるの
か、によって行われる。
【0043】印字軸7には、軸方向には摺動可能で回転
は印字軸7と同位相で回転する印字カム9が取り付けら
れている。この印字カム9はキャリッジ8に取付けられ
ている。印字カム9が一回転すると、このカム9bによ
ってハンマー伝達レバー10を介してハンマー11が駆
動され、活字輪体13に取り付けられインクロール12
からインクを供給された活字輪14がプラテン21に押
圧されて、所望の活字を印字紙15に印字する動作と、
桁上げリード9aと位置決め板25の突起25aとが係
合してキャリッジを桁上げする動作が行われる。
【0044】活字輪軸20には、軸方向に摺動可能で回
転は活字輪軸20と同位相で回転する活字輪体13と検
出車22が取り付けられている。キャリッジ8はキャリ
ッジばね24によってD方向に引っ張られている。した
がって、キャリッジ8は、任意の桁まで桁上げされなが
ら印字が終了した後位置決め板25を印字カム9から強
制的に離間させると、下位桁側(矢印D方向)にあるホ
ームポジションに復帰する。所望の活字体14aを選択
し印字・桁上げ動作に入るために必要なタイミングパル
スは、検出車22に摺接する検出ブラシ23から発生す
る。
【0045】図2に示すように、活字輪14はリング状
になっており、多数の活字体14aが周方向に沿って所
定のピッチで設けられ、各活字体14a間は薄肉の連結
部14bで互に連結された構成となっている。各活字体
14aはその外周面上に、ドット活字14cが形成され
ている。本例では1回の印字動作で縦1ドット・横2ド
ット分の印字をする設定としている。このため、各ドッ
ト活字14cの表面には、縦(紙送り方向)に1ドッ
ト、横(印字桁方向)に2ドット分のドット形成位置を
有している。すなわち、2箇所のドット形成位置があ
る。よって、これらのドット形成位置に四角錐台形状の
ドットを形成するか否かの組み合わせにより、合計4通
りのドットパターンができる。本例では、各ドットパタ
ーンに対応したしたドット活字14c−1から14c−
4が形成されたドット活字体14aを有している。
【0046】さらに、本例では、図2に示すように、一
つの活字輪14の中に、この4種類のドット活字のセッ
トを数セット並べることにより所望のドット活字を選択
できる機会を多くし、印字スピードが速くなるように工
夫されている。活字輪14の分割が14分割であればド
ット活字14c−1から14c−4までのセットを3セ
ット設けることができ、更に余った2分割分には使用頻
度が多いと思われるドット活字(例えば14c−2,1
4c−3)を設けておけば、活字輪14の耐久性も向上
することができるとともに、実質的な印字スピードも更
に向上することができる。
【0047】なお、ドット活字14cを設置する順番は
図2のように規則正しくする必要はなく、活字輪14の
重量配分を考慮したり、他の機構的な制約から順不同と
しても何等問題はない。
【0048】次に、図3を参照して、この4種類のドッ
ト活字14cを使用し、一般的に使用されている縦7ド
ット・横5ドットのマトリクスで文字を印字する動作を
説明する。キャリッジ8の1回の往復で縦1ドット分を
印字するので、縦7ドット・横5ドットのマトリクスを
縦1ドット・横2ドットのブロックで分割すると、図に
示すように縦7ブロック・横3ブロックに分割される。
印字はキャリッジ8がホームポジションにある状態から
始まり、まず1ドットライン目の最初のブロック(ブロ
ック1a)を印字する。図3の場合ブロック1aはブラ
ンクであるので、ドット活字14c−4を選択し、印字
(ブランク印字)桁上げを行う。
【0049】桁上げにより、活字輪14とハンマー11
はブロック1aの位置からブロック1bの位置に移動す
る。次にブロック1bの印字をする。この場合はドット
活字14c−2を選択することで図3のようなドットを
印字することができる。ここで、桁上げ量は、ドット活
字14cの横2ドットの間隔p2の2倍としてある。す
なわち、本例では、ドット活字における印字桁方向であ
る横方向の最大ドット数をn2とすると、 n2=2 であるので、キャリッジによる桁上げ量は p2×2 に設定される。この結果、p2と桁上げ前後のドット間
隔p3とは等しくなる。以降同様にブロック1c、ブロ
ック1d、・・・を印字し、1ドットライン目の最後の
ブロック(ブロック1h)の印字終了後、キャリッジ8
のホームポジションへの復帰と、印字紙15の紙送りが
行われ、活字輪14とハンマー11は2ドットライン目
の最初のブロック(ブロック2a)の位置に来る。2ド
ットライン目も1ドットライン目と同様にブロック2
a、ブロック2b、ブロック2c、・・・、ブロック2
iと順次印字を行う。この様にして、7ドットライン目
までの印字を行うことにより図3の1文字ラインの印字
が完了する。
【0050】ここで、紙送り量p17は、横方向のドッ
ト間隔p2、p3と等しくしてあるので、縦方向のドッ
ト間隔p1も横方向のドット間隔p2に等しくなる。す
なわち、横方向、縦方向ともドット間隔が均一となり
(p1=p2=p3)、良好なドット表現ができる。
【0051】なお、本実施例及び他の実施例では縦7ド
ット・横5ドットのマトリクスを用いたが、これに限定
されるものではなく、任意の大きさのマトリクスを構成
することができるとともに、グラフィック印字も容易に
可能である。
【0052】すなわち、上記のように、ドット活字のド
ットが紙送り方向に向けてピッチp1で最大n1個配列
されている場合には、紙送り量を p1×n1 に設定すればよく、ドット活字のドットが印字桁方向に
向けてピッチp2で最大n2個配列されている場合に
は、桁上げ量を p2×n2 に設定すればよい。さらに、上記の例に示したように、
印字された縦横のドット間隔を均一にするためには、上
記の条件に加えて p1=p2 となるように設定すればよい。
【0053】(活字輪の変形例)図4には、上記の活字
輪14の別の例を示してある。上記の実施例1では活字
体14a上に、同種類のドット活字14cを数セット配
置して、ドット活字選択にかかる時間を短くしていた。
これに対して、図4の活字輪26では、大きさを変えた
ドット活字(26c−5、26c−6、26c−7)を
通常の大きさのドット活字(26c−1、26c−2、
26c−3)と併設し、線幅の異なる文字を印字可能と
している。
【0054】また、図示はしてないが、例えば四角形の
ドットと円形のドットというように、ドットの形状が異
なるドット活字を併設することにより、線種の異なる文
字を印字することもできる。このようなドット活字を用
いれば、線幅や線種に変化を与えられるだけでなく、グ
ラフィック印字をする際に細かな濃淡の表現が容易に可
能となる。このような印字は、従来のドットプリンタ
(サーマル方式、ワイヤードット方式、インクジェット
方式等)では不可能である。したがって、本例の構成を
利用すれば、従来に較べて優れた印字を行うことができ
る。
【0055】(活字輪の別の変形例)図5には、実施例
1における活字輪14の更に別の例を示してある。本例
の活字輪32では、実施例1のドット活字14c−1の
2個のドットをつなぎ、長方形の活字32c−1とした
ものである。ドット間の隙間が小さい場合等はこのよう
な類似形状の活字(ドット類似活字)にすることで、活
字の成形性を向上することができる。また、狭いドット
の隙間にインクがたまり、印字の際にインクのにじみが
発生することも防止することができる。
【0056】ドット形状が円形の場合は、図6あるいは
図7に示すような類似形状の活字、すなわち、ドット類
似活字にしてもよい。要は、印字後の文字のデザインに
支障の無い範囲で任意の類似形状を設定すればよい。
【0057】(実施例2)図8は、本発明の実施例2で
あるプリンタの全体構成図である。本例のプリンタの基
本構成は、前述した特公平3−7512号公報等に開示
されているような、活字部材としてループ状の活字ベル
トを備えた公知の構成である。したがって、以下では、
本発明の説明において必要な部分のみを説明する。
【0058】図に示すプリンタ50において、駆動側プ
ーリ51と従動側プーリ52とが所定の間隔をおいて配
置され、その間にエンドレス状の活字ベルト27が掛け
渡されている。駆動源となる1つの直流モータ54の回
転軸にはウオームギア55が取り付けられ、モータ54
の駆動力は第1アイドルギア56および第2アイドルギ
ア57を介してメインギア58に伝達される。メインギ
ア58からの回転力はスプリングクラッチ(図示せず)
を介して駆動側プーリ51に伝達されるようになってお
り、またメインギア58には印字・桁上げギア59が噛
合できるようになっている。活字ベルト27にはその内
周面にベルト歯部が等ピッチで形成されており、これが
駆動側プーリ51と係合することにより、駆動側プーリ
51の回転力が活字ベルト27に伝達される。
【0059】印字・桁上げギア59には印字・桁上げ軸
60の一端が連結され、この印字・桁上げ軸60は駆動
側プーリ51と従動側プーリ52との間に配置されて、
活字ベルト27と平行に延びている。印字・桁上げ軸6
0にはハンマホルダ61が軸方向に摺動自在に取り付け
られ、それにはハンマ28と桁上げカム(図示せず)と
が内蔵・支持されている。ハンマホルダ61にはホルダ
リターンばね62の一端が連結され、ばね62の他端は
ベースに固定されており、従ってハンマホルダ61はホ
ルダリターンばね62の引張力により従動側プーリ52
寄りのホームポジション側に常に弾性付勢されている。
【0060】印字・桁上げ軸60の近傍にはそれと平行
にラック63が配置され、ハンマホルダ61に内蔵され
ている桁上げカム(図示せず)とラック63のラック歯
とが噛合できるようになっている。ラック63の後方に
は紙送りローラ64とプラテンを兼ねた平板状のガイド
板65が配置され、用紙66は紙送りローラ64とガイ
ド板65の下方から送り出されて、前記活字ベルト27
の外側近傍に案内される。67は所定のタイミングにな
ったときにメインギア58の回転力を駆動側プーリ1か
ら印字・桁上げギア59に切り換えて伝達するための選
択レバーで、電磁ソレノイド68によって動作される。
70はインクローラで、活字ベルト27の外周側にある
活字部と接触して活字面にインクを塗布する。
【0061】このプリンタの一連の基本動作は、活字選
択動作と、印字・桁上げ動作と、ハンマホルダリターン
・紙送り動作とからなっており、これらの各動作がシー
ケンシャルに繰り返されることにより、多数行のプリン
トがなされる。最初ハンマホルダ61は最下位桁(図中
右側)のホームポジションにある。活字選択動作中はモ
ータ54の回転はメインギア58から駆動側プーリ51
に伝達されており、活字ベルト27は矢印A方向に回転
している。所望の活字がハンマ28に対向する位置にき
たとき電磁ソレノイド68に通電し、選択レバー67を
動作させメインギア58の回転力を駆動側プーリ51か
ら印字・桁上げギア59に切り換える。
【0062】これにより活字ベルト53は停止し、印字
・桁上げ軸60が矢印C方向に回転を開始し、印字・桁
上げ動作が開始する。この印字・桁上げ軸60の回転は
ハンマホルダ61内の桁上げカム(図示せず)を介しハ
ンマ69に伝達され、ハンマ28は矢印D方向に平行移
動する。これにより活字ベルト53上の任意の活字が用
紙66に押圧され印字がなされる。ハンマ28が待機位
置に戻った後、桁上げカム(図示せず)はラック63と
係合し、ハンマホルダ61を1桁分上位桁方向(図中左
方向)に桁上げさせる。桁上げ終了後選択レバー67が
自動的に戻され、メインギア58の回転力を印字・桁上
げギア59から駆動側プーリ51に切り換え、印字・桁
上げ動作が終了する。
【0063】このハンマホルダ61の桁上げ量は活字ベ
ルト27の活字体のピッチと等しくなっており、一連の
活字選択動作、印字・桁上げ動作を桁数分繰り返すこと
により1行の印字ができる。1行印字終了後、ラック6
3と桁上げカム(図示せず)との係合が解除され、ハン
マホルダ61はホルダリターンばね62の働きにより最
下位桁のホームポジションに復帰する。これと同時に1
行分の紙送りが行われる。このラック63と桁上げカム
(図示せず)との係合を解除し、紙送りを行う構造につ
いての説明は省略する。
【0064】図9には、本例の活字ベルト27を取り出
して示してある。この活字ベルト27は、多数の活字体
27aが周方向に沿って所定のピッチで個々に設けら
れ、各活字体27a間は薄肉の連結部27bで互に連結
された構成となっている。各活字体27aはその外周面
上に、ドット活字27cが配設されている。本例におい
ても、前述した実施例1と同様に1回で縦1ドット・横
2ドット分の印字をする設定としているため、ドット活
字27cの種類は少なくとも27c−1から27c−4
までの4種類(スペースを含む)が必要となる。28は
活字体27aを突出させて印字を行うハンマーである。
【0065】このように構成した本例においては、ハン
マー28の桁上げ量p16はドット活字27cの横2ド
ットの間隔p2の2倍としてあるため、p2と桁上げ前
後のドット間隔p3とは等しくなる。また、活字ベルト
27上に活字体27aが並設されているピッチp11
は、この装置で印字された文字の桁間ピッチすなわちハ
ンマー28の1回の桁上げ量p16の2倍に設定されて
いる。つまり、矢印E方向に回動している活字ベルト2
7は活字体27aのピッチp11の1/2のピッチで停
止することができるようになっている。すなわち、本例
においては、桁上げ量p16は、ドット活字の横方向
(印字桁方向)の最大ドット数n2が2であるので、 p16=p2×2 に設定され、また、ドット活字体のピッチp11は p11=p16×2 に設定されている。
【0066】この様に設定した理由は、もしハンマー2
8の桁上げ量p16を横方向のドット間隔p2の2倍と
したままで、ハンマー28の桁上げ量p16とドット活
字体27aのピッチp11とを等しく設定すると、連結
部27bが非常に短くなってしまい、印字の際に連結部
27bの伸びを期待できなくなってしまう。このこと
は、印字の負荷の上昇や隣接活字による汚れを招き、良
好な印字品質が得られなくなってしまうからである。
【0067】なお、実施例1と同様に、紙送り量p17
は、横方向のドット間隔p2、p3と等しくしてある。
すなわち p17=p2 としてあるので、横方向、縦方向ともドット間隔が均一
となり、良好なドット表現ができるものである。
【0068】(実施例1、2の変形例)図10には、上
記の実施例1、実施例2のドット活字として使用するこ
とのできるドット活字を示してある。この図に示す例
は、1回で縦1ドット・横3ドット分の印字をする設定
としているため、ドットパターンは8種類となる。よっ
て、ドット活字29cの種類は少なくとも29c−1か
ら29c−8までの8種類(スペースを含む)が必要と
なる。
【0069】図11を参照して、この8種類のドット活
字29cを使用し、一般的に使用されている縦7ドット
・横5ドットのマトリクスで文字を印字する場合を説明
する。
【0070】この場合、ドット活字における紙送り方向
のドット数n1、および印字桁方向(横方向)の最大ド
ット数は次の通りである。
【0071】n1=1 n2=3 したがって、ハンマーの桁上げ量p16は、ドットのピ
ッチをp2とすると、 p16=p2×n2=p2×3 に設定される。また、本例においても、紙送り量p17
は、 p17=p2 に設定されている。
【0072】キャリッジ8の1回の往復で縦1ドット分
を印字するので、縦7ドット・横5ドットのマトリクス
を縦1ドット・横3ドットのブロックで分割すると、図
11に示すように縦7ブロック・横2ブロックに分割さ
れる。
【0073】印字順序は実施例1同様で、1ドットライ
ン目(ブロック1a、ブロック1b、ブロック1c、・
・・、ブロック1f)を印字後、キャリッジ8のホーム
ポジションへの復帰と印字紙の1ドット分送りが行わ
れ、次に2ドットライン目(ブロック2a、ブロック2
b、ブロック2c、・・・、ブロック2f)を印字す
る。同様に7ドットライン目までの印字を行い、1文字
ライン印字が終了する。ここで、桁上げ量はドット活字
29cのドット間隔p2の3倍としてあるため、p2と
桁上げ前後のドット間隔p3とは等しくなる。また、紙
送り量p17は横方向のドット間隔p2、p3と等しく
してあるので、縦方向のドット間隔p1も横方向のドッ
ト間隔p2に等しくなる。すなわち、横方向、縦方向と
もドット間隔が均一となり(p1=p2=p3)、良好
なドット表現ができる。
【0074】(実施例1、2の別の変形例)図12に
は、上記の実施例1、2におけるドット活字の更に別の
例を示してある。本例では、1回で縦3ドット・横1ド
ット分の印字をする設定としているため、ドットパター
ンとしては8種類あり、ドット活字30cの種類は少な
くとも30c−1から30c−8までの8種類(スペー
スを含む)が必要となる。
【0075】この場合、ドット活字の縦、横の最大ドッ
ト数n1、n2は n1=3 n2=1 となる。よって、紙送り量p17は、縦方向のドットピ
ッチをp1とすると、 p17=p1×n1=p1×3 に設定される。また、本例においては、桁上げ量p16
が、 p16=p1 に設定されている。
【0076】図13を参照して、この8種類のドット活
字30cを使用し、一般的に使用されている縦7ドット
・横5ドットのマトリクスで文字を印字する場合を説明
する。キャリッジ8の1回の往復で縦3ドット分を印字
するので、縦7ドット・横5ドットのマトリクスを縦3
ドット・横1ドットのブロックで分割すると、図13に
示すように縦3ブロック・横5ブロックに分割される。
【0077】印字順序は実施例1同様で、1〜3ドット
ライン目(ブロック1a、ブロック1b、ブロック1
c、・・・、ブロック1q)を印字後、キャリッジ8の
ホームポジションへの復帰と印字紙の3ドット分送りが
行われ、次に4〜6ドットライン目(ブロック2a、ブ
ロック2b、ブロック2c、・・・、2q)を印字す
る。同様に7ドットライン目までの印字を行い、1文字
ライン印字が終了する。ここで、桁上げ量p16はドッ
ト活字30cのドット間隔p1と等しくしてあり、紙送
り量p17はドット間隔p1の3倍にしてあるので、横
方向、縦方向ともドット間隔が均一となり、良好なドッ
ト表現ができる。
【0078】(実施例1、2の更に別の変形例)図14
に、実施例1、2のドット活字の更に別の例を示してあ
る。この例では、1回で縦2ドット・横2ドット分の印
字をする設定としているため(n1=n2=2)、ドッ
トパターンは16種類となり、ドット活字31cの種類
は少なくとも31c−1から31c−16までの16種
類(スペースを含む)が必要となる。
【0079】本例においては、縦、横のドットのピッチ
p1、p2を等しくしてある。すなわち、 p1=p2 としてある。また、ハンマーの桁上げ量p16、紙送り
量p17は、 p16=p2×n2=p2×2 p17=p1×n1=p1×2 となる。
【0080】図15を参照して、この16種類のドット
活字31cを使用し、一般的に使用されている縦7ドッ
ト・横5ドットのマトリクスで文字を印字する場合を説
明する。キャリッジ8の1回の往復で縦2ドット分を印
字するので、縦7ドット・横5ドットのマトリクスを縦
2ドット・横2ドットのブロックで分割すると、図に示
すように縦4ブロック・横3ブロックに分割される。
【0081】印字順序は実施例1同様で、1、2ドット
ライン目(ブロック1a、ブロック1b、ブロック1
c、・・・、ブロック1i)を印字後、キャリッジ8の
ホームポジションへの復帰と印字紙の2ドット分送りが
行われ、次に3、4ドットライン目(ブロック2a、ブ
ロック2b、ブロック2c、・・・、2i)を印字す
る。同様に7ドットライン目までの印字を行い、1文字
ライン印字が終了する。ここで、桁上げ量p16はドッ
ト活字31cのドット間隔p2の2倍にしてあり、紙送
り量p17もドット間隔p1の2倍にしてあり、縦横の
ドットピッチは等しいので、横方向、縦方向ともドット
間隔が均一となり、良好なドット表現ができる。
【0082】(実施例3)図16には、本発明の実施例
3であるプリンタの活字ベルトを示してある。本例のプ
リンタの全体構成は、上記の実施例2の場合(図18)
と同様であり、実施例2における活字ベルト27の代わ
りに、図16に示す活字ベルト73を用いた構成となっ
ている。
【0083】この図16に示すように、活字ベルト73
の構成要素である各活字体73dは、表面に活字73b
が形成された活字台座部73aと、ベルト歯部73cと
が外周側および内周側に形成された構成となっている。
活字台座部73aの表面に形成されている活字として
は、ドット活字、およびこれ以外の文字・記号等の非ド
ット活字がある。
【0084】ここで、活字体73dのピッチをp11、
ドットのピッチをp12、活字ベルトの最小停止ピッチ
をp13、隣接するドット活字における最も近いドット
の間隔をp14、ドット活字における最大ドット数をn
とすると、本例では次のように設定されている。
【0085】p11 = p13 p13 = p12 × 2 p14 = p12 × 2 すなわち、本例では、活字体73dはピッチp11で並
設され、連結部73eにより連結され、無端ベルト状に
活字ベルト73が形成されている。ハンマ28の桁上げ
ピッチ即ちハンマホルダ61の桁上げピッチは、活字体
73dのピッチp12と等しい。ひとつのドット活字体
73dの中にはドットが、最大で2個周方向(印字桁方
向)に並べられている。すなわち、n=2となってい
る。また、ドット活字は73b−1、73b−2、73
b−3、73b−4(スペース)の4種類を一組として
これが数組設けられている。更に、任意の活字体(例え
ば73d−2)上のドット活字(例えば73bー2)
と、隣接する活字体(例えば73d−3)上の最寄りの
ドット(例えば73b−3)との間隔p14はドットピ
ッチp12の2倍を確保するように各活字を配列してあ
る。したがって、任意の活字を印字中にその隣接する活
字の汚れが発生しにくい構造になっている。
【0086】図17を参照して、この4種類のドット活
字73bを使用し、一般的に使用されている縦7ドット
・横5ドットのマトリクスで文字を印字する場合を説明
する。ハンマホルダ61の1回の往復で縦1ドット分を
印字するので、縦7ドット・横5ドットのマトリクスを
縦1ドット・横2ドットのブロックで分割すると、図に
示すように縦7ブロック・横3ブロックに分割される。
【0087】印字はハンマホルダ61がホームポジショ
ンにある状態から始まり、まず1ドットライン目の最初
のブロック(ブロック1・a)を印字する。図の場合ブ
ロック1・aはブランクであるので、活字体73d−4
を選択し、印字(ブランク印字)桁上げを行う。桁上げ
により、ハンマー28はブロック1・aの位置からブロ
ック1・bの位置に移動する。次にブロック1・bの印
字をする。この場合は活字体73d−1を選択すること
で図のようなドットを印字することができる。ここで、
桁上げ量p16は、ドット活字73bの横2ドットの間
隔p12の2倍としてあるため、ドットのピッチp12
と桁上げ前後のドット間隔p3とが等しくなる。
【0088】以降同様にブロック1・c、ブロック1・
d、・・・を印字し、1ドットライン目の最後のブロッ
ク(ブロック1・h)の印字終了後、ハンマホルダ61
のホームポジションへの復帰と、用紙の1行分(1ドッ
トライン分)の紙送りが行われ、ハンマー28は2ドッ
トライン目の最初のブロック(ブロック2・a)の位置
に来る。2ドットライン目も1ドットライン目と同様に
ブロック2・a、ブロック2・b、ブロック2・c、・
・・、ブロック2・iと順次印字を行う。 この様にし
て、7ドットライン目までの印字を行うことにより図1
7の1文字ラインの印字が完了する。ここで、紙送り量
p17は、横方向のドット間隔p12、p3と等しくし
てあるので、横方向、縦方向ともドット間隔が均一とな
り、良好なドット表現ができる。
【0089】なお、本実施例では縦7ドット・横5ドッ
トのマトリクスを用いたが、これに限定されるものでは
なく、任意の大きさのマトリクスを構成することができ
るとともに、グラフィック印字も容易に可能である。
【0090】(実施例3の活字ベルトの変形例)図18
には、実施例3の活字ベルトの変形例を示す。実施例3
では全ての活字台座部73aの幅は等しくしてあるが、
本例の活字ベルト81においては、ドット活字81b−
1、81b−2、81b−3の活字台座部81a−1、
81a−2、81a−3の幅Fを、他の非ドット活字
(スペース及び文字・記号活字)81b−4、81b−
5の活字台座部81a−4、81a−5の幅Gより大き
くし、個々のドットを実施例3より大きくしている。こ
うすることにより、印字されたドット間の隙間が小さく
なり、より見やすい印字とすることができる。
【0091】また、実施例3と同様に、任意の活字体
(例えば81d−2)上のドット活字(例えば81b−
2)と、隣接する活字体(例えば81d−3)上の最寄
りのドット活字(例えば21b−3)との間隔p14が
ドットピッチp12の2倍を確保するように各活字を配
列してある。
【0092】本例のように、個々のドットを大きくする
ほど、互いに隣接する活字体81d上のドット活字同士
の隙間が少なくなり、隣接活字の汚れがより発生し易く
なるので、このような活字の配置による効果はより大き
なものとなっている。
【0093】(活字ベルトの別の変形例)図19には、
上記の活字ベルト81の変形例を示してある。本例で
は、活字ベルト91におけるドット活字のない部分の活
字台座部およびベルト歯部(例えば91a−1、91c
−1)を肉薄にし、印字の際に隣接活字から受ける張力
をより軽減するようにしてある。これにより、隣接活字
の汚れが更に発生しにくくなり、また、印字の際にハン
マ28にかかる負荷も軽減している。これ以外の構成は
上記の活字ベルト81と同一であるので、説明を省略す
る。
【0094】(活字ベルトの更に別の変形例)図20に
は、実施例3の活字ベルト81の別の変形例を示してあ
る。本例では、活字ベルト103上にドット活字体10
3dが並設されているピッチp11は、ハンマー28の
1回の桁上げ量p16の2倍に設定されている。更に、
矢印A方向に回転している活字ベルト103は活字体1
03dのピッチp11の1/2のピッチp13で停止す
ることができるようになっている。すなわち、 p11=p13×2 p16=p13 となっている。また、ハンマー28の桁上げ量p16は
ドット活字103bの横2ドットの間隔p12の2倍と
してあるので、ドットピッチp12と、と桁上げ前後の
ドット間隔p3とは等しくなる。
【0095】この様に設定したことにより、図18、1
9に示す例よりも更に隣接する活字体間の間隔を大きく
することができるので、隣接活字の影響を抑制すること
ができる。よって、隣接活字による汚れの防止、印字中
のハンマ28の負荷軽減を実現できる。
【0096】さらに、本例では、文字・記号等の非ドッ
ト活字(例えば103b−5,103b−6,103b
−7)の活字台座部の幅Gはドット状活字(103b−
1〜103b−4)の活字台座部の幅Fより小さく、隣
接活字の影響を受けにくい為、文字・記号等の非ドット
活字のピッチp15は p15=p13 としてある。こうすることにより限られた活字ベルトの
長さの中でより多くの種類の活字を設けることができ
る。
【0097】また、スペース印字の時には、連結部10
3eにハンマ28が対抗した位置で活字ベルト103を
停止させ、印字動作を行うようにすれば、スペース活字
103b−4が不要になり、その分更に多くの種類の活
字を設けることもできる。
【0098】さらには、本実施例ではひとつの活字体1
03d上にドット活字103bが横方向に最大2個並ん
だものを用いたが、このドットの数に限定されるもので
はなく、横3ドット、縦2ドット、あるいは1ドットの
み等でもなんら問題ない。
【0099】(活字ベルトの更に別の変形例)図21、
図22には、活字ベルトの更に別の変形例を示してあ
る。これらの図に示す活字ベルトにおいては、ドット活
字体124dが並設されているピッチp11は、上記の
例と同じくハンマ19の1回の桁上げ量p16の2倍に
設定されている。しかし、上記の例との違いは、連結部
124eの内側にもベルト歯部124fを設け、ドット
活字(124b−1〜124b−3)が設置されたドッ
ト活字体124dの内側のベルト歯部124cと交互
に、桁上げ量と同一のピッチでで並設したことである。
これにより、駆動側プーリ51に巻き付き噛み合ってい
るベルト歯部の歯数を常に一定且つ最大限に確保するこ
とができ、駆動側プーリ51の駆動力を確実に効率よく
活字ベルト124に伝達することができるものである。
このことは、活字の停止位置の精度向上、活字ベルトの
駆動負荷の低減に効果を発揮するものである。
【0100】また、スペース印字の時にはベルト歯部1
24fにハンマ28が対向した位置で活字ベルト124
を停止させ、印字動作を行う。この時、図22に示すよ
うにベルト歯部124fの高さH2は、ベルト歯部12
4cの高さH1より低く設定してあり、ハンマ28の動
作により活字ベルト124の押し出される量が極力少な
くなるようにしてあるため、スペース印字時に隣接する
活字の汚れが発生しにくくなっている。
【0101】なお、ベルト歯部の高さを変化させること
は、前述した各実施例の活字ベルトにも適用できる。例
えば、図16に示す活字ベルト73を例にとると、スペ
ース活字73b−4のベルト歯部の高さを他の活字(例
えば73b−1,73b−2)のベルト歯部の高さより
低くしておけば、ハンマ28によりスペース活字73b
−4が押し出される量を他の活字より少なくすることが
でき、スペース印字時の汚れ防止に絶大な効果を発揮す
ることができる。
【0102】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、活字
輪の形状や活字ポジション数に応じて最適なドット活字
の配列を選択できるので従来の活字式プリンタの機構を
大幅に変えることなく、図形、図柄等のグラフィックス
の印刷が可能な安価で小型のドットプリンタを実現でき
る。また、ハンマ押圧中心位置とドット活字の位置が大
きくずれることがないので字欠けや活字体による汚れも
発生しない。さらに、ドット活字の大きさやデザインを
変えることにより異なる線幅や線種での印字が可能とな
る等の効果が得られる。
【0103】また、本発明によれば、印字桁方向に配置
した1本の活字ベルトで全桁分に等ピッチのドット印字
が可能となる。よって、従来の活字式のドットプリンタ
に較べて飛躍的に小型化、とりわけ薄型化を達成でき、
また、低価格化を実現できる。さらには、隣接するドッ
ト活字同志の間隔を大きく確保できるので、隣接する活
字による汚れを防止することができるとともに、印字の
ために必要な負荷を軽減することができる。また、スペ
ース印字を活字体を連結している連結部を利用して行う
等の構成により、活字ベルトの小型化、あるいは同一寸
法の活字ベルトにおいてより多くの活字を配置できる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わる小型プリンタを示す
概略図である。
【図2】本発明の実施例1に係わる活字輪を示す斜視図
である。
【図3】本発明の実施例1に係わる小型プリンタの印字
動作を説明する図である。
【図4】図2の活字輪の変形例を示す斜視図である。
【図5】図2の活字輪の別の変形例を示す斜視図であ
る。
【図6】図5の活字輪におけるドット活字に類似したド
ット類似活字を示す図である。
【図7】図5の活字輪におけるドット活字に類似したド
ット類似活字を示す図である。
【図8】本発明の実施例2に係わる活字ベルトを備えた
プリンタの概略構成図である。
【図9】図8の活字ベルトを示す斜視図である。
【図10】ドット活字のドットパターンを示す図であ
る。
【図11】図10のドット活字を用いた印字動作の例を
示す図である。
【図12】ドット活字のドットパターンを示す図であ
る。
【図13】図12のドット活字を用いた印字動作の例を
示す図である。
【図14】ドット活字のドットバターンを示す図であ
る。
【図15】図14のドット活字を用いた印字動作の例を
示す図である。
【図16】本発明の実施例3に係るプリンタの活字ベル
トを示す図である。
【図17】図16の活字ベルトを用いた印字動作を示す
図である。
【図18】図16の活字ベルトの変形例を示す図であ
る。
【図19】図18の活字ベルトの変形例を示す図であ
る。
【図20】図16の活字ベルトの別の変形例を示す図で
ある。
【図21】図20の活字ベルトの変形例を示す斜視図で
ある。
【図22】図21の活字ベルトの断面構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
8 キャリッジ 11、28 ハンマー 14、26、32 活字輪 14a 活字体 14b 連接部 14c ドット活字 15 印字紙 27、53 活字ベルト 53a 活字台座部 53b ドット状活字 53c ベルト歯部 53d 活字体 53e 連結部 54 直流モータ 28 ハンマー 21 活字ベルト 22 活字ベルト 23 活字ベルト 24 活字ベルト p1 紙送り方向のドットピッチ p2 印字桁方向のドットピッチ p3 印字桁方向の桁上げ前後のドット間隔 p4 紙送り方向の紙送り前後のドット間隔 p11 ドット活字体のピッチ p12 ドットピッチ p13 活字ベルトの最小停止ピッチ p14 隣接するドット活字の間の最小ドット間隔 p15 非ドット活字体のピッチ p16 桁上げ量 p17 紙送り量

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に活字が配置された活字体が複数個
    連結された活字部材と、前記活字部材を回転駆動し、所
    望の活字体を選択する選択機構と、選択された活字体を
    印字紙に押圧するハンマーと、前記ハンマーを駆動する
    押圧機構と、前記ハンマーを前記印字紙の桁方向に移送
    する桁送り機構とを備えた小型プリンタにおいて、 前記活字部材は、予め定められた縦n1行横n2列(n
    1×n2≧2)のドット形成位置の全てに、n1×n2
    個のドット状の突起が形成されたドット活字体と、前記
    所定のドット形成位置に前記ドット状の突起の有無の組
    合わせパターンからなる複数種の他のドット活字体とを
    含む活字体を有し、 前記ハンマーの桁方向の1回の移送量が、n2=1の
    時、前記ドット形成位置の行間隔p1であり、n2≧2
    の時、前記ドット形成位置の列間隔p2とn2の積であ
    る桁送り機構を有することを特徴とする小型プリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ハンマーの移送
    方向と直交する方向に一定のピッチで、前記印字紙を送
    る紙送り機構を有し、前記紙送り機構の1回の紙送り量
    が、n1=1の時、前記ドット形成位置の列間隔p2で
    あり、n1≧2の時、前記ドット形成位置の行間隔p1
    とn1の積である桁送り機構を有することを特徴とする
    小型プリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、n1≧2か
    つn2≧2の場合、前記ドット形成位置の行間隔p1と
    列間隔p2が等しいことを特徴とする小型プリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記活字体のうちの
    少なくとも一つは、前記ドット活字体のうちの少なくと
    も一つに形成されたドット活字に類似する形状のドット
    類似活字が配置されたドット類似活字体であることを特
    徴とする小型プリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、前記ドット
    活字体のうちの少なくとも一つは、そのドット活字を構
    成するドットの大きさおよび形状のうちの少なくとも一
    方が、当該ドット活字における他のドット、あるいは他
    のドット活字体のドット活字を形成しているドットとは
    異なっていることを特徴とする小型プリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項1または2において、前記活字部
    材は、前記活字体が連結部を介して、所定の間隔で配置
    されてリング状となっている活字輪とからなり、前記選
    択機構は、前記活字輪を印字紙の送り方向と同一又は反
    対の方向に回転可能に支持する支持手段と、前記活字輪
    を回転させ、所望の活字が配置された前記活字体を前記
    ハンマーと前記印字紙の間に停止させる駆動機構とを有
    し、前記桁送り機構は、前記ハンマーと共に前記活字輪
    を前記印字紙の桁方向に移送することを特徴とする小型
    プリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項1または2において、前記活字部
    材は、前記活字体が連結部を介して、複数個連結されて
    ループ状となっている活字ベルトとからなり、前記選択
    機構は、前記活字ベルトを印字紙の送り方向とは直交す
    る印字桁方向に回転可能に掛け渡した状態に支持する手
    段と、前記活字ベルトを印字桁方向に回転させ、所望の
    活字が配置された前記活字体を前記ハンマーと前記印字
    紙の間に停止させる駆動機構とを有することを特徴とす
    る小型プリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項1において、使用頻度の高い前記
    組合わせパターンのドット活字体を、前記活字部材に複
    数個配列したことを特徴とする小型プリンタ。
  9. 【請求項9】 表面に活字が配置された活字体が、連結
    部を介して複数個連結されてループ状となっている活字
    ベルトと、前記活字ベルトを印字紙の送り方向とは直交
    する印字桁方向に回転可能に掛け渡した状態に支持する
    支持手段と、前記活字ベルトを印字桁方向に回転させ、
    所望の活字が配置された前記活字体を前記ハンマーと前
    記印字紙の間に停止させる駆動機構とを備えた選択機構
    と、選択された活字体を印字紙に押圧するハンマーと、
    前記ハンマーを前記印字紙の桁方向に移送する桁送り機
    構とを有する小型プリンタにおいて、 前記活字ベルトは、ピッチp11で等間隔に配置された
    ドット活字体を有し、前記ドット活字体は、前記活字ベ
    ルトの周方向に向けて、ピッチp12で等間隔に配置さ
    れたn列(n≧2)のドット形成位置を有し、前記活字
    ベルトの印字桁方向への最小送り量p13と前記ドット
    活字体のピッチp11と、前記ドット形成位置のピッチ
    p12との関係が、m1を正の整数とすると、 p11=p12×n×m1 p11=p13×m1 であることを特徴とする小型プリンタ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、隣接した位置に配
    置された少なくとも一対の前記ドット活字体を有してお
    り、これらに形成されているドット活字を構成している
    ドットのうち、相互に最も近いドット間の距離p14
    は、m2を2以上の整数とすると、 p14=p12×m2 であることを特徴とする小型プリンタ。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、前記活
    字体として、ドットの形成されていないスペース用活字
    体を有し、当該スペース用活字体におけるベルト厚さ
    が、他の活字体よりも薄く設定されていることを特徴と
    する小型プリンタ。
  12. 【請求項12】 請求項9、10または11において、
    前記活字ベルトは、前記ドット活字と、表面に文字・記
    号等の非ドット活字が配置された非ドット活字体を有し
    ており、各活字体は、各活字と表面に前記活字が配置さ
    れた活字台座部とからなり、この非ドット活字体におけ
    る活字台座部の印字桁方向の長さは、前記ドット活字体
    における活字台座部よりも短いことを特徴とする小型プ
    リンタ。
  13. 【請求項13】 請求項9ないし12のうちの何れかの
    項において、前記活字体として、表面に文字・記号等の
    非ドット活字が配置された複数の非ドット活字体を有
    し、これらの非ドット活字体のうちの少なくも2つは隣
    接配置されており、これら2つの非ドット活字体のピッ
    チp15は、 p15=p13 となるように設定されていることを特徴とする小型プリ
    ンタ。
  14. 【請求項14】 請求項9ないし13のうちの何れかの
    項において、前記の正の整数m1は、2以上の数であ
    り、前記活字ベルトにおける連結部を、前記ハンマーと
    前記印字紙の間に停止させる駆動機構を有することを特
    徴とする小型プリンタ。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記活字ベルト
    を印字桁方向に回転可能に掛け渡した状態に支持する駆
    動プーリおよび従動プーリを備え、前記活字ベルトの連
    結部には、前記駆動プーリと噛み合い可能なベルト歯部
    が形成されていることを特徴とする小型プリンタ。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記連結部に形
    成されたベルト歯部の高さは、前記活字体に形成されて
    いるベルト歯部よりも低くなるように設定されているこ
    とを特徴とする小型プリンタ。
JP6214795A 1993-09-13 1994-09-08 小型プリンタ Pending JPH0848045A (ja)

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JP5-227470 1993-09-13
JP22747093 1993-09-13
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JP6-120392 1994-06-01
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US4428285A (en) * 1980-07-09 1984-01-31 International Business Machines Corp. Oscillatory band and hammer dot matrix printer
DE3265089D1 (en) * 1981-10-07 1985-09-05 Thompson Edward Int Belt-type printing machine
US4596479A (en) * 1982-06-30 1986-06-24 International Business Machines Corporation Dot matrix printer
JPS6129548A (ja) * 1984-07-20 1986-02-10 Hitachi Ltd プリンタ

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US5524992A (en) 1996-06-11

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