JPH0847877A - 筒状回転補助部材付回転式スタンドハンガー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 回転部に構造が簡単な筒や柱状膨大部などの
組合せにより、破損し辛くし、且つ、製造コストを低減
させ、更に、スムースに回転できると共に回転盤が揺動
しないように回転部に筒状回転補助部材を使用した回転
式スタンドハンガーを提供する。 【構成】 ベース１及び支点軸４の軸芯と同心円上に立
設された支点軸４の柱状膨大部４Ｃより短い筒状回転補
助部材５と、その部材５が回転可能に緩嵌合され、揺動
防止のための支点軸４の柱状膨大部より短い内側の筒状
回転補助部材１０及び外側の筒状回転補助部材１１と、
支点軸４の柱状膨大部の軸芯に穿設された孔２の周囲が
回転可能に載置され、かつ、内側及び外側の筒状回転補
助部材が中心を軸芯としその軸芯と同心円上に略垂直に
垂下された上部にハンガー部を取付けるための回転盤
と、が備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、筒状回転補助部材付回
転式スタンドハンガーに関し、回転部にベアリングでは
なく、回転盤を支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上
に載置し、且つ、回転盤の揺動防止のため筒状回転補助
部材を使用したものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、回転式スタンドハンガーは、図１
１に示すようにベース２０上の軸芯に支点軸により回転
可能に形成された回転盤２１と、その回転盤２１上に形
成されたハンガー部とを備え、そのベース２０と回転盤
２１の間にベアリング２２を介してそれらのベース２０
と回転盤２１の軸芯に支点軸２４により回転可能に形成
し、回転盤２１の揺動防止のためベース２０と回転盤２
１の間に複数のキャスターやボールベアリング２３を介
在させていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の回転式スタンド
ハンガーは、回転部に構造が複雑なベアリングやキャス
ターが使用されているため、製造コストが高くなるばか
りでなく、ベアリングやキャスターの中の球が１個でも
磨耗したり破損すると回転式スタンドハンガーがスムー
スに回転せず困っていた。本発明が解決しようとする課
題は、以上のような欠点に鑑み、回転部に構造が簡単な
筒や柱状膨大部などの単一部材の組合せとすることによ
り破損し辛くし、且つ、製造コストを低減させ、更に、
スムースに回転できると共に回転盤が揺動しないように
回転部に筒状回転補助部材を使用した回転式スタンドハ
ンガーを提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決する手段】本発明に係る筒状回転補助部材
付回転式スタンドハンガーは、以上のような課題を解決
するものであって、次のようなものである。請求項１
は、ベースと、そのベースの中心を軸芯としその軸芯に
略垂直立設され、一端部に固着部を有し、かつ、中央に
一端が軸方向と略直交する略平滑な柱状膨大部を有する
支点軸と、前記ベース及び支点軸の軸芯と同心円上に外
周が位置するように立設された前記支点軸の柱状膨大部
より短い筒状回転補助部材と、その筒状回転補助部材が
回転可能に緩嵌合され、前記支点軸の軸芯と同心円上に
外周が位置するように配設された揺動防止のための前記
支点軸の柱状膨大部より短い内側の筒状回転補助部材及
び外側の筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大部
の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設さ
れた孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、前記内側及
び外側の筒状回転補助部材が中心を軸芯としその軸芯と
同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下された上
部にハンガー部を取付けるための回転盤と、が備えられ
たことを特徴とする。

【０００５】請求項２は、 ベースと、そのベースの中
心を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着
部を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平
滑な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベース及び支点
軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように立設された
前記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転補助部材と、
その筒状回転補助部材が回転可能に緩嵌合され、前記支
点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設され
た揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い内
側及び外側の筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨
大部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿
設された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、前記内
側及び外側の筒状回転補助部材が中心を軸芯としその軸
芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下され
た上部にハンガー部を取付けるための回転盤と、前記支
点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上及び回転盤の軸芯
に穿設された孔の周囲の間に介在されたフッソやテフロ
ン等の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金属、セラミックなど
の高硬度物質で形成されたその回転盤が滑らかに回転可
能なための座金と、が備えられたことを特徴とする。

【０００６】請求項３は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベース及び支点軸
の軸芯と同心円上に外周が位置するように立設された前
記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転補助部材と、そ
の筒状回転補助部材に回転可能に緩外嵌され、前記支点
軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設された
揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い外側
の筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大部の略平
滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔
の周囲が回転可能に載置され、かつ、前記筒状回転補助
部材及び外側の筒状回転補助部材が中心を軸芯としその
軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下さ
れた上部にハンガー部を取付けるための回転盤と、が備
えられたことを特徴とする。

【０００７】請求項４は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベース及び支点軸
の軸芯と同心円上に外周が位置するように立設された前
記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転補助部材と、そ
の筒状回転補助部材に回転可能に緩外嵌され、前記支点
軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設された
揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い外側
の筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大部の略平
滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔
の周囲が回転可能に載置され、かつ、前記筒状回転補助
部材及び外側の筒状回転補助部材が中心を軸芯としその
軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下さ
れた上部にハンガー部を取付けるための回転盤と、前記
支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上及び回転盤の軸
芯に穿設された孔の周囲の間に介在されたフッソやテフ
ロン等の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金属、セラミックな
どの高硬度物質で形成されたその回転盤が滑らかに回転
可能なための座金と、が備えられたことを特徴とする。

【０００８】請求項５は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大
部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設
された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハ
ンガー部を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心
を軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下
された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりや
や短い筒状回転補助部材と、が備えられたことを特徴と
する。

【０００９】請求項６は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大
部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設
された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハ
ンガー部を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心
を軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下
された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりや
や短い筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大部の
略平滑な一端部上及び回転盤の軸芯に穿設された孔の周
囲の間に介在されたフッソやテフロン等の高硬度樹脂、
鋼等の高硬度金属、セラミックなどの高硬度物質で形成
されたその回転盤が滑らかに回転可能なための座金と、
が備えられたことを特徴とする。

【００１０】請求項７は、中心を軸芯としその軸芯上に
ベースを補強すると共にそのベース上面を平滑にするた
めの円盤を有するベースと、そのベースの中心を軸芯と
しその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部を有し、
かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑な柱状膨
大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大部の略平
滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔
の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハンガー部
を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心を軸芯と
しその軸芯下に回転盤を補強すると共にその回転盤下面
を平滑にするための円盤と、前記回転盤の中心を軸芯と
同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下された揺
動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりやや短い筒
状回転補助部材と、が備えられたことを特徴とする。

【００１１】請求項８は、中心を軸芯としその軸芯上に
ベースを補強すると共にそのベース上面を平滑にするた
めの円盤を有するベースと、そのベースの中心を軸芯と
しその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部を有し、
かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑な柱状膨
大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大部の略平
滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔
の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハンガー部
を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心を軸芯と
しその軸芯下に回転盤を補強すると共にその回転盤下面
を平滑にするための円盤と、前記回転盤の中心を軸芯と
同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下された揺
動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりやや短い筒
状回転補助部材と、が備えられたことを特徴とする。

【００１２】尚、本発明で言う高硬度合成樹脂とは、テ
フロン樹脂やフッソ樹脂等の硬い樹脂即ち硬度の高い合
成樹脂を言う。又、鋼等高硬度金属とは、高熱で焼き入
れされた鉄、ステンレス・スチール、チタン等の硬度の
高い金属を言う。更に、高硬度部材とは、これらの高硬
度合成樹脂、鋼等高硬度金属、セラミックス等を始めと
した耐磨耗性に優れた硬度の高い物質で形成された部材
を言う。

【００１３】

【作用】本発明に係る筒状回転補助部材付回転式スタン
ドハンガーは、以上のような構成が備えられていて、以
下記載のように作用する。請求項１は、ベースと、その
ベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一
端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直
交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベー
ス及び支点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように
立設された前記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転補
助部材と、その筒状回転補助部材が回転可能に緩嵌合さ
れ、前記支点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するよう
に配設された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部
より短い内側の筒状回転補助部材及び外側の筒状回転補
助部材と、前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上
に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔の周囲が回転
可能に載置され、かつ、前記内側及び外側の筒状回転補
助部材が中心を軸芯としその軸芯と同心円上に外周が位
置するように略垂直に垂下された上部にハンガー部を取
付けるための回転盤と、が備えられたため、回転盤が支
点軸の一端の略平滑な柱状膨大部上に載置された形状と
なり、恰も鴨居上のレールに吊下された引き戸のように
極めてスムースに回転することができるようになるとと
もに、ベース上に立設された筒が回転盤下に垂下された
内外筒の間に嵌め込まれるので回転盤の揺動が押さえら
れるようになる。この時の外筒の直径は、ベースの直径
の１／５程度以下でも十分機能する。以上の結果、高価
なベアリングやキャスターを使用することなく、構造が
簡単な単一部材である支点軸、筒、内筒、外筒で組立ら
れるので、製造コストの低減が図られると共に破損や故
障が激減するようになる。

【００１４】請求項２は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベース及び支点軸
の軸芯と同心円上に外周が位置するように立設された前
記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転補助部材と、そ
の筒状回転補助部材が回転可能に緩嵌合され、前記支点
軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設された
揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い内側
及び外側の筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大
部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設
された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、前記内側
及び外側の筒状回転補助部材が中心を軸芯としその軸芯
と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下された
上部にハンガー部を取付けるための回転盤と、前記支点
軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上及び回転盤の軸芯に
穿設された孔の周囲の間に介在されたフッソやテフロン
等の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金属、セラミックなどの
高硬度物質で形成されたその回転盤が滑らかに回転可能
なための座金と、が備えられたため、請求項１同様の作
用効果が得られると共に、前記支点軸の柱状膨大部の略
平滑な一端部上及び回転盤の軸芯に穿設された孔の周囲
の間に介在されたフッソやテフロン等の高硬度樹脂、鋼
等の高硬度金属、セラミックなどの高硬度物質で形成さ
れたその回転盤が滑らかに回転可能なための座金がが備
えられたため、回転盤の回転が一層スムースにできるよ
うになる。

【００１５】請求項３は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベース及び支点軸
の軸芯と同心円上に外周が位置するように立設された前
記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転補助部材と、そ
の筒状回転補助部材に回転可能に緩外嵌され、前記支点
軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設された
揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い外側
の筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大部の略平
滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔
の周囲が回転可能に載置され、かつ、前記筒状回転補助
部材及び外側の筒状回転補助部材が中心を軸芯としその
軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下さ
れた上部にハンガー部を取付けるための回転盤と、が備
えられたため、ベース上に立設された筒に回転盤に垂下
された外筒が緩外嵌されているので、請求項１同様の作
用効果が得られる上に、請求項１で用いられていた内筒
がなくなったので、更に製造コストが低減されるように
なる。

【００１６】請求項４は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベース及び支点軸
の軸芯と同心円上に外周が位置するように立設された前
記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転補助部材と、そ
の筒状回転補助部材に回転可能に緩外嵌され、前記支点
軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設された
揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い外側
の筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大部の略平
滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔
の周囲が回転可能に載置され、かつ、前記筒状回転補助
部材及び外側の筒状回転補助部材が中心を軸芯としその
軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下さ
れた上部にハンガー部を取付けるための回転盤と、前記
支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上及び回転盤の軸
芯に穿設された孔の周囲の間に介在されたフッソやテフ
ロン等の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金属、セラミックな
どの高硬度物質で形成されたその回転盤が滑らかに回転
可能なための座金と、が備えられたため、請求項２及び
請求項３を合わせた作用効果が得られるようになる。

【００１７】請求項５は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大
部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設
された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハ
ンガー部を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心
を軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下
された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりや
や短い筒状回転補助部材と、が備えられたため、請求項
１同様回転盤がスムースに回転する上に、回転盤に略垂
直に垂下された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大
部よりやや短い筒が備えられたため、回転盤が傾斜して
もその支点軸の柱状膨大部よりやや短い筒の下端がベー
スの上面に当接し大きく傾斜できないため回転盤は大揺
れしないようになる。

【００１８】請求項６は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大
部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設
された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハ
ンガー部を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心
を軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下
された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりや
や短い筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大部の
略平滑な一端部上及び回転盤の軸芯に穿設された孔の周
囲の間に介在されたフッソやテフロン等の高硬度樹脂、
鋼等の高硬度金属、セラミックなどの高硬度物質で形成
されたその回転盤が滑らかに回転可能なための座金と、
が備えられたため、請求項５同様の作用効果が得られる
うえに、請求項２同様高硬度物質で形成された座金同様
の作用効果が得られるようになる。

【００１９】請求項７は、中心を軸芯としその軸芯上に
ベースを補強すると共にそのベース上面を平滑にするた
めの円盤を有するベースと、そのベースの中心を軸芯と
しその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部を有し、
かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑な柱状膨
大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大部の略平
滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔
の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハンガー部
を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心を軸芯と
しその軸芯下に回転盤を補強すると共にその回転盤下面
を平滑にするための円盤と、前記回転盤の中心を軸芯と
同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下された揺
動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりやや短い筒
状回転補助部材と、が備えられたため、請求項５同様の
作用効果が得られるうえに、ベースの中心を軸芯としそ
の軸芯上にベースを補強すると共にそのベース上面を平
滑にするための円盤及び回転盤の中心を軸芯としその軸
芯下に回転盤を補強すると共にその回転盤下面を平滑に
するための円盤が備えられたため、回転盤上に形成され
たハンガー部に加重が偏芯して掛けられてもベース及び
回転盤が撓まないから、大変スムースに回転できるよう
になる。

【００２０】請求項８は、中心を軸芯としその軸芯上に
ベースを補強すると共にそのベース上面を平滑にするた
めの円盤を有するベースと、そのベースの中心を軸芯と
しその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部を有し、
かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑な柱状膨
大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大部の略平
滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔
の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハンガー部
を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心を軸芯と
しその軸芯下に回転盤を補強すると共にその回転盤下面
を平滑にするための円盤と、前記回転盤の中心を軸芯と
同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下された揺
動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりやや短い筒
状回転補助部材と、が備えられたため、請求項７同様の
作用効果が得られることとなるとともに、請求項２同様
高硬度物質で形成された座金同様の作用効果が得られる
ようになる。

【００２１】

【実施例】以下図面に示す実施例に基づき本発明を説明
する。図１は、本発明に係る筒状回転補助部材付回転式
スタンドハンガーの第１実施例を示す要部分解斜視図、
図２は、本発明に係る筒状回転補助部材付回転式スタン
ドハンガーの第１実施例を示す拡大縦断面図、図３は、
本発明に係る筒状回転補助部材付回転式スタンドハンガ
ーの第１実施例を示す拡大縦断面図、図４は、本発明に
係る筒状回転補助部材付回転式スタンドハンガーの第２
実施例を示す要部分解斜視図、図５は、本発明に係る筒
状回転補助部材付回転式スタンドハンガーの第２実施例
を示す拡大縦断面図、図６は、本発明に係る筒状回転補
助部材付回転式スタンドハンガーの第２実施例を示す拡
大縦断面図、図７は、本発明に係る筒状回転補助部材付
回転式スタンドハンガーの第３実施例を示す要部分解斜
視図、図８は、本発明に係る筒状回転補助部材付回転式
スタンドハンガーの第３実施例を示す拡大縦断面図、図
９は、本発明に係る筒状回転補助部材付回転式スタンド
ハンガーの第４実施例を示す要部分解斜視図、図１０
は、本発明に係る筒状回転補助部材付回転式スタンドハ
ンガーの第４実施例を示す拡大縦断面図、図１１は、従
来の回転式スタンドハンガーの要部分解斜視図である。

【００２２】図１、図２に示すように本発明の筒状回転
補助部材付回転式スタンドハンガーＡは、下方にベース
１を形成する。そのベース１の中心を軸芯としその軸芯
部上にベース１を補強すると共にそのベース１上面を平
滑にするため軸芯に孔２が穿設された円盤３を形成す
る。そのベース１の中心を軸芯としその軸芯に略垂直に
支点軸４を立設する。この支点軸４には、両端部に雄ネ
ジ（固着部）４ａ，４ｂが刻設されている。又、この支
点軸４は、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑な柱
状膨大部４ｃを有している。前記ベース１及び支点軸４
の両軸芯と同心円上に外周が位置するように、即ち、前
記ベース１上面の円盤３の外縁部上に前記支点軸４の柱
状膨大部４ｃより短い筒状回転補助部材５が立設されて
いる。前記支点軸４の柱状膨大部４ｃの略平滑な一端部
上には、回転盤６が載置され、その回転盤６上には、脚
部のみ図示された衣類を掛けるためのハンガー部７が形
成されていてる。その回転盤６の載置方法は、その回転
盤６の中心を軸芯としその軸芯に孔６ａが穿設され、そ
の孔６ａの周囲が前記支点軸４の柱状膨大部４ｃの略平
滑な一端部上に回転可能に載置されている。そしてその
回転盤６の下部にも、その回転盤６の中心を軸芯としそ
の軸芯部上に回転盤６を補強すると共にその回転盤６の
下面を平滑にするため軸芯に孔８が穿設された円盤９を
形成する。そして、前記回転盤６の下面を平滑にするた
めの円盤９には、前記回転盤６及び支点軸４の両軸芯と
同心円上に外周が位置するように、即ち、前記回転盤６
下面の円盤９の外縁部上に前記支点軸４の柱状膨大部４
ｃより短い内側の筒状回転補助部材１０及び外側の筒状
回転補助部材１１が所定間隔で垂下されている。その支
点軸４の柱状膨大部４ｃより短い内側の筒状回転補助部
材１０及び外側の筒状回転補助部材１１の所定間隔即ち
隙間には、前記支点軸４の柱状膨大部４ｃより短い筒状
回転補助部材５が回転可能に緩嵌合され、前記回転盤６
が揺れないように支点軸４の軸芯と同心円上に外周が位
置するように揺動防止とし配設されている。前記支点軸
４の下端にはベース１が上端には回転盤６が係止され、
中央には筒状回転補助部材５及び内側の筒状回転補助部
材１０並びに外側の筒状回転補助部材１１が所定の隙間
を置いて回転できるように支点軸４に連通され上下から
ナット１２ａ，１２ｂにより支点軸４両端部に刻設され
た雄ネジ（固着部）４ａ，４ｂが螺着固定されている。
以上のような構成が備えられているため、本発明に係る
筒状回転補助部材付回転式スタンドハンガーＡは、回転
盤６が支点軸４の一端の略平滑な柱状膨大部４ｃ上に載
置された形状となり、恰も鴨居上のレールに吊下された
引き戸のように極めてスムースに回転することができる
ようになるとともに、ベース１上に立設された筒状回転
補助部材５が回転盤６下に垂下された内外筒１０，１１
の間に嵌め込まれるので回転盤６の揺動が押さえられる
こととなる。この時の外筒１１及び円盤３並びに円盤９
の直径は、ベースの直径の１／５程度以下でも十分機能
し、試作段階ではベース１の直径が約５０ｃｍの時、そ
れらの外側の筒状回転補助部材１１及び円盤３並びに円
盤９の直径は、５〜８ｃｍで十分機能するようになる。
以上の結果、高価なベアリングやキャスターを使用する
ことなく、構造が簡単な単一部材である支点軸４、筒状
回転補助部材５、内側の筒状回転補助部材１０、外側の
筒状回転補助部材筒１１で組立られるので、製造コスト
の低減が図られると共に破損や故障が激減するようにな
る。又、回転盤６下には、軸芯に孔２が穿設された円盤
３が形成されているので、上方向から偏芯した加重が加
えられても内側及び外側の筒状回転補助部材１０、１１
下端が接触する部分が歪まないから回転盤６がスムース
に回転できるようになる。更に、回転盤６を補強すると
共にその回転盤６下面を平滑にするため軸芯に孔８が穿
設された円盤９が形成されているので、上方向から即ち
ハンガー部７から偏芯した加重が加えられても内筒１０
及び外筒１１が偏芯したり歪んだりしないから筒状回転
補助部材５と、内側の筒状回転補助部材１０及び外側の
筒状回転補助部材筒１１の緩嵌合状態が維持され、回転
盤６がスムースに回転できるようになる。

【００２３】図３に示す本発明の異なる実施例を説明す
る。尚、本実施例以下の説明に当たって、本発明の記載
済み実施例と同一構成部分には、同一符号を付して重複
する説明は省略する。図３に示すように前記本発明の実
施例と主に異なる点は、支点軸４の柱状膨大部４ｃ上端
の軸方向と略直交する略平滑な面と、前記回転盤６の軸
芯に穿設された孔６ａの周囲の間にフッソやテフロン等
の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金属、セラミックなどの高
硬度物質で形成されたその回転盤６が滑らかに回転可能
なための座金１３を介在させたことである。以上のよう
な構成が備えられた回転式スタンドハンガーＡであるか
ら、座金１３の両端部は大変滑りが良く、回転盤６はよ
りスムースに回転することができるようになる。

【００２４】図４，図５に示すように前記本発明の実施
例と主に異なる点は、回転盤６下に垂下された内側の筒
状回転補助部材１０及び外側の筒状回転補助部材１１を
外側の筒状回転補助部材１１のみとしたことである。こ
のような構成が備えられた回転式スタンドハンガーＡで
あっても、第１実施例同様の作用効果が得られたので、
更に製造コストの低減となる。

【００２５】図６に示すように前記本発明の第３実施例
と主に異なる点は、第２実施例同様支点軸４の柱状膨大
部４ｃ上端の軸方向と略直交する略平滑な面と、前記回
転盤６の軸芯に穿設された孔６ａの周囲の間にフッソや
テフロン等の高硬度樹脂、鋼そして、ベース１を補強す
ると共にそのベース１上面を平滑にするため軸芯に等の
高硬度金属、セラミックなどの高硬度物質で形成された
その回転盤６が滑らかに回転可能なための座金１３を介
在させたことである。以上のような構成が備えられた回
転式スタンドハンガーＡであるから、座金１３の両端部
は大変滑りが良く、回転盤６はよりスムースに回転する
ことができるようになるとともに、第３実施例同様の作
用効果が得られ、更に短い筒状回転補助部材５の分だけ
製造コストが低減するようになるなる。

【００２６】図７，図８に示すように前記本発明の実施
例と主に異なる点は、ベース１上に立設された筒状回転
補助部材５をなくすると共に、回転盤６下に垂下された
内側の筒状回転補助部材１０及び外側の筒状回転補助部
材１１を外側の筒状回転補助部材１１のみとしたことで
ある。その外側の筒状回転補助部材１１の長さを前記支
点軸４の柱状膨大部４ｃの長さよりやや短い長さの外側
の筒状回転補助部材１１としたので、回転盤６上に形成
されたハンガー部７から受ける偏芯した加重により外側
の筒状回転補助部材１１が少し傾斜しても、外側の筒状
回転補助部材１１下端がベース１上面に当接し大きく傾
斜できないから、回転盤６が大きく揺動せず、従って、
ハンガー部７大きく揺動しないようになる。このような
構成が備えられた回転式スタンドハンガーＡであって
も、第１実施例同様の作用効果が得られるようになると
ともに、一層の製造コストが低減するようになる。

【００２７】図９，図１０に示すように前記本発明の実
施例と主に異なる点は、第２実施例同様支点軸４の柱状
膨大部４ｃ上端の軸方向と略直交する略平滑な面と、前
記回転盤６の軸芯に穿設された孔６ａの周囲の間にフッ
ソやテフロン等の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金属、セラ
ミックなどの高硬度物質で形成されたその回転盤６が滑
らかに回転可能なための座金１３を介在させたことであ
る。以上のような構成が備えられた回転式スタンドハン
ガーＡであるから、前記図７、図８の実施例同様の作用
効果が得られる上に、座金１３の両端部は大変滑りが良
いから、回転盤６はより一層スムースに回転することが
できるからようになる。上記座金１３の作用効果によ
り、回転盤６が過剰に回転即ち回転し過ぎるときは、ベ
ース１又は円盤３上に（即ちベース１又は円盤３と筒状
回転補助部材５の間に）フッソやテフロン等の高硬度樹
脂、鋼等の高硬度金属、セラミックなどの高硬度物質で
形成された網を介在させ、回転盤６の過剰回転を抑制す
ることもできる。

【００２８】

【発明の効果】本発明に係る回転部に筒状回転部材を使
用した回転式スタンドハンガーは、以上のような構成を
備えているので、以下に列記するような効果を始め諸々
の効果を奏するようになる。請求項１は、ベースと、そ
のベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、
一端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略
直交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベ
ース及び支点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するよう
に立設された前記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転
補助部材と、その筒状回転補助部材が回転可能に緩嵌合
され、前記支点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するよ
うに配設された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大
部より短い内側の筒状回転補助部材及び外側の筒状回転
補助部材と、前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部
上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔の周囲が回
転可能に載置され、かつ、前記内側及び外側の筒状回転
補助部材が中心を軸芯としその軸芯と同心円上に外周が
位置するように略垂直に垂下された上部にハンガー部を
取付けるための回転盤と、が備えられたため、回転盤が
支点軸の一端の略平滑な柱状膨大部上に載置された形状
となり、恰も鴨居上のレールに吊下された引き戸のよう
に極めてスムースに回転することができるようになると
ともに、ベース上に立設された筒が回転盤下に垂下され
た内外筒の間に嵌め込まれるので回転盤の揺動が押さえ
られるようになる。この時の外筒の直径は、ベースの直
径の１／５程度以下でも十分機能する。以上の結果、高
価なベアリングやキャスターを使用することなく、構造
が簡単な単一部材である支点軸、筒、内筒、外筒で組立
られるので、製造コストの低減が図られると共に破損や
故障が激減するようになる。

【００２９】請求項２は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベース及び支点軸
の軸芯と同心円上に外周が位置するように立設された前
記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転補助部材と、そ
の筒状回転補助部材が回転可能に緩嵌合され、前記支点
軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設された
揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い内側
及び外側の筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大
部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設
された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、前記内側
及び外側の筒状回転補助部材が中心を軸芯としその軸芯
と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下された
上部にハンガー部を取付けるための回転盤と、前記支点
軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上及び回転盤の軸芯に
穿設された孔の周囲の間に介在されたフッソやテフロン
等の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金属、セラミックなどの
高硬度物質で形成されたその回転盤が滑らかに回転可能
なための座金と、が備えられたため、請求項１同様の作
用効果が得られると共に、前記支点軸の柱状膨大部の略
平滑な一端部上及び回転盤の軸芯に穿設された孔の周囲
の間に介在されたフッソやテフロン等の高硬度樹脂、鋼
等の高硬度金属、セラミックなどの高硬度物質で形成さ
れたその回転盤が滑らかに回転可能なための座金がが備
えられたため、回転盤の回転が一層スムースにできるよ
うになる。

【００３０】請求項３は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベース及び支点軸
の軸芯と同心円上に外周が位置するように立設された前
記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転補助部材と、そ
の筒状回転補助部材に回転可能に緩外嵌され、前記支点
軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設された
揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い外側
の筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大部の略平
滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔
の周囲が回転可能に載置され、かつ、前記筒状回転補助
部材及び外側の筒状回転補助部材が中心を軸芯としその
軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下さ
れた上部にハンガー部を取付けるための回転盤と、が備
えられたため、ベース上に立設された筒に回転盤に垂下
された外筒が緩外嵌されているので、請求項１同様の作
用効果が得られる上に、請求項１で用いられていた内筒
がなくなったので、更に製造コストが低減されるように
なる。

【００３１】請求項４は、 請求項４は、ベースと、そ
のベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、
一端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略
直交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、前記ベ
ース及び支点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するよう
に立設された前記支点軸の柱状膨大部より短い筒状回転
補助部材と、その筒状回転補助部材に回転可能に緩外嵌
され、前記支点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するよ
うに配設された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大
部より短い外側の筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱
状膨大部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯
に穿設された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、前
記筒状回転補助部材及び外側の筒状回転補助部材が中心
を軸芯としその軸芯と同心円上に外周が位置するように
略垂直に垂下された上部にハンガー部を取付けるための
回転盤と、前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上
及び回転盤の軸芯に穿設された孔の周囲の間に介在され
たフッソやテフロン等の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金
属、セラミックなどの高硬度物質で形成されたその回転
盤が滑らかに回転可能なための座金と、が備えられたた
め、請求項２及び請求項３を合わせた作用効果が得られ
るようになる。

【００３２】請求項５は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大
部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設
された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハ
ンガー部を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心
を軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下
された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりや
や短い筒状回転補助部材と、が備えられたため、請求項
１同様回転盤がスムースに回転する上に、回転盤に略垂
直に垂下された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大
部よりやや短い筒が備えられたため、回転盤が傾斜して
もその支点軸の柱状膨大部よりやや短い筒の下端がベー
スの上面に当接し大きく傾斜できないため回転盤は大揺
れしないようになる。

【００３３】請求項６は、ベースと、そのベースの中心
を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部
を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑
な柱状膨大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大
部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設
された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハ
ンガー部を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心
を軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下
された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりや
や短い筒状回転補助部材と、前記支点軸の柱状膨大部の
略平滑な一端部上及び回転盤の軸芯に穿設された孔の周
囲の間に介在されたフッソやテフロン等の高硬度樹脂、
鋼等の高硬度金属、セラミックなどの高硬度物質で形成
されたその回転盤が滑らかに回転可能なための座金と、
が備えられたため、請求項５同様の作用効果が得られる
うえに、請求項２同様高硬度物質で形成された座金同様
の作用効果が得られるようになる。

【００３４】請求項７は、中心を軸芯としその軸芯上に
ベースを補強すると共にそのベース上面を平滑にするた
めの円盤を有するベースと、そのベースの中心を軸芯と
しその軸芯に略垂直立設され、一端部に固着部を有し、
かつ、中央に一端が軸方向と略直交する略平滑な柱状膨
大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱状膨大部の略平
滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯に穿設された孔
の周囲が回転可能に載置され、かつ、上部にハンガー部
を取付けるための回転盤と、その回転盤の中心を軸芯と
しその軸芯下に回転盤を補強すると共にその回転盤下面
を平滑にするための円盤と、前記回転盤の中心を軸芯と
同心円上に外周が位置するように略垂直に垂下された揺
動防止のための前記支点軸の柱状膨大部よりやや短い筒
状回転補助部材と、が備えられたため、請求項５同様の
作用効果が得られるうえに、ベースの中心を軸芯としそ
の軸芯上にベースを補強すると共にそのベース上面を平
滑にするための円盤及び回転盤の中心を軸芯としその軸
芯下に回転盤を補強すると共にその回転盤下面を平滑に
するための円盤が備えられたため、回転盤上に形成され
たハンガー部に加重が偏芯して掛けられてもベース及び
回転盤が撓まないから、大変スムースに回転できるよう
になる。

【００３５】請求項８は、 請求項８は、中心を軸芯と
しその軸芯上にベースを補強すると共にそのベース上面
を平滑にするための円盤を有するベースと、そのべース
の中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設され、一端部に
固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向と略直交する
略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、前記支点軸の柱
状膨大部の略平滑な一端部上に中心を軸芯としその軸芯
に穿設された孔の周囲が回転可能に載置され、かつ、上
部にハンガー部を取付けるための回転盤と、その回転盤
の中心を軸芯としその軸芯下に回転盤を補強すると共に
その回転盤下面を平滑にするための円盤と、前記回転盤
の中心を軸芯と同心円上に外周が位置するように略垂直
に垂下された揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部
よりやや短い筒状回転補助部材と、が備えられたため、
請求項７同様の作用効果が得られることとなるととも
に、請求項２同様高硬度物質で形成された座金同様の作
用効果が得られるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】は、本発明に係る回転部に筒状回転部材を使用
した回転式スタンドハンガーの第１実施例を示す要部分
解斜視図である。

【図２】は、本発明に係る回転部に筒状回転部材を使用
した回転式スタンドハンガーの第１実施例を示す拡大縦
断面図である。

【図３】は、本発明に係る回転部に筒状回転部材を使用
した回転式スタンドハンガーの第１実施例を示す拡大縦
断面図である。

【図４】は、本発明に係る回転部に筒状回転部材を使用
した回転式スタンドハンガーの第２実施例を示す要部分
解斜視図である。

【図５】は、本発明に係る回転部に筒状回転部材を使用
した回転式スタンドハンガーの第２実施例を示す拡大縦
断面図である。

【図６】は、本発明に係る回転部に筒状回転部材を使用
した回転式スタンドハンガーの第２実施例を示す拡大縦
断面図である。

【図７】は、本発明に係る回転部に筒状回転部材を使用
した回転式スタンドハンガーの第３実施例を示す要部分
解斜視図である。

【図８】は、本発明に係る回転部に筒状回転部材を使用
した回転式スタンドハンガーの第３実施例を示す拡大縦
断面図である。

【図９】は、本発明に係る回転部に筒状回転部材を使用
した回転式スタンドハンガーの第４実施例を示す要部分
解斜視図である。

【図１０】は、本発明に係る回転部に筒状回転部材を使
用した回転式スタンドハンガーの第４実施例を示す拡大
縦断面図である。

【図１１】は、従来の回転式スタンドハンガーの要部分
解斜視図である。

【符号の説明】

Ａは、筒状回転補助部材付回転式スタンドハンガー、
１は、ベース、 ２は、孔、 ３は、円盤、 ４は、支
点軸、 ４ａ，４ｂは、両端部の雄ネジ（固着部）、
４ｃは、柱状膨大部、 ５は、筒状回転補助部材、 ６
は、回転盤、６ａは、孔、 ７は、ハンガー部、 ８
は、孔、 ９は、円盤、１０は、内側の筒状回転補助部
材、 １１は、外側の筒状回転補助部材、 １２ａ，１
２ｂは、ナット、 １３は、座金。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベースと、 そのベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設さ
   れ、一端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向
   と略直交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、 前記ベース及び支点軸の軸芯と同心円上に外周が位置す
   るように立設された前記支点軸の柱状膨大部より短い筒
   状回転補助部材と、 その筒状回転補助部材が回転可能に緩嵌合され、前記支
   点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設され
   た揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い内
   側の筒状回転補助部材及び外側の筒状回転補助部材と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上に中心を軸
   芯としその軸芯に穿設された孔の周囲が回転可能に載置
   され、かつ、前記内側及び外側の筒状回転補助部材が中
   心を軸芯としその軸芯と同心円上に外周が位置するよう
   に略垂直に垂下された上部にハンガー部を取付けるため
   の回転盤と、 が備えられたことを特徴とする筒状回転補助部材付回転
   式スタンドハンガー。
2. 【請求項２】 ベースと、 そのベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設さ
   れ、一端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向
   と略直交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、 前記ベース及び支点軸の軸芯と同心円上に外周が位置す
   るように立設された前記支点軸の柱状膨大部より短い筒
   状回転補助部材と、 その筒状回転補助部材が回転可能に緩嵌合され、前記支
   点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設され
   た揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い内
   側及び外側の筒状回転補助部材と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上に中心を軸
   芯としその軸芯に穿設された孔の周囲が回転可能に載置
   され、かつ、前記内側及び外側の筒状回転補助部材が中
   心を軸芯としその軸芯と同心円上に外周が位置するよう
   に略垂直に垂下された上部にハンガー部を取付けるため
   の回転盤と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上及び回転盤
   の軸芯に穿設された孔の周囲の間に介在されたフッソや
   テフロン等の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金属、セラミッ
   クなどの高硬度物質で形成されたその回転盤が滑らかに
   回転可能なための座金と、 が備えられたことを特徴とする筒状回転補助部材付回転
   式スタンドハンガー。
3. 【請求項３】 ベースと、 そのベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設さ
   れ、一端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向
   と略直交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、 前記ベース及び支点軸の軸芯と同心円上に外周が位置す
   るように立設された前記支点軸の柱状膨大部より短い筒
   状回転補助部材と、 その筒状回転補助部材に回転可能に緩外嵌され、前記支
   点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設され
   た揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い外
   側の筒状回転補助部材と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上に中心を軸
   芯としその軸芯に穿設された孔の周囲が回転可能に載置
   され、かつ、前記筒状回転補助部材及び外側の筒状回転
   補助部材が中心を軸芯としその軸芯と同心円上に外周が
   位置するように略垂直に垂下された上部にハンガー部を
   取付けるための回転盤と、 が備えられたことを特徴とする筒状回転補助部材付回転
   式スタンドハンガー。
4. 【請求項４】 ベースと、 そのベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設さ
   れ、一端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向
   と略直交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、 前記ベース及び支点軸の軸芯と同心円上に外周が位置す
   るように立設された前記支点軸の柱状膨大部より短い筒
   状回転補助部材と、 その筒状回転補助部材に回転可能に緩外嵌され、前記支
   点軸の軸芯と同心円上に外周が位置するように配設され
   た揺動防止のための前記支点軸の柱状膨大部より短い外
   側の筒状回転補助部材と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上に中心を軸
   芯としその軸芯に穿設された孔の周囲が回転可能に載置
   され、かつ、前記筒状回転補助部材及び外側の筒状回転
   補助部材が中心を軸芯としその軸芯と同心円上に外周が
   位置するように略垂直に垂下された上部にハンガー部を
   取付けるための回転盤と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上及び回転盤
   の軸芯に穿設された孔の周囲の間に介在されたフッソや
   テフロン等の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金属、セラミッ
   クなどの高硬度物質で形成されたその回転盤が滑らかに
   回転可能なための座金と、 が備えられたことを特徴とする筒状回転補助部材付回転
   式スタンドハンガー。
5. 【請求項５】 ベースと、 そのベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設さ
   れ、一端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向
   と略直交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上に中心を軸
   芯としその軸芯に穿設された孔の周囲が回転可能に載置
   され、かつ、上部にハンガー部を取付けるための回転盤
   と、 その回転盤の中心を軸芯と同心円上に外周が位置するよ
   うに略垂直に垂下された揺動防止のための前記支点軸の
   柱状膨大部よりやや短い筒状回転補助部材と、 が備えられたことを特徴とする筒状回転補助部材付回転
   式スタンドハンガー。
6. 【請求項６】 ベースと、 そのベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設さ
   れ、一端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向
   と略直交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上に中心を軸
   芯としその軸芯に穿設された孔の周囲が回転可能に載置
   され、かつ、上部にハンガー部を取付けるための回転盤
   と、 その回転盤の中心を軸芯と同心円上に外周が位置するよ
   うに略垂直に垂下された揺動防止のための前記支点軸の
   柱状膨大部よりやや短い筒状回転補助部材と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上及び回転盤
   の軸芯に穿設された孔の周囲の間に介在されたフッソや
   テフロン等の高硬度樹脂、鋼等の高硬度金属、セラミッ
   クなどの高硬度物質で形成されたその回転盤が滑らかに
   回転可能なための座金と、 が備えられたことを特徴とする筒状回転補助部材付回転
   式スタンドハンガー。
7. 【請求項７】 中心を軸芯としその軸芯上にベースを補
   強すると共にそのベース上面を平滑にするための円盤を
   有するベースと、 そのベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設さ
   れ、一端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向
   と略直交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上に中心を軸
   芯としその軸芯に穿設された孔の周囲が回転可能に載置
   され、かつ、上部にハンガー部を取付けるための回転盤
   と、 その回転盤の中心を軸芯としその軸芯下に回転盤を補強
   すると共にその回転盤下面を平滑にするための円盤と、 前記回転盤の中心を軸芯と同心円上に外周が位置するよ
   うに略垂直に垂下された揺動防止のための前記支点軸の
   柱状膨大部よりやや短い筒状回転補助部材と、 が備えられたことを特徴とする筒状回転補助部材付回転
   式スタンドハンガー。
8. 【請求項８】 中心を軸芯としその軸芯上にベースを補
   強すると共にそのベース上面を平滑にするための円盤を
   有するベースと、 そのベースの中心を軸芯としその軸芯に略垂直立設さ
   れ、一端部に固着部を有し、かつ、中央に一端が軸方向
   と略直交する略平滑な柱状膨大部を有する支点軸と、 前記支点軸の柱状膨大部の略平滑な一端部上に中心を軸
   芯としその軸芯に穿設された孔の周囲が回転可能に載置
   され、かつ、上部にハンガー部を取付けるための回転盤
   と、 その回転盤の中心を軸芯としその軸芯下に回転盤を補強
   すると共にその回転盤下面を平滑にするための円盤と、 前記回転盤の中心を軸芯と同心円上に外周が位置するよ
   うに略垂直に垂下された揺動防止のための前記支点軸の
   柱状膨大部よりやや短い筒状回転補助部材と、 が備えられたことを特徴とする筒状回転補助部材付回転
   式スタンドハンガー。