JPH0847594A - 洗剤投入装置付き洗濯機 - Google Patents

洗剤投入装置付き洗濯機

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JPH0847594A
JPH0847594A JP6184409A JP18440994A JPH0847594A JP H0847594 A JPH0847594 A JP H0847594A JP 6184409 A JP6184409 A JP 6184409A JP 18440994 A JP18440994 A JP 18440994A JP H0847594 A JPH0847594 A JP H0847594A
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detergent
water
water supply
supply port
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Yoshiharu Akasaka
義治 赤阪
Masahiro Kitajiri
正広 北尻
Tomoyuki Kanekawa
朋之 金川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は洗剤を充分に溶解した上で水槽に投
入する洗剤投入装置付き洗濯機を提供することを目的と
するものである。 【構成】 水槽の上方の給水口枠に出し入れ自在に設け
た洗剤投入箱より給水口枠内に洗剤を落とし入れ、これ
を給水弁より供給される水道水にて水槽に流し込むもの
において、上記給水弁からの水道水が給水口枠内に収容
された洗剤投入箱の洗剤を給水口枠底面に配置された洗
剤溶解ケースに流し落とす構成とすると共にこの洗剤を
洗剤溶解ケース内に位置した撹拌翼にて撹拌し上記水槽
に流し込む構成とした洗剤投入装置付き洗濯機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗剤投入装置付き洗濯機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特公昭59−10835号公報
では、籠状容器に粉末洗剤を入れ、これに水道水を供給
して溶解する装置が開示されている。又、実開平4−3
2684号公報では、水槽の上部に洗剤投入ケースを設
け、使用者が洗剤投入ケースを開放して洗剤を入れ該ケ
ースを閉成することによって洗剤を水槽内に投入する洗
剤投入装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決するための課題】上記従来装置において、
特公昭59−10835号公報に開示されたものでは、
洗剤を水道水で溶かす構成となっているため、水道水の
水圧が低い場合は水の勢いが弱く洗剤が溶けないで残る
場合がある。
【0004】又、実開平−32684号公報に示された
ものでは、使用者が予め洗剤投入ケースを操作して洗剤
を水槽に投入するため、予約運転の予約待機中に長時間
衣類と洗剤が直接接触し洗剤の蛍光剤等により衣類が変
色する惧れがあった。
【0005】本発明はこれらの問題を解決した洗剤投入
装置付き洗濯機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、給水口
枠に給水口より出し入れ自在に設けられた洗剤投入箱
と、該洗剤投入箱の下方に設けられ外周に多数の小孔を
有する筒形の洗剤溶解ケースと、該洗剤溶解ケースの底
面に設けられた撹拌翼と、該撹拌翼を駆動させる撹拌モ
ータと、給水弁を通じて供給される水道水を上記洗剤投
入箱に散水する散水手段とから成り、上記散水手段から
散水された水で上記洗剤投入箱に収容された洗剤を上記
洗剤溶解ケースに流し込むと共にこのケースに流し込ま
れた洗剤を上記撹拌翼の回転により溶解して洗剤溶解ケ
ースの小孔より流出させ、上記給水口から水槽内に投入
するようにした洗剤投入装置付き洗濯機を提供する。
【0007】又、更に本発明では、上記構成に加えて、
洗剤溶解ケースの後方に該ケースの小孔の洗剤による目
詰りを防止する給水手段を設けた洗濯機を提供する。
【0008】又、本発明では、給水口枠に給水口より出
し入れ自在に設けられた洗剤投入箱と、該洗剤投入箱の
下方に設けられ外周に多数の小孔を有する筒形の洗剤溶
解ケースと、該洗剤溶解ケースに洗剤投入箱より投入さ
れた洗剤を溶解する水を給水する給水弁と、上記洗剤溶
解ケース内に設けられ撹拌モータにて回転駆動される撹
拌翼とを備えて成り、上記撹拌翼による洗剤溶解ケース
内の洗剤の溶解作業中に給水弁を断続制御するようにし
た洗剤投入装置付き洗濯機を提供している。
【0009】又、本発明では、上記給水口枠に給水口よ
り出し入れ自在に設けられた洗剤投入箱と、該洗剤投入
箱の下方に設けられ外周に多数の小孔を有する筒型の洗
剤溶解ケースと、該洗剤溶解ケース内に設けられ撹拌モ
ータにて回転駆動される撹拌翼と、第2の給水弁を通じ
て供給される水道水を上記洗剤投入箱に散水する散水手
段と、第1の給水弁を通じて供給される水道水を上記洗
剤溶解ケースの後方より供給する給水手段とを備えてお
り、上記撹拌翼による洗剤溶解ケース内の洗剤の溶解作
業中に上記第1及び第2の給水弁を時間差を以って制御
するようにした洗剤投入装置付き洗濯機をも提供するも
のである。
【0010】更に本発明は、上記給水口枠に給水口より
出し入れ自在に設けられた洗剤投入箱と、該洗剤投入箱
の下方に設けられ外周に多数の小孔を有する筒形の洗剤
溶解ケースと、該洗剤溶解ケースに洗剤投入箱より投入
された洗剤を溶解する水を給水する給水弁と、上記洗剤
溶解ケース内に設けられ撹拌モータにて回転駆動される
撹拌翼と、上記給水口枠の側部に設けられ給水口枠に風
呂水を供給するための風呂水供給部と、該風呂水供給部
より給水口枠を通じて水槽内に供給される風呂水が上記
洗剤溶解ケースに直接当るのを防止するために上記給水
口枠内に設けられたリブとから成る洗剤投入装置付き洗
濯機を提供するものである。
【0011】又、本発明は、上記給水口枠に給水口より
出し入れ自在に設けられた洗剤投入箱と、該洗剤投入箱
の下方に設けられ外周に多数の小孔を有する筒形の洗剤
溶解ケースと、該ケースに洗剤投入箱より投入された洗
剤を溶解する水を給水する給水弁と、上記洗剤溶解ケー
ス内に設けられ撹拌モータにて回転駆動される撹拌翼と
を備えて成り、上記撹拌モータと給水弁を時間差を以っ
て制御し、撹拌モータ起動時の負荷を軽くするようにし
た洗剤投入装置付き洗濯機を提供するものである。
【0012】更に、本発明は、上記洗剤溶解ケースの後
方に該洗剤溶解ケースに水を供給する給水手段を設け、
該給水手段からの給水はシャワー状とし上記洗剤溶解ケ
ースの後側面全面に当るようにした洗剤投入装置付き洗
濯機を提供するものである。
【0013】また、本発明は、洗剤を溶解するための専
用の撹拌翼を給水経路に有し、つけ置き洗い、又は洗い
の給水工程で前記撹拌翼を回転させ、溶解した洗剤を洗
濯槽に投入し、前記つけ置き洗い、又は洗いの前半部分
では、設定水位よりも低い水位まで給水し、高濃度洗剤
液状態で洗濯を行なう洗濯機を提供するものである。
【0014】この場合、更に洗剤を投入する洗剤投入箱
を設けるとともに、前記撹拌翼の回転と洗剤投入箱を自
動的に開ける動作を行なうか否かを選択できるセレクト
スイッチを設け、前記動作を行なわないことを選択した
場合は、通常濃度で、つけ置き洗い工程、又は洗い工程
を行なうようにする。
【0015】あるいは、更に水位検知手段を有し、つけ
置き洗い、又は洗いの給水工程で前記水位検知手段が水
位変化を検知できない時は水位変化が検知できるまで前
記撹拌翼の回転を停止するように構成する。
【0016】
【作用】従って、本発明によれば、洗剤溶解ケース内で
撹拌翼により洗剤を充分溶解した上で水槽内に投入でき
るので、洗剤が洗剤投入箱に残るようなことは無い。
【0017】又、本発明では、洗剤溶解ケースの小孔の
目詰りを洗剤溶解ケース後方より水を給水することによ
って防止しているので、この洗剤溶解ケース内に洗剤が
残るということも防止できる。又、その給水をシャワー
状にして洗剤溶解ケース後面全体の目詰りを防止でき
る。
【0018】又、本発明では、撹拌翼の駆動による洗剤
溶解作業中に給水弁を断続制御するものであるから、給
水過剰に伴って洗剤溶解ケースより溶けていない洗剤が
溢れ出るのを防止することができる。
【0019】又、本発明では、洗剤投入箱の洗剤を洗剤
溶解ケースに流し込む水を供給する第1の給水弁と、洗
剤溶解ケースの後方より水を供給する第2の給水弁を設
け、洗剤溶解ケースでの洗剤の溶解作業中に上記両給水
弁を時間差を以って制御するものであるから、洗剤溶解
ケース内で溶けていない洗剤の溢れ出るのを防止するこ
とができると共に洗剤を確実に溶解することができる。
【0020】又、本発明は風呂水を活用できるように給
水口枠の側部に風呂水供給部を設けると共にこの供給部
より給水口枠内に流し込まれる風呂水が洗剤溶解ケース
の外面に直接当るのを防止するリブを設けているから、
洗剤溶解ケースの小孔が風呂水中の湯垢やゴミで詰るこ
とは無い。
【0021】又、本発明では、撹拌モータと給水弁を時
間差を以って制御しているものであるから、起動時の撹
拌モータの負荷を軽減できる。
【0022】又、本発明では、洗剤を溶解するための専
用の撹拌翼を給水経路に有し、つけ置き洗い、又は洗い
の給水工程で前記撹拌翼を回転させ、溶解した洗剤を洗
濯槽に投入し、前記つけ置き洗い、又は洗いの前半部分
では、設定水位よりも低い水位まで給水し、高濃度洗剤
液状態で洗濯を行なうので、その高濃度の洗剤液を洗濯
物の上に給水することになり、短時間で洗濯物の汚れを
落とすことができる。
【0023】しかも、本発明では、更に洗剤を投入する
洗剤投入箱を設けるとともに、前記撹拌翼の回転と洗剤
投入箱を自動的に開ける動作を行なうか否かを選択でき
るセレクトスイッチを設け、前記動作を行なわないこと
を選択した場合は、通常濃度で、つけ置き洗い工程、又
は洗い工程を行なうようになるので、布の質等を考慮し
て設定水位よりも低い水位での高濃度洗濯をしたくない
場合はセレクトスイッチで高濃度洗濯を行なわないこと
を選択することにより、通常濃度での洗濯ができ、布の
質に適した洗濯を行なうことができる。
【0024】また、本発明では、つけ置き洗い、又は洗
いの給水工程で前記水位検知手段が水位変化を検知でき
ない時は水位変化が検知できるまで前記撹拌翼の回転を
停止するように構成しているので、蛇口が閉められてい
たり、断水して給水中にもかかわらず、水位の変化がな
い場合には、撹拌翼の回転が停止する。そのため、撹拌
翼駆動用モータの寿命が延びる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って詳
細に説明する。
【0026】<第1の実施例>図1及び図2は本発明の
第1の実施例に係る洗剤投入装置付き洗濯機の側面断面
概略図及び上面図であり、図中1は洗濯機の外箱、2は
水槽、3は洗濯兼脱水槽、4はパルセータ、5はパルセ
ータ駆動モータ、6は水槽2を防振支持する支持部材、
7は外箱の上部にあって水槽2の上面を開閉する蓋、8
はこの蓋の開閉を検知する蓋スイッチである。
【0027】9は図3に明示するように水槽2の上部に
おいて外箱1内に設けられた給水口枠であって、その前
端が給水口10aとして水槽2に向って開成し、又、奥
部には第1(メイン)及び第2(サブ)の給水弁11、
12の開閉に従って給水口枠9内に水道水を導く取水口
10b、10cを備えている。
【0028】13は側面断面が「く」の字型をなした枠
体から成る洗剤投入箱であって、上記給水口枠9の給水
口10aの上半部を覆うように該給水口10aに嵌挿さ
れ、支軸14によって給水口枠9の両内側面間に回転自
在に支持されている。
【0029】そして、この洗剤投入箱13は2点鎖線の
ように開放した状態では洗剤を収容でき、又、実線のよ
うに開成した状態では収容した洗剤が給水口枠の底部に
落ち易いようになっている。
【0030】15は上記取水口10cに連通するように
給水口枠9内に設けられた散水ケースであって、その先
端部には多数の散水口15a、・・・を有し、第2の給
水弁12を通じて供給される水道水を上記洗剤投入箱1
3に向けて散水し、該箱13に収容された洗剤を下方に
流す構成となっている。
【0031】16は上記給水口枠9内の底面中央部に置
かれた洗剤溶解ケースにして、側面全周に亘って多数の
小孔16a、・・・を有する上下端開口の円筒形の枠体
から成り、上記散水ケース15にて水が散水され洗剤投
入箱13内の洗剤が流れ出ると、この流れ出た洗剤を受
け取るべく成っている。
【0032】17は上記洗剤溶解ケース16内において
上記給水口枠9の底面上に配置された撹拌翼であって、
その回転軸17aは給水口枠9の底面を貫挿してその下
端にプーリー18を設け、ベルト19及びプーリー20
を介して撹拌モータ21に結合されている。22は給水
口枠9の底面上において給水口10a側の洗剤溶解ケー
ス16aの側面近くに配置された洗剤溶解検知センサー
である。
【0033】又、図4は上記洗剤投入箱13の側面と給
水口枠9の側面との間に配置された、洗剤投入箱ロック
装置を示したものであり、図中23は電磁ソレノイドで
あって、そのプランジャー23aの係止部23bを洗剤
投入箱13に上記支軸14を介して固定したロックレバ
ー24にロックさせており、通電されてONすると、プ
ランジャー23aを吸引してロックレバー24とのロッ
クを解除して、洗剤投入箱13を縮設バネ25の復帰力
により開放するべく成っている。又、図中26は洗剤投
入箱13の開閉を検知する開閉検知スイッチである。
【0034】図5は本発明に係る洗濯機の駆動回路を示
しており、同図において、27は電源であり、点線で囲
んだ洗濯工程制御回路28、進相コンデンサ5aを備え
たパルセータ駆動モータ5、第1の給水弁11、第2の
給水弁12、撹拌モータ21、電磁ソレノイド23およ
び排水弁29に電力供給している制御回路28は、制御
の中心となるマイクロコンピュータ(CPU)30を有
し、該マイクロコンピュータ30の入力側には、上蓋の
開閉を検出するための上記蓋スイッチ8と電源のオン、
オフの設定や洗濯内容や洗濯運転をスタートするかどう
かを設定するためのキー入力部31と水位を検知するた
めの水位検出手段32と撹拌モータロック検知手段36
が接続されている。
【0035】又、この他、洗濯布量検知部34及び該洗
濯布量検知部34により判定された槽3内の布量に応じ
た水位と洗剤量を表示する表示手段35がマイクロコン
ピュータ30に接続されている。
【0036】洗濯布量検知部34は、パルセータ駆動モ
ータ5の正反転制御時に、オフ時のコンデンサ5aのパ
ルスをカウントするもので、パルス数が少なければ洗濯
量大と判断する。
【0037】上記の構成において、給水口枠9に水道水
を供給する経路として、第1の給水弁11と取水口10
bから成る第1の給水経路及び第2の給水弁12と取水
口10c、散水ケース15から成る第2の給水経路があ
る旨説明したが、本発明では洗剤溶解のための給水及び
洗濯、すすぎ等のための水槽3への給水を上記第2の経
路のみで実行することもできる。
【0038】次に、上記構成の第1の実施例の動作につ
いて説明する。
【0039】まず、上記第2の給水経路のみを使って
給水を実行する場合について説明する。洗濯をスタート
すると、洗いのあるコースの場合は、洗濯布量検知部3
4により洗濯兼脱水槽3内の洗濯布量を判定し表示手段
35によってその布量に応じた水位と洗剤量を表示す
る。このとき上蓋7の開閉を検知するスイッチ8により
上蓋が閉まっていることを検知すれば第2の給水弁12
がオンし水槽2および洗濯兼脱水槽3に布量に応じた水
位に達するまで給水した後、スイッチング装置33によ
りパルセータ駆動モータ5を駆動しパルセータ4により
洗濯布を撹拌し洗濯する。
【0040】この場合、通常は洗濯開始の前には上蓋が
開いているので、上蓋7が開いていることを蓋スイッチ
8で検知した場合はマイクロコンピュータ30は洗剤を
洗剤投入箱13に投入してもらう為に電磁ソレノイド2
3をONしプランジャー23aを吸引してロックレバー
24のロックを解除する。すると縮設バネ25がロック
レバー24を押し上げ洗剤投入箱13が自動的に開く。
【0041】次に上蓋7の閉まったことを検知すると次
の工程に進行するが、このとき洗剤投入箱13が閉まっ
ていることを洗剤投入箱開閉検知スイッチ26で検知す
ると洗濯はスタートする。
【0042】即ち、まず、マイクロコンピュータ30は
第2の給水弁12を開放して取水口10c、散水ケース
15を介して水道水を洗剤投入箱13に散水する。する
と、箱13内の洗剤はその水によって洗い流され洗剤溶
解ケース16に流れ落ちる。
【0043】マイクロコンピュータ30は撹拌モータ2
1をオンする。撹拌モータ21がオンするとプーリー2
0、ベルト19、プーリー18がその動力を伝達し撹拌
翼17が回転し洗剤が溶解する。この時、給水量が多い
為に洗剤溶解ケース16から溶けていない洗剤が溢れ洗
濯兼脱水槽3に流れ込むことがあるので洗剤溶解作業中
第2の給水弁12を制御の一例として示す図6のように
当初は断続的にON制御することによって溶けていない
洗剤の溢れを防止するとともに、洗剤溶解を確実に行
う。しかる後は、所望給水量になるまで連続ONさせ
る。
【0044】次に上記第1及び第2の給水経路の両方
を使って給水を実行する場合について説明する。この場
合、洗剤投入箱13と上蓋7の開成を検知するまでの基
本動作は上述したの場合(第2の給水路のみを使った
場合)の動作と同じであるので省略し、洗剤投入箱13
と上蓋7の閉成を検知した後の動作説明を行うことにす
る。
【0045】洗剤溶解ケース16から溶けていない洗剤
が溢れ洗濯兼脱水槽3に流れ込むのを防止する手段は、
まず第2の給水弁12をオンして水を取水口10c、散
水ケース15を介して洗剤投入箱13に散水し洗剤を洗
剤溶解ケース16に流し込む。次に撹拌モータ21をオ
ンしてその動力をプーリー20、ベルトl9、プーリー
18を介して撹拌翼17に伝達し洗剤を溶解させる。
【0046】又、このとき、この洗剤溶解ケース16に
は第1の給水弁11の開放に伴って取水口10bより供
給される水が多数の小孔16a、・・・を通って流れ込
み洗剤の溶解を助長するとともに給水口10aの方向に
溶解した洗剤を流し込む。
【0047】この時の、第1及び第2の給水弁の駆動タ
イミングは図7のタイムチャートに示す通りで洗剤溶解
作業中2個の給水弁の時間差制御を行うことによって溶
けていない洗剤の溢れを防止するとともに、洗剤溶解を
確実に行う。
【0048】第2の給水弁12は、水の飛散を押さえる
為に流量が第1の給水弁11の1/2に押さえられてお
り、第1の給水弁11は洗濯兼脱水槽3に短時間で給水
するため流量が15〜20L/分となるように設定され
ている。
【0049】次に、第1の実施例のものにおいて、撹
拌モータ21の起動初期のトルクを考慮した動作につい
て説明する。
【0050】この動作の場合も洗剤投入箱13と上蓋7
の閉成を検知する迄の基本動作は上記と同じであるの
で省略し、洗剤投入箱13と上蓋7の閉を検知した後の
動作説明を行うこととする。
【0051】洗剤投入箱13を閉めるときに洗剤投入箱
13から洗剤溶解ケース16へ洗剤がこぼれることもあ
り、洗剤が洗剤溶解ケース16に入ると撹拌翼17の大
きな起動トルクが必要となる。そこで洗剤投入箱13と
上蓋7の閉成を検知した後、図8のように第1の給水弁
11と撹拌モータ21をオンして先にこぼれた洗剤を処
理し、一定時間経過後第1の給水弁11をオフするとと
もに、第2の給水弁12をオンすることによって撹拌モ
ータ21の起動時の負荷を軽くし、小型の撹拌モータ2
1の使用を可能としている。
【0052】次に、上記第1の実施例のものにおい
て、撹拌翼17の裏面に付着した洗剤を洗浄することを
意図した動作について説明する。この動作の場合、第1
の給水弁11が開放するまでの基本動作は上記の動作
と同じであるので、省略する。
【0053】まず制御の一例を示す図9に基づき説明を
行う。第1の給水弁11がオンした時点より説明を行う
ことにする。第1の給水弁11がオンして一定時間経過
後、第2の給水弁12と撹拌モータ21をオフした後に
第1の給水弁11をオン、オフ制御し撹拌翼17の裏等
の溶け残りの洗剤を洗浄する。
【0054】又、本発明のこの実施例のものでは、洗
い、すすぎ、脱水などの洗濯終了時に撹拌モータ21を
オンすることによって撹拌翼17が回り該撹拌翼上等の
水滴を無くし水きりすることができる。
【0055】又、第1の実施例では洗剤の溶解度を考
慮した動作を行うことができる。この動作は、上記第1
の給水弁11がオンするまでの基本動作は上記の動作
と同じであり、従って、給水弁11がオンされた時点か
らの動作について説明する。
【0056】これまでの動作では、水温、洗剤量、洗剤
の種類に関係なく一定時間撹拌モータを回していたが、
洗剤溶解ケース16から給水口10aとの間に設置され
ている洗剤溶解センサー22によって洗剤溶解度を検知
した信号を基にマイクロコンピュータ30で確実に溶解
されたことが確認されると第2の給水弁12と撹拌モー
タ21をオフすることができることにより、水温、洗剤
量、洗剤の種類に関係なく適切な時間で洗剤溶解を確実
に行うことができる。図10はこの場合におけるマイク
ロコンピュータ30の制御動作のフローを示している。
【0057】又、この実施例では、図11に示すよう
に、第1の給水弁11がオンして一定時間経過し、洗剤
溶解作業の終了に伴って撹拌モータ21をオフした後の
給水中に撹拌モータ21のオン・オフ制御によって撹拌
翼17の断続運転を行うことによって撹拌翼17の裏等
に付着した洗剤を洗浄することができる。
【0058】<第2の実施例>次に、第2の実施例につ
いて説明する。図12及び図13はこの第2の実施例に
係る洗剤投入装置付き洗濯機の側面断面概略図及び上面
図を示し、上記第1の実施例と共通の部分には共通の符
号を付している。従って共通の部分の説明は省略する。
【0059】この実施例では、図14(イ)に示すよう
に給水口枠9の奥壁面に夫々取水口10b、10cに通
じる取水凹部9b、9cが設けられ、この取水凹部9c
を閉塞するように設けられた散水ケース15に上記取水
凹部9bを閉塞する延在部15bを設けるとともに、こ
の延在部15bに多数の射水口15c、・・・を設けて
いる。
【0060】洗剤投入箱13の上縁には給水口枠9の内
方に向うリブ13aを設け、洗剤の収容量を大きくする
ように形成している。即ち、図14(ロ)に示すように
洗剤投入箱13を開いたときリブ13aを設けることに
より洗剤収容量が斜線で示す範囲Sだけ多くなる。
【0061】又、この第2の実施例では図15に明示す
るように、給水口枠9の側部に上面を開口した風呂水供
給部37を備えており、これに風呂水を汲み上げるポン
プから出たホース(図示せず)を嵌合すると、風呂水は
整流部材38にて整流され給水口枠9内に流れ込み給水
口10aから水槽2内に流れる。
【0062】しかし、風呂水は湯垢やゴミが多く含まれ
ており、これが洗剤溶解ケース16に直接当ると洗剤溶
解ケース16の小孔16a、・・・に詰るため、この実
施例では風呂水供給部37に面した洗剤溶解ケース16
の前方に散水ケース15より垂下させた保護リブ39を
設けている。
【0063】上記構成において、洗濯をするには、まず
上蓋7を開け洗濯物を洗濯兼脱水槽3に投入する。洗濯
をスタートすると、マイクロコンピュータ30は洗濯布
量検知部34により洗濯兼脱水槽3内の洗濯布量を判定
し表示手段35によってその布量に応じた水位と洗剤量
を表示する。
【0064】そして洗剤を洗剤投入箱に投入してもらう
ためにマイクロコンピュータ30は電磁ソレノイド23
をオンしプランジャー23aを吸引しロックレバー24
のロックを解除する。すると縮設バネ25はロックレバ
ー24を押し上げ洗剤投入箱13が自動的に開く。
【0065】ここで洗剤量の表示に従って洗剤投入箱1
3に洗剤を入れるが、洗剤投入箱13の上端部にリブ1
3aが有るので、洗剤を収納する容積を大きくできる。
そして洗剤投入箱13を閉じるとともに上蓋7を閉じる
と、次の工程に進行するが、洗剤投入箱13を閉め忘れ
ると、洗剤投入箱が開いていることを洗剤投入箱開閉検
知スイッチ26で検知し表示手段35によって異常報知
し運転を停止する。異常報知しているときに洗剤投入箱
13の閉まったことを検知すると異常報知を中止する。
【0066】次に上蓋7が閉まったことを検知すると運
転は進行し、まず第2の給水弁12をオンし、取水口1
0cに水を供給し水は散水ケース15を通り散水口15
aから洗剤投入箱13に散水されて洗剤を洗剤溶解ケー
ス16に流し込む。この散水ケース15からの給水は、
従来は洗剤投入箱の上方からシャワー状に行っていた
が、全体に亘って平均してシャワー状に給水しなければ
ならず、水道水圧の低い場合など水の勢いが弱くなり、
洗剤投入箱13に洗剤が流れずに残る場合があった。
【0067】しかし、後方から給水すると、洗剤投入箱
の後ろ側の洗剤から順次給水が当って流し出されていく
ため、散水ケースの散水口15aの数は上方からよりも
ずっと少なくてすみ、したがって水の勢いも弱くならな
いので効率良く洗剤を流し出すことができる。
【0068】この時、水は図14(イ)において矢印で
示すように勢いよく洗剤投入箱13の底面から前面にそ
って上方に流れるが、上端のリブ13aが有るため洗剤
投入箱13の外には飛び出さない。洗剤は洗剤投入箱1
3から洗剤溶解ケース16に流れ込む。洗剤投入箱13
の全体の幅は洗剤溶解ケース16の直径よりも大きい
が、洗剤収納部の幅を洗剤溶解ケースの直径と同じか小
さくしておけば、洗剤が洗剤溶解ケースの外にこぼれる
ことは無い。
【0069】撹拌モータ21は、第2の給水弁12のオ
ンと同時にオンしており、プーリー20、ベルト19、
プーリー18がその動力を伝達し、撹拌翼17が回転し
て洗剤が溶解する。そして、溶解した洗剤液だけが洗剤
溶解ケース16の多数の小さい孔16a、・・・から出
て行くため、確実に溶解した洗剤を洗濯に使える。
【0070】又、撹拌翼17には回転軸17aが有り、
給水口枠の底部に圧入された軸受けメタル40、オイル
シール41を介して回転自在に挿入されており、回転軸
17aの撹拌翼と反対側にはプーリー18がナットで固
定されている。撹拌モータ21も給水口底に固定されて
おり、モータ側のプーリー20からベルト19を介して
撹拌翼17に動力を伝達する。このように、駆動部品や
回転部品を全て給水口底に取り付けているので、部品の
動作や動力の伝達が確実になり、又部品の組立もしやす
くなる。
【0071】撹拌翼17を回転させ洗剤溶解ケース16
内の洗剤と水を撹拌しだすと、洗剤が泡立ち膨れてく
る。そのままでは、洗剤溶解ケース16の上から溶けて
いない洗剤が溢れてくる。このため、洗剤溶解ケース1
6の上部周囲には、溢れを防止するためのリブ42が設
けられている。この実施例ではリブ42は上方に伸びて
いるが、内周方向につけることもできる。
【0072】洗剤投入箱13と洗剤溶解ケース16が重
なり合っているところでは、洗剤溶解ケース16から溢
れ出た洗剤は、洗剤投入箱13と洗剤溶解ケース16と
の隙間から出て行こうとするが、パッキング43が有る
ためこれが阻止され、隙間に洗剤が詰るのも防止でき
る。
【0073】撹拌翼17は円盤状をしており、上面には
図16に示すような撹拌用の突起17cが有る。突起1
7cは回転方向の前方側は、直角に近いような角度をし
ており、回転方向の後方はこれよりもゆるいなだらかな
角度をしている。前方側は撹拌力を強くするためで、後
方側は角度が立っていると、回転時に水の流れがよどん
で、洗剤がこの部分で溶け残るため、なだらかな角度と
して水の流れを滑らかにして、洗剤の溶け残るのを防い
でいる。
【0074】また、撹拌翼17の裏側にも撹拌用のリブ
17bが設けられており、撹拌翼17と給水口枠底部の
間に洗剤が溶け残るのを防いでいる。撹拌翼17を回転
させ洗剤溶解ケース16内の洗剤がおよそ溶けると、第
1の給水弁11から給水する。この第1の給水弁11か
らの給水は、散水ケース15の下側の射水口15c、・
・・から洗剤溶解ケース16の後面にあたる。散水ケー
ス15の射水口15c、・・・は小さな穴が多数開いて
おり、洗剤溶解ケース16の後面全体にシャワー状に当
る。これは、洗剤溶解ケース16の小孔16a、・・・
に洗剤などが詰るのを防ぐためで、洗剤を溶解するとき
にケースの小孔の内側に詰った洗剤を、外側からのシャ
ワー給水で取ることができる。
【0075】このように、給水口10aからは完全に溶
解した洗剤が洗濯兼脱水槽3に流れ出て行く。また、洗
剤溶解ケース16の後面全体にシャワー給水しているの
で、長期間使用しても洗剤溶解ケース16の小孔16
a、・・・に洗剤が詰るのを防止できるため、メンテナ
ンスなどの心配なしに使える。
【0076】又、この実施例では風呂水供給部37にホ
ースを嵌合し、風呂水をポンプで汲み上げると、風呂水
は整流部材38を経て給水口枠9内に流れ込み、水槽2
内に流れ出る。
【0077】この時風呂水供給部37の底面は給水口枠
9の底面よりも高くなっているため、洗剤溶解ケース1
6での洗剤溶解作業中、洗剤溶解ケースの小孔から洗剤
液が出てくるが、給水口枠の底面と風呂水供給部の底面
が同じ高さになっていると、洗剤液が風呂水供給部に入
り込み、整流部材38に付着し洗剤液が乾くと洗剤が付
着する。これが繰り返されると、整流部材へ洗剤が堆積
し、整流部材が目詰りして整流作用がなくなる。風呂水
供給部の底面が高くなっていると、洗剤液が入り込むこ
とがなく、整流部材にも洗剤液が付着しない。
【0078】さて、上記各実施例において、マイクロコ
ンピュータ30による制御動作の他の例を図17に示し
第3の実施例として以下説明する。図17において、ま
ず、ステップ#5でスタートスイッチの入力があって、
洗濯をスタートすると、洗いのあるコースの場合は、布
量検知部34により洗濯兼脱水槽3内の洗濯布量を判定
し(ステップ#15)、表示手段35によってその布量
に応じた水位と洗剤量を表示する(ステップ#20)。
【0079】このとき、通常は上蓋7が開いているの
で、上蓋7が開いていることを検知した場合は、洗剤を
洗剤投入箱26に投入してもらうために洗剤投入箱13
を開くべく電磁ソレノイド23をONする(ステップ#
25)。
【0080】次に、上蓋7の閉まったことを検知する
と、次のステップ#35で洗剤投入箱13が閉じている
か否か判定し、洗剤投入箱13が開いていることを洗剤
投入箱開閉検知スイッチ26からの信号によって判定す
ると、表示手段35によって異常表示し、且つ運転を停
止する(ステップ#40)。
【0081】異常表示しているときに洗剤投入箱の閉ま
ったことをステップ#45で検知すると、異常表示を中
止する。そして、上蓋7が閉じているか否かステップ#
53で再び判定する。これは洗剤投入箱13の開閉を行
なうためには上蓋7を開けて行なわなければならないた
めであり、この時点で上蓋7は閉じているとは限らない
からである。
【0082】ここで、上蓋7が閉まったことを検知する
と、洗剤投入箱13の開成を検知しない場合(ステップ
#35でYesの場合)と同様に運転は進行し、ステップ
#55で、まず第2給水弁12をONして給水口10c
に水を供給する。水は散水ケース15を通り洗剤投入箱
13の洗剤を洗剤溶解ケース16に流し込む。次に、第
1給水弁11と洗剤撹拌モータ21をONする(ステッ
プ#60)。
【0083】洗剤撹拌モータ21がONすると、プーリ
20、ベルト19、プーリ18がその動力を伝達し、撹
拌翼17が回転し洗剤が溶解する。ここで散水ケース1
5からの水と第1給水弁11から給水口10bを経由し
て供給された水によって洗濯兼脱水槽3に溶解した洗剤
を流し込む。
【0084】このとき、洗濯布にまんべんなく給水する
ために駆動モータ5を通常の撹拌周期よりも短い周期で
同一方向にON、OFFする(ステップ#65)。第2
給水弁12は水の飛散を抑えるために流量が第1給水弁
の1/2に抑えられており、第1給水弁11は洗濯兼脱
水槽に短時間で給水するため流量が15〜20L/分と
なるように設定されている。
【0085】ステップ#70で設定水位の1/2になっ
たか否か判定し、なっていなければステップ#35へ戻
る。そして、この洗剤を溶解している時に洗剤投入箱1
3が開いたことを検知すると、先に述べた場合と同様に
異常表示し、運転を中止する。この異常表示中に洗剤投
入箱13の閉まったことを検知すると、異常表示を中止
する。
【0086】次に上蓋7の閉まったことを検知すると、
運転を再開する。上記ステップ#70でYesのとき、即
ち給水中に水位検知手段32によって設定水位の1/2
の水位を検知すると、次のステップ#75で高濃度洗
浄、又は洗いのため第1給水弁11、第2給水弁12と
洗剤撹拌モータ21をOFFする。
【0087】しかる後、ステップ#80で駆動モータ5
を正反転制御する。ステップ#85で高濃度洗浄のつけ
置き、又は洗いが終了すると、次に設定水位を検知する
まで第1給水弁11をONし、通常の洗いを実行する。
【0088】その他、この洗濯機は、キー入力部31で
前記洗剤投入箱13の自動オープンと高濃度洗浄を行な
わないことを選択できるキーが設けられている。そし
て、それらを行なわないことが設定された場合は、通常
濃度で、つけ置き洗い、又は洗いを行ない、予約運転の
ときだけ洗剤投入箱13を自動オープンし、洗濯布検知
終了後に上蓋7の閉まったことを検知したときに洗剤投
入箱13の開いていることを検知すると、選択されてい
ないときと同様に異常表示する。
【0089】また、洗い工程が終了し、すすぎ工程の給
水工程へ進行すると、第1給水弁11をONし、間欠的
に洗剤撹拌モータ21をON、OFFする。次に設定水
位を検知すると、第1給水弁11と洗剤撹拌モータ21
をOFFし、すすぎを実行する。そして、選択が終了す
るときに、報音機能をもった表示手段35で終了音を報
知するとともに、数秒間、洗剤撹拌モータ21をONす
る。
【0090】洗剤溶解の為に給水しながら洗剤撹拌モー
タ21をONしているときに数秒おきに水位検知手段3
2で検知した水位を比較し、水位の増加がない場合は、
洗剤撹拌モータ21のみをOFFする。この状態で水位
の増加を検知すると、再度洗剤撹拌モータ21をONす
る。
【0091】洗剤撹拌モータ21をONしているときに
洗剤撹拌モータロック検知手段36で洗剤撹拌モータ2
1がロックしていることを検知すると、表示手段35で
異常を表示するとともに撹拌モータ21を停止する。こ
の場合、洗濯の運転は最後まで進行するようにし、異常
表示は最後まで続けるものとする。
【0092】
【発明の効果】請求項1の発明によると、洗剤を水道水
圧に関係なく、確実に溶かしてから洗濯層内に流し込む
ことができるので、洗剤の洗浄力を有効に使うことがで
き、洗濯物に洗剤の溶け残りがつくこともない。
【0093】請求項2の発明によると、洗剤溶解ケース
の小孔の目詰りを防いでメンテナンスをしなくてもす
む。
【0094】請求項3の発明によれば給水過剰によって
洗剤溶解ケースより溶けていない洗剤が溢れ出るのを防
止することができる。
【0095】又、請求項4の発明においても、洗剤溶解
ケース内で溶けていない洗剤が溢れ出るのを防止するこ
とができると共に洗剤を確実に溶解することができる。
【0096】請求項5の発明によれば、風呂水の有効活
用ができる上に風呂水に含まれる湯垢、ゴミ等が洗剤溶
解ケースの小孔に目詰りを起こさせることを防止でき、
確実に溶解した洗剤を供給できる。
【0097】請求項6の発明によれば、洗剤の撹拌モー
タ起動時の負荷を軽することができると共にモータの小
型化を画れる。
【0098】請求項7の発明によれば、洗剤溶解ケース
の後面に水がシャワー状に供給されるので、洗剤溶解ケ
ースの小孔が洗剤で目詰りするのを防止することができ
る。
【0099】請求項8の発明によれば、高濃度の洗剤液
を洗濯物の上に給水することができ、短時間で洗濯物の
汚れを落とすことができる。
【0100】請求項9の発明によれば、布の質等を考慮
して設定水位よりも低い水位での高濃度洗濯をしたくな
い場合はセレクトスイッチで高濃度洗濯を行なわないこ
とを選択することにより、通常濃度での洗濯ができ、布
の質に適した洗濯を行なうことができる。
【0101】請求項10の発明によれば、蛇口が閉めら
れていたり、断水して給水中にもかかわらず、水位の変
化がない場合には、撹拌翼の回転が停止する。そのた
め、撹拌翼駆動用モータの負担が軽減され、必要以上に
寿命の長い高コストのモータを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る洗剤投入装置付き
洗濯機の概略構成側面断面図。
【図2】上記第1の実施例に係る洗濯機の上面概略構成
図。
【図3】同上洗濯機の洗剤投入装置部の拡大側面断面
図。
【図4】同上洗濯機における洗剤投入箱のロック機構を
示す構成図。
【図5】同上洗濯機の駆動回路を示す電気的回路図。
【図6】同上洗濯機の動作説明に供されたタイムチャー
ト図。
【図7】同上洗濯機の他の動作説明に供されたタイムチ
ャート図。
【図8】同上洗濯機の他の動作説明に供されたタイムチ
ャート図。
【図9】更に同上洗濯機の他の動作説明に供されたタイ
ムチャート図。
【図10】同上洗濯機の他の動作説明に供されたフロー
チャートを示す図。
【図11】更に同上洗濯機の他の動作説明に供されたタ
イムチャート図。
【図12】本発明の第2の実施例に係る洗剤投入装置付
き洗濯機の概略構成側面図。
【図13】上記第2の実施例に係る洗濯機の上面概略構
成図。
【図14】同上洗濯機の洗剤投入装置の拡大側面断面
図。
【図15】同上洗濯機の洗剤投入装置部の拡大正面図。
【図16】同上洗濯機における撹拌翼の要部拡大断面
図。
【図17】本発明の第3実施例の制御動作を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1 外箱 2 水槽 9 給水口枠 10 給水口 10b 取水口 10c 取水口 11 第1の給水弁 12 第2の給水弁 13 洗剤投入箱 15 散水ケース 16 洗剤溶解ケース 17 撹拌翼 21 撹拌モータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽の上方に設けられた給水口枠の給水
    口より水槽内に給水を行う洗濯機において、上記給水口
    枠に前記給水口より出し入れ自在に設けられた洗剤投入
    箱と、該洗剤投入箱の下方に設けられ外周に多数の小孔
    を有する筒形の洗剤溶解ケースと、該洗剤溶解ケースの
    底面に設けられた撹拌翼と、該撹拌翼を駆動させる撹拌
    モータと、給水弁を通じて供給される水道水を上記洗剤
    投入箱に散水する散水手段とから成り、上記散水手段か
    ら散水された水で上記洗剤投入箱に収容された洗剤を上
    記洗剤溶解ケースに流し込むとともに、この洗剤溶解ケ
    ースに流し込まれた洗剤を上記撹拌翼の回転により溶解
    して前記洗剤溶解ケースの小孔より流出させ、上記給水
    口から水槽内に投入するようにしたことを特徴とする洗
    剤投入装置付き洗濯機。
  2. 【請求項2】 上記洗剤溶解ケースの後方に該洗剤溶解
    ケースの小孔の洗剤による目詰りを防止する給水手段を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の洗剤投入装置
    付き洗濯機。
  3. 【請求項3】 水槽の上方に設けられた給水口枠の給水
    口より水槽内に給水を行う洗濯機において、上記給水口
    枠に前記給水口より出し入れ自在に設けられた洗剤投入
    箱と、該洗剤投入箱の下方に設けられ外周に多数の小孔
    を有する筒形の洗剤溶解ケースと、該洗剤溶解ケースに
    前記洗剤投入箱より投入された洗剤を溶解する水を給水
    する給水弁と、上記洗剤溶解ケース内に設けられ撹拌モ
    ータにて回転駆動される撹拌翼とを備えて成り、上記撹
    拌翼による洗剤溶解ケース内の洗剤の溶解作業中に給水
    弁を断続制御することを特徴とする洗剤投入装置付き洗
    濯機。
  4. 【請求項4】 水槽の上方に設けられた給水口枠の給水
    口より水槽内に給水を行う洗濯機において、上記給水口
    枠に前記給水口より出し入れ自在に設けられた洗剤投入
    箱と、該洗剤投入箱の下方に設けられ外周に多数の小孔
    を有する筒形の洗剤溶解ケースと、該洗剤溶解ケース内
    に設けられ撹拌モータにて回転駆動される撹拌翼と、第
    2の給水弁を通じて供給される水道水を上記洗剤投入箱
    に散水する散水手段と、第1の給水弁を通じて供給され
    る水道水を上記洗剤溶解ケースの後方より供給する給水
    手段とを備えており、上記撹拌翼による上記洗剤溶解ケ
    ース内の洗剤の溶解作業中に上記第1及び第2の給水弁
    を時間差を以って制御するようにしたことを特徴とする
    洗剤投入装置付き洗濯機。
  5. 【請求項5】 水槽の上方に設けた給水口枠の給水口よ
    り水槽内に給水を行う洗濯機において、上記給水口枠に
    前記給水口より出し入れ自在に設けられた洗剤投入箱
    と、該洗剤投入箱の下方に設けられ外周に多数の小孔を
    有する筒形の洗剤溶解ケースと、該洗剤溶解ケースに前
    記洗剤投入箱より投入された洗剤を溶解する水を給水す
    る給水弁と、上記洗剤溶解ケース内に設けられ撹拌モー
    タにて回転駆動される撹拌翼と、上記給水口枠の側部に
    設けられ給水口枠に風呂水を供給するための風呂水供給
    部と、該風呂水供給部より給水口枠を通じて水槽内に供
    給される風呂水が上記洗剤溶解ケースに直接当るのを防
    止するために上記給水口枠内に設けられたリブとから成
    る洗剤投入装置付き洗濯機。
  6. 【請求項6】 水槽の上方に設けられた給水口枠の給水
    口より水槽内に給水を行う洗濯機において、上記給水口
    枠に前記給水口より出し入れ自在に設けられた洗剤投入
    箱と、該洗剤投入箱の下方に設けられ外周に多数の小孔
    を有する筒形の洗剤溶解ケースと、該洗剤溶解ケースに
    前記洗剤投入箱より投入された洗剤を溶解する水を給水
    する給水弁と、上記洗剤溶解ケース内に設けられ撹拌モ
    ータにて回転駆動される撹拌翼とを備えて成り、前記撹
    拌モータと前記給水弁を時間差を以って制御し、撹拌モ
    ータ起動時の負荷を軽くするようにして成る洗剤投入装
    置付き洗濯機。
  7. 【請求項7】 上記洗剤溶解ケースの後方に該洗剤溶解
    ケースに水を供給する給水手段を設け、該給水手段から
    の給水はシャワー状とし上記洗剤溶解ケースの後側面全
    面に当るように構成したことを特徴とする請求項6に記
    載の洗剤投入装置付き洗濯機。
  8. 【請求項8】 洗剤を溶解するための専用の撹拌翼を給
    水経路に有し、つけ置き洗い、又は洗いの給水工程で前
    記撹拌翼を回転させ、溶解した洗剤を洗濯槽に投入し、
    前記つけ置き洗い、又は洗いの前半部分では、設定水位
    よりも低い水位まで給水し、高濃度洗剤液状態で洗濯を
    行なうことを特徴とする洗濯機。
  9. 【請求項9】 更に洗剤を投入する洗剤投入箱を設ける
    とともに、前記撹拌翼の回転と洗剤投入箱を自動的に開
    ける動作を行なうか否かを選択できるセレクトスイッチ
    を設け、前記動作を行なわないことを選択した場合は、
    通常濃度で、つけ置き洗い工程、又は洗い工程を行なう
    ことを特徴とする請求項8に記載の洗濯機。
  10. 【請求項10】 更に水位検知手段を有し、つけ置き洗
    い、又は洗いの給水工程で前記水位検知手段が水位変化
    を検知できない時は水位変化が検知できるまで前記撹拌
    翼の回転を停止することを特徴とする請求項8に記載の
    洗濯機。
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