JPH02255193A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は洗濯物のっけ置きをする行程の実行が可能なよ
うに構成した洗濯機に関する。

（従来の技術） 従来より、洗濯機においては、洗濯物の洗濯効果がより
高く得られるように、洗濯物を本洗いする前につけ置き
する行程の実行が可能なように構成したものが供されて
いる。

しかして、このものの場合、洗濯液は、つけ置き行程で
も、通常の洗い行程と同じ量が供給され、そして洗剤も
同様に同じ量が供給されて、洗濯液の洗剤濃度は同程度
となるようにされている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述のようにしたものでは、つけ置き行
程での洗濯物の汚れの落ちが充分でなく、このため、結
果的に洗濯の効果も充分良好には得られないという問題
点を有していた。

本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従っ
てその目的は、つけ置き行程での洗濯物の汚れの落ちを
充分にして、洗濯の効果を充分良好に得ることのできる
優れた洗濯機を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の洗濯機は、洗濯物のっけ置きをする行程の実行
が可能で、且つ洗剤を自動的に供給する装置を具えたも
のであって、上記洗濯物のっけ置きをする行程での洗濯
液の洗剤濃度を、通常の洗い行程でのそれより高（なる
ように設定したところに特徴を有する。

（作用） 上記手段によれば、つけ置き行程での洗濯液の洗剤濃度
が、通常の洗い行程でのそれより高くなるのであるから
、洗濯物の汚れの落ちがよくなる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明する
。

まず第２図において、１は洗濯機、中でも全自動洗濯機
全体の外箱であり、２はその上面部に被着した上カバー
　３は上カバー２に開閉可能に設けた、この場合、二つ
折りタイプの蓋、４は蓋３の前方に位置して上カバー２
の前辺部に設けた操作パネルである。これに対して＝力
、５は蓋３の後方に位置して上カバー２の後辺部に設け
た後パネルであり、これには電源スィッチ６を設けると
共に、水位検知装置７を設け、更にホッパ８を着脱可能
に装着して設けている。

ホッパ８は、詳細には第３図に示すように、最下部に横
軸筒状の洗剤送出部９を有するもので、その洗剤送出部
９の内部には、この場合、コイルから成る洗剤送出部材
１０を挿設している。］１は上カバー２内の第３図中左
側端部に取付けたモータで、これには駆動ギヤ］２を取
付け、該駆動ギヤ１２に前記洗剤送出部材１０の軸１３
に取付けた従動ギヤ１４を噛合させている。

１５は上カバー２の後辺部はｙ全体にわたる四部で、こ
れには、前記ホッパ８の洗剤送出部９先端の洗剤出口１
６の下方に位置するところの部位に、洗剤受部１７を形
成している。この洗剤受部１７は、第４図に示すように
面下がりの傾斜状を成すもので、その先端部には、前記
外箱１内に配設した洗濯槽（図示せず）の内部に臨む供
給口１８を形成しており、後端部に給水器１９を給水弁
２０に連ねて配設している。

尚、２１は第３図に示すようにホッパ８の上記洗剤出口
１６部分に設けた蓋で、２２はこの蓋２１の突片２１ａ
にホッパ８の装着に伴って接し蓋２１を開放させた凸部
、２３は蓋２０に閉鎖力を与えたスプリングである。又
、２４はホッパ８内に洗剤送出部）ｒＡ’　１０と係合
してそれの回転により回転されるように設けた撹拌体で
ある。

しかして、第５図には本実施例の洗濯機にありて洗濯物
のっけ置きをする行程を有する運転コースの内容を示し
ており、この運転コースでは、っけ置き行程が例えば２
０分間に設定され、その２０分間で、１分間の洗濯物の
撹拌と４分間の休止とが交互に４回ずつ行なわれ、次い
で洗濯物を撹拌水洗いする洗い行程へと移行するように
している。又、これに対し、通常の運転コースでは、つ
け置き行程がなく、洗い行程から運転が開始されるよう
にしている。そして、そのいずれのコースにあっても、
運転の最初には、給水が、洗剤の供給を伴って行なわれ
るようにしており、これについて、つけ置き行程を有す
る運転コースでは、給水は高＋　１１’　＋低の設定水
位の中で低の水位に達するまで行なわれ、洗剤は高の水
位で必要な量（低の水位で本来必要な量の約１．５倍）
が供給されるようにしている。又、通常の運転コースで
は、給水は上記設定水位の中で使用者により設定された
ところの水位に達するまで行なわれ、洗剤はその各水位
に見合った量が供給されるようにしている。

さて、上述のように構成したものの場合、給水時には、
詳細には、給水弁２０が開放されると共に、モーター１
が通電されるもので、それにより給水弁２０を通じて供
給される水が更に給水器１９を通じて洗剤受部１７上に
第４図中矢印Ａで示すように流され、同時にモーター１
が起動することによる回転力が駆動ギヤ１２から従動ギ
ヤ１４に伝えられて、洗剤送出部材１０が回転、特にコ
イルについていわゆる螺進方向に回転される。従ってホ
ッパ８内にあらかじめ収容され貯留された洗剤２５が、
回転する洗剤送出部材］０により、洗剤送出部９内を洗
剤出口１６に向かって進められ、そしてその洗剤出口１
６から第４図中矢印Ｂで示すように出され、上述の洗剤
受部１７上を流れる水の上に落ちる。よってその水によ
り、落ちた洗剤２５が流され、それらはともに供給口１
８から図示しない洗濯槽内へと供給される。

しかして、このとき、運転のコースがっけ置き行程を有
するコースに設定されていれば、前述のように給水は高
、中、低の設定水位の中で低の水位に達するまで行なわ
れるものであり、洗剤２５は高の水位で必要な量が供給
される。この高の水位で必要な量の洗剤２５の供給は、
上記モータ１１の通電時間を長く定めることによって行
なう。

これに対して、運転のコースが通常のコースに設定され
ていれば、給水は上記設定水位の中で使用者により設定
されたところの水位に達するまで行なわれるものであり
、洗剤はその各水位に見合った量が供給される。この各
水位に見合った量の洗剤２５の供給は、上記モータ１１
の通電時間をそれぞれ相応の長さに定めることによって
行なう。

かくして、つけ置き行程での洗濯液の洗剤濃度を、通常
の洗い行程でのそれより高くし得るものであり、これは
第１図に示した比較からも明らかである。すなわち、通
常の運転コースの中で、洗剤２５が最も多く供給される
高水位給水時に比して、つけ置き行程を有する運転コー
スでは、上述のように給水が低水位までしか行なわれず
、洗剤２５は高水位で必要な量が供給され、それは低水
位で必要な量の約１６５倍であるから、水量との関係で
、結局、洗濯液の洗剤濃度は通常の運転コース（高水位
給水時）のそれに比して約１．６倍となる。

このように、つけ置き行程では、洗濯液の洗剤濃度を通
常の洗い行□程でのそれより高くして行なうことにより
、洗濯物の汚れの落ちもよくし得るものであり、もって
洗濯の効果も充分良好に得ることができる。

尚、洗剤２５の供給装置としては前述以外のものであっ
ても良い。又、つけ置き行程で洗濯液の洗剤濃度を高く
得る方法としては、水量を減らさず単に洗剤２５の供給
量を増やすような方法であっても良い。

このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にの
み限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得る。

［発明の効果コ 以上の記述で明らかなように、本発明の洗濯機は、洗濯
物のっけ置きをする行程の実行が可能で、且つ洗剤を自
動的に供給する装置を具えたものであって、上記洗濯物
のっけ置きをする行程での洗濯液の洗剤濃度を、通常の
洗い行程でのそれより高くなるように設定したところに
特徴を有するものであり、それによって、つけ置き行程
での洗濯物の汚れの落ちを充分にして、洗濯の効果を充
分良好に得ることができるという優れた効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したもので、゛第１図は通
常の洗い行程とつけ置き行・程との給水量。 洗剤洪拾二及び洗濯液の洗剤濃度の関係を示した図、第
２図は全自動洗濯機全体の上部の斜視図、第３図は洗剤
自動供給装置部分の縦断正面図、第４図は同部分の縦断
側面図、第５図はつけ置き行程を有する運転コースの初
期部分のタイムチャートである。 図面中、８はホッパ、１０は洗剤送出部祠、１１はモー
タ、２０は給水弁、２５は洗剤を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、洗濯物のつけ置きをする行程の実行が可能で、且つ
   洗剤を自動的に供給する装置を具えたものであって、前
   記洗濯物のつけ置きをする行程での洗濯液の洗剤濃度を
   、通常の洗い行程でのそれより高くなるように設定した
   ことを特徴とする洗濯機。