JPH0847166A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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Publication number
JPH0847166A
JPH0847166A JP6175784A JP17578494A JPH0847166A JP H0847166 A JPH0847166 A JP H0847166A JP 6175784 A JP6175784 A JP 6175784A JP 17578494 A JP17578494 A JP 17578494A JP H0847166 A JPH0847166 A JP H0847166A
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JP
Japan
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heating
relay
control
heating source
abnormality
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JP6175784A
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English (en)
Inventor
Kazuo Taino
和雄 田井野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱源をON/OFF制御する際の温度検知
センサを利用することにより、部品点数を増やすことな
く加熱源制御リレーの異常を検知し加熱源を安全に制御
する加熱調理器を提供する。 【構成】 被加熱物を加熱する加熱源と、この加熱源を
駆動する電源と、被加熱物を載置する加熱室と、この加
熱室壁面に設置された温度検知センサと、この温度検知
センサから出力される温度検知信号に基づき加熱源を制
御する制御手段と、加熱温度及び機器の状況を表示する
表示手段とを備えた加熱調理器において、前記制御手段
に、加熱源に供給する電源をON/OFF制御する電源
制御リレーと、温度検知センサからの温度検知信号に基
づき加熱源をON/OFF制御する加熱源制御リレー
と、この加熱源制御リレーのOFF制御時の温度検知信
号と予め設定された異常設定温度とを比較することによ
り加熱源制御リレーの異常を検知するリレー異常検知手
段とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱調理器に関し、特
に、加熱源を制御する制御手段に加熱制御リレーの異常
検知機能及びその処理機能を組み込んだ加熱調理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の加熱調理器において、加熱源(例
えば、ヒータ)をON/OFF制御する加熱源制御リレ
ーの異常(接点の溶着等)による加熱室の異常温度上昇
の防止には、異常温度を検知する専用の温度制御素子
(例えば、温度ヒューズ等)が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加熱調理器においては、異常温度を検知する専用の温度
制御素子を用いて異常温度を検知し電源を遮断している
ため、部品点数も増え、コストが高くなるという問題が
あった。また、マグネトロンに供給される電源の電流値
を検知して、マグネトロンの出力時間を制御するものは
あるが、特に、加熱源であるヒータをON/OFF制御
するリレーの異常を検知するものはなかったので、その
ためリレー接点の溶着による異常が発生すると、温度の
制御ができなくなり危険であった。従って、部品点数を
増やすことなく、リレーの異常を検知してヒータを安全
に制御する加熱調理器が望まれていた。
【0004】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
のであり、加熱源を制御する制御手段のマイクロコンピ
ュータに加熱源をON/OFF制御するリレーの異常検
知機能及びその処理機能を組み込むことで部品点数を増
やすことなく加熱源を安全に制御する加熱調理器を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
を示すブロック図である。図1において、本発明は、被
加熱物を加熱する加熱源101と、この加熱源101を
駆動する電源102と、被加熱物を載置する加熱室10
3と、この加熱室103又はその近付に設置された温度
検知センサ104と、この温度検知センサ104から出
力される温度検知信号に基づき前記加熱源101を制御
する制御手段105と、加熱温度及び機器の状況を表示
する表示手段106とをそれぞれ備え、前記制御手段1
05に、前記加熱源101に供給する電源102の出力
をON/OFF制御する電源制御リレー105aと、前
記温度検知センサ104からの温度検知信号に基づき加
熱源101をON/OFF制御する加熱源制御リレー1
05bと、この加熱源制御リレー105bのOFF制御
時の温度検知信号と予め設定された異常温度信号との比
較出力から加熱源制御リレー105bの異常を検知する
リレー異常検知手段105cとを併せ設けたことを特徴
とする加熱調理器である。
【0006】前記リレー異常検知手段105cは、前記
加熱源制御リレー105bのOFF制御時の温度検知信
号の温度上昇が所定時間以上続くことを検知することに
より加熱源制御リレー105bの異常を検知するよう構
成されることが好ましい。
【0007】前記制御手段105に、前記加熱源101
をON/OFF制御したときの電流値を検知する電流検
知センサ105dをさらに備え、前記リレー異常検知手
段105cは、前記加熱源制御リレー105bのOFF
制御時の電流検知信号と基準値との比較出力により前記
加熱源制御リレー105bの異常を検知するよう構成さ
れることが好ましい。
【0008】前記制御手段105は、前記リレー異常検
知手段105cが前記加熱源制御リレー105bの異常
を検知した際、前記電源制御用リレー105aのOFF
制御により加熱源101への電源102の供給を停止す
るとともに加熱源制御リレー105bの異常情報を前記
表示手段106に表示するよう構成されることが好まし
い。
【0009】前記制御手段105は、前記加熱源101
のON/OFF制御を電源制御リレー105aに切り替
えるリレー切替手段105eをさらに備え、前記リレー
異常検知手段105cが前記加熱源制御リレー105b
の異常を検知した際、電源制御リレー105aに切り替
えて温度検知信号が所定の温度になるよう加熱が終了す
るまで一時的に加熱源101をON/OFF制御するよ
う構成されることが好ましい。
【0010】なお、本発明において、加熱源101とし
て、通常、石英管ヒータが用いられる。電源102は、
AC100V、50/60Hzの家庭用交流電源、ある
いはAC200V、50/60Hzの業務用交流電源で
ある。加熱室103は加熱調理器(電子レンジ)の被加
熱物を載置するキャビネットである。温度検知センサ1
04としては、サーミスタが用いられ、加熱室103に
設けられている。この温度検知センサ104は、加熱室
103の温度を検知するとともに加熱源制御リレー10
5bの接点溶着による異常温度の検知も兼ねている。
【0011】制御手段105は、電源制御リレー105
a、加熱源制御リレー105b、リレー異常検知手段1
05c、リレー切替手段105eから構成され、特に、
リレー異常検知手段105c、リレー切替手段105e
を有する制御手段105としては、CPU、ROM、R
AM、I/Oポート、タイマー、リレー駆動回路、表示
駆動回路、A/D変換回路等からなるマイクロコンピュ
ータが用いられる。また、このROMには、被加熱物を
設定された加熱温度に制御する加熱制御プログラム、温
度検知信号、または電流検知信号を処理する信号処理プ
ログラム、加熱源制御リレー105bの異常を検知する
ための異常検知プログラム、及びその処理プログラム等
が格納されている。
【0012】また、電流検知センサ105dとしては、
電磁誘導コイル、ホールIC等が用いられ、加熱源10
1を含む回路の電流が検知される。表示手段106は蛍
光表示管が用いられ、入力された調理時間等の表示デー
タ、及びリレーの異常等のエラー表示データが表示され
る。さらに、制御手段105には、調理メニューの設定
や調理時間の設定などの調理条件を入力するキーボー
ド、タッチパネルキーが接続される。
【0013】
【作用】本発明によれば、図1において、被加熱物を加
熱する加熱源101と、この加熱源101を駆動する電
源102と、被加熱物を載置する加熱室103と、この
加熱室103又はその付近に設置された温度検知センサ
104と、この温度検知センサ104から出力される温
度検知信号に基づき前記加熱源101を制御する制御手
段105と、加熱温度及び機器の状況を表示する表示手
段106とをそれぞれ備えた加熱調理器において、前記
制御手段105は、電源制御リレー105aのON制御
により前記加熱源101に電源102を供給し、前記温
度検知センサ104からの温度検知信号に基づき加熱源
101をON/OFF制御する際、この加熱源制御リレ
ー105bのOFF制御時の温度検知信号と予め設定さ
れた異常温度信号とを比較することにより加熱源制御リ
レー105bの異常をリレー異常検知手段105cで検
知する。上記構成によれば、加熱源101をON/OF
F制御する際の温度検知センサ104を利用することに
より部品点数を増やすことなく加熱源制御リレー105
bの異常を検知することができる。
【0014】前記リレー異常検知手段105cは、前記
加熱源制御リレー105bのOFF制御時の温度検知信
号の温度上昇が所定時間以上続くことを検知することに
より加熱源制御リレー105bの異常を検知する構成に
すれば、より早く加熱源制御リレー105aの異常を検
知することもでき安全性が高くなる。
【0015】前記制御手段105に、前記加熱源101
をON/OFF制御したときの電流値を検知する電流検
知センサ105dをさらに備えた構成にすれば、前記リ
レー異常検知手段105cは、前記加熱源制御リレー1
05bのOFF制御時の電流検知信号を基準値と比較す
ることにより前記加熱源制御リレー105bの異常を検
知することができる。通常、家庭用の電子レンジでは、
加熱源101のON時に流れる電流値はOFF時に流れ
る電流値を比較して、例えば、8アンペア〜10アンペ
アの差があるので、この電流値を参考に基準値を設定し
て比較することにより加熱源制御リレー105bの異常
を検知することができる。従って、加熱源制御リレー1
05bに異常(接点の溶着等)が発生した時点で、その
異常を検知できるのでより安全性の高い加熱調理器を提
供することができる。
【0016】前記制御手段105は、前記リレー異常検
知手段105cが前記加熱源制御リレー105bの異常
を検知した際、前記電源制御リレー105aのOFF制
御により加熱源101への電源102の供給を停止する
とともに加熱源制御リレー105bの異常情報を前記表
示手段106に表示する構成にすれば、異常加熱を防止
するとともに異常加熱の原因が確認できる。
【0017】前記制御手段105は、前記加熱源101
のON/OFF制御を電源制御リレー105aに切り替
えるリレー切替手段105eをさらに備えた構成にすれ
ば、前記リレー異常検知手段105cが前記加熱源制御
リレー105bの異常を検知した際、前記加熱源制御リ
レー105bによる加熱源101のON/OFF制御を
電源制御リレー105aに切り替えて温度検知信号が所
定の温度信号になるよう加熱が終了するまで一時的に加
熱源101をON/OFF制御することもできる。従っ
て、加熱源制御リレー105bの故障により被加熱物の
加熱を途中で中断することなく加熱制御することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいて本発明を詳
述する。なお、本発明はこれによって限定されるもので
ない。本発明は、主として、加熱源をON/OFF制御
するリレーを組み込んだ加熱調理器において好適であ
り、各構成要素は「加熱制御リレーの異常検知処理機
能」を達成する以外に、加熱源を安全に制御する加熱調
理器を提供することができる。
【0019】図2は本発明の加熱調理器の全体構成を示
す概略図である。図2において、1a、1bは被加熱物
を加熱するため加熱源1としての上部ヒータ、及び下部
ヒータであり、1cは被加熱物にマイクロ波を放射して
加熱するマグネトロンである。2aは電源2を取り込む
コンセントである。3aは被加熱物を載置する加熱室3
を形成するキャビネット、3bは加熱室3、及び制御部
5(図3、参照)を搭載するフレームである。4は加熱
室3内の壁面や外壁面に設置された温度検知センサであ
る。ここでは、温度検知センサ4としては、サーミスタ
が用いられる。
【0020】TTは被加熱物を載置するターンテーブル
を駆動するターンテーブルモータであり、加熱室3の底
部に設けられている。TSはマグネトロン1aを発振駆
動するための高圧トランスであり、制御部5の主制御回
路51の部品と構成される。6はメニューや加熱調理の
運転状況を表示する表示部であり、通常、蛍光表示管が
用いられる。7は調理メニューの設定や調理時間の設定
などの調理条件を入力するキー入力部であり、キーボー
ド、タッチパネルキー等の入力装置が用いられる。
【0021】図3は本発明の加熱調理器の制御回路の一
実施例を示すブロック図である。図3において、5は制
御部であり、CPU、ROM、RAM、I/Oポート、
タイマー、リレー駆動回路、表示駆動回路、A/D変換
回路等からなるマイクロコンピュータ5aが用いられ、
制御基板5bに搭載されている。また、このROMに
は、被加熱物を設定された加熱温度に制御する加熱制御
プログラム、温度検知信号、または電流検知信号を処理
する信号処理プログラム、ヒータ制御リレーRL2の異
常を検知するための異常検知プログラム、及びその処理
プログラム等が格納されている。
【0022】ここで、電源2は、AC100V、50/
60Hzの家庭用交流電源、あるいはAC200V、5
0/60Hzの業務用交流電源である。FSは所定以上
の電流容量が流れた場合、電流を遮断する電源ヒューズ
(15A)である。THは加熱室3の温度を検知するサ
ーミスタ(温度検知センサ4)であり、ヒータ制御リレ
ーRL2(加熱源制御リレー)の接点溶着による異常温
度の検知も兼ねている。TSはマグネトロン1cを発振
駆動する高圧トランスである。また、Lは庫内を照明す
るランプである。
【0023】RL1は電源2をON/OFF制御するメ
インリレー(電源制御リレー)、RL2はヒータ1a、
1bをON/OFF制御するヒータ制御リレー(加熱源
制御リレー)、RL3はマグネトロン1cをON/OF
F制御するマグネトロン制御リレー、RL4はターンテ
ーブルモータTTをON/OFF制御するターンテーブ
ルモータ制御リレー、RL5はブロアーモータBMをO
N/OFF制御するブロアーモータ制御リレーである。
【0024】SW1は本体正面に取り付けられたドアの
開閉により主制御回路51を直接ON/OFF制御する
するドアスイッチであり、ドアが開かれた状態では機器
が作動しないよう危険防止のために設けられている。S
W2はドア検知スイッチであり、ドアスイッチSW1が
故障した場合でも、マイクロコンピュータによりメイン
リレーRL1をOFFして電源2を遮断する二重安全装
置として設けられている。CSは主制御回路51に流れ
る交流の電流容量を検知する電流検知センサであり、こ
こでは電磁誘導コイルが用いられる。電流検知センサC
Sは電流検知回路52に接続され、電流検知信号を所定
の電流値と比較しHigh/Lowの2値信号に変換し
マイクロコンピュータ5aに入力される。また、この電
流検知回路52はマイクロコンピュータ5aに内蔵する
こともできる。
【0025】また、CN1〜CN9は主制御回路51の
構成部品をマイクロコンピュータ5aを搭載した制御基
板5bに接続するコネクタである。6は蛍光表示管から
なる表示部、また、7はキーボードからなるキー入力部
であり、それぞれ制御基板5bに接続される。8は加熱
終了等を報知するブザーである。
【0026】図4は本発明による制御部の異常検知処理
例1を示すフローチャートである。図4において、 ステップS101〜S103:キー入力部7からオーブン加熱
を選択し加熱設定温度Tsを設定する。 ステップS104〜S106:タイマーTMに加熱時間tを設
定し、スタートキーが入力されると加熱が開始される。 ステップS107〜S108:フラグF0、フラグF1をリセッ
トし、異常温度検知レベルTe=Ts+20を設定す
る。 ここで、フラグF0は庫内温度Thが加熱設定温度Ts
に達したことを示し、フラグF1は庫内温度Thが加熱
設定温度Ts以上になったことを示す。
【0027】ステップS109〜S110:メインリレーRL
1、ターンテーブルモータ制御リレーRL4がONとな
り、次に、ヒータ制御リレーRL2がONしてヒータ1
a、1bに電源2が通電され被加熱物(食品)が加熱さ
れる。 ステップS111〜S112:加熱残時間がt=0になるまで
タイマーTMがカウントダウンする。加熱残時間がt=
0でないなら、ステップ113に進む。この時、庫内温度
ThをサーミスタTHにて検知し、ヒータ1a、1bが
ヒータ制御リレーRL2によりON/OFF制御され
る。
【0028】図5はオーブン加熱時のヒータ制御リレー
のON/OFF制御とサーミスタで検知された庫内温度
の関係を示す説明図である。図5のAは、ヒータ制御リ
レーRL2が、庫内温度Thが加熱設定温度Tsになる
近辺で正常に動作している場合を示している。図5のB
は、ヒータ制御リレーRL2の接点が溶着して、OFF
信号を出してもOFFできない異常状態を示している。
【0029】ステップS113〜S114:サーミスタTHで
加熱室3の庫内温度Thを検知し、加熱設定温度Tsに
達したか否かが判定される。 ステップS115〜S118:庫内温度Thが加熱設定温度T
s以下であれば、フラグF0=1か否かをチェックし、
ヒータ制御リレーRL2をONにする。次に、フラグF
0、フラグF1をリセットし、ステップS111に戻る。 ステップS119〜S122:庫内温度Thが加熱設定温度T
s以上になれば、フラグF1=0か否かをチェックし、
ヒータ制御リレーRL2をOFFにする。次に、フラグ
0、フラグF1をセットし、ステップS123に進む。
【0030】ステップS123〜S127:庫内温度Thが異
常温度検知レベルTe以上であるか否かをチェックし、
庫内温度Thが異常温度検知レベルTe以上になれば、
ヒータ制御リレーRL2が異常であると判断し、加熱を
停止し、メインリレーRL1をOFFすることで、ヒー
タ制御リレーRL2をOFFし、表示部6にヒータ制御
リレーRL2の異常を報知する。 ステップS128〜S131:正常に加熱制御が行われ、加熱
残時間がt=0になると、加熱を終了し、ヒータ制御リ
レーRL2、メインリレーRL1をOFFし、ブザー8
で加熱終了を報知する。従って、加熱室3の庫内温度T
hを検知するサーミスタTHを利用して、ヒータ制御リ
レーRL2の異常を検知するので、安全性の高い加熱調
理器を提供することができる。
【0031】図4のフローチャートに記載していない
が、ヒータ制御リレーRL2の異常を検知した時点で、
メインリレーRL1をOFFして庫内温度Thが加熱設
定温度Ts以下になるまで待って、リレーRL2の加熱
制御を切り替え、加熱残時間t=0になるまで一時的に
メインリレーRL1のON/OFF制御にて加熱を制御
することも可能である。
【0032】また、図4に示すフローチャートでは、ヒ
ータ制御リレーRL2の異常の検知を、庫内温度Thが
異常温度検知レベルTeを越えることで判断している
が、庫内温度Thが加熱設定温度Tsになりヒータ制御
リレーRL2のOFF後、庫内温度Thの温度上昇が一
定時間続くことで判断するよう構成することもできる。
このように構成すれば、より早くヒータ制御リレーRL
2の異常を検知することができる。
【0033】図3の外部制御回路51において、ヒータ
制御リレーRL2のON時には、ヒータ1a、1b、モ
ータ類TT、BMを含め約14Aの電流が流れるが、ヒ
ータ制御リレーRL2のOFF時には、付属のモータ類
だけになるので電流が3A以下になる。この電流を電流
検知センサCSで検知し、電流検知回路52によってH
igh/Lowの2値信号(1、0)に変換しマイクロ
コンピュータ5aに入力する。すなわち、電流検知回路
52は、10A以上の電流が流れる時には、High
(1)を出力し、電流が付属のモータ類で3A以下にな
ると、Low(0)出力するようになっているので、マ
イクロコンピュータ5aがヒータ制御リレーRL2にO
FF信号を出している時の電流検知回路52の出力(1
又は0)を検知し、High(1)が出力されていれ
ば、リレーRL2の異常と判断することができる。
【0034】図6は本発明による制御部の異常検知処理
例2を示すフローチャートである。図6において、 ステップS201〜S203:キー入力部7からオーブン加熱
を選択し加熱設定温度Tsを設定する。 ステップS204〜S206:タイマーTMに加熱時間tを設
定し、スタートキーが入力されると加熱を開始される。 ステップS207:フラグF0、フラグF1をリセットす
る。ここで、フラグF0は庫内温度Thが加熱設定温度
Tsに達したことを示し、フラグF1は庫内温度Thが
加熱設定温度Ts以上になったことを示す。
【0035】ステップS208〜S209:メインリレーRL
1、ターンテーブルモータ制御リレーRL4がONとな
り、次に、ヒータ制御リレーRL2がONしてヒータ1
a、1bに電源が通電され、被加熱物(食品)が加熱さ
れる。 ステップS210〜S211:加熱残時間がt=0になるまで
タイマーTMがカウントダウンする。加熱残時間がt=
0でないなら、ステップ212に進む。この時、庫内温度
ThをサーミスタTHにて検知し、ヒータ1a、1bが
ヒータ制御リレーRL2によりON、OFF制御され
る。 ステップS212〜S213:サーミスタTHで加熱室3の庫
内温度Thを検知し、設定温度Tsに達したか否かが判
定される。
【0036】ステップS214〜S217:庫内温度Thが加
熱設定温度Ts以下であれば、フラグF0=1か否かを
チェックし、ヒータ制御リレーRL2をONにする。次
に、フラグF0、フラグF1をリセットし、ステップS21
0に戻る。 ステップS218〜S221:庫内温度Thが加熱設定温度T
s以上になれば、フラグF1=0か否かをチェックし、
ヒータ制御リレーRL2をOFFにする。次に、フラグ
0、フラグF1をセットし、ステップS222に進む。
【0037】ステップS222〜S223:電流検知センサC
Sで主制御回路51に流れる電流を検知し、電流検知信
号IがHigh(1)、またはLow(0)かをチェッ
クする。(通常、リレーRL2のON時には約14Aの
電流が主制御回路51に流れるので、これを電流検知回
路52にて検知する。) ステップS224〜S227:電流検知信号IがHigh
(1)ならば、ヒータ制御リレーRL2が異常であると
判断し、加熱を停止し、メインリレーRL1をOFFす
ることで、ヒータ制御リレーRL2をOFFし、表示部
6にヒータ制御リレーRL2の異常を報知する。
【0038】ステップS228〜S231:正常に加熱制御が
行われ、加熱残時間がt=0になると、加熱を終了し、
ヒータ制御リレーRL2、メインリレーRL1をOFF
し、ブザー8で加熱終了を報知する。従って、リレーR
L2のOFF時に流れる電流を検知することで、確実
に、リレーRL2の異常(接点の溶着等)が早く検知で
きるので安全性の高い商品の開発が可能となる。
【0039】図6のフローチャートに記載していない
が、ヒータ制御リレーRL2の異常を検知した時点で、
メインリレーRL1をOFFして庫内温度Thが加熱設
定温度Ts以下になるまで待って、リレーRL2の加熱
制御を切り替え、加熱残時間t=0になるまで一時的に
メインリレーRL1のON/OFF制御にて加熱を制御
することも可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、加熱室の温度を検知す
る温度検知センサを利用して、異常設定温度を検知する
ことでヒータ制御リレーの異常を判定するので、部品点
数も増やさず簡単な構成でヒータを安全に制御できる。
加熱調理器を提供することができる。また、ヒータ制御
リレーOFF時に流れる電流を電流検知センサで検知す
る構成にすれば、ヒータ制御リレーの異常が早く検知で
きるのでさらに安全性の高い加熱調理器を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の加熱調理器の全体構成を示す概略図で
ある。
【図3】本発明の加熱調理器の制御回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図4】本発明による制御部の異常検知処理例1を示す
フローチャートである。
【図5】オーブン加熱時のヒータ制御リレーのON/O
FF制御とサーミスタで検知された庫内温度の関係を示
す説明図である。
【図6】本発明による制御部の異常検知処理例2を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 加熱源 1a 上部ヒータ 1b 下部ヒータ 1c マグネトロン 2 電源 2a コンセント 3 加熱室 3a キャビネット 3b フレーム 4 温度検知センサ(サーミスタTH) 5 制御部 5a マイクロコンピュータ 5b 制御基板 51 主制御回路 52 電流検知回路 6 表示部 7 キー入力部 8 ブザー CS 電流検知センサ RL1 メインリレー RL2 ヒータ制御リレー RL3 マグネトロン制御リレー RL4 ターンテーブルモータ制御リレー、 RL5 ブロアーモータ制御リレー TT ターンテーブルモータ BM ブロアーモータ TS 高圧トランス L ランプ SW1 ドアスイッチ SW2 ドア検知スイッチ FS 電源ヒューズ CN1〜CN9 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 6/66 A 7361−3K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を加熱する加熱源と、この加熱
    源を駆動する電源と、被加熱物を載置する加熱室と、こ
    の加熱室又はその付辺に設置された温度検知センサと、
    この温度検知センサから出力される温度検知信号に基づ
    き前記加熱源を制御する制御手段と、加熱温度及び機器
    の状況を表示する表示手段とをそれぞれ備え、 前記制御手段に、前記加熱源に供給する電源の出力をO
    N/OFF制御する電源制御リレーと、前記温度検知セ
    ンサからの温度検知信号に基づき加熱源をON/OFF
    制御する加熱源制御リレーと、この加熱制御リレーのO
    FF制御時の温度検知信号と予め設定された異常温度信
    号との比較出力から加熱源制御リレーの異常を検知する
    リレー異常検知手段とを併せ設けたことを特徴とする加
    熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記リレー異常検知手段は、前記加熱源
    制御リレーのOFF制御時の温度検知信号の温度上昇が
    所定時間以上続くことを検知することにより加熱源制御
    リレーの異常を検知することを特徴とする請求項1記載
    の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記加熱源をON/O
    FF制御したときの電流値を検知する電流検知センサを
    さらに備え、前記リレー異常検知手段は、前記加熱源制
    御リレーのOFF制御時の電流検知信号と基準値との比
    較出力により前記加熱源制御リレーの異常を検知するこ
    とを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記リレー異常検知手
    段が前記加熱源駆動用リレーの異常を検知した際、前記
    電源制御リレーのOFF制御により加熱源への電源の供
    給を停止するとともに加熱源制御リレーの異常情報を前
    記表示手段に表示することを特徴とする請求項1または
    3記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記加熱源のON/O
    FF制御を電源制御リレーに切り替えるリレー切替手段
    をさらに備え、前記リレー異常検知手段が前記加熱源制
    御リレーの異常を検知した際、電源制御用リレーに切り
    替えて温度検知信号が所定の温度になるよう加熱が終了
    するまで一時的に加熱源をON/OFF制御することを
    特徴とする請求項1または3記載の加熱調理器。
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