JPH0846218A - 半導体圧力検出装置 - Google Patents

半導体圧力検出装置

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JPH0846218A
JPH0846218A JP6183705A JP18370594A JPH0846218A JP H0846218 A JPH0846218 A JP H0846218A JP 6183705 A JP6183705 A JP 6183705A JP 18370594 A JP18370594 A JP 18370594A JP H0846218 A JPH0846218 A JP H0846218A
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    • G01L1/20Measuring force or stress, in general by measuring variations in ohmic resistance of solid materials or of electrically-conductive fluids; by making use of electrokinetic cells, i.e. liquid-containing cells wherein an electrical potential is produced or varied upon the application of stress
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、ゲージ抵抗値のばらつきがな
く、精度の高い半導体圧力検出装置を得ることを目的と
する。 【構成】 レーザーにより再結晶シリコン膜23を形成
する際に結晶亜粒界27が発生し、結晶欠陥が(10
0)方向に含まれる。ゲージ抵抗3Aを横切る結晶亜粒
界27上に、アルミニウム又は金などのメタル配線51
が配置されている。再結晶シリコン膜23で形成された
ゲージ抵抗に流れる電流は、結晶亜粒界27の部分では
メタル配線51に流れる。従って、ゲージ抵抗を流れる
電流は、結晶欠陥の影響を受け難くなる。 【効果】 結晶欠陥の影響を低減でき、精度及び感度の
高い半導体圧力検出装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体圧力検出装
置、特に、ピエゾ抵抗効果を利用した半導体圧力検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の半導体圧力検出装置を示
す概略側断面図である。図において、測定した圧力を電
圧に変換するための半導体圧力検出素子であるシリコン
チップ1は、台座例えばシリコン台座5上に搭載されて
いる。このシリコン台座5は、シリコンチップ1に加わ
る外部からの応力を緩和するために設けられている。予
めシリコンチップ1がダイボンドされたシリコン台座5
は、ステム6にダイボンドにより載置される。このステ
ム6には、外部からの圧力をシリコンチップ1に伝える
ための圧力導入管7が設けられている。シリコンチップ
1は、このシリコンチップ1にワイヤボンドされたワイ
ヤ8と、ステム6に絶縁材12により保持されたリード
9によって外部と電気的に接続されている。シリコンチ
ップ1、ワイヤ8等は、大気解放口10を備えた金属製
のキャップ11によって覆われている。
【0003】従来の半導体圧力センサは上述したように
構成され、圧力導入管7より印加された圧力がシリコン
チップ1に加わり、シリコンチップ1により圧力が電圧
に変換され、ワイヤ8及びリード9を介して外部に出力
される。
【0004】図9は、図8に示した半導体圧力検出装置
のシリコンチップ1を示す平面図であり、図10はその
側面図である。これらの図において、シリコンチップ1
は、結晶系の(100)面を使用している。シリコンチ
ップ1の裏面には薄肉部2が形成されており、この薄肉
部2に対応したシリコンチップ1の表面の四隅には、ゲ
ージ抵抗3a〜3dが形成されている。
【0005】従来の半導体圧力検出装置は上述したよう
に構成され、ゲージ抵抗3は図7に示すようにして形成
していた。すなわち、従来のレーザー再結晶法による半
導体圧力センサでは、レーザーにより加熱してシード1
3、14から(100)方向に再結晶化して再結晶シリ
コン膜15を得ていた。しかし、再結晶シリコン膜15
の境目で結晶欠陥である結晶亜粒界16が生じる。従
来、この結晶亜粒界16を避けるために、p形のゲージ
抵抗3を配置している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような半導体
圧力検出装置では、結晶亜粒界を避けてゲージ抵抗を配
置しても、なお結晶亜粒界によってゲージ抵抗の抵抗値
にばらつきが大きく、また、そのオフセット電圧も大き
くばらつくという問題点があった。さらに、抵抗の温度
変化率も同様に大きくばらつくため、半導体圧力検出装
置の温度特性の補償が極めて困難となり、精度の高い半
導体圧力検出装置が得られないという問題点もあった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、ゲージ抵抗値のばらつきがなく、精度の高い
半導体圧力検出装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項第1項
に係る発明は、一方の面のほぼ中央に薄肉部を有し、他
方の面の上記薄肉部のエッジ部近傍にレーザ結晶法によ
りピエゾ抵抗素子からなるゲージ抵抗が複数個形成され
たシリコンチップを備えた半導体圧力検出装置であっ
て、上記シリコンチップの結晶面は(100)面又はこ
れと等価な面であり、上記ゲージ抵抗はp型の導電型ゲ
ージ抵抗であって(110)方向に配置されていると共
に、上記ゲージ抵抗を横切る結晶亜粒界上にメタル配線
が施されているものである。
【0008】この発明の請求項第2項に係る発明は、一
方の面のほぼ中央に薄肉部を有し、他方の面の上記薄肉
部のエッジ部近傍にレーザ結晶法によりピエゾ抵抗素子
からなるゲージ抵抗が複数個形成されたシリコンチップ
を備えた半導体圧力検出装置であって、上記シリコンチ
ップの結晶面は(100)面又はこれと等価な面であ
り、上記ゲージ抵抗はp型の導電型ゲージ抵抗であって
(110)方向に配置されていると共に、上記ゲージ抵
抗を横切る結晶亜粒界に近接して高濃度p型拡散領域が
形成されているものである。
【0009】この発明の請求項第3項に係る発明は、一
方の面のほぼ中央に薄肉部を有し、他方の面の上記薄肉
部のエッジ部近傍にレーザ結晶法によりピエゾ抵抗素子
からなるゲージ抵抗が複数個形成されたシリコンチップ
を備えた半導体圧力検出装置であって、上記シリコンチ
ップの結晶面は(100)面又はこれと等価な面であ
り、上記ゲージ抵抗はn型の導電型ゲージ抵抗であって
(100)方向に配置されていると共に、上記ゲージ抵
抗は結晶亜粒界を避けてかつ結晶亜粒界に平行に配置さ
れているものである。
【0010】この発明の請求項第4項に係る発明は、一
方の面のほぼ中央に薄肉部を有し、他方の面の上記薄肉
部のエッジ部近傍にレーザ結晶法によりピエゾ抵抗素子
からなるゲージ抵抗が複数個形成されたシリコンチップ
を備えた半導体圧力検出装置であって、上記シリコンチ
ップの結晶面は(100)面又はこれと等価な面であ
り、上記ゲージ抵抗を上記エッジ部に沿ってかつ結晶亜
粒界毎に階段状に配置されているものである。
【0011】この発明の請求項第5項に係る発明は、請
求項第4項におけるゲージ抵抗を横切る結晶亜粒界上に
メタル配線が施されているものである。
【0012】この発明の請求項第6項に係る発明は、請
求項第4項におけるゲージ抵抗を横切る結晶亜粒界に近
接して高濃度p型拡散領域が形成されているものであ
る。
【0013】
【作用】この発明の請求項第1項においては、ゲージ抵
抗を流れる電流は結晶亜粒界の部分ではメタル配線に流
れるので結晶欠陥の影響を受け難くなり、ゲージ抵抗値
のばらつきが低減される。
【0014】この発明の請求項第2項においては、ゲー
ジ抵抗を流れる電流は結晶亜粒界の部分では高濃度p型
拡散領域に流れるので結晶欠陥の影響を受け難くなり、
ゲージ抵抗値のばらつきが低減される。
【0015】この発明の請求項第3項においては、n型
のゲージ抵抗を結晶亜粒界間に結晶亜粒界に平行に配置
されているので、結晶亜粒界の影響を受けずゲージ抵抗
値のばらつきが低減され測定精度を向上する。
【0016】この発明の請求項第4項においては、ダイ
ヤフラムのエッジ部近傍にゲージ抵抗を階段状に形成す
ることにより、測定感度を向上する。
【0017】この発明の請求項第5項においては、ダイ
ヤフラムのエッジ部近傍にゲージ抵抗を階段状に形成す
ることにより感度を向上し、ゲージ抵抗を流れる電流は
結晶亜粒界の部分ではメタル配線に流れるので結晶欠陥
の影響を受け難くなり、ゲージ抵抗値のばらつきが低減
される。
【0018】この発明の請求項第6項においては、ダイ
ヤフラムのエッジ部近傍にゲージ抵抗を階段状に形成す
ることにより感度を向上し、ゲージ抵抗を流れる電流は
結晶亜粒界の部分では高濃度p型拡散領域に流れるので
結晶欠陥の影響を受け難くなり、ゲージ抵抗値のばらつ
きが低減される。
【0019】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の実施例1による半導体圧
力検出装置を示す要部断面図であり、図2はその平面図
である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を
示しており、図1は図2におけるA−A線に沿った断面
図である。これらの図において、単結晶基板21の上面
には、酸化膜22が形成されており、この酸化膜22上
には、酸化膜22にポリシリコンを塗布し単結晶基板2
1からレーザーにより結晶を成長させた再結晶シリコン
膜23が形成されている。この再結晶シリコン膜23
は、単結晶基板21と同様の結晶である。なお、単結晶
は(100)面、又はこれと等価な面の単結晶を用いて
いる。
【0020】さらに、再結晶シリコン膜23をゲージ抵
抗3Aの形状になるようにエッチングを施し、再結晶シ
リコン膜23にボロンを注入する。次に、再結晶シリコ
ン膜23上にコンタクト部26を設ける。このコンタク
ト部26を介してゲージ抵抗3Aと電気的に接合してア
ルミニウム又は金などのメタル配線25が形成されてい
る。レーザーにより再結晶シリコン膜23を形成する際
には、結晶亜粒界27が発生し、結晶欠陥が(100)
方向に含まれる。この結晶亜粒界27の上面には、アル
ミニウム又は金などのメタル配線51が配置されてい
る。
【0021】上述したように構成された半導体圧力検出
装置では、再結晶シリコン膜23で形成されたゲージ抵
抗3Aに流れる電流は、結晶亜粒界27の部分ではメタ
ル配線51に流れる。従って、ゲージ抵抗を流れる電流
は、結晶欠陥の影響を受け難くなる。そのため、ゲージ
抵抗値のばらつきはなくなり、精度の高い半導体圧力検
出装置が得られる。
【0022】実施例2.図3は、この発明の実施例2に
よる半導体圧力検出装置を示す要部断面図であり、図4
はその平面図である。これらの図において、ゲージ抵抗
3Bの結晶亜粒界27に近接する再結晶シリコン膜23
に高濃度のボロンを注入した高濃度p型拡散領域である
+領域28を形成する。このP+領域28では抵抗値が
低くなり、結晶欠陥の影響を受けにくくなる。そのた
め、ゲージ抵抗値のばらつきはなくなり、精度の高い半
導体圧力検出装置が得られる。
【0023】実施例3.図5は、この発明の実施例3に
よる半導体圧力検出装置の要部を示す概略斜視図であ
る。実施例1及び2では、ゲージ抵抗のピエゾ抵抗効果
を利用するため、ゲージ抵抗は(110)方向に配置し
たが、この状態では結晶亜粒界27を含んでしまう。そ
こで、(100)方向にゲージ抵抗3Cを配置した。
(100)方向にゲージ抵抗3Cを配置してピエゾ抵抗
効果を得るために、n型の導電型ゲージ抵抗を形成し
た。ゲージ抵抗3Cは(100)方向に形成されている
ため、結晶亜粒界27の影響を受けず、抵抗値及びその
温度変化率のばらつきがなく、精度の高い半導体圧力検
出装置が得られる。
【0024】実施例4.図6は、半導体圧力検出装置の
シリコンチップ1を示す側断面図である。図において、
シリコンチップ1に形成されたダイヤフラム30に圧力
が印加されると、ダイヤフラム30が歪み応力を発生す
る。(100)面を使用する場合、ダイヤフラム30の
エッジ部31にゲージ抵抗3Dを配置すると最も抵抗値
の変化率が大きく感度の高い半導体圧力検出装置が得ら
れることは良く知られている。
【0025】そこで、図7に示すように、ゲージ抵抗3
Dをダイヤフラム30のエッジ部31に近付けるため
に、ゲージ抵抗3Dを階段状ないし鋸歯状にしたもので
ある。このような構成によって、感度の高い半導体圧力
検出装置を得ることができる。また、結晶亜粒界27の
上面にメタル配線51を施し、又は結晶亜粒界27に近
接してP+領域28を形成することもできる。これによ
り、上述と同様に高精度な半導体圧力検出装置が得られ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の請求項
第1項は、一方の面のほぼ中央に薄肉部を有し、他方の
面の上記薄肉部のエッジ部近傍にレーザ結晶法によりピ
エゾ抵抗素子からなるゲージ抵抗が複数個形成されたシ
リコンチップを備えた半導体圧力検出装置であって、上
記シリコンチップの結晶面は(100)面又はこれと等
価な面であり、上記ゲージ抵抗はp型の導電型ゲージ抵
抗であって(110)方向に配置されていると共に、上
記ゲージ抵抗を横切る結晶亜粒界上にメタル配線が施さ
れているので、ゲージ抵抗を流れる電流は結晶欠陥の影
響を受け難くなり、従って、ゲージ抵抗値のばらつきは
なくなると共に、精度の高い半導体圧力検出装置が得ら
れるという効果を奏する。
【0027】この発明の請求項第2項は、一方の面のほ
ぼ中央に薄肉部を有し、他方の面の上記薄肉部のエッジ
部近傍にレーザ結晶法によりピエゾ抵抗素子からなるゲ
ージ抵抗が複数個形成されたシリコンチップを備えた半
導体圧力検出装置であって、上記シリコンチップの結晶
面は(100)面又はこれと等価な面であり、上記ゲー
ジ抵抗はp型の導電型ゲージ抵抗であって(110)方
向に配置されていると共に、上記ゲージ抵抗を横切る結
晶亜粒界に近接して高濃度p型拡散領域が形成されてい
るので、高濃度p型拡散領域で抵抗値が低くなりゲージ
抵抗値のばらつきはなくなると共に、精度の高い半導体
圧力検出装置が得られるという効果を奏する。
【0028】この発明の請求項第3項は、一方の面のほ
ぼ中央に薄肉部を有し、他方の面の上記薄肉部のエッジ
部近傍にレーザ結晶法によりピエゾ抵抗素子からなるゲ
ージ抵抗が複数個形成されたシリコンチップを備えた半
導体圧力検出装置であって、上記シリコンチップの結晶
面は(100)面又はこれと等価な面であり、上記ゲー
ジ抵抗はn型の導電型ゲージ抵抗であって(100)方
向に配置されていると共に、上記ゲージ抵抗は結晶亜粒
界を避けてかつ結晶亜粒界に平行に配置されているの
で、結晶亜粒界の影響を受けず、抵抗値及びその温度変
化率のばらつきがなく、精度の高い半導体圧力検出装置
が得られるという効果を奏する。
【0029】この発明の請求項第4項は、一方の面のほ
ぼ中央に薄肉部を有し、他方の面の上記薄肉部のエッジ
部近傍にレーザ結晶法によりピエゾ抵抗素子からなるゲ
ージ抵抗が複数個形成されたシリコンチップを備えた半
導体圧力検出装置であって、上記シリコンチップの結晶
面は(100)面又はこれと等価な面であり、上記ゲー
ジ抵抗を上記エッジ部に沿ってかつ結晶亜粒界毎に階段
状に配置されているので、感度の高い半導体圧力検出装
置が得られるという効果を奏する。
【0030】この発明の請求項第5項は、請求項第4項
の半導体圧力検出装置において、ゲージ抵抗を横切る結
晶亜粒界上にメタル配線が施されているので、ゲージ抵
抗を流れる電流は結晶欠陥の影響を受け難くなり、従っ
て、ゲージ抵抗値のばらつきはなくなると共に、精度及
び感度の高い半導体圧力検出装置が得られるという効果
を奏する。
【0031】この発明の請求項第6項は、請求項第4項
の半導体圧力検出装置において、ゲージ抵抗を横切る結
晶亜粒界に近接して高濃度p型拡散領域が形成されてい
るので、高濃度p型拡散領域で抵抗値が低くなりゲージ
抵抗値のばらつきはなくなると共に、精度及び感度の高
い半導体圧力検出装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による半導体圧力検出装
置を示す要部断面図である。
【図2】 この発明の実施例1による半導体圧力検出装
置を示す平面図である。
【図3】 この発明の実施例2による半導体圧力検出装
置を示す要部断面図である。
【図4】 この発明の実施例2による半導体圧力検出装
置を示す平面図である。
【図5】 この発明の実施例3による半導体圧力検出装
置の要部を示す概略斜視図である。
【図6】 この発明の実施例4による半導体圧力検出装
置のシリコンチップを示す側断面図である。
【図7】 この発明の実施例4による半導体圧力検出装
置のゲージ抵抗を示す要部平面図である。
【図8】 従来の半導体圧力検出装置を示す概略側断面
図である。
【図9】 図8に示した半導体圧力検出装置のシリコン
チップの平面図である。
【図10】 図9に示したシリコンチップの平面図であ
る。
【図11】 従来の半導体圧力検出装置のゲージ抵抗を
示す要部平面図である。
【符号の説明】
3A、3B、3D ゲージ抵抗、21 単結晶シリコ
ン、22、24 酸化膜、25、51 メタル配線、2
6 コンタクト部、27 結晶亜粒界、28 P+
域、30 ダイヤフラム、31 エッジ部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面のほぼ中央に薄肉部を有し、他
    方の面の上記薄肉部のエッジ部近傍にレーザ結晶法によ
    りピエゾ抵抗素子からなるゲージ抵抗が複数個形成され
    たシリコンチップを備えた半導体圧力検出装置であっ
    て、上記シリコンチップの結晶面は(100)面又はこ
    れと等価な面であり、上記ゲージ抵抗はp型の導電型ゲ
    ージ抵抗であって(110)方向に配置されていると共
    に、上記ゲージ抵抗を横切る結晶亜粒界上にメタル配線
    が施されていることを特徴とする半導体圧力検出装置。
  2. 【請求項2】 一方の面のほぼ中央に薄肉部を有し、他
    方の面の上記薄肉部のエッジ部近傍にレーザ結晶法によ
    りピエゾ抵抗素子からなるゲージ抵抗が複数個形成され
    たシリコンチップを備えた半導体圧力検出装置であっ
    て、上記シリコンチップの結晶面は(100)面又はこ
    れと等価な面であり、上記ゲージ抵抗はp型の導電型ゲ
    ージ抵抗であって(110)方向に配置されていると共
    に、上記ゲージ抵抗を横切る結晶亜粒界に近接して高濃
    度p型拡散領域が形成されていることを特徴とする半導
    体圧力検出装置。
  3. 【請求項3】 一方の面のほぼ中央に薄肉部を有し、他
    方の面の上記薄肉部のエッジ部近傍にレーザ結晶法によ
    りピエゾ抵抗素子からなるゲージ抵抗が複数個形成され
    たシリコンチップを備えた半導体圧力検出装置であっ
    て、上記シリコンチップの結晶面は(100)面又はこ
    れと等価な面であり、上記ゲージ抵抗はn型の導電型ゲ
    ージ抵抗であって(100)方向に配置されていると共
    に、上記ゲージ抵抗は結晶亜粒界を避けてかつ結晶亜粒
    界に平行に配置されていることを特徴とする半導体圧力
    検出装置。
  4. 【請求項4】 一方の面のほぼ中央に薄肉部を有し、他
    方の面の上記薄肉部のエッジ部近傍にレーザ結晶法によ
    りピエゾ抵抗素子からなるゲージ抵抗が複数個形成され
    たシリコンチップを備えた半導体圧力検出装置であっ
    て、上記シリコンチップの結晶面は(100)面又はこ
    れと等価な面であり、上記ゲージ抵抗を上記エッジ部に
    沿ってかつ結晶亜粒界毎に階段状に配置されていること
    を特徴とする半導体圧力検出装置。
  5. 【請求項5】 ゲージ抵抗を横切る結晶亜粒界上にメタ
    ル配線が施されていることを特徴とする請求項第4項記
    載の半導体圧力検出装置。
  6. 【請求項6】 ゲージ抵抗を横切る結晶亜粒界に近接し
    て高濃度p型拡散領域が形成されていることを特徴とす
    る請求項第4項記載の半導体圧力検出装置。
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