JPH04259744A - アルカリ金属源 - Google Patents

アルカリ金属源

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JPH04259744A
JPH04259744A JP4135391A JP4135391A JPH04259744A JP H04259744 A JPH04259744 A JP H04259744A JP 4135391 A JP4135391 A JP 4135391A JP 4135391 A JP4135391 A JP 4135391A JP H04259744 A JPH04259744 A JP H04259744A
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alkali metal
pellets
metal source
container
electric resistance
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JP4135391A
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JPH0565971B2 (ja
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Takashi Koike
隆 小池
Tsutomu Inazuru
務 稲鶴
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Hamamatsu Photonics KK
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Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光電子増倍管,イメージ
管など光電面を内蔵する電子管(以下光電変換管という
)の光電面を形成するアルカリ金属を通電加熱還元によ
って発生するアルカリ金属源に関する。
【0002】
【従来の技術】光電変換管には入射する光に感応して光
電子を放出する光電面が設けられている。光電面は,た
とえば,ガラスからなる真空気密容器の透明な窓の内面
にアンチモン層を形成し,この層にアルカリ金属を吸収
せしめて形成している。アルカリ金属は空気中では急激
に酸化するので,光電面を形成する真空気密容器内で発
生させ,そのまま,あらかじめその真空気密容器内に形
成してあったアンチモン層に吸収させ,アンチモンとア
ルカリ金属で構成される光電面を形成する。
【0003】従来のアルカリ金属源とアルカリ金属の発
生方法を図5を参照して述べる。同図において有底円筒
形の真空気密なガラス容器1の内部にスリーブ21が円
筒の軸方向に沿って組み込まれている。このスリーブ2
1は,ニクロムの薄い長方形の板を長手方向の辺に沿っ
て筒形にし,重ね合わせた部分で,適当な間隔で点溶接
したもので,内部に粉末のクロム酸アルカリと粉末のシ
リコンを混合した粉末状混合物を詰めると共に,両端を
点溶接によって封じてある。この粉末状混合物は,リー
ド線3,4を通して,図示してない電源よりスリーブ2
1に通電して加熱することにより,アルカリ金属を還元
により発生する。この発生したアルカリ金属は,スリー
ブの重ね合わせた部分から漏れ出る。こうして発生した
アルカリ金属は,あらかじめガラス容器1の内面2に形
成してあるアンチモンの層5に吸収されて,光電面を形
成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したアルカリ金属
源は,以下に述べる問題を有している。スリーブ21の
内部に粉末状の混合物を詰め込まなければならないので
,この作業に時間を要すると共に,規定した量を正確に
詰めることができない。スリーブ21は,袋であること
から断面円周が大きく,強度維持のため厚い板を用いる
。従って,単位長の電気抵抗が小さい。ところが,これ
をスリーブ21を電気抵抗要素として用いるため,その
両端間の電気抵抗を十分大きくしなければならない。 このため,スリーブ21の長さが長くなり,それを収容
するため,ガラス気密容器1の円筒軸方向の長さを長く
なければならない。あるいは,スリーブ21を折り曲げ
たり,コイル状に巻いたりしなければならない。このよ
うにすると,点溶接の間隔が大きいときには重ね合わせ
た部分が開き粉末状の混合物がこぼれ出る恐れがあり,
その間隔が小さいときには切断あるいは破裂してしまう
。スリーブ21の発熱は,外面から放射によって失われ
るため,過大な発熱を必要とする。この現象は,スリー
ブ21を一層長くしなければならない原因となる。また
,放射して失われた熱は,容器1内を異常に高温にして
しまうので,アンチモン層5や,図5には示していない
光電変換管に一般に併せて組込まれている他の電極,特
にダイノード,蛍光面に悪影響を与える。上述の問題は
,アルカリ金属源を必要とする光電変換管について共通
の問題である。従って,本発明は,光電面を形成する優
れたアルカリ金属源を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の問題を解決するた
め,本発明は,アルカリ化合物を含むアルカリ金属発生
剤をペレットとし,このペレットを電気抵抗体に接触さ
せ,これ等を容器内に入れ,この電気抵抗体に通電し,
ペレットを加熱し,アルカリ金属を還元する。すなわち
,本発明のアルカリ金属源は,アルカリ金属化合物を含
み,加熱することによってアルカリ金属を発生するアル
カリ金属発生ペレットと,電気抵抗体と,容器とからな
り,上記電気抵抗体は,その二端で上記容器の外に導き
出されるように容器に内蔵され,上記アルカリ金属発生
ペレットは,上記容器に上記電気抵抗体と接触して内蔵
されているアルカリ金属源である。
【0006】
【作用】電気抵抗体の両端から通電すると,この抵抗体
に接触するアルカリ金属発生ペレットからアルカリ金属
が還元される。アルカリ金属は,容器の接合部分から漏
れ出るが,一般に,このとき高温のため容器は変形し,
接合部分に漏れ出るに当な大きさの隙間ができる。漏れ
出たアルカリ金属は,アンチモン層に吸収され,光電面
を形成する。
【0007】
【実施例】以下,本発明のアルカリ金属源の実施例を示
す。図3は,本実施例のアルカリ金属源と,それを組込
んだ光電管である。同図において,図5で示した装置と
共通の部分は同じ番号で示してある。図3において,有
底円筒形のガラスからなる真空気密容器1のその一端の
底面2の内面にはアンチモン層5が形成されている。上
記アンチモン層5の周辺で接続し,側面4の内面にまで
延長したアルミニウムの層9が形成されている。このア
ルミニウム層9は,接触リード線12と,導入線16と
共に,アンチモン層5を電気的に容器外へ導くものであ
る。アノード7は,光電面2から放出した光電子を収集
するための電極である。アノード7は,リード線13,
導入線17を介して容器1の外へ電気的に導き出される
。ガラス円筒1の側面4の内面近傍に本発明のアルカリ
金属源6が図1に示す電気抵抗体63の両端で,リード
線10,11に通電可能なように接続されるとともに,
構造的にも支持されている。リード線10,11は導入
線14,15によって容器1の外へ電気的に導きだされ
ている。
【0008】アルカリ金属源6の断面図を図1に,その
分解図を図2に示す。アルカリ金属源6は,電気抵抗体
であるニクロムの長方形平板63,この平板63の両面
に接触可能に配置したアルカリ金属発生ペレット67,
68,これら平板63とペレット67,68を内蔵する
ように,開孔部周辺に鍔611,621をもつ半球61
,62で構成されている。ここに半球61,62はニッ
ケルである。アルカリ金属発生ペレット67,68はク
ロム酸セシウムとシリコンをそれぞれ粉末とした後に混
合して,型にはめ,圧力を加えて固形化したものである
。クロム酸セシウムとシリコンを粉末とした後に混合し
たので,ペレットは各成分が均一に分布する。また,型
にはめ固形化するので,ペレットの重量は精密に規定で
きる。ペレット67,68は,それぞれ半球61,62
の内側に挿入されると共に平板63に接触する。半球6
1には,開孔部周囲の鍔にさらに,突起612が設けら
れている。ペレット67,68は平板63を挟んで鍔6
11,621の部分で重ね合わせ,点溶接されている。 また,平板63は,その先端で半球61の突起612と
重ねられ,溶接されている。平板63に付けられた絶縁
物65は,セラミックからなり,平板63が,半球61
,62と突起部612の部分以外で電気的に接触しない
ためにスペーサーとして設けられている。
【0009】以下,アルカリ金属源6からセシウムを発
生させる動作について述べる。図示していない電源から
導入線14,15を介してアルカリ源6,正確に言うと
,平板63に通電する。平板63は発熱し,その熱は有
効にアルカリ金属発生ペレット67,68を加熱する。 このときペレット67,68内のクロム酸セシウムとシ
リコンが反応し,セシウムを還元する。発生したセシウ
ムは,半球61,62の鍔の合わせた部分より漏れ出る
。一般に容器も温度が上昇し,歪により,その接合部分
に漏れ出るに適当な大きさの隙間ができる。漏れ出たセ
シウムは,底面の内面2にあらかじめ形成されたアンチ
モン層5に吸収されて所定の光電子放出性能を有する光
電面が形成される。光電子放出性能は,光電面2に光を
あて,導入線16と17の間に接続した電流計によって
調べることができる。
【0010】以上の構成によると,同じ光電面を形成す
るのに要するスリーブの長さと比較して,ペレットの径
は約4分の1となった。また発熱量は約2分の1に減少
した。本実施例のアルカリ金属源を作るための時間は,
スリーブを用いたものを製造する時間の約3分の1の時
間を要しただけであった。
【0011】図4に上述の実施例に示した平板63の変
形例を示す。この平板63’は両端間の距離が長くなる
ように,また,幅が狭くなるように,屈曲させて,全体
として円形の平面をなし,従って抵抗値が大きい。この
平板63’によれば,上述したものより一層通電電流を
少なくできる。
【0012】このように,2つの実施例において,平板
63,63’である電気抵抗体は,半球61,62から
なる容器とは独立して用意されるので,長さ,幅,厚さ
のような寸法,あるいは曲折などの形状を自由に設計で
き,ペレットのように長尺に形成出来ないものに合わせ
た形状の容器に内蔵されるように用いても,必要な電気
抵抗値を得ることができる。
【0013】以上,本発明の実施例のアルカリ金属源を
光電面を形成するに必要な最も簡単な構造の光電変換管
で説明したが,その使用目的により,実用上必要な構造
部をさらに組込んだ他の種の光電変換管(光電子増倍管
,イメージ管など)に組込まれてアルカリ金属を発生さ
せる場合にも使用できるものである。
【0014】また,アルカリ金属については,セシウム
の例で説明したが,光電面を形成する所望のアルカリ金
属がナトリウム,カリウム,ルビジウム,リチウムのよ
うに他のアルカリ金属であるときは,クロム酸セシウム
に代えて,クロム酸ナトリウム,クロム酸カリウム,ク
ロム酸ルビジウム,クロム酸リチウムを用いればよい。 また,複数種のアルカリ金属を同時に発生するときは,
複数のクロム酸アルカリを混合して用いればよい。
【0015】また,アルカリ金属発生ペレット67,6
8のいずれか一方のみであってもよい。そのとき,容器
を構成する半球の一方は平板であってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上に述べたように,本発明のアルカリ
金属源によれば,アルカリ金属発生ペレットは,電気抵
抗体と共に容器に内蔵されているから発熱の損失が少な
い。また,光電変換管内の温度が過度に上昇しないので
,その周囲に配置される電極などへの熱的な影響が少な
い。さらに,アルカリ金属源の大きさが小さく,特に長
さにおいて短くすることができる。また,アルカリ金属
の発生剤の量を正確に管理できる。さらに,アルカリ金
属源を製造する時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のアルカリ金属源の断面図であ
る。
【図2】図1のアルカリ金属源の分解図である。
【図3】本発明の実施例のアルカリ金属源が使用される
態様を示す図である。
【図4】図2に示した平板63の変形例を示す図である
【図5】従来のアルカリ金属源とそれが使用される態様
を示す図である。
【符号の説明】
2・・・光電面,5・・・アンチモン層,6・・・アル
カリ金属源, 61,62・・・半球,63・・・長方形平板(電気抵
抗体), 65・・・絶縁物,67,68・・・アルカリ金属発生
ペレット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アルカリ金属化合物を含み,加熱する
    ことによってアルカリ金属を発生するアルカリ金属発生
    ペレットと,電気抵抗体と,容器とからなり,上記電気
    抵抗体は,その二端で,上記容器の外に導き出されるよ
    うに容器に内蔵され,上記アルカリ金属発生ペレットは
    ,上記容器に上記電気抵抗体と接触して内蔵されている
    ことを特徴とするアルカリ金属源。
JP4135391A 1991-02-13 1991-02-13 アルカリ金属源 Granted JPH04259744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4135391A JPH04259744A (ja) 1991-02-13 1991-02-13 アルカリ金属源

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JP4135391A JPH04259744A (ja) 1991-02-13 1991-02-13 アルカリ金属源

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JPH04259744A true JPH04259744A (ja) 1992-09-16
JPH0565971B2 JPH0565971B2 (ja) 1993-09-20

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ID=12606143

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JP4135391A Granted JPH04259744A (ja) 1991-02-13 1991-02-13 アルカリ金属源

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6184774B1 (en) * 1994-08-04 2001-02-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor pressure detecting device with piezo resistance crossing grain boundaries
US7842194B2 (en) 2004-11-24 2010-11-30 Saes Getters S.P.A. Dispensing system for alkali metals capable of releasing a high quantity of metals

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6184774B1 (en) * 1994-08-04 2001-02-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor pressure detecting device with piezo resistance crossing grain boundaries
US7842194B2 (en) 2004-11-24 2010-11-30 Saes Getters S.P.A. Dispensing system for alkali metals capable of releasing a high quantity of metals

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