JPH084593A - 気化器の低速燃料通路構造 - Google Patents

気化器の低速燃料通路構造

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JPH084593A
JPH084593A JP16054694A JP16054694A JPH084593A JP H084593 A JPH084593 A JP H084593A JP 16054694 A JP16054694 A JP 16054694A JP 16054694 A JP16054694 A JP 16054694A JP H084593 A JPH084593 A JP H084593A
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JP
Japan
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fuel
low
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low speed
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JP16054694A
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Masao Suzuki
雅夫 鈴木
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NIPPON WALBRO KK
Nippon Walbro KK
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NIPPON WALBRO KK
Nippon Walbro KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絞り弁のアイドル位置からの開動作時、アイ
ドル燃料噴孔と低速燃料噴孔の負圧を等しくし、低速燃
料噴孔からアイドル燃料噴孔への吸気のバツクブリード
を解消する。 【構成】 吸気通路10の蝶型の絞り弁7の閉位置に低
速燃料噴孔24,25を、絞り弁7よりも下流側部分に
アイドル燃料噴孔36をそれぞれ開口する。定圧燃料室
14を独立の低速燃料通路22,34を経て低速燃料噴
孔24,25とアイドル燃料噴孔36へ連通する。定圧
燃料室14と低速燃料噴孔34,25を連通する低速燃
料通路22に低速燃料室23を備える。定圧燃料室14
とアイドル燃料噴孔36を連通する低速燃料通路34に
アイドル燃料調整針弁32を備える。低速燃料室23と
アイドル燃料調整針弁32の出口側部分とを連通する連
通路35を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排ガス対策に有利な蝶型
絞り弁式気化器、特に機関のアイドル運転で燃料量が安
定であり、燃料の供給が低速燃料通路から高速燃料通路
へ切り換わる絞り弁の開度で燃料が薄くならず、高速運
転で低速燃料調整針弁の影響がないようにした気化器の
低速燃料通路構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動力鋸や刈払機などの携帯作業機の内燃
機関は、寒冷地、高地などの運転環境に応じてアイドル
燃料調整機構を再調整する必要がある。携帯作業機の内
燃機関にも排ガス規制が適用されることになると、アイ
ドル燃料調整機構を再調整しても、排ガスの成分が規制
値を超えないような対策が要求される。
【0003】ところで、低速燃料通路と高速燃料通路を
備えた気化器には、定圧燃料室から低速燃料噴孔へ至る
燃料通路と、定圧燃料室から高速燃料噴孔へ至る燃料通
路とが別になつている別系統式のものと、定圧燃料室か
らの燃料通路が高速燃料調整機構を経て高速燃料噴孔へ
連通し、さらに高速燃料調整機構からアイドル燃料調整
機構を経て低速燃料室ないし低速燃料噴孔へ連通する同
系統式のものとがあるが、携帯作業機では機関の加速性
から図5に示すような別系統式燃料通路の気化器が多用
されている。ところが、別系統式燃料通路の気化器で
は、低速燃料通路20,22aと高速燃料通路12が独
立しているので、低速燃料調整針弁32aを調整する
と、機関の高速運転で低速燃料調整針弁32aの影響を
受けて燃料量が増加し、排ガスの成分が悪化することが
ある。
【0004】図6に示すように、低速ジエツト21を固
定式のものにし、低速燃料通路22を低速燃料室23を
経て低速燃料噴孔24,25に連通し、低速燃料室23
を通路26とアイドル燃料調整針弁32を経てアイドル
燃料噴孔36に連通した気化器では、低速燃料通路22
の燃料量は低速ジエツト22により規制されるので、ア
イドル燃料調整針弁32を調整しても、機関の高速運転
での燃料量に影響することはない。しかし、上述の気化
器では、特開昭60-132058号公報(第3頁)にも開示さ
れるように、絞り弁7が閉位置から吸気通路10を開く
ように作動する時、低速燃料噴孔24,25とアイドル
燃料噴孔36との両方に作用する吸気通路10の負圧は
ほぼ等しくなるが、定圧燃料室14からアイドル燃料噴
孔36へ至る燃料には、通路26の延長分だけ圧力降下
が付加されることになる。したがつて、定圧燃料室14
からの燃料の殆どが低速燃料噴孔24,25から吸気通
路10へ供給される傾向となり、延長された通路26に
は燃料の滞留が生じ、機関回転数を不安定にさせる。特
に携帯作業機に搭載される2行程機関は、4行程機関よ
りも吸気負圧が弱いので、上述の傾向は強くなるという
問題がある(図4の線bを参照)。
【0005】そこで、図7に示すように、上述のような
燃料の滞留が起きないように、定圧燃料室14とアイド
ル燃料噴孔36を結ぶ低速燃料通路34と、定圧燃料室
14と低速燃料噴孔24を結ぶ低速燃料通路22とを、
独立に設けた構造の気化器が知られている。上述の気化
器によれば、低速燃料通路34,22の全燃料量は低速
ジエツト21により規制されるので、高速運転での燃料
量には影響せず、低速燃料通路34,22には燃料の滞
留が起きないので、機関のアイドル運転が安定であり、
機関の加速性も良好である。しかし、上述の気化器で
は、アイドル燃料噴孔36と低速燃料噴孔24,25の
両方から燃料が噴出するような絞り弁7の開度で、アイ
ドル燃料噴孔36の負圧が低速燃料噴孔24,25のそ
れよりも強くなり、低速燃料噴孔24,25から吸気が
低速ジエツト21の下流部分、すなわち低速燃料通路3
4,22の分岐部までバツクブリードし、アイドル燃料
噴孔36へ流れる燃料が稀薄になることがある。つま
り、機関へ供給される燃料が低速燃料系統から高速燃料
系統へ切り換わる運転域で、低速燃料系統の燃料が稀薄
になる傾向があり、機関の回転が不安定になり、加速性
が悪くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述の
問題に鑑み、絞り弁のアイドル位置からの開動作時、ア
イドル燃料噴孔と低速燃料噴孔の負圧を等しくし、低速
燃料噴孔からアイドル燃料噴孔への吸気のバツクブリー
ドを解消する、気化器の低速燃料通路構造を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成は吸気通路の蝶型の絞り弁の閉位置に
低速燃料噴孔を、絞り弁よりも下流側部分にアイドル燃
料噴孔をそれぞれ開口し、定圧燃料室を独立の低速燃料
通路を経て低速燃料噴孔とアイドル燃料噴孔へ連通し、
定圧燃料室と低速燃料噴孔を連通する低速燃料通路に低
速燃料室を備え、定圧燃料室とアイドル燃料噴孔を連通
する低速燃料通路にアイドル燃料調整針弁を備えた膜式
気化器において、低速燃料室とアイドル燃料調整針弁の
出口側部分とを連通する連通路を設けたものである。
【0008】
【作用】低速燃料室とアイドル燃料噴孔とを結ぶ連通路
を設けたことにより、アイドル燃料噴孔と低速燃料噴孔
の負圧がほぼ等しくなるので、機関へ供給される燃料が
低速燃料系統から高速燃料系統に切り換わるような絞り
弁の開度で、低速燃料噴孔からアイドル燃料噴孔への吸
気のバツクブリードがなく、低速燃料系統の燃料が稀薄
になることはない。
【0009】
【実施例】図1に示すように、膜式気化器は吸気通路1
0を有する本体6の上部に膜3を挟んでカバー4を結合
し、カバー4の上側に2行程機関のクランク室の脈動圧
を導入する室2を、下側にポンブ室5をそれぞれ区画し
て、膜式燃料ポンプを構成される。図示してないが、膜
式燃料ポンプは膜3の上下振動に伴つて、燃料槽の燃料
を吸込弁を経てポンプ室5へ吸い込み、吐出弁と後述す
る膜17の上下変位に対応して開閉される流入弁とを経
て、後述する定圧燃料室14へ供給する。
【0010】また、膜式気化器は本体6の下部に膜17
を挟んでカバー15を結合し、膜17の上側に定圧燃料
室14を、下側に大気室16をそれぞれ区画して、定圧
燃料供給機構を構成される。定圧燃料室14の燃料は独
立の高速燃料通路と低速燃料通路を経て、吸気通路10
の高速燃料噴孔18と低速燃料噴孔24,25へそれぞ
れ吸引される。すなわち、高速燃料通路は定圧燃料室1
4からジエツト13、通路12、逆止弁9を経て高速燃
料噴孔18へ連通する。必要により、通路12に高速燃
料調整針弁が挿入接続される。高速燃料噴孔18は吸気
通路10のベンチユリ部10aへ開口する。低速燃料通
路は定圧燃料室14からジエツト21、通路22、低速
燃料室23を経て低速燃料噴孔24,25へ連通する。
低速燃料噴孔24,25は吸気通路10の絞り弁7の閉
位置ないしアイドル位置付近に、軸方向に間隔を存して
配設される。このような構成は従来のものと同様であ
る。本発明によれば、アイドル燃料調整針弁32が本体
6の弁室33に配設され、弁室33と通路22の途中と
を結ぶ通路34の面積を加減する。アイドル燃料噴孔3
6が弁室33から、吸気通路10の低速燃料噴孔24よ
りも下流側部分(xは吸気の流れ方向を示す)へ開口さ
れる。低速燃料室23が連通路35によりアイドル燃料
噴孔36、具体的にはアイドル燃料調整針弁32の出口
側部分ないし弁室33へ連通される。
【0011】低速燃料室23とアイドル燃料調整針弁3
2の出口側部分とを連通する連通路35を設けたことに
より、アイドル燃料噴孔36と低速燃料噴孔24,25
の負圧がほぼ等しくなるので、機関へ供給される燃料が
低速燃料系統から高速燃料系統に切り換わる絞り弁7の
開度で、低速燃料噴孔24,25からアイドル燃料噴孔
36への吸気のバツクブリードがなく、低速燃料系統の
燃料が稀薄になることはない(図4の線aを参照)。
【0012】図2に示す実施例では、低速燃料室23が
連通路35aにより、アイドル燃料調整針弁32の出口
側部分から吸気通路10の絞り弁7よりも下流側部分へ
延びるアイドル燃料噴孔36へ連通される。したがつ
て、アイドル燃料噴孔36へ作用する強い負圧は低速燃
料室23へ作用し、吸気が低速燃料室23からアイドル
燃料噴孔36へバツクブリードすることはない。
【0013】図3に示す実施例では、低速燃料室23か
ら吸気通路10の絞り弁7よりも下流側部分へ延びる連
通路35bを設けたものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のように、吸気通路の蝶型
の絞り弁の閉位置に低速燃料噴孔を、絞り弁よりも下流
側部分にアイドル燃料噴孔をそれぞれ開口し、定圧燃料
室を独立の低速燃料通路を経て低速燃料噴孔とアイドル
燃料噴孔へ連通し、定圧燃料室と低速燃料噴孔を連通す
る低速燃料通路に低速燃料室を備え、定圧燃料室とアイ
ドル燃料噴孔を連通する低速燃料通路にアイドル燃料調
整針弁を備えた膜式気化器において、低速燃料室とアイ
ドル燃料調整針弁の出口側部分とを連通する連通路を設
けたことにより、アイドル燃料噴孔と低速燃料噴孔の負
圧がほぼ等しくなるので、機関へ供給される燃料が低速
燃料系統から高速燃料系統に切り換わる絞り弁の開度
で、低速燃料噴孔からアイドル燃料噴孔への吸気のバツ
クブリードがなく、低速燃料系統の燃料が稀薄になるこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気化器の低速燃料通路構造を示す
側面断面図である。
【図2】本発明の変更実施例に係る気化器の低速燃料通
路構造を示す側面断面図である。
【図3】本発明の変更実施例に係る気化器の低速燃料通
路構造を示す側面断面図である。
【図4】本発明に係る気化器の低速燃料通路構造の特性
を従来のものと比較して示す線図である。
【図5】従来の気化器の低速燃料通路構造を示す側面断
面図である。
【図6】従来の他の気化器の低速燃料通路構造を示す側
面断面図である。
【図7】従来の他の気化器の低速燃料通路構造を示す側
面断面図である。
【符号の説明】
7:絞り弁 10:吸気通路 14:定圧燃料室 2
2:通路 23:低速燃料室 24,25:低速燃料噴
孔 32:アイドル燃料調整針弁 34:通路 35,
35a,35b:連通路 36:アイドル燃料噴孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気通路の蝶型の絞り弁の閉位置に低速燃
    料噴孔を、絞り弁よりも下流側部分にアイドル燃料噴孔
    をそれぞれ開口し、定圧燃料室を独立の低速燃料通路を
    経て低速燃料噴孔とアイドル燃料噴孔へ連通し、定圧燃
    料室と低速燃料噴孔を連通する低速燃料通路に低速燃料
    室を備え、定圧燃料室とアイドル燃料噴孔を連通する低
    速燃料通路にアイドル燃料調整針弁を備えた膜式気化器
    において、低速燃料室とアイドル燃料調整針弁の出口側
    部分とを連通する連通路を設けたことを特徴とする、気
    化器の低速燃料通路構造。
  2. 【請求項2】吸気通路の蝶型の絞り弁の閉位置に低速燃
    料噴孔を、絞り弁よりも下流側部分にアイドル燃料噴孔
    をそれぞれ開口し、定圧燃料室を独立の低速燃料通路を
    経て低速燃料噴孔とアイドル燃料噴孔へ連通し、定圧燃
    料室と低速燃料噴孔を連通する低速燃料通路に低速燃料
    室を備え、定圧燃料室とアイドル燃料噴孔を連通する低
    速燃料通路にアイドル燃料調整針弁を備えた膜式気化器
    において、低速燃料室と吸気通路の絞り弁よりも下流側
    部分とを連通する連通路を設けたことを特徴とする、気
    化器の低速燃料通路構造。
JP16054694A 1994-06-20 1994-06-20 気化器の低速燃料通路構造 Pending JPH084593A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1277944A1 (en) * 2001-07-20 2003-01-22 Walbro Corporation Carburetor vent control

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1277944A1 (en) * 2001-07-20 2003-01-22 Walbro Corporation Carburetor vent control
US6536747B2 (en) 2001-07-20 2003-03-25 Walbro Corporation Carburetor vent control

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