JPH0845643A - 内燃機関用スパークプラグ - Google Patents

内燃機関用スパークプラグ

Info

Publication number
JPH0845643A
JPH0845643A JP20273494A JP20273494A JPH0845643A JP H0845643 A JPH0845643 A JP H0845643A JP 20273494 A JP20273494 A JP 20273494A JP 20273494 A JP20273494 A JP 20273494A JP H0845643 A JPH0845643 A JP H0845643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal member
noble metal
spark plug
center electrode
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20273494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3562533B2 (ja
Inventor
Keiji Kano
啓二 金生
Kenji Horibe
県司 堀部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP20273494A priority Critical patent/JP3562533B2/ja
Publication of JPH0845643A publication Critical patent/JPH0845643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3562533B2 publication Critical patent/JP3562533B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 貴金属部材の疲労破壊を防止できると共に貴
金属部材の耐消耗性を向上させることができる,耐久性
に優れた内燃機関用スパークプラグを提供すること。 【構成】 接地電極3を設けた金属ハウジングと,該金
属ハウジング内に挿入固定した絶縁碍子44と,該絶縁
碍子44にその基部が埋め込まれて先端部11が突出し
ている中心電極1とを有する。内燃機関用スパークプラ
グにおいて,上記中心電極1の上記先端部11にはその
外周に環状の貴金属部材2を嵌合すると共に,両者間を
局部的に固定する溶接固定部5を設け,上記貴金属部材
1の結晶組織は,接地電極3の放電面31と対峙する方
向に積層された偏平な偏平結晶粒よりなり,かつ該偏平
結晶粒の長径をd,偏平結晶粒の厚さをtとしたとき,
t/d≦0.3の関係にあること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,内燃機関用スパークプ
ラグ,特にその中心電極に設ける貴金属部材に関する。
【0002】
【従来技術】現在自動車等に使用される内燃機関におい
ては,環境問題,地球資源の観点より一層の省エネルギ
ーが叫ばれており,燃費の低減が進められている。その
手段として高圧縮化,希薄混合気によるリーンバーン化
等が行われている。しかし,これにより,スパークプラ
グの火花ギャップにおける飛火電圧が上昇する。そのた
め電極の消耗を極力抑制すべく,耐消耗性に優れた白金
等の貴金属部材を配置したスパークプラグが多数提案さ
れている。
【0003】その中にあって,着火性向上の観点より内
燃機関の燃焼室内へ中心電極の先端部を長く突出するよ
う設定されたスパークプラグがある(後述する図3参
照)。このスパークプラグの中心電極は,加熱されやす
く放熱作用も悪化するため,その電極温度が高くなり電
極消耗が多くなる。そのため,中心電極の先端部の側面
の外周に耐消耗性に優れた貴金属部材を設け,該貴金属
部材に複数の接地電極を対峙させたスパークプラグが提
案されている(特公昭62−31797号)。
【0004】このスパークプラグは,中心電極の先端部
に穴付き円板の貴金属部材を乗せると共にこれらを全面
的に電気溶接し,その後その外径を径小となるように絞
り加工することにより,貴金属部材を中心電極の先端部
に固定させたものである。このスパークプラグにおいて
は,貴金属部材と中心電極とを電気溶接して,絞り加工
しているので,貴金属部材を中心電極に対して全面にわ
たり接合固定できる。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のス
パークプラグにおいては,上記中心電極と貴金属部材と
は異なる線膨張係数を有するため,内燃機関の燃焼時の
温度変化により,両者の接合界面に繰り返し熱応力が生
ずる。特に,貴金属部材は高価なため,その厚みを薄く
している。そのため,貴金属部材が繰り返し熱応力によ
って疲労破壊を引き起こし,スパークプラグの耐久寿命
を著しく低下させる。
【0006】そこで,この不具合を回避するため,貴金
属部材にニッケル(Ni)を添加して中心電極と貴金属
部材との線膨張係数の差を小さくする手段も取られてい
る。しかし,このNi添加量を多くすると貴金属部材の
耐消耗性が悪化するため,Niはせいぜい25重量%程
度しか添加できない。
【0007】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,貴金
属部材の疲労破壊を防止できると共に,貴金属部材の耐
消耗性を向上させることができる,耐久性に優れた内燃
機関用スパークプラグを提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,接地電極を設けた金属ハ
ウジングと,該金属ハウジング内に挿入固定した絶縁碍
子と,該絶縁碍子にその基部が埋め込まれて先端部が突
出している中心電極とを有し,上記中心電極の先端部と
上記接地電極との間には火花ギャップを形成してなる内
燃機関用スパークプラグにおいて,上記中心電極の上記
先端部にはその外周に環状の貴金属部材を嵌合すると共
に,両者間を局部的に固定する溶接固定部を設け,上記
貴金属部材の結晶組織は,接地電極の放電面と対峙する
方向に積層された偏平な偏平結晶粒よりなり,かつ該偏
平結晶粒の長径をd,偏平結晶粒の厚さをtとしたと
き,t/d≦0.3の関係にあることを特徴とする内燃
機関用スパークプラグにある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,中
心電極の先端部の外周に環状に貴金属部材を嵌合すると
共に両者を局部的に溶接固定部したこと,及び上記貴金
属部材の偏平結晶粒における長径dと厚みtとの関係
を,t/d≦0.3としたことである。
【0010】上記貴金属部材は,円環状,円筒状,或い
は多角環状,多角筒状等の環状形を有する。中心電極の
先端部の形状は,この貴金属部材を嵌合できる形状,大
きさを有する。そして,先端部と貴金属部材とは,その
接触部分の全面でなく,局部的に溶接固定部されてい
る。また,局部的な溶接固定部の形成は,接地電極の放
電面と直接対峙しない部分に設けることが好ましい(図
1,図6〜図8)。これにより,溶接固定部分の火花消
耗,酸化腐食を防止することができる。
【0011】上記貴金属部材としては,Pt(白金)−
Ni(ニッケル),Pt−Ir(イリジウム)−Ni,
Pt−Irなどがある。また,この貴金属部材の結晶組
織は,接地電極の放電面と対峙する方向に積層された,
偏平な偏平結晶粒よりなる。かかる偏平結晶粒は,上記
貴金属部材を圧延することにより得られる。
【0012】また,上記偏平結晶粒はその長径d(μ
m)と厚さt(μm)との間に,t/d≦0.3の関係
を有することが必要である。t/dが0.3よりも大き
くなると,放電時に生ずる粒界の酸化腐食が早く進行
し,更に偏平結晶粒の溶解,消失,脱落を生ずるおそれ
がある。上記偏平結晶粒は,実施例に示すごとく,略楕
円形状の薄板であり,その楕円形状の長い方の直径を上
記長径dとする。
【0013】また,中心電極の先端部と貴金属部材との
間に局部的な溶接固定部を形成する方法としては,レー
ザー,電子ビームなど局部的に狭い範囲を溶接すること
ができる手段を用いる。特に,レーザー,電子ビームに
よる溶接は所望する小さい局部的部分に,溶接固定部を
形成でき,かつエネルギー投入時間も制御できるため,
溶接固定部に近接する貴金属部材の組織の粗大化を防止
できる。
【0014】また,上記中心電極は,ニッケル基合金を
用いることが好ましい。これにより,中心電極自体の耐
消耗性も向上できる。かかるニッケル基合金としては,
例えばCr15%,Fe8%を含むニッケル高クロム合
金(インコネル系),Cr1〜6%を含むニッケル低ク
ロム合金などがある。
【0015】
【作用及び効果】本発明のスパークプラグにおいては,
中心電極の先端部の外周に上記貴金属部材を嵌め込む構
成とし,かつ両者間には局部的に溶接固定部を有してい
るのみである。そして,溶接固定部は中心電極と貴金属
部材とが溶け合った合金状態にあり,両者の線膨張係数
に近似した線膨張係数を有すると共に局部的接合であ
る。そのため,内燃機関の燃焼時の温度変化により,中
心電極及び貴金属部材が膨張,収縮を繰り返しても,両
者はそれぞれ自由に膨張,収縮し,両者間に生ずる熱応
力は極く少ない。それ故,貴金属部材の疲労破壊を回避
することができる。
【0016】また,上記貴金属部材は,その結晶組織
が,接地電極の放電面と対峙する方向に積層された偏平
な偏平結晶粒であり,かつその長径dと厚さtとの関係
はt/d≦0.3の関係にある。そのため,結晶組織に
おける粒界腐食経路を長くすることができ,中心電極と
貴金属部材との接合面に至る酸化腐食の進行を抑制する
ことができる。
【0017】また,そのため,粒界腐食に伴う結晶間の
結合力の低下と,熱伝導の悪化より生ずる個々の偏平結
晶粒の溶解,消失,脱落を防止することができる。それ
故,貴金属部材の耐消耗性を向上させることができる。
【0018】したがって,本発明によれば,貴金属部材
の疲労破壊を防止できると共に,貴金属部材の耐消耗性
を向上させることができる,耐久性に優れた内燃機関用
スパークプラグを提供することができる。
【0019】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる内燃機関用スパークプラグにつ
き,図1〜図5を用いて説明する。本例のスパークプラ
グは,図1〜図3に示すごとく,接地電極3を設けた金
属ハウジング4と,該金属ハウジング4内に挿入固定さ
れた絶縁碍子44と,該絶縁碍子44にその基部が埋め
込まれて先端部11が突出している中心電極1とを有
し,上記中心電極1の先端部11と接地電極3との間に
は火花ギャップ35を形成している。
【0020】また,上記先端部11の外周には,環状の
貴金属部材2を嵌合すると共に両者を局部的に固定する
溶接固定部5を有する。また,上記貴金属部材2の結晶
組織は,接地電極3の放電面31と対峙する方向に積層
された偏平な偏平結晶粒よりなる。また,図1,図4,
図5に示すごとく,偏平結晶粒の長径dとその厚みtと
の間にはt/d≦0.3の関係がある。
【0021】上記中心電極1は,芯材15を内蔵してい
る。中心電極1は,インコネル600よりなるニッケル
基合金であり,芯材15は銅である。また,貴金属部材
2は,本例においては,Pt−Ni合金を用い,厚み
0.5mm,外径2.5mm,長手寸法1.5mmの円
筒形状である。また,貴金属部材2は,中心電極1の先
端部11に嵌合してあり,両者の先端面は一致させてあ
る(図1,図3)。
【0022】また,中心電極の先端部11と貴金属部材
2との間には,図1〜図3に示すごとく,上記先端面の
円状の接触部分22において,断面V字状で環状の溶接
固定部5を有している。この溶接固定部5は,レーザー
光を上記先端面における先端部11と貴金属部材2との
接触部分22に環状に照射することにより形成してあ
る。また,先端部11と貴金属部材2とのその他の接触
部分は溶接固定部を形成していない。また,金属ハウジ
ング4の外周には,スパークプラグを内燃機関へ螺着す
るためのネジ部41が形成されている。
【0023】次に,上記貴金属部材の結晶組織につき説
明する。図1,図4,図5に示すごとく,貴金属部材の
結晶組織は,接地電極3の放電面31と対峙する方向
(図1,図4)に積層された,偏平な偏平結晶粒20よ
りなる。即ち,各偏平結晶粒20は,放電面側から見た
平面は楕円形(図5)であり,その断面は薄板状(図
4)である。
【0024】かかる結晶組織を有する貴金属部材は,上
記貴金属部材を圧延することにより形成される。本例に
おいては,上記偏平結晶粒20は,その長径dが7〜2
5μm,厚みtが2〜7μmであり,t/dは0.3以
下である。
【0025】本例のスパークプラグにおいては,中心電
極1の先端部11に貴金属部材2を嵌合すると共に,局
部的に溶接固定部を形成している。そのため,前記のご
とく,貴金属部材の疲労破壊を回避することができる。
また,貴金属部材の結晶組織は,偏平結晶粒であり,上
記t/dは0.3以下である。そのため,上記のごと
く,粒界腐食経路が長く,耐消耗性を向上させることが
できる。それ故,耐久性に優れたスパークプラグを得る
ことができる。また,本例では,溶接固定部5は接地電
極の放電面31と直接対峙していない。そのため,溶接
固定部5の火花消耗,酸化腐食を防止できる。
【0026】実施例2 本例は,図6〜図8に示すごとく,中心電極1の先端部
11と貴金属部材2との間に設ける,溶接固定部5の位
置に関して種々の例を示すものである。図6に示すスパ
ークプラグは,実施例1に示した環状の溶接固定部5
(図1,図2)に代えて,中心電極の先端部11と貴金
属部材2との先端面の円状の接触部分22において,4
ヶ所にスポット的に溶接固定部51を形成したものであ
り,他の部分は溶接していない。
【0027】図7に示すスパークプラグは,貴金属部材
2の下端と中心電極の先端部11の段部111との接触
部分23において,その全周に溶接固定部52を形成し
たもので,他の部分は溶接していない。なお,上記溶接
固定部52は,接地電極3の放電面31と直接対峙しな
いように,接地電極3の下端面33よりも0.4mm以
上離れた部分に設けてある。
【0028】図8に示すスパークプラグは,溶接固定部
53を,中心電極の先端部11に対して,貴金属部材2
の長さ方向中央部の2ヶ所で形成したものである。そし
て,2つの溶接固定部53は,いずれも,接地電極3の
放電面31と対峙しないように,これと90度直交する
方向に設けてある。
【0029】上記いずれの場合も,溶接固定部51〜5
3が,接地電極3の放電面31と直接対峙していないの
で,これらが火花消耗,酸化腐食されることがなく,耐
久性に優れている。また,いずれのスパークプラグの場
合も,その他は実施例1と同様であり,実施例1と同様
の効果を得ることができる。
【0030】実施例3 本例においては,貴金属部材の結晶組織の状態と,貴金
属部材の耐消耗性につき説明する。即ち,上記実施例1
に示したスパークプラグにおいて,偏平結晶粒の長径d
と厚みtとの関係を種々に変えて,これらをエンジンに
組付け,放電試験を行ない,貴金属部材の耐消耗性をテ
ストした。その結果を,図9に,横軸にt/d比を,縦
軸に消耗比をとって示した。ここに,消耗比は,同図に
示すごとく,t/dを1.0としたときの消耗量に対す
る割合である。
【0031】上記の放電試験は,6気筒,2000cc
のガソリンエンジンを用い,WOT(スロットル全
開),5000rpm,200時間の条件で行った。な
お,図9において,曲線A,Bは貴金属部材の材質を示
し,曲線Aは,78%Pt−20%Ir−2%Ni合金
を,一方曲線Bは80%Pt−20%Niを示してい
る。図9より知られるごとく,いずれの貴金属部材の場
合も,t/dが0.3以上の場合には,消耗比が非常に
少ないことが分かる。
【0032】これは,t/d≦0.3の場合には,貴金
属部材の表面からの粒界腐食の進行経路が長くなり,貴
金属部材と中心電極との接触部分への腐食進行が容易に
進まないためと考えられる。また,微細な偏平結晶粒が
維持されるために,材料強度の低下もなく,繰り返し熱
応力に対して疲労強度が向上するためと考えられる。ま
た,そのため,応力集中も発生し難く,粒界ワレ,結晶
脱落も生じ難い。
【0033】比較例 本例は,図10に示すごとく,貴金属部材の結晶組織
が,本発明のごとく放電面に対峙する方向に偏平な偏平
結晶粒でなく,かつ上記t/d≦0.3でない場合にお
ける,結晶組織の疲労破壊の経時変化を示す。図10a
〜dは,中心電極の先端部11の発火部に設けた貴金属
部材2を拡大して示すもので,その消耗形態,結晶組
織,疲労破壊の経時変化を示している。
【0034】即ち,図10(a)は中心電極に接合され
た初期の貴金属部材の断面を示し,接合後の熱処理によ
り結晶は約20μm程度に粗大化し,偏平ではない。図
10(b)においては,火花ギャップ間での放電にて貴
金属部材の表面部が溶融,蒸発される現象と燃焼室の高
温腐食雰囲気により,結晶の腐食202並びに結晶粒界
への選択的腐食203が複合的に生じる。
【0035】図10(c)においては,長時間の使用時
の状況を示す。粒界腐食の進行は,貴金属部材への繰り
返し熱応力に対して切り欠きの役割を果たし,著しい場
合には応力集中にて粒界ワレ204に至る。粒界ワレ2
04を生じた部分は互いの結晶間の熱伝導が悪化し,一
層の腐食,溶融が起こり,耐消耗性を悪化させる。最終
的には,図10(d)に示すごとく,粒界ワレにより貴
金属部材2と中心電極先端部11との接触部分に酸化腐
食205が達して貴金属部材の一部が脱落し,貴金属量
は著しく減少してしまい耐消耗性を低下させてしまう。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかるスパークプラグの要部説明
図。
【図2】実施例1にかかるスパークプラグの先端部の平
面図。
【図3】実施例1にかかるスパークプラグの要部断面
図。
【図4】実施例1における貴金属部材の,接地電極に対
峙する方向の偏平結晶粒の断面図。
【図5】実施例1における貴金属部材の偏平結晶粒の平
面図。
【図6】実施例2におけるスパークプラグの溶接固定部
形成部分の説明図。
【図7】実施例2におけるスパークプラグの他の溶接固
定部形成部分の説明図。
【図8】実施例2におけるスパークプラグの他の溶接固
定部形成部分の説明図。
【図9】実施例3における放電テストの結果を示す線
図。
【図10】比較例における,貴金属部材の消耗状況を示
す説明図。
【符号の説明】
1...中心電極, 11...先端部, 2...貴金属部材, 20...偏平結晶粒, 22,23...接触部分, 3...接地電極, 31...放電面, 4...金属ハウジング, 5,51,52,53...溶接固定部,

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地電極を設けた金属ハウジングと,該
    金属ハウジング内に挿入固定した絶縁碍子と,該絶縁碍
    子にその基部が埋め込まれて先端部が突出している中心
    電極とを有し,上記中心電極の先端部と上記接地電極と
    の間には火花ギャップを形成してなる内燃機関用スパー
    クプラグにおいて,上記中心電極の上記先端部にはその
    外周に環状の貴金属部材を嵌合すると共に,両者間を局
    部的に固定する溶接固定部を設け,上記貴金属部材の結
    晶組織は,接地電極の放電面と対峙する方向に積層され
    た偏平な偏平結晶粒よりなり,かつ該偏平結晶粒の長径
    をd,偏平結晶粒の厚さをtとしたとき,t/d≦0.
    3の関係にあることを特徴とする内燃機関用スパークプ
    ラグ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記中心電極と貴金
    属部材との接合はレーザ又は電子ビームにより局所的に
    行われていることを特徴とする内燃機関用スパークプラ
    グ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記中心電極
    はニッケル基合金であることを特徴とする内燃機関用ス
    パークプラグ。
JP20273494A 1994-08-03 1994-08-03 内燃機関用スパークプラグ Expired - Fee Related JP3562533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20273494A JP3562533B2 (ja) 1994-08-03 1994-08-03 内燃機関用スパークプラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20273494A JP3562533B2 (ja) 1994-08-03 1994-08-03 内燃機関用スパークプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0845643A true JPH0845643A (ja) 1996-02-16
JP3562533B2 JP3562533B2 (ja) 2004-09-08

Family

ID=16462285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20273494A Expired - Fee Related JP3562533B2 (ja) 1994-08-03 1994-08-03 内燃機関用スパークプラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3562533B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6304022B1 (en) 1998-01-19 2001-10-16 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug
US7132782B2 (en) 2000-06-30 2006-11-07 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug and method of producing spark plug
JP2007227189A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ及びその製造方法
JP2007227187A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ及びその製造方法
JP2007328967A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ
EP1929598A2 (en) * 2005-09-29 2008-06-11 Federal-Mogul Corporation Spark plug with welded sleeve on electrode
JP4652621B2 (ja) * 2001-06-26 2011-03-16 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグの製造方法及びスパークプラグ
USRE43758E1 (en) 1996-06-28 2012-10-23 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug with alloy chip
JP2014526786A (ja) * 2011-09-26 2014-10-06 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 接地電極を側方に立設した点火プラグ
JP2014220135A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
CN110071425A (zh) * 2019-06-06 2019-07-30 宋天顺 一种电阻型火花塞
JP2019194981A (ja) * 2018-05-03 2019-11-07 マン・エナジー・ソリューションズ・エスイー 内燃機関のための点火プラグ
CN110445015A (zh) * 2018-05-03 2019-11-12 曼恩能源方案有限公司 用于内燃发动机的火花塞
JP2022516208A (ja) * 2018-12-21 2022-02-25 インニオ ジェンバッハー ゲーエムベーハー アンド コー オーゲー スパークプラグおよびスパークプラグを製造する方法
WO2022044940A1 (ja) * 2020-08-24 2022-03-03 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE43758E1 (en) 1996-06-28 2012-10-23 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug with alloy chip
US6304022B1 (en) 1998-01-19 2001-10-16 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug
US7132782B2 (en) 2000-06-30 2006-11-07 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug and method of producing spark plug
JP4652621B2 (ja) * 2001-06-26 2011-03-16 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグの製造方法及びスパークプラグ
EP1929598A4 (en) * 2005-09-29 2011-12-07 Federal Mogul Corp CANDLE WITH WELDED SHEATH ON ELECTRODE
EP1929598A2 (en) * 2005-09-29 2008-06-11 Federal-Mogul Corporation Spark plug with welded sleeve on electrode
JP2009516326A (ja) * 2005-09-29 2009-04-16 フェデラル−モーグル コーポレイション 溶接したスリーブを電極に備えた点火プラグ
JP4644140B2 (ja) * 2006-02-24 2011-03-02 日本特殊陶業株式会社 内燃機関用スパークプラグ及びその製造方法
JP2007227187A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ及びその製造方法
JP2007227189A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ及びその製造方法
JP2007328967A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ
US9059571B2 (en) 2011-09-26 2015-06-16 Robert Bosch Gmbh Spark plug having a side-mounted ground electrode
JP2014526786A (ja) * 2011-09-26 2014-10-06 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 接地電極を側方に立設した点火プラグ
JP2014220135A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP2019194981A (ja) * 2018-05-03 2019-11-07 マン・エナジー・ソリューションズ・エスイー 内燃機関のための点火プラグ
DE102018110580A1 (de) * 2018-05-03 2019-11-07 Man Energy Solutions Se Zündkerze für eine Brennkraftmaschine
CN110445015A (zh) * 2018-05-03 2019-11-12 曼恩能源方案有限公司 用于内燃发动机的火花塞
CN110445014A (zh) * 2018-05-03 2019-11-12 曼恩能源方案有限公司 用于内燃发动机的火花塞
CN110445014B (zh) * 2018-05-03 2022-03-11 曼恩能源方案有限公司 用于内燃发动机的火花塞
CN110445015B (zh) * 2018-05-03 2022-06-07 曼恩能源方案有限公司 用于内燃发动机的火花塞
JP2022516208A (ja) * 2018-12-21 2022-02-25 インニオ ジェンバッハー ゲーエムベーハー アンド コー オーゲー スパークプラグおよびスパークプラグを製造する方法
CN110071425A (zh) * 2019-06-06 2019-07-30 宋天顺 一种电阻型火花塞
WO2022044940A1 (ja) * 2020-08-24 2022-03-03 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP2022036372A (ja) * 2020-08-24 2022-03-08 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
US11616346B2 (en) 2020-08-24 2023-03-28 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug

Also Published As

Publication number Publication date
JP3562533B2 (ja) 2004-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100965741B1 (ko) 스파크 플러그 및 스파크 플러그의 제조방법
EP0171994B1 (en) Spark plug
JP3562533B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
US6621198B2 (en) Spark plug having iridum alloy tip, iron-based alloy tip bonding portion and stress relieving layer therebetween
JP4965692B2 (ja) スパークプラグ
US5856724A (en) High efficiency, extended life spark plug having shaped firing tips
US7714490B2 (en) Spark plug for internal combustion engine and related manufacturing method
JP2003317896A (ja) スパークプラグ
JP2000068032A (ja) スパ―クプラグ
EP2704271B1 (en) Spark plug
US7449822B2 (en) Structure of spark plug ensuring stability in location of production of sparks
US7122948B2 (en) Spark plug having enhanced capability to ignite air-fuel mixture
JP2004127916A (ja) スパークプラグ及びスパークプラグの製造方法
US7221079B2 (en) Spark plug with a plurality of ground electrodes
JP2003257585A (ja) ガスエンジン用スパークプラグ
US6335587B1 (en) Spark plug
JP4100725B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
US9627856B2 (en) Electrode beam welded spark plugs for industrial electrodes
JPH05275157A (ja) スパークプラグ
JPH11354251A (ja) スパークプラグ
US6573641B2 (en) Spark plug
JPH05159857A (ja) 気体燃料機関用スパークプラグ
JPH06176849A (ja) セミ沿面放電型内燃機関用スパークプラグ
EP1544970B1 (en) Spark plug
JP2000252039A (ja) 内燃機関用スパークプラグ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040525

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees