JPH08441B2 - 容器素材の製造方法 - Google Patents
容器素材の製造方法Info
- Publication number
- JPH08441B2 JPH08441B2 JP4049370A JP4937092A JPH08441B2 JP H08441 B2 JPH08441 B2 JP H08441B2 JP 4049370 A JP4049370 A JP 4049370A JP 4937092 A JP4937092 A JP 4937092A JP H08441 B2 JPH08441 B2 JP H08441B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- bending
- blade
- container
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Making Paper Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品などを収納するた
めの組み立て式容器の素材を形成するための製造方法に
関するものである。
めの組み立て式容器の素材を形成するための製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、お造り、お菓子、お寿司等々
の食品などを収納するための組み立て式容器が知られて
いる。そして、従来にあっては、発泡スチレンのような
発泡合成樹脂シート1を外周切取り用カッター刃2で容
器の展開形状に切断して切り取ると共に展開形状のもの
を容器形状に折り曲げるための折り曲げ部分に相当する
箇所をトムソン刃3で押圧して折り曲げ用凹条溝4を形
成することで容器素材Bを製造していた。そして、容器
の展開形状に切断した容器素材Bは折り曲げ用凹条溝4
部分を折り曲げ、折り曲げた側片9の隣合う側端縁同士
を熱融着により固着して箱状の容器Cを形成するように
している。
の食品などを収納するための組み立て式容器が知られて
いる。そして、従来にあっては、発泡スチレンのような
発泡合成樹脂シート1を外周切取り用カッター刃2で容
器の展開形状に切断して切り取ると共に展開形状のもの
を容器形状に折り曲げるための折り曲げ部分に相当する
箇所をトムソン刃3で押圧して折り曲げ用凹条溝4を形
成することで容器素材Bを製造していた。そして、容器
の展開形状に切断した容器素材Bは折り曲げ用凹条溝4
部分を折り曲げ、折り曲げた側片9の隣合う側端縁同士
を熱融着により固着して箱状の容器Cを形成するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来にあって
は図6(a)(b)(c)の順序で発泡合成樹脂シート
1の折り曲げ部分に相当する箇所をトムソン刃2で押圧
して折り曲げ用凹条溝4を形成すると、まず、発泡合成
樹脂シート1が図6(b)のようにトムソン刃3で深く
押圧されて深い折り曲げ用凹条溝4が形成されるが、そ
の後トムソン刃3が引き上げられると、図6(c)の破
線の状態から実線の状態まで発泡合成樹脂の弾性復元力
により復元して折り曲げ用凹条溝4が浅くなるが、この
場合、折り曲げ用凹条溝4の両側の壁部側の弾性復元力
により図6(c)の矢印方向に引かれるため一層折り曲
げ用凹条溝4が浅くなり、この結果、折り曲げ用凹条溝
4部分で折り曲げようとする場合、折り曲げ用凹条溝4
部分が浅いことと、折り曲げ用凹条溝4部分の両壁部の
弾性復元力の作用により折り曲げにくく、例えば底片8
に対して側片9を90°近くまで折り曲げることが出来
にくく、無理に折り曲げると、折り曲げ部分に亀裂が生
じ、また、折り曲げた場合に折り曲げ部分に大きな弾性
復元力が蓄積され、容器状に組み立てた場合に図8に示
すように容器Cの側片9の中央部が外方にひろがってい
わゆる太鼓状に変形する恐れがあるという問題がある。
は図6(a)(b)(c)の順序で発泡合成樹脂シート
1の折り曲げ部分に相当する箇所をトムソン刃2で押圧
して折り曲げ用凹条溝4を形成すると、まず、発泡合成
樹脂シート1が図6(b)のようにトムソン刃3で深く
押圧されて深い折り曲げ用凹条溝4が形成されるが、そ
の後トムソン刃3が引き上げられると、図6(c)の破
線の状態から実線の状態まで発泡合成樹脂の弾性復元力
により復元して折り曲げ用凹条溝4が浅くなるが、この
場合、折り曲げ用凹条溝4の両側の壁部側の弾性復元力
により図6(c)の矢印方向に引かれるため一層折り曲
げ用凹条溝4が浅くなり、この結果、折り曲げ用凹条溝
4部分で折り曲げようとする場合、折り曲げ用凹条溝4
部分が浅いことと、折り曲げ用凹条溝4部分の両壁部の
弾性復元力の作用により折り曲げにくく、例えば底片8
に対して側片9を90°近くまで折り曲げることが出来
にくく、無理に折り曲げると、折り曲げ部分に亀裂が生
じ、また、折り曲げた場合に折り曲げ部分に大きな弾性
復元力が蓄積され、容器状に組み立てた場合に図8に示
すように容器Cの側片9の中央部が外方にひろがってい
わゆる太鼓状に変形する恐れがあるという問題がある。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、折り曲
げ溝部分における折り曲げが簡単にでき、しかも、側片
を底片に対して90°近く折り曲げることができ、ま
た、折り曲げ部分に亀裂が生じたりしない容器素材の製
造方法を提供するにある。
明したものであって、その目的とするところは、折り曲
げ溝部分における折り曲げが簡単にでき、しかも、側片
を底片に対して90°近く折り曲げることができ、ま
た、折り曲げ部分に亀裂が生じたりしない容器素材の製
造方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の容器素材の製造
方法は、発泡合成樹脂シート1を外周切取り用カッター
刃2で容器の展開形状に切断して切り取ると共に展開形
状のものを容器形状に折り曲げるための折り曲げ部分に
相当する箇所をトムソン刃3で押圧して折り曲げ用凹条
溝4を形成するものにおいて、トムソン刃3両側に折り
曲げ線溝形成用カッター刃5を配置して該折り曲げ線溝
形成用カッター刃5の下端をトムソン刃3の下端よりも
僅かに上方に位置させ、トムソン刃3で発泡合成樹脂シ
ートの上面部を押圧して折り曲げ用凹条溝4を形成する
と共にトムソン刃3両側に配置した折り曲げ線溝形成用
カッター刃5により折り曲げ用凹条溝4の両側に沿って
発泡合成樹脂シート1の下面の外皮部分を残して上方よ
り折り曲げ線溝6を形成することを特徴とするものであ
って、このような方法を採用することで、上記した従来
例の問題点を解決して本発明の目的を達成したものであ
る。
方法は、発泡合成樹脂シート1を外周切取り用カッター
刃2で容器の展開形状に切断して切り取ると共に展開形
状のものを容器形状に折り曲げるための折り曲げ部分に
相当する箇所をトムソン刃3で押圧して折り曲げ用凹条
溝4を形成するものにおいて、トムソン刃3両側に折り
曲げ線溝形成用カッター刃5を配置して該折り曲げ線溝
形成用カッター刃5の下端をトムソン刃3の下端よりも
僅かに上方に位置させ、トムソン刃3で発泡合成樹脂シ
ートの上面部を押圧して折り曲げ用凹条溝4を形成する
と共にトムソン刃3両側に配置した折り曲げ線溝形成用
カッター刃5により折り曲げ用凹条溝4の両側に沿って
発泡合成樹脂シート1の下面の外皮部分を残して上方よ
り折り曲げ線溝6を形成することを特徴とするものであ
って、このような方法を採用することで、上記した従来
例の問題点を解決して本発明の目的を達成したものであ
る。
【0006】
【作用】しかして、上記のような方法の本発明によれ
ば、トムソン刃3両側に折り曲げ線溝形成用カッター刃
5を配置して該折り曲げ線溝形成用カッター刃5の下端
をトムソン刃3の下端よりも僅かに上方に位置させ、ト
ムソン刃3で発泡合成樹脂シート1の上面部を押圧して
折り曲げ用凹条溝4を形成すると共にトムソン刃3両側
に配置した折り曲げ線溝形成用カッター刃5により折り
曲げ用凹条溝4の両側に沿って発泡合成樹脂シート1の
下面の外皮部分を残して上方より折り曲げ線溝6を形成
することで、トムソン刃3による押圧を解除した場合に
折り曲げ用凹条溝4部分が発泡合成樹脂の弾性復元力に
より復元するが、この場合、折り曲げ用凹条溝4部分の
両側の壁部とは折り曲げ線溝6により縁が切られている
ため、両側の壁部側に引かれる力がなくなり、従来に比
べて折り曲げ用凹条溝4の溝深さを深くでき、この結
果、折り曲げ用凹条溝4の溝深さを深くできることと折
り曲げ用凹条溝4の両側の折り曲げ線溝6の存在により
折り曲げが容易にでき、また90°近く折り曲げること
ができるようになったものである。
ば、トムソン刃3両側に折り曲げ線溝形成用カッター刃
5を配置して該折り曲げ線溝形成用カッター刃5の下端
をトムソン刃3の下端よりも僅かに上方に位置させ、ト
ムソン刃3で発泡合成樹脂シート1の上面部を押圧して
折り曲げ用凹条溝4を形成すると共にトムソン刃3両側
に配置した折り曲げ線溝形成用カッター刃5により折り
曲げ用凹条溝4の両側に沿って発泡合成樹脂シート1の
下面の外皮部分を残して上方より折り曲げ線溝6を形成
することで、トムソン刃3による押圧を解除した場合に
折り曲げ用凹条溝4部分が発泡合成樹脂の弾性復元力に
より復元するが、この場合、折り曲げ用凹条溝4部分の
両側の壁部とは折り曲げ線溝6により縁が切られている
ため、両側の壁部側に引かれる力がなくなり、従来に比
べて折り曲げ用凹条溝4の溝深さを深くでき、この結
果、折り曲げ用凹条溝4の溝深さを深くできることと折
り曲げ用凹条溝4の両側の折り曲げ線溝6の存在により
折り曲げが容易にでき、また90°近く折り曲げること
ができるようになったものである。
【0007】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1においてAは本発明に用いる切断プレ
ス装置であり、発泡合成樹脂シート1を容器の展開形状
に切断して切り取るための外周切取り用カッター刃2
と、容器の展開形状のものを容器形状に折り曲げるため
の折り曲げ部分に相当する箇所を押圧して折り曲げ用凹
条溝4を形成するトムソン刃3と、トムソン刃3両側に
配設されて折り曲げ用凹条溝4の両側に折り曲げ線溝6
を形成するための折り曲げ線溝形成用カッター刃5とを
備えているものである。ここで、折り曲げ線溝形成用カ
ッター刃5の下端をトムソン刃3の下端よりも僅かに上
方に位置させてある。また、外周切取り用カッター刃2
の下端はトムソン刃3の下端よりも下方に位置してい
る。
て詳述する。図1においてAは本発明に用いる切断プレ
ス装置であり、発泡合成樹脂シート1を容器の展開形状
に切断して切り取るための外周切取り用カッター刃2
と、容器の展開形状のものを容器形状に折り曲げるため
の折り曲げ部分に相当する箇所を押圧して折り曲げ用凹
条溝4を形成するトムソン刃3と、トムソン刃3両側に
配設されて折り曲げ用凹条溝4の両側に折り曲げ線溝6
を形成するための折り曲げ線溝形成用カッター刃5とを
備えているものである。ここで、折り曲げ線溝形成用カ
ッター刃5の下端をトムソン刃3の下端よりも僅かに上
方に位置させてある。また、外周切取り用カッター刃2
の下端はトムソン刃3の下端よりも下方に位置してい
る。
【0008】そして、上記のような切断プレス装置Aに
より発泡スチレンのような発泡合成樹脂シート1を図6
(a)(b)(c)の順序で切断プレスして容器素材B
を製造するのである。すなわち、切断プレス装置Aを下
降させると、図1(b)のように外周切取り用カッター
刃2により完全に容器の展開形状に切断され、トムソン
刃3により発泡合成樹脂シート1が押圧され折り曲げ用
凹条溝4が形成され、同時にトムソン刃3の両側に位置
する折り曲げ線溝形成用カッター刃5により折り曲げ用
凹条溝4の両側に折り曲げ線溝6が形成されて折り曲げ
用凹条溝4が両側壁と縁が切れる状態となる。この場
合、折り曲げ線溝形成用カッター刃5の下端をトムソン
刃3の下端よりも僅かに上方に位置させてあるので、折
り曲げ線溝形成用カッター刃5により発泡合成樹脂シー
ト1の下面の外皮7部分の手前までしか切断されず、外
皮7部分は切断されずに残されることになる。ところ
で、発泡スチレン等の合成樹脂シート1は押出成形によ
り形成する際に金型に接しているため外面側は内部に比
べて発泡しにくく、このため必然的に内部よりも緻密な
スキン層である外皮7が形成されるものである。そし
て、本発明によれば、折り曲げ線溝形成用カッター刃5
で折り曲げ線溝を形成しても下面側は上記の緻密なスキ
ン層である外皮7が残るのである。そして、図1(a)
の状態から切断プレス装置Aを上方に移動させて図1
(b)の状態にすると、折り曲げ用凹条溝4部分は素材
である発泡合成樹脂の弾性復元力により一定程度上方に
復元するが、この場合、折り曲げ用凹条溝4部分の両側
の壁部とは折り曲げ線溝6により縁が切られているた
め、両側の壁部側に引かれる力がなくなるものである。
したがって、図6(c)に示す従来に比べて折り曲げ用
凹条溝4の溝深さを深くできるものである。
より発泡スチレンのような発泡合成樹脂シート1を図6
(a)(b)(c)の順序で切断プレスして容器素材B
を製造するのである。すなわち、切断プレス装置Aを下
降させると、図1(b)のように外周切取り用カッター
刃2により完全に容器の展開形状に切断され、トムソン
刃3により発泡合成樹脂シート1が押圧され折り曲げ用
凹条溝4が形成され、同時にトムソン刃3の両側に位置
する折り曲げ線溝形成用カッター刃5により折り曲げ用
凹条溝4の両側に折り曲げ線溝6が形成されて折り曲げ
用凹条溝4が両側壁と縁が切れる状態となる。この場
合、折り曲げ線溝形成用カッター刃5の下端をトムソン
刃3の下端よりも僅かに上方に位置させてあるので、折
り曲げ線溝形成用カッター刃5により発泡合成樹脂シー
ト1の下面の外皮7部分の手前までしか切断されず、外
皮7部分は切断されずに残されることになる。ところ
で、発泡スチレン等の合成樹脂シート1は押出成形によ
り形成する際に金型に接しているため外面側は内部に比
べて発泡しにくく、このため必然的に内部よりも緻密な
スキン層である外皮7が形成されるものである。そし
て、本発明によれば、折り曲げ線溝形成用カッター刃5
で折り曲げ線溝を形成しても下面側は上記の緻密なスキ
ン層である外皮7が残るのである。そして、図1(a)
の状態から切断プレス装置Aを上方に移動させて図1
(b)の状態にすると、折り曲げ用凹条溝4部分は素材
である発泡合成樹脂の弾性復元力により一定程度上方に
復元するが、この場合、折り曲げ用凹条溝4部分の両側
の壁部とは折り曲げ線溝6により縁が切られているた
め、両側の壁部側に引かれる力がなくなるものである。
したがって、図6(c)に示す従来に比べて折り曲げ用
凹条溝4の溝深さを深くできるものである。
【0009】上記のようにして図2に示すような容器の
展開形状に切断した容器素材Bを製造するものである。
そして、このようにして製造した容器の展開形状に切断
した容器素材Bは、折り曲げ用凹条溝4部分で底片8に
対して側片9を折り曲げ、折り曲げた側片9の隣合う側
端縁同士を熱融着により固着して図3に示すような箱状
の容器Cを形成するものである。この場合、従来に比
べ、折り曲げ用凹条溝4の溝深さを深くできることと折
り曲げ用凹条溝4の両側の折り曲げ線溝6の存在によ
り、折り曲げ用凹条溝4部分における折り曲げが容易に
できることになる。また、また90°近く折り曲げても
支障はなく、折り曲げ部分にクラックが生じたりしない
ものである。
展開形状に切断した容器素材Bを製造するものである。
そして、このようにして製造した容器の展開形状に切断
した容器素材Bは、折り曲げ用凹条溝4部分で底片8に
対して側片9を折り曲げ、折り曲げた側片9の隣合う側
端縁同士を熱融着により固着して図3に示すような箱状
の容器Cを形成するものである。この場合、従来に比
べ、折り曲げ用凹条溝4の溝深さを深くできることと折
り曲げ用凹条溝4の両側の折り曲げ線溝6の存在によ
り、折り曲げ用凹条溝4部分における折り曲げが容易に
できることになる。また、また90°近く折り曲げても
支障はなく、折り曲げ部分にクラックが生じたりしない
ものである。
【0010】図2に示す実施例においては、蓋片無しの
容器素材Bの例を示しているが、図4のような蓋片10
を一連に有する容器素材Bも同様にして製造できる。こ
の場合も、側片9と蓋片10との折り曲げ部分には底片
8と側片9との折り曲げ部分と同様に折り曲げ用凹条溝
4と折り曲げ用凹条溝4の両側の折り曲げ線溝6が形成
されるものである。図5はこのような蓋片10付きの容
器素材Bを組み立てて容器Cを形成した図面である。ま
た、発泡合成樹脂シート1を容器の展開形状に切断する
に当たっては、図2、図4の展開形状のみに限定され
ず、他の種々の展開形状であってもよいのはもちろんで
ある。また、容器素材Bを容器に組み立てる際に側片9
の側端縁同士を接続するに当たっては、熱融着の例を示
したが、熱融着以外の他の固着手段により接続してもよ
いものである。
容器素材Bの例を示しているが、図4のような蓋片10
を一連に有する容器素材Bも同様にして製造できる。こ
の場合も、側片9と蓋片10との折り曲げ部分には底片
8と側片9との折り曲げ部分と同様に折り曲げ用凹条溝
4と折り曲げ用凹条溝4の両側の折り曲げ線溝6が形成
されるものである。図5はこのような蓋片10付きの容
器素材Bを組み立てて容器Cを形成した図面である。ま
た、発泡合成樹脂シート1を容器の展開形状に切断する
に当たっては、図2、図4の展開形状のみに限定され
ず、他の種々の展開形状であってもよいのはもちろんで
ある。また、容器素材Bを容器に組み立てる際に側片9
の側端縁同士を接続するに当たっては、熱融着の例を示
したが、熱融着以外の他の固着手段により接続してもよ
いものである。
【0011】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、トム
ソン刃両側に折り曲げ線溝形成用カッター刃を配置して
該折り曲げ線溝形成用カッター刃の下端をトムソン刃の
下端よりも僅かに上方に位置させ、トムソン刃で発泡合
成樹脂シートの上面部を押圧して折り曲げ用凹条溝を形
成すると共にトムソン刃両側に配置した折り曲げ線溝形
成用カッター刃により折り曲げ用凹条溝の両側に沿って
発泡合成樹脂シートの下面の外皮部分を残して上方より
折り曲げ線溝を形成するので、トムソン刃による押圧を
解除した場合に折り曲げ用凹条溝部分が発泡合成樹脂の
弾性復元力により復元するが、この場合、折り曲げ用凹
条溝部分の両側の壁部とは折り曲げ線溝により縁が切ら
れているため、両側の壁部側に引かれる力がなくなり、
従来に比べて折り曲げ用凹条溝の溝深さを深くでき、こ
の結果、折り曲げ用凹条溝の溝深さを深くできることと
折り曲げ用凹条溝の両側の折り曲げ線溝の存在により折
り曲げが容易にでき、また90°近く折り曲げることが
できるものであり、折り曲げた場合における内部に蓄積
される弾性復元力が従来のように大きくなくて折り曲げ
部分に亀裂が生じたり、折り曲げた側片の中央部分が外
方にひろがって容器が太鼓状になるといったおそれがな
いものである。
ソン刃両側に折り曲げ線溝形成用カッター刃を配置して
該折り曲げ線溝形成用カッター刃の下端をトムソン刃の
下端よりも僅かに上方に位置させ、トムソン刃で発泡合
成樹脂シートの上面部を押圧して折り曲げ用凹条溝を形
成すると共にトムソン刃両側に配置した折り曲げ線溝形
成用カッター刃により折り曲げ用凹条溝の両側に沿って
発泡合成樹脂シートの下面の外皮部分を残して上方より
折り曲げ線溝を形成するので、トムソン刃による押圧を
解除した場合に折り曲げ用凹条溝部分が発泡合成樹脂の
弾性復元力により復元するが、この場合、折り曲げ用凹
条溝部分の両側の壁部とは折り曲げ線溝により縁が切ら
れているため、両側の壁部側に引かれる力がなくなり、
従来に比べて折り曲げ用凹条溝の溝深さを深くでき、こ
の結果、折り曲げ用凹条溝の溝深さを深くできることと
折り曲げ用凹条溝の両側の折り曲げ線溝の存在により折
り曲げが容易にでき、また90°近く折り曲げることが
できるものであり、折り曲げた場合における内部に蓄積
される弾性復元力が従来のように大きくなくて折り曲げ
部分に亀裂が生じたり、折り曲げた側片の中央部分が外
方にひろがって容器が太鼓状になるといったおそれがな
いものである。
【図1】(a)、(b)、(c)は本発明の製造順序を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明により製造された容器素材の平面図であ
る。
る。
【図3】同上の容器素材を組み立てて形成した容器の斜
視図である。
視図である。
【図4】他の実施例の容器素材の平面図である。
【図5】同上の容器素材を組み立てて形成した容器の斜
視図である。
視図である。
【図6】(a)、(b)、(c)は従来例の製造順序を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】従来例の容器素材の平面図である。
【図8】従来例の容器素材を組み立てて形成した容器の
平面図である。
平面図である。
1 発泡合成樹脂シート 2 外周切取り用カッター刃 3 トムソン刃 4 折り曲げ用凹条溝 5 折り曲げ線溝形成用カッター刃 6 折り曲げ線溝
Claims (1)
- 【請求項1】 発泡合成樹脂シートを外周切取り用カッ
ター刃で容器の展開形状に切断して切り取ると共に展開
形状のものを容器形状に折り曲げるための折り曲げ部分
に相当する箇所をトムソン刃で押圧して折り曲げ用凹条
溝を形成するものにおいて、トムソン刃両側に折り曲げ
線溝形成用カッター刃を配置して該折り曲げ線溝形成用
カッター刃の下端をトムソン刃の下端よりも僅かに上方
に位置させ、トムソン刃で発泡合成樹脂シートの上面部
を押圧して折り曲げ用凹条溝を形成すると共にトムソン
刃両側に配置した折り曲げ線溝形成用カッター刃により
折り曲げ用凹条溝の両側に沿って発泡合成樹脂シートの
下面の外皮部分を残して上方より折り曲げ線溝を形成す
ることを特徴とする容器素材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4049370A JPH08441B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 容器素材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4049370A JPH08441B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 容器素材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06198770A JPH06198770A (ja) | 1994-07-19 |
JPH08441B2 true JPH08441B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=12829145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4049370A Expired - Lifetime JPH08441B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 容器素材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08441B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7268229B2 (en) | 2001-11-02 | 2007-09-11 | Promega Corporation | Compounds to co-localize luminophores with luminescent proteins |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH059923U (ja) * | 1991-07-18 | 1993-02-09 | 共栄商事株式会社 | 折り目線入りプラスチツクシート |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP4049370A patent/JPH08441B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06198770A (ja) | 1994-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4199097A (en) | Blank for cup-shaped container of cardboard or the like | |
EP0816239A1 (en) | Packaging container and tool for the manufacture thereof | |
JPH08441B2 (ja) | 容器素材の製造方法 | |
JPH09328170A (ja) | 紙製緩衝材の乾式製造方法 | |
US4686754A (en) | Method for manufacturing a heat insulating shaped bar | |
JP3190580U (ja) | 段ボール箱用シート及び段ボールシート用凹部形成具 | |
KR950702471A (ko) | 재생 가소성 재료의 합성 타일 및 그 제조 방법(manufacturing process and composite tile of plastic material of recovery obtained by said process) | |
EP3102037B1 (en) | A cooking mould for food products and process for realising the same | |
JP4339088B2 (ja) | 樹脂ボードの端末構造及び端末処理方法 | |
JP2009126553A (ja) | プラスチックシート成形容器とその製造方法および製造装置 | |
JP2004155476A (ja) | 発泡スチロール成形品のヒンジ部構造 | |
JP5075098B2 (ja) | 段ボール箱及びその抜型 | |
JPH0970905A (ja) | 段ボール紙の折り曲げ罫線及びその形成装置 | |
JPH0784218B2 (ja) | 密閉段ボ−ル箱及びその製造方法 | |
JPH06122167A (ja) | 嵌合溝を持つ容器素材及びその形成方法 | |
JPH0747620A (ja) | 折り曲げ溝を持つ容器素材及びその形成方法 | |
JP4480364B2 (ja) | 熱プレスによる罫線入り成形体の製造方法 | |
JP2538088Y2 (ja) | 紙製食器 | |
JPH10230963A (ja) | 折り畳みコンテナー | |
JP3283652B2 (ja) | 発泡スチロール容器 | |
JP3041501B2 (ja) | 折 箱 | |
KR100294137B1 (ko) | 굽힘용괘선을갖는복합플라스틱시이트재 | |
JP2575780Y2 (ja) | 食品包装用トレー | |
JP2003312643A (ja) | プラスチック段ボールの端面処理方法と端面処理したプラスチック段ボールで製造した箱 | |
JPS5823811B2 (ja) | コンテナ用枠体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960709 |