JP3283652B2 - 発泡スチロール容器 - Google Patents
発泡スチロール容器Info
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- JP3283652B2 JP3283652B2 JP19769593A JP19769593A JP3283652B2 JP 3283652 B2 JP3283652 B2 JP 3283652B2 JP 19769593 A JP19769593 A JP 19769593A JP 19769593 A JP19769593 A JP 19769593A JP 3283652 B2 JP3283652 B2 JP 3283652B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家電商品包装、水産物
包装、青果物包装などに好適に用いられる発泡スチロー
ル容器に関するものである。
包装、青果物包装などに好適に用いられる発泡スチロー
ル容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】いわゆる発泡スチロール容器は、発泡ポ
リスチレンが独立気泡になっていることから緩衝性や断
熱性に優れており、この点が評価されて従来より上記し
た如き用途に多用されている。そして、この発泡スチロ
ール容器は箱形状のままでは嵩張ることから、最近では
容器自体を可倒式にして廃棄時に簡単に潰せるようにし
たものが知られている。
リスチレンが独立気泡になっていることから緩衝性や断
熱性に優れており、この点が評価されて従来より上記し
た如き用途に多用されている。そして、この発泡スチロ
ール容器は箱形状のままでは嵩張ることから、最近では
容器自体を可倒式にして廃棄時に簡単に潰せるようにし
たものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、可倒式
の発泡スチロール容器は展開形状で作成するため、金型
として大面積のものを必要とするので製造コストや生産
性に難があった。また、発泡スチロール容器はその表面
に綺麗な印刷等を施すことができないため、美粧性のあ
る箱が得られないという欠点もあった。
の発泡スチロール容器は展開形状で作成するため、金型
として大面積のものを必要とするので製造コストや生産
性に難があった。また、発泡スチロール容器はその表面
に綺麗な印刷等を施すことができないため、美粧性のあ
る箱が得られないという欠点もあった。
【０００４】本発明は、上記のような欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、大型の金型
を使用せずとも廃棄時に容易に潰すことができるように
し、しかも美粧性をも兼ね備えることのできる発泡スチ
ロール容器を提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、大型の金型
を使用せずとも廃棄時に容易に潰すことができるように
し、しかも美粧性をも兼ね備えることのできる発泡スチ
ロール容器を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の発泡スチロール容器は、多角形状をした
底パネルの周囲各辺からそれぞれ側パネルを立設した形
状であって各縦方向コーナー部に沿って内側からそれぞ
れ切溝を設けた発泡スチロール製の容器本体と、この容
器本体の側パネル外側を覆うように熱収縮性フィルムを
シュリンクした胴巻フィルムとからなり、熱収縮性フィ
ルムをシュリンクすることにより加わる圧力で側パネル
が中心方向に押された状態になって容器本体の強度が維
持されていることを特徴としている。そして、２列の縦
方向のミシン目により胴巻フィルムに帯状の破断領域を
形成した形態にすることが好ましいものである。
めに、本発明の発泡スチロール容器は、多角形状をした
底パネルの周囲各辺からそれぞれ側パネルを立設した形
状であって各縦方向コーナー部に沿って内側からそれぞ
れ切溝を設けた発泡スチロール製の容器本体と、この容
器本体の側パネル外側を覆うように熱収縮性フィルムを
シュリンクした胴巻フィルムとからなり、熱収縮性フィ
ルムをシュリンクすることにより加わる圧力で側パネル
が中心方向に押された状態になって容器本体の強度が維
持されていることを特徴としている。そして、２列の縦
方向のミシン目により胴巻フィルムに帯状の破断領域を
形成した形態にすることが好ましいものである。
【０００６】
【作用】上述の構成からなる本発明の発泡スチロール容
器では、胴巻フィルムが容器本体の側パネルを覆って強
度を維持する役目を果たす。また、容器本体の縦方向コ
ーナー部に設けた切溝が容器本体を潰す操作を容易にす
る。また、破断領域はこれを剥ぎとることにより胴巻フ
ィルムを外すのを容易ならしめる。
器では、胴巻フィルムが容器本体の側パネルを覆って強
度を維持する役目を果たす。また、容器本体の縦方向コ
ーナー部に設けた切溝が容器本体を潰す操作を容易にす
る。また、破断領域はこれを剥ぎとることにより胴巻フ
ィルムを外すのを容易ならしめる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【０００８】図１は本発明の一実施例としての発泡スチ
ロール容器を示す斜視図、図２は容器本体の斜視図であ
る。
ロール容器を示す斜視図、図２は容器本体の斜視図であ
る。
【０００９】図２に示す容器本体１は、スチレン樹脂に
発泡剤を配合した発泡スチレンを用い、これを金型内で
加熱して膨張させることで、図示の如く矩形状の底パネ
ル１１の周囲４辺からそれぞれ側パネル１２〜１５を立
設した直方体形状の発泡体成形品を作成し、次いでその
４隅の縦方向に沿って内側から切溝ａ〜ｄを設けたもの
である。
発泡剤を配合した発泡スチレンを用い、これを金型内で
加熱して膨張させることで、図示の如く矩形状の底パネ
ル１１の周囲４辺からそれぞれ側パネル１２〜１５を立
設した直方体形状の発泡体成形品を作成し、次いでその
４隅の縦方向に沿って内側から切溝ａ〜ｄを設けたもの
である。
【００１０】図１に示す発泡スチロール容器は、この容
器本体１における側パネル１２〜１５の外側を覆うよう
に熱収縮性フィルムをシュリンクして胴巻フィルム２を
形成することで作成されている。容器本体１には４隅に
切溝ａ〜ｄがあって使用時に壊れやすい状態になってい
るが、このように熱収縮性フィルムをシュリンクするこ
とにより回りに圧力が加わり、側パネル１２〜１５が中
心方向に押された状態になって強度が維持されるので、
従来の発泡スチロール容器と同様に使用することができ
る。なお、この胴巻フィルム２に印刷等を施すことによ
り発泡スチロール容器に美粧性を付与することができ
る。また、本実施例では図示の如く２列のミシン目２
１，２２により帯状の破断領域２３を形成した熱収縮性
フィルムを用いて胴巻フィルム２を形成している。
器本体１における側パネル１２〜１５の外側を覆うよう
に熱収縮性フィルムをシュリンクして胴巻フィルム２を
形成することで作成されている。容器本体１には４隅に
切溝ａ〜ｄがあって使用時に壊れやすい状態になってい
るが、このように熱収縮性フィルムをシュリンクするこ
とにより回りに圧力が加わり、側パネル１２〜１５が中
心方向に押された状態になって強度が維持されるので、
従来の発泡スチロール容器と同様に使用することができ
る。なお、この胴巻フィルム２に印刷等を施すことによ
り発泡スチロール容器に美粧性を付与することができ
る。また、本実施例では図示の如く２列のミシン目２
１，２２により帯状の破断領域２３を形成した熱収縮性
フィルムを用いて胴巻フィルム２を形成している。
【００１１】上記の発泡スチロール容器を使用後に廃棄
するに際しては、まず図３に示すように破断領域２３を
その両サイドのミシン目２１，２２で剥ぎ取って胴巻フ
ィルム２を外す。次いで、図４に示すように、切溝ａ〜
ｄの部分で容器本体１の側パネル１２〜１５を分断する
とともに、側パネル１２〜１５を底パネル１１から折り
破って容器本体１を各パネルに分解する。これにより発
泡スチロール容器を容易にこわすことができる。なお、
破断領域２３を形成しない場合には、カッター等で胴巻
フィルム２を切るようにすればよい。
するに際しては、まず図３に示すように破断領域２３を
その両サイドのミシン目２１，２２で剥ぎ取って胴巻フ
ィルム２を外す。次いで、図４に示すように、切溝ａ〜
ｄの部分で容器本体１の側パネル１２〜１５を分断する
とともに、側パネル１２〜１５を底パネル１１から折り
破って容器本体１を各パネルに分解する。これにより発
泡スチロール容器を容易にこわすことができる。なお、
破断領域２３を形成しない場合には、カッター等で胴巻
フィルム２を切るようにすればよい。
【００１２】なお、上記の実施例では、容器本体が直方
体形状をした場合を挙げて説明したが、底パネルを六角
形や八角形などの多角形状とし、その周囲各辺からそれ
ぞれ側パネルを立設した形状としてもよいものである。
体形状をした場合を挙げて説明したが、底パネルを六角
形や八角形などの多角形状とし、その周囲各辺からそれ
ぞれ側パネルを立設した形状としてもよいものである。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発泡スチ
ロール容器は、多角形状をした底パネルの周囲各辺から
それぞれ側パネルを立設した形状であって各縦方向コー
ナー部に沿って内側からそれぞれ切溝を設けた発泡スチ
ロール製の容器本体と、この容器本体の側パネル外側を
覆うように熱収縮性フィルムをシュリンクした胴巻フィ
ルムとを組み合わせ、熱収縮性フィルムをシュリンクす
ることにより加わる圧力で側パネルが中心方向に押され
た状態になって容器本体の強度が維持されているように
構成したので、使用時にはその強度が保たれ、しかも廃
棄の際には胴巻フィルムを破って各パネルを分断するこ
とで容易につぶせることから、従来の可倒式の発泡スチ
ロール容器のように大型の金型を必要とするものに比べ
て、製造コストが押さえられ生産性にも問題を生じるこ
とがない。また、胴巻フィルムに綺麗な印刷等を施すこ
とが可能なので美粧性にも貢献することができる。
ロール容器は、多角形状をした底パネルの周囲各辺から
それぞれ側パネルを立設した形状であって各縦方向コー
ナー部に沿って内側からそれぞれ切溝を設けた発泡スチ
ロール製の容器本体と、この容器本体の側パネル外側を
覆うように熱収縮性フィルムをシュリンクした胴巻フィ
ルムとを組み合わせ、熱収縮性フィルムをシュリンクす
ることにより加わる圧力で側パネルが中心方向に押され
た状態になって容器本体の強度が維持されているように
構成したので、使用時にはその強度が保たれ、しかも廃
棄の際には胴巻フィルムを破って各パネルを分断するこ
とで容易につぶせることから、従来の可倒式の発泡スチ
ロール容器のように大型の金型を必要とするものに比べ
て、製造コストが押さえられ生産性にも問題を生じるこ
とがない。また、胴巻フィルムに綺麗な印刷等を施すこ
とが可能なので美粧性にも貢献することができる。
【図１】本発明の一実施例としての発泡スチロール容器
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】容器本体の斜視図である。
【図３】胴巻フィルムを剥ぎ取る様子を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】容器本体を各パネルに分解する様子を示す斜視
図である。
図である。
１ 容器本体 １１ 底パネル １２〜１５ 側パネル ２ 胴巻フィルム ２１，２２ ミシン目 ２３ 破断領域
Claims (2)
- 【請求項１】 多角形状をした底パネルの周囲各辺から
それぞれ側パネルを立設した形状であって各縦方向コー
ナー部に沿って内側からそれぞれ切溝を設けた発泡スチ
ロール製の容器本体と、この容器本体の側パネル外側を
覆うように熱収縮性フィルムをシュリンクした胴巻フィ
ルムとからなり、熱収縮性フィルムをシュリンクするこ
とにより加わる圧力で側パネルが中心方向に押された状
態になって容器本体の強度が維持されていることを特徴
とする発泡スチロール容器。 - 【請求項２】 ２列の縦方向のミシン目により胴巻フィ
ルムに帯状の破断領域を形成したことを特徴とする請求
項１記載の発泡スチロール容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19769593A JP3283652B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 発泡スチロール容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19769593A JP3283652B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 発泡スチロール容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741059A JPH0741059A (ja) | 1995-02-10 |
| JP3283652B2 true JP3283652B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=16378824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19769593A Expired - Fee Related JP3283652B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 発泡スチロール容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3283652B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4576302B2 (ja) * | 2005-07-21 | 2010-11-04 | 積水化成品工業株式会社 | 梱包材 |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP19769593A patent/JP3283652B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0741059A (ja) | 1995-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090301 Year of fee payment: 7 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301 Year of fee payment: 8 |
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