JPH0843820A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH0843820A JPH0843820A JP6183580A JP18358094A JPH0843820A JP H0843820 A JPH0843820 A JP H0843820A JP 6183580 A JP6183580 A JP 6183580A JP 18358094 A JP18358094 A JP 18358094A JP H0843820 A JPH0843820 A JP H0843820A
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- light
- light source
- liquid crystal
- light guide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】液晶表示装置用のバックライトにおける光源反
射シートなどの導光体表面への取付け個所を光らせるこ
となく、かつ光吸収せずに固定する。 【構成】導光体13a と、導光体の少なくとも一端面に配
置した線状光源12と、線状光源の導光体対向領域を除い
た周囲に設置した光源反射シート6と、導光体の一方の
面に積層した拡散板13c と、導光体の他方の面に積層し
た反射板13b と、拡散板側に対面して配置した液晶表示
素子とを少なくとも備えた、光源反射シートの端縁を導
光体の一端面側両面縁辺に重ね合わせると共に、重ね合
わせた光源反射シートの端縁と導光体の一端面側両面縁
辺との間に全反射性媒体6aを介挿した。
射シートなどの導光体表面への取付け個所を光らせるこ
となく、かつ光吸収せずに固定する。 【構成】導光体13a と、導光体の少なくとも一端面に配
置した線状光源12と、線状光源の導光体対向領域を除い
た周囲に設置した光源反射シート6と、導光体の一方の
面に積層した拡散板13c と、導光体の他方の面に積層し
た反射板13b と、拡散板側に対面して配置した液晶表示
素子とを少なくとも備えた、光源反射シートの端縁を導
光体の一端面側両面縁辺に重ね合わせると共に、重ね合
わせた光源反射シートの端縁と導光体の一端面側両面縁
辺との間に全反射性媒体6aを介挿した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置にかか
り、特に、有効表示領域の減少を低減し、有効領域の全
面にわたって均一な輝度が得られる光源構造を備えた液
晶表示装置に関する。
り、特に、有効表示領域の減少を低減し、有効領域の全
面にわたって均一な輝度が得られる光源構造を備えた液
晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の画像を表示するための表示デバイ
スとして、近年、液晶表示装置が多方面に使用されるよ
うになった。
スとして、近年、液晶表示装置が多方面に使用されるよ
うになった。
【0003】液晶表示装置は、その画素選択方式の違い
により、単純マトリクス型とアクティブ・マトリクス型
とに分けられる。
により、単純マトリクス型とアクティブ・マトリクス型
とに分けられる。
【0004】単純マトリクス型の液晶表示装置は、交差
する2組の電極間にSTN等の液晶を封入し、上記電極
の交差部で画素を形成するものである。
する2組の電極間にSTN等の液晶を封入し、上記電極
の交差部で画素を形成するものである。
【0005】一方、アクティブ・マトリクス方式の液晶
表示装置は、マトリクス状に配列された複数の画素電極
のそれぞれに対応して非線形素子(スイッチング素子)
を設けたものである。各画素における液晶は、理論的に
は常時駆動(デューティ比 1/1)されているので、時
分割駆動方式を採用している単純マトリクス方式と比べ
てアクティブ方式はコントラストが良く、特にカラー液
晶表示装置では欠かせない技術となりつつある。スイッ
チング素子として代表的なものとしては薄膜トランジス
タ(TFT)がある。
表示装置は、マトリクス状に配列された複数の画素電極
のそれぞれに対応して非線形素子(スイッチング素子)
を設けたものである。各画素における液晶は、理論的に
は常時駆動(デューティ比 1/1)されているので、時
分割駆動方式を採用している単純マトリクス方式と比べ
てアクティブ方式はコントラストが良く、特にカラー液
晶表示装置では欠かせない技術となりつつある。スイッ
チング素子として代表的なものとしては薄膜トランジス
タ(TFT)がある。
【0006】しかし、最近の単純マトリクス型の液晶表
示装置も、その駆動方式、あるいは液晶構造の改善によ
り、高品質のカラー画像表示が可能となっている。
示装置も、その駆動方式、あるいは液晶構造の改善によ
り、高品質のカラー画像表示が可能となっている。
【0007】これらの液晶表示装置においては、一般
に、その液晶表示素子で構成した液晶パネルの裏面から
光を照射する、所謂バックライトが組み込まれている。
に、その液晶表示素子で構成した液晶パネルの裏面から
光を照射する、所謂バックライトが組み込まれている。
【0008】このバックライトは、光拡散板とアクリル
板等の透明な材料からなる導光体および反射板等を積層
してなり、該導光板の少なくとも一辺に沿って配置され
た線状の光源とを備えてなり、この線状の光源からの光
を導光体で液晶表示素子方向に誘導することで面光源と
するものである。
板等の透明な材料からなる導光体および反射板等を積層
してなり、該導光板の少なくとも一辺に沿って配置され
た線状の光源とを備えてなり、この線状の光源からの光
を導光体で液晶表示素子方向に誘導することで面光源と
するものである。
【0009】そして、上記線状の光源として、一般に冷
陰極管(冷陰極蛍光管、通常CFLと称する)が用いら
れ、その導光体と対向する領域を除く周囲に当該冷陰極
管の光を効率よく導光体に導入するための反射シート
(光源反射シート)が設置されている。
陰極管(冷陰極蛍光管、通常CFLと称する)が用いら
れ、その導光体と対向する領域を除く周囲に当該冷陰極
管の光を効率よく導光体に導入するための反射シート
(光源反射シート)が設置されている。
【0010】図8は従来の液晶表示装置に設置されてい
るバックライトの一構成例を説明する要部断面図であっ
て、6は光源反射シート、6f,6gは両面粘着テー
プ、12は冷陰極管、13aは導光体、13bは反射
板、13cは拡散板、13fは導光体の反射板側の面に
印刷等で形成した拡散パターン、13gは溶着スポツト
である。
るバックライトの一構成例を説明する要部断面図であっ
て、6は光源反射シート、6f,6gは両面粘着テー
プ、12は冷陰極管、13aは導光体、13bは反射
板、13cは拡散板、13fは導光体の反射板側の面に
印刷等で形成した拡散パターン、13gは溶着スポツト
である。
【0011】同図において、通常、導光体13aに反射
板13bや拡散板13cの取付け、および光源反射シー
ト6の固定は両面粘着テープ6f,6gによって行なわ
れている。
板13bや拡散板13cの取付け、および光源反射シー
ト6の固定は両面粘着テープ6f,6gによって行なわ
れている。
【0012】この両面テープ6f,6gは不織布基材な
どの使用で非透明性であるため、特に拡散板13c側
(上部)の当該両面テープによる固定部分に起因して異
常に明るく光ってしまう。この光った分は有効輝度とし
て活かされずに光の損失となり、更に反射板13bにこ
の取付部の光が映って、矢印で示したように斜め上部か
ら見えてしまう。
どの使用で非透明性であるため、特に拡散板13c側
(上部)の当該両面テープによる固定部分に起因して異
常に明るく光ってしまう。この光った分は有効輝度とし
て活かされずに光の損失となり、更に反射板13bにこ
の取付部の光が映って、矢印で示したように斜め上部か
ら見えてしまう。
【0013】このため導光体では光源と利用発光面との
距離Rを大きく取って、該取付け発光の影響を避ける必
要があり、有効面積が狭くなってしまうという欠点があ
った。
距離Rを大きく取って、該取付け発光の影響を避ける必
要があり、有効面積が狭くなってしまうという欠点があ
った。
【0014】図9は従来の液晶表示装置に設置されてい
るバックライトの他の構成例を説明する要部断面図であ
って、13hは黒色処理部、図8と同一符号は同一部分
に対応する。
るバックライトの他の構成例を説明する要部断面図であ
って、13hは黒色処理部、図8と同一符号は同一部分
に対応する。
【0015】同図においては、導光体13aの反射板1
3b側(下部)の光源反射シート6の固定部に印刷等に
よる黒色処理部13hを設けて両面テープによる反射光
が反射板13bに達しないようにしているが、光の利用
効率が低下してしまうという問題があった。
3b側(下部)の光源反射シート6の固定部に印刷等に
よる黒色処理部13hを設けて両面テープによる反射光
が反射板13bに達しないようにしているが、光の利用
効率が低下してしまうという問題があった。
【0016】なお、この種の光源反射シートの導光体へ
の固定に関する従来技術を開示したものとしては、特開
平4-324821号公報を挙げることができる。
の固定に関する従来技術を開示したものとしては、特開
平4-324821号公報を挙げることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】特に、可搬型の液晶表
示装置では有効領域の縮小は小型化するための避けなけ
ればならない。しかし、上記従来の技術では光源の発光
々を効率よく液晶表示素子の照明の利用することが困難
であった。
示装置では有効領域の縮小は小型化するための避けなけ
ればならない。しかし、上記従来の技術では光源の発光
々を効率よく液晶表示素子の照明の利用することが困難
であった。
【0018】本発明の目的は、従来の課題を解決し、液
晶表示装置用の光源装置(バックライト)における光源
反射シートなどの導光体表面への取付け個所を光らせる
ことなく、かつ光吸収せずに固定した液晶表示装置を提
供することにある。
晶表示装置用の光源装置(バックライト)における光源
反射シートなどの導光体表面への取付け個所を光らせる
ことなく、かつ光吸収せずに固定した液晶表示装置を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の第1の発明は、導光体と、前記導光
体の少なくとも一端面に配置した線状光源と、前記線状
光源の前記導光体対向領域を除いた周囲に設置した光源
反射シートと、前記導光体の一方の面に積層した拡散板
と、前記導光体の他方の面に積層した反射板と、前記拡
散板側に対面して配置した液晶表示素子とを少なくとも
備えた液晶表示装置において、前記光源反射シートの端
縁を前記導光体の前記一端面側両面縁辺に重ね合わせる
と共に、前記重ね合わせた前記光源反射シートの端縁と
前記導光体の前記一端面側両面縁辺との間に全反射性媒
体を介挿してなることを特徴とする。
に請求項1に記載の第1の発明は、導光体と、前記導光
体の少なくとも一端面に配置した線状光源と、前記線状
光源の前記導光体対向領域を除いた周囲に設置した光源
反射シートと、前記導光体の一方の面に積層した拡散板
と、前記導光体の他方の面に積層した反射板と、前記拡
散板側に対面して配置した液晶表示素子とを少なくとも
備えた液晶表示装置において、前記光源反射シートの端
縁を前記導光体の前記一端面側両面縁辺に重ね合わせる
と共に、前記重ね合わせた前記光源反射シートの端縁と
前記導光体の前記一端面側両面縁辺との間に全反射性媒
体を介挿してなることを特徴とする。
【0020】また、請求項2に記載の第2の発明は、前
記光源反射シートが白色などの乱反射性の場合の端縁と
前記導光体の前記一端面側両面縁辺との間に介挿する前
記全反射性媒体が、銀シートまたはアルミニウムシート
からなる単体反射シートの何れか、もしくは、銀シート
またはアルミニウムを蒸着した樹脂フィルムからなる複
合シートと、前記単体シートまたは複合シートの反射面
と前記導光体との間に介在した透明接着剤もしくは透明
粘着剤又は透明な両面粘着テープとからなることを特徴
とする。
記光源反射シートが白色などの乱反射性の場合の端縁と
前記導光体の前記一端面側両面縁辺との間に介挿する前
記全反射性媒体が、銀シートまたはアルミニウムシート
からなる単体反射シートの何れか、もしくは、銀シート
またはアルミニウムを蒸着した樹脂フィルムからなる複
合シートと、前記単体シートまたは複合シートの反射面
と前記導光体との間に介在した透明接着剤もしくは透明
粘着剤又は透明な両面粘着テープとからなることを特徴
とする。
【0021】さらに、請求項3に記載の第3の発明は、
前記全反射性媒体が空気層であることを特徴とする。
前記全反射性媒体が空気層であることを特徴とする。
【0022】そして、請求項4に記載の第4の発明は、
前記光源反射シートの端縁の前記導光体の前記一端面側
両面縁辺に対面する領域に粗面加工を施してなることを
特徴とする。
前記光源反射シートの端縁の前記導光体の前記一端面側
両面縁辺に対面する領域に粗面加工を施してなることを
特徴とする。
【0023】
【作用】光が屈折率の大きい媒質から屈折率の小さい媒
質へ向かう場合、光は両物質の界面で屈折する。屈折率
の大きい媒質側で入射角を変えていった場合、屈折光が
境界面で完全反射が始まる角度、すなわち臨界角が存在
する。
質へ向かう場合、光は両物質の界面で屈折する。屈折率
の大きい媒質側で入射角を変えていった場合、屈折光が
境界面で完全反射が始まる角度、すなわち臨界角が存在
する。
【0024】臨界角以上で入射する光は全て全反射され
る。例えば、透過率の高い樹脂として良く利用されてい
るアクリル樹脂の場合は、その臨界角は42度15分で
ある。
る。例えば、透過率の高い樹脂として良く利用されてい
るアクリル樹脂の場合は、その臨界角は42度15分で
ある。
【0025】液晶表示装置のバックライトに用いられる
導光体は、臨界角による全反射を利用して薄型高輝度の
面光源を得るものであり、導光体端面から入射した光は
導光体上下面で何もされていない透明な場所では、導光
体端面から入射した光をワンポイントの場所で光の強さ
と方向を見ると、ビーム状になって導光体表面で空気層
との屈折率差による全反射を繰返して進む。
導光体は、臨界角による全反射を利用して薄型高輝度の
面光源を得るものであり、導光体端面から入射した光は
導光体上下面で何もされていない透明な場所では、導光
体端面から入射した光をワンポイントの場所で光の強さ
と方向を見ると、ビーム状になって導光体表面で空気層
との屈折率差による全反射を繰返して進む。
【0026】図10は本発明による液晶表示装置を構成
する面光源の作用を透明長方体に光を当てたときの入射
光,透過光,反射光の進行を説明する模式図である。
する面光源の作用を透明長方体に光を当てたときの入射
光,透過光,反射光の進行を説明する模式図である。
【0027】図11は透明体としてのアクリルの透過
率,反射率の説明図であって、(a)はアクリルへの光
の入射角に対する透過率、(b)はアクリル中の光の入
射角と反射率を示す。
率,反射率の説明図であって、(a)はアクリルへの光
の入射角に対する透過率、(b)はアクリル中の光の入
射角と反射率を示す。
【0028】一般に、アクリルなど透明物質1Aに入射
した入射光Iは図10に示される透過光Rと反射光I’
に分かれて進むことが知られている。また、アクリル1
Aにおける入射角iと透過光Rの関係は図11(a)に
示される。
した入射光Iは図10に示される透過光Rと反射光I’
に分かれて進むことが知られている。また、アクリル1
Aにおける入射角iと透過光Rの関係は図11(a)に
示される。
【0029】上記図10と図11(a)に示した関係で
気付き難いこと、勘違いし易い点として次の三点を挙げ
ることができる。
気付き難いこと、勘違いし易い点として次の三点を挙げ
ることができる。
【0030】(1)反射光I’には、100%反射する
ところの全反射である臨界角は無い。従ってアクリル1
Aの入射端面1Aiとほぼ平行(入射角iが約90°)
でも反射光は100%にはならず、従ってわずかながら
も透過光は生じる。
ところの全反射である臨界角は無い。従ってアクリル1
Aの入射端面1Aiとほぼ平行(入射角iが約90°)
でも反射光は100%にはならず、従ってわずかながら
も透過光は生じる。
【0031】(2)透過角rは物質で決まる屈折率より
大きくならない(屈折率=sin i/sinr、アクリルの場
合は1.49)。従って、アクリルの場合は入射角iが
最も大きい90°でも透過角rは42°であり、透過光
Rには透過角rが42°より大きい光線は生じない。
大きくならない(屈折率=sin i/sinr、アクリルの場
合は1.49)。従って、アクリルの場合は入射角iが
最も大きい90°でも透過角rは42°であり、透過光
Rには透過角rが42°より大きい光線は生じない。
【0032】(3)一方、アクリル1Aに入った透過光
Rの反射特性は図11(b)に示したようになる。
Rの反射特性は図11(b)に示したようになる。
【0033】この透過光Rにはアクリル1Aの上面1A
uへの入射角sが42°以上で反射率が100%の全反
射が起こる。この全反射の起こり始めの42°がアクリ
ルでの臨界角といわれる。
uへの入射角sが42°以上で反射率が100%の全反
射が起こる。この全反射の起こり始めの42°がアクリ
ルでの臨界角といわれる。
【0034】導光体の場合図10の入射端面1Aiと直
角をなす上面1Auに透過光Rがあたると、上面1Au
での入射角sは上面1Auに当る全ての光が透過光Rの
透過角rが上記したように全て42゜以下であるため、
s=180−90−r(直角三角形の残りの角度)で臨
界角の42°より大きい48°以上である。即ち、アク
リル1Aに入った透過光Rは上,下面1Au,1Adに
対して全て全反射する光線のみであり、上,下面1A
u,1Adで全反射をくり返して対向端面1Aoへ抜け
る。
角をなす上面1Auに透過光Rがあたると、上面1Au
での入射角sは上面1Auに当る全ての光が透過光Rの
透過角rが上記したように全て42゜以下であるため、
s=180−90−r(直角三角形の残りの角度)で臨
界角の42°より大きい48°以上である。即ち、アク
リル1Aに入った透過光Rは上,下面1Au,1Adに
対して全て全反射する光線のみであり、上,下面1A
u,1Adで全反射をくり返して対向端面1Aoへ抜け
る。
【0035】当初、透過光Rは半球上(透過角rが90
°まで広がること)で、この中で臨界角以上の分が全反
射すると考えられたが、これは誤りである。
°まで広がること)で、この中で臨界角以上の分が全反
射すると考えられたが、これは誤りである。
【0036】図12は本発明による液晶表示装置に備え
る面光源の説明のための模式図であって、導光体として
用いるアクリル(以下、アクリル導光体)における光学
上の透過、反射の関係を示すもので、光の強度と方向性
を示すベクトルの、全ての先端を包絡線で表し、上面へ
の集光性を説明するものである。
る面光源の説明のための模式図であって、導光体として
用いるアクリル(以下、アクリル導光体)における光学
上の透過、反射の関係を示すもので、光の強度と方向性
を示すベクトルの、全ての先端を包絡線で表し、上面へ
の集光性を説明するものである。
【0037】同図において、光源からアクリル導光体の
入射端面1Aiに入射した入射光Iが当該入射端面1A
iに透過した光の強度と方向をベクトルRとして、各方
向のベクトルRを包絡線で表すと同図に示す84°の広
がりをもつビーム状になる。このビームの中心から上記
広がりを2分したそれぞれをビーム光αとビーム光βで
示す。なお、図12のαとβは図11(a)の値からsi
n r=sin i/1.49により求めたものである。
入射端面1Aiに入射した入射光Iが当該入射端面1A
iに透過した光の強度と方向をベクトルRとして、各方
向のベクトルRを包絡線で表すと同図に示す84°の広
がりをもつビーム状になる。このビームの中心から上記
広がりを2分したそれぞれをビーム光αとビーム光βで
示す。なお、図12のαとβは図11(a)の値からsi
n r=sin i/1.49により求めたものである。
【0038】図12において、ビーム光αのそれぞれの
角度でのベクトルRがアクリル導光体1の上面1Auに
当たり、ここで全反射した後のビーム形状はα’とな
る。同様に、ビーム光βは下面1Adに当たり、全反射
ビーム光β’になる。
角度でのベクトルRがアクリル導光体1の上面1Auに
当たり、ここで全反射した後のビーム形状はα’とな
る。同様に、ビーム光βは下面1Adに当たり、全反射
ビーム光β’になる。
【0039】ここで、上,下面1Au,1Adでの全反
射光の強さと方向性を比較すると、α’=β、β’=α
である。
射光の強さと方向性を比較すると、α’=β、β’=α
である。
【0040】α’とβ’が更に進んで次の上,下面1A
u,1Adに当たってからの全反射光は元のビーム形状
に戻り、これを交互にくり返して光は進行する。
u,1Adに当たってからの全反射光は元のビーム形状
に戻り、これを交互にくり返して光は進行する。
【0041】下面1Adに従来技術で説明したような印
刷もしくは粗面加工が施されている場合には、β,α’
の下方向のビームで加工面が照射されて乱反射が生じ、
この乱反射光で臨界角以内の光が上面1Auを抜けて利
用光(すなわち、液晶表示素子の照明光)になる。
刷もしくは粗面加工が施されている場合には、β,α’
の下方向のビームで加工面が照射されて乱反射が生じ、
この乱反射光で臨界角以内の光が上面1Auを抜けて利
用光(すなわち、液晶表示素子の照明光)になる。
【0042】上記の乱反射光は加工面の反射特性により
違いがあり、下面1Adに白色印刷がなされている場合
では完全乱反射的な半円球のγ、粗面加工では当たる光
がビーム状のβ,α’であることから概ねδのように片
寄った半円球状になる。従来では 、このγ、δを拡散
シートとプリズム板を通して、導光体面の法線方向へ集
光して液晶表示素子の正面輝度を上げている。
違いがあり、下面1Adに白色印刷がなされている場合
では完全乱反射的な半円球のγ、粗面加工では当たる光
がビーム状のβ,α’であることから概ねδのように片
寄った半円球状になる。従来では 、このγ、δを拡散
シートとプリズム板を通して、導光体面の法線方向へ集
光して液晶表示素子の正面輝度を上げている。
【0043】前記第1の発明において、前記光源反射シ
ートの端縁を前記導光体の前記一端面側両面縁辺に重ね
合わせると共に、前記重ね合わせた前記光源反射シート
の端縁と前記導光体の前記一端面側両面縁辺との間に介
挿した全反射性媒体により、光源反射シートなどの導光
体表面への取付け個所を光らせることなく、かつ光吸収
せずに固定できる。
ートの端縁を前記導光体の前記一端面側両面縁辺に重ね
合わせると共に、前記重ね合わせた前記光源反射シート
の端縁と前記導光体の前記一端面側両面縁辺との間に介
挿した全反射性媒体により、光源反射シートなどの導光
体表面への取付け個所を光らせることなく、かつ光吸収
せずに固定できる。
【0044】また、第2の発明において、前記全反射媒
体として透明接着剤もしくは透明粘着剤と前記単体シー
トまたは複合シートとすることにより、光源反射シート
などの導光体表面への取付け個所を光らせることなく、
かつ光吸収せずに固定できる。
体として透明接着剤もしくは透明粘着剤と前記単体シー
トまたは複合シートとすることにより、光源反射シート
などの導光体表面への取付け個所を光らせることなく、
かつ光吸収せずに固定できる。
【0045】さらに、第3の発明において、前記全反射
性媒体として空気層を用いることにより、光源反射シー
トなどの導光体表面への取付け個所を光らせることな
く、かつ光吸収せずに固定できる。
性媒体として空気層を用いることにより、光源反射シー
トなどの導光体表面への取付け個所を光らせることな
く、かつ光吸収せずに固定できる。
【0046】第4の発明において、前記光源反射シート
の端縁の前記導光体の前記一端面側両面縁辺に対面する
領域に施した粗面加工により、前記光源反射シートと導
光体表面との間に形成される空気層が確保される。
の端縁の前記導光体の前記一端面側両面縁辺に対面する
領域に施した粗面加工により、前記光源反射シートと導
光体表面との間に形成される空気層が確保される。
【0047】すなわち、導光体の表面状態を変えると、
全反射条件が崩れて光が当たるようになって輝く。図8
等に示した拡散パターン13fはこの現象を有効利用し
ている。
全反射条件が崩れて光が当たるようになって輝く。図8
等に示した拡散パターン13fはこの現象を有効利用し
ている。
【0048】図8に示した従来の例では、反射板の超音
波溶着個所13gと光源反射シート6の固定個所6fが
目的外で光ってしまう所である。固定個所6fが光る場
合は、不織布を母材としたような不透明な粘着テープの
使用、又は光源反射器が白色などの乱反射性の場合に、
粘着層の透明部分を通して反射板13bに光が当たり、
光が乱反射することに起因する。
波溶着個所13gと光源反射シート6の固定個所6fが
目的外で光ってしまう所である。固定個所6fが光る場
合は、不織布を母材としたような不透明な粘着テープの
使用、又は光源反射器が白色などの乱反射性の場合に、
粘着層の透明部分を通して反射板13bに光が当たり、
光が乱反射することに起因する。
【0049】本発明の構成によれば、導光体への取付を
導光体から見て全反射条件で固定することで、前記した
導光体の光動作から分るように、光の進行を妨げないの
で、特定部分が光るという現象が生じることがなく、有
効領域の減少をなくすことができ、特に可搬型の液晶表
示装置に好適なバックライト構造を得ることができる。
導光体から見て全反射条件で固定することで、前記した
導光体の光動作から分るように、光の進行を妨げないの
で、特定部分が光るという現象が生じることがなく、有
効領域の減少をなくすことができ、特に可搬型の液晶表
示装置に好適なバックライト構造を得ることができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0051】図1は本発明による液晶表示装置の第1実
施例を説明する要部斜視図、また図2は図1の要部断面
図であって、6は光源反射シート、6aは鏡面シート、
6a’は鏡面、6bは透明接着剤、6cは接着剤、12
は冷陰極管、12aは冷陰極管の給電端子、13aは導
光体、13bは反射板、13cは拡散板である。 全反
射媒体の具体例として、屈折率を利用するものと鏡面反
射を利用するものとが有り、本実施例は鏡面反射を利用
するものである。
施例を説明する要部斜視図、また図2は図1の要部断面
図であって、6は光源反射シート、6aは鏡面シート、
6a’は鏡面、6bは透明接着剤、6cは接着剤、12
は冷陰極管、12aは冷陰極管の給電端子、13aは導
光体、13bは反射板、13cは拡散板である。 全反
射媒体の具体例として、屈折率を利用するものと鏡面反
射を利用するものとが有り、本実施例は鏡面反射を利用
するものである。
【0052】図1,図2において、導光体13aの一端
面に配置した冷陰極管12の前記導光体13aと対向す
る領域を除いた周囲に光源反射シート6が設置され、冷
陰極管12の発光がこの光源反射シート6で反射されて
導光体13aに導入される。導光体13aの一方の面
(上面)には拡散板13cが積層され、他方の面(下
面)には反射板13bが積層される。
面に配置した冷陰極管12の前記導光体13aと対向す
る領域を除いた周囲に光源反射シート6が設置され、冷
陰極管12の発光がこの光源反射シート6で反射されて
導光体13aに導入される。導光体13aの一方の面
(上面)には拡散板13cが積層され、他方の面(下
面)には反射板13bが積層される。
【0053】光源反射シート6の端縁は導光体13aの
一端面側両面縁辺に重ね合わせられ、重ね合わされた両
者の間に鏡面6a’を導光体13a側に対向させた鏡面
シート6aを介在させ、透明接着剤6bおよび接着剤6
cで両者を固定する。
一端面側両面縁辺に重ね合わせられ、重ね合わされた両
者の間に鏡面6a’を導光体13a側に対向させた鏡面
シート6aを介在させ、透明接着剤6bおよび接着剤6
cで両者を固定する。
【0054】なお、接着剤6cは接着剤6bと同一でよ
く、また透明接着剤,接着剤に代えて透明粘着剤,粘着
剤もしくは透明両面テープ,両面テープを用いることも
できる。
く、また透明接着剤,接着剤に代えて透明粘着剤,粘着
剤もしくは透明両面テープ,両面テープを用いることも
できる。
【0055】上記鏡面6a’をもつ鏡面シート6a(お
よび透明接着剤)が全反射性媒体を構成する。
よび透明接着剤)が全反射性媒体を構成する。
【0056】上記鏡面は、通常、アルミニウムや銀など
の平滑金属面を利用して作られる。図3は前記光源反射
シートが鏡面シートとした本発明による液晶表示装置の
第2実施例を説明する図2と同様の要部断面図であっ
て、光源反射シート6の透明シート(例えばポリエステ
ルシート)と導光体13aの介在には透明な接着材,粘
着材,両面粘着テープを用いた例である。
の平滑金属面を利用して作られる。図3は前記光源反射
シートが鏡面シートとした本発明による液晶表示装置の
第2実施例を説明する図2と同様の要部断面図であっ
て、光源反射シート6の透明シート(例えばポリエステ
ルシート)と導光体13aの介在には透明な接着材,粘
着材,両面粘着テープを用いた例である。
【0057】この構成において、導光体13aの一端面
から入射したビーム状の光は、ビーム状の形が崩れるこ
となく導光体13aを進行する。
から入射したビーム状の光は、ビーム状の形が崩れるこ
となく導光体13aを進行する。
【0058】なお、光源反射シートの取付の際には、透
明粘着層部の汚れや、微細な空気泡の取り込みなどで、
透明性を損なわないようにすることが重要である。これ
により全反射特性の構造で保持できるので、この取付け
部の光学的影響は出ない。
明粘着層部の汚れや、微細な空気泡の取り込みなどで、
透明性を損なわないようにすることが重要である。これ
により全反射特性の構造で保持できるので、この取付け
部の光学的影響は出ない。
【0059】本実施例により、観察領域の特定部分(光
源側端縁)が光るという現象が生じることがなく、無効
発光領域の減少を可能にし、特に小型可搬型の高輝度な
液晶表示装置を得ることができる。
源側端縁)が光るという現象が生じることがなく、無効
発光領域の減少を可能にし、特に小型可搬型の高輝度な
液晶表示装置を得ることができる。
【0060】なお、導光体の入光部端面13aiの上下
面に対する直角性と平面透明性を光学的に影響の出ない
程度に保つことは当然である。例えば入光部端面13a
iを光源12からの光を集光させる目的で凸又は凹レン
ズ的に加工することは13aiからの透過光角に48度
以上の成分がでて、13ai近傍の上下面で出光してし
まい、前記図7の非透明性両面テープと同様に異常に明
るく光ってしまうことの弊害となり、バックライト全面
の輝度向上にはならない。
面に対する直角性と平面透明性を光学的に影響の出ない
程度に保つことは当然である。例えば入光部端面13a
iを光源12からの光を集光させる目的で凸又は凹レン
ズ的に加工することは13aiからの透過光角に48度
以上の成分がでて、13ai近傍の上下面で出光してし
まい、前記図7の非透明性両面テープと同様に異常に明
るく光ってしまうことの弊害となり、バックライト全面
の輝度向上にはならない。
【0061】図4は本発明による液晶表示装置の第3実
施例を説明する要部斜視図であって、図5は図4の要部
断面図であって、前記各図と同一符号は同一部分に対応
し、6d,6eは押え板、6hは粗面、Aは空気層であ
る。
施例を説明する要部斜視図であって、図5は図4の要部
断面図であって、前記各図と同一符号は同一部分に対応
し、6d,6eは押え板、6hは粗面、Aは空気層であ
る。
【0062】全反射を得るための他の手段は、屈折率差
による臨界角の利用である。本実施例では、光源反射シ
ート6の導光体13aへの器取付け個所に空気層を介在
させたものである。
による臨界角の利用である。本実施例では、光源反射シ
ート6の導光体13aへの器取付け個所に空気層を介在
させたものである。
【0063】すなわち、導光体13aの一端縁側両面縁
辺に取付ける光源反射シート6を押え板6d,6eで固
定し、その固定面に空気層Aが存在するようにしたもの
である。
辺に取付ける光源反射シート6を押え板6d,6eで固
定し、その固定面に空気層Aが存在するようにしたもの
である。
【0064】押さえ板6d,6eで両者を機械的に圧接
することで、当該圧接面に薄い空気層Aが保たれる。こ
のとき、導光体13aの拡散板13c側と当接する光源
反射シート6の面に粗面6hを加工しておくことで、両
者が密着することによる微小ギャップでのニュートンリ
ングの発生や発光など、空気層の保持不安定を回避する
ことができる。
することで、当該圧接面に薄い空気層Aが保たれる。こ
のとき、導光体13aの拡散板13c側と当接する光源
反射シート6の面に粗面6hを加工しておくことで、両
者が密着することによる微小ギャップでのニュートンリ
ングの発生や発光など、空気層の保持不安定を回避する
ことができる。
【0065】本実施例では、冷陰極管12からの光が光
源反射シート6又は拡散板13bの内面と空気層Aおよ
び導光体13aの屈折率の差で全反射し、導光体13a
に効率よく導入される。
源反射シート6又は拡散板13bの内面と空気層Aおよ
び導光体13aの屈折率の差で全反射し、導光体13a
に効率よく導入される。
【0066】これにより、観察領域の特定部分(光源側
端縁)が光るという現象が生じることがなく、無効発光
領域の減少を可能にし、特に小型可搬型の高輝度な液晶
表示装置を得ることができる。
端縁)が光るという現象が生じることがなく、無効発光
領域の減少を可能にし、特に小型可搬型の高輝度な液晶
表示装置を得ることができる。
【0067】なお、上記各実施例において、屈折率差に
よる全反射率は、導光体の表面に傷や汚れがなければ1
00%である。これに対して、鏡の場合は数%の損失が
でるが、使用面積が小さいため無視できる。
よる全反射率は、導光体の表面に傷や汚れがなければ1
00%である。これに対して、鏡の場合は数%の損失が
でるが、使用面積が小さいため無視できる。
【0068】図6は本発明による液晶表示装置のバック
ライトと液晶表示素子の配置構造の説明図であって、1
3iは端面反射テープ、21は液晶表示素子、25は取
付け穴、前記各図と同一符号は同一部分に対応する。
ライトと液晶表示素子の配置構造の説明図であって、1
3iは端面反射テープ、21は液晶表示素子、25は取
付け穴、前記各図と同一符号は同一部分に対応する。
【0069】図示したように、バックライトを構成する
導光体13aの一端には冷陰極管12とこの冷陰極管の
周囲に配置された光源反射シート6が設置されている。
導光体13aの一端には冷陰極管12とこの冷陰極管の
周囲に配置された光源反射シート6が設置されている。
【0070】この光源反射シート6と導光体13aとは
前記実施例で説明した構造で固定されている。そして、
下面には反射板13bが、上面には拡散板13cが積層
され、その上に液晶表示素子21が載置されている。
前記実施例で説明した構造で固定されている。そして、
下面には反射板13bが、上面には拡散板13cが積層
され、その上に液晶表示素子21が載置されている。
【0071】上記バックライトと液晶表示素子を組み合
わせた構造体は、取付け穴25で図示しない上フレーム
と中間フレームとの間に固定される。
わせた構造体は、取付け穴25で図示しない上フレーム
と中間フレームとの間に固定される。
【0072】図7は本発明による液晶表示装置の全体構
成を説明する展開斜視図であって、1は上フレーム、2
は下フレーム、3は液晶表示窓(有効領域)、4はスペ
ーサ、5は粘着テープ、6は光源反射シート、7は切起
し片、8は爪、9はグランドパッド、10は爪受、11
は駆動回路基板、12はランプ(冷陰極管)、13はバ
ックライト(導光体の下面と上面には反射板と拡散板が
積層されているが、同図ではこれらを一体化してバック
ライトとして示す)、14は中間フレーム、15,16
は切欠き、17,18,19,20は切り抜き部、21
は液晶表示素子、22は液晶表示装置、23は光源カバ
ーである。
成を説明する展開斜視図であって、1は上フレーム、2
は下フレーム、3は液晶表示窓(有効領域)、4はスペ
ーサ、5は粘着テープ、6は光源反射シート、7は切起
し片、8は爪、9はグランドパッド、10は爪受、11
は駆動回路基板、12はランプ(冷陰極管)、13はバ
ックライト(導光体の下面と上面には反射板と拡散板が
積層されているが、同図ではこれらを一体化してバック
ライトとして示す)、14は中間フレーム、15,16
は切欠き、17,18,19,20は切り抜き部、21
は液晶表示素子、22は液晶表示装置、23は光源カバ
ーである。
【0073】同図において、液晶パネル21はその下に
構成するバックライト13を構成する導光体と冷陰極管
12を備えたバックライト13を積層した中間フレーム
14にセットされ、上フレーム1と下フレーム2とで狭
持固定される。
構成するバックライト13を構成する導光体と冷陰極管
12を備えたバックライト13を積層した中間フレーム
14にセットされ、上フレーム1と下フレーム2とで狭
持固定される。
【0074】上フレーム1に形成た切り起こし片7は駆
動回路基板11に形成されたグランドパット9に接触
し、爪8は下フレームに形成した爪受け10に係合して
上フレーム1と下フレーム2を固定する。
動回路基板11に形成されたグランドパット9に接触
し、爪8は下フレームに形成した爪受け10に係合して
上フレーム1と下フレーム2を固定する。
【0075】また、上フレーム1と液晶表示素子21と
は粘着テープ5で固定される。切り抜き部17,18は
バックライト13の中央部に直交する線に対称な位置に
設けられ、切り抜き部19,20は冷陰極管12の長手
方向に設けられている。また、冷陰極管12の両端部の
下方部分には切欠き15,16が設けてある。
は粘着テープ5で固定される。切り抜き部17,18は
バックライト13の中央部に直交する線に対称な位置に
設けられ、切り抜き部19,20は冷陰極管12の長手
方向に設けられている。また、冷陰極管12の両端部の
下方部分には切欠き15,16が設けてある。
【0076】上フレーム1は例えば0.8mm厚の鋼板
で、下フレーム2は鋼板あるいは相当厚例えば0.5m
m厚のアルミニウムで構成される。
で、下フレーム2は鋼板あるいは相当厚例えば0.5m
m厚のアルミニウムで構成される。
【0077】同図において、液晶表示装置22は図に示
される順序で上フレーム1と下フレーム2とで挟持固定
される。中間フレーム14の一端側には冷陰極管からな
る線状光源である冷陰極管12が設置され、発光した光
を光源反射シート6で導光体13a側に指向させる。
される順序で上フレーム1と下フレーム2とで挟持固定
される。中間フレーム14の一端側には冷陰極管からな
る線状光源である冷陰極管12が設置され、発光した光
を光源反射シート6で導光体13a側に指向させる。
【0078】スペーサ4は中間フレーム14に形成され
た凹部に設置されるバックライト13を構成する導光体
と液晶表示素子21との間に介在して有効表示領域を確
定する。
た凹部に設置されるバックライト13を構成する導光体
と液晶表示素子21との間に介在して有効表示領域を確
定する。
【0079】上記したように、上フレーム1は鋼板やス
テンレス薄板で形成され、下フレーム2はアルミニウム
薄板で構成される。そして、下フレーム2の冷陰極管1
2と直交する方向に少なくとも液晶表示素子21の領域
にわたって冷陰極管12の中央部に直交する線に対称な
位置に少なくとも一対の切り抜き部17,18が設けら
れ、前記冷陰極管12の直下に当該冷陰極管12の長手
方向に設けた少なくとも2つの切り抜き部19,20
と、冷陰極管12の両端部の下方部分に設けた切欠き1
5,16とが形成されている。
テンレス薄板で形成され、下フレーム2はアルミニウム
薄板で構成される。そして、下フレーム2の冷陰極管1
2と直交する方向に少なくとも液晶表示素子21の領域
にわたって冷陰極管12の中央部に直交する線に対称な
位置に少なくとも一対の切り抜き部17,18が設けら
れ、前記冷陰極管12の直下に当該冷陰極管12の長手
方向に設けた少なくとも2つの切り抜き部19,20
と、冷陰極管12の両端部の下方部分に設けた切欠き1
5,16とが形成されている。
【0080】上記の構成によれば、液晶表示装置の剛性
を低下させることなく薄型,軽量化が達成されると共
に、冷陰極管12と直交する方向に少なくとも液晶表示
素子21の有効表示領域にわたって上記冷陰極管12の
中央部に直交する線に対称な位置に設けた切り抜き部1
7,18、冷陰極管12の直下に当該冷陰極管12の長
手方向に設けた切り抜き部19,20、前記冷陰極管1
2の両端部の下方部分に設けた切欠き15,16とで放
熱効果が向上し、液晶表示素子21の全面に均一な温度
分布を形成し、液晶表示素子の部分的な温度上昇による
表示むらの発生を防止する。
を低下させることなく薄型,軽量化が達成されると共
に、冷陰極管12と直交する方向に少なくとも液晶表示
素子21の有効表示領域にわたって上記冷陰極管12の
中央部に直交する線に対称な位置に設けた切り抜き部1
7,18、冷陰極管12の直下に当該冷陰極管12の長
手方向に設けた切り抜き部19,20、前記冷陰極管1
2の両端部の下方部分に設けた切欠き15,16とで放
熱効果が向上し、液晶表示素子21の全面に均一な温度
分布を形成し、液晶表示素子の部分的な温度上昇による
表示むらの発生を防止する。
【0081】また、冷陰極管12は高周波で駆動される
ために、下フレーム2と冷陰極管12との間の浮遊容量
を介して、冷陰極管12から下フレーム2に電流が流れ
る。この電流は、「もれ電流」と呼ばれるが、この「も
れ電流」分だけ、冷陰極管12の点灯に寄与する電流が
少なくなるため、輝度が低下することになる。
ために、下フレーム2と冷陰極管12との間の浮遊容量
を介して、冷陰極管12から下フレーム2に電流が流れ
る。この電流は、「もれ電流」と呼ばれるが、この「も
れ電流」分だけ、冷陰極管12の点灯に寄与する電流が
少なくなるため、輝度が低下することになる。
【0082】また、冷陰極管12は長時間点灯されるこ
とにより発熱し、その近傍は外気に対して温度が上昇す
るため、何らかの対策を施さなければ、その熱が液晶表
示素子21に直接影響を与え、液晶表示素子の温度分布
を均一にできない。そこで、上記実施例では切り抜き部
19,20を設け、「もれ電流」による輝度の低下を防
止し、液晶表示素子の温度分布の均一化を図ることによ
り、表示むらの発生を防止する。更に、切り抜き部1
9,20は、冷陰極管の熱拡散による輝度の低下を防止
する。
とにより発熱し、その近傍は外気に対して温度が上昇す
るため、何らかの対策を施さなければ、その熱が液晶表
示素子21に直接影響を与え、液晶表示素子の温度分布
を均一にできない。そこで、上記実施例では切り抜き部
19,20を設け、「もれ電流」による輝度の低下を防
止し、液晶表示素子の温度分布の均一化を図ることによ
り、表示むらの発生を防止する。更に、切り抜き部1
9,20は、冷陰極管の熱拡散による輝度の低下を防止
する。
【0083】冷陰極管12の両端部は、特に、温度低下
を起因とする輝度の低下を招く部分であり、液晶表示素
子の温度分布の均一化を維持できる範囲で、温度を高く
しておく必要がある。そこで、切欠き15,16を設
け、液晶表示素子の温度分布の均一化を図りつつ、輝度
の低下を防止している。機能的には上記切り抜き部1
9,20と同様の効果を生じる。
を起因とする輝度の低下を招く部分であり、液晶表示素
子の温度分布の均一化を維持できる範囲で、温度を高く
しておく必要がある。そこで、切欠き15,16を設
け、液晶表示素子の温度分布の均一化を図りつつ、輝度
の低下を防止している。機能的には上記切り抜き部1
9,20と同様の効果を生じる。
【0084】また、液晶表示素子の有効表示領域にわた
って上記冷陰極管の中央部に直交する線に対称な位置に
設けた切り抜き部17,18は、下フレーム2の重量を
軽くするとともに、液晶表示素子の温度分布の均一化を
図ることができる。
って上記冷陰極管の中央部に直交する線に対称な位置に
設けた切り抜き部17,18は、下フレーム2の重量を
軽くするとともに、液晶表示素子の温度分布の均一化を
図ることができる。
【0085】さらに、導光体への光源反射シート6の固
定を前記実施例で説明した手段で行うことによって、有
効領域3とランプ12との距離の増加が抑制され、可搬
型等の小型化した液晶表示装置を提供できる。
定を前記実施例で説明した手段で行うことによって、有
効領域3とランプ12との距離の増加が抑制され、可搬
型等の小型化した液晶表示装置を提供できる。
【0086】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特にバックライトを構成する導光体と光源
カバーの固定部分に冷陰極管からの光を全反射させる手
段であればどのような構造のものでもよく、全て本発明
にふくまれる。
のではなく、特にバックライトを構成する導光体と光源
カバーの固定部分に冷陰極管からの光を全反射させる手
段であればどのような構造のものでもよく、全て本発明
にふくまれる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
源からの光量を不必要な個所で光ることや光を吸収する
などでの損失がないため、無光発光領域の減少ができ
る。そのため、導光体の面積を余分に大きくする必要が
なくなり、可搬型等の小型化に最適な高輝度のバックラ
イトを構成でき、優れた機能の液晶表示装置を提供する
ことができる。
源からの光量を不必要な個所で光ることや光を吸収する
などでの損失がないため、無光発光領域の減少ができ
る。そのため、導光体の面積を余分に大きくする必要が
なくなり、可搬型等の小型化に最適な高輝度のバックラ
イトを構成でき、優れた機能の液晶表示装置を提供する
ことができる。
【図1】本発明による液晶表示装置の第1実施例を説明
する要部斜視図である。
する要部斜視図である。
【図2】図1に示した液晶表示装置の要部断面図であ
る。
る。
【図3】本発明による液晶表示装置の第2実施例を説明
する図2と同様の要部断面図である。
する図2と同様の要部断面図である。
【図4】本発明による液晶表示装置の第3実施例を説明
する要部斜視図である。
する要部斜視図である。
【図5】図4に示した液晶表示装置の要部断面図であ
る。
る。
【図6】本発明による液晶表示装置のバックライトと液
晶表示素子の配置構造の説明図である。
晶表示素子の配置構造の説明図である。
【図7】本発明による液晶表示装置の全体構成を説明す
る展開斜視図である。
る展開斜視図である。
【図8】従来の液晶表示装置に設置されているバックラ
イトの一構成例を説明する要部断面図である。
イトの一構成例を説明する要部断面図である。
【図9】従来の液晶表示装置に設置されているバックラ
イトの他の構成例を説明する要部断面図である。
イトの他の構成例を説明する要部断面図である。
【図10】本発明による液晶表示装置を構成する面光源
の作用を透明長方体に光を当てたときの入射光,透過
光,反射光の進行を説明する模式図である。
の作用を透明長方体に光を当てたときの入射光,透過
光,反射光の進行を説明する模式図である。
【図11】透明体としてのアクリルの透過率,反射率の
説明図である。
説明図である。
【図12】本発明による液晶表示装置に備える面光源の
説明のための模式図である。
説明のための模式図である。
1 上フレーム 2 下フレーム 3 液晶表示窓(有効領域) 4 スペーサ 5 粘着テープ 6 光源反射シート 6a 鏡面シート 6a’ 鏡面 6b 透明接着剤又は透明粘着剤 6c 接着剤又は透明粘着剤 6d 透明フィルム 6e 保護層 7 切起し片 8 爪 9 グランドパッド 10 爪受 11 駆動回路基板 12 冷陰極管 12a 冷陰極管の給電端子 13 バックライト 13a 導光体 13b 反射板 13c 拡散板 14 中間フレーム 15,16 切欠き 17,18,19,20 切り抜き部 21 液晶表示素子 22 液晶表示装置 23 光源カバー。
Claims (4)
- 【請求項1】導光体と、前記導光体の少なくとも一端面
に配置した線状光源と、前記線状光源の前記導光体対向
領域を除いた周囲に設置した光源反射シートと、前記導
光体の一方の面に積層した拡散板と、前記導光体の他方
の面に積層した反射板と、前記拡散板側に対面して配置
した液晶表示素子とを少なくとも備えた液晶表示装置に
おいて、 前記光源反射シートの端縁を前記導光体の前記一端面側
両面縁辺に重ね合わせると共に、前記重ね合わせた前記
光源反射シートの端縁と前記導光体の前記一端面側両面
縁辺との間に全反射性媒体を介挿してなることを特徴と
する液晶表示装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記光源反射シートの
端縁と前記導光体の前記一端面側両面縁辺との間に介挿
する前記全反射性媒体が、銀シートまたはアルミニウム
シートからなる単体反射シートの何れか、もしくは、銀
シートまたはアルミニウムを蒸着した樹脂フィルムから
なる複合シートと、前記単体シートまたは複合シートの
反射面と前記導光体との間に介在した透明接着剤もしく
は透明粘着剤又は透明な両面粘着テープと、前記光源反
射シートが全反射性の前記単体反射シートまたは複合シ
ートである場合の前記導光体の前記一端面側両縁辺と全
反射性光源反射シートの反射面との間に介在する固定が
透明接着剤もしくは透明粘着剤、又は透明な両面粘着テ
ープとからなることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記全反射性媒体が空
気層であることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項4】請求項3において、前記光源反射シートの
端縁の前記導光体の前記一端面側両面縁辺に対面する領
域に粗面加工を施してなることを特徴とする液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6183580A JPH0843820A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6183580A JPH0843820A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0843820A true JPH0843820A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16138308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6183580A Pending JPH0843820A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0843820A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002066570A1 (fr) * | 2001-02-23 | 2002-08-29 | Sony Chemicals Corp. | Ruban adhesif double face |
JP2005321586A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Sony Corp | 面光源ユニット及び液晶表示装置 |
KR100528011B1 (ko) * | 1997-10-27 | 2006-02-08 | 삼성전자주식회사 | 엘씨디 모듈의 백라이트 |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP6183580A patent/JPH0843820A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100528011B1 (ko) * | 1997-10-27 | 2006-02-08 | 삼성전자주식회사 | 엘씨디 모듈의 백라이트 |
WO2002066570A1 (fr) * | 2001-02-23 | 2002-08-29 | Sony Chemicals Corp. | Ruban adhesif double face |
US7157125B2 (en) | 2001-02-23 | 2007-01-02 | Sony Chemicals Corporation | Doubled-faced tape |
JP2005321586A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Sony Corp | 面光源ユニット及び液晶表示装置 |
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