JPH0843096A - 基準平面設定装置 - Google Patents

基準平面設定装置

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JPH0843096A
JPH0843096A JP17866094A JP17866094A JPH0843096A JP H0843096 A JPH0843096 A JP H0843096A JP 17866094 A JP17866094 A JP 17866094A JP 17866094 A JP17866094 A JP 17866094A JP H0843096 A JPH0843096 A JP H0843096A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基準平面と垂直線を設定する基準平面設定装
置の光学部品点数を削減し、光の使用効率を高める。 【構成】 基準平面設定装置2に、一次平行光線束L0
発生する発光手段21を、該一次平行光線束L0が、回転軸
線62に直交する平面に平行に、且つ、前記回転軸線62と
交差するように配置し、前記交差する位置に前記一次平
行光線束L0を水平平行光線束L1と2本の垂直平行光線束
L2、L3とに分割するビームスプリット手段24を配置し
た。従って、ハーフミラー等の光学部品を使用せずに、
前記発光手段21と前記ビームスプリット手段24とを前記
回転軸線62を中心として回転させるだけで、前記水平平
行光線束L1で基準平面を設定し、前記2本の垂直平行光
線束L2、L3で垂直線を設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測量等に用いられる基
準平面設定装置にかかり、特に、水平基準面を設定する
水平平行光線束と、鉛直線を設定する2本の垂直平行光
線束を射出する基準平面設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、水準面を設定する際には水準儀
とポールが用いられていたが、近年では、基準平面設定
装置、またはレーザープレーナと呼ばれる測量装置が用
いられるようになってきた。この基準平面設定装置は、
水平平行光線束を一の軸線回りに回転させながら射出し
て、該水平平行光線束が壁やポール等に当たってできた
スポット光により水準面を設定する測量装置である。
【0003】この様な基準平面設定装置は、主に水準面
を設定して建築構造物内等の壁に窓を設けたり、柱の高
さをそろえる際に用いられている。しかしながら最近で
は、水準面を設定するのに加えて、床から天井までに亘
る鉛直線を設定するために、前記水準面に垂直な上下の
2方向に2本の垂直平行光線束を射出する基準平面設定
装置が用いられるようになってきた。
【0004】図4を用い、このような従来技術の基準平
面設定装置の構造を簡単に説明する。
【0005】従来技術の基準平面設定装置100はケー
シング101を備えており、該ケーシング101は、円
筒103と、レーザダイオード105と、第1ハーフプ
リズム106と、第2ハーフプリズム107と、第1ミ
ラー108とを備えている。前記円筒103は回転軸線
102の回りに回転可能に保持されており、前記レーザ
ダイオード105は、前記第1ハーフプリズムにレーザ
光121を照射するように配置されており、前記第1ハ
ーフプリズム106と前記第2ハーフプリズム107と
は前記回転軸線102上に配置されている。
【0006】また、前記円筒103はハーフミラー10
9と第2ミラーとを備えており、前記ハーフミラー10
9は前記回転軸線102上に配置されている。
【0007】前記レーザ光121が前記第1ハーフプリ
ズム106に照射されると、該レーザ光121の一部は
該第1ハーフプリズム106で前記ハーフミラー109
に照射されるように反射され、前記円筒103の中空部
を通るレーザ光122となり、他の部分は前記第1ハー
フプリズム106と前記第2ハーフプリズム107とを
透過し、レーザ光123として前記第1ミラー108に
照射される。すると、前記レーザ光123は該第1ミラ
ー108で反射され、前記第2ハーフプリズム107に
戻され、該第2ハーフプリズム107と前記第1ハーフ
プリズム106との境界で、前記回転軸線102の鉛直
下方方向に反射され、鉛直下方ビーム127が前記ケー
シング101の窓113から外部に射出される。
【0008】一方、前記レーザ光122が前記ハーフミ
ラー109に照射されると、一部分は該ハーフミラー1
09を透過するので、前記回転軸線102の鉛直上方方
向に照射され、前記ケーシング101の窓121から射
出れて鉛直上方ビーム125となり、他の部分は前記ハ
ーフミラー109で反射され、更に第2ミラーで前記回
転軸線102と垂直な方向に反射されて、前記ケーシン
グ101の窓111から照射される水平ビーム126に
なる。
【0009】前記ケーシング101はモーター104を
備えており、前記円筒103は該モーター104によっ
て前記回転軸線102を中心として回転させられるよう
に構成されているので、前記回転軸線102が鉛直にな
るように整準し、前記円筒103を回転させる、前記ハ
ーフプリズム109、第2ミラーも前記回転軸線102
を中心として回転するので、前記水平ビーム126は水
準面内で回転し、これにより水準面が設定される。
【0010】このとき、前記鉛直上方ビーム125が天
井に当たってできるスポットと、鉛直下方ビーム127
が床に当たってできるスポットとは、前記回転軸線10
2上に位置しており、前記円筒103が回転しても移動
しないので、前記2つのスポットを結ぶと鉛直線を設定
することができる。
【0011】しかしながら従来技術の基準平面設定装置
は、上述したように、光学部品として、2つのミラーと
2つのハーフプリズムとを必要とし、光学部品点数は多
い。このように、光学部品点数が多い場合には光学系の
構造が複雑となり、しかも光学部品相互間の位置関係を
正しく配置しないと、前記水平ビームが回転しても平面
とならなかったり、鉛直軸線を設定するためのスポット
光が動いてしまう等の不都合があり、加えて、光学部品
点数が多いために、コスト高になっていた。
【0012】また、平行光線束を2本に分割し、その内
の一本を更に2本に分割しているため、各平行光線束の
光強度は、全体の光強度を1とすると、1/2、1/
4、1/4となってしまう。その場合、特に遠方まで到
達すべき水平平行光線束の光強度が1/4となり、レー
ザー光の使用効率が悪かった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不利不便に鑑みて創作されたもので、その目的は、光
学部品点数を削減し、簡単な構造で基準平面と垂直線を
設定でき、また、光の使用効率の高い基準平面設定装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1記載の発明は、回転軸線回りに回転される水平
平行光線束で基準平面を設定し、前記回転軸線の上下2
方向に沿って射出される2本の垂直平行光線束で垂直線
を設定する基準平面設定装置であって、一次平行光線束
を発生する発光手段を、該一次平行光線束が前記回転軸
線に直交する平面に平行に、且つ、前記回転軸線と交差
するように配置し、前記交差する位置に、前記一次平行
光線束を前記水平平行光線束と2本の垂直平行光線束と
に分割するビームスプリット手段を配置し、前記発光手
段と前記ビームスプリット手段とを前記回転軸線を中心
に回転させる回転手段を請求項2記載の発明は、請求項
1記載の基準平面設定装置において、前記発光手段は発
光面が楕円形状のレーザダイオードと前記レーザダイオ
ードの射出するレーザ光を前記一次平行光線束とするコ
リメータレンズとを有し、前記発光面の長径方向が前記
回転軸線の上下方向になるように前記レーザダイオード
を配置したことを特徴とし、請求項3記載の発明は、請
求項1又は請求項2のいずれか1項記載の基準平面設定
装置において、前記2本の垂直平行光線束のうち少なく
とも1本の垂直平行光線束の光路上に、垂直平行光線束
の光軸(平行光線束の中心軸線)の位置を調整する光軸調
整用レンズを設けたことを特徴とし、請求項4記載の発
明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の基準
平面設定装置において、前記水平平行光線束の光路と前
記2本の垂直平行光線束の光路のうち少なくとも1以上
の光路上に平行光線束の断面形状を円形とする円形絞り
を設けたことを特徴とし、請求項5記載の発明は、請求
項1乃至請求項4のいずれか1項記載の基準平面設定装
置において、前記ビームスプリット手段は台形プリズム
であることを特徴とする。
【0015】
【作用】基準平面設定装置は一般に、回転軸線回りに回
転される水平平行光線束で基準平面を設定し、前記回転
軸線の上下2方向に射出された2本の垂直平行光線束で
垂直線を設定する装置であり、一次平行光線束を発生す
る発光手段を有している。
【0016】この基準平面設定装置の前記発光手段を、
該発光手段が発生する前記一次平行光線束が前記回転軸
線と交差するように配置するとともに、前記交差する位
置にビームスプリット手段を配置しておけば、前記一次
平行光線束は前記ビームスプリット手段に照射される。
【0017】前記ビームスプリット手段は、前記照射さ
れた一次平行光線束を2本の垂直平行光線束とに分割す
ると共に、一部を透過させて前記水平平行光線束を作る
ように構成されているので、回転手段によって前記発光
手段と前記ビームスプリット手段とが前記回転軸線回り
に回転されると、前記水平平行光線束も前記回転軸線の
回りに回転する。このとき、前記一次平行光線束が前記
回転軸線に直交する平面に平行になるように前記発光手
段が配置されているので、前記水平平行光線束も前記回
転軸線に直交する平面に平行となり、前記回転により水
平平行光線束は基準平面を張ることができる。
【0018】そして、前記回転軸線が鉛直になるように
整準すれば、前記基準平面は水準面となる。また、前記
2本の垂直平行光線束は前記回転軸線の上下方向に沿っ
て照射されているので、前記2本の垂直平行光線束が床
と天井に照射されてできるスポット光を結ぶと垂直線を
設定できる。
【0019】その際、前記ビームスプリット手段に台形
プリズムを使用すれば、光学部品の削減に一層寄与でき
る。
【0020】また、前記2本の垂直平行光線束のうちの
少なくとも1本の垂直平行光線束の光路上に、垂直平行
光線束の光軸の位置を調節する光軸調整用レンズを設け
ておけば、垂直平行光線束の光軸を簡単に動かすことが
できるので、スポットが正確に回転軸線上に生じるよう
にすることができる。
【0021】特に、ビームスプリット手段として台形プ
リズムを使用した場合、2本の垂直平行光線束のうち、
一本の垂直平行光線束の光軸が回転軸線と一致するよう
に台形プリズムの位置を調節し、他方の垂直平行光線束
の光軸を前記光軸調整用レンズで調節するようにすれ
ば、一つの光軸調整用レンズで2本の垂直平行光線束の
光軸を回転軸線と一致させることができ、台形プリズム
の加工精度から生じる誤差を解消することができる。な
お、鉛直上方に向けて射出される垂直平行光線束は、遠
方でスポットを作るため、下方に射出される垂直平行光
線束に比べて精度が要求されるので、該上方に射出され
る垂直平行光線束の光路上に光軸調整用レンズを設けて
おけば効果的である。
【0022】この台形プリズムの長手方向は前記回転軸
線の上下方向になるように配置されているので、前記発
光手段に発光面が楕円形状をしているレーザダイオード
と、該レーザダイオードの射出するレーザ光を前記一次
平行光線束とするコリメータレンズを設け、前記レーザ
ダイオードを、その発光面の長径方向が前記回転軸線の
上下方向になるように固定しておけば、前記一次平行光
線束の断面形状を楕円形状となり、その長径方向が前記
台形プリズムの長手方向と一致するので、一次平行光線
束の使用効率が高い。
【0023】また、平行光線束のスポット形状を円形と
する円形絞りを、光路上に設けておけば、水平平行光線
束の形状を真円形状とでき、又その大きさも調節できる
ので、観測者が基準平面を視認しやすくなる。
【0024】また、前記円形絞りを垂直平行光線束の光
路上に設けておけば、スポットの形状を真円形状に近く
でき、又その大きさを調節できるばかりでなく、前記円
形絞りの中心を前記回転軸線が通るように配置しておく
だけで、基準平面設定装置から射出される垂直平行光線
束の光軸(平行光線束の中心軸線)を、容易に前記回転軸
線に一致させることができ、前記水平平行光線束が回転
しても、スポット光が動かないようにすることができ
る。
【0025】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0026】図1を参照し、2は本発明の一実施例の基
準平面設定装置であり、該基準平面設定装置2は、ケー
シング(筺体)10を有している。
【0027】該ケーシング10の底板11には軸筒12
が立設されており、該軸筒12にターンテーブル61に
垂設された軸部60が挿入される。前記ターンテーブル
61は、ベアリング28a、28bを介して前記軸部60
に回転可能に軸支され、前記軸部60の中心軸線が回転
軸線62と一致するように構成されており、回転手段で
あるモータM1により、ベルト27とプーリー26とを
介して、前記ターンテーブル61とその上面に設けられ
た回転体ユニット20は、前記回転軸線62を中心とし
て回転させられる。
【0028】前記回転体ユニット20と前記軸部60と
は中空に形成されており、前記回転軸線62に沿う光波
路64を形成し、前記回転体ユニット20内には、発光
面が楕円形状であるレーザダイオード22と、該レーザ
ダイオード22の射出するレーザ光を一次平行光線束L
0とするコリメーターレンズ23が設けられており、前
記レーザダイオード22と前記コリメーターレンズ23
とで一次平行光線束L0を発生する発光手段21を構成
している。前記レーザダイオード22は、その発光面の
長径方向が前記回転軸線62の上下方向になるように固
定されているので、前記一次平行光線束L0の断面形状
も楕円形状であり、その長径方向は前記回転軸線62の
上下方向になる。
【0029】前記レーザ発光ダイオード22と前記コリ
メーターレンズ23とは、前記光波路64の側方に配置
されており、前記光波路64上の、前記一次平行光線束
0と前記回転軸線と62とが交差する位置にはビーム
スプリット手段である台形プリズム24が、その長手方
向が前記回転軸線の上下方向になるように配置されてい
るので、前記一次平行光線束L0の長径方向が前記前記
台形プリズム24の長手方向に一致するように照射され
る。
【0030】前記台形プリズム24は、図2(a)に示す
ように、上底面S0と下底面S1と2つの斜面S2、S3
2つの側面とから構成されており、該台形プリズム24
は、前記上底面S0と前記下底面S1とは、前記一次平行
光線束L0の光軸(光線束の断面の中心)と、略中央で垂
直に交差するように配置されている。従って、前記一次
平行光線束L0のうち、前記上底面S0に照射された部分
は前記台形プリズム24を透過して、水平平行光線束L
1となり、前記回転体ユニット20に設けられた窓66
と前記ケーシング10に設けられた防塵用ガラス窓32
を通って前記基準平面設定装置2から射出される。
【0031】また、前記斜面S2、S3は、前記下底面S
1と45度(deg)の角度で交差するように構成されてお
り、前記回転軸線62と前記台形プリズム24とは、前
記斜面S2、S3の中央で交差するように配置されている
ので、前記一次平行光線束L0のうち、前記斜面S2、S
3に照射された部分は、前記回転軸線62に沿って反射
され、2本の垂直平行光線束L1、L2となる。前記基準
平面設定装置2の上方には防塵用ガラス窓33が設けら
れ、下方には防塵用ガラス窓39が設けられているの
で、前記斜面S2で反射された垂直平行光線束L1は、前
記防塵用ガラス窓33を通って射出され、前記斜面S3
で反射された垂直平行光線束L3は前記防塵用ガラス窓
39を通って射出される。
【0032】なお、前記台形プリズム24に替え、図2
(b)のように、2つの直角三角プリズム25a、25bと
を間隔を設けて配置してもよいが、上記したように、2
つの斜面が下底面と45度を成す台形プリズムを使用す
れば、1つの光学部品で前記一次平行光線束L0を前記
水平平行光線束L1と前記2本の垂直平行光線束L2、L
3とに分割できる。
【0033】そして、前記モータM1により、前記ター
ンテーブル61が回転させられると、前記発光手段21
と前記台形プリズム24とは前記回転軸線62の回りに
回転される。前記一次平行光線束L0は前記回転軸62
と垂直な平面に平行になるようにされており、前記水平
平行光線束L1も前記回転軸62と垂直な平面に平行な
ので、前記回転によって前記水平平行光線束L1が一の
平面を張るので、基準平面を設定できる。そして、前記
回転軸線62を鉛直にすれば、前記基準平面は水準面と
なる。
【0034】また、前記斜面S2、S3が四角形であるの
で、それらの全面に前記一次平行光線束L0が照射され
た場合は、前記垂直平行光線束L2、L3の断面も四角形
状となるが、図3に示すような円形絞りを前記垂直平行
光線束L2、L3の光路上に、該垂直平行光線束L2、L3
が垂直に当たるように設けたので、前記垂直平行光線束
2、L3の断面形状を真円形状に近い円形に形成するこ
とができる。更に、前記断面形状が四角形の垂直平行光
線束L2、L3は、その内部に前記回転軸線62が位置し
ているので、前記円形絞りの中心を回転軸線62と一致
させておけば、断面形状が円形となった垂直平行光線束
2、L3の光軸(垂直平行光線束の中心軸線)が前記回転
軸線62と一致するので、前記台形プリズム24が回転
しても、前記垂直平行光線束L2、L3が天井と床に当た
ってできるスポット光の位置が動くことはない。
【0035】この該円形絞り52の光を通す部分の大き
さは調節可能に構成されているので、光量を調節するこ
とも可能であり、また、前記水平平行光線束L1の光路
上にも配置したので、前記水平平行光線束L1が壁等に
当たってできるスポット光の大きさも調節でき、視認性
を向上させたい場合にはスポット光の大きさを大きく、
水準面の位置を正確に設定したい場合にはスポット光の
大きさを小さくすることができる。
【0036】なお、前記台形プリズム24に替え、図2
(c)に示すような円形鏡53a、53bを用い、両者を間
隔を存して配置し、前記台形プリズム24の斜面S2
3と同様に、前記一次平行光線束L0を前記水平平行光
線束L1と2本の垂直平行光線束L2、L3とに分割する
ことも可能である。その際、前記回転軸線62が前記円
形鏡53a、53bの中心P2、P3を通るようにすれば、
前記円形絞り52を前記2本の垂直平行光線束L2、L3
の光路上に配置しなくてもスポット形状は円形になり、
また、前記発光手段21と共に該円形鏡53a、53bが
前記回転軸線62回りに回転しても、スポット光の位置
が動くことはない。前記回転体ユニット20の、前記円
形絞り52と前記防塵用窓ガラス33の間の位置に光軸
調整用レンズとして2つの楔レンズ65a、65bを設け
られ、上方に照射される前記垂直平行光線束L2が、該
楔レンズ65a、65bと交差するようにされているの
で、該楔レンズ65a、65bで前記垂直平行光線束L2
の光軸を傾けたり平行移動させたりすることができる。
従って、下方に照射される前記垂直平行光線束L3の光
軸が前記回転軸線62と一致するようにした後、前記上
方に照射される前記垂直平行光線束L2の光軸を、前記
楔レンズ65a、65bで調節し、前記回転軸線62と一
致するように調整することができる。
【0037】なお、前記底板11の下面には、バッテリ
ーケース34が一体に固定されており、前記レーザ発光
ダイオード22は、前記軸部60に挿通されたリード4
0によって、前記バッテリーケース34内に露出した前
記軸部60の下端部35に設けられたスリップリング3
7と電気的に接続されている。また、該バッテリーケー
ス34内には図示しないバッテリーが配置されており、
該バッテリーは、前記スリップリング37と摺接するよ
うに設けられたブラシ38と電気的に接続されているの
で、前記レーザ発光ダイオード22に前記バッテリーか
ら電力を供給し得るように構成されている。
【0038】また、前記バッテリーケース34は、整準
ねじ42a、42b、42cで整準台41に傾斜調節可能
に取付けられているので、前記ケーシング10に設けた
気泡管43を観察して基準平面設定装置2を整準するこ
とができる。なお、前記整準台41の略中央には、前記
下向きに射出される前記垂直平行光線束L3を遮らない
ように穴が開けられている。
【0039】更に、前記整準ねじ42a、42bは、平歯
車44a、44bを介して、それぞれモーターM2、M3
よって回転駆動可能に接続されており、前記モーターM
2、M3は、前記底板11に設けられたモーターコントロ
ーラー52に接続されており、前記モーターコントロー
ラー52は、前記底板11の上面に設けられた傾斜セン
サー50に接続されているので、該モーターコントロー
ラー52は、前記傾斜センサー50が検出した傾きに基
づいて、前記モーターM2、M3を動かして、前記整準ね
じ42a、42bを動かすことも可能であり、その場合に
は自動的に前記回転軸線62が鉛直になるように整準す
ることができる。
【0040】
【発明の効果】基準平面と垂直線を設定できる基準平面
設定装置を少ない光学部品点数で構成でき、構造が簡単
であり、基準平面と垂直線の精度を出しやすい。
【0041】また、基準平面を設定する水平平行光線束
の光強度を向上させることができ、発光手段の発生する
光の使用効率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の基準平面設定装置
【図2】 (a)台形プリズムの配置を説明するための図
(b)ビームスプリット手段に三角プリズムを用いた
場合の配置を説明するための図 (c)ビームスプリッ
ト手段に円形鏡を用いた場合の配置を説明するための図
【図3】 円形絞りの斜視図
【図4】 従来技術の基準平面設定装置
【符号の説明】
2……基準平面設定装置 24……台形プリズム
52……円形絞り 62……回転軸線 65a、65b……光軸調整用レン
ズ(楔レンズ) L0……一次平行光線束 L1……水平平行光線束 L2、L3……垂直平行光線束 M1……回転手段(モー
ター)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸線回りに回転される水平平行光線束
    で基準平面を設定し、前記回転軸線に沿って上下2方向
    に射出される2本の垂直平行光線束で垂直線を設定する
    基準平面設定装置であって、 一次平行光線束を発生する発光手段を、該一次平行光線
    束が、前記回転軸線に直交する平面に平行に、且つ、前
    記回転軸線と交差するように配置し、 前記交差する位置に、前記一次平行光線束を前記水平平
    行光線束と2本の垂直平行光線束とに分割するビームス
    プリット手段を配置し、 前記発光手段と前記ビームスプリット手段とを前記回転
    軸線を中心に回転させる回転手段を設けたことを特徴と
    する基準平面設定装置。
  2. 【請求項2】前記発光手段は発光面が楕円形状のレーザ
    ダイオードと前記レーザダイオードの射出するレーザ光
    を前記一次平行光線束とするコリメータレンズとを有
    し、 前記発光面の長径方向が前記回転軸線の上下方向になる
    ように前記レーザダイオードを配置したことを特徴とす
    る請求項1記載の基準平面設定装置。
  3. 【請求項3】前記2本の垂直平行光線束のうち少なくと
    も1本の垂直平行光線束の光路上に、垂直平行光線束の
    光軸の位置を調整する光軸調整用レンズを設けたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の
    基準平面設定装置。
  4. 【請求項4】前記水平平行光線束の光路と前記2本の垂
    直平行光線束の光路のうち少なくとも1以上の光路上に
    平行光線束の断面形状を円形とする円形絞りを設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記
    載の基準平面設定装置。
  5. 【請求項5】前記ビームスプリット手段は台形プリズム
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    か1項記載の基準平面設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001124556A (ja) * 1999-08-28 2001-05-11 Hilti Ag マルチレーザービーム照準器のレーザー装置
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