JPH11118478A - 基準平面設定装置 - Google Patents

基準平面設定装置

Info

Publication number
JPH11118478A
JPH11118478A JP28076197A JP28076197A JPH11118478A JP H11118478 A JPH11118478 A JP H11118478A JP 28076197 A JP28076197 A JP 28076197A JP 28076197 A JP28076197 A JP 28076197A JP H11118478 A JPH11118478 A JP H11118478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
parallel light
parallel
beam splitting
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28076197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3761693B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Tsuchikane
裕幸 土金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sokkia Co Ltd
Original Assignee
Sokkia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sokkia Co Ltd filed Critical Sokkia Co Ltd
Priority to JP28076197A priority Critical patent/JP3761693B2/ja
Publication of JPH11118478A publication Critical patent/JPH11118478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3761693B2 publication Critical patent/JP3761693B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転軸線に沿って下方から照射されるレーザ光
を回転軸線に対して直角な2光線に分岐し基準平面を設
定する基準平面設定装置では、2光線に分岐するビーム
分割手段を回転軸線から外して配置すると回転バランス
を取るためバランサーを別途設けなければならず、装置
が大型化し、かつバランサーの調節が煩雑になる。 【解決手段】線偏光光である一次平行光線束L0を発生
する発光手段5と、前記一次平行光線束L0を第1平行光
線束L1と第2平行光線束L2に分割するビーム分割手段
16とを回転軸線9上に設け、回転手段によって前記発光
手段5と前記ビーム分割手段16とを前記回転軸線9を中心
に同期回転させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測量作業に用いら
れる測量機器にかかり、特に、2本の平行光線束で基準
平面を設定する基準平面設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、水準儀とポールとを用いていた
水準測量も、近年は基準平面設定装置が使用されるよう
になってきた。
【0003】基準平面設定装置はレーザープレーナとも
呼ばれるが、一般的には、測定範囲内の基準となる場所
に基準平面設定装置本体を置き、鉛直に整準された回転
軸線を中心としてレーザー光を回転させ、墨付け作業を
行いたい壁や柱等の近くに立った作業者が、壁やポール
等にできるレーザスポットを観察したり、受光器の測定
値を読みとって、水準面の設定を行なうために使用され
る装置であり、水準儀とポールを使用する場合に比べる
と、測量作業従事者が一人で足りる点で優れている。
【0004】また、基準平面設定装置は、主に建築構造
物内等で壁、柱等に水準面を設定することに用いられて
いるが、近年では、前記水準面に垂直な上下の2方向に
2本の垂直レーザー光を射出して、床から天井までに亘
って鉛直線を設定できる基準平面設定装置も用いられる
ようになってきた。
【0005】このような従来技術の基準平面設定装置の
構造を、図3を用いて簡単に説明すると、従来技術の基
準平面設定装置200は、ケーシング201を備えてい
る。該ケーシング201は、円筒203を備えており、
該円筒203は、レーザダイオード205と、第1ハー
フプリズム206と、第2ハーフプリズム207と、第
1ミラー208と、ハーフミラー209と、第2ミラー
210とを備えている。
【0006】前記レーザダイオード205は、前記第1
ハーフプリズムにレーザ光221を照射するように配置
され、前記第1ハーフプリズム206と前記第2ハーフ
プリズム207と前記ハーフミラー209とは回転軸線
202上に配置され、前記円筒203がモータ204に
よって回転軸線202の回りに回転すると、一緒に回転
するように構成されている。
【0007】前記レーザ光221が前記第1ハーフプリ
ズム206に照射されると、半分は反射され、レーザ光
222となって、前記ハーフミラー209に照射され
る。
【0008】残りの半分は前記第1ハーフプリズム20
6を透過し、更に前記第2ハーフプリズム207を透過
し、レーザ光223となって前記第1ミラー208に照
射され、前記第1ミラー208で反射され、前記第2ハ
ーフプリズム207に戻されて、該第2ハーフプリズム
207と前記第1ハーフプリズム206との境界で、光
量の1/2が前記回転軸線202の鉛直下方方向に反射
され、垂直下方レーザー光227として前記ケーシング
201の窓213から装置の外部に射出される。
【0009】一方、前記レーザ光222が前記ハーフミ
ラー209に照射されると、更にその半分(レーザ光2
21の1/4光量)は透過して、垂直上方レーザー光2
25として前記ケーシング201の窓221から前記回
転軸線202に沿って垂直上方方向に照射される。
【0010】残りの半分(同1/4光量)は前記ハーフ
ミラー209で反射され、更に第2ミラー210で反射
され、水平レーザー光226として、前記回転軸線20
2に垂直に窓211から照射される。
【0011】前記円筒203にはモーター204が取付
けられているので、整準装置(図示せず)により前記回
転軸線202を鉛直に整準し、前記回転軸線202を中
心として前記円筒203を回転させると、前記ハーフプ
リズム209と前記第2ミラー210も前記回転軸線2
02を中心として回転し、従って、前記水平レーザー光
226は一の水準面内で回転するので、これにより水準
面を設定できる。
【0012】このとき、前記垂直上方レーザー光225
が天井に当たってできるスポットと、前記垂直下方レー
ザー光227が床に当たってできるスポットとは、前記
回転軸線202上に位置しており、前記円筒203が回
転しても移動しないので、前記2つのスポットを結ぶと
鉛直線を設定することができる。
【0013】しかしながら従来技術の基準平面設定装置
200では、前記レーザダイオード205が射出したレ
ーザー光を2本に分割し、そのうちの一本を更に2本に
分割して水平レーザー光と垂直上方レーザー光としてい
る。従って、水平レーザー光は1本だけであり、以下の
ような種々の問題があった。
【0014】即ち、レーザー光の回転する角速度が一定
であれば、測定対象物との距離に比例して、測定対象物
上のレーザースポットの移動速度が速くなるので、遠距
離になるにつれ、受光器の受光光量が減少し、視認性が
悪化してしまう。
【0015】視認性については、観測者の資質による個
人差や熟練度等の違いによる相違はあるが、7mmφの
径のレーザー光を1mWの出力強度で照射した場合に
は、レーザスポットの移動速度は30m/秒が観察可能
な限界速度であり、それ以上の速度になると測量作業を
行うことは困難である、といわれている。
【0016】この移動速度を距離に換算してみると、例
えばレーザー光が回転する角速度を360度/秒である
とすると、測定対象物と基準平面設定装置の距離が4.
8mである場合に相当する。
【0017】従って、この距離以上の測定対象物につい
ては、レーザー光の出力強度、角速度、ビーム径のいず
れかを調節して、視認性を確保する必要がある。
【0018】レーザー光の出力強度を調節して視認性を
確保しようとする場合には、距離の大きさに応じて出力
強度を上げなけらばならない。しかしながら安全基準
上、レーザー光の単位面積あたりの出力強度には限界値
が設定されており、視認性の向上にも一定の限界があ
る。特に、上述したような従来技術の基準平面設定装置
では、前記レーザダイオード105から射出される水平
レーザー光の光強度を1とした場合、垂直下方レーザー
光の光強度が1/2であるのに、垂直上方レーザー光と水
平レーザー光とは各々1/4となってしまい、遠方まで到
達しなければならない水平レーザー光の光強度が弱く、
また、水平レーザー光の光強度だけを強くすることは不
可能である。
【0019】レーザー光の回転する角速度を調節してレ
ーザスポットの移動速度を一定に保って視認性を向上さ
せる場合には、距離の長さに比例して角速度を小さくし
なければならない。しかしながら角速度を小さくする
と、レーザスポットが観察できる周期が長くなってしま
う。
【0020】一般には、測定精度や作業上の必要から、
観測者は測定対象物上のレーザスポットを複数回観察確
認して基準平面設定作業を行うため、周期が長くなると
測定に要する時間が長くなり、基準平面設定作業の作業
性が著しく低下してしまう。
【0021】レーザー光の径を大きくした場合には見や
すくはなるが、観測者がレーザスポット中のいずれの箇
所をもって基準平面と定めるかに誤差を生じ易く、ま
た、受光器を使用した場合でも、受光面が大きくなるた
め、基準面の設定精度が低下する虞がある。従って、レ
ーザー光等の照射光の径を大きくするだけでは実用的な
解決手段にならない。
【0022】そこで、出願人は特願平5−104510
号に記載するような基準平面設定装置を提案した。
【0023】図4(a)は、この基準平面設定装置の光学
系の側面図であり、図4(b)は上面図である。図4
(a)、(b)を参照し、基準平面設定装置101は、発光
手段109とディスク102とを備えており、前記ディ
スク102は、図示しないモータを備えた回転手段によ
って回転軸線108を中心に回転させられる。前記発光
手段109は前記回転軸線108上に配置されており、
該発光手段109の射出するレーザー光131の光軸は
前記回転軸線108と一致するようにされている。
【0024】前記ディスク102に前記回転軸線108
と交差する穴103が開けられており、該穴103上に
第1ビームスプリッタ141が配置され、その側方には
第2ビームスプリッタ142が配置されている。
【0025】前記第1ビームスプリッタ141はハーフ
プリズムから構成されており、前記第2ビームスプリッ
タ142は3つの三角プリズムから構成されている。
【0026】前記レーザ光131が前記穴103を介し
て前記第1ビームスプリッタ141に照射されると、レ
ーザ光131の1/2光量は反射され、レーザ光134
0となって前記第2ビームスプリッタに照射され、残り
の半分(同1/2光量)は透過して、垂直レーザ光13
2となって前記回転軸線108に沿って上方に照射され
る。
【0027】前記レーザ光1340が前記第2ビームス
プリッタ142に照射されると、その半分(同1/4光
量)は、該第2ビームスプリッタ142を透過して第1
水平レーザ光1341となって、窓1121から射出され
る。残りの半分は前記第2ビームスプリッタ142で反
射されて第2水平レーザ光1342となって、窓1122
から前記第1レーザ光1341とは逆方向に射出され
る。
【0028】そして、前記ディスク102が前記回転軸
線108の回りに回転すると、該ディスク102上に配
置された前記第1ビームスプリッタ141と前記第2ビ
ームスプリッタ142も回転し、前記第1水平レーザ光
1341と前記第2水平レーザ光1342も、前記回転軸
線108の回りに回転するので、前記回転軸線108を
鉛直に整準しておけば、前記2本のレーザ光1341
1342とで、一つの水準面を設定することができる。
【0029】図示のように、前記2本のレーザ光134
1、1342を使用すれば、同一測定点に入射する照射光
の単位時間当りの光量を増大させることができる。
【0030】しかしながら、上記したような基準平面設
定装置101では、逆方向に向かう2本のレーザ光を形
成するために、第1ビームスプリッタ141と第2ビー
ムスプリッタ142との2つのビームスプリッタを必要
とする。
【0031】しかも、前記第2ビームスプリッタ142
は、前記回転軸線108上に配置できないため、重心が
回転軸線上に位置せず、重量バランスが悪いためにスム
ーズな回転が得られないという不都合があった。このた
め、該ディスク102上に重量バランサーを固定して、
重量バランスを調整していたが、この調整作業は煩雑で
ある。
【0032】また、前記ディスク102は、少なくとも
2つのビームスプリッタを配置できる大きさを必要とす
るので、装置の小型化にも一定の限界があった。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不利不便に鑑みて創作されたもので、2本の平行光線
束を射出できる小型の基準平面設定装置を提供すること
を課題とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、一の直線と直角な平面に平行な第1平行
光線束と第2平行光線束とを射出し、前記第1平行光線
束と前記第2平行光線束とを前記一の直線を回転軸線と
して回転させて基準平面を設定する基準平面設定装置で
あって、一次平行光線束を発生する発光手段と、前記一
次平行光線束を前記第1平行光線束と前記第2平行光線
束に分割するビーム分割手段と、前記発光手段と前記ビ
ーム分割手段とを前記回転軸線を中心に同期回転させる
回転手段とを備えたものにおいて、前記発光手段と前記
ビーム分割手段とを前記回転軸線上に配置すると共に、
前記一次平行光線束は直線偏光光であり、前記ビーム分
割手段は、偏光ビームスプリット面と、1/4波長板と、
反射ミラーとを有しており、前記ビームスプリット面の
主軸は前記一次平行光線束の偏光面に対して45°を成
し、前記ビームスプリット面に前記一次平行光線束が4
5°の角度で入射するように配置され、前記1/4波長板
の主軸は、前記ビームスプリット面を透過した直線偏光
光の偏光面に対して45°を成すように配置され、前記
反射ミラーは、前記1/4波長板を透過した光を反射して
該1/4波長板に戻すように配置されたことを特徴とす
る。
【0035】同じ光軸を有する2本の平行光線束を回転
軸線と直角な平面に平行に射出し、前記回転軸線が鉛直
になるように整準し、前記回転軸線を中心として前記2
本の平行光線束を回転させれば、前記2本の平行光線束
で一つの基準平面を張ることができる。
【0036】前記発光手段と前記ビーム分割手段とを前
記回転軸線上に配置しておけば、重心が前記回転軸線上
に位置するので、前記回転を円滑に行なうことができ
る。
【0037】更に、前記一次平行光線束に直線偏光光を
使用し、前記ビーム分割手段に、偏光ビームスプリット
面と、1/4波長板と、反射ミラーとを設け、該ビームス
プリット面の主軸が前記一次平行光線束の偏光面に対し
て45°を成し、且つ、前記一次平行光線束が前記ビー
ムスプリット面に45°の角度で入射するように配置
し、前記1/4波長板を、該1/4波長板の主軸が前記ビーム
スプリット面を透過した直線偏光光の偏光面に対して4
5°を成すように配置し、前記反射ミラーを、前記1/4
波長板を透過した光を反射して該1/4波長板に戻すよう
に配置すれば、少ない光学部品点数で前記2本の平行光
線束を作ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0039】図1を参照し、2は基準平面設定装置であ
り、有底円筒6内に発光手段5が設けられており、該有
底円筒6の開口部10にはビームスプリット手段16が
設けられている。前記有底円筒6は、筺体8にベアリン
グ7を介して回転可能に保持されており、図示しないモ
ーターによって該有底円筒6の中心軸線を回転軸線9と
して回転し得るように構成されている。
【0040】前記発光手段5は、レーザ発光ダイオード
3とコリメーションレンズ4とから成っており、前記レ
ーザ発光ダイオード3は、前記有底円筒6の底部の前記
回転軸線9と交差する位置に固定され、前記コリメーシ
ョンレンズ4は、前記有底円筒6内の、前記レーザ発光
ダイオード3と前記ビームスプリット手段16との間に
配置されている。
【0041】前記ビームスプリット手段16は、偏光ビ
ームスプリッター12と、1/4波長板13と、反射ミラ
ー14とから成っており、前記コリメーションレンズ4
は、前記レーザダイオード3の射出するレーザ光L'を
平行光とし、一次平行光線束L0として前記偏光ビーム
スプリッター12に照射するように構成されている。
【0042】前記コリメーションレンズ4の中心と前記
レーザ発光ダイオード3の発光面の中心とは、前記回転
軸線9上に位置するように配置されているので、前記一
次平行光線束L0の光軸11は前記回転軸線9と一致す
る。また、前記レーザ光L'は直線偏光光であるので、
前記一次平行光線束L0も直線偏光光となり、一定の偏
光面を有している。
【0043】前記ビームスプリッター12は、ビームス
プリット面15を有しており、該ビームスプリット面1
5は、図2(a)に示すように、前記一次平行光線束L0
が45°の角度で入射するように配置されている。該ビ
ームスプリット面15の主軸は、前記一次平行光線束L
0の偏光面と45°の角度を成すように配置されおり、
前記一次平行光線束L0が前記ビームスプリット面15
に照射されると、半分は反射されて第1平行光線束L1
となり、残りの半分は透過されてビームスプリット面透
過光M1となる。
【0044】前記ビームスプリット面15で前記一次平
行光線束L0が反射される際、偏光面は45°傾けられ
るので、前記第1平行光線束L1の偏光面は前記ビーム
スプリット面15の主軸と直角になる。また、前記一次
平行光線束L0が透過される際、偏光面は前記第1平行
光線束とは逆向きに45°傾けられるので、前記ビーム
スプリット面透過光M1の偏光面は、前記ビームスプリ
ット面15の主軸と平行になる。従って、偏光面を光の
進行方向を基準として見た場合、前記第1平行光線束L
1の偏光面と前記ビームスプリット面透過光M1の偏光面
とは互いに90°の角度を成すことになる。
【0045】また、前記ビームスプリット面透過光M1
の光路上には、前記1/4波長板13と前記反射ミラー1
4が順に配置されているので、前記ビームスプリット面
透過光M1は前記1/4波長板13に照射され、該1/4波長
板13を透過して1/4波長板透過光M2となって前記反射
ミラー14に照射され、反射光M3となる。前記ビーム
スプリット面透過光M1は直線偏光光であるから、前記1
/4波長板透過光M2と、前記反射光M3とは円偏光光とな
る。
【0046】なお、前記反射ミラー14に替え、図2
(b)のように、三角プリズム18を使用することも可能
である。
【0047】前記反射光M3が前記1/4波長板13の裏面
に照射されると、前記1/4波長板13を透過して1/4波長
板再透過光M4となる。前記反射光M3は円偏光光である
ので、前記1/4波長板再透過光M4は直線偏光光となる。
また、前記1/4波長板13の主軸は、前記ビームスプリ
ット面透過光M1の偏光面に対して45°を成すように
配置されており、前記ビームスプリット面透過光M1
前記1/4波長板13に照射され、該1/4波長板13を表と
裏から2回透過して前記1/4波長板再透過光M4となって
いるので、前記1/4波長板再透過光M4の偏光面は前記ビ
ームスプリット面透過光M1の偏光面から90°傾けら
れている。その場合、前記ビームスプリット面透過光M
1の偏光面は前記ビームスプリット面の主軸と平行にな
っているので、前記1/4波長板再透過光M4の偏光面は前
記ビームスプリット面15の主軸と直角になり、前記1/
4波長板再透過光M4は前記ビームスプリット面15で全
反射され、第2平行光線束L2となる。従って、前記第
1平行光線束L1と前記第2平行光線束L2の光量は略等
しくなる。なお、前記第2平行光線束L2の偏光面は、
前記第1平行光線束L1の偏光面と平行になる。
【0048】また、前記1/4波長板13と前記反射ミラ
ー14とは、前記一次平行光線束L0の光軸11と垂直
になるように配置されているので、前記ビームスプリッ
ト面透過光M1と前記1/4波長板透過光M2と前記反射光
3と前記1/4波長板再透過光M4との光軸とは、前記一
次平行光線束L0の光軸11と一致する。
【0049】更に、前記ビームスプリット面15は、前
記一次平行光線束L0が45°の角度で入射するように
配置されているので、前記1/4波長板再透過光M4は、前
記ビームスプリット面15の裏面に45°の角度で入射
する。従って、前記第1平行光線束L1と前記第2平行
光線束L2の光軸同一であり、共に前記一次平行光線束
0の光軸11(回転軸線9)と垂直に交差する。
【0050】従って、前記基準平面設定装置2を整準し
て前記回転軸線9を鉛直にし、前記回転軸線9を中心に
前記有底円筒6を回転させれば、前記第1平行光線束L
1と前記第2平行光線束L2とで、一つの水準面を張るこ
とができる。
【0051】その際、前記第1平行光線束L1と前記第
2平行光線束L2との光軸17は前記回転軸線9と直角
に交差しているので、前記有底円筒6を一定速度で回転
させれば、測定点には一定周期でレーザスポットが作ら
れる。
【0052】また、前記発光手段5と前記ビーム分割手
段16とは前記回転軸線9上に位置しているので、該回
転軸線9上に重心が存し、前記有底円筒6の回転が円滑
である。
【0053】但し、測定点に一定周期で平行光線束を入
射させるためには、前記発光手段5と前記ビーム分割手
段16とは、必ずしも前記回転軸線9上に配置されてい
る必要はなく、前記第1平行光線束L1と前記第2平行
光線束L2との光軸が、前記回転軸線と交差していれば
よい。
【0054】
【発明の効果】平行光線束を一本だけしか使用しない基
準平面設定装置に比べ、単位時間あたりに測定対象物に
平行光線束が照射される回数が2倍になり、測量作業の
能率が向上する。
【0055】また、重心を回転軸線上に位置させること
ができるので、回転運動が円滑になり、少ない光学部品
で構成できるため、装置を小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一例
【図2】 その光学原理を説明するための図
【図3】 従来の基準平面設定装置の断面図
【図4】 従来の他の基準平面設定装置の光学系を示す
【符号の説明】
2……基準平面設定装置 5……発光手段 9……
回転軸線 13……1/4波長板 14……反射ミラー 15……偏光ビームスプリット面 16……ビーム分
割手段 L0……一次平行光線束 L1……第1平行光線束 L2……第2平行光線束

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一の直線と直角な平面に平行な第1平行光
    線束と第2平行光線束とを射出し、 前記第1平行光線束と前記第2平行光線束とを前記一の
    直線を回転軸線として回転させて基準平面を設定する基
    準平面設定装置であって、 一次平行光線束を発生する発光手段と、 前記一次平行光線束を前記第1平行光線束と前記第2平
    行光線束に分割するビーム分割手段と、 前記発光手段と前記ビーム分割手段とを前記回転軸線を
    中心に同期回転させる回転手段とを備えたものにおい
    て、 前記発光手段と前記ビーム分割手段とを前記回転軸線上
    に配置すると共に、 前記一次平行光線束は直線偏光光であり、 前記ビーム分割手段は、偏光ビームスプリット面と、1/
    4波長板と、反射ミラーとを有しており、 前記ビームスプリット面の主軸は前記一次平行光線束の
    偏光面に対して45°を成し、前記ビームスプリット面
    に前記一次平行光線束が45°の角度で入射するように
    配置され、 前記1/4波長板の主軸は、前記ビームスプリット面を透
    過した直線偏光光の偏光面に対して45°を成すように
    配置され、 前記反射ミラーは、前記1/4波長板を透過した光を反射
    して該1/4波長板に戻すように配置されたことを特徴と
    する基準平面設定装置。
JP28076197A 1997-10-14 1997-10-14 基準平面設定装置 Expired - Fee Related JP3761693B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28076197A JP3761693B2 (ja) 1997-10-14 1997-10-14 基準平面設定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28076197A JP3761693B2 (ja) 1997-10-14 1997-10-14 基準平面設定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11118478A true JPH11118478A (ja) 1999-04-30
JP3761693B2 JP3761693B2 (ja) 2006-03-29

Family

ID=17629595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28076197A Expired - Fee Related JP3761693B2 (ja) 1997-10-14 1997-10-14 基準平面設定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3761693B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028641A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Topcon Corp レーザ照準装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028641A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Topcon Corp レーザ照準装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3761693B2 (ja) 2006-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5218770A (en) Surveying machine for construction work
US6694629B2 (en) Laser projector for producing intersecting lines on a surface
US7130035B2 (en) Target for surveying instrument
US5331395A (en) Device for aligning a laser leveling instrument along a building line
CN104422429B (zh) 测量机
US20100313433A1 (en) Rotary laser beam emitter
JP4023572B2 (ja) 自動測量機
JP2793740B2 (ja) 測量機
US6931737B1 (en) Laser level device
JPH0415403B2 (ja)
JP3519777B2 (ja) 角度自動補償装置
JP7299669B2 (ja) ガイド光照射部を備えた測量機
JPH11118478A (ja) 基準平面設定装置
JP3454926B2 (ja) 基準平面設定装置
EP1041361A2 (en) Tracking system for automatic survey instrument
US5764349A (en) Self-aligning baseline plane instrument
JPH07117414B2 (ja) 自動視準式光波距離計
JP3843028B2 (ja) 光波距離計
JP2627105B2 (ja) 工事用測量機械
JP2603556B2 (ja) 工事用測量機械
JP3500683B2 (ja) 鉛直面レーザ投光装置
JPS60203807A (ja) レ−ザ−測量機械
JP3741478B2 (ja) ガイド光方向設定装置
JPH034842B2 (ja)
JP3752060B2 (ja) 直線ビームの平行調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041013

A977 Report on retrieval

Effective date: 20051201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060111

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees