JP2794617B2 - 工事用測量機械 - Google Patents

工事用測量機械

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JP2794617B2
JP2794617B2 JP14671892A JP14671892A JP2794617B2 JP 2794617 B2 JP2794617 B2 JP 2794617B2 JP 14671892 A JP14671892 A JP 14671892A JP 14671892 A JP14671892 A JP 14671892A JP 2794617 B2 JP2794617 B2 JP 2794617B2
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仙之 戸賀
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は、工事測量等において、鉛直面上
の新設点を求めることができるように少なくとも二組の
放射光学系から射出するレーザービームをそれぞれ互い
に直交する鉛直面上に回転照射する回転照射装置を備え
た工事用の測量機械に関する。
【0002】
【従来の技術】工事に先立ち、工事の基準となる新設点
を求める工事測量においては、種々の角度を設定する測
量があり得るが、中でも直角を設定する測量がほとんど
を占めることは、建物や建造物の大多数が直角によって
構成されることからも容易に理解できる。
【0003】そこで従来の、直角を設定するための測量
例を図7で説明すると、既設点A,Bに対して直角な方
向に新設点Cを設ける場合、 既設点B上にセオドライトDを据え付ける。 セオドライトDで既設点Aを視準する。 セオドライトDを90°旋回させる。 測量技術者Eが、セオドライトDで視準する点を手振
りで指示する。 測量技術者Eの指示に従い、設定作業員Fは新設点C
をマークする。 といった手順により測量が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】上記したように、従
来の測量機械を用いて、従来の測量法により工事測量を
行った場合には、 セオドライトDで目標を視準したり、セオドライトD
を旋回させたりするための測量技術者Eが不可欠であ
る。 そしてこれらの作業は、技術と熟練度を必要とする。 新設点Cのマーク作業は、測量技術者Eの指示に従
い、設定作業員Fが間接的に行うので、時間がかかり、
不確実になりやすい。 といった問題点があった。
【0005】そこで、本願の出願人は、平成2年特許願
第323849号(特開平04−194613号公報)又
は平成2特許願第410536号(特開平04−216
407号公報)の特許願により、基本的には、図5に示
すように、光源6より発光するレーザー光をレーザービ
ームL1,L2として射出する少なくとも2組の放射光
学系を備えると共に、該2組の放射光学系から射出する
レーザービームL1,L2をそれぞれ互いに直交する面
上に回転照射する回転照射装置を備えたことを特徴とす
る測量機械Sを提案したところである。
【0006】即ち、図5に示す実施例の場合、紙面に平
行な面上で直角な方向に配置された2組の放射光学系の
放射レンズ8から射出したレーザービームが、それぞれ
2面反射部材13へ向けて投射され、2面反射部材13
はモーター15により回転し、2面反射部材13から射
出するレーザービームL1、L2は、紙面に直角な互い
に直交する面V1,V2上を回転照射するように構成し
てある。
【0007】従って、前記2組の光源6から射出するレ
ーザー光の方向がいずれも水平面上に設定されていれ
ば、2面反射部材13から射出するレーザービームL
1,L2は、それぞれ互いに直交する鉛直面V1,V2
上を回転照射する構成となる。尚、図において、7は測
量機械Sの機体1の傾きにかかわりなく回転照射するレ
ーザービームL1,L2を常に鉛直に保つためのコンペ
ンセーター、9は光源6及びモーター15等を駆動させ
る電子回路基板、10はその電源、14は2面反射部材
支持枠、16はレーザービームの放射窓、17はモータ
ー支持枠である。
【0008】上記レーザービーム測量機械を用いて、直
角を設定するための測量例を図6で説明すると、 レーザービームを発光する測量機械Sを、該測量機械
Sの近傍に位置するレーザービームL1,L2の交点
B’(交点の集積は鉛直線を形成する。)を既設点Bに
一致させるように据え付ける。 一方の回転照射レーザービームL1を既設点Aに一致
させる。 設定作業員Fは、前記レーザービームL1に直交する
他方のレーザービームL2が照射する点を直接マークす
る。 といった手順になる。
【0009】よって、前記した従来の測量例と比較し
て、 測量技術者Eが不要であり、確実に1名の省力化が可
能である。 セオドライトDを旋回させたり、目標を視準したりす
る技術や熟練度が不要ある。 新設点Cのマーク作業は、レーザービームL2が照射
する点を直接マークすればよいので、短時間ででき、正
確である。 といった作用、効果がある。尚、前記レーザービームL
1,L2の照射する点のマークは、レーザービーム受光
器により行うことは従来から知られているところであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】図6において、既設
点AにおけるレーザービームL1の受光手段、或いは、
新設点CにおけるレザービームL2の受光手段は、レー
ザービーム受光器によって行うことができるが、レーザ
ービーム測量機械Sの近傍に位置するレーザービームL
1,L2の交点B’を既設点Bに一致するように該測量
機械Sを三脚Tで据え付ける場合、交点B’の決定が困
難である問題がある。即ち、既設点Bの近傍において、
点Bをまたぐように受光器によりレーザービームL1が
通過する点を2点求めて、その2点を結ぶ線を引き、更
に同様にレーザービームL2が通過する点を2点求め
て、その2点を結ぶ線を引き、これら二つの線の交差に
より求められるレーザービームL1,L2の交点B’を
既設点Bに一致させなければならないので、このような
既設点Bに対する上記交点B’の不一致の確認とレーザ
ービーム測量機械Sの位置出し作業を交互に繰り返さな
ければならず、レーザービーム測量機械Sの据え付け位
置を決定させる作業がはなはだ困難であるといえる。
【0011】
【問題点を解決するための手段】そこで、本発明は、少
なくとも二組の放射光学系から射出するレーザービーム
をそれぞれ互いに直交する鉛直面上に回転照射する回転
照射装置を備えた測量機械において、両鉛直面の交差す
る交点を指示する指標を設けたことを特徴とする工事用
測量機械を提供するものである。また、本発明は、前記
の測量機械において、指標を機体に着脱自在に設けたこ
とを特徴とする工事用測量機械を提供するものである。
また、本発明は、前記の測量機械において、指標を機体
に折り畳み自在に設けたことを特徴とする工事用測量機
械を提供するものである。また、本発明は、前記の測量
機械において、機体の傾きにかかわりなく回転照射する
レーザービームを常に鉛直面上に保つコンペンセーター
を放射光学系内に設けたことを特徴とする工事用測量機
械を提供するものである。また、本発明は、前記の測量
機械において、指標を機体に鉛直方向に首振り式に移動
調整自在に設けたことを特徴とする工事用測量機械を提
供するものである。また、本発明は、前記の測量機械に
おいて、機体の傾きにかかわりなく鉛直を指示する指標
を設けたことを特徴とする工事用測量機械を提供するも
のである。また、本発明は、前記の測量機械において、
機体の傾きにかかわりなく鉛直を指示する吊り下げ式の
指標を設けたことを特徴とする工事用測量機械を提供す
るものである。
【0012】更に、本発明は、少なくとも二組の放射光
学系から射出するレーザービームをそれぞれ互いに直交
する鉛直面上に回転照射する回転照射装置を備え、両鉛
直面の交差する鉛直線を指示する指標を設けた測量機械
において、機体を指標を中心に回動調整可能に設けたこ
とを特徴とする工事用測量機械を提供するものである。
また、本発明は、前記の測量機械において、機体を指標
を中心に回動調整可能に案内溝と案内部材を設けたこと
を特徴とする工事用測量機械を提供するものである。ま
た、本発明は、前記の測量機械において、指標を機体の
一端部に設けると共に、他端部に回動調整ネジを設けた
ことを特徴とする工事用測量機械を提供するものであ
る。また、本発明は、前記の測量機械において、整準ネ
ジからなる指標を機体の一端部に設けると共に、他端部
に回動調整ネジを設けたことを特徴とする工事用測量機
械を提供するものである。
【0013】
【作用】上記の構成からなる本発明に係る工事用測量機
械によれば、少なくとも二組の放射光学系から射出する
レーザービームをそれぞれ互いに直交する鉛直面上に回
転照射する回転照射装置を備えた測量機械において、両
鉛直面の交差する交点を指示する指標を設けた構成を有
するから、例えば、図6において、測量機械Sの機体に
設けた指標の位置がレーザービームL1,L2の交点
B’に一致するから、指標に設けた吊り下げP等を介し
て、指標と既設点Bが一致するように、三脚T等により
既設点Bの近傍に測量機械Sを設置し、既設点Aにおい
て、レーザービームL1の照射を確認すれば、測量機械
Sの設定が完了することとなり、レーザービームL2に
よって、新設点Cを簡単に求めることができる。
【0014】また、本発明は、前記の測量機械におい
て、指標を機体に着脱自在に設けたことにより、機体か
ら離れた位置にレーザービームL1,L2の交点B’が
位置する場合にも、機体から突出した位置に指標を着脱
して設けることができる。また、本発明は、前記の測量
機械において、指標を機体に折り畳み自在に設けたこと
により、機体から離れた位置にレーザービームL1,L
2の交点B’が位置する場合に、測量機械を使用しない
ときには機体に避退した位置に折り畳んでおき、使用時
に突出した位置に指標を伸長して使用することができ
る。また、本発明は、前記の測量機械において、機体に
僅かの傾きがあったとしても、放射光学系内に設けたコ
ンペンセーターによって回転照射するレーザービームを
常に鉛直面上に保つことができる。また、本発明は、前
記の測量機械において、指標の指示位置を機体に対して
鉛直方向に首振り式に移動調整することができる。ま
た、本発明は、前記の測量機械において、機体の傾きに
かかわりなく指標に鉛直方向を指示させることができ
る。
【0015】更に、本発明は、機体を指標を中心に回動
調整可能に設けたことによって、一既設点上の指標を中
心に機体を回転し、他の既設点上を、互いに直行するレ
ーザービームの一方が照射する位置に機体を設定するこ
とにより、他方のレーザービームによって90度の角度
なす未知点を求めることができる。また、本発明は、前
記の測量機械において、機体を指標を中心に回動調整可
能に案内溝と案内部材を設けたことにより、指標を着脱
したり、吊り下げ式にしたり、あるいは位置調整自在に
する等自由な態様に設置することができる。また、本発
明は、前記の測量機械において、指標を機体の一端部に
設けると共に、他端部に回動調整ネジを設けたことによ
り、指標を中心として直行する2レーザービームを前記
回動調整ネジを回転調整操作して容易且つ正確に照射す
ることができる。また、本発明は、前記の測量機械にお
いて、整準ネジからなる指標を機体の一端部に設けると
共に、他端部に回動調整ネジを設けたことにより、整準
ネジを指標と兼用することができると共に、整準ネジを
回動調整の中心軸として利用することができる。
【0016】
【実施例】以下、図示する実施例に基づいて本発明の構
成を詳細に説明する。図1〜図4に記載の実施例におい
て、本発明に係る測量機械Sは、基本的には、光源6よ
り発光するレーザー光をレーザービームL1,L2とし
て射出する少なくとも2組の放射光学系20を備えると
共に、該2組の放射光学系20から射出するレーザービ
ームL1,L2をそれぞれ互いに直交する面上に回転照
射する回転照射装置を備えている。図1に示す実施例の
場合、紙面に平行な面上で直角な方向に配置された2組
の放射光学系20の放射レンズ8から射出したレーザー
ビームが、それぞれ2面反射部材13へ向けて投射さ
れ、2面反射部材13は回転駆動装置15により回転
し、2面反射部材13から射出するレーザービームL
1、L2は、紙面に直角な互いに直交する面上を回転照
射するように構成してある。即ち、2面反射部材13と
その回転駆動装置15が前記本発明に係る回転照射装置
を構成している。従って、前記2組の光源6から射出す
るレーザー光の方向がいずれも水平面上に設定されてい
れば、2面反射部材13から射出するレーザービームL
1,L2は、それぞれ互いに直交する鉛直面上を回転照
射する構成となる。
【0017】実施例の場合、図2、図3に示すように、
一方のレーザービームL1の放射光学係20は、機体1
の上部に設けてある一方、これに直交する他方のレーザ
ービームL2の放射光学係20は機体1の中央部に設け
てある。集光レンズ21、補正二面反射鏡22、補正反
射鏡23、及び放射レンズ8はケース内に収納されて、
ケースごと水平な光軸と平行な懸垂軸の回りで回転自在
に懸垂されている一方、ケース内の補正反射鏡23は前
記懸垂軸に直交する水平な軸の回りで揺動するように懸
垂されており、全体として、測量機械Sの機体1の傾き
にかかわりなく回転照射するレーザービームL1,L2
を常に鉛直に保つためのコンペンセーターを構成してい
る。9は光源6及びモーター15等を駆動させる電子回
路基板、10はその電源、14は2面反射部材支持枠、
16はレーザービームの放射窓である。
【0018】本発明装置は、上記の少なくとも二組の放
射光学系20から射出し鉛直面上でそれぞれ互いに直交
するレーザービームL1,L2の交差する交点B’の位
置に、該交点B’を指示する指標30を設けたことを特
徴とする。実施例の場合、本発明に係る機体1は、図6
の測量機械Sを三脚Tに取り付けるためのジョイント部
材である底板(図では省略した。)に対して、3個の整
準ネジ24、25、26によって、機台27が水平に整
準されるように構成してある一方、その内の一個の整準
ネジ26の軸心が前記レーザービームL1,L2の交差
する交点B’を指示する指標30を兼備するように構成
してある。実施例の場合、機台27は前記整準ネジ2
4、25、26を角部に有する3角形状の平面を上面に
具備し、その上に機体1の底板部28が整準ネジ26を
中心に回転可能に設置してある。実施例の場合、図3に
示すように、機体1から整準ネジ26方向に突出した底
板部28には、ネジ管29が嵌着して固定あり、該ネジ
管29は機台28の軸受け管31に回転自在に嵌着して
いる。ネジ管29には前記整準ネジ26が螺合してお
り、頭部のツマミ32で該ネジ26を回転操作して高さ
を調整すると共にナット33によって固定するように構
成してある。そして、整準ネジ26の軸心が前記交点
B’に一致し、指標30を構成している。従って、機体
1は機台27に回転可能に嵌着するネジ管29と共に整
準ネジ26の軸心を中心に回転可能に設けてあることに
より、指標30を中心に回動調整可能に設けた構成にな
っている。尚、他の整準ネジ24、25は、機台27に
のみ同様に高低調整自在に螺合して設けてある。
【0019】また、本発明は、機体1の一端部に位置す
る指標30を兼ねる整準ネジ26に対して、機体1の他
端部に突出する位置に、機体1を指標30を中心に回動
調整する回動調整ネジ35を設けてある。回動調整ネジ
35は、指標30を中心に機体1の回転方向に沿って機
体1に設けたネジ部34に螺合してあり、その先端は、
機台27に突設した当て板36に当接してある一方、当
て板36を中間に回動調整ネジ35の反対側に位置する
機体1には、ばね部材37により突出弾力を付与された
弾性部材38が前記当て板36の反対側面に当接するよ
うに設けてあり、回動調整ネジ35の回転にともなっ
て、機体1を指標30を中心に回動調整できるように構
成してある。また、機台27または底板部28の一方に
は、指標30を中心とする円弧に沿って案内溝39が設
けてある一方、他方に、該案内溝39に沿って摺動自在
に嵌合する案内部材40が設けてある。この案内溝39
と案内部材40の組み合わせを三個所以上の多数個所に
設ける等の手段により、機台27に対して機体1を正確
に指標30を中心に回転移動できる構成にした場合に
は、前記実施例のように機台27と底板部28とを指標
の位置にある整準ネジ26のネジ管29等で連結する必
要がなくなり、整準ネジ26とは別の場所に指標30を
設けることができる。この場合、図では示さないが、前
記レーザービームL1,L2の交差する交点B’を指示
する指標30を機体1に一体に設けることもできるが、
指標30の設置位置が機体から突出することが多いか
ら、その場合には、着脱自在に設けることができると共
に、指標を機体に折り畳み自在に設けることもできる。
また、指標を機体に鉛直方向に首振り式に位置調整自在
に設けることもできると共に、機体の傾きにかかわりな
く鉛直を指示する吊り下げ式の指標30を設けることも
できる。
【0020】上記の構成からなる実施例において、例え
ば、図6において、既設点B上に、吊り下げP等を用い
て指標30を一致させて三脚Tにレーザービーム測量機
械Sを設置すれば、既設点B上にレーザービームL1,
L2の交点B’を一致させることができ、上記指標30
が既設点Bに一致した状態で、既設点Aにおいて、レー
ザービームL1の照射をレーザー受光器により確認すれ
ば、レーザービーム測量機械Sの設定が完了することと
なり、レーザービームL2の受光によって、新設点Cを
簡単に求めることができる。この場合、指標30が既設
点Bに一致した状態で、回動調整ネジ35の回転にとも
なって、機体1を指標30を中心に回動調整することに
より、レーザービームL1の照射方向を既設点Bを中心
に回転照射することができるから、既設点Aにおいてレ
ーザービームL1を容易に確認することができると共
に、確認と同時に、レーザービーム測量機械Sの設定が
完了することとなり、レーザービームL2の受光によっ
て、新設点Cを簡単に求めることができる。
【0021】
【効果】以上の通り、本発明に係る工事用測量機械によ
れば、少なくとも二組の放射光学系から射出するレーザ
ービームをそれぞれ互いに直交する鉛直面上に回転照射
する回転照射装置を備えた測量機械において、両鉛直面
の交差する交点を指示する指標を設けた構成を有するか
ら、例えば、図6において、測量機械Sの機体に設けた
指標の位置がレーザービームL1,L2の交点B’に一
致するから、指標に設けた吊り下げP等を介して、指標
と既設点Bが一致するように、三脚T等により既設点B
の近傍に測量機械Sを設置し、既設点Aにおいて、レー
ザービームL1の照射を確認すれば、測量機械Sの設定
が完了することとなり、レーザービームL2によって、
新設点Cを簡単に求めることができる効果がある。
【0022】また、本発明は、前記の測量機械におい
て、指標を機体に着脱自在に設けたことにより、機体か
ら離れた位置にレーザービームL1,L2の交点B’が
位置する場合にも、機体から突出した位置に指標を着脱
して設けることができる。また、本発明は、前記の測量
機械において、指標を機体に折り畳み自在に設けること
により、機体から離れた位置にレーザービームL1,L
2の交点B’が位置する場合に、測量機械Sを使用しな
いときには機体に避退した位置に折り畳んでおき、使用
時に突出した位置に指標を伸長して使用することができ
る。また、本発明は、前記の測量機械において、機体に
僅かの傾きがあったとしても、放射光学系内に設けたコ
ンペンセーターによって回転照射するレーザービームを
常に鉛直面上に保つことができる。また、本発明は、前
記の測量機械において、指標の指示位置を機体に対して
鉛直方向に首振り式に移動調整することができる。ま
た、本発明は、前記の測量機械において、機体の傾きに
かかわりなく吊り下げ式の指標等によって指標を鉛直方
向を指示させることができる。また、本発明は、前記の
測量機械において、機体を指標を中心に回動調整可能に
案内溝と案内部材を設けたことにより、指標を着脱した
り、吊り下げ式にしたり、あるいは位置調整自在にする
等自由な態様に設置することができる。
【0023】また、本発明は、前記の測量機械におい
て、指標を機体の一端部に設けると共に、他端部に回動
調整ネジを設けたことにより、指標を中心として直行す
る2レーザービームを回転調整して容易且つ確実に照射
することができる効果がある。また、本発明は、前記の
測量機械において、指標を機体の一端部に設けると共
に、他端部に回動調整ネジを設けたことにより、指標を
中心として直行する2レーザービームを前記回動調整ネ
ジを回転調整操作して容易且つ正確に照射することがで
きる。また、本発明は、前記の測量機械において、整準
ネジからなる指標を機体の一端部に設けると共に、他端
部に回動調整ネジを設けたことにより、整準ネジを指標
と兼用することができると共に、整準ネジを回動調整の
中心軸として利用することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例の一使用態様を示す概略
平面図。
【図2】図1の実施例の要部を縦断して示す概略縦断面
図。
【図3】図1の実施例の他の要部を縦断して示す概略縦
断面図。
【図4】図1の実施例の他の要部を一部横断して示す概
略平面図。
【図5】本発明に係るレーザービーム測量機械の一例を
示すその要部の概略横断平面図。
【図6】本発明に係るレーザービーム測量機械を用いた
一測量態様を示す説明図。
【図7】従来の測量方法を示す説明図。
【符号の説明】
A,B:既設点 B’:レーザービームの交点 C:新設点 D:セオドライト E:測量技術者 F:設定作業員 P:振り下げ L1,L2:レーザービーム S:レーザービーム測量機械 T:三脚 V1,V2:鉛直面 1:レーザービーム測量機械の機体 6:光源 7:コンペンセーター 8:放射レンズ 9:電子回路基板 10:電源 13:2面反射部材 14:2面反射部材支持枠 15:回転駆動装置 16:放射窓 17:モーター支持枠 20:放射光学系 21:集光レンズ 22:補正二面反射鏡 23:補正反射鏡 25:整準ネジ 26:指標を兼ねた整準ネジ 27:機台 28:底板部 29:ネジ管 30:指標 31:軸受け管 32:ツマミ 33:ナット 34:ネジ部 35:回動調整ネジ 36:当て板 37:ばね部材 38:弾性部材 39:案内溝 40:案内部材

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二組の放射光学系から射出す
    るレーザービームをそれぞれ互いに直交する鉛直面上に
    回転照射する回転照射装置を備えた測量機械において、
    両鉛直面の交差する交点を指示する指標を設けたことを
    特徴とする工事用測量機械。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲の請求項1に記載の測量
    機械において、指標を機体に着脱自在に設けたことを特
    徴とする工事用測量機械。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲の請求項1に記載の測量
    機械において、指標を機体に折り畳み自在に設けたこと
    を特徴とする工事用測量機械。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲の請求項1に記載の測量
    機械において、指標を機体に設けた整準ネジを兼用した
    ことを特徴とする工事用測量機械。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲の請求項2、3又は4に
    記載の測量機械において、機体の傾きにかかわりなく回
    転照射するレーザービームを常に鉛直面上に保つコンペ
    ンセーターを放射光学系内に設けたことを特徴とする工
    事用測量機械。
  6. 【請求項6】 特許請求の範囲の請求項1、2、3、4
    または5に記載の測量機械において、指標を機体に鉛直
    方向に首振り式に位置調整自在に設けたことを特徴とす
    る工事用測量機械。
  7. 【請求項7】 特許請求の範囲の請求項2、3、4、5
    または6に記載の測量機械において、機体の傾きにかか
    わりなく鉛直を指示する指標を設けたことを特徴とする
    工事用測量機械。
  8. 【請求項8】 少なくとも二組の放射光学系から射出す
    るレーザービームをそれぞれ互いに直交する鉛直面上に
    回転照射する回転照射装置を備え、両鉛直面の交差する
    交点を指示する指標を設けた測量機械において、機体を
    指標を中心に回動調整可能に設けたことを特徴とする工
    事用測量機械。
  9. 【請求項9】 特許請求の範囲の請求項8に記載の測量
    機械において、機体を指標を中心に回動調整可能に案内
    溝と案内部材を設けたことを特徴とする工事用測量機
    械。
  10. 【請求項10】 特許請求の範囲の請求項8または9に
    記載の測量機械において、指標を機体の一端部に設ける
    と共に、他端部に回動調整ネジを設けたことを特徴とす
    る工事用測量機械。
  11. 【請求項11】 特許請求の範囲の請求項10に記載の
    測量機械において、整準ネジからなる指標を機体の一端
    部に設けると共に、他端部に回動調整ネジを設けたこと
    を特徴とする工事用測量機械。
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