JP3126806B2 - 水平線墨出しのための基点出し装置 - Google Patents

水平線墨出しのための基点出し装置

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JP3126806B2 JP04160428A JP16042892A JP3126806B2 JP 3126806 B2 JP3126806 B2 JP 3126806B2 JP 04160428 A JP04160428 A JP 04160428A JP 16042892 A JP16042892 A JP 16042892A JP 3126806 B2 JP3126806 B2 JP 3126806B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の壁面に水平線
を墨出しするための基点を自動的に定めることのできる
基点出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の施工において、器具の取付けな
どのために壁面に水平線を墨出しすることがある。壁面
に水平線を墨出しするには、巻尺などを使用して基準位
置(例えば床部)から等しい高さの基点を2つ以上定
め、この2つの基点間を結んで水平線を墨出ししている
ことが多い。しかし、この方法であると、誤差が生じ易
いと共に、各基点の高さをいちいち測定する必要があっ
て、面倒で、しかも時間を要する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、建築物の壁
面に水平線を墨出しするに際して、複数の基点を全て測
定することなく、高精度、かつ高能率で水平線の墨出し
のための基点出しを行えるようにすることを課題として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、建築物の壁面に水平線を墨出しするための
基点を定める装置であって、建築物の構成部材などに固
定される固定部と、該固定部にジャイロ機構を介して鉛
直に吊り下げられる重錘部とから成り、該重錘部は、前
記固定部に鉛直に吊り下げられた状態で、該鉛直方向と
直交する方向に光線を発光すると共に、前記鉛直方向を
軸に回転可能に設けられる発光源を備えたことを特徴と
している。
【0005】
【発明の作用】建築物の梁などの構成部材に固定部を固
定すると、重錘部は固定部にジャイロ機構を介して鉛直
に吊り下げられる。この重錘部は、前記鉛直方向と直交
する方向、即ち水平方向に光線を発光すると共に、前記
鉛直方向を軸に回転可能に設けられている発光源を備え
ている。従って、発光源から発光されている光線を壁面
などに照射させた状態で、発光源を前記鉛直方向を軸に
所定角度回転させると、壁面などへの照射点が変更され
る。そして、壁面における光線の複数の照射点にそれぞ
れ目印を施すと、各目印が、壁面に水平線を墨出しする
ための基点となって、この基点が自動的に定められる。
【0006】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。図1は、本発明の第1実施例の基点出し装置の
正面図であり、図2は、図1におけるモータ4の部分の
拡大断面図であり、図3は、図2のX−X線断面図であ
り、図4は、同じく使用状態の斜視図である。固定部1
は、梁など建築物の構成部材に固定される部分であっ
て、本実施例では、建築物の支柱(図示せず)の間に張
り渡された梁2に固定するために、固定部本体1aの上
端部にフック1bが設けられ、このフック1bの間に梁
2の下板部2aを挿入して、ボルト3により固定する構
造である。固定部本体1aの下端部には、モータ4を収
納するためのモータハウジング5が一体に取付けられて
いる。重錘杆6は、パイプ状の大径杆6aに小径杆6b
が挿入されて、両者が固定ボルト7により固定される構
造になっている。このため、重錘杆6の長さは調整可能
である。重錘杆6の小径杆6bの下端には、発光源箱1
0が取付けられ、この発光源箱10内に発光源であるレ
ーザダイオード8が内蔵されている。このレーザダイオ
ード8の発光方向は、重錘杆6の軸芯Cと直交する方向
である。
【0007】重錘杆6の大径杆6aと、モータ4の回転
軸4aとは、カップリング9によって同軸的に連結され
ている。回転軸4aを下方に向けたモータ4が前記モー
タハウジング5に収納された状態で、前記重錘杆6は、
ジャイロ機構11を介してモータハウジング5に鉛直を
保って吊り下げられている。即ち、図2及び図3に示さ
れるように、このジャイロ機構11は、モータハウジン
グ5に取付けられた外環12の内側に内環13が連結腕
14を介して軸線E−Eを中心に回動可能に取付けら
れ、この内環13の内側に、モータ4の支持部4bが連
結腕15を介して軸線F−Fを中心に回動可能に取付け
られ、これにより重錘杆6を鉛直を保って吊り下げるた
めの装置である。このようにして、モータ4の回転軸4
aに重錘杆6がカップリング9を介して連結された状態
で、これらがジャイロ機構11を介してモータハウジン
グ5の下端部に吊り下げられているために、モータ4の
回転軸4aを回転させると、重錘杆6が一体となって回
転する。なお、軸線E−Eと軸線F−Fとは、直交して
いる。
【0008】また、発光源箱10に内蔵されたレーザダ
イオード8の発光方向は、重錘杆6の軸芯Cと直交する
方向であるために、ジャイロ機構11によって重錘杆6
が鉛直を保持して吊り下げられると、レーザダイオード
8から発光されるレーザ光線Bの方向は、正確な水平を
保つ。上記のように発光源としてレーザダイオード8を
使用すると、レーザ光線の収束性が高いために基点出し
精度が高まる利点があるが、発光源として電球を使用
し、この光線をレンズにより収束させるようにしてもよ
い。
【0009】そして、上記した基点出し装置を使用し
て、建築物の壁面Wに水平線を墨出しするための基点を
定めるには、以下のようにして行う。図4に示されるよ
うに、基点出し装置の固定部1を、基点出しを行うとす
る壁面Wと対向する壁面の上方の梁2に上記したように
して固定すると、この固定部1の下端部にジャイロ機構
11を介して重錘杆6が鉛直を保って吊り下げられる。
レーザダイオード8から発光されるレーザ光線Bの壁面
Wに対する照射点が、この壁面Wに平行線を墨出しする
高さ(H)に合致するように重錘杆6の長さを調整し
て、発光源であるレーザダイオード8を上下動させて、
壁面Wに対するレーザ光線Bの照射点(P1)に目印を付
ける。この状態で、モータ4を起動させて重錘杆6を所
定角度回転させ、レーザ光線Bの新たな照射点(P2)に
目印を付ける。以後、同様にして壁面Wに対するレーザ
光線Bの更に別の照射点(P3)に目印を付ける。上記し
たように、レーザダイオード8から発光されるレーザ光
線Bは、厳格な水平を保っているので、目印を付けられ
たレーザ光線の複数の照射点(P1,2,3)を結ぶ直線
は水平となって、レーザ光線の複数の照射点(P1,2,
3)は、水平線を墨出しするための基点となる。また、
重錘杆6の回転角度を大きくすると、一つの壁面のみな
らず、相隣接する複数の壁面に水平線墨出しのための基
点を定めることができる。
【0010】また、本発明の基点出し装置を固定するた
めの部材は、上記したような建築物を構成する梁2など
に限られず、建築施工現場において使用されている種々
の建築用具であってもよい。例えば、図5に示されるよ
うに、脚立21を利用する場合には、基点出し装置の固
定部1を脚立21の踏板22に固定して吊り下げればよ
い。
【0011】また、図6及び図7に、それぞれ本発明の
第2及び第3実施例の基点出し装置が示されており、上
記第1実施例と同一又は同等部分には同一符号を付し、
異なる部分についてのみ説明する。第2実施例において
は、梁2に固定される固定部31の長さが調整できる構
造になっている。即ち、固定部31は、フック32aを
介して梁2に直接に固定される筒状の本体部32と、こ
の本体部32に挿入される挿入棒33とから成ってい
る。この挿入棒33の下端部にモータハウジング5が一
体に設けられて、このハウジング5内にモータ4が内装
されて、その回転軸4aに連結された重錘杆34が、前
記ハウジング5に装着されたジャイロ機構11を介して
鉛直に吊り下げられている。この第2実施例では、重錘
杆34の上端部に発光源であるレーザダイオード8が内
装されている。この第2実施例においては、固定部31
の長さの調整によって、発光源を上下動させていると共
に、重錘杆34の上端部に発光源が内装されている点に
特徴がある。このように、重錘杆に設けられる発光源
は、その下端部に限定されず、いかなる部分であっても
よい。
【0012】更に、図7に示される第3実施例は、パイ
プ状の大径杆6aに小径杆6bを挿入して、長さが調整
可能な重錘杆6を使用する構成は、前記第1実施例と同
一であるが、この大径杆6aの上端部に鍔部6a1を設け
て、固定部1の下端に設けたハウジング35内に前記鍔
部6a1を内装して、ジャイロ機構11を介して重錘杆6
を鉛直に吊り下げている構成と、小径杆6bの下端部に
モータハウジング5を設けて、このハウジング5内にモ
ータ4を内装して、その回転軸4aに発光源箱10を取
付けている構成とが、前記第1実施例と異なる。この第
3実施例では、鉛直軸を中心にして発光源を回転させる
ためのモータ4を重錘杆6の下端部に取付けている。こ
のように、重錘杆6に対するモータ4の装着部位は、そ
の上端部に限定されない。
【0013】また、発光源をモータにより回転させる構
成の上記各実施例において、電波や赤外線によりモータ
を遠隔操作させるように構成すると、壁面における光線
の照射点を変更しながら基点を定めることができて、一
人の作業者によって水平線の墨出しを行うことができ
る。
【0014】また、発光源から発光される光線は、一本
に限られずに、複数本であってもよい。なお、上記各実
施例は、いずれもモータによって鉛直軸を中心にして発
光源を回転させているが、この発光源の回転は、手動で
あってもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る基点出し装置は、固定部の
下端部にジャイロ機構を介して鉛直を保持して重錘杆を
吊り下げ、この重錘杆に備えられていて、鉛直軸を中心
に回転する発光源から発光される光線の方向を正確な水
平にすることによって、建築物の壁面に水平線を墨出し
するための複数の基点を高精度でもって自動的に定める
ことができる。このため、水平線墨出しのための基点出
し作業の能率が高まる。また、本発明に係る基点出し装
置は、建築物の構成部材、或いは建築現場において使用
される建築用具に簡単に固定して使用できるため、使い
勝手が極めてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の基点出し装置の正面図で
ある。
【図2】図1におけるモータ4の部分の拡大断面図であ
る。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】本発明の第1実施例の基点出し装置を建築物の
梁2に固定して使用する状態の斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例の基点出し装置を脚立21
の踏板22に固定して使用する状態の斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例の基点出し装置の正面図で
ある。
【図7】本発明の第3実施例の基点出し装置の正面図で
ある。
【符号の説明】
B:レーザ光線 C:重錘杆の軸芯 P1,2,3 :レーザ光線の照射点 1,31:固定部 2:梁 4:モータ 4a:モータの回転軸 6,34:重錘杆 8:レーザダイオード(発光源)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の壁面に水平線を墨出しするため
    の基点を定める装置であって、建築物の構成部材などに
    固定される固定部と、該固定部にジャイロ機構を介して
    鉛直に吊り下げられる重錘部とから成り、該重錘部は、
    前記固定部に鉛直に吊り下げられた状態で、該鉛直方向
    と直交する方向に光線を発光すると共に、前記鉛直方向
    を軸に回転可能に設けられる発光源を備えたことを特徴
    とする水平線墨出しのための基点出し装置。
  2. 【請求項2】 前記重錘部の発光源は、固定部に鉛直に
    吊り下げられた状態で上下動可能であることを特徴とす
    る請求項1に記載の水平線墨出しのための基点出し装
    置。
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