JPH0842949A - 製氷機 - Google Patents

製氷機

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JPH0842949A
JPH0842949A JP19749494A JP19749494A JPH0842949A JP H0842949 A JPH0842949 A JP H0842949A JP 19749494 A JP19749494 A JP 19749494A JP 19749494 A JP19749494 A JP 19749494A JP H0842949 A JPH0842949 A JP H0842949A
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JP
Japan
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ice
cooler
ice making
sensor
making
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JP19749494A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Kakinuma
盈 柿沼
Hideyuki Katayanagi
英幸 片柳
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製氷の完了や離氷の完了を直接的に検知し
て、円滑且つ効率的な製氷運転を行うことができる製氷
機を提供する。 【構成】 製氷機1は、冷却器2に製氷用水を循環させ
て製氷行程を行い、冷却器2を加熱することによって離
氷行程を行う。冷却器2に対向して設けられた電極と、
この電極と冷却器2間の静電容量の変化に基づき、冷却
器2に生成された氷を検出するセンサを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷却器に製氷用水を循環
させて自動製氷運転を行う製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より所謂プレート式の製氷機は、例
えば実公昭56−20788号公報(F25C5/1
8)に示される如く、傾斜配置された冷却器(蒸発器)
の上面にポンプによって製氷用水を循環し、冷却器の上
面に氷を生成する製氷行程を行うと共に、製氷が完了し
た時点で前記冷却器には高温冷媒(ホットガス)を流し
て加熱し、冷却器上に生成された氷を剥離させて傾斜方
向に落下させる離氷行程を行っている。
【0003】そして、剥離された氷は冷却器の傾斜方向
(氷が落下する方向)に配置されたカッティングヒータ
(裁断器)上に落下し、そこで所定の寸法に切断された
後、下方に蓄えられると共に、離氷が完了し、且つ、蓄
えられた氷が満杯(満氷)ではない場合には、再び上記
製氷行程に移行するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前記製氷の完
了(製氷行程の終了)は従来では製氷タイマーを用い、
所定の製氷時間の経過により製氷完了を間接的に検知す
ることにより制御しているが、氷の生成速度は季節の変
化等に伴う外気温によって異なって来るため、冷却器上
にて常に一定厚みの氷を生成するためには、前記外気温
を直接若しくは間接的に検知する複数のセンサを設け、
それが検知する外気温に応じて前記タイマーによる製氷
時間を補正する必要があった。そのため、センサの数が
増加して制御装置の回路構成が複雑となると共にコスト
も高騰する。また、上記氷の生成速度は製氷機個々の性
能のバラツキによっても異なって来るため、上述の如き
補正を行っても一定厚みの氷を生成することは極めて困
難であった。
【0005】他方、前記離氷の完了(離氷行程の終了)
は従来では冷却器の温度を検出する復帰サーモ(センサ
ー)を設け、ホットガスの流入により冷却器の温度が上
昇して所定の離氷完了温度に達したか否かを検出して離
氷の完了を間接的に検知することにより制御している
が、冷却器の温度上昇速度も季節の変化等に伴う外気温
によって異なって来るため、既に氷が剥がれているのに
離氷完了温度とならない場合が発生する。そのため、実
際には離氷が完了しているにも係わらず製氷行程に移行
できなくなり、製氷能力が低下してしまう問題があっ
た。
【0006】これを解消するため、例えば実公昭57−
10392号公報(F25C1/04)では、所謂逆セ
ル型の製氷機において離氷(除氷)の完了を機械式のス
イッチにて直接的に検知しようとしているが、係る機械
式のスイッチでは氷結等のために動作不良となる危険性
が大きかった。
【0007】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、製氷の完了や離氷の完了を
直接的に検知して、円滑且つ効率的な製氷運転を行うこ
とができる製氷機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の製氷機
は、冷却器に製氷用水を循環させて製氷行程を行い、冷
却器を加熱することによって離氷行程を行うものであっ
て、冷却器に対向して設けられた電極と、この電極と冷
却器間の静電容量の変化に基づき、冷却器に生成された
氷を検出するセンサを備えているものである。
【0009】請求項2の発明の製氷機は、冷却器に製氷
用水を循環させて製氷行程を行い、冷却器を加熱するこ
とによって離氷行程を行うものであって、冷却器に生成
された氷の厚みを検出する非接触式の製氷完了センサ
と、この製氷完了センサの検出動作に応じて製氷行程を
終了し、離氷行程に移行する制御装置とを具備してお
り、この制御装置は、製氷完了センサの感度を調整する
感度調整回路を備えているものである。
【0010】請求項3の発明の製氷機は、冷却器に製氷
用水を循環させて製氷行程を行い、冷却器を加熱するこ
とによって離氷行程を行うものであって、冷却器に生成
された氷の厚みを検出する接触式の製氷完了センサと、
この製氷完了センサの検出動作に応じて製氷行程を終了
し、離氷行程に移行する制御装置と、製氷完了センサと
冷却器との間の距離を調整するセンサ位置調整手段とを
備えているものである。
【0011】請求項4の発明の製氷機は、冷却器に製氷
用水を循環させて製氷行程を行い、冷却器を加熱するこ
とによって離氷行程を行うものであって、冷却器に生成
された氷の厚みを検出する製氷完了センサと、この製氷
完了センサの検出動作に応じて製氷行程を終了し、離氷
行程に移行する制御装置とを具備しており、製氷完了セ
ンサの冷却器に対向する面を、離氷行程において氷が落
下する方向に低く傾斜させたものである。
【0012】請求項5の発明の製氷機は、冷却器に製氷
用水を循環させて製氷行程を行い、冷却器を加熱するこ
とによって離氷行程を行うものであって、冷却器に生成
された氷の厚みを検出する製氷完了センサと、この製氷
完了センサの検出動作に応じて製氷行程を終了し、離氷
行程に移行する制御装置とを具備しており、製氷完了セ
ンサを移動可能に設けたものである。
【0013】請求項6の発明の製氷機は、冷却器に製氷
用水を循環させて製氷行程を行い、冷却器を加熱するこ
とによって離氷行程を行うものであって、冷却器に生成
された氷の有無を検出する離氷完了センサと、この離氷
完了センサの検出動作に応じて離氷行程を終了する制御
装置とを具備しており、離氷完了センサの冷却器に対向
する面を、離氷行程において氷が落下する方向に低く傾
斜させたものである
【0014】請求項7の発明の製氷機は、冷却器に製氷
用水を循環させて製氷行程を行い、冷却器を加熱するこ
とによって離氷行程を行うものであって、冷却器に生成
された氷の有無を検出する離氷完了センサと、この離氷
完了センサの検出動作に応じて離氷行程を終了する制御
装置とを具備しており、離氷完了センサを移動可能に設
けたものである。
【0015】請求項8の発明の製氷機は、冷却器に製氷
用水を循環させて製氷行程を行い、冷却器を加熱するこ
とによって離氷行程を行うものであって、冷却器に生成
された氷を検出するセンサと、このセンサの検出動作に
応じて機器の制御を実行する制御装置とを具備してお
り、センサを氷が落下する側の冷却器に対向させて設け
たものである
【0016】
【作用】請求項1の発明の製氷機では冷却器に対向して
電極を設けており、この電極と冷却器間が空気の場合に
は静電容量は小さく、水又は氷の場合には大きくなる。
従って、製氷行程中に冷却器に氷が生成されて行くと、
電極と冷却器間の静電容量は増大して行く。係る静電容
量の変化はセンサにより検出できるので、生成された氷
が所望の厚みとなって電極に接触又は所定の距離まで近
接した時点で製氷行程を終了させることにより、外気温
等に影響されること無く常に一定厚みの氷を生成するこ
とが可能となる。
【0017】逆に、離氷行程において氷が冷却器から離
れると、電極と冷却器間は空気となるために静電容量は
減少する。係る静電容量の変化もセンサにより検出でき
るので、静電容量が空気に相当する値に減少した時点で
離氷行程を終了させることにより、外気温等に影響され
ること無く離氷を的確に検出して製氷能力を向上させる
ことが可能となる。
【0018】特に、機械式のスイッチを用いること無く
電気的に氷の厚み或いは氷の有無を検出できるので、氷
結等にて動作不良となることも無く、安定且つ確実な製
氷運転を実現することができるようになる。
【0019】請求項2の発明の製氷機によれば、冷却器
に生成された氷の厚みを検出する非接触式の製氷完了セ
ンサの検出動作に応じて製氷行程を終了する制御装置
が、製氷完了センサの感度を調整する感度調整回路を備
えているので、この感度調整回路にて製氷完了センサの
感度を調整することにより、離氷行程に移行する時点の
氷の厚みを変化させ、生成される氷の厚みを所望の値に
調整することが可能となる。
【0020】請求項3の発明の製氷機によれば、冷却器
に生成された氷の厚みを検出する接触式の製氷完了セン
サの検出動作に応じて制御装置が製氷行程を終了すると
共に、製氷完了センサと冷却器との間の距離を調整する
センサ位置調整手段を設けたので、このセンサ位置調整
手段にて製氷完了センサと冷却器との間の距離を調整す
ることにより、離氷行程に移行する時点の氷の厚みを変
化させ、生成される氷の厚みを所望の値に調整すること
が可能となる。
【0021】請求項4の発明の製氷機によれば、冷却器
に生成された氷の厚みを検出する製氷完了センサの検出
動作に応じて制御装置が製氷行程を終了し、離氷行程に
移行すると共に、製氷完了センサの冷却器に対向する面
を、離氷行程において氷が落下する方向に低く傾斜させ
たので、離氷行程において氷が落下する際、製氷完了セ
ンサと冷却器の間に氷が引っかかることを防止でき、離
氷不良の発生を未然に解消することができるようにな
る。
【0022】請求項5の発明の製氷機によれば、冷却器
に生成された氷の厚みを検出する製氷完了センサの検出
動作に応じて制御装置が製氷行程を終了し、離氷行程に
移行すると共に、製氷完了センサを移動可能に設けたの
で、離氷時に氷が冷却器より剥離して浮き上がり、厚み
が増した場合にも製氷完了センサが移動するため、氷が
冷却器とセンサの間に挟まれることを防止でき、離氷不
良の発生を未然に解消することができるようになる。
【0023】請求項6の発明の製氷機によれば、冷却器
に生成された氷の有無を検出する離氷完了センサの検出
動作に応じて制御装置が離氷行程を終了すると共に、離
氷完了センサの冷却器に対向する面を、離氷行程におい
て氷が落下する方向に低く傾斜させたので、離氷行程に
おいて氷が落下する際、離氷完了センサと冷却器の間に
氷が引っかかることを防止でき、離氷不良の発生を未然
に解消することができるようになる。
【0024】請求項7の発明の製氷機によれば、冷却器
に生成された氷の有無を検出する離氷完了センサと、こ
の離氷完了センサの検出動作に応じて離氷行程を終了す
る制御装置とを具備しており、離氷完了センサを移動可
能に設けたので、離氷時に氷が冷却器より剥離して浮き
上がり、厚みが増した場合にも離氷完了センサが移動す
るため、氷が冷却器とセンサの間に挟まれることを防止
でき、離氷不良の発生を未然に解消することができるよ
うになる。
【0025】請求項8の発明の製氷機によれば、冷却器
に生成された氷を検出するセンサの検出動作に応じて制
御装置が機器の制御を実行すると共に、センサを氷が落
下する側の冷却器に対向させて設けたので、離氷行程に
おいて氷が落下する際に万一引っかかった場合にも、セ
ンサと冷却器の間には氷が存在することになる。従っ
て、氷の落下異常をセンサにより検出できるので、的確
な処置を施すことにより、円滑な製氷運転を実現するこ
とが可能となる。
【0026】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。実施例の製氷機1は所謂プレート式の製氷機であ
り、図1及び図2に示す如く裏面に冷凍サイクルの蒸発
パイプ2Aを具備して傾斜配置された板状の冷却器2
と、この冷却器2の最上部の上方に配置された散水管3
と、冷却器2の下側に配設された水タンク4と、この水
タンク4及び前記散水管3に連通した循環ポンプ6と、
冷却器2が低く傾斜する方向の下方に並設されたカッテ
ィングヒータ7と、このカッティングヒータ7側の冷却
器2の上方において、冷却器2の上面に対向して設けら
れたセンサとしての氷検出装置8とから構成されてい
る。尚、冷却器2は接地されている。
【0027】後述する製氷行程において、前記循環ポン
プ6が運転されると前記水タンク4内の製氷用水が汲み
上げられ、散水管3より冷却器2の上面に散水される。
そして、冷却器2の上面を流下した製氷用水は図1中矢
印で示す如く水タンク4内に回収される循環が行われ
る。また、この水タンク4には後述する給水弁を介して
製氷用水が補給される。
【0028】前記蒸発パイプ2Aは後述するコンプレッ
サやコンデンサ及び減圧装置と共に周知の冷凍サイクル
を構成し、後述するホットガス弁が閉じているときには
コンデンサにて凝縮され、減圧装置にて減圧された冷媒
が供給されて蒸発し、冷却作用を発揮して冷却器2上面
を流れる製氷用水より冷却器2上面に氷Iを生成すると
共に、ホットガス弁が開いた場合には、コンプレッサか
ら吐出された高温冷媒(ホットガス)が供給されて加熱
作用を発揮し、冷却器2上面の氷I下面を融解させる。
【0029】前記氷検出装置8は、低く傾斜する側の冷
却器2の端部上方に設けられており、図2及び図6に示
す如く共通の基板9に製氷完了センサ11の電極11A
と、離氷完了センサ12の電極12Aが並設されて構成
されている。この基板9の位置は上下方向に調整でき、
それによって各電極11A、12Aと冷却器2の上面と
の間の距離を調整できるように構成されている。また、
基板9は下方から持ち上げられた場合に上方に自由に移
動可能とされると共に、各電極11A、12Aの冷却器
に対向する面は、冷却器2が低く傾斜する方向に低く傾
斜している。
【0030】次に、図3は製氷機1の制御装置23の電
気回路図を示している。交流電源ACにはマイクロコン
ピュータ24が接続され、このマイクロコンピュータ2
4には前記製氷完了センサ11と、離氷完了センサ12
と、図示しない貯氷室内の満氷を検出する静電容量式の
満氷センサ20が接続されている。また、交流電源AC
には満氷スイッチ26と、切換スイッチ27のコモン端
子cが直列に接続されており、この切換スイッチ27の
a端子には前記コンデンサ空冷用のファンモータ28と
循環ポンプ6(厳密には循環ポンプ6のモータ。以下、
同じ。)が並列に接続されている。そして、切換スイッ
チ27のb端子には前記給水弁29とホットガス弁31
が並列に接続されている。一方、前記コンプレッサ32
は満氷スイッチ26に対して切換スイッチ27以降の回
路と並列に接続されている。
【0031】他方、前記製氷完了センサ11と離氷完了
センサ12の電気回路を図4に示す。尚、両センサ1
1、12の回路構成は基本的に同一であるので、製氷完
了センサ11を代表して説明する。製氷完了センサ11
(離氷完了センサ12も同様)は大別して発振回路部4
1と平滑・増幅回路部42とから成る。発振回路部41
はOPアンプIC1と、正帰還抵抗R4と、可変の負帰
還抵抗R3と、OPアンプIC1の+入力端子に接続さ
れた分圧抵抗R1、R2とから構成されており、前記電
極11A(12Aも同様)は、電極11Aと冷却器2間
の静電容量の限界値を決めるためのコンデンサC1を介
してOPアンプIC1の−入力端子に接続されている。
尚、前記電極11Aと冷却器2間の静電容量はCで示
す。
【0032】そして、抵抗R1とR2で分圧されたOP
アンプIC1の+入力電圧が−入力電圧よりも高い場
合、OPアンプIC1の出力電圧は高電位(以下、
「H」と称す。)となり、抵抗R3を介してコンデンサ
C1とCに充電電流が流れるため、OPアンプIC1の
−入力電圧は+入力電圧よりも高くなり、OPアンプI
C1の出力電圧は「H」から低電位(以下、「L」と称
す。)に反転する。すると今度はコンデンサC1、Cの
電荷が抵抗R3を介して放電するので、徐々に−入力電
圧が減少して+入力電圧よりも下がり、OPアンプIC
1の出力電圧は「L」から「H」に切り替わる。これを
繰り返して発振が継続されると共に、発振周期は抵抗R
3とコンデンサC1、Cで決まる。
【0033】ここで、前記Cは電極11Aと冷却器2間
の氷または水若しくは空気の等価容量であり、この容量
は氷または水の場合はC1より著しく大きく、空気の場
合はC1より著しく小さくなる。従って、電極11Aと
冷却器2間が氷または水の場合は略C1が発振周期を決
め、空気の場合はCの値が発振周期を決めることにな
る。そして、冷却器2上に氷Iが無く、極端にCの値が
小さくなると発振回路部41の発振は停止するか振幅が
小さくなる。逆に、図5の如く冷却器2上の氷Iが成長
して電極11Aに接触若しくは近接するとコンデンサC
1がCにより結合され、発振回路の閉回路を形成するた
め、発振回路部41は発振を開始するか、振幅を大きく
する。
【0034】一方、平滑・増幅回路部42はOPアンプ
IC2と、負帰還抵抗R7、R8及びこの抵抗R7に並
列接続されたコンデンサC3と、+入力端子に接続され
たコンデンサC2及び抵抗R5と、+入力端子と接地間
に接続された抵抗R6とから構成されており、前記コン
デンサC2が発振回路部41のOPアンプIC1の出力
に接続されている。そして、OPアンプIC1の出力変
化はコンデンサC2により交流分のみ取り出され、抵抗
R5、R6で分割されてOPアンプIC2の+入力端子
に入力される。OPアンプIC2は抵抗R7、R8及び
コンデンサC3で増幅すると共に平滑し、直流電圧を出
力する。
【0035】従って、冷却器2上に氷Iがある場合には
「H」となり、氷Iが無い場合には「L」となる。そし
て、製氷完了センサ11と離氷完了センサ12の各OP
アンプIC2の出力がマイクロコンピュータ24に入力
されており、マイクロコンピュータ24は各センサ1
1、12の出力(「H」か「L」)に応じて切換スイッ
チ27のコイル27Cへの通電を制御する。
【0036】尚、前記発振回路部41の発振周期及び振
幅は抵抗R3の値によって変化するため、製氷完了セン
サ11及び離氷完了センサ12の感度は抵抗R3の値を
調整することによって変化する(感度調整回路)。即
ち、抵抗R3を大きくすると感度は高くなり、従って後
述する如く製氷完了センサ11と離氷完了センサ12を
非接触で使用する場合には、増幅回路部42のOPアン
プIC2の出力が「H」に切り替わる氷Iの厚みは薄く
なり、逆に、抵抗R3を小さくすると感度は低くなり、
同じくOPアンプIC2が「H」に切り替わる氷Iの厚
みは厚くなる。
【0037】そして、この場合離氷完了センサ12の感
度は抵抗R3により高く設定し、製氷完了センサ11の
感度はOPアンプIC2が「H」に切り替わる氷Iの厚
みが所望の厚みとなる値に抵抗R3にて設定する。従っ
て、この抵抗R3により生成される氷Iの厚みを調整す
ることができるようになる。
【0038】以上の構成で次に図7を参照しながら本発
明の製氷機1の動作を説明する。尚、実施例では製氷完
了センサ11と離氷完了センサ12を非接触で使用する
ものとする。図7はマイクロコンピュータ24のプログ
ラムを示すフローチャートである。今、貯氷室内に氷が
無いものとし、また、冷却器2上面にも氷が無い状態で
電源が投入されるとマイクロコンピュータ24は製氷運
転を開始する。そして、ステップS1で満氷センサ20
の出力に基づきマイクロコンピュータ24は満氷スイッ
チ26を閉じ、且つ、両センサ11、12の出力(OP
アンプIC2の出力)も「L」であるので、マイクロコ
ンピュータ24は切換スイッチ27をa端子に閉じる。
これによって、コンプレッサ32と循環ポンプ6及びフ
ァンモータ28が運転(ON)され、製氷行程が開始さ
れる。
【0039】製氷行程では、上述の如く蒸発パイプ2A
が冷却器2を冷却すると共に、水タンク4内の製氷用水
は循環ポンプ6にて冷却器2上面に散水されるので、冷
却器2上面には徐々に氷Iが生成されて行く。冷却器2
上面に薄い氷Iが生成されると、離氷完了センサ12の
感度は前述の如く高く設定されているため、離氷完了セ
ンサ12の出力が先ず「H」となるが、この時点ではマ
イクロコンピュータ24は製氷行程を継続する。
【0040】そして、冷却器2上の氷Iの厚みが徐々に
増えて行き、所望の厚みとなったところで製氷完了セン
サ11の電極に所定の距離の位置まで来ると、製氷完了
センサ11の出力が「H」に反転する。この「H」は製
氷完了検出信号となってマイクロコンピュータ24に入
力される。マイクロコンピュータ24はステップS2で
この製氷完了検出信号が有ったか否か判断しており、上
述の如く製氷完了センサ11の出力が反転すると、ステ
ップS2からステップS3に進んで切換スイッチ27を
b端子に切り換える。これによって、ファンモータ28
及び循環ポンプ6は停止すると共に、給水弁29が開い
て(ON)水タンクに製氷用水を補充する。また、ホッ
トガス弁31も開いて(ON)蒸発パイプ2Aにホット
ガスを流し、離氷行程が開始される。
【0041】離氷行程が開始されると、冷却器2上面の
氷Iは下面から加熱されるので、冷却器2から剥がさ
れ、その傾斜に沿ってカッティングヒータ7上に落下す
る。冷却器2上の氷Iが完全に無くなると、離氷完了セ
ンサ12の出力が「L」に反転するので(製氷完了セン
サ11の出力も反転する)、この「L」は離氷完了検出
信号となってマイクロコンピュータ24に入力される。
マイクロコンピュータ24はステップS5でこの離氷完
了検出信号が有ったか否か判断しており、上述の如く離
氷完了センサ12の出力が反転すると、ステップS5か
らステップS6に進んで満氷センサ20により貯氷室内
が満氷か否か判断する。そして、満氷でなければステッ
プS1に戻り製氷行程を再開する。
【0042】一方、カッティングヒータ7には常時通電
されているので、カッティングヒータ7上に落下した板
状の氷Iはそこで所定の矩形氷に裁断され、下方の図示
しない貯氷室に貯えられる。そして、貯氷室内が満氷と
なると、満氷センサ20の出力に基づき、マイクロコン
ピュータ24はステップS6からステップS7に進んで
満氷スイッチ26を開く。これによって、コンプレッサ
32、給水弁29、ホットガス弁31他が非通電となる
ので、製氷機1の製氷運転が停止される。
【0043】ここで、前述の如く基板9は下方から持ち
上げられた場合に上方に自由に移動可能とされているの
で、上記離氷行程において冷却器2から氷Iが剥離して
落下する際、氷Iが浮き上がって電極11A、12A等
に当接したとしても、基板9は上方に退避するので、氷
Iが氷検出装置8に引っかかる不都合は生じない。ま
た、各電極11A、12Aの冷却器2に対向する面は、
冷却器2が低く傾斜する方向、即ち、氷Iの落下方向に
低く傾斜しているので、これによっても氷Iは電極11
A、12Aに引っかかり難くなる。
【0044】また、上記実施例では製氷完了センサ11
を非接触で使用するようにしたが、図8に示す如く補助
電極11Bを冷却器2方向に垂らし、この補助電極11
Bに氷Iが接触した場合にOPアンプIC2の出力が
「H」に反転するように構成しても良い(接触式。離氷
完了センサ12に対しても同様)。そして、この場合も
補助電極11Bを氷Iが落下する方向に低く傾斜させる
ことにより、氷Iの引っかかりを防止することができ
る。特に、製氷完了センサ11を接触式で使用する場合
には、前述の如く基板9の位置を上下方向に調整し、電
極11Bと冷却器2の上面との間の距離を調整すること
により、生成される氷Iの厚みを調整することができ
る。
【0045】特に、図9の如く製氷完了センサ11(或
いは離氷完了センサ12)の電極11Aを中心軸11C
から徐々に半径が大きくなる渦巻き状に構成し、この中
心軸11Cを冷却器2の上方にてその傾斜方向に直交す
る向きで水平に設けても良い。係る構成によれば、中心
軸11Cにて電極11Aを回転させることにより、その
冷却器2に対向する面の位置が上下に調整されるので、
それによって氷Iの厚みを調整することができる。ま
た、電極11Aに弾性を持たせ、且つ、端部をカッティ
ングヒータ7方向に向ければ、氷Iが落下時に引っかか
ることも防止できる。
【0046】また、氷検出装置8の電極12Aは、低く
傾斜する側(氷Iが落下する側)の冷却器2の端部上方
に設けられているので、離氷行程において氷Iが落下す
る際に万一引っかかった場合にも、電極12Aと冷却器
2の間には氷Iが存在することになる。そのため、図7
のステップS5からステップS6に進まなくなるので、
離氷行程を終了しなくなるので、この時間を管理するこ
とによって氷Iの落下異常を検出できる。
【0047】次に、図10〜図13はマイクロコンピュ
ータ24による制御の他の実施例を示している。尚、各
図において図7と同一符号で示すステップは同一の処理
を行うものとして説明を省略する。即ち、図10のステ
ップS2で製氷完了センサ11から製氷完了検出信号が
有ると、マイクロコンピュータ24は次にステップS1
1に進み、自らの機能として有するタイマにより、製氷
行程の開始から30分が経過しているか否か判断する。
【0048】ここで、製氷完了センサ11の電極11A
等が故障し、製氷完了検出信号が出力されたままとなる
と、製氷行程が30分経過する以前にステップS2から
ステップS11に進むことになる。係る場合には冷却器
2上にて氷Iを生成することが不可能となるが、本実施
例ではマイクロコンピュータ24はステップS2に戻
り、30分経過するまで製氷行程を継続するので、30
分間の厚みの氷Iは最低限生成することが可能となる。
【0049】また、マイクロコンピュータ24はステッ
プS2で製氷完了検出信号が無い場合、ステップS12
に進んでやはりタイマによって製氷行程の開始から1時
間経過しているか否か判断する。ここで、製氷完了セン
サ11の電極11A等が故障し、製氷完了検出信号を出
力不能となると、製氷行程を終了して離氷行程に移行す
ることが不可能となり、冷却器2から氷Iを剥離させる
ことが不可能となるが、本実施例ではマイクロコンピュ
ータ24は製氷行程が1時間行われると、ステップS1
2からステップS3に進み、製氷行程を終了して離氷行
程に移行するので、冷却器2から氷Iを剥離させて矩形
状の氷を生成することが可能となる。
【0050】また、図10のステップS5で離氷完了セ
ンサ12から離氷完了検出信号が有ると、マイクロコン
ピュータ24は次にステップS13に進み、自らの機能
として有するタイマにより、離氷行程の開始から3分が
経過しているか否か判断する。
【0051】ここで、離氷完了センサ12の電極12A
等が故障し、離氷完了検出信号が出力されたままとなる
と、離氷行程が3分経過する以前にステップS5からス
テップS13に進むことになる。係る短期間では冷却器
2上から氷Iが剥離できないが、本実施例ではマイクロ
コンピュータ24はステップS5に戻り、3分経過する
まで離氷行程を継続するので、氷Iを確実に冷却器2か
ら剥離させることが可能となる。
【0052】また、マイクロコンピュータ24はステッ
プS5で離氷完了検出信号が無い場合、ステップS14
に進んでやはりタイマによって離氷行程の開始から7分
経過しているか否か判断する。ここで、離氷完了センサ
12の電極12A等が故障し、離氷完了検出信号を出力
不能となると、離氷行程を終了して製氷行程に移行する
ことが不可能となり、氷Iの生成が停止してしまうが、
本実施例ではマイクロコンピュータ24は離氷行程が7
分間行われると、ステップS14からステップS6に進
み、離氷行程を終了するので、引き続き冷却器2にて製
氷を行うことが可能となる。
【0053】次に、図11は製氷完了センサ11と離氷
完了センサ12を二個ずつ(No.1とNo.2)設け
た場合のマイクロコンピュータ24による制御の実施例
を示している。尚、各図においてやはり図7と同一符号
で示すステップは同一の処理を行うものとして説明を省
略する。即ち、図11においてはマイクロコンピュータ
24はステップS1の次にステップS21で製氷完了セ
ンサNo.1が故障しているか否か判断し、故障(後述
する故障フラグセット)している場合にはステップS2
3に進んで今度は製氷完了センサNo.2が故障してい
るか否か判断する。
【0054】ここで、図12に係る製氷完了センサN
o.1とNo.2の故障検知のフローチャートを示す。
即ち、マイクロコンピュータ24は図12のステップS
31で製氷完了センサNo.1の出力信号の変化が一定
時間(長時間)以上無いか否か判断し、故障していて変
化が無ければステップS33に進んで製氷完了センサN
o.1の故障フラグ(FLG)をセット(H)する。ま
た、ステップS31で否の場合にはステップS32に進
んで今度は製氷完了センサNo.1の出力信号が一定時
間(短時間)以内に変化したか否か判断し、変化してい
ればやはりステップS33に進み、変化していなければ
ステップS31に戻る。係る故障検知はステップS34
〜ステップS36で製氷完了センサNo.2に対しても
同様に実行する。
【0055】このようにしてマイクロコンピュータ24
は二個の製氷完了センサNo.1及びNo.2について
故障の検知を行い、先ず製氷完了センサNo.1に故障
がなければ(故障フラグリセット)、ステップS21か
らステップS22に進んで製氷完了センサNo.1から
の製氷完了検出信号が有るか否か判断し、有った場合に
は以後前述同様の制御を実行する。また、製氷完了セン
サNo.1が故障していて製氷完了センサNo.2が故
障していない場合には、ステップS21からステップS
23に進み、更にステップS24に進んで製氷完了セン
サNo.2からの製氷完了検出信号が有るか否か判断
し、有った場合には以後前述同様の制御を実行する。
【0056】従って、製氷完了センサNo.1が故障し
た場合にも製氷完了センサNo.2によって以後支障無
く製氷行程を実行することが可能となる。ここで、製氷
完了センサNo.1とNo.2が共に故障している場合
には、マイクロコンピュータ24はステップS25に進
んで所定のフェイルセイフ時間の経過を待ち、ステップ
S3に進む。これによって、最低限氷Iの生成が行われ
るように配慮している。
【0057】更に、マイクロコンピュータ24はステッ
プS4の次にステップS26で離氷完了センサNo.1
が故障しているか否か判断し、故障(後述する故障フラ
グセット)している場合にはステップS28に進んで今
度は離氷完了センサNo.2が故障しているか否か判断
する。
【0058】ここで、図13に係る離氷完了センサN
o.1とNo.2の故障検知のフローチャートを示す。
即ち、マイクロコンピュータ24は図13のステップS
37で離氷完了センサNo.1の出力信号の変化が一定
時間(長時間)以上無いか否か判断し、故障していて変
化が無ければステップS39に進んで離氷完了センサN
o.1の故障フラグ(FLG)をセット(H)する。ま
た、ステップS37で否の場合にはステップS38に進
んで今度は離氷完了センサNo.1の出力信号が一定時
間(短時間)以内に変化したか否か判断し、変化してい
ればやはりステップS39に進み、変化していなければ
ステップS37に戻る。係る故障検知はステップS40
〜ステップS42で離氷完了センサNo.2に対しても
同様に実行する。
【0059】このようにしてマイクロコンピュータ24
は二個の離氷完了センサNo.1及びNo.2について
故障の検知を行い、先ず離氷完了センサNo.1に故障
がなければ(故障フラグリセット)、ステップS26か
らステップS27に進んで離氷完了センサNo.1から
の離氷完了検出信号が有るか否か判断し、有った場合に
は以後前述同様の制御を実行する。また、離氷完了セン
サNo.1が故障していて離氷完了センサNo.2が故
障していない場合には、ステップS26からステップS
28に進み、更にステップS29に進んで離氷完了セン
サNo.2からの離氷完了検出信号が有るか否か判断
し、有った場合には以後前述同様の制御を実行する。
【0060】従って、離氷完了センサNo.1が故障し
た場合にも離氷完了センサNo.2によって以後支障無
く離氷行程を実行することが可能となる。ここで、離氷
完了センサNo.1とNo.2が共に故障している場合
には、マイクロコンピュータ24はステップS30に進
んで所定のフェイルセイフ時間の経過を待ち、ステップ
S6に進む。これによって、確実に氷Iの剥離が行われ
るように配慮している。
【0061】尚、上記の各実施例ではプレート式の製氷
機を例に取り説明したが、所謂逆セル式の製氷機等にも
本発明は有効である。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、冷却器に対向して電極を設けており、この電極と冷
却器間が空気の場合には静電容量は小さく、水又は氷の
場合には大きくなる。従って、製氷行程中に冷却器に氷
が生成されて行くと、電極と冷却器間の静電容量は増大
して行くので、係る静電容量の変化をセンサにより検出
することにより、生成された氷が所望の厚みとなって電
極に接触又は所定の距離まで近接した時点で製氷行程を
終了させ、外気温等に影響されること無く常に一定厚み
の氷を生成することが可能となる。
【0063】逆に、離氷行程において氷が冷却器から離
れると、電極と冷却器間は空気となるために静電容量は
減少するので、係る静電容量の変化もセンサにより検出
し、静電容量が空気に相当する値に減少した時点で離氷
行程を終了させることにより、外気温等に影響されるこ
と無く離氷を的確に検出して製氷能力を向上させること
が可能となる。
【0064】特に、機械式のスイッチを用いること無く
電気的に氷の厚み或いは氷の有無を検出できるので、氷
結等にて動作不良となることも無く、安定且つ確実な製
氷運転を実現することができるようになるものである。
【0065】請求項2の発明によれば、冷却器に生成さ
れた氷の厚みを検出する非接触式の製氷完了センサの検
出動作に応じて製氷行程を終了する制御装置が、製氷完
了センサの感度を調整する感度調整回路を備えているの
で、この感度調整回路にて製氷完了センサの感度を調整
することにより、離氷行程に移行する時点の氷の厚みを
変化させ、生成される氷の厚みを所望の値に調整するこ
とが可能となる。
【0066】請求項3の発明によれば、冷却器に生成さ
れた氷の厚みを検出する接触式の製氷完了センサの検出
動作に応じて制御装置が製氷行程を終了すると共に、製
氷完了センサと冷却器との間の距離を調整するセンサ位
置調整手段を設けたので、このセンサ位置調整手段にて
製氷完了センサと冷却器との間の距離を調整することに
より、離氷行程に移行する時点の氷の厚みを変化させ、
生成される氷の厚みを所望の値に調整することが可能と
なる。
【0067】請求項4の発明によれば、冷却器に生成さ
れた氷の厚みを検出する製氷完了センサの検出動作に応
じて制御装置が製氷行程を終了し、離氷行程に移行する
と共に、製氷完了センサの冷却器に対向する面を、離氷
行程において氷が落下する方向に低く傾斜させたので、
離氷行程において氷が落下する際、製氷完了センサと冷
却器の間に氷が引っかかることを防止でき、離氷不良の
発生を未然に解消することができるようになる。
【0068】請求項5の発明によれば、冷却器に生成さ
れた氷の厚みを検出する製氷完了センサの検出動作に応
じて制御装置が製氷行程を終了し、離氷行程に移行する
と共に、製氷完了センサを移動可能に設けたので、離氷
時に氷が冷却器より剥離して浮き上がり、厚みが増した
場合にも製氷完了センサが移動するため、氷が冷却器と
センサの間に挟まれることを防止でき、離氷不良の発生
を未然に解消することができるようになる。
【0069】請求項6の発明によれば、冷却器に生成さ
れた氷の有無を検出する離氷完了センサの検出動作に応
じて制御装置が離氷行程を終了すると共に、離氷完了セ
ンサの冷却器に対向する面を、離氷行程において氷が落
下する方向に低く傾斜させたので、離氷行程において氷
が落下する際、離氷完了センサと冷却器の間に氷が引っ
かかることを防止でき、離氷不良の発生を未然に解消す
ることができるようになる。
【0070】請求項7の発明によれば、冷却器に生成さ
れた氷の有無を検出する離氷完了センサと、この離氷完
了センサの検出動作に応じて離氷行程を終了する制御装
置とを具備しており、離氷完了センサを移動可能に設け
たので、離氷時に氷が冷却器より剥離して浮き上がり、
厚みが増した場合にも離氷完了センサが移動するため、
氷が冷却器とセンサの間に挟まれることを防止でき、離
氷不良の発生を未然に解消することができるようにな
る。
【0071】請求項8の発明によれば、冷却器に生成さ
れた氷を検出するセンサの検出動作に応じて制御装置が
機器の制御を実行すると共に、センサを氷が落下する側
の冷却器に対向させて設けたので、離氷行程において氷
が落下する際に万一引っかかった場合にも、センサと冷
却器の間には氷が存在することになる。従って、氷の落
下異常をセンサにより検出できるので、的確な処置を施
すことにより、円滑な製氷運転を実現することが可能と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製氷機の側面図である。
【図2】本発明の製氷機の冷却器の平面図である。
【図3】本発明の製氷機の制御装置の電気回路図であ
る。
【図4】本発明の製氷機の製氷完了センサ、或いは、離
氷完了センサの電気回路図である。
【図5】本発明の製氷機の製氷完了センサ、或いは離氷
完了センサの電極と冷却器の位置関係を示す図である。
【図6】本発明の製氷機の氷検出装置の斜視図である。
【図7】本発明の製氷機のマイクロコンピュータのプロ
グラムを示すフローチャートである。
【図8】製氷完了センサを接触式で使用する場合の本発
明の製氷機の氷検出装置の斜視図である。
【図9】本発明の製氷機の製氷完了センサの電極の他の
実施例を示す図である。
【図10】本発明の製氷機のマイクロコンピュータの他
のプログラムを示すフローチャートである。
【図11】本発明の製氷機のマイクロコンピュータの更
に他のプログラムを示すフローチャートである。
【図12】図11のフローチャートにおける製氷完了セ
ンサNo.1、No.2の故障検知のフローチャートで
ある。
【図13】図11のフローチャートにおける離氷完了セ
ンサNo.1、No.2の故障検知のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 製氷機 2 冷却器 8 氷検出装置 11 製氷完了センサ 11A 電極 12 離氷完了センサ 12A 電極 24 マイクロコンピュータ 41 発振回路部 42 平滑・増幅回路部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却器に製氷用水を循環させて製氷行程
    を行い、前記冷却器を加熱することによって離氷行程を
    行う製氷機において、前記冷却器に対向して設けられた
    電極と、この電極と前記冷却器間の静電容量の変化に基
    づき、冷却器に生成された氷を検出するセンサとを備え
    たことを特徴とする製氷機。
  2. 【請求項2】 冷却器に製氷用水を循環させて製氷行程
    を行い、前記冷却器を加熱することによって離氷行程を
    行う製氷機において、前記冷却器に生成された氷の厚み
    を検出する非接触式の製氷完了センサと、この製氷完了
    センサの検出動作に応じて前記製氷行程を終了し、前記
    離氷行程に移行する制御装置とを具備し、この制御装置
    は、前記製氷完了センサの感度を調整する感度調整回路
    を備えていることを特徴とする製氷機。
  3. 【請求項3】 冷却器に製氷用水を循環させて製氷行程
    を行い、前記冷却器を加熱することによって離氷行程を
    行う製氷機において、前記冷却器に生成された氷の厚み
    を検出する接触式の製氷完了センサと、この製氷完了セ
    ンサの検出動作に応じて前記製氷行程を終了し、前記離
    氷行程に移行する制御装置と、前記製氷完了センサと冷
    却器との間の距離を調整するセンサ位置調整手段とを備
    えたことを特徴とする製氷機。
  4. 【請求項4】 冷却器に製氷用水を循環させて製氷行程
    を行い、前記冷却器を加熱することによって離氷行程を
    行う製氷機において、前記冷却器に生成された氷の厚み
    を検出する製氷完了センサと、この製氷完了センサの検
    出動作に応じて前記製氷行程を終了し、前記離氷行程に
    移行する制御装置とを具備し、前記製氷完了センサの前
    記冷却器に対向する面を、前記離氷行程において氷が落
    下する方向に低く傾斜させたことを特徴とする製氷機。
  5. 【請求項5】 冷却器に製氷用水を循環させて製氷行程
    を行い、前記冷却器を加熱することによって離氷行程を
    行う製氷機において、前記冷却器に生成された氷の厚み
    を検出する製氷完了センサと、この製氷完了センサの検
    出動作に応じて前記製氷行程を終了し、前記離氷行程に
    移行する制御装置とを具備し、前記製氷完了センサを移
    動可能に設けたことを特徴とする製氷機。
  6. 【請求項6】 冷却器に製氷用水を循環させて製氷行程
    を行い、前記冷却器を加熱することによって離氷行程を
    行う製氷機において、前記冷却器に生成された氷の有無
    を検出する離氷完了センサと、この離氷完了センサの検
    出動作に応じて前記離氷行程を終了する制御装置とを具
    備し、前記離氷完了センサの前記冷却器に対向する面
    を、前記離氷行程において氷が落下する方向に低く傾斜
    させたことを特徴とする製氷機。
  7. 【請求項7】 冷却器に製氷用水を循環させて製氷行程
    を行い、前記冷却器を加熱することによって離氷行程を
    行う製氷機において、前記冷却器に生成された氷の有無
    を検出する離氷完了センサと、この離氷完了センサの検
    出動作に応じて前記離氷行程を終了する制御装置とを具
    備し、前記離氷完了センサを移動可能に設けたことを特
    徴とする製氷機。
  8. 【請求項8】 冷却器に製氷用水を循環させて製氷行程
    を行い、前記冷却器を加熱することによって離氷行程を
    行う製氷機において、前記冷却器に生成された氷を検出
    するセンサと、このセンサの検出動作に応じて機器の制
    御を実行する制御装置とを具備し、前記センサを氷が落
    下する側の冷却器に対向させて設けたことを特徴とする
    製氷機。
JP19749494A 1994-07-29 1994-07-29 製氷機 Pending JPH0842949A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012207820A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Nidec Sankyo Corp 製氷装置
JP2012207824A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Nidec Sankyo Corp 製氷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012207820A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Nidec Sankyo Corp 製氷装置
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