JPH0842487A - 真空ポンプ - Google Patents

真空ポンプ

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Publication number
JPH0842487A
JPH0842487A JP18108694A JP18108694A JPH0842487A JP H0842487 A JPH0842487 A JP H0842487A JP 18108694 A JP18108694 A JP 18108694A JP 18108694 A JP18108694 A JP 18108694A JP H0842487 A JPH0842487 A JP H0842487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
vacuum pump
gas
vacuum
operation mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18108694A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Kagatsume
明子 加賀爪
Takashi Nagaoka
隆司 長岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP18108694A priority Critical patent/JPH0842487A/ja
Publication of JPH0842487A publication Critical patent/JPH0842487A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】凝縮性、あるいは昇華性の気体を排気する真空
ポンプ1で、低回転数で運転するモードを備えている
か、ポンプ内ガスを置換したのち回転を止め、回転が止
まったのちもポンプ内温度を設定した温度に保つ機能を
備え、固形物の付着を防止した真空ポンプ。 【効果】装置のメンテナンス時など排気の必要がない場
合にも、固形物付着を恐れて真空ポンプを定格運転して
いたが、その必要がなくなり、省エネルギ運転が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空容器を排気するた
めに用いられる真空ポンプに係り、特に、半導体製造装
置など、凝縮性、あるいは昇華性の気体を排気すること
により、固形物が真空ポンプ内に付着する可能性の高い
装置に適用する真空ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置などで、凝縮性、あるい
は昇華性の気体を排気する場合、固形物が真空ポンプ内
に付着し、これによって詰まりや噛りが生じる可能性が
高い。そのため、特開平3−290091 号公報にあるよう
に、駆動中の真空ポンプ内温度を一定以上に保つように
し、凝縮性、あるいは昇華性の気体が固形物となって真
空ポンプ内壁に付着することを防いでいる。
【0003】しかし、真空ポンプの駆動を、一旦、止め
ると、ポンプ内部の温度が下がり、そのためにポンプ内
壁に固形物が付着し、これによって詰まりや噛りが生じ
て駆動しなくなることがある。そのため、駆動にインバ
ータを用いている真空ポンプでは、特開平2−241999 号
公報にあるように、ポンプ起動時、インバータを介さ
ず、直接交流電源から起動し、駆動トルクを大きくとれ
るようにして、真空ポンプ内に固形物が付着した場合で
も起動できるような提案がなされている。
【0004】しかし、真空ポンプの種類によっては、起
動時の駆動トルクを大きくできないものもあり、結局、
装置のメンテナンス時など、真空容器を排気する必要の
ないときでも、ポンプ上流側のバルブを閉め、真空ポン
プだけは稼働させ、これにより、固形物が真空ポンプ内
に付着することを防いでいた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、固形物
の付着防止については、真空ポンプ稼動時についてのみ
考慮されていて、真空ポンプを止めた時のことは、考慮
されていなかった。そのため、排気の必要がない場合で
も、固形物の付着防止のためにフルパワーで真空ポンプ
を動作させており、無駄なエネルギを消費していた。
【0006】本発明の目的は、このようなエネルギの浪
費をなくすことにあり、排気作用を止めるか、あるい
は、排気能力を低下させても、固形物の付着を防止でき
る機能を備えた真空ポンプを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本発明の真空ポンプは、固形物の付着を防止するに足る
回転数で動く運転モードを備えたものである。また、本
発明の真空ポンプは、排気作用を止めるか、あるいは、
排気能力を低下させても、固形物の付着を防止するに足
る温度を保持する恒温モードを備えたものである。ま
た、本発明の真空ポンプは、固形物の付着を防止するに
足る低電力の運転モードを備えたものである。さらにま
た、本発明の真空ポンプは、凝縮性、あるいは昇華性の
気体を吸引した後、排気作用を止める前に、ポンプ内の
ガスを置換させるガス置換モードを備えたものである。
【0008】
【作用】真空装置のメンテナンス時のように、特に、真
空容器を排気する必要の無い場合は、真空ポンプ上流側
のバルブを閉め、真空ポンプを、低電力運転モード,低
回転運転モード,恒温モード、あるいは、ガス置換モー
ドに設定する。この運転モードでは、排気作用はない
か、あっても小さいが、吸引した凝縮性、あるいは昇華
性の気体が真空ポンプ内部に付着せず、さらに、定格運
転時より消費電力が少ない。このため、従来のようなエ
ネルギの浪費がなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2により
説明する。
【0010】図1は、本発明の真空ポンプを用いた半導
体製造装置である。図示のとおり、真空容器4は、バル
ブ3を介して真空ポンプ1に接続されている。真空ポン
プ1は、駆動部2によって回転運動を与えられることに
より、気体の排気を行う。駆動部2の動力は、交流電源
6からインバータ5を介して伝えられる。コントローラ
7は、インバータ5を介して駆動部2の回転数を増減す
る制御を行う。
【0011】図2にポンプの回転数の変化を示した。真
空容器4を排気する場合、バルブ3を開き、ポンプ1を
駆動させる。すると、図2に初期真空排気で示したよう
に、徐々に回転数を増加させて定格運転に入る。半導体
製造装置では、真空容器内にプロセスガスを導入して各
種処理が行われることがある。プロセスガスには、凝縮
性、あるいは昇華性の気体が用いられることが多く、そ
のため、真空ポンプ1内にこのようなガスが固形物とな
って付着しないように、ポンプ1内は一定の温度を保つ
ようになっている。ある期間使用すると、真空容器4の
清掃など装置のメンテナンスが必要となる。そこで、バ
ルブ3を閉め、真空容器4を大気に開放する。この時、
図2に破線で示したように、真空ポンプ1を定格で運転
させておくのが従来方法である。これは、ポンプを止め
ると、ポンプ内の温度が低下してしまい、プロセスガス
として用いた凝縮性、あるいは昇華性の気体がポンプ内
に付着する恐れがあり、これによって、詰まりや噛りが
生じるのを防ぐためである。これに対し、図2に実線で
示したように、回転数をさげて運転できるようにした、
つまり、低回転数運転モードをもつのが本発明の真空ポ
ンプである。このように、回転数を下げているため消費
電力が少なくなり、かつ、ポンプ内の温度はほとんど下
がらず、さらに回転しているために、凝縮性、あるいは
昇華性の気体がポンプ内に付着して生じる詰まりや噛り
の発生を防止できる。消費電力は、吸気圧力が同じな
ら、およそ回転数の3乗に比例する。よって、たとえ
ば、回転数を定格回転時の70%とすると、消費電力
は、定格運転時の35%にまで減少する。
【0012】他の実施例を図3により説明する。
【0013】このポンプには、加熱器8と置換ガス導入
バルブ9がついている。装置のメンテナンス時は、バル
ブ3をとじた後、コントローラ7をメンテナンスモード
に設定すると、置換ガス導入バルブ9が開き、置換ガス
を導入,排気し、ポンプ1内に残留している凝縮性、あ
るいは昇華性の気体を除去したのち、ポンプ1の運転が
止まる。これと同時に、加熱器8によってポンプ1内の
温度を一定温度に保つよう制御される。このように、ガ
スの置換とポンプ内温度をコントロールすることによ
り、ポンプ1内に固形物が付着するのを防止し、装置の
エメンテナンス時には、ポンプの運転を止められるよう
にした。これにより、消費電力が低減できる。
【0014】
【発明の効果】本発明の真空ポンプは、凝縮性、あるい
は昇華性の気体を排気後の装置メンテナンス時用に、固
形物の付着を防止するに足る回転数で動く低回転運転モ
ードを備え、排気作用を止めるか、排気能力を低下させ
ても、固形物の付着を防止するに足る温度を保持する恒
温モードを備えている。さらに、排気作用を止める前
に、ポンプ内のガスを置換させるガス置換モードを備え
ている。このように、固形物の付着を防止するに足る低
電力の運転モードを備えている。これにより、従来のよ
うに、定格運転をさせて不必要なエネルギを消費するこ
とがない。省エネルギの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例のポンプの回転数変化を
示す特性図。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…真空ポンプ、2…駆動部、3…バルブ、4…真空容
器、5…インバータ、6…交流電源、7…コントロー
ラ、8…加熱器、9…置換ガス導入バルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空容器を排気するために用いる真空ポン
    プにおいて、排気作用を止めるか、あるいは、排気能力
    を低下させても、吸引した凝縮性、あるいは昇華性の気
    体が、ポンプ内壁へ付着することを防止する機能を備え
    たことを特徴とする真空ポンプ。
JP18108694A 1994-08-02 1994-08-02 真空ポンプ Pending JPH0842487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18108694A JPH0842487A (ja) 1994-08-02 1994-08-02 真空ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18108694A JPH0842487A (ja) 1994-08-02 1994-08-02 真空ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0842487A true JPH0842487A (ja) 1996-02-13

Family

ID=16094578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18108694A Pending JPH0842487A (ja) 1994-08-02 1994-08-02 真空ポンプ

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JP (1) JPH0842487A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002541541A (ja) * 1999-04-07 2002-12-03 アルカテル 真空チャンバ内の圧力を調整するためのシステム、このシステムを装備した真空ポンピングユニット
JP2006266248A (ja) * 2004-04-27 2006-10-05 Osaka Vacuum Ltd 真空ポンプ
CN108302040A (zh) * 2018-03-14 2018-07-20 深圳市志橙半导体材料有限公司 一种干式真空泵的防卡死装置及防卡死方法

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JP2002541541A (ja) * 1999-04-07 2002-12-03 アルカテル 真空チャンバ内の圧力を調整するためのシステム、このシステムを装備した真空ポンピングユニット
JP2006266248A (ja) * 2004-04-27 2006-10-05 Osaka Vacuum Ltd 真空ポンプ
CN108302040A (zh) * 2018-03-14 2018-07-20 深圳市志橙半导体材料有限公司 一种干式真空泵的防卡死装置及防卡死方法

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