JPH0842251A - 形材用裏板の取付構造 - Google Patents

形材用裏板の取付構造

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JPH0842251A
JPH0842251A JP17397594A JP17397594A JPH0842251A JP H0842251 A JPH0842251 A JP H0842251A JP 17397594 A JP17397594 A JP 17397594A JP 17397594 A JP17397594 A JP 17397594A JP H0842251 A JPH0842251 A JP H0842251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back plate
screw
piece
mounting
holding
Prior art date
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Pending
Application number
JP17397594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kubo
祐一 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP17397594A priority Critical patent/JPH0842251A/ja
Publication of JPH0842251A publication Critical patent/JPH0842251A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空形材の内部でねじを受ける裏板を仮止め
するためのビスの使用と裏板の屈曲加工を不要にし、取
付作業性の向上と製作コストの低減を図る。 【構成】 形材3の、ねじ5が貫通する取付片31に対向
する対片32側の面に、取付片31と対片32が対向する向き
に収縮し、その反対の向きに復元する弾性を有する保持
材2が固定された裏板1を形材3の内部に挿入し、保持
材2の復元力で取付片31に密着させた状態に保持した裏
板の取付構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は中空の形材を他の形材
等に接合する場合に裏板を中空形材内部で保持する形材
用裏板の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】中空の形
材の内部に差し込まれ、その形材を他の形材やブラケッ
ト,ヒンジ等の部品と接合するためのねじが螺入する裏
板は、ねじの螺入完了まで形材内で移動が生じないよ
う、仮止め用のビス等により保持される必要がある。
【0003】意匠性や水密性の面から適当な位置に仮止
め用ビスが付けられない場合にはねじの螺入に伴ってそ
の方向に移動しないよう裏板自身を形材内部の断面形状
に従って屈曲させることもあるが、形材内部にねじの螺
入方向にある程度以上の深さがなければ、加工性の面よ
り裏板の幅方向両側を屈曲させることができないためい
ずれの方法によっても裏板を仮止めすることができな
い。
【0004】また形材が接合される相手により、ねじと
してボルトが使用される場合には板厚の大きい裏板が使
用されるが、特にねじの螺入方向に形材の内部が深い場
合には、裏板として板厚の大きい板と屈曲した板を溶接
等により一体化した複合形の裏板が使用されるため加工
手間がかかる上、製作コストが上昇する。
【0005】この発明は上記背景を踏まえてなされたも
ので、仮止め用ビスの使用と裏板自身の加工を要さない
簡素な構造の取付構造を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明ではねじが螺入す
る向きに収縮し、反対の向きに復元力を有する保持材を
裏板に固定し、裏板と共に保持材を中空の形材の内部に
挿入して裏板を形材内部で保持することにより仮止め用
ビスの使用と、裏板を屈曲させる加工を不要にし、取付
作業性の向上と製作コストの低減を図る。
【0007】保持材は裏板に固定された状態で裏板と共
に形材の内部に挿入され、形材に接合される相手が突き
当たる取付片に対向する対片と裏板との間で両者が対向
する向きに収縮し、反対の向きに復元する弾性を持ち、
裏板を取付片側へ押圧し、取付片に密着した状態に保持
する。
【0008】裏板が保持材によって取付片に押し当てら
れた状態を維持することにより仮止め用のビスを用いる
必要がなく、ビス孔における水密性の低下が問題になる
ことはない。また形材内部の、ねじの螺入方向の深さに
関係なく保持材が裏板を保持することにより裏板の両側
を屈曲させる必要もなく、裏板は平板のまま使用でき、
加工の手間とそれに要するコストが解消される。
【0009】また裏板が保持材の収縮によって形材内部
に差し込まれることにより取り付けが簡単に行え、取付
作業が単純化される。その後は保持材が復元力によって
対片に密着した状態を維持することにより運搬中を含め
て形材から脱落することはない。
【0010】
【実施例】この発明は図1に示すように中空の形材3の
内部に差し込まれ、その形材3を他の形材その他の部品
4に接合するためのねじ5が螺入する裏板1を弾性を有
する保持材2によって移動しない状態に取り付けたもの
である。
【0011】ねじ5は形材や部品4側から形材3の取付
片31を貫通し、裏板1に螺入して形材や部品4を形材3
に接合するが、保持材2は裏板1の、取付片31に対向す
る対片32側の面に固定され、取付片31と対片32が対向す
る向きに収縮し、その反対の向きに復元する弾性を有す
る。
【0012】保持材2には図1,図2に示すように収縮
時にその方向に直交する方向に断面積が拡大することに
より形材3の内周面に密着し得るスポンジやゴムの使用
が適当であるが、保持材2は取付片31と対片32が対向す
る向きに圧縮された状態で反対向きに復元力を発揮し、
裏板1を取付片31に密着させる性質を持てばよいためそ
の材料は問われない。図3は屈曲させた板バネを保持材
2として使用した様子を示すが、この場合、板バネは一
端が裏板1に固定され、他端が伸縮自在に解放され、中
間部が対片32に接触することにより裏板1の長さ方向に
伸びて裏板1を取付片31側に押圧する。保持材2がスポ
ンジやゴムの場合には対片32との接触面に摩擦力が生じ
るため裏板1を形材3の全長に挿入しなくともその長さ
方向の移動が防止できる利点がある。保持材2がスポン
ジやゴムの場合には接着剤により裏板1に接着され、板
バネの場合にはスポット溶接やビス止め等により裏板1
に一体化する。
【0013】図1は障子の下框である形材3と、部品4
としてのヒンジをねじ5としてのビスで接合した様子
と、下枠である形材3と、部品4としてのファスナーを
ねじ5としてのボルトで接合した様子を示す。ここでは
ヒンジに接合される下框の、ねじ5の螺入方向の深さが
小さいため裏板1は薄く、保持材2も薄い。この部位で
は従来、ビスの螺入方向に深さがないことから、裏板1
の曲げ加工が困難で、裏板1の保持にも困難を伴った
が、保持材2の厚さは形材3内部における裏板1と対片
32間の隙間に応じて任意に設定できるため格別の加工や
仮止めを要することなく対応できる。
【0014】下枠とファスナーとの接合部分ではねじ5
がボルトであることから、裏板1の板厚が大きくなる
が、裏板1と対片32間距離に応じた高さの保持材2によ
って対応する。この部位では従来、板厚の大きい裏板に
形材3内部の形状に応じて屈曲させた板を一体化させた
複合形の裏板が使用されていたが、その製作の手間が解
消されている。
【0015】図2は形材3が開口枠の縦枠で、部品4が
縦枠の背面側に接合される補強材である場合を示す。障
子を収納した側の縦枠の内部に挿入される裏板は従来、
コ字形に屈曲させられていたが、本発明ではその必要が
なく、図1の部分と同様に保持材2の高さを調整するこ
とにより対応する。障子を収納しない側の縦枠は見込み
方向に深さが大きいにも拘わらず、裏板の屈曲した脚部
にその見込み幅に亘る長さを与えることは不経済である
ことから、従来は障子を収納した側の縦枠に挿入される
裏板をそのまま利用しており、裏板のねじ5螺入方向の
移動を防止する効果は失われていたが、本発明では保持
材2に形材3内部の深さに応じた高さを与えることによ
り裏板1の移動は完全に防止される。
【0016】図4は裏板1の長さが大きい場合の保持材
2の取付例を示すが、保持材2は裏板1と対片32間の間
隔を保持する役目を持ち、また対片32との間に摩擦力が
生じるため裏板1の全長に連続的に取り付けられる必要
はなく、部分的に断続的に取り付けられれば足りる。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、ねじの螺
入する向きに収縮し、反対の向きに復元力を有する保持
材を裏板に固定し、裏板と共に保持材を中空の形材の内
部に挿入して裏板を形材内部で取付片側へ押圧し、取付
片に密着した状態に保持するものであるため、仮止め用
ビスの使用と、裏板を屈曲させる加工が不要になり、取
付作業性の向上と製作コストの低減が図られる。
【0018】また裏板は保持材の収縮によって形材内部
に差し込まれ、取付が完了するため作業が単純化され、
その後は保持材の復元力によって対片に密着した状態を
維持するため運搬中を含めて形材から脱落することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】形材への裏板の取付状態と他の部品との接合状
態を示した縦断面図である。
【図2】裏板の他の取付状態と他の部品との接合状態を
示した横断面図である。
【図3】裏板に保持材としての板バネを取り付けた様子
を示した斜視図である。
【図4】裏板に保持材を部分的に取り付けた様子を示し
た斜視図である。
【符号の説明】
1……裏板、2……保持材、3……形材、31……取付
片、32……対片、4……部品、5……ねじ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の形材3の内部に差し込まれ、その
    形材3を他の形材や部品4に接合するためのねじ5が螺
    入される裏板1の取付構造であり、形材3はねじ5が貫
    通する取付片31と、この取付片31に対向する対片32とを
    備え、裏板1の対片32側の面には、取付片31と対片32が
    対向する向きに収縮し、その反対の向きに復元する弾性
    を有する保持材2が固定されており、裏板1は保持材2
    が裏板1と対片32間距離を拡大しようとする向きの復元
    力で取付片31に密着した状態で形材3に取り付けられて
    いることを特徴とする形材用裏板の取付構造。
JP17397594A 1994-07-26 1994-07-26 形材用裏板の取付構造 Pending JPH0842251A (ja)

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JP17397594A JPH0842251A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 形材用裏板の取付構造

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JP17397594A JPH0842251A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 形材用裏板の取付構造

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JPH0842251A true JPH0842251A (ja) 1996-02-13

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ID=15970494

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JP17397594A Pending JPH0842251A (ja) 1994-07-26 1994-07-26 形材用裏板の取付構造

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JP (1) JPH0842251A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226004A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Tostem Corp 開口部装置
CN110700741A (zh) * 2019-11-29 2020-01-17 徐州百世松岗环保科技发展有限公司 一种新型环保隔音铝合金门窗

Cited By (2)

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JP2006226004A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Tostem Corp 開口部装置
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