JPH084204Y2 - 低圧鋳造装置 - Google Patents

低圧鋳造装置

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JPH084204Y2
JPH084204Y2 JP1990009508U JP950890U JPH084204Y2 JP H084204 Y2 JPH084204 Y2 JP H084204Y2 JP 1990009508 U JP1990009508 U JP 1990009508U JP 950890 U JP950890 U JP 950890U JP H084204 Y2 JPH084204 Y2 JP H084204Y2
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JP
Japan
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stalk
intermediate stalk
mold
heat
molten metal
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JP1990009508U
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JPH03101350U (ja
Inventor
保司 藤掛
修歩 伊藤
忍 伊藤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は溶湯内に装入されるストークと金型との間に
中間ストークを配設するとともに、この中間ストークを
効率的に保温するよう構成する低圧鋳造装置に関する。
[従来の技術] 低圧鋳造装置により鋳造品を得る場合、金型内のキャ
ビティに溶湯を供給する湯口部分に、この溶湯が固化し
て付着し湯口詰まりが発生するという問題がある。この
ため、溶湯に装入されるストークと金型との間に中間ス
トークを配置し、この中間ストークにヒータを巻付等に
より装着して前記中間ストークを直接加熱して溶湯によ
る湯口詰まりを防止する工夫がなされている(特開昭58
-50167号公報、特開昭57-118853号公報等参照)。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記の従来技術では、中間ストークに
直接ヒータを装着しているために、鋳造品の種類を変更
すべく中間ストークの交換を行う際や、装置自体の清掃
等を行う際には、この中間ストークとともにヒータの着
脱作業を行わなければならず、作業性が悪いものとなっ
ている。しかも、前記作業時には、鋳造作業が停止され
ているため金型の温度が低下してしまい、鋳造作業を再
開すべくこの金型をバーナー等により比較的長時間加熱
する必要がある。
本考案はこの種の問題を解決するものであり、中間ス
トークの交換作業を容易に遂行することができるととも
に、金型を効果的に加温して鋳造作業の効率化を可能に
する低圧鋳造装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、中間ストークと
これを囲繞する断熱性カバー部材との間に形成される空
間内に、前記中間ストークから離間して加熱手段を配設
し、この加熱手段の作用下に輻射熱並びに反射熱を介し
前記中間ストーク並びに金型を加熱するものである。
[作用] 本考案は上記のような構成により次のような作用を有
する。すなわち、加熱手段が中間ストークから離間して
配設されているために、この中間ストークの交換作業時
に加熱手段の着脱を行う必要がない。さらに、中間スト
ークの交換時においても、加熱手段を付勢することによ
り、金型を所定の温度に保温することができ、前記中間
ストーク交換作業終了後に鋳造作業を即座に再開するこ
とが可能になる。
[実施例] 本考案に係る低圧鋳造装置について実施例を挙げ、添
付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図において、参照符号10は本実施例に係る低圧鋳造装
置を示す。この装置10は、溶湯保持炉12と、金型14と、
この溶湯保持炉12内の溶湯16に装入されるストーク18と
この金型14との間に配設される中間ストーク20と、この
中間ストーク20を囲繞するように設けられる断熱性カバ
ー部材22と、この中間ストーク20と断熱性カバー部材22
とで形成される空間24内に、前記中間ストーク20から離
間して配設される加熱手段であるヒータ26とを備える。
金型14は、金型取付台28に取着される下型30と上型32
とを備え、これらの間に鋳造品用キャビティ34が形成さ
れるとともに、この下型30にはキャビティ34に連通する
複数の湯口36が形成される。
溶湯保持炉12の溶湯16に一端を浸漬するストーク18
は、セラミックス系材料で形成されており、その他端側
が支持台38に支持される。
中間ストーク20は、ストーク18の他端部に取着される
とともに、この中間ストーク20の上部側は複数に分岐し
て湯口36に連通する。
断熱性カバー部材22は略筒状を呈し、この断熱性カバ
ー部材22の外周部40は断熱性材料で形成される一方、そ
の内周部42はステンレス系材料で形成されている。
ヒータ26は、空間24内に、中間ストーク20から離間し
て、すなわち、断熱性カバー部材22の内周部42に可及的
に近接して複数層にわたって配設される。
次に、このように構成される本実施例に係る低圧鋳造
装置の動作について、以下に説明する。
金型14を構成する下型30と上型32とが型締めされて、
これらの間にキャビティ34が形成された後、溶湯保持炉
12内で図示しない加熱器により所定温度に加温されてい
る溶湯16が加圧され、ストーク18および中間ストーク20
を介して複数の湯口36からこのキャビティ34内に充填さ
れる。
キャビティ34内で溶湯16が凝固した後、溶湯保持炉12
の溶湯16への加圧力を解除し、湯口36、中間ストーク20
およびストーク18内の溶湯16を、溶湯保持炉12内に戻
す。
その際、ヒータ26が予め付勢されており、このヒータ
26から放出される熱が、空間24に存在する大気を介して
輻射熱となって中間ストーク20を加熱保温し、この中間
ストーク20内並びに湯口36に存在する溶湯16が凝固する
ことを防止している。特に、中間ストーク20を、空間24
に存在する大気を介して間接的に加熱するために、この
大気が断熱層の作用を有し、中間ストーク20および金型
14の保持効果を向上させることができる。
さらに、ヒータ26の外方に近接して断熱性カバー部材
22が配設されており、この断熱性カバー部材22の内周部
42で発生する反射熱により、中間ストーク20および金型
14の保温効果がより一層向上することになる。
次に、中間ストーク20を、他の中間ストークと交換す
る際には、この中間ストーク20のみをストーク18から取
り外し、新たな中間ストークをストーク18の端部に取着
する作業を行えばよい。すなわち、この中間ストーク20
の交換時に、ヒータ26の着脱作業を行う必要がなく、交
換作業の効率化が図られる。しかも、この交換作業時に
ヒータ26を付勢しておけば、金型14が効果的に保温され
るため、鋳造作業を再開すべくこの金型14を所望の温度
に加温するまでの時間が可及的に短縮され、効率的な鋳
造作業が遂行される。その上、ヒータ26を中間ストーク
20から離間するようにして空間24内に配設しているため
に、この中間ストーク20の種類が異なる際にも同一のヒ
ータ26を継続して使用することができる。
[考案の効果] 本考案は、以上説明した上記実施例より明らかなよう
に、中間ストークと断熱性カバー部材とで形成される空
間内に、この中間ストークから離間して加熱手段を配置
するものであり、中間ストークの着脱作業時にこの加熱
手段の着脱を行う必要がない。このため、中間ストーク
の着脱作業が容易に且つ短時間に遂行されるという効果
を有する。さらに、加熱手段が配設される空間内の大気
の輻射熱並びに断熱性カバー部材の反射熱により、中間
ストークおよび金型を効果的に加温することが可能にな
るという利点を有する。
【図面の簡単な説明】 図は本考案に係る低圧鋳造装置の要部縦断説明図であ
る。 10……装置 12……溶湯保持炉 14……金型 18……ストーク 20……中間ストーク 22……断熱性カバー部材 24……空間 26……ヒータ 34……キャビティ 36……湯口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶湯保持炉内に装入されるストークと金型
    との間に配設される中間ストークと、 前記中間ストークを囲繞するように設けられる断熱性カ
    バー部材と、 前記中間ストークと前記断熱性カバー部材とで形成され
    る空間内に、前記中間ストークから離間して配設され、
    輻射熱および前記断熱性カバー部材の内面部での反射熱
    を介して前記中間ストークと前記金型を加熱する加熱手
    段と、 を備えることを特徴とする低圧鋳造装置。
JP1990009508U 1990-01-31 1990-01-31 低圧鋳造装置 Expired - Lifetime JPH084204Y2 (ja)

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JPH03101350U JPH03101350U (ja) 1991-10-22
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JP4512580B2 (ja) * 2006-11-29 2010-07-28 本田技研工業株式会社 フィルタ設置装置と、それを用いた湯路のガス置換方法
JP7313007B2 (ja) * 2019-07-04 2023-07-24 メトロ電気工業株式会社 低圧鋳造装置及び低圧鋳造装置用ヒータユニット

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