JPH0841421A - 厚い被覆材のためのコイル被覆用組成物 - Google Patents

厚い被覆材のためのコイル被覆用組成物

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JPH0841421A
JPH0841421A JP15664395A JP15664395A JPH0841421A JP H0841421 A JPH0841421 A JP H0841421A JP 15664395 A JP15664395 A JP 15664395A JP 15664395 A JP15664395 A JP 15664395A JP H0841421 A JPH0841421 A JP H0841421A
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JP
Japan
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weight
coil
composition
coating
crosslinking
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Application number
JP15664395A
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English (en)
Inventor
Philippe Pigeolet
フイリツプ・ピジヨレ
Paul Vranken
ポール・ブランケン
Severen Marc Van
マルク・バン・セベレン
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TotalEnergies One Tech Belgium SA
Original Assignee
Fina Research SA
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D167/00Coating compositions based on polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D167/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明のポリエステル−メラミン組成物は、
本質的に、酸価が0に近く水酸基価が35−100であ
りそして粘度が15−30dPa.sであるポリエステ
ル樹脂と、メラミンおよび尿素−ホルムアルデヒド樹脂
から選択される架橋用成分と、触媒と、顔料と、溶媒
と、(i)少なくとも1種のワックス、(ii)少なく
とも1種のポリシロキサン、および(iii)少なくと
も1種のポリアクリレート、を含む少なくとも3種の添
加剤、から成っている。 【効果】 この組成物を塗布することで硬化時の厚さが
0.04から0.055mmのフィルムを生じさせるこ
とができる。任意にプライマーで被覆されていてもよい
金属コイルの上にこの組成物を100から200m/分
の速度で塗布した後、これの硬化をオーブン内で生じさ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はコイル被覆用組成物に関するもの
である。より詳細には、本発明は、コイル被覆用のポリ
エステル−メラミン組成物に関する。本発明はまた、コ
イル上に厚い被覆材を塗布する目的でこの組成物を用い
ることに関する。
【0002】コイル被覆用のポリエステル−メラミン組
成物は本技術分野でよく知られている。
【0003】ヨーロッパ特許第257144−A号に
は、メラミン樹脂であってもよい架橋用成分と一緒に線
状ポリエステルと分枝ポリエステルの混合物を本質的に
含んでいるコイル用組成物が開示されている。
【0004】ヨーロッパ特許第288964−A号に
は、特に家庭用品のための、コイル被覆用ポリエステル
−メラミン組成物が開示されている。そのプライマーの
中のポリエステルは、ジカルボン酸/無水物と(環状)
脂肪族ジオールから得られたものである一方、トップコ
ート内のポリエステルは、芳香族ジカルボン酸と(環
状)脂肪族ジオールから得られたものである。このプラ
イマーのフィルム厚は0.025mm以下であり、そし
てトップコートの厚さは0.010−0.023mmで
ある。
【0005】米国特許第4520188−A号には、コ
イルを被覆するための線状ポリエステル組成物が開示さ
れており、上記ポリエステルは有機溶媒に易溶であり、
そしてこのコイル被覆用組成物を貯蔵している間に生じ
る結晶化に抵抗力を示す。
【0006】しかしながら、そのフィルムの厚さは、実
際、1層当たり約0.03mmに制限されていた。それ
とは対照的に、粉末被覆材を用いると、約0.05mm
の層を得ることができる。コイルコーティング(coi
l coating)の利点は塗布速度が高い(典型的
に100から180m/分)ことにあるが、粉末コーテ
ィングラインの速度は制限されている(典型的には40
m/分)。更に、溶媒の回収と燃焼装置が備わっている
新式コイルコーティングラインを使用することができる
ようになったことで、溶媒を使用することがもはや問題
でなくなって来ている。従って、コイルコーティングラ
インで用いて厚い層を得ることができるポリエステル−
メラミン組成物が求められている。本明細書で用いる時
の「厚い層」は、乾燥厚が少なくとも0.04mm、好
適には少なくとも0.045mmから、0.055m
m、好適には0.05mmに至る層である。
【0007】従って、本発明の1つの目的は、コイルコ
ーティングラインで用いて厚い層を得ることができるポ
リエステル−メラミン組成物を提供することにある。
【0008】本発明の別の目的は、特定のポリエステル
−メラミン組成物をコイルコーティングラインで用いて
厚い層を得ることを提供することにある。
【0009】広範な研究を行った結果、予想外に、本発
明者らは、少なくとも(i)少なくとも1種のワック
ス、(ii)少なくとも1種のポリシロキサン、(ii
i)少なくとも1種のポリアクリレート、から成る添加
剤組み合わせを用いると、コイルコーティングラインで
使用して厚い層を得ることができる被覆用のポリエステ
ル−メラミン組成物を得ることができることを見い出し
た。
【0010】従って、本発明に従い、コイルコーティン
グラインで用いて厚い層を得るに適した被覆用組成物を
提供し、これは、本質的に (a)1種以上の二塩基性酸と1種以上のジオール類か
ら製造された、酸価が0に近く、水酸基価が35から1
00でありそして粘度が15から30dPa.sであ
る、本質的に線状のポリエステル樹脂を少なくとも1
種、 (b)10:90から20:80の(b):(a)重量
比で、メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂およ
びそれらの混合物から選択される架橋用成分を少なくと
も1種、 (c)架橋用触媒を少なくとも1種、 (d)3:10から12:10の(d):(a)+
(b)重量比で顔料を少なくとも1種、 (e)全組成物に対するパーセントで、(i)0.5か
ら2.5重量%の量でワックスを少なくとも1種、(i
i)0.1から1重量%の量でポリシロキサンを少なく
とも1種、そして(iii)0.1から1重量%の量で
ポリアクリレートを少なくとも1種、含む添加剤を少な
くとも3種、 (f)溶媒を少なくとも1種、含んでいる。
【0011】また、100から200m/分の基質速度
で運転されているコイルコーティングラインで上記組成
物を用いることも提供する。
【0012】更に、硬化時の厚さが0.04から0.0
55mmのフィルムをコイルの上に取り付ける方法も提
供し、これは、少なくとも、(i)任意にプライマー層
で前処理および/または被覆されていてもよい金属コイ
ルを準備し、(ii)100から200m/分の速度で
上記金属コイルを動かし、(iii)上記金属コイル上
に本発明に従う被覆用組成物を厚い層として塗布し、
(iv)220から280℃のピーク金属温度で架橋を
生じさせることによって上記組成物を硬化させる、段階
を含むことによって特徴づけられる。
【0013】本発明で用いるポリエステル樹脂は本質的
に線状のポリエステルであり、本明細書で用いる時の言
葉「本質的に線状」は、分枝しているモノマー類の使用
量が2%未満、好適には0.5%未満である結果を意味
している。このようなポリエステルは、本質的に、好適
には環状脂肪族および/または芳香族酸から選択される
1種以上の二塩基性酸と、好適には脂肪族および/また
は環状脂肪族ジオール類から選択される1種以上のジオ
ール類と、から製造されたものである。好適な酸は、シ
クロヘキサン1,4−ジカルボン酸、イソフタル酸およ
びそれらの混合物である。好適なジオール類は、エチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、ヒドロキシト
リメチル酢酸ネオペンチルグリコールおよびそれらの混
合物である。望まれている特性の関数としての、原料の
選択および反応体量の計算は、本技術分野で知られてい
る(例えばM.J.Husbands他、「A Man
ual of Resins for Sirface
Coatings」、III巻、81ff頁、SIT
A、London、1987参照)。
【0014】このポリエステル樹脂の酸価は0に近くな
くてはならず、好適には2未満であり、その水酸基価は
35から100、好適には50から85、最も好適には
約70であり、そしてその粘度は15から30dPa.
s、好適には約22dPa.sである(DIN−530
18標準方法に従い、Emila回転粘度計を用いて、
Solvesso(商標)150溶媒中70重量%の溶
液の中で25℃で測定)。本技術分野で知られているよ
うに、56100 x 2/(酸価+水酸基価)の式を
用いることで、線状の二官能ポリエステルが示す数平均
分子量を計算することができる。
【0015】本発明で用いる架橋用成分(または硬化
剤)をメラミン樹脂(これが好適である)、尿素−ホル
ムアルデヒド樹脂およびそれらの混合物から選択する。
これらの樹脂は本技術分野でよく知られており、本明細
書で説明を行う必要はない(例えばChapmanおよ
びHall「Surface Coating」、I
巻、9章、OCCA、London、1983参照)。
好適な樹脂はヘキサメトキシメチルメラミン(HMM
M)樹脂であり、最も好適には、1分子当たりのトリア
ジン単位数が平均で1.5から1.9の樹脂であり、遊
離メチロール含有量が非常に低いのが望ましい。この硬
化剤:ポリエステルの重量比は10:90から20:8
0、好適には13:87から15:85である。
【0016】本技術分野で知られているように、コイル
コーティング工程の短い加熱時間の間に反応を完結させ
るに充分な量で適切な架橋用触媒を用いる必要がある。
好適には、塗料が不安定にならないようにしそして/ま
たは顔料/充填材との相互作用が生じないようにする目
的で、ブロックされた(blocked)触媒を用いる
が、このブロックされた触媒の最低硬化温度は、好適に
は50から150℃、最も好適には60から80℃であ
る。ブロックされたスルホン酸が好適であり、その例と
して、ブロックされたパラ−トルエンスルホン酸[これ
の使用量は、しばしば、100重量部(pbw)の架橋
用成分当たり2から7(好適には約3)pbwの量であ
る]、ブロックされたジノニルナフタレンジスルホン酸
およびジノニルナフタレンモノスルホン酸、並びにブロ
ックされたドデシルベンゼンスルホン酸を挙げることが
できる。
【0017】コイル被覆用組成物内で使用できる顔料は
本技術分野でよく知られている。これらの使用量は、こ
の顔料対結合剤と架橋用成分合計の重量比が3:10か
ら12:10、好適には4:10から9:10、最も好
適には5:10から7:10になるような量でなくては
ならない。本明細書で用いる時の「顔料」は充填材も包
含している。
【0018】また、一般的には全組成物の20から40
重量%、好適には25から35重量%、最も好適には約
30重量%の量で通常の溶媒を用いる。該ポリエステル
樹脂、架橋用成分および触媒に対して良好な溶媒力を示
すように、この溶媒の性質を選択し、一般的には炭化水
素溶媒を用いる。この溶媒の沸騰範囲は、該コイルコー
ティング工程に適切な範囲でなくてはならず、一般に、
120から220℃、好適には150から200℃の沸
騰温度または範囲を用いる。
【0019】しかしながら、許容され得る品質を示す厚
い被覆材を得ることができるコイル被覆用組成物を生じ
させるにとって、上記成分のみでは充分でなく、これら
に加えて、少なくとも、 −少なくとも1種のワックス、 −少なくとも1種のポリシロキサン、および −少なくとも1種のポリアクリレート、から成る特定の
添加剤組み合わせを用いる必要がある。
【0020】ワックス型の添加剤は本技術分野でよく知
られており、説明を行う必要はない。一般に、潤滑添加
剤としておよび/または耐摩耗性および表面硬度を高め
る目的でこれらを用いる。好適なワックスの融点は90
から120℃、最も好適には約105℃である。0.5
から2.5重量%、好適には1から2重量%、最も好適
には約1.5重量%の量でワックスを加える。
【0021】ポリシロキサン類もまた本技術分野でよく
知られている。一般に、界面活性剤および/または消泡
剤としてこれらを用いる。好適なポリシロキサン類は、
メチルアルキルおよびポリエーテルで改質されたジメチ
ルポリシロキサン類である。0.1から1重量%、好適
には約0.5重量%の量でポリシロキサンを加える。
【0022】更にポリアクリレート類もよく知られてい
る。一般に、均染剤および抗へこみ剤としてこれらを用
いる。好適なポリアクリレートはポリアクリル酸イソブ
チルである。好適な特徴は、23℃の粘度が40から6
0dPa.s(好適には約50dPa.s)であり、酸
価が10未満である。0.1から1重量%、好適には約
0.4重量%の量でポリアクリレートを加える。
【0023】上述した添加剤組み合わせが本発明に必須
であると言ったことは、他の通常添加剤を用いることが
できることを排除するものでない。例えば、顔料用の湿
潤および分散添加剤(顔料の湿潤性を改良しそして顔料
が再凝集するのを防止する目的)および/またはポリテ
トラフルオロエチレン粉末(滑性/スリップ性を与える
目的)および/または抗硬化剤(例えば高い比表面積を
有する超微細SiO2粉末など)を1種以上加えるのが
通常である。
【0024】次に、金属コイル基質、例えば鋼、亜鉛メ
ッキ鋼、銅またはアルミニウムなどの上に上記被覆用組
成物を厚い層として広げることにより、硬化時のフィル
ム厚を0.04から0.055mmにすることができ
る。典型的には220から280℃のピーク金属温度
(PMT)で架橋を生じさせることにより、この被覆材
を硬化させる。通常、プライマー層、例えばエポキシ、
ポリエステル、ポリウレタンまたはポリエステルウレタ
ン型のプライマー層を最初に0.002から0.030
mmの乾燥厚で塗布して硬化させる。この基質の速度は
通常100から200m/分の範囲、最も通常には約1
20m/分である。
【0025】以下に示す実施例を用いてここに本発明の
説明を行う。
【0026】
【実施例】実施例1および2 下記の塗料組成物を調製した: −ポリエステル結合剤: 36.47pbw −モノマー組成:51.52重量%が1,4−シクロヘキサンジカルボン酸 23.25重量%がヒドロキシトリメチル酢酸ネオペンチル グリコール 13.66重量%がイソフタル酸 13.14重量%がエチレングリコール 12.13重量%がネオペンチルグリコール −特性: −水酸基価:68 −酸価:1 −粘度:22dPa.s −HMMM樹脂: 5.50pbw −重合度:1.7個のトリアジン/1分子 −非常に低い遊離メチロール含有量 −ブロックされたパラ−トルエンスルホン酸: 0.15pbw −最低硬化温度:65℃ −二酸化チタン顔料: 25.40pbw −ワックス添加剤: 0.225pbw −これの0.075部は約100℃の融点を有し、0.15部は104−11 0℃の融点を有する −ポリシロキサン添加剤: 0.45pbw −0.2pbwがポリエーテル改質ジ−メチルポリシロキサンコポリマー、お よび −0.25pbwがメチルアルキルポリシロキサン −ポリアクリレート添加剤: 0.375pbw −ポリアクリル酸イソブチル −特性: −酸価:最大値5 −粘度(23℃):47dPa.s −溶媒: 30.405pbw これの −150℃で沸騰する市販炭化水素溶媒:27.83 −200℃におけるid.:0.1 −アルコール類(イソブタノール、イソプロパノール、ブチルグリコール、プ ロピレンモノグリコールエーテル):1.6 −エステル類(酢酸n−ブチルおよび1−メトキシ−2−プロピル):0.8 75 −顔料用の湿潤および分散添加剤: 0.375pbw −超微細二酸化ケイ素粉末(平均7nm): 0.5pbw −ポリテトラフルオロエチレン粉末 (平均0.005nm): 0.15pbw。
【0027】従って、このポリエステル:メラミンの重
量比は87:13であり、顔料:(結合剤+硬化剤)の
重量比は0.605であり、そして触媒の量はメラミン
樹脂量の2.7重量%であった。
【0028】コイルコーティングラインを用い、この塗
料を100m/分で塗布した後、PMTが245℃のオ
ーブンに通すことによって硬化を生じさせることによ
り、乾燥厚が0.05mmの層が得られた。
【0029】この基質は下記の通りであった: −実施例1では、Bonder 1300で前処理した
0.6mmのホットディップ亜鉛メッキ鋼(HDG); −実施例2では、Granodine C108で前処
理した0.7mmのHDG。
【0030】最初、この基質の上にポリウレタン層(乾
燥厚0.005mm)を塗布した後、硬化させた。
【0031】この被覆したコイルの特性を評価した結
果、下記の通りであった。
【0032】1. エリックセンスタンピング(Eri
chsen stamping)抵抗力:直径が20m
mのボールをプレートの未被覆側から順次(i)直径が
8mmになるまでそして(ii)金属が破壊するまで押
し付けることでスタンピングを行い、この被覆材の亀裂
を目で評価すると共に10x倍率のレンズで評価し、そ
してTESA 4104接着テープを用いて接着性を評
価する(TESAはBDF−Beiersdorfの商
標である)、 −表示10:亀裂なし、接着損傷なし、 −表示 9:裸眼で亀裂が見えず、接着損傷なし、 −表示 8:裸眼で亀裂が若干見える、接着損傷なし、 −表示 7:大きな亀裂、接着損傷なし。
【0033】2. ゼロT接着性:上記プレートをそれ
自身の上に後方に曲げることでこの曲げた基質の層間に
空間がなくなるようにし、そしてその曲げたフィルム
を、上の表示に従って評価する。
【0034】3. 被覆間接着:コインを用いて被覆材
をかき落とし、そして主観的表示である0(劣悪)、5
(平均)または10(良好)を用いてそのプライマー上
の接着性を評価する。
【0035】4. 切断縁の接着性:被覆したコイルを
切断し、そして上に示した試験に従ってその接着性を評
価する。
【0036】5. 衝撃抵抗力:標準方法ECCA−T
5を用い、1の下の表示に従って接着性と亀裂を評価す
る。
【0037】6. 柔軟性:標準方法ECCA−T8を
用いる。
【0038】結果は下記の通りであった: 実施例1 実施例2 1.エリックセン(i)8mm 10 10 (ii)金属破壊 9 10 2.ゼロT接着性 8 10 3.被覆間接着性 10 10 4.切断縁の接着性 10 10 5.衝撃抵抗力 8 10 6.柔軟性 1T 0T 両方の実施例が示す光沢(ECCA−T2標準方法に従
い60°で測定)は85%であった。
【0039】実施例3および比較実施例AからD 実施例1および2と同じ成分を用いて下記の塗料組成物
を調製した: −ポリエステル結合剤:36.47pbw −HMMM樹脂:5.50pbw −ブロックされたパラ−トルエンスルホン酸:0.15
pbw −二酸化チタン顔料:25.40pbw −ワックス(融点100℃):[W1] −ワックス(融点104−110℃):[W2] −ポリエーテル改質ジ−メチルポリシロキサン:[S
1] −メチルアルキルポリシロキサン:[S2] −ポリアクリレート添加剤:[A] −溶媒:30.405pbw −顔料用の湿潤および分散添加剤:0.375pbw −超微細二酸化ケイ素粉末:0.5pbw −ポリテトラフルオロエチレン粉末:0.15pbw。
【0040】下記の添加剤組み合わせを試験した(便利
さの目的でここでは実施例1および2に関するデータを
繰り返して用いた)。
【0041】 実施例1および2 実施例3 比較A 比較B 比較C 比較D [W1] 0.075 0.075 0.075 0.075 0.075 0 [W2] 0.15 0 0.15 0 0.15 0 [S1] 0.2 0.2 0.2 0.2 0 0.2 [S2] 0.25 0.25 0.25 0.25 0 0.25 [A] 0.375 0.375 0 0 0.375 0.375 実施例3の被覆表面はその特性と同様に満足されるもの
であった。全ての比較実施例において、コイルコーティ
ング技術で「ポッピング(popping)」と呼ばれ
ている現象、即ちオーブンで硬化を生じさせている間に
溶媒が出て行くことで表面外観が悪化する現象が観察さ
れた。
【0042】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0043】1. コイルコーティングラインで用いて
厚い層を得るに適した被覆用組成物において、本質的に (a)1種以上の二塩基性酸と1種以上のジオール類か
ら製造された、酸価が0に近く、水酸基価が35から1
00でありそして粘度が15から30dPa.sであ
る、本質的に線状のポリエステル樹脂を少なくとも1
種、 (b)10:90から20:80の(b):(a)重量
比で、メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂およ
びそれらの混合物から選択される架橋用成分を少なくと
も1種、 (c)架橋用触媒を少なくとも1種、 (d)3:10から12:10の(d):(a)+
(b)重量比で顔料を少なくとも1種、 (e)全組成物に対するパーセントで、(i)0.5か
ら2.5重量%の量でワックスを少なくとも1種、(i
i)0.1から1重量%の量でポリシロキサンを少なく
とも1種、そして(iii)0.1から1重量%の量で
ポリアクリレートを少なくとも1種、含む添加剤を少な
くとも3種、 (f)溶媒を少なくとも1種、含んでいる組成物。
【0044】2. (a)上記ポリエステル樹脂が線状
であり、そして1種以上の環状脂肪族および/または芳
香族酸と1種以上の脂肪族および/または環状脂肪族ジ
オール類から製造されたものであり、ここで、これの酸
価が2以下であり、水酸基価が50から85でありそし
て粘度が約22dPa.sであり、 (b)上記架橋用成分が、13:87から15:85の
(b):(a)重量比にあり、 (c)上記架橋用触媒が、最低硬化温度が50から15
0℃であるブロックされたパラ−トルエンスルホン酸で
あり、これの使用量が、100重量部(pbw)の
(b)当たり2から7pbwであり、 (d)上記顔料が、4:10から9:10の(d):
(a)+(b)重量比にあり、 (e)上記添加剤が、(i)1から2重量%の量で、融
点が90から120℃のワックスを少なくとも1種、
(ii)約0.5重量%の量で、メチルアルキルおよび
/またはポリエーテルで改質されたジメチルポリシロキ
サン類であるポリシロキサンを少なくとも1種、そして
(iii)約0.4重量%の量で、23℃の粘度が40
から60dPa.sでありそして酸価が10未満である
ポリアクリレートを少なくとも1種、含んでおり、そし
て (f)上記溶媒の使用量が全組成物の25から35重量
%である第1項記載の組成物。
【0045】3. (a)上記ポリエステル樹脂が線状
であり、そしてシクロヘキサン1,4−ジカルボン酸、
イソフタル酸およびそれらの混合物とエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ヒドロキシトリメチル酢
酸ネオペンチルグリコールおよびそれらの混合物から製
造されたものであり、ここで、これの水酸基価が約70
であり、 (b)上記架橋用成分が、1分子当たりのトリアジン単
位数が平均で1.5から1.9であるヘキサメトキシメ
チルメラミン樹脂であり、 (c)上記架橋用触媒が、最低硬化温度が60から80
℃であるブロックされたパラ−トルエンスルホン酸であ
り、これの使用量が、100重量部(pbw)の(b)
当たり約3pbwであり、 (d)上記顔料が、5:10から7:10の(d):
(a)+(b)重量比にあり、 (e)上記添加剤が、(i)約1.5重量%の量で、融
点が約105℃のワックスを少なくとも1種、(ii)
約0.5重量%の全量で、メチルアルキルおよびポリエ
ーテルで改質されたジメチルポリシロキサン類であるポ
リシロキサン類を少なくとも2種、そして(iii)2
3℃の粘度が約50dPa.sであるポリアクリレート
を少なくとも1種、含んでおり、そして (f)上記溶媒の使用量が約30重量%である第2項記
載の組成物。
【0046】4. 100から200m/分の基質速度
で運転されているコイルコーティングラインで第1から
3項いずれか1項記載の組成物を用いる使用。
【0047】5. 硬化時のフィルム厚が0.04から
0.055mmである第4項記載の使用。
【0048】6. 硬化時のフィルム厚が0.045か
ら0.05mmである第5項記載の使用。
【0049】7. 硬化時の厚さが0.04から0.0
55mmのフィルムをコイルの上に取り付ける方法にお
いて、少なくとも、(i)任意にプライマー層で前処理
および/または被覆されていてもよい金属コイルを準備
し、(ii)100から200m/分の速度で上記金属
コイルを動かし、(iii)上記金属コイル上に第1か
ら3項いずれか1項記載の被覆用組成物を厚い層として
塗布し、(iv)220から280℃のピーク金属温度
で架橋を生じさせることによって上記組成物を硬化させ
る、段階を含むことを特徴とする方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルク・バン・セベレン ベルギー・ビー−7850アンジヤン・リユデ テユリツプ8

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルコーティングラインで用いて厚い
    層を得るに適した被覆用組成物において、本質的に (a)1種以上の二塩基性酸と1種以上のジオール類か
    ら製造された、酸価が0に近く、水酸基価が35から1
    00でありそして粘度が15から30dPa.sであ
    る、本質的に線状のポリエステル樹脂を少なくとも1
    種、 (b)10:90から20:80の(b):(a)重量
    比で、メラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂およ
    びそれらの混合物から選択される架橋用成分を少なくと
    も1種、 (c)架橋用触媒を少なくとも1種、 (d)3:10から12:10の(d):(a)+
    (b)重量比で顔料を少なくとも1種、 (e)全組成物に対するパーセントで、(i)0.5か
    ら2.5重量%の量でワックスを少なくとも1種、(i
    i)0.1から1重量%の量でポリシロキサンを少なく
    とも1種、そして(iii)0.1から1重量%の量で
    ポリアクリレートを少なくとも1種、含む添加剤を少な
    くとも3種、 (f)溶媒を少なくとも1種、含んでいる組成物。
  2. 【請求項2】 100から200m/分の基質速度で運
    転されているコイルコーティングラインで請求項1記載
    の組成物を用いる使用。
  3. 【請求項3】 硬化時の厚さが0.04から0.055
    mmのフィルムをコイルの上に取り付ける方法におい
    て、少なくとも、(i)任意にプライマー層で前処理お
    よび/または被覆されていてもよい金属コイルを準備
    し、(ii)100から200m/分の速度で上記金属
    コイルを動かし、(iii)上記金属コイル上に請求項
    1記載の被覆用組成物を厚い層として塗布し、(iv)
    220から280℃のピーク金属温度で架橋を生じさせ
    ることによって上記組成物を硬化させる、段階を含むこ
    とを特徴とする方法。
JP15664395A 1994-06-06 1995-06-01 厚い被覆材のためのコイル被覆用組成物 Pending JPH0841421A (ja)

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JP2010513620A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア コイルコーティング法のための被覆材料および被覆されたコイルを製造するためのシクロヘキサンポリカルボン酸エステルの使用

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