JPH0841054A - 3’位にアレン構造を有するピリミジンヌクレオシド - Google Patents

3’位にアレン構造を有するピリミジンヌクレオシド

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JPH0841054A
JPH0841054A JP6195925A JP19592594A JPH0841054A JP H0841054 A JPH0841054 A JP H0841054A JP 6195925 A JP6195925 A JP 6195925A JP 19592594 A JP19592594 A JP 19592594A JP H0841054 A JPH0841054 A JP H0841054A
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JP
Japan
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compound
group
formula
allene
mmole
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JP6195925A
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English (en)
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Hiroyuki Hayakawa
弘之 早川
Hiromichi Tanaka
博道 田中
Sada Miyasaka
貞 宮坂
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Yamasa Shoyu KK
Original Assignee
Yamasa Shoyu KK
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Publication date
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3’位にアレン構造を有するピリミジンヌ
クレオシドおよびその製造法を提供することを目的とす
る。 【構成】 式(I) 【化1】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子または低級アル
キル基を示し、R2はアリール基、低級アルキル基また
はシリル基を示し、R3はアリール基または低級アルキ
ル基を示し、R4は水素原子または水酸基の保護基を示
す。)で表される3’位にアレン構造を有するピリミジ
ンヌクレオシドおよびその製造法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3’位にアレン構造を
有するピリミジンヌクレオシドおよびその製造法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】アレン構造を有するプリン系あるいはピ
リミジン系の化合物としては抗エイズウイルス作用を示
すアデナレンやサイタレン(前者はアデニンの、後者は
シトシンの窒素原子にアレン構造を有する炭素鎖が結合
した化合物である。)が知られている(Proc. Natl. Ac
ad. Sci. USA, 85, 6127-6131 (1994))。しかしなが
ら、ヌクレオシドの糖部にアレン構造を有する化合物に
関しては、合成の困難さ故にほとんど報告されていな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、ヌクレオシドの
糖部2’位にアレン構造を有する化合物が報告されたが
(Nucleosides & Nucleotides, 13, 585-598 (199
4))、糖部3’位にアレン構造を有するヌクレオシドお
よび導入したアレンの末端の炭素原子にさらに置換基を
導入したヌクレオシドに関しては従来全く知られていな
い。したがって、本発明は3’位にアレン構造を有する
新規なピリミジンヌクレオシドおよびその製造法の提供
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく研究を重ねた結果、下記式(I)で表される
3’位にアレン構造を有するピリミジンヌクレオシドを
下記式(II)で表される3’位に置換エチニル基をも
つピリミジンヌクレオシドから立体選択的に効率よく合
成できることを見出し、本発明を完成させた。
【0005】すなわち、本発明は、下記式(I)で表さ
れる3’位にアレン構造を有するピリミジンヌクレオシ
ド(以下、「本発明化合物」または「化合物(I)」と
称することもある。)に関するものである。
【0006】
【化4】
【0007】(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子ま
たは低級アルキル基を示し、R2はアリール基、低級ア
ルキル基またはシリル基を示し、R3はアリール基また
は低級アルキル基を示し、R4は水素原子または水酸基
の保護基を示す。)
【0008】さらに、本発明は、下記式(II)で表さ
れる化合物(以下、「化合物(II)」と称することも
ある。)にR3を有する有機銅試薬を反応させて、上記
化合物(I)を得ることを特徴とする3’位にアレン構
造を有するピリミジンヌクレオシドの製造法に関するも
のである。
【0009】
【化5】
【0010】(式中、R1,R2,およびR4は前記と同
意義。R5はアシル基およびスルホニル基を示す。)以
下、本発明を詳細に説明する。
【0011】(1)本発明化合物 3’位にアレン構造を有する本発明化合物は前記式
(I)で表される新規化合物であり、式中のR1〜R4
前記定義のとおりである。R1で表されるハロゲン原子
としては、塩素、フッ素、臭素またはヨウ素を、低級ア
ルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i
−プロピル、n−ブチル、t−ブチルなどの炭素数1〜
4のアルキル基をそれぞれ例示することができる。R2
で表されるアリール基としてはフェニル基を、低級アル
キル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−
プロピル、n−ブチル、t−ブチルなどの炭素数1〜4
のアルキル基を、シリル基としてはトリメチルシリル、
トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル基をそれ
ぞれ例示することができる。R3で表されるアリール基
としてはフェニル基を、低級アルキル基としては、メチ
ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチ
ル、t−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基を、そ
れぞれ例示することができる。
【0012】R4で表される水酸基の保護基は、ヌクレ
オシド水酸基の保護基として常用されているものであれ
ば特に限定されない。例えば、トリフェニルメチル(ト
リチル)、ジメトキシトリチルなどのトリチル系の保護
基;アセチル、プロピオニル、ブチリル、バレリル、ピ
バロイル、ベンゾイルなどのアシル系保護基;テトラヒ
ドロピラニル、メトキシメチルなどのエーテル系保護
基;t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニル
シリルなどのシリル基系保護基などを例示することがで
きる。なお、アレンの置換基に基づく光学異性体である
R体、S体または両者の混合体が存在し得るが、本発明
化合物においてはいずれの状態であってもかまわない。
【0013】(2)本発明化合物の製造法 本発明化合物の原料化合物である化合物(II)は、例
えば次のような反応経路により調製することが可能であ
る。
【0014】
【化6】
【0015】(式中、R1、R2、R4およびR5は前記と
同意義。) すなわち、式(A)で表されるピリミジンヌクレオシド
(以下、「化合物(A)」と称することもある。)の
3’位の水酸基をアシル化またはスルホニル化すること
により化合物(II)を得ることができる。化合物
(A)の調製は、既に報告されている公知の方法(J. O
rg. Chem. 57,1646-1647 (1992))に準じて行うことが
できる。アシル化またはスルホニル化は常法によって行
えばよく、例えばアシル化の場合、ピリジン、ジメチル
ホルムアミドなどの溶媒中、1〜2モルのジメチルアミ
ノピリジンの存在下、化合物(A)1モルに対して3〜
10モルの無水酢酸などのアシル化剤を用い、50〜6
0℃で5〜10時間反応させることにより実施できる。
このようにして調製された化合物(II)は、通常のシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離すること
ができる。
【0016】上記の化合物(II)の調製において、原
料である化合物(A)の5’位水酸基の保護基であるR
4がアシル基以外の保護基である場合には、必要に応じ
てこれを脱保護した後に上記のアシル化反応を実施する
ことにより、3’位とともに5’位の水酸基にもアシル
基を導入することができる。例えば、化合物(II)に
おいてR4がトリチル基である場合には、メタノール
中、化合物(A)1モルに対して1〜2モルのピリジニ
ウム p−トルエンスルホン酸を用い、40〜60℃で
6〜12時間反応させて保護基をはずした後、上記のア
シル化反応を実施することができる。
【0017】本発明化合物は、このようにして調製した
化合物(II)に有機銅試薬を反応させることにより製
造することができる。本反応に使用する有機銅試薬とし
ては、一般式[(R3)Cu・LiBr・MgBrI]
または[(R32CuLi](R3は前記と同意義。)
で表される化合物を例示することができ、これらの化合
物は公知の方法に基づき調製することができる。例え
ば、前者においてR3がメチルである化合物(MeCu
・LiBr・MgBrI)の場合は、アルゴン雰囲気
下、テトラヒドロフラン中、よう化銅(I)と臭化リチ
ウムを反応させた後、このものをメチルマグネシウムブ
ロマイドと反応させる方法により調製することができ
る。また、後者において、R3がメチルで表される化合
物(Me2CuLi)の場合は、アルゴン雰囲気下、エ
ーテル中、化合物[CuBr・Me2S]をメチルリチ
ウムと反応させる方法により調製することができる。
【0018】反応は、化合物(II)1モルに対して上
記の方法により調製した有機銅試薬2〜10モルを用
い、アルゴン雰囲気下、テトラヒドロフラン、エーテル
などの溶媒中、−70〜0℃で15分〜10時間程度反
応させることにより実施することができる。なお、本反
応は立体選択的であり、アレンの置換基に基づく光学異
性体(R体またはS体)が存在する場合でもそのどちら
か一方の光学異性体が選択的に生成される。このように
して調製された化合物(I)の単離は、通常のヌクレオ
シドの分離精製手段を用いればよく、例えばエーテルと
水で分配後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、n−ヘキサン/酢酸エチルなどの有機溶媒で溶出す
る方法などにより実施できる。
【0019】さらに化合物(I)の5’位の水酸基を除
去する必要がある場合には、使用した保護基の除去法と
して常用されている方法により脱保護することができ
る。例えば、R4がトリチル基の場合にはピリジニウム
p−トルエンスルホン酸と処理することによりトリチ
ル保護基を除去することができ、アシル基である場合に
はアンモニアと処理することによりアシル基を除去する
ことができる。なお、トリチル基を除去する際には異性
化が起こり、光学異性体の混合物(R体:S体=1:
1)が生成する。
【0020】
【発明の効果】式(I)で表される本発明化合物は、抗
腫瘍作用などの生物活性を有し、医薬品としての開発が
期待されるものである。また、本発明化合物の製造方法
は、ピリミジンヌクレオシドの糖部3’位に各種の置換
基をもつアレンを効率よく導入できる点で優れている。
【0021】
【実施例】以下、参考例、実施例をあげて本発明につい
て具体的に説明するが、本発明は何らこれによって限定
されるものではない。 参考例:化合物1[式(A):R1=Me(メチル),
2=Ph(フェニル),R4=Tr(トリチル)]の製
造 3.6当量のCeCl3(737mg,3.0mmol
e)を減圧下、140℃〜150℃の油浴で一夜加熱乾
燥し、THF(4ml)に懸濁させAr雰囲気下室温で
1時間攪拌し、よくなじませた。このものに、THF
(4ml)に3当量のフェニルアセチレン(0.27m
l,2.49mmole)を溶解し、アルゴン雰囲気
下、−78℃にて3当量のn−BuLi(1.62m
l,2.49mmole、f=0.65)を滴下し、3
0分攪拌して調製したフェニルエチニルリチウムを−7
8℃にて滴下し、30分攪拌してジクロロフェニルエチ
ニルセリウムを調製した。このものにTHF(4ml)
に溶解した3’−ケト−5’−トリチルチミジン(40
0mg、0.83mmole)を滴下して1.5時間反
応させた。3当量のAcOH(0.15ml,2.49
mmole)を加えて中和し、分液(AcOEt/sa
tNaClaq=1/1)して有機層をNa2SO4にて
乾燥した。ひだ濾紙濾過を行い有機層を濃縮後、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl3)にて分離
精製し、黄色あわ状の化合物1を390mg(収率81
%)得た。
【0022】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
88(3H,d,J=1.1HZ,5−Me),2.4
8(1H,dd,J=2.9HZ and 14.8
Z,H−2’),2.88(1H,ddd,J=1.
5HZ,8.6HZ and 14.8HZ,H−
2”),3.66(1H,dd,J=4.8HZ an
d 10.8HZ,H−5’),3.71(1H,d
d,J=4.0HZ and 10.8HZ,H−
5”),4.14(1H,pt,J=4.0 HZ
nd 4.8HZ,H−4’),6.33(1H,d
d,J=2.9HZ and 8.6HZ,H−1’),
7.23〜7.50(2OH,m,Tr and P
h),7.82(1H,d,J=1.5HZ,H−
6),8.13(1H,br,N−H)FAB Mas
s m/z:585(M+H)
【0023】実施例1:化合物4[式(I):R1=M
e,R2=Ph,R3=Me,R4=H]の製造 (1)化合物2[式(II):R1=Me,R2=Ph,
4=Ac(アセチル),R5=Ac]の合成 参考例で得た化合物1(444mg,0.76mmol
e)を1当量のピリジニウム p−トルエンスルホン酸
(214mg,0.1mmole)存在下、MeOH
(76ml)に溶解させ、油浴上50℃にて6時間攪拌
した。反応液を室温に戻しTEA0.2mlを加えて中
和した後、MeOHを減圧留去し、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(EtOH/CHCl3=2〜5/9
8〜95)で分離精製し、白色あわ状化合物を252m
g得た。このあわ状化合物(252mg,0.74mm
ole)を2当量の4−ジメチルアミノピリジン(18
0mg,1.48mmole)の存在下、ピリジン(7
ml)に溶解し、10当量のAc2O(0.76ml,
7.4mmole)を加え、油浴上50℃〜60℃で加
熱し、5時間攪拌した。H2Oで反応をとめ、分液(C
HCl3/H2O=3/1)し、有機層をNa2SO4で乾
燥した。ひだ濾紙濾過を行い、有機層を濃縮後、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl3)にて分離
精製し、黄色あわ状の化合物2を311mg(収率96
%)得た。
【0024】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
96(3H,d,J=1.1HZ,5−Me),2.0
8(3H,S,−COCH3),2.14(3H,S,
−COCH3),2.90(1H,dd,J=3.7
Z,15.8HZ,H−2’),3.07(1H,d
d,J=7.7HZ and 15.8HZ,H−
2”),4.40(1H,dd,J=4.4HZ an
d 5.9HZ,H−5’),4.60〜4.63(2
H,m,H−5” and H−4’),6.36(1
H,dd,J=3.7HZ and 7.7HZ,H−
1’),7.26〜7.47(6H,m,Ph and
H−6),8.21(1H,br,N−H) FAB Mass m/z:427(M+H) UV:λmax252.0nm,242.0nm an
d 218.0nm,λmin 248.4nm an
d 226.4nm IR(KBr):2230cm-1(−C≡C−)
【0025】(2)化合物3[式(I):R1=Me,
2=Ph,R3=Me,R4=Ac]の合成 5当量のよう化銅(I)(241mg,1.2mmol
e)を5当量の臭化リチウム(104mg,1.2mm
ole)存在下、Ar(アルゴン)雰囲気下にてTHF
(5ml)に懸濁し、氷浴上0℃で15分激しく攪拌し
た。このものに5当量のMeMgBr(1.2ml,
1.2mmole,f=1.0)を滴下し、15分攪拌
して[MeCu・LiBr・MgBrI]を調製した。
THF(1ml)に溶解した化合物2(100mg,
0.24mmole)滴下して加え、7時間攪拌した。
satNH4Clを反応液に、水層が青色を呈するまで
加えて反応をとめ、分液(Et2O/H2O=3/2)
し、Na2SO4で有機層を乾燥した。ひだ濾紙濾過を行
い、有機層を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(C300)(AcOEt/Hexane=4/
6)にて分離精製し、化合物3(R体)を87mg(収
率97%)得た。
【0026】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
98〜1.99(6H,S,Me in Allene
and 5−Me),2.15(3H,S,−COC
3),2.77(1H,ddd,J=1.5HZ,5.
5HZ and 16.0HZ,H−2’),3.28
(1H,dd,J=1.5HZ and 9.2HZ,H
−2”),4.30(1H,dd,J=4.8HZ
nd 12.1HZ,H−5’),4.87(1H,d
d,J=2.9HZ and 12.1HZ,H−
5”),4.87〜4.89(1H,m,H−4’),
6.36(1H,dd,J=5.5HZ and 7.
0HZ,H−1’),7.24〜7.46(6H,m,
Ph in Allene and H−6),8.5
5(1H,br,N−H) FAB Mass m/z:383(M+H) IR(KBr):1960cm-1(Allene)
【0027】(3)化合物4の合成 化合物3(76mg,0.2mmole)を2mlのN
3/MeOHに溶解し、室温で一夜攪拌した。反応液
をそのまま濃縮し、プレパラティブTLC(EtOH/
CHCl3=4/96)で分離精製し、化合物4(R
体)を67mg(収率99%)得た。
【0028】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
94(3H,d,J=1.1HZ,5−Me),2.1
6(3H,S,Me in Allene),2.83
(1H,ddd,J=1.5HZ,5.5HZ and
16.1HZ,H−2’),3.25(1H,ddd,
J=1.5HZ,7.0HZ and 16.1HZ,H
−2”),3.80(1H,dd,J=4.0HZ
nd 12.3HZ,H−5’),3.99(1H,d
d,J=2.6HZ and 12.3HZ,H−
5”),4.76(1H,m,H−4’),6.35
(1H,dd,J=5.5HZ and 7.0HZ,H
−1’),7.24〜7.45(5H,m,Ph in
Allene),7.63(1H,d,J=1.1H
Z,H−6),8.67(1H,br,N−H) FAB Mass m/z:341(M+H),363
(M+Na) IR(KBr):1960cm-1(Allene)13 C−NMR(CDCl3)δppm:195.5pp
m(Allene)
【0029】実施例2:化合物7[式(I):R1=M
e,R2=TMS(トリメチルシリル),R3=Me,R
4=H]の製造 (1)化合物5[式(II):R1=Me,R2=TM
S,R4=Ac,R5=Ac]の合成 式(A)でR1=Me、R2=TMS、R4=Trである
化合物(613mg,1.06mmole)を1当量の
ピリジニウム p−トルエンスルホン酸(272mg,
1.06mmole)存在下、MeOH(100ml)
に溶解させ、油浴上50℃にて6時間攪拌した。反応液
を室温に戻しTEA0.25mlを加えて中和した後、
MeOHを減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(EtOH/CHCl3=2〜5/98〜95)
で分離精製し、白色あわ状化合物を316mgを得た。
このあわ状化合物(316mg,0.93mmole)
を2当量の4−ジメチルアミノピリジン(227mg,
1.86mmole)の存在下、Pyridine(9
ml)に溶解し、10当量のAc2O(0.88ml,
9.3mmole)を加え、油浴上50℃〜60℃で加
熱し、5時間攪拌した。H2Oで反応をとめ、分液(C
HCl3/H2O=3/1)し、有機層をNa2SO4で乾
燥した。ひだ濾紙濾過を行い、有機層を濃縮後、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl3)にて分離
精製し、黄色あわ状の化合物5を331mg(収率74
%)得た。
【0030】1H−NMR(CDCl3)δppm:0.
17(9H,S,TMS),1.93(3H,S,5−
Me),2.03(3H,S,−COCH3),2.1
3(3H,S,−COCH3),2.77(1H,d
d,J=3.7HZ and 15.8HZ,H−
2’),2.95(1H,dd,J=7.7HZ an
d 15.8HZ,H−2”),4.26(1H,d
d,J=3.7HZ and 7.2HZ,H−5’),
4.50〜4.53(2H,m,H−5” and H
−4’),6.24(1H,dd,J=3.7HZ
nd 7.7HZ,H−1’),7.30(1H,S,
H−6),8.97(1H,br,N−H) FAB Mass m/z:423(M+H) UV:λmax1264.6nm,λmax2207.0
nm,λmin238.0nm IR(KBr):2180cm-1(−C≡C−)
【0031】(2)化合物6[式(I):R1=Me,
2=TMS,R3=Me,R4=Ac]の合成 5当量のよう化銅(I)(241mg,1.2mmol
e)を5当量の臭化リチウム(104mg,1.2mm
ole)存在下、Ar雰囲気下にてTHF(5ml)に
懸濁し、氷浴上0℃で15分激しく攪拌した。このもの
に5当量のMeMgBr(1.2ml,1.2mmol
e,f=1.0)を滴下し、15分攪拌して[MeCu
・LiBr・MgBrI]を調製した。THF(1m
l)に溶解した化合物5(100mg,0.24mmo
le)を滴下して加え、7h攪拌した。satNH4
lを反応液に水層が青色を呈するまで加えて反応をと
め、分液(Et2O/H2O=3/2)し、Na2SO4
有機層を乾燥した。ひだ濾紙濾過を行い、有機層を濃縮
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(C300)
(AcOEt/Hexane=4/6)にて分離精製
し、化合物6(R体)を88mg(収率98%)得た。
【0032】1H−NMR(CDCl3)δppm:0.
10(9H,S,TMS),1.73(3H,S,5−
Me),1.93(3H,S,Me in allen
e),2.10(3H,S,−COCH3),2.58
(1H,ddd,J=1.5HZ,6.2HZ and
15.8HZ,H−2’),3.17(1H,dd,J
=6.2HZ and 15.8HZ,H−2”),4.
10〜4.17(1H,m,H−5’),4.29(1
H,dd,J=2.9HZ and 11.9HZ,H−
5”),4.78(1H,d,J=4.8HZ,H−
4’),6.26(1H,pt,J=6.2HZ an
d 6.2HZ,H−1”),9.13(1H,br,
N−H) FAB Mass m/z:379(M+H),377
(M−H) IR(KBr):1955cm-1(Allene)
【0033】(3)化合物7の合成 化合物6(26mg,0.07mmole)を1mlの
NH3/MeOHに溶解し、室温で一夜攪拌した。反応
液をそのまま濃縮し、プレパラティブTLC(EtOH
/CHCl3=4/96)で分離精製し、化合物7(R
体)を23mg(収率99%)得た。
【0034】1H−NMR(CDCl3)δppm:0.
13(9H,S,TMS),1.74(3H,S,Me
in Allene),1.91(3H,d,J=
1.1HZ,5−Me),2.64(1H,ddd,J
=1.5HZ,5.5HZ and15.9HZ,H−
2’),3.17(1H,dd,J=7.0HZ an
d15.9HZ,H−2”),3.71(1H,dp
t,J=5.1HZ,5.1HZ and 11.9
Z,H−5’),3.88(1H,ddd,J=2.
9HZ,7.0HZ and 11.9HZ,H−
5”),4.67(1H,br,H−4’),6.27
(1H,dd,J=5.5HZ,and 7.0HZ,H
−1’),7.45(1H,d,J=1.1HZ,H−
6),8.35(1H,br,N−H) FAB Mass m/z:341(M+H),363
(M+Na) IR(KBr):1960cm-1(Allene)13 C−NMR(CDCl3)δppm:196.4pp
m( C==C )
【0035】実施例3:化合物10[式(I):R1
Me,R2=Ph,R3=Me,R4=H]の製造 (1)化合物8[式(II):R1=Me,R2=Ph,
4=Tr,R5=Ac]の合成 参考例で得た化合物1(300mg,0.51mmol
e)を2当量の4−ジメチルアミノピリジン(125m
g,1.03mmole)存在下、ピリジン5mlに溶
解し、5当量のAc2O(0.24ml,1.03mm
ole)を加え、50〜60℃で加熱し、5時間攪拌し
た。H2Oで反応をとめ、分液(CHCl3/H2O=6
/5)し、有機層をNa2SO4で乾燥した。ひだ濾紙濾
過を行い、有機層を濃縮後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(CHCl3)にて分離精製し、黄色あわ状
の化合物8を307mg(収率95%)得た。
【0036】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
73(3H,S,5−Me),1.86(3H,S,−
COCH3),2.92(1H,dd,J=3.7HZ
and15.4HZ,H−2’),3.02(1H,d
d,J=7.0HZ and15.4HZ,H−2”),
3.55(1H,dd,J=5.9HZ and 1
0.3HZ,H−5’),3.67(1H,dd,J=
4.4HZ and 10.3HZ,H−5”),4.4
7(1H,pt,J=4.4HZ and 5.9HZ
H−4’),6.27(1H,dd,J=3.7HZ
and 7.0HZ,H−1’),7.23〜7.51
(21H,m,Tr,Ph and H−6),7.9
8(1H,br,N−H) FAB Mass m/z:627(M+H) IR(KBr):2220cm-1(−C≡C−)
【0037】(2)化合物9[式(I):R1=Me,
2=Ph,R3=Me,R4=Tr]の合成 5当量のよう化銅(I)(489mg,2.44mmo
le)を5当量の臭化リチウム(212mg,2.44
mmole)存在下、Ar雰囲気下にてTHF(5m
l)に懸濁し、氷浴上0℃で15分激しく攪拌した。こ
のものに5当量のMeMgBr(2.47ml,2.4
4mmole,f=1.01)を滴下し、15分攪拌し
て[MeCu・LiBr・MgBrI]を調製した。T
HF(2ml)に溶解した化合物8(306mg,0.
49mmole)を滴下して加え、3時間攪拌した。反
応液にsatNH4Claqを水層が青色を呈するまで
加えて反応をとめ、分液(Et2O/H2O=3/2)
し、Na2SO4で乾燥した。ひだ濾紙濾過を行い、有機
層を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(C
300)(AcOEt/Hexane=3/7)にて分
離精製し、白色あわ状の化合物9を195mg(収率6
9%)得た。
【0038】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
49(3H,d,J=1.1HZ,5−Me),2.0
8(3H,S,Me in Allene),2.93
(1H,ddd,J=1.5HZ,7.3HZ and
15.6HZ,H−2’),3.20(1H,dd,J
=6.2HZ and 15.6HZ,H−2”),3.
31(1H,dd,J=4.0HZ and 10.3
Z,H−5’),3.51(1H,dd,J=2.9
Z and 10.3HZ,H−5”),4.81(1
H,m,H−4’),6.42(1H,pt,J=6.
2HZ and 7.3HZ,H−1’),7.09〜
7.28 and 7.30〜7.44(20H,ea
ch as m, Tr and Ph),7.59
(1H,d,J=1.1HZ,H−6),8.17(1
H,br,N−H) FAB Mass m/z:605(M+Na) UV:λmax261.8nm,λmin241.4n
m IR(KBr):1955cm-1(Allene)13 C−NMR(CDCl3)δppm:195.6pp
m( C==C )
【0039】また、化合物9は以下の方法によっても合
成することができる。すなわち、3当量のCuBr・M
2S(312mg,1.5mmole)をAr雰囲気
下にてEt2O(12ml)に懸濁し、氷浴上0℃で激
しく攪拌した。このものに6当量のMeLi(3.6m
l,3.0mmole,f=1.2)を滴下し15分攪
拌してMe2CuLiを調製した。THF(5ml)に
溶解した化合物8(313mg,0.5mmole)を
滴下して加え1.5時間攪拌した。反応液にsatNH
4Claqを水層が青色を呈するまで加えて反応をとめ
分液(Et2O/H2O=1/1)し有機層をNa2SO4
で乾燥した。ひだ濾紙濾過を行い、有機層を濃縮後、プ
レパラティブTLCにて単離精製を行い、黄白色あわ状
の化合物9を60mg(収率21%)得た。
【0040】(3)化合物10の合成 化合物9(56mg,0.1mmole)を1当量のピ
リジニウム p−トルエンスルホン酸(25mg,0.
1mmole)存在下MeOH10mlに溶解させ、油
浴上50℃にて一夜攪拌した。反応溶液をそのまま分液
(satNaHCO3aq/CHCl3=1/4)し、有
機層をNa2SO4で乾燥した。ひだ濾紙濾過を行い、有
機層を濃縮後、プレパラティブTLC(CHCl3/E
tOH=97/3)で分離精製し、化合物10を21m
g(収率64%)得た。
【0041】1H−NMR(CD3OD)δppm:1.
91 and 1.91(3H,each as d,
each as J=1.1HZ,5−Me),2.1
4 and 2.16(3H,each as S,M
e in Allene),2.81〜2.91(1
H,m,H−2’),3.18〜3.30(1H,m,
H−2’),3.72 and 3.73(1H,ea
ch as dd,each as J=4.4HZ
and 12.1HZ,H−5’),3.85 and
3.86(1H,each as dd,each
as J=2.6HZand 12.1HZ,H−
5”),4.71〜4.73(1H,m,H−4’),
6.27〜6.33(1H,m,H−1’),7.19
〜7.23,7.30〜7.34,7.40〜7.42
and 7.49〜7.51(5H,each as
m,Ph in Allene),7.87 and
7.92(1H,each as d,each a
s J=1.1HZ,H−6)FAB Mass m/
z:341(M+H) UV:λmax261.2nm,λmin229.4n
m IR(KBr):1960cm-1(Allene)13 C−NMR(CDCl3)δppm:195.4pp
m,195.6ppm( C==C )
【0042】実施例4:化合物13[式(I):R1
Me,R2=TMS,R3=Me,R4=H]の製造 (1)化合物11[式(II):R1=Me,R2=TM
S,R4=Tr,R5=Ac]の合成 式(II)でR1=Me,R2=TMS,R4=Tr,R5
=Hである化合物(300mg,0.52mmole)
を2当量の4−ジメチルアミノピリジン(126mg,
1.03mmole)存在下、Pyridine5ml
に溶解し、5当量のAc2O(0.24ml,1.03
mmole)を加え、50〜60℃で加熱し、5時間攪
拌した。H2Oで反応をとめ、分液(CHCl3/H2
=6/5)し、有機層をNa2SO4で乾燥した。ひだ濾
紙濾過を行い、有機層を濃縮後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(CHCl3)にて分離精製し、黄色あ
わ状の化合物11を316mg(収率98%)得た。
【0043】1H−NMR(CDCl3)δppm:0.
12(9H,S,TMS),1.70(3H,d,J=
1.1HZ,5−Me),1.81(3H,S,−CO
CH3),2.80(1H,dd,J=3.7HZ an
d 15.2HZ,H−2’),2.92(1H,d
d,J=7.3HZ and 15.2HZ,H−
2”),3.48(1H,dd,J=6.2HZ an
d 10.3HZ,H−5’),3.55(1H,d
d,J=3.3HZ and 10.3HZ,H−
5”),4.39(1H,dd,J=3.3HZ an
d 6.2HZ,H−4’),6.23(1H,dd,
J=3.7HZ and 7.3HZ,H−1’),7.
23〜7.52(16H,m,H−6 and T
r),7.98(1H,br,N−H) FAB Mass m/z:623(M+H),645
(M+Na) IR(KBr):2230cm-1(−C≡C−)
【0044】(2)化合物12[式(I):R1=M
e,R2=TMS,R3=Me,R4=Tr]の合成 5当量のよう化銅(I)(493mg,2.46mmo
le)を5当量の臭化リチウム(213mg,2.46
mmole)存在下、Ar雰囲気下にてTHF(5m
l)に懸濁し、氷浴上0℃で15分激しく攪拌した。こ
のものに5当量のMeMgBr(2.48ml,2.4
6mmole,f=1.01)を滴下し、15分攪拌し
て[MeCu・LiBr・MgBrI]を調製した。T
HF(2ml)に溶解した化合物11(306mg,
0.49mmole)を滴下して加え、3時間攪拌し
た。反応液にsatNH4Claqを水層が青色を呈す
るまで加えて反応をとめ、分液(Et2O/H2O=3/
2)し、Na2SO4で乾燥した。ひだ濾紙濾過を行い、
有機層を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(C300)(AcOEt/Hexane=3/7)に
て分離精製し、白色あわ状の化合物12を192mg
(収率68%)得た。
【0045】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
58(3H,d,J=1.1HZ,5−Me),1.6
2(3H,S,Me in Allene),2.60
(1H,ddd,J=1.5HZ,6.2HZ and
15.2HZ,H−2’),3.10(1H,dd,J
=6.6HZ and 15.2HZ,H−2”),3.
28〜3.29(2H,m,H−5’ and H−
5”),4.83〜4.84(1H,m,H−4’),
6.39(1H,pt,J=6.2HZ and6.6
Z,H−1’),7.22〜7.30 and 7.
43〜7.46(16H,each as m,Tr
and H−6),8.18(1H,br,N−H) FAB Mass m/z:579(M+H),601
(M+Na) UV:λmax266.0nm,λmin243.4n
m IR(KBr):1955cm-1(Allene)
【0046】(3)化合物13の合成 化合物12(99mg,0.17mmole)を1当量
のピリジニウム p−トルエンスルホン酸(44mg,
0.17mmole)存在下,MeOH(17ml)に
溶解させ、油浴上50℃にて一夜攪拌した。反応溶液を
そのまま分液し(satNaHCOaq/CHCl3
1/4)、有機層をNa2SO4で乾燥した。ひだ濾紙濾
過を行い、有機層を濃縮後、プレパラティブTLC(C
HCl3/EtOH=97/3)で分離精製し、化合物
13を40mg(収率70%)得た。
【0047】 FAB Mass m/z:337(M+H) UV:λmax266.6nm,λmin235.4n
m IR(KBr):1955cm-1(Allene)
【0048】実施例5:化合物14[式(I):R1
Me,R2=Ph,R3=Ph,R4=Tr]の製造 参考例で得た化合物1(100mg,0.17mmol
e)を1当量の臭化リチウム(15mg,0.17mm
ole)存在下、Ar雰囲気下にてTHF(2ml)に
溶解させ,−60℃にて15分攪拌した。次に3当量の
nBuLi(0.5ml,0.51mmole,f=
0.98)を滴下し30分攪拌した後、2.4当量のM
sCl(32ul,0.41mmole)を滴下して1
時間攪拌した。このものに5当量のよう化銅(170m
g,0.85mmole)を5当量の臭化リチウム(7
4mg,0.85mmole)存在下、Ar雰囲気下に
してTHF(5ml)に懸濁させ、氷浴上0℃で15分
激しく攪拌し、5当量のPhMgBr(0.85ml,
0.85mmole,f=1.0)を滴下し、15分攪
拌して調製した[PhCu・LiBr・MgBrI]を
滴下し、5時間半攪拌した。satNH4Claqを反
応液に水層が青色を呈するまで加えて反応をとめ、分液
(Et2O/H2O=3/2)し、有機層をNa2SO4
乾燥した。ひだ濾紙濾過を行い、有機層を濃縮後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(C300)(AcO
Et/Hexane=2/3)で分離精製し、白色あわ
状の化合物14を(32mg(収率29%)得た。
【0049】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
48(3H,d,J=1.1HZ,5−Me),2.3
0(1H,ddd,J=1.83HZ,7.0HZ an
d 15.8HZ,H−2’),3.33(1H,d
d,J=6.6HZ and 15.8HZ,H−
2”),3.42(1H,dd,J=4.4HZ an
d 10.1HZ,H−5’),3.49(1H,d
d,J=3.3HZ and 10.1HZ,H−
5”),4.91(1H,m,H−4’),6.44
(1H,pt,J=3.3HZ and 7.0HZ,H
−1’),7.13〜7.49(25H,m,Tr a
nd Phs in Allene),7.51(1
H,d,J=1.1HZ,H−6),8.25(1H,
br,N−H) FAB Mass m/z:667(M+Na) UV:λmax270.4nm,λmin246.2n
m IR(KBr):1955cm-1(Allene)
【0050】また、上記のようにして得られた化合物1
4をメタノール中、ピリジニウムp−トルエンスルホン
酸で処理することにより5’位のトリチル基が除去され
たR4が水素原子である化合物15を合成することがで
きる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子または低級アル
    キル基を示し、R2はアリール基、低級アルキル基また
    はシリル基を示し、R3はアリール基または低級アルキ
    ル基を示し、R4は水素原子または水酸基の保護基を示
    す。)で表される3’位にアレン構造を有するピリミジ
    ンヌクレオシド。
  2. 【請求項2】 式(II) 【化2】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子または低級アル
    キル基を示し、R2はアリール基、低級アルキル基また
    はシリル基を示し、R4は水素原子または水酸基の保護
    基を示し、R5はアシル基およびスルホニル基を示
    す。)で表される化合物にR3(R3はアリール基または
    低級アルキル基を示す。)を有する有機銅試薬を反応さ
    せて、式(I) 【化3】 (式中、R1、R2、R3およびR4は前記と同意義。)で
    表される化合物を得ることを特徴とする3’位にアレン
    構造を有するピリミジンヌクレオシドの製造法。
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