JPH084083Y2 - オイル阻集器等の油回収具 - Google Patents
オイル阻集器等の油回収具Info
- Publication number
- JPH084083Y2 JPH084083Y2 JP1989122634U JP12263489U JPH084083Y2 JP H084083 Y2 JPH084083 Y2 JP H084083Y2 JP 1989122634 U JP1989122634 U JP 1989122634U JP 12263489 U JP12263489 U JP 12263489U JP H084083 Y2 JPH084083 Y2 JP H084083Y2
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- JP
- Japan
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- oil
- water
- recovery
- interceptors
- permeable
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は自動車修理，給油等、オイルが排出される施
設に付設するオイル阻集器等に溜った油を回収するため
の油回収具に関する。
設に付設するオイル阻集器等に溜った油を回収するため
の油回収具に関する。
［従来の技術］ 自動車修理、給油等を行う施設には、オイルを有効に
分離できる第３図に示すようなオイル阻集器の付設が義
務づけられている。
分離できる第３図に示すようなオイル阻集器の付設が義
務づけられている。
ここで第３図において、１は液槽であって、該液槽１
内には、下端に流出口３を形成した前後の隔室板2a、2b
により前部の供給室４、中央の回収室５、後部の排出室
６が夫々形成され、前記回収室５には、邪魔板７を下底
側から立設している。
内には、下端に流出口３を形成した前後の隔室板2a、2b
により前部の供給室４、中央の回収室５、後部の排出室
６が夫々形成され、前記回収室５には、邪魔板７を下底
側から立設している。
前記供給室４には排出路８から油を含有した被処理液
が供給される。この供給室４には所望により網等の濾過
材を流出口に設けた土砂回収筐を配設し、その開口を前
記集水路８と連通する様にしても良い。
が供給される。この供給室４には所望により網等の濾過
材を流出口に設けた土砂回収筐を配設し、その開口を前
記集水路８と連通する様にしても良い。
また前記排出室６には排水管９の端部が挿入されてい
る。
る。
前記構成において排水路８から流入した排出液は、供
給室４内に入って、隔室板2a下部の多数の流出透孔３か
ら回収室５に流入する。前記回収室５内では邪魔板７に
よって排出室６側への突き抜けを防止し、上下に迂回し
ながら緩徐に流動して液中のオイルをその比重差により
液面に浮上する。而てオイル分を除去された排出液は、
隔室板2bの流出透孔３から排出室６に入り、排水管９か
ら排出される。
給室４内に入って、隔室板2a下部の多数の流出透孔３か
ら回収室５に流入する。前記回収室５内では邪魔板７に
よって排出室６側への突き抜けを防止し、上下に迂回し
ながら緩徐に流動して液中のオイルをその比重差により
液面に浮上する。而てオイル分を除去された排出液は、
隔室板2bの流出透孔３から排出室６に入り、排水管９か
ら排出される。
また回収室５に溜った油層ｏは、第４図に示すような
把手ｙの端部にすくい椀ｚを備えてなる柄杓ｘにより回
収するようにしている。
把手ｙの端部にすくい椀ｚを備えてなる柄杓ｘにより回
収するようにしている。
［考案が解決しようとする課題］ 上述のように回収室５の油は柄杓ｘにより回収してい
るため、油とともに水もすくうこととなって回収効率が
悪く、排出液量が大量となると共に油分を主成分とする
ために下水管に流すことができず、液処理に困難を生じ
る等の欠点があった。
るため、油とともに水もすくうこととなって回収効率が
悪く、排出液量が大量となると共に油分を主成分とする
ために下水管に流すことができず、液処理に困難を生じ
る等の欠点があった。
本考案はかかる従来欠点の無い油回収具の提供を目的
とするものである。
とするものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、把手の先に固定された、開閉蓋を備える通
水性筐体内に多孔質セラミック材からなる油吸着材を内
蔵してなることを特徴とするものである。
水性筐体内に多孔質セラミック材からなる油吸着材を内
蔵してなることを特徴とするものである。
ここで、多孔質セラミック材としては、酸化圭素Si
O2，酸化アルミニウムAl2O3等、吸着材として使用され
得る種々の公知の材料が適用される。
O2，酸化アルミニウムAl2O3等、吸着材として使用され
得る種々の公知の材料が適用される。
［作用］ 前記通水性筐体を油槽ｏに浸漬させ、その油を筐体内
に導入して油吸着材により吸収する。このため、油だけ
が回収されることとなる。そして該油吸収材は油を飽和
状態まで吸収した後に廃棄される。
に導入して油吸着材により吸収する。このため、油だけ
が回収されることとなる。そして該油吸収材は油を飽和
状態まで吸収した後に廃棄される。
［実施例］ 第1,2図について本考案の一実施例である油回収具15
の構成を説明する。
の構成を説明する。
油回収具15の杆状把手16の端部には網材により方形状
に形成した通水性筐体17が固着している。この通水性筐
体17の上面開口18には蝶番19により開閉可能な開閉蓋20
が被着し、係止片21によりその遮蔽状態を保持される。
に形成した通水性筐体17が固着している。この通水性筐
体17の上面開口18には蝶番19により開閉可能な開閉蓋20
が被着し、係止片21によりその遮蔽状態を保持される。
前記通水性筐体17には網材の他に矩形筐に適宜に通水
孔を形成したもの等、その表面からの液の流入が可能な
構成であれば良い。
孔を形成したもの等、その表面からの液の流入が可能な
構成であれば良い。
この通水性筐体17内には開閉蓋20を開けて、多孔質セ
ラミック材からなる油吸収材22が収納される。この油吸
収材22は軽石状の粗面を有する３〜5cm程度の大粒形を
しており、該通水性筐体17に多数充填される。
ラミック材からなる油吸収材22が収納される。この油吸
収材22は軽石状の粗面を有する３〜5cm程度の大粒形を
しており、該通水性筐体17に多数充填される。
而して、回収室５内等の油層ｏに通水性筐体17を浸漬
させ、その油を各油吸収材22の間隙内を流入させる。そ
して油吸収材22表面で該油を吸着して、その細孔内に取
り込む。
させ、その油を各油吸収材22の間隙内を流入させる。そ
して油吸収材22表面で該油を吸着して、その細孔内に取
り込む。
このため、油分のみが回収されることとなる。この油
吸収材22は所定量の油を吸収すると飽和状態となり、そ
の吸収能力が低下するから、開閉蓋20を開放して新たな
油吸収材22に詰め替える。
吸収材22は所定量の油を吸収すると飽和状態となり、そ
の吸収能力が低下するから、開閉蓋20を開放して新たな
油吸収材22に詰め替える。
この油吸収材22は板状とする等、種々の形状にあらか
じめ成形しておき、通水性筐体17内への充填効率を高め
るようにしても良い。
じめ成形しておき、通水性筐体17内への充填効率を高め
るようにしても良い。
また本考案の油回収具15はオイル阻集器のほか、種々
の油の回収を要する液槽に用いられる。
の油の回収を要する液槽に用いられる。
［考案の効果］ 本考案は、上述の様に通水性筐体17内に油吸収材22を
収納して、該筐体17を油層ｏに浸漬して、油吸収材22に
より該油のみを吸着するものであるから、油の回収効率
がよく、しかも固形物の油吸収材22のみの取り扱いで良
いから、従来のように水を含む大量の回収油を処理する
のとは異なり、廃棄処理が容易である等の優れた効果が
ある。
収納して、該筐体17を油層ｏに浸漬して、油吸収材22に
より該油のみを吸着するものであるから、油の回収効率
がよく、しかも固形物の油吸収材22のみの取り扱いで良
いから、従来のように水を含む大量の回収油を処理する
のとは異なり、廃棄処理が容易である等の優れた効果が
ある。
第１図は本考案に係る油回収具15の斜視図、第２図は通
水性筐体17の断面図である。また、第３図はオイル阻集
器の一例を示す縦断側面図、第４図は従来構成の柄杓ｘ
を示す斜視図である。 ５……回収室 15……油回収具 16……把手 17……通水性筐体 20……開閉蓋 22……油吸収材
水性筐体17の断面図である。また、第３図はオイル阻集
器の一例を示す縦断側面図、第４図は従来構成の柄杓ｘ
を示す斜視図である。 ５……回収室 15……油回収具 16……把手 17……通水性筐体 20……開閉蓋 22……油吸収材
Claims (1)
- 【請求項１】把手の先に固定された、開閉蓋を備える通
水性筐体内に多孔質セラミック材からなる油吸着材を内
蔵してなることを特徴とするオイル阻集器等の油回収
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989122634U JPH084083Y2 (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | オイル阻集器等の油回収具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989122634U JPH084083Y2 (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | オイル阻集器等の油回収具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0361902U JPH0361902U (ja) | 1991-06-18 |
| JPH084083Y2 true JPH084083Y2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=31670630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989122634U Expired - Fee Related JPH084083Y2 (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | オイル阻集器等の油回収具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084083Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3261415B2 (ja) * | 1992-05-20 | 2002-03-04 | 大成建設株式会社 | 汚染地下水の浄化方法 |
| CN101153632B (zh) * | 2006-09-27 | 2010-05-26 | 富准精密工业(深圳)有限公司 | 保油轴承结构与风扇马达 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59166215A (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-19 | Fuiruton Internatl Kk | 乳化性の含油廃水処理方法 |
| JPS6315452U (ja) * | 1986-07-14 | 1988-02-01 | ||
| JPH0534722Y2 (ja) * | 1987-10-05 | 1993-09-02 |
-
1989
- 1989-10-18 JP JP1989122634U patent/JPH084083Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0361902U (ja) | 1991-06-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |