JPH081153A - グリース回収用浮上分離槽 - Google Patents
グリース回収用浮上分離槽Info
- Publication number
- JPH081153A JPH081153A JP17623494A JP17623494A JPH081153A JP H081153 A JPH081153 A JP H081153A JP 17623494 A JP17623494 A JP 17623494A JP 17623494 A JP17623494 A JP 17623494A JP H081153 A JPH081153 A JP H081153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- tank
- grease
- pump
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sewage (AREA)
- Removal Of Floating Material (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 浮上分離するグリースを流入汚水から適確に
分離し、グリースのみを効率良く回収出来るものとなる
浮上分離槽を市販に供せんとする。 【構成】 中央上面部に一定高さの立上がり壁を有する
透孔に形成した傘蓋を、底面部の流通状態とした二枚の
区画板で仕切った匣体の中央室に対し、透孔の上縁がウ
ォーターレベル付近となるように取付け、該透孔下方へ
収斂されてくる油分をポンプによる汲上げ手段で回収す
るように構成したことを特徴とする。
分離し、グリースのみを効率良く回収出来るものとなる
浮上分離槽を市販に供せんとする。 【構成】 中央上面部に一定高さの立上がり壁を有する
透孔に形成した傘蓋を、底面部の流通状態とした二枚の
区画板で仕切った匣体の中央室に対し、透孔の上縁がウ
ォーターレベル付近となるように取付け、該透孔下方へ
収斂されてくる油分をポンプによる汲上げ手段で回収す
るように構成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガソリンスタンドや洗車
場、及び食堂やレストラン等から出る排水、或いは工場
の側溝から出る水や洗浄水に含まれている油分等を回収
するための浮上分離槽に関する。
場、及び食堂やレストラン等から出る排水、或いは工場
の側溝から出る水や洗浄水に含まれている油分等を回収
するための浮上分離槽に関する。
【0002】
【従来の技術】浮上分離されるグリースの回収は柄杓等
で掬い上げたり、吸着材を投入したり、掻き寄せたりし
て行われる。これを簡便に行えるものとしては、実公昭
63−5829号等がある。
で掬い上げたり、吸着材を投入したり、掻き寄せたりし
て行われる。これを簡便に行えるものとしては、実公昭
63−5829号等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】グリースの回収作業は
蓋を開放して行わねばならないため、密閉構造とするこ
とが出来ず、又溜ったグリースが腐敗して悪臭を発生す
るものとなっていた。尚、実公昭63−5829号は横
からグリースを排出する構造のため、埋設式の浮上分離
槽には適応が難しい。
蓋を開放して行わねばならないため、密閉構造とするこ
とが出来ず、又溜ったグリースが腐敗して悪臭を発生す
るものとなっていた。尚、実公昭63−5829号は横
からグリースを排出する構造のため、埋設式の浮上分離
槽には適応が難しい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は中央上面部に一
定高さの立上がり壁を有する透孔に形成した傘蓋を、底
面部の流通状態とした二枚の区画板で仕切った匣体の中
央室に対し、溢流透孔の上縁がウォーターレベル付近と
なるように取付け、該透孔下方へ収斂されてくる油分を
ポンプによる汲上げ手段で回収するように構成したこを
特徴とする。
定高さの立上がり壁を有する透孔に形成した傘蓋を、底
面部の流通状態とした二枚の区画板で仕切った匣体の中
央室に対し、溢流透孔の上縁がウォーターレベル付近と
なるように取付け、該透孔下方へ収斂されてくる油分を
ポンプによる汲上げ手段で回収するように構成したこを
特徴とする。
【0005】
【作用】油分は時間の経過と共に傘蓋の透孔下方へ収斂
するものとなり、従ってこれをポンプによる汲上げ手段
で適時或いはレベルスイッチ等の作動で自動的に効率良
く回収する。
するものとなり、従ってこれをポンプによる汲上げ手段
で適時或いはレベルスイッチ等の作動で自動的に効率良
く回収する。
【0006】
【実施例】図1は本発明で使用される傘蓋の斜視図、図
2は上記傘蓋を取付けた浮上分離槽の縦断面図である。
分離槽1が底面部を流通状態とした二枚の区画板1a、
1bで汚水の流入室(イ)、油脂分の分離室(ロ)、清
澄液の流出室(ハ)の三室に分けられていることは従来
と変わりがないが、本発明では分離室(ロ)に対し図1
に示す如き傘蓋2を取付けしめる。
2は上記傘蓋を取付けた浮上分離槽の縦断面図である。
分離槽1が底面部を流通状態とした二枚の区画板1a、
1bで汚水の流入室(イ)、油脂分の分離室(ロ)、清
澄液の流出室(ハ)の三室に分けられていることは従来
と変わりがないが、本発明では分離室(ロ)に対し図1
に示す如き傘蓋2を取付けしめる。
【0007】ここに傘蓋2は図1に示す如く方形の屋根
板中央に一定高さ(h)の立上り壁を有する透孔3が設
けられてあり、該傘蓋2の取付けには該透孔3の上縁が
凡そウォーターレベル付近となるようにして区画板1
a、1b及び槽内壁面に対し密着状態に取付けしめる。
4は清澄液の流出室(ハ)に配設した排出トラップ管で
ある。尚、5は槽全体を覆蔽してなる上蓋であって、該
上蓋の分離室(ロ)の上方部には硝子を嵌め込んだ点検
窓6が設けてある。
板中央に一定高さ(h)の立上り壁を有する透孔3が設
けられてあり、該傘蓋2の取付けには該透孔3の上縁が
凡そウォーターレベル付近となるようにして区画板1
a、1b及び槽内壁面に対し密着状態に取付けしめる。
4は清澄液の流出室(ハ)に配設した排出トラップ管で
ある。尚、5は槽全体を覆蔽してなる上蓋であって、該
上蓋の分離室(ロ)の上方部には硝子を嵌め込んだ点検
窓6が設けてある。
【0008】図3は上記装置の使用状態に於ける運転系
統図を示すものであって、同図Aは傘蓋2の透孔3下方
に収斂されてくる油分を傘蓋2の透孔3上面にポンプ8
の吸込管7を接続し、ポンプ8の運転で吸上げ吸着槽9
内のフィルターを介して吸着させたのち、再び還流管1
0を介し汚水流入室(イ)へ還流する例であり、図Bは
回収容器11を用意しておき該容器内へポンプ8’で汲
上げる例である。
統図を示すものであって、同図Aは傘蓋2の透孔3下方
に収斂されてくる油分を傘蓋2の透孔3上面にポンプ8
の吸込管7を接続し、ポンプ8の運転で吸上げ吸着槽9
内のフィルターを介して吸着させたのち、再び還流管1
0を介し汚水流入室(イ)へ還流する例であり、図Bは
回収容器11を用意しておき該容器内へポンプ8’で汲
上げる例である。
【0009】上記に於て、ポンプ7の作動はタイマー作
動で定期的に或いはレベルスイッチ等で適宜一定時間自
動的に駆動するようになすのであるが、上蓋5の点検窓
6から透視出来る油分の貯留状態から適時に手動運転と
することも差支えない。
動で定期的に或いはレベルスイッチ等で適宜一定時間自
動的に駆動するようになすのであるが、上蓋5の点検窓
6から透視出来る油分の貯留状態から適時に手動運転と
することも差支えない。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上の如き構成のため、浮上油
分(グリース)mは傘蓋透孔3下方へ時間の経過と共に
汚水とは完全分離状態に収斂するものとなり、従ってグ
リースのみを効率良く回収することの出来るものとな
る。而して、回収されるグリースは一斗缶やドラム缶等
に収容したり、或いは吸着材等に吸わせて焼却廃棄出来
るものとなり、従来のように柄杓で掬い上げたり、掻き
寄せたりする等の面倒で汚い作業を必要としなくなるも
のである。
分(グリース)mは傘蓋透孔3下方へ時間の経過と共に
汚水とは完全分離状態に収斂するものとなり、従ってグ
リースのみを効率良く回収することの出来るものとな
る。而して、回収されるグリースは一斗缶やドラム缶等
に収容したり、或いは吸着材等に吸わせて焼却廃棄出来
るものとなり、従来のように柄杓で掬い上げたり、掻き
寄せたりする等の面倒で汚い作業を必要としなくなるも
のである。
【0011】尚、従来に於けるポンプによる汲み上げに
は常時空気の混入による吸い上げ不能や空運転を起こし
たりする問題があるが、本発明では上記問題点を解消す
ることが出来る。又、本発明では回収時に上蓋を開けた
りする必要がないことから、全体的に密閉構造とするこ
とが出来グリースの腐敗による悪臭が周囲に広がったり
することのないものである。
は常時空気の混入による吸い上げ不能や空運転を起こし
たりする問題があるが、本発明では上記問題点を解消す
ることが出来る。又、本発明では回収時に上蓋を開けた
りする必要がないことから、全体的に密閉構造とするこ
とが出来グリースの腐敗による悪臭が周囲に広がったり
することのないものである。
【図1】本発明で使用される傘蓋の斜視図である。
【図2】上記傘蓋を取付けた浮上分離槽の縦断面図であ
る。
る。
【図3】使用状態に於ける運転系統図例を示すものであ
る。
る。
1 分離槽 1a、1b 区画板 2 傘蓋 3 透孔 4 排出トラップ管 5 上蓋 7 吸込管 8 ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 中央上面部に一定高さの立上がり壁を有
する透孔に形成した傘蓋を、底面部の流通状態とした二
枚の区画板で仕切った匣体の中央室に対し、透孔の上縁
がウォーターレベル付近となるように取付け、該透孔下
方へ収斂されてくる油分をポンプによる汲上げ手段で回
収するように構成したことを特徴とするグリース回収用
浮上分離槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17623494A JPH081153A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | グリース回収用浮上分離槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17623494A JPH081153A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | グリース回収用浮上分離槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081153A true JPH081153A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=16009988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17623494A Pending JPH081153A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | グリース回収用浮上分離槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081153A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11319882A (ja) * | 1998-05-11 | 1999-11-24 | Oppenheimer Technology Japan:Kk | 油含有排水の処理方法および処理装置 |
EP1824576A1 (en) * | 2004-12-17 | 2007-08-29 | Contech Stormwater Solutions Inc. | Apparatus for separating particulates from a fluid stream |
JP2007307546A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-11-29 | Daruma Setsubi Sekkei:Kk | 油水分離器 |
KR101310389B1 (ko) * | 2011-03-29 | 2013-09-23 | 울산대학교 산학협력단 | 선박의 해양오염 방제 시스템 |
JP2014025240A (ja) * | 2012-07-26 | 2014-02-06 | Kyoritsu Seiyaku Kk | 臭気トラップ、グリース阻集システム及びグリース阻集システムの施工方法 |
JP2016175042A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 株式会社竹中工務店 | 排水処理装置 |
JP2017217648A (ja) * | 2016-06-07 | 2017-12-14 | 有限会社勝田工業 | 油分回収装置 |
CN111395507A (zh) * | 2020-04-16 | 2020-07-10 | 广东捷信科技服务有限公司 | 一种可对餐厨垃圾进行预处理的城市路面矩形窨井盖 |
JP2021535304A (ja) * | 2018-10-08 | 2021-12-16 | サーマコ・インコーポレイテッド | 二重バッフルを有する受動型グリーストラップ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52154177A (en) * | 1976-06-16 | 1977-12-21 | Tominaga Oil Pump | Oil and water separator |
JPS61412A (ja) * | 1984-06-12 | 1986-01-06 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 油水分離器 |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP17623494A patent/JPH081153A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52154177A (en) * | 1976-06-16 | 1977-12-21 | Tominaga Oil Pump | Oil and water separator |
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AU2005316557B2 (en) * | 2004-12-17 | 2010-03-18 | Contech Stormwater Solutions Inc. | Apparatus for separating particulates from a fluid stream |
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JP4501142B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2010-07-14 | 有限会社 だるま設備設計 | 油水分離器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20051006 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |