JPS587325B2 - ユスイブンリソウチ - Google Patents

ユスイブンリソウチ

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JPS587325B2
JPS587325B2 JP9300274A JP9300274A JPS587325B2 JP S587325 B2 JPS587325 B2 JP S587325B2 JP 9300274 A JP9300274 A JP 9300274A JP 9300274 A JP9300274 A JP 9300274A JP S587325 B2 JPS587325 B2 JP S587325B2
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JP
Japan
Prior art keywords
oil
water
water separation
separation tank
tank
Prior art date
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Expired
Application number
JP9300274A
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English (en)
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JPS5127157A (ja
Inventor
吉見晃武
小俣良一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP9300274A priority Critical patent/JPS587325B2/ja
Publication of JPS5127157A publication Critical patent/JPS5127157A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水と油が混在した液体、例えば工場、作業場
等から排出される油含有廃水から水と油を効率的に分別
するために用いる油水分離装置に関する。
従来、水と油が混在した液体から水と油を分別するには
、(1)該液体を所定の槽内に導入して水層と油層の2
層となし、該槽の上部から上層の油層を溢流させる法、
(2)浮子などを用いて吸引口を油層に開口させ、ポン
プなどを用いてその吸引口から油を吸い取る吸引法、(
3)吸油性部材に油を吸収させ、吸収した油をしぼり取
る吸収搾油法、および(4)かき取り部材を用いて、浮
上油を回収するかき取り法などによっている。
しかし、これらの方法のうち(1)の方法は、最も簡易
ではあるが、溢流口が固定しているために流量の変動な
どによって液面に急激な変動が生じた場合に油に混って
多量の水も溢流することになるという欠点があり、また
、(2)乃至(3)の方法においては、ポンプやモータ
ーなどの動力源を必要とするので用いる装置が複雑とな
ると共に作業上煩雑となる欠点がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって
、動力源を全く必要とすることなしに極めて簡易に上記
液体から水と油を効率的に分別することができる、油水
分離装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく研究した結果、水
と油が混在した液体を処理するに際し、前記(1)の方
法において溢流口を液面の変動につれて変動させればよ
いとの想定のもとに、水と油の中間の比重を有する浮子
に溢流口を附設したものを上記(1)の方法における水
層と油層との中間、すなわち水層と油層との境界部に介
在させ、該溢流口に流入した油層の油を自然流下させて
槽の外部に排出させ、一方、水層の水を吸油材に通入さ
せて回収したところ、極めて効率的に油水分離できるこ
とを知った。
また、本発明者らは、このように上記液体を処理するに
際し、上記(1)の方法における槽内に油水分離板を設
置したところ、さらに効率的に油水分離できることを知
った。
本発明は、上述した研究結果に基いて完成されたもので
あって、前記特許請求の範囲に記載した事項を特徴とす
る。
以下、本発明の構成を添附図面に示された本発明の一実
施例に基いて説明する。
第1図および第2図は、本発明の油水分離装置を用いて
、水と油が混在した液体から水と油を分別する場合の一
例を示した説明図である。
第1図中、1は水と油が混在した液体中の固体相の汚濁
物、例えばごみ、汚泥などを沈殿させるなどして除去す
るための汚濁物沈殿槽であり、2は上記汚濁物が除去さ
れた液体から水と油を分別するための第1油水分離槽で
あり、3は第1油水分離槽2によって分別された油を回
収して貯蔵するための回収油貯蔵槽であり、および4は
第1油水分離槽2によって分別された水からさらに残存
する油を除去するための第2油水分離槽である。
汚濁物沈殿槽1には、下方部に上記液体の流入口5が、
上方部に該液体の流出口6がそれぞれ設置されており、
さらに流入口5と流出口6との間における側周壁に多層
網板7が配設されている。
なお、該多層網板7は取り出し自在に配設しておくとそ
の清掃上便利である。
上記多層網板7は、上記液体中の汚濁物の沈降を促進し
、かつ該液体に浮遊物が存在する場合において該浮遊物
が汚濁物沈殿槽1の外部に排出されるのを防止するため
のものであるから、この多層網板7としては種々の材質
のものを用いることが可能であるが、10〜50メッシ
ュ程度のSUS鋼もしくは耐蝕性鋼の網板を3〜5枚積
層させて用いることが好ましく、また、多層網板7は、
平型、波型、又はV型などの種々の形態で用いられる。
また、第1油水分離槽2には、汚濁物沈殿槽1の流出口
6から流出する液体の導入口8が上部に、油水分離後に
得られる水の排出口9が下部にそれぞれ設置されており
、さらに油層と水層の境界部に常時介在可能な浮子10
が上方部に配設されている。
なお、この浮子10には、上部開口受油口11が油層中
に常に開口するように位置して油の流入を可能とするよ
うに附設されており、上部開口受油口11に流入した油
は、連結手段12を介して上部開口受油口11に連通し
た排出管13に通入して自然流下することにより回収油
貯蔵槽3へ導入されるようになっている。
また、浮子10は、油層と水層の境界部に常時介在する
ように構成されるものであるから、比重が水よりも小さ
くて油よりも大きい材質から成るものであればいかなる
ものであってもよく、すなわち0.92〜0.99の範
囲内、好ましくは0.98前後の比重を有する材質のも
のであればよく、さらに使用に際して吸水することによ
る比重の変化を避けるために吸水性の少い材質のものが
好ましい。
このような材質のものとして、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレンなどのような合成樹脂を用いることが好ま
しい。
さらにまた、浮子10は、平板形、四角柱形、多角柱形
、円柱形、台形などの種々の形態のものであってもよく
、その大きさは使用は際して適宜調整するとよい。
さらに、この浮子10は、上述したように、油層と水層
の境界部に常時介在することが必要であるから、水と油
が混在した液体を処理するに際して、該浮子10に附設
された連結手段12などに必要に応じて錘を固定して該
浮子10の比重を適宜調整する。
なお、排出管13は、浮子10が変位するに伴って変位
することが必要であるから、この排出管13として、ゴ
ム、軟質プラスチック、又は薄肉金属などで作製された
フレキシブルパイプ;蛇腹管;又は蛇腹管と金属パイプ
を連結したものなどの伸縮自在な管が用いられる。
さらにまた、第2油水分離槽4には、第1油水分離槽2
の排出口9から排出される水の受入口14が下部に、該
水に残存する油が除去された浄化水の取出口15が上部
にそれぞれ設置されており、さらに受入口14と取出口
15との間における側周壁に吸油材16が配設されてい
る。
なお、この吸油材16は、吸油能を有する材質のもので
あればいかなるものであってもよい。
また、吸油材16は取り出し自在に配設されている。
上述した第1図に示される装置を用いて、水と油が混在
した液体を処理して該液体から水と油とを分別するには
、該液体を流入口5から汚濁物沈殿槽1内に導入して該
液体中に含有される汚濁物を沈殿除去したのち、導入口
8から第1油水分離槽2に流入させてその場で水層と油
層に分離させる。
このように油水分離槽が形成すると、浮子10が油層と
水層の境界部に介在することになり、油層の油は上部開
口受油口11に流入して排出管13を通って回収油貯蔵
槽3に貯蔵される。
この場合、浮子10は、液面の変動に伴って、換言すれ
ば、油層と水層の境界部の変動に追従して変動すること
ができるから、上部開口受油口11には常に油だけが流
入することになる。
なお、水層中から上昇する油は、上記槽2の内壁と浮子
10との間に生じた間隙および該浮子10に設けられた
貫通孔(図示されていない)を通して浮上する。
一方、上記槽2において分離された分離水(油水分離後
に得られる水)は、排出口9から排出されて受入口14
を通って第2油水分離槽4に流入し、ついで吸油材16
に通入してその場で残存する油が除去されたのちに浄化
水となって取出口15から排出される。
したがって、このように、第1図に示される装置を用い
ると、水と油が混在した液体から水と油を効率的に分別
することができる。
また、第2図は、第1図における第1油水分離槽2の内
部に油水分離板17を浮子10と排出口9との間に位置
させて設置したことを除いて、第1図と全く同様である
この油水分離板17は、排水中の油の浮上を促進させる
作用をするものであって、複数板の板材を相互に離間さ
せ、かつ傾斜させたものから構成されており、該分離板
を第1油水分離槽2の内部に配設するには適宜右方に傾
斜させても左方に傾斜させてもよい。
なお、油水分離板17を右方に傾斜させて配設すると、
導入口8と該油水分離板17への流入口との距離が長く
なるため、水と油が混在した液体が乱流を起すことなく
層流となって上記分離板17へ導入されるので有利であ
る。
この第2図に示される装置を用いて、水と油が混在した
液体を処理するには、第1図におけると同様に操作する
とよい。
なお、この場合、油水分離板17が設置されていること
によって、油水分離効果をいっそう高めることができる
本発明は以上述べたように構成されているので、本発明
の油水分離装置を用いれば、動力源を全く必要とするこ
となしに極めて簡易に、水と油が混在した液体から水と
油を効率的に分別することが可能となる。
したがって、上記装置は、地下に埋設して用いる場合(
例えば、洗車設備を具えた給油施設において用いる場合
)に特に有用であり、さらに油水分離を必要とする広範
囲な分野に極めて有利に適用可能である。
よって本発明は、油水分離処理上寄与するところが多大
であると考える。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の油水分離装置を用いて
、水と油が混在した液体から水と油を分別する場合の一
例を示した説明図である。 第1図中、1・・・・・・汚濁物沈殿槽、2・・・・・
・第1油水分離槽、3・・・・・・回収油貯蔵槽、4・
・・・・・第2油水分離槽、7・・・・・・多層網板、
10・・・・・・浮子、13・・・・・・排出管、16
・・・・・・吸油材、第2図中、17・・・・・・油水
分離板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水と油が混在した液体から水と油を分別するための
    装置において、該液体の導入口を備えた第1油水分離槽
    ;分別された油を回収して貯蔵するための回収油貯蔵槽
    ;上記第1油水分離槽と下方において連通し、上方に浄
    化水の取出口を有する第2油水分離槽;上記第1油水分
    離槽内の油層と水層の境界部に常時介在可能に配設され
    、油層中に常時開口するように位置して油が流入しうる
    ようにした上部開口受油口を有する浮子;一端が上記受
    油口に接続されており、他端が上記回収油貯蔵槽に接続
    された伸縮自在な排出管;および上記第2油水分離槽に
    おける上記第1油水分離槽との連通部と上記浄化水の取
    出口との間に取り出し自在に配設された吸油材から構成
    され、第1油水分離槽において分別された油を浮子の受
    油口より排出管を介して無動力で回収油貯蔵槽に回収し
    、第1油水分離槽から第2油水分離槽へ流入する液体中
    の油をさらに吸油材により除去するようにしたことを特
    徴とする油水分離装置。 2 水と油が混在した液体から水と油を分別するための
    装置において、上方に該液体の導入口を備えた第1油水
    分離槽;分別された油を回収して貯蔵するための回収油
    貯蔵槽;上記第1油水分離槽と下方において連通し、上
    方に浄化水の取出口を有する第2油水分離槽;上記第1
    油水分離槽内の油層と水層の境界部に常時介在可能に配
    設され、油層中に常時開口するように位置して油が流入
    しうるようにした上部開口受油日を有する浮子;一端が
    上記受油口に接続されており、他端が上記回収油貯蔵槽
    に接続された伸縮自在な排出管;上記第1油水分離槽に
    おける上記浮子の下方に配設された油水分離板;および
    上記第2油水分離槽における上記第1油水分離槽との連
    通部と上記浄化水の取出口との間に取り出し自在にと配
    設された吸油材から構成され、第1油水分離槽において
    分別された油を浮子の受油口より排出管を介して無動力
    で回収油貯蔵槽に回収し、第1油水分離槽から第2油水
    分離槽へ流入する液体中の油をさらに吸油材により除去
    するようにしたことを特徴とする油水分離装置。
JP9300274A 1974-08-14 1974-08-14 ユスイブンリソウチ Expired JPS587325B2 (ja)

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JP9300274A JPS587325B2 (ja) 1974-08-14 1974-08-14 ユスイブンリソウチ

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JP9300274A JPS587325B2 (ja) 1974-08-14 1974-08-14 ユスイブンリソウチ

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Publication Number Publication Date
JPS5127157A JPS5127157A (ja) 1976-03-06
JPS587325B2 true JPS587325B2 (ja) 1983-02-09

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ID=14070156

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JP9300274A Expired JPS587325B2 (ja) 1974-08-14 1974-08-14 ユスイブンリソウチ

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512886Y2 (ja) * 1976-08-13 1980-03-22
JPS5537203Y2 (ja) * 1976-09-20 1980-09-01
JPS5365168U (ja) * 1976-11-01 1978-06-01
JPS5518084Y2 (ja) * 1977-09-09 1980-04-25
JPS5616164Y2 (ja) * 1977-10-13 1981-04-15
JP2009262066A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Kimura Giken:Kk 排水処理装置

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JPS5127157A (ja) 1976-03-06

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