JPH084037Y2 - ガス系消火設備の容器収納装置 - Google Patents

ガス系消火設備の容器収納装置

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JPH084037Y2
JPH084037Y2 JP11022891U JP11022891U JPH084037Y2 JP H084037 Y2 JPH084037 Y2 JP H084037Y2 JP 11022891 U JP11022891 U JP 11022891U JP 11022891 U JP11022891 U JP 11022891U JP H084037 Y2 JPH084037 Y2 JP H084037Y2
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fire extinguishing
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勇夫 鎌田
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Koatsu Co Ltd
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス系消火設備の消火
剤容器の収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス系消火設備において、消火剤容器の
収納にあたり、容器組枠に、二酸化炭素その他のガス系
消火剤を充填した複数の高圧ガス容器を収納し、かつ各
々の消火剤容器と連結導管によって結合される集合管を
取付け、この集合管を消火対象区画へ至る固定配管に接
続して使用している。この様な構成の場合、消火設備を
設置する際して、容器組枠を基礎ボルトにより床面に固
定したのち、消火剤容器を組込んだり、集合管を取付け
たを行うため、また、定期的な保守点検に際しては、消
火剤容器を取り外して点検作業を行なうため、容器組枠
の前面部分に、作業者が立ち入ることのできる大きさの
作業スペースが必ず確保されている。例えば、図10に
示す従来の立体駐車場のガス系消火設備の代表的な例の
平面図によれば、消火対象区画たる立体駐車場30の外
側に容器組枠4を設置した場合、その容器組枠の前面前
方に、開口0.6メートル乃至1.0メートル、奥行が
容器組枠の全長に渉る広さの作業スペースAが設けられ
ている。図10において、31は駆動車輪の出庫時の転
向用のターンテーブルである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】近年、フロン系ガスに
よるオゾン層破壊という環境問題にともない、極めて優
秀な消火剤であるハロン1301もまた、近い将来使用
禁止となることは確実とされている。ハロン1301に
代わるガス系消火剤は全世界において開発中であるが、
ハロン1301のように少量で済むガス系消火剤は当面
望み薄なのが実情である。そのため、ハロン1301消
火設備の代わりに設置されるガス系消火剤設備は、どの
ような消火剤を使用しても消火剤の必要量がハロン13
01よりも増加することは避けられない。例えば、代替
のガス系消火設備として二酸化炭素消火設備を使用すれ
ば、ハロン1301消火設備のおよそ3倍の数の容器が
必要となるので、特に大都市における駐車場や電気室そ
の他の一般ビルの設置されるガス系消火設備の消火剤容
器設置スペースを確保することは、地価の上昇を考えれ
ば極めて大きな問題となる。本考案は、かかる消火剤容
器の設置に必要なスペースを従来よりも大幅に減少する
ことを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願考案は、二酸化炭素
その他のガス系消火剤を充填した、複数の消火剤容器を
収納し、かつ各容器と連結導管によって結合される集合
管を設けた容器枠組を設け、該容器組枠の下部にはキャ
スター・車輪又はこれらに類する移動手段を取付け、前
記集合管の出口側と消火対象区画へ至る固定配管との接
続部を着脱可能な構造とする。
【0005】
【実施例】以下、本考案を実施例にもとづいて詳細に説
明する。立体駐車場の平面図である図1及び容器組枠の
正面図である図2を参照して、1,1…は複数の消火剤
容器で、その内部に二酸化炭素その他のガス系消火剤を
充填し、頂部に取付けた容器弁2,2…の出口の連結導
管3,3…を介して集合管4−1及び4−2に結合す
る。集合管4−1及び4−2は、フランジ継手などの着
脱自在な継手5−1及び5−2により固定配管6に接続
されている。固定配管6には、消火対象区画たる立体駐
車場30内において噴射ヘッド7,7を取付け、消火剤
が立体駐車場30内に放出されるよう構成する。消火剤
容器1,1…は、それぞれ容器組枠8−1及び8−2に
収納され、保持金具9,9…及び押さえボルト10,1
0…により固定されている。容器組枠8−1,8−2の
下部には、それぞれキャスター・車輪その他の移動手段
11,11…を取付け、床面12上を前後左右自在に移
動できる構造とする。容器弁2,2…のうちの1つに電
気式開放装置13を取付け、残りの他のすべての容器弁
2,2…にはガス圧式開放装置14,14…を取付け
る。電気式開放装置13には、コネクター15を介して
消火設備制御盤17からの電線16を接続して、消火設
備制御盤17からの起動信号に応じて電気式開放装置1
3が動作可能な構造とする。
【0006】電気式開放装置13を取付けた容器弁2の
出口側の連結導管3の途中に圧力取出金具18を設け、
これに操作管19,19…,分岐金具20,20…を接
続して、ガス圧式開放装置14,14…の全てに圧力取
付金具18からの圧力が到達するように操作管19,1
9…を配管接続する。また、容器組枠8−1と8−2の
管を結ぶ操作管の中間には、カツプリングなどの着脱可
能な継手21を設けて操作管も分離自在な構造とする。
上記の実施例における消火設備の動作要領は以下の通り
である。立体駐車場30内に設置された火災感知器(図
示なし)の動作による起動信号、又は手動押ボタン操作
による起動信号が、消火設備制御盤17を経由して電気
式開放装置13に伝達されると、電気式開放装置13が
動作して容器弁2が開放し、電気式開放装置13を取付
けた消火剤容器内の消火剤が連結導管3を通って集合管
4−1に充填する。連結導管3内の消火剤の圧力は、圧
力取出金具18から操作管19,19…,分岐金具2
0,20…を経て、それぞれガス圧式開放装置14,1
4…に達し、これにより残りのすべての容器弁2,2…
が開放することで、消火剤は集合管4−1及び4−2、
継手5−1および5−2並びに固定配管6を経て噴射ヘ
ッド7,7から立体駐車場30に放出され、消火を達成
する。
【0007】次ぎに、容器組枠8−1,8−2の設置時
又は保守時における移動手段について説明する。本考案
によるガス系消火設備を設置する場合は、図1及び図2
の例において立体駐車場30の外部手前側の、自動車の
乗り入れ・方向転換等のために開けてあるスペースBに
おいて、まず容器組枠8−2を組み立てる。つづいて消
火剤容器1,1…を組込み、連結導管3,3…,集合管
4−2,ガス圧式開放装置14,14,操作管19,1
9…および分岐金具20,20…を取付けてから、保持
金具9,9…で消火剤容器1,1…を保持し、押さえボ
ルト10,10…をねじ込んで固着する。組み上がった
容器組枠8−2は、移動手段11,11…により容易に
移動可能であるから、そのまま押して行って図1の平面
図に示す、奥の位置に止める。容器組枠8−1について
も容器組枠8−2と全く同様に組み上げる。この状態を
図3に示す。次に、この容器組枠8−1も同様に押し行
って、図1の平面図に示す手前側の位置に止める。その
後、集合管4−1および4−2に、着脱可能の継手5−
1及び5−2を介して配管6を接続する。次ぎに、容器
組枠8−1と8−2の中間の操作管の着脱可能の継手2
1を接続してから、電気式開放装置13にコネクター1
5を介して電線16を接続すればガス系消火設備の設置
完了となる。この場合、移動手段11,11…としてブ
レーキ22,22…付きのキャスター等を使用して容器
組枠8−1,8−2の位置を固定するようにすれば、不
時の外力に対しても安心で、かつ容器組枠の位置決めが
容易となり好都合である。
【0008】本考案によるもののガス系消火設備として
の構成は、概略以上の通りであり、設置された後の状態
では、図10との比較で明らかなように、図10におけ
る作業スペースAが、図1においては不要となってい
る。また、定期的な保守点検を行う場合は、上記の組み
立ての作業と逆の手順で、まず電線16をコネクター1
5により電気式開放装置13から分離し、続いてフラン
ジ5−1,5−2並びにカップリング21を外せば、容
器組枠8−1が自由となるから、そのまま容器組枠8−
1を立体駐車場30の外側手前のスペースBまで引出
す。この状態では、上述の図3と同じである。続いて、
同じように容器組枠8−2を引出せば、消火剤容器1,
1…の点検その他の作業を行うことができる。
【0009】つぎに、図4,図5及び図6を参照して、
本願考案の第2実施例(請求項2に対応)を説明する。
第2実施例は、地震など、強度の外力に耐える構造とす
るもので、容器組枠8−2下部の長手方向の端部(図4
の例では向かって右側の端部)に突出部23を設け、こ
れと相嵌合するような凹部24を有する支持金具25
を、その嵌合する位置で穴27,27を利用して床面に
基礎ボルト26,26で固定する。また、該容器組枠の
下部の長手方向の端部、図4の例では向かって左側に穴
27’,27’…の端部に、支持金具25のそれと同一
の凹部24’および支持脚部25’を設けて、床面に基
礎ボルト26,26により固定する。また、容器組枠8
−1は容器組枠8−2と同一構造とする。このような構
造とした場合、容器組枠8−1,8−2を組上げる手順
は、床面に固定する作業を除き、第1実施例の場合と同
様である。即ち、支持金具25は、前もって最も奥の位
置に基礎ボルト26,26で床面に固定しておき、容器
組枠8−2を押していって奥側(図4の例では右側)の
端部の突出部23を、支持金具25の凹部24にはまり
込むようにする。次に、図6に示すように、容器組枠の
右側穴27’,27’を利用して基礎ボルト26,26
により支持脚部25’において固着すれば、容器組枠8
−2は床面に完全に固定されることになる。なお、この
際突出部23の隅部は図のように角に面取り28を施す
と嵌込み作業時に具合が良い。容器組枠8−1の固定の
手順は、容器組枠8−2と同じである。
【0010】つぎに、第3実施例(請求項3に対応)
は、第1又は第2実施例の容器収納装置において、床面
にレール29,29を敷設して移動手段11,11がこ
のレール29,29上を摺動できるようにしたものであ
り、図7および図8は、第3実施例に適用した実施例を
示すものである。該実施例では、図7のレール29,2
9の左側のC部から車輪32,32…をレール29,2
9に載せれば、容器組枠8−1,8−2は極めて軽く移
動することができ、かつ、支持金具25又は容器組枠の
支持脚部25’の凹部24と容器組枠突出部23は容易
に嵌合することができる。これ以外の、容器収納装置の
組み立て方法などの作業手順は、第1実施例および第2
実施例と同様であるが、容器組枠8−1,8−2をレー
ル29,29に載せるとき、支持脚部25’の下面が床
面より若干離れるから、図9に示す座金31,31を使
用してその隙間を調節するようにしてもよい。また、図
1のスペースBに余裕があれば、図7のレール29,2
9の左端部Cを延長して、すべての作業をレール29,
29上で行うようにしてもよい。
【0011】
【考案の効果】本考案は、下部に移動手段を有する容器
組枠に、複数の消火剤容器および各容器と連結動管によ
って結合される集合管を装備し集合管の出口側と消火対
象区画へ至る固定配管との接着部を着脱可能な構造とし
たので、所定の収納位置から引出して消火剤容器の収納
作業,消火剤容器,容器弁当の保守点検作業を行うこと
ができて、容器組枠の前面前方に上記の作業のための作
業スペースを確保する必要がなくなることで、ガス系消
火設備の設置床面積を縮小できて、消火設備のための設
置費用の低減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1実施例を示す、ガス系消火設備の容器
収納装置の平面図。
【図2】容器組枠の正面図。
【図3】容器組枠の設置作業を示す、図1同様の平面
図。
【図4】本願第2実施例を示す、図2同様の正面図。
【図5】容器組枠の床に対する固定構造を示す分解斜視
図。
【図6】容器組枠の相互に隣接部分における図5同様の
分解斜視図。
【図7】本願第3実施例を示し、図4同様の正面図。
【図8】同じく、図5同様の分解斜視図。
【図9】同じく、図6同様の分解斜視図。
【図10】公知例を示す、図1同様の平面図。
【符号の説明】
1 消火剤容器 3 連結導管 4 集合管 6 固定配管 8 容器組枠 11 移動手段

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二酸化炭素その他のガス系消火剤を容器に
    充填し、固定式配管を利用して、消火対象区画内に該消
    火剤を放出するよう構成したガス系消火設備において、
    消火剤容器を容器組枠に収納し、該容器組枠には集合管
    を取付けて前記固定式配管に接続し、集合管と消火剤容
    器とは連結導管で結合し、かつ該容器組枠の下部に、キ
    ャスター・車輪又はこれらに類する移動手段を取付けて
    該容器組枠を床上で前後左右自在に移動できるようにす
    るとともに、前記固定配管と集合管との接続部を着脱自
    在としたガス系消火設備の容器収納装置。
  2. 【請求項2】容器組枠の下部の長手方向の端部に突出部
    (又は凹部)を設け、該突出部(又は凹部)と嵌合する
    凹部(又は突出部)を有する支持金具を、該容器組枠の
    突出部(又は凹部)に嵌合した位置で基礎ボルトにより
    床面に固定するようにし、かつ該容器組枠の下部の長手
    方向の反対側の端部を、前記支持金具の凹部(又は突出
    部)と同一の形状とするとともに、基礎ボルトにより該
    端部を床面に固定するようにした請求項第1記載のガス
    系消火設備の容器収納装置。
  3. 【請求項3】床面にレールを敷設し、かつ容器組枠下部
    の移動手段が該レール上を摺動できるようにした請求項
    第1又は第2記載のガス系消火設備の容器収納装置。
JP11022891U 1991-11-10 1991-11-10 ガス系消火設備の容器収納装置 Expired - Lifetime JPH084037Y2 (ja)

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KR102023104B1 (ko) * 2017-10-20 2019-11-04 주식회사 엔케이 컨테이너 스키드형 소화시스템 및 이의 제조방법

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