JPH0840169A - エアバッグ用カバー - Google Patents

エアバッグ用カバー

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Publication number
JPH0840169A
JPH0840169A JP6179039A JP17903994A JPH0840169A JP H0840169 A JPH0840169 A JP H0840169A JP 6179039 A JP6179039 A JP 6179039A JP 17903994 A JP17903994 A JP 17903994A JP H0840169 A JPH0840169 A JP H0840169A
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JP
Japan
Prior art keywords
cover
steering wheel
bag
inflator
airbag
Prior art date
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Pending
Application number
JP6179039A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Koide
輝彦 小出
Naoki Matsuura
直樹 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP6179039A priority Critical patent/JPH0840169A/ja
Publication of JPH0840169A publication Critical patent/JPH0840169A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 展開性能を確保しつつ、異なる車種であって
も共通して用いることができ、ステアリングホイールと
の組付けズレを生じることもなく、重量及びコストの低
減を図ることができるエアバッグ用カバーを得る。 【構成】 カバー30は、芯金32がステアリングホイ
ール16のハブ16Aに直接固定され、結合部34の係
止爪36がスポーク16Bの係止孔38に分離可能に係
止されており、バッグ18及びインフレータ20とは分
離独立して取り付けられている。したがって、異なる車
種であっても共通して用いることができ、組付けズレを
生じることがなく、さらに、固定部分の強度も十分に確
保され、重量及びコストの低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のステアリングホ
イールに設けられるエアバッグ装置に用いられるエアバ
ッグ用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングホイールに取り付
けられるエアバッグ装置では、車両急減速時にインフレ
ータから発生するガスによってバッグを膨張させてステ
アリングホイールと乗員との間に介在させるようになっ
ている。
【0003】ここで、バッグ及びインフレータはカバー
で覆われてカバーの内側に格納されており、共にベース
プレートに固定されてパッドアッセンブリが構成されて
いる。このパッドアッセンブリ(ベースプレート)はス
テアリングホイールのハブに取り付けられている。ま
た、カバーには、中央部付近を横切る薄肉判断部が形成
されており、エアバッグ装置作動時(バッグ膨張時)に
はカバーがバッグによって内側から加圧されて引張力が
作用し、薄肉破断部が破断され、これを境としてカバー
が上下両側に展開するように構成されている。これによ
り、バッグがカバーの外側に突出されてステアリングホ
イールと乗員との間に介在され、乗員の衝撃が吸収され
る。
【0004】ところで、このようなエアバッグ装置で
は、バッグ及びインフレータ等から成るパッドアッセン
ブリが車種毎の専用品とされており、異なる車種毎に多
数種類設定されているため、コスト高の原因であった。
特に、機能のみならず意匠も重要視されるカバーが車種
毎に異なると、このカバーに収容されるバッグ及びイン
フレータ等もこれに応じて専用品とせざるを得ず、コス
トの低減を図る際の障害となっていた。また、前述の如
きパッドアッセンブリは、生産ラインにてステアリング
ホイールに組付けられるが、この際にステアリングホイ
ールとの組付けズレを生じ易い欠点もある。
【0005】さらに、カバーは前述の如くベースプレー
トに固定されているが、この固定部分にはカバーの薄肉
破断部が破断して展開する際の展開衝撃が作用するた
め、カバーとベースプレートの固定部分の強度を十分に
確保する必要があり、プレートの板厚を増加させたり補
強板を設ける等の対策が必要で、重量増加やコスト高の
原因であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、展開性能を確実に確保しつつ、異なる車種であっ
ても共通して用いることができ、ステアリングホイール
との組付けズレを生じ難く、重量及びコストの低減を図
ることができるエアバッグ用カバーを得ることが目的で
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
用カバーは、ステアリングホイールに設けられるエアバ
ッグ装置に用いられ、内方にバッグ及びインフレータを
収容すると共に前記インフレータから発生するガスによ
り膨張するバッグに加圧されて展開するエアバッグ用カ
バーにおいて、前記ステアリングホイールの側の周縁一
部に設けられ、前記ステアリングホイールの芯金部に直
接固定される固定部と、前記固定部と反対側の周縁一部
に設けられ、前記バッグによる加圧力作用時に分離可能
に前記ステアリングホイールに結合される結合部と、を
有し、前記固定部及び結合部によって前記バッグ及びイ
ンフレータとは分離独立して前記ステアリングホイール
に取り付けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成のエアバッグ用カバーでは、固定部が
ステアリングホイールの芯金部に直接固定されると共
に、結合部がステアリングホイールに分離可能に結合さ
れる。すなわち、バッグ及びインフレータとは分離独立
してステアリングホイールに取り付けられるため、異な
る車種であっても(バッグ及びインフレータが車種毎に
専用品として設定されても)共通して用いることがで
き、さらにステアリングホイールとの組付けズレも生じ
難くなる。したがって、コストの低減を図ることができ
る。
【0009】また、バッグ膨張時にはバッグによって内
側から加圧されることにより、結合部とステアリングホ
イールとの結合が解除されて分離し、これにより展開さ
れる。カバーの展開に伴ってバッグがカバーの外側に突
出されてステアリングホイールと乗員との間に介在さ
れ、乗員の衝撃が吸収される。
【0010】この場合、カバーの固定部はステアリング
ホイールの芯金部に直接固定されているため、従来の如
くカバーとベースプレートの固定部分の強度を十分に確
保するためにプレートの板厚を増加させたり補強板を設
ける必要がない。したがって、重量及びコストの低減を
図ることができる。
【0011】このように、本発明に係るエアバッグ用カ
バーでは、展開性能を確実に確保しつつ、異なる車種で
あっても共通して用いることができ、ステアリングホイ
ールとの組付けズレを生じ難く、重量及びコストの低減
を図ることができる。
【0012】
【実施例】図1及び図2には本発明の第1実施例に係る
エアバッグ用カバー30が適用された車両運転席用のエ
アバッグ装置10の全体構成が示されている。
【0013】エアバッグ装置10では、ベースプレート
12がボルト14によってステアリングホイール16の
ハブ16A(芯金部)に支持されている。このベースプ
レート12には、バッグ18及びインフレータ20が取
り付けられている。
【0014】バッグ18はベースプレート12の乗員側
(図1及び図2上側)に折り畳まれた状態で配置されて
いる。このバッグ18は開口側の縁がベースプレート1
2の略中央部にリングプレート22を介して取り付けら
れている。リングプレート22は図示しないボルトでベ
ースプレート12に締め付けられ、バッグ18の開口側
の縁をベースプレート12に押し付けている。
【0015】インフレータ20は円柱状で、ベースプレ
ート12の略中央部に貫通されてバッグ18に挿入され
た状態で配置されている。インフレータ20には外周に
フランジ20Aが形成され、図示しないボルトでベース
プレート12の反乗員側(図1及び図2下側)の面に固
着されている。このインフレータ20にはガス発生物質
が封入されており、車両急減速時に燃焼することによっ
て大量のガスを放出する。また、インフレータ20の乗
員側周面にはガス孔24が形成されており、ガス発生剤
の燃焼により発生したガスをバッグ18へ噴出するよう
になっている。バッグ18はこのガスにより膨張でき
る。
【0016】一方、バッグ18の外方にはカバー30が
配置されている。カバー30は合成樹脂製(詳しくはウ
レタン製)で、ベースプレート12の乗員側(図1及び
図2上側)に配置されてベースプレート12との間にバ
ッグ18を格納している。
【0017】カバー30の周縁一部には固定部としての
芯金32が埋設されており、この芯金32が前記ベース
プレート12と共にボルト14によってステアリングホ
イール16のハブ16A(芯金部)に直接固定されてい
る。
【0018】また、カバー30の芯金32と反対側の周
縁一部には、結合部34が設けられている。この結合部
34には係止爪36が形成されており、ステアリングホ
イール16のスポーク16Bに形成された係止孔38に
入り込んで係止されている。ここで、バッグ18が膨張
してカバー30に加圧力が作用した際には、結合部34
の係止爪36が係止孔38から抜け出して(係合が解除
されて)結合部34がスポーク16Bから分離されるよ
うに、係止爪36の形状や強度等が設定されている。こ
れにより、バッグ18の膨張時にはカバー30は芯金3
2の側を支点として大きく展開される構成である。
【0019】以上の如く、カバー30は、固定部として
の芯金32及び結合部34によってバッグ18及びイン
フレータ20とは分離独立してステアリングホイール1
6に取り付けられた構成となっている。
【0020】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
のエアバッグ用カバー30では、固定部としての芯金3
2がステアリングホイール16のハブ16A(芯金部)
に直接固定されると共に、結合部34(係止爪36)が
スポーク16B(係止孔38)に分離可能に結合され、
バッグ18及びインフレータ20とは分離独立してステ
アリングホイール16に取り付けられるため、異なる車
種であっても(バッグ18及びインフレータ20が車種
毎に専用品として設定されても)共通して用いることが
できる。したがって、大幅にコストの低減を図ることが
できる。さらに、カバー30はステアリングホイール1
6に直接取り付けられるため、ステアリングホイール1
6との組付けズレも生じ難くなる。
【0021】一方、車両急減速時等にはインフレータ2
0が作動されてバッグ18内にガスが送り込まれ、バッ
グ18が膨張される。このバッグ18の膨張によってカ
バー30が内側から加圧され、この加圧力によってカバ
ー30の結合部34の係止爪36が係止孔38から抜け
出して(係合が解除されて)結合部34がスポーク16
Bから分離される。これにより、図2に示す如く、カバ
ー30が芯金32の側を支点として大きく展開される。
カバー30の展開に伴ってバッグ18がカバー30の外
側に突出されてステアリングホイール16と乗員との間
に介在され、乗員の衝撃が吸収される。
【0022】この場合、カバー30の芯金32はステア
リングホイール16のハブ16A(芯金部)に直接固定
されているため、従来の如くカバーとベースプレート1
2の固定部分の強度を十分に確保するためにプレートの
板厚を増加させたり補強板を設ける必要がない。したが
って、重量及びコストの低減を図ることができる。
【0023】このように、本第1実施例に係るエアバッ
グ用カバー30では、展開性能を確実に確保しつつ、異
なる車種であっても共通して用いることができ、ステア
リングホイール16との組付けズレを生じ難く、重量及
びコストの低減を図ることができる。
【0024】なお、前記第1実施例においては、カバー
30に設けられた結合部34の係止爪36が、ステアリ
ングホイール16のスポーク16Bに形成された係止孔
38に分離可能に係止された構成を示したが、この結合
部の構成はこれに限るものではない。
【0025】例えば、図3に示す第2実施例に係るエア
バッグ用カバー40の如く、ステアリングホイール16
のスポーク16Bに結合される結合部42に薄肉の破断
部44を形成し、バッグ18の膨張時にはこの破断部4
4が破断してスポーク16Bから分離されるように構成
してもよい。この場合であっても、カバー40はバッグ
18及びインフレータ20とは分離独立してステアリン
グホイール16に取り付けられるため、異なる車種であ
っても共通して用いることができ、ステアリングホイー
ル16との組付けズレを生じ難く、重量及びコストの低
減を図ることができる。
【0026】また、前記第1実施例及び第2実施例にお
いては、カバー30に設けられた結合部34(係止爪3
6)やカバー40に設けられた結合部42がステアリン
グホイール16のスポーク16Bに結合される構成とし
たが、これに限らず、これらの結合部34、結合部42
等をステアリングホイール16のハブ16A(芯金部)
に結合する構成としてもよく、あるいは、ロアカバー2
6に結合する構成としてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るエアバ
ッグ用カバーは、展開性能を確実に確保しつつ、異なる
車種であっても共通して用いることができ、ステアリン
グホイールとの組付けズレを生じ難く、重量及びコスト
の低減を図ることができる優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るエアバッグ用カバー
が適用されたエアバッグ装置の全体構造を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例に係るエアバッグ用カバー
が適用されたエアバッグ装置の全体構造を示し、エアバ
ッグ装置が作動した状態の断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るエアバッグ用カバー
が適用されたエアバッグ装置の全体構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 エアバッグ装置 12 ベースプレート 14 ボルト 16 ステアリングホイール 16A ハブ 16B スポーク 18 バッグ 20 インフレータ 30 カバー 32 芯金(固定部) 34 結合部 36 係止爪 38 係止孔 40 カバー 42 結合部 44 破断部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールに設けられるエア
    バッグ装置に用いられ、内方にバッグ及びインフレータ
    を収容すると共に前記インフレータから発生するガスに
    より膨張するバッグに加圧されて展開するエアバッグ用
    カバーにおいて、 前記ステアリングホイールの側の周縁一部に設けられ、
    前記ステアリングホイールの芯金部に直接固定される固
    定部と、 前記固定部と反対側の周縁一部に設けられ、前記バッグ
    による加圧力作用時に分離可能に前記ステアリングホイ
    ールに結合される結合部と、 を有し、前記固定部及び結合部によって前記バッグ及び
    インフレータとは分離独立して前記ステアリングホイー
    ルに取り付けたことを特徴とするエアバッグ用カバー。
JP6179039A 1994-07-29 1994-07-29 エアバッグ用カバー Pending JPH0840169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6179039A JPH0840169A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 エアバッグ用カバー

Applications Claiming Priority (1)

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JP6179039A JPH0840169A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 エアバッグ用カバー

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Publication Number Publication Date
JPH0840169A true JPH0840169A (ja) 1996-02-13

Family

ID=16059053

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6179039A Pending JPH0840169A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 エアバッグ用カバー

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JP (1) JPH0840169A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100471758B1 (ko) * 2002-10-18 2005-03-08 현대모비스 주식회사 에어백 모듈이 설치된 자동차의 스티어링휠

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100471758B1 (ko) * 2002-10-18 2005-03-08 현대모비스 주식회사 에어백 모듈이 설치된 자동차의 스티어링휠

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