JPH08396A - 目覚まし機能付リラックス用具 - Google Patents
目覚まし機能付リラックス用具Info
- Publication number
- JPH08396A JPH08396A JP15954594A JP15954594A JPH08396A JP H08396 A JPH08396 A JP H08396A JP 15954594 A JP15954594 A JP 15954594A JP 15954594 A JP15954594 A JP 15954594A JP H08396 A JPH08396 A JP H08396A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- vibration generator
- generator
- seat
- layer pad
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 座席、いす、ソファ、ベッド等のリラックス
用具から着座者又は横臥者に体感振動を与えて、周囲の
他人に迷惑をかけることなく、その着座者又は横臥者を
確実に目覚めさせる。 【構成】 鉄道車両用の目覚まし機能付座席1の座部ク
ッション3に、体感振動を発生する振動発生器8を設け
る。座部クッション3を軟質の上層詰物と、それより硬
質の中間詰物と、さらに硬質の下層詰物とから上下三層
に構成し、振動発生器8を中間詰物に埋設する。振動発
生器8をモータの出力軸に偏心カムを設けて構成する。
肘掛6,7には、振動発生器8の作動開始時を設定する
設定器9を配設する。設定器9に、振動発生器8の作動
開始時までの残り時間を表示する表示部を設ける。
用具から着座者又は横臥者に体感振動を与えて、周囲の
他人に迷惑をかけることなく、その着座者又は横臥者を
確実に目覚めさせる。 【構成】 鉄道車両用の目覚まし機能付座席1の座部ク
ッション3に、体感振動を発生する振動発生器8を設け
る。座部クッション3を軟質の上層詰物と、それより硬
質の中間詰物と、さらに硬質の下層詰物とから上下三層
に構成し、振動発生器8を中間詰物に埋設する。振動発
生器8をモータの出力軸に偏心カムを設けて構成する。
肘掛6,7には、振動発生器8の作動開始時を設定する
設定器9を配設する。設定器9に、振動発生器8の作動
開始時までの残り時間を表示する表示部を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は着座又は横臥して使用す
る各種座席、いす、ソファ、ベッド等のリラックス用具
に関し、特に着座者又は横臥者に対する目覚まし機能が
あると好ましいリラックス用具(例えば鉄道車両・バス
等の乗物用座席、駅等の待合室用座席、スキー場等の仮
眠用座席、仮眠用チェア、仮眠用ベッド等)に好適なも
のである。
る各種座席、いす、ソファ、ベッド等のリラックス用具
に関し、特に着座者又は横臥者に対する目覚まし機能が
あると好ましいリラックス用具(例えば鉄道車両・バス
等の乗物用座席、駅等の待合室用座席、スキー場等の仮
眠用座席、仮眠用チェア、仮眠用ベッド等)に好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄道車両や都市間高速バスでは、
乗客が座席で眠ってしまうと、降車駅を乗り越す心配が
ある。また、スキー場の仮眠用座席や仮眠用ベッドの利
用客にとっても、眠り過ぎは禁物である。とはいえ、目
覚まし役を車掌等の他人に気楽に依頼することもできな
い。そこで、従来は、客が自分の意志で目覚まし機能付
腕時計を携帯し、そのアラーム音で目を覚ますようにし
ていた。
乗客が座席で眠ってしまうと、降車駅を乗り越す心配が
ある。また、スキー場の仮眠用座席や仮眠用ベッドの利
用客にとっても、眠り過ぎは禁物である。とはいえ、目
覚まし役を車掌等の他人に気楽に依頼することもできな
い。そこで、従来は、客が自分の意志で目覚まし機能付
腕時計を携帯し、そのアラーム音で目を覚ますようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、目覚まし機
能付腕時計は、さほどの目覚まし効果を期待できず、ま
た、アラーム音が周囲の他人に迷惑をかけるという問題
もあった。
能付腕時計は、さほどの目覚まし効果を期待できず、ま
た、アラーム音が周囲の他人に迷惑をかけるという問題
もあった。
【0004】そこで、本発明の課題は、着座者又は横臥
者に体感振動を与えて、周囲の他人に迷惑をかけること
なく、その着座者又は横臥者を希望時に確実に目覚めさ
せることができる目覚まし機能付リラックス用具を提供
することにある。
者に体感振動を与えて、周囲の他人に迷惑をかけること
なく、その着座者又は横臥者を希望時に確実に目覚めさ
せることができる目覚まし機能付リラックス用具を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の目覚まし機能付リラックス用具は、体感
振動を発生する振動発生器と、振動発生器の作動開始時
を設定する設定器とを設けて構成される。体感振動の周
波数は特に限定されず、人が肩をトントンと叩くほどの
低速も含む。
めに、本発明の目覚まし機能付リラックス用具は、体感
振動を発生する振動発生器と、振動発生器の作動開始時
を設定する設定器とを設けて構成される。体感振動の周
波数は特に限定されず、人が肩をトントンと叩くほどの
低速も含む。
【0006】さらに、本発明の目覚まし機能付リラック
ス用具は、次の好ましい解決手段を備えて構成される。 (1)前記振動発生器がモータの出力軸に偏心カムを設
けてなる構成であること。同振動発生器によれば、構造
が簡単、小型、低コストという利点がある。
ス用具は、次の好ましい解決手段を備えて構成される。 (1)前記振動発生器がモータの出力軸に偏心カムを設
けてなる構成であること。同振動発生器によれば、構造
が簡単、小型、低コストという利点がある。
【0007】(2)前記振動発生器としては、前記モー
タによるもの以外に、ソレノイド等で突っついて体感振
動を与えるもの、圧電振動を利用したもの、重低音を発
生する体感スピーカを用いたもの等を例示することがで
きる。
タによるもの以外に、ソレノイド等で突っついて体感振
動を与えるもの、圧電振動を利用したもの、重低音を発
生する体感スピーカを用いたもの等を例示することがで
きる。
【0008】(3)前記振動発生器が座席、いす、ソフ
ァ等の座部クッションに設けられること。着座者の臀部
は必ず座部クッションに当っているからである。特に、
座部クッションのうちでも中央部位から前寄りの部位に
振動発生器を設けることが好ましい。後寄りの部位で
は、着座者の臀部が前へずれたときに当らないからであ
る。振動発生器を座部クッションと背当の両方に設けて
もよい。また、振動発生器を背当だけに設けることもで
きるが、着座者の背中が必ず背当に当っているとは限ら
ない。
ァ等の座部クッションに設けられること。着座者の臀部
は必ず座部クッションに当っているからである。特に、
座部クッションのうちでも中央部位から前寄りの部位に
振動発生器を設けることが好ましい。後寄りの部位で
は、着座者の臀部が前へずれたときに当らないからであ
る。振動発生器を座部クッションと背当の両方に設けて
もよい。また、振動発生器を背当だけに設けることもで
きるが、着座者の背中が必ず背当に当っているとは限ら
ない。
【0009】(4)前記座部クッションが軟質の上層詰
物と、上層詰物より硬質の中間詰物と、中間詰物より硬
質の下層詰物とから上下三層に構成され、前記振動発生
器が中間詰物に埋設されること。軟質の上層詰物によっ
て振動発生器のゴツゴツ感や異物感が無くなり、硬質の
中間詰物によって座部の腰が適度にしっかりし、より硬
質の下層詰物によって振動発生器の振動がその下方の座
フレームに伝わるのを遮断する。従って、振動発生器の
振動がその座フレームを経て隣の座席等に伝わる心配が
無い。
物と、上層詰物より硬質の中間詰物と、中間詰物より硬
質の下層詰物とから上下三層に構成され、前記振動発生
器が中間詰物に埋設されること。軟質の上層詰物によっ
て振動発生器のゴツゴツ感や異物感が無くなり、硬質の
中間詰物によって座部の腰が適度にしっかりし、より硬
質の下層詰物によって振動発生器の振動がその下方の座
フレームに伝わるのを遮断する。従って、振動発生器の
振動がその座フレームを経て隣の座席等に伝わる心配が
無い。
【0010】(5)前記設定器が振動発生器の作動開始
時の時刻を設定することにより、同作動開始時を設定す
るものであること。この場合、設定器は作動開始時の時
刻を表示する表示部を備える。同設定器によれば、目覚
しの時刻が明確に分かっている場合には、作動開始時の
時刻を正確に設定できる利点がある。
時の時刻を設定することにより、同作動開始時を設定す
るものであること。この場合、設定器は作動開始時の時
刻を表示する表示部を備える。同設定器によれば、目覚
しの時刻が明確に分かっている場合には、作動開始時の
時刻を正確に設定できる利点がある。
【0011】(6)前記設定器が振動発生器の作動開始
時までの希望睡眠時間を設定することにより、同作動開
始時を設定するものであること。この場合、設定器は作
動開始時までの残り時間を表示する表示部を備える。同
設定器によれば、目覚しの時刻が明確に分からない場合
でも、およその目安で作動開始時をアバウトに設定で
き、誰でも容易に利用できる利点がある。
時までの希望睡眠時間を設定することにより、同作動開
始時を設定するものであること。この場合、設定器は作
動開始時までの残り時間を表示する表示部を備える。同
設定器によれば、目覚しの時刻が明確に分からない場合
でも、およその目安で作動開始時をアバウトに設定で
き、誰でも容易に利用できる利点がある。
【0012】(7)前記振動発生器をテスト作動させる
ための手段を備えていること。同手段は前記設定器が兼
備することもできる。同手段によれば、設定ミスの有無
を確認できるとともに、体感振動の具合を予め体験で
き、安心して睡眠をとることができる。
ための手段を備えていること。同手段は前記設定器が兼
備することもできる。同手段によれば、設定ミスの有無
を確認できるとともに、体感振動の具合を予め体験で
き、安心して睡眠をとることができる。
【0013】(8)前記振動発生器による体感振動の強
弱を連続的に又は段階的に調節する手段を備えているこ
と。同手段は前記設定器が兼備することもできる。この
調節は前記テスト作動の結果に基づいて行うと便利なの
で、同調節手段は前記テスト作動手段と併設することが
好ましい。
弱を連続的に又は段階的に調節する手段を備えているこ
と。同手段は前記設定器が兼備することもできる。この
調節は前記テスト作動の結果に基づいて行うと便利なの
で、同調節手段は前記テスト作動手段と併設することが
好ましい。
【0014】(9)前記設定器が肘掛に設けられるこ
と。肘掛に設けられた設定器は邪魔にならず、操作しや
すい。
と。肘掛に設けられた設定器は邪魔にならず、操作しや
すい。
【0015】
【作用】本発明の目覚まし機能付リラックス用具によれ
ば、設定器で設定した時になると、振動発生器が自動的
に作動し、着座者又は横臥者に体感振動を与えて、その
着座者又は横臥者を目覚めさせる。体感振動は、アラー
ム音と比較して、目覚まし効果に優れ、周囲の他人に迷
惑をかける心配もない。
ば、設定器で設定した時になると、振動発生器が自動的
に作動し、着座者又は横臥者に体感振動を与えて、その
着座者又は横臥者を目覚めさせる。体感振動は、アラー
ム音と比較して、目覚まし効果に優れ、周囲の他人に迷
惑をかける心配もない。
【0016】
【実施例】以下、本発明を鉄道車両用座席に具体化した
一実施例を図面に基づいて説明する。図1に示すよう
に、本実施例の目覚まし機能付座席1は、基台2と、一
対の座部クッション3と、一対の背当4と、通路側肘掛
5と、壁側肘掛6と、中央肘掛7とから二人掛け用に構
成されている。そして、各座部クッション3の中央部位
又はそのやや前寄り部位に、体感振動を発生する振動発
生器8が設けられるとともに、壁側肘掛6及び中央肘掛
7の先端部内側面には、振動発生器8の作動開始時を設
定する設定器9が配設されている。
一実施例を図面に基づいて説明する。図1に示すよう
に、本実施例の目覚まし機能付座席1は、基台2と、一
対の座部クッション3と、一対の背当4と、通路側肘掛
5と、壁側肘掛6と、中央肘掛7とから二人掛け用に構
成されている。そして、各座部クッション3の中央部位
又はそのやや前寄り部位に、体感振動を発生する振動発
生器8が設けられるとともに、壁側肘掛6及び中央肘掛
7の先端部内側面には、振動発生器8の作動開始時を設
定する設定器9が配設されている。
【0017】図2に示すように、座部クッション3は、
軟質の上層詰物11と、上層詰物11より硬質の中層詰
物12と、中層詰物12より硬質の下層詰物13とから
上下三層に構成され、下層詰物13の下方には金属製の
座席フレーム(図示略)がある。中層詰物12に透設さ
れた埋設穴には振動発生器8が埋設されている。振動発
生器8にはモータ14が内装され、その出力軸15上に
は偏心カム16が設けられている。そして、モータ14
は鉄道車両装備の電源に接続され、例えば約4000r
pmで回転し、偏心カム16の作用によって着座者の臀
部に体感振動を与えるようになっている。
軟質の上層詰物11と、上層詰物11より硬質の中層詰
物12と、中層詰物12より硬質の下層詰物13とから
上下三層に構成され、下層詰物13の下方には金属製の
座席フレーム(図示略)がある。中層詰物12に透設さ
れた埋設穴には振動発生器8が埋設されている。振動発
生器8にはモータ14が内装され、その出力軸15上に
は偏心カム16が設けられている。そして、モータ14
は鉄道車両装備の電源に接続され、例えば約4000r
pmで回転し、偏心カム16の作用によって着座者の臀
部に体感振動を与えるようになっている。
【0018】図3に示すように、設定器9は振動発生器
8の作動開始時までの希望睡眠時間を設定することによ
り、同作動開始時を設定するものであり、CPU、メモ
リ等を用いて構成されている。従って、設定器9には、
作動開始時までの残り時間をLEDランプ又は液晶で表
示する表示部18が設けられている。なお、図3から図
12の表示部18において、破線で示す残り時間は点滅
による表示を表し、実線で示す残り時間は連続点灯によ
る表示を表すものとする。また、設定器9には、電源の
ON/OFFボタン19と、表示部18の表示を1分単
位で進めるためのすすむボタン20と、表示部18の表
示を1分単位で戻すためのもどるボタン21と、表示部
18に設定した時間を確定するためのセットボタン22
と、振動発生器8をテスト運転するための手段としての
テストボタン23とが配設されている。
8の作動開始時までの希望睡眠時間を設定することによ
り、同作動開始時を設定するものであり、CPU、メモ
リ等を用いて構成されている。従って、設定器9には、
作動開始時までの残り時間をLEDランプ又は液晶で表
示する表示部18が設けられている。なお、図3から図
12の表示部18において、破線で示す残り時間は点滅
による表示を表し、実線で示す残り時間は連続点灯によ
る表示を表すものとする。また、設定器9には、電源の
ON/OFFボタン19と、表示部18の表示を1分単
位で進めるためのすすむボタン20と、表示部18の表
示を1分単位で戻すためのもどるボタン21と、表示部
18に設定した時間を確定するためのセットボタン22
と、振動発生器8をテスト運転するための手段としての
テストボタン23とが配設されている。
【0019】次に、上記のように構成された目覚まし機
能付座席1の使用方法について説明する。乗客が車両走
行中に睡眠をとる場合には、設定器9を以下のように操
作して、目を覚ます時刻、つまり振動発生器8の作動開
始時をセットする。
能付座席1の使用方法について説明する。乗客が車両走
行中に睡眠をとる場合には、設定器9を以下のように操
作して、目を覚ます時刻、つまり振動発生器8の作動開
始時をセットする。
【0020】まず、図3に示すように、ON/OFFボ
タン19を押し、設定器9に電源を投入し、表示部18
に0:00を点滅させる。次いで、図4に示すように、
すすむボタン20を押し、表示部18の表示を1分単位
で進め、図5に示すように、希望睡眠時間を例えば1時
間30分に設定する。ここで、表示を進め過ぎた場合
は、もどるボタン21で戻す。続いて、希望睡眠時間を
表示した状態で、セットボタン22を押す。すると、図
6に示すように、表示部18の表示が点滅から連続点灯
に変わって確定され、これより残り時間表示モードとな
り、図7に示すように、表示部18に振動発生器8の作
動開始時までの残り時間が表示される。
タン19を押し、設定器9に電源を投入し、表示部18
に0:00を点滅させる。次いで、図4に示すように、
すすむボタン20を押し、表示部18の表示を1分単位
で進め、図5に示すように、希望睡眠時間を例えば1時
間30分に設定する。ここで、表示を進め過ぎた場合
は、もどるボタン21で戻す。続いて、希望睡眠時間を
表示した状態で、セットボタン22を押す。すると、図
6に示すように、表示部18の表示が点滅から連続点灯
に変わって確定され、これより残り時間表示モードとな
り、図7に示すように、表示部18に振動発生器8の作
動開始時までの残り時間が表示される。
【0021】残り時間が0になり、作動開始時になる
と、図8に示すように、表示部18の表示が−:−−に
変わり、振動発生器8が作動を開始して体感振動を発生
し、その体感振動が座部クッション3から乗客に伝わ
る。このとき、振動発生器8は、起動後例えば1分間は
連続的に作動し、その後、例えば10秒間停止し、例え
ば20秒間作動し、これを繰り返して、設定開始時より
例えば10分後に自動的に停止する。また、振動期間中
に目覚めた乗客は、ON/OFFボタン19を押して、
振動発生器8を作動途中に停止させることができる。振
動発生器8が停止すると、図9に示すように、電源が切
れ、設定器9の表示部18は無表示状態となる。なお、
振動発生器8の動作モードを、モータ14の回転数制御
により、最初は弱く、時間が経つと強い振動が発生する
ように設定してもよい。
と、図8に示すように、表示部18の表示が−:−−に
変わり、振動発生器8が作動を開始して体感振動を発生
し、その体感振動が座部クッション3から乗客に伝わ
る。このとき、振動発生器8は、起動後例えば1分間は
連続的に作動し、その後、例えば10秒間停止し、例え
ば20秒間作動し、これを繰り返して、設定開始時より
例えば10分後に自動的に停止する。また、振動期間中
に目覚めた乗客は、ON/OFFボタン19を押して、
振動発生器8を作動途中に停止させることができる。振
動発生器8が停止すると、図9に示すように、電源が切
れ、設定器9の表示部18は無表示状態となる。なお、
振動発生器8の動作モードを、モータ14の回転数制御
により、最初は弱く、時間が経つと強い振動が発生する
ように設定してもよい。
【0022】なお、振動発生器8をテスト作動させる場
合は、いかなるモードであっても(たとえOFF状態で
あっても)、テストボタン23を押せばよい。図10は
残り時間表示モードでテストボタン23を押した例であ
る。すると、図11に示すように、表示部18に−:−
−が表示され、振動発生器8が直ちに起動され、振動発
生を確認できる。テストボタン23から手を離せば、押
す前の状態に戻る。例えば図10及び図11を経てテス
トボタン23から手を離したときには、図12に示すよ
うに、表示部18は残り時間表示モードに復帰する。
合は、いかなるモードであっても(たとえOFF状態で
あっても)、テストボタン23を押せばよい。図10は
残り時間表示モードでテストボタン23を押した例であ
る。すると、図11に示すように、表示部18に−:−
−が表示され、振動発生器8が直ちに起動され、振動発
生を確認できる。テストボタン23から手を離せば、押
す前の状態に戻る。例えば図10及び図11を経てテス
トボタン23から手を離したときには、図12に示すよ
うに、表示部18は残り時間表示モードに復帰する。
【0023】このように、本実施例の目覚まし機能付座
席1によれば、設定器9で設定した時になると、振動発
生器8が自動的に作動し、乗客に体感振動を与えて、彼
を確実に目覚めさせることができる。体感振動は、アラ
ーム音に比較して、目覚まし効果が優れ、周囲の他の乗
客に迷惑をかける心配もない。特に、振動発生器8にモ
ータ14を用いているため、簡単、小型かつ安価な機構
で高い目覚まし効果を発揮できる。
席1によれば、設定器9で設定した時になると、振動発
生器8が自動的に作動し、乗客に体感振動を与えて、彼
を確実に目覚めさせることができる。体感振動は、アラ
ーム音に比較して、目覚まし効果が優れ、周囲の他の乗
客に迷惑をかける心配もない。特に、振動発生器8にモ
ータ14を用いているため、簡単、小型かつ安価な機構
で高い目覚まし効果を発揮できる。
【0024】また、振動発生器8が座部クッション3に
設けられているので、背当4に設けた場合とは異なり、
乗客が上体を前方へ伏して寝入った場合でも、彼の臀部
に振動を確実に伝えることができる。その上、座部クッ
ション3は隣同志がやや離れているため、隣同志がよく
接触している背当4と比較して、振動が隣の乗客に伝わ
りにくいという利点もある。
設けられているので、背当4に設けた場合とは異なり、
乗客が上体を前方へ伏して寝入った場合でも、彼の臀部
に振動を確実に伝えることができる。その上、座部クッ
ション3は隣同志がやや離れているため、隣同志がよく
接触している背当4と比較して、振動が隣の乗客に伝わ
りにくいという利点もある。
【0025】しかも、座部クッション3が軟質の上層詰
物11と、それより硬質の中間詰物12と、さらに硬質
の下層詰物13とから構成され、振動発生器8が中間詰
物12に埋設されているから、軟質の上層詰物11によ
って振動発生器8のゴツゴツ感や異物感が無くなり、硬
質の中間詰物12によって座部の腰が適度にしっかり
し、より硬質の下層詰物13によって振動発生器8の振
動がその下方の座席フレーム(図示略)に伝わるのを遮
断する。従って、振動発生器8の振動がその座席フレー
ムを経て隣の乗客に伝わる心配が無い。
物11と、それより硬質の中間詰物12と、さらに硬質
の下層詰物13とから構成され、振動発生器8が中間詰
物12に埋設されているから、軟質の上層詰物11によ
って振動発生器8のゴツゴツ感や異物感が無くなり、硬
質の中間詰物12によって座部の腰が適度にしっかり
し、より硬質の下層詰物13によって振動発生器8の振
動がその下方の座席フレーム(図示略)に伝わるのを遮
断する。従って、振動発生器8の振動がその座席フレー
ムを経て隣の乗客に伝わる心配が無い。
【0026】一方、設定器9は残り時間を表示する表示
部18を備えているので、途中で目を覚ました乗客は残
り時間から降車駅の到着時間を容易に予測でき、それ以
後の時間を睡眠又は降車準備に当てることができる。さ
らに、設定器9が壁側肘掛6と中央肘掛7とに設けられ
ているから、車掌が通路側から設定器9のセット状況を
容易に視認でき、乗客サービスの一助としたり、いたず
らの発見に役立たせることもできる。また、設定器9の
テストボタン23を押せば、乗客は随時に振動発生器8
をテスト作動させて、設定ミスの有無を確認できるとと
もに、体感振動の具合を予め体験でき、安心して睡眠を
とることができる。
部18を備えているので、途中で目を覚ました乗客は残
り時間から降車駅の到着時間を容易に予測でき、それ以
後の時間を睡眠又は降車準備に当てることができる。さ
らに、設定器9が壁側肘掛6と中央肘掛7とに設けられ
ているから、車掌が通路側から設定器9のセット状況を
容易に視認でき、乗客サービスの一助としたり、いたず
らの発見に役立たせることもできる。また、設定器9の
テストボタン23を押せば、乗客は随時に振動発生器8
をテスト作動させて、設定ミスの有無を確認できるとと
もに、体感振動の具合を予め体験でき、安心して睡眠を
とることができる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、各種用途のリラックス用具(例えば、都市
間高速バス用座席、駅等の待合室用座席、スキー場等の
仮眠用座席、仮眠用チェア、仮眠用ベッド等)に応用す
る等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で用途、各部の形
状並びに構成等を適宜変更して具体化することもでき
る。
のではなく、各種用途のリラックス用具(例えば、都市
間高速バス用座席、駅等の待合室用座席、スキー場等の
仮眠用座席、仮眠用チェア、仮眠用ベッド等)に応用す
る等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で用途、各部の形
状並びに構成等を適宜変更して具体化することもでき
る。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の目覚まし
機能付リラックス用具は、着座者又は横臥者に体感振動
を与えて、周囲の他人に迷惑をかけることなく、その着
座者又は横臥者を希望時に確実に目覚めさせることがで
きる優れた効果を奏する。
機能付リラックス用具は、着座者又は横臥者に体感振動
を与えて、周囲の他人に迷惑をかけることなく、その着
座者又は横臥者を希望時に確実に目覚めさせることがで
きる優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す鉄道車両用の目覚まし
機能付座席の斜視図である。
機能付座席の斜視図である。
【図2】同座席の座部クッションと振動発生器を示す断
面図である。
面図である。
【図3】同座席の設定器の電源投入時を示す正面図であ
る。
る。
【図4】同設定器の表示部の表示を進める時を示す正面
図である。
図である。
【図5】同設定器の設定例を示す正面図である。
【図6】同設定器のセット時を示す正面図である。
【図7】同設定器の残り時間の表示例を示す正面図であ
る。
る。
【図8】振動発生器の作動開始時における同設定器を示
す正面図である。
す正面図である。
【図9】同設定器の電源が切れた時を示す正面図であ
る。
る。
【図10】同設定器のテストボタン押圧時を示す正面図
である。
である。
【図11】同設定器のテスト作動時を示す正面図であ
る。
る。
【図12】同設定器のテストボタン解除時を示す正面図
である。
である。
1 目覚まし機能付座席 3 座部クッション 6 壁側肘掛 7 中央肘掛 8 振動発生器 9 設定器 11 上層詰物 12 中層詰物 13 下層詰物 14 モータ 15 出力軸 16 偏心カム 18 表示部 23 テストボタン
Claims (1)
- 【請求項1】 体感振動を発生する振動発生器と、前記
振動発生器の作動開始時を設定する設定器とを設けた目
覚まし機能付リラックス用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15954594A JPH08396A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 目覚まし機能付リラックス用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15954594A JPH08396A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 目覚まし機能付リラックス用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08396A true JPH08396A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15696099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15954594A Pending JPH08396A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 目覚まし機能付リラックス用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08396A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007182168A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Nec Corp | 通知システム及びこれに用いるコンピュータ、通知方法、プログラム |
JP2015502683A (ja) * | 2011-10-26 | 2015-01-22 | ハイト,リヴォイ | 劇場座席の動作のためのシステムおよび方法 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP15954594A patent/JPH08396A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007182168A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Nec Corp | 通知システム及びこれに用いるコンピュータ、通知方法、プログラム |
JP2015502683A (ja) * | 2011-10-26 | 2015-01-22 | ハイト,リヴォイ | 劇場座席の動作のためのシステムおよび方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11137626A (ja) | リラックス装置 | |
JP2008200486A (ja) | リフレッシュ装置および当該リフレッシュ装置を搭載した乗り物 | |
US20050151401A1 (en) | Child car seat | |
JP3194304U (ja) | リマインダー機能を有する椅子 | |
JPH08396A (ja) | 目覚まし機能付リラックス用具 | |
JP2004160128A5 (ja) | ||
WO1995010211A1 (en) | Air supplying mattress apparatus | |
JP2002253386A (ja) | ベビー用シート及び車椅子 | |
JP2006044627A (ja) | 眠気防止座席システム | |
CN116322858A (zh) | 睡眠控制装置 | |
JPH08115481A (ja) | 自動車の居眠り運転防止装置及び方法 | |
KR102394632B1 (ko) | 스트레칭 안마의자 | |
JPH07213577A (ja) | 自動車シート用メロディマッサージ装置 | |
CN219783056U (zh) | 一种具有矫正坐姿功能的电动按摩椅 | |
JP7230726B2 (ja) | 車両用照明装置 | |
KR200369671Y1 (ko) | 영업용택시의 진동 안마시트 | |
JP7200872B2 (ja) | 睡眠誘導装置 | |
WO2024058231A1 (ja) | シートシステム | |
JP2003126200A (ja) | マッサージ機 | |
CN210276703U (zh) | 一种贴肩式双u型护颈枕 | |
KR200411887Y1 (ko) | 차량의 리어시트 중앙 높이 조절장치 | |
JP3105980U (ja) | 航空機旅客用シート | |
KR200288181Y1 (ko) | 라텍스로 된 의자용 방석 | |
CN116691472A (zh) | 车辆座椅及车辆 | |
JP2811296B2 (ja) | 身障者用いす |