JP3105980U - 航空機旅客用シート - Google Patents

Abstract

【課題】旅客機、輸送機、小型飛行機等航空機の所謂エコノミー症候群の解消に役立つ旅客用シートを提供する。
【解決手段】航空機機内の旅客用シートに設置されているオーディオ信号の出力端子２に、オーディオ信号の信号波形に追随して振動を発生する先端ユニットを有する長さ１ｍ〜２ｍのコードを具備する航空機旅客用シート１。
【選択図】図１

Description

考案は、旅客機、輸送機等航空機の旅客用シートに関する。

近年、文化、経済発展、並びにレジャーの拡大に伴い、世界各地にビジネス、旅行で長時間航空機を利用する人が多くなっている。ところが所謂エコノミー症候群と称される同一シートに長時間座ることによる肉体的、精神的苦痛の増加が指摘されている。
このため、航空機シートを広くする工夫や、特開平８−１０４２９７に見られるマッサージユニットを組み込んだシートの利用が提案されている。

航空機シートを広くする方法又はシートにマッサージユニットを組み込む方法は輸送客数の減少、シート改良コストの上昇になり好ましくない。

考案は、航空機の旅客用シートに設置されているオーディオ信号の出力端子に、オーディオ信号の信号波形に追随して振動を発生する先端ユニットを有する長さ１ｍ〜２mのコードを具備する旅客用シートである。

考案による旅客用シートは、現行のシート自体を変更することなく、先端にオーディオ信号の信号波形に追随して振動を発生する先端ユニットを有するコードを具備することのみで達成され、安価、簡便に実施が可能である。客は自由にコード先端の振動ユニットを身体各部に接触させてマッサージを行うことが出来、これを必要としない場合は、従来の音響サービスを利用することが出来る。

考案に使用されるオーディオ信号の信号波形に追随して振動を発生する先端ユニットは、客が自由に身体各部に接触可能となるようにコード長さは１ｍ〜２ｍ、好ましくは１ｍ〜１．５ｍである。本ユニット附きコードは、現オーディオユニットと同様に客前席旅客シート背面ポッケトに格納されても支障はない。高年齢者、身体障害者等も容易に活用可能とするため、先端ユニットは小型、軽量であることが望ましい。

（実施例１）
厚さ１０ｍｍ、直径５０ｍｍのオーディオ信号波形に追随して振動を発生する重さ１００ｇの先端ユニットを有する直径３ｍｍ、長さ１．２ｍのコードを、座席シートのオーディオ信号の出力端子に接続した。足、脚、腰、背中、首、頭部等身体各部へのマッサージが可能であった。

考案の所謂エコノミー症候群解消座席シートは、旅客機、輸送機、小型飛行機等各種航空機に安価、容易に設置可能で広く適用出来る。

考案の旅客用シートの概観図である。 先端ユニット附きコードの概観図である。

符号の説明

１ 旅客用シート
２ オーディオ信号の出力端子
３ 先端ユニット
４ コード
５ 差込端子

Claims (1)

1. 航空機機内の旅客用シートに設置されているオーディオ信号の出力端子に、オーディオ信号の信号波形に追随して振動を発生する先端ユニットを有する長さ１ｍ〜２ｍのコードを具備する航空機旅客用シート。

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