JPH0839677A - 合成樹脂板製造装置の合成樹脂板剥離装置 - Google Patents

合成樹脂板製造装置の合成樹脂板剥離装置

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JPH0839677A
JPH0839677A JP17919294A JP17919294A JPH0839677A JP H0839677 A JPH0839677 A JP H0839677A JP 17919294 A JP17919294 A JP 17919294A JP 17919294 A JP17919294 A JP 17919294A JP H0839677 A JPH0839677 A JP H0839677A
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flat
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惇一 木村
Tsutomu Ogura
勉 小倉
Bunzo Akiyama
文三 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 解枠工程の装置4は、ガスケット8の端部を
ガスケット保持部にて固定し、保持部12の吸着部材1
3…により、上側の平板7aを持ち上げることによっ
て、互いに密着状態にあるPMMA板20から平板7a
を、剥離する。 【効果】 上側の平板7aをPMMA板20から確実に
剥離することができるので、例えば、下側の平板7bが
上側の平板7aよりも先にPMMA板20から剥離され
ることはない。これにより、互いに密着状態にある平板
7aとPMMA板20とを、確実に剥離することがで
き、しかも、剥離工程の作業性を向上させることが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばメタクリル酸メ
チル等の単量体またはそのシロップをいわゆるセルキャ
スト法によって重合させて合成樹脂板を製造する際に使
用される合成樹脂板製造装置、なかでも合成樹脂板剥離
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクリル系樹脂からなる板状体(以下、
PMMA板と称する)は、その美麗さ、透明性および耐
候性から、例えば照明器具、看板、建築材料等に広く利
用されている。また、その軽量性および耐衝撃性から、
水族館の水槽等にも使用されている。上記のPMMA板
の製造方法としては、一般に、いわゆるセルキャスト法
が行われている。つまり、複数の対向する平板の内周囲
にガスケットを挟んで組まれる鋳型いわゆるセル中に、
メタクリル酸メチルを主成分とする単量体またはそのシ
ロップ(以下、単にシロップと総称する)を充填し、該
シロップを重合させ樹脂板とし、しかる後に該セルを解
体して、生成した樹脂板を取り出す方法である。該平板
としては、ガラス製、金属製がある。以下、さらに詳し
くセルキャスト法によるPMMA板の製造方法につい
て、その一例を図9を参照しながら説明する。
【0003】先ず、2枚の平板100a・100bを所
定の間隔で平行に相対向させ、その四辺に可撓性を備え
たガスケット101を周状(略ロの字状)に配した後、
クランプ102…により両平板100a・100bを締
め付けて内部に空間部103を有する鋳型(以下、セル
と称する)を形成する。次に、上記の空間部103にシ
ロップを注入し、熱重合(塊状重合)させることによ
り、PMMA板を103部に成形する。
【0004】重合後、2枚の平板100a・100bを
それぞれ保持し、これら両平板100a・100bに対
して、互いに離れる方向、例えば上下方向に力を加える
ことにより、PMMA板と互いに密着状態にある上側の
平板100aを上記PMMA板から引き剥がし、同様に
してPMMA板と互いに密着状態にある下側の平板10
0bを上記PMMA板から引き剥がす。このように両平
板100a・100bをPMMA板から引き剥がすこと
により、PMMA板が取り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セルキ
ャスト法によるPMMA板を製造するには、各々の工程
で、熟練した人手による操作を要している。上記従来の
引き剥がし作業において、2枚の平板100a・100
bへのPMMA板の密着性が大きいと、単に引き剥がす
力を高めるだけでは、平板やPMMA板が破損したり、
PMMA板に傷が付くことになる。そこで、引き剥がし
易くするために、熟練者の手作業で平板とPMMA板の
境目に楔を打ち込んだり、シロップに離型剤を多量に入
れて、平板とPMMA板の密着性を下げることが行われ
ているが、手作業を途中で加えることは、それだけ生産
性が著しく低下するし、離型剤を多く用いるとPMMA
板の透明性他の物性を損ねる。そのほか、2枚の平板1
00a・100bをそれぞれ保持し、これら両平板10
0a・100bに対して上下方向に力を加えて両平板1
00a・100bをPMMA板から引き剥がそうとする
と、平板100aとPMMA板との密着性が、平板10
0bとPMMA板との密着性より大きいと、平板100
bとPMMA板との間が先に引き剥がされる場合が生じ
る。そうなると平板100aにPMMA板が密着したま
ま持ち上げられてしまうので、平板100aとPMMA
板とを引き剥がすことが困難となり、大幅に生産性が低
下するというだけでなく、PMMA板の一方の面に、人
手、装置が接触したり、引き剥がしたPMMA板が落下
したりして、得られたPMMA板にキズ、汚れが存在し
たものとなり品質上にも多くの問題点を有している。
【0006】そこで、得られるPMMA板の品質が良好
で、熟練者の手作業を要せず、剥離工程の生産性を向上
させる合成樹脂板製造装置の合成樹脂板剥離装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の合
成樹脂板製造装置の合成樹脂板剥離装置は、上記の課題
を解決するために、所定の間隔で平行に相対向する複数
の平板の間隙に、少なくともその一端部が平板の辺部か
ら突出するようにして上記平板間に配されたガスケット
に囲まれた合成樹脂板が存在しているものから、上記平
板を剥離する合成樹脂板剥離装置であって、該ガスケッ
トが合成樹脂板の端面に固着しており、該ガスケットの
端部を固定するガスケット固定手段と、合成樹脂板に対
して上側に位置する最外側の平板を保持すると共に、該
平板を持ち上げることにより、合成樹脂板から該平板
を、剥離する平板剥離手段とが設けられていることを特
徴としている。
【0008】請求項2記載の発明の合成樹脂板製造装置
の合成樹脂板剥離装置は、上記の課題を解決するため
に、所定の間隔で平行に相対向する複数の平板の間隙
に、少なくともその一端部が平板の辺部から突出するよ
うにして上記平板間に配されたガスケットに囲まれた合
成樹脂板が存在しているものから、最外側の平板を合成
樹脂板から剥離させた後、合成樹脂板を、もう一方の面
の平板から剥離する合成樹脂板製造装置の合成樹脂板剥
離装置であって、合成樹脂板に対して下側に位置する平
板を固定する平板固定手段と、上記ガスケットの端部を
保持するガスケット保持手段と、該ガスケットを保持し
て持ち上げる手段と、上記合成樹脂板を保持すると共に
合成樹脂板を持ち上げる手段と、上記合成樹脂板を持ち
上げる手段の持ち上げ動作に略同期してガスケットを持
ち上げることにより、該平板から合成樹脂板を、剥離す
る合成樹脂板剥離手段とが設けられていることを特徴と
している。
【0009】請求項3記載の発明の合成樹脂板製造装置
の合成樹脂板剥離装置は、上記の課題を解決するため
に、所定の間隔で平行に相対向する複数の平板の間隙
に、合成樹脂板が存在しているものから、該平板と合成
樹脂板を剥離する装置であって、該平板と合成樹脂板の
境目に楔を挿入する楔挿入手段を備えていることを特徴
としている。
【0010】該楔挿入手段は、楔と楔を所定の位置に誘
導する機構からなる。楔を平板と合成樹脂板の境目に誘
導し、楔を前進−後退させることにより楔挿入の動作を
行うが、楔を前進させるのを、楔を誘導するのと同じ作
動機構を用いてもよいが、楔を前進させるのに大きな力
を要するので、別の作動機構を用いてもよい。
【0011】
【作用】請求項1記載の構成によれば、合成樹脂板の端
面に固着しているガスケットの端部をガスケット固定手
段にて固定し、平板剥離手段により、合成樹脂板に対し
て上側に位置する平板を保持すると共に、該平板を持ち
上げることによって、互いに密着状態にある合成樹脂板
から該平板を、剥離することができる。
【0012】つまり、ガスケットを固定することにより
合成樹脂板を固定するので、合成樹脂板に対して下側に
位置する平板が、上側に位置する平板よりも先に合成樹
脂板から剥離されることはないので、上側に位置する平
板を合成樹脂板から確実に剥離することができる。従っ
て、剥離工程に熟練作業員を要せず、その作業性を向上
させることが可能となる。
【0013】請求項2記載の構成によれば、合成樹脂板
に対して下側に位置する平板を平板固定手段にて固定
し、ガスケット持上手段により、重合時に合成樹脂と一
体化する材質からなるガスケットの端部を持ち上げる一
方、合成樹脂板剥離手段により、合成樹脂板を保持する
と共に、上記合成樹脂板を持ち上げる手段の持ち上げ動
作に略同期してガスケットを持ち上げることによって、
互いに密着状態にある該平板から合成樹脂板を、容易に
剥離することができる。
【0014】つまり、剥離する力を、合成樹脂板自体を
持ち上げる力だけでなくガスケットを持ち上げる力とが
合わさったものとすることができ、互いに密着状態にあ
る下側に位置する平板と合成樹脂板とを剥離するのに、
熟練作業員を要せず、従来よりも小さな力で剥離するこ
とが可能となる。
【0015】請求項3記載の構成によれば、楔挿入手段
により、平板と合成樹脂板との間に楔を挿入することが
できる。
【0016】そうすることにより該平板と合成樹脂板と
密着している所に剥離の起点を生じめ、従って容易に剥
離することができる。従って、剥離工程の作業性を向上
させることが可能となる。
【0017】請求項1記載の装置を作動させた動作を方
法で表せば、合成樹脂板の端面に固着しているガスケッ
トの端部を固定した後、合成樹脂板に対して上側に位置
する平板を保持すると共に、該平板を持ち上げることに
よって、互いに密着状態にある合成樹脂板から該平板を
剥離することができる。
【0018】請求項2記載の装置を作動させた動作を方
法で表せば、合成樹脂板に対して下側に位置する平板を
固定した後、重合時に合成樹脂と一体化する材質からな
るガスケットの端部を持ち上げる一方、合成樹脂板を保
持すると共に、合成樹脂板を持ち上げることによって、
互いに密着状態にある該平板から合成樹脂板を、容易に
剥離することができる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図8に
基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、本実施例
にかかる合成樹脂板製造装置は、いわゆるセルキャスト
法により、2枚の平板を用いて、例えばアクリル系樹脂
板を成形するようになっている。
【0020】図2に示すように、本実施例にかかる合成
樹脂板製造装置は、例えば、組枠工程の装置1、充填工
程の装置2、重合工程の装置3、および解枠工程の装置
4からなる。上記の組枠工程の装置1は、一方の平板の
四辺にガスケットを配した後、2枚の平板を所定の間隔
で平行に相対向させ、上記2枚の平板に複数のクランプ
を填め込むことにより、内部に空間部を有する鋳型(以
下、セルと称する)を形成するようになっている。
【0021】上記の充填工程の装置2は、組枠工程の装
置1にて形成されたセルの空間部に、シロップを充填す
るようになっている。
【0022】上記の重合工程の装置3は、セルの空間部
に充填されたシロップを、セルと一体的に加熱すること
により熱重合(塊状重合)させ、PMMA板を成形する
ようになっている。
【0023】上記の解枠工程の装置4は、クランプを取
り外した後、互いに密着状態にあるセルの平板とPMM
A板とを引き剥がす(剥離する)ことにより、セルを解
枠してPMMA板を取り出すようになっている。
【0024】尚、解枠工程の装置4にて取り出されたP
MMA板は品質検査をされ、所望の大きさ、形状等に切
断されて、商品として市場に供される。
【0025】また、該合成樹脂板製造装置は、図示しな
い搬送装置を備えている。この搬送装置は、例えば充填
工程の装置2から重合工程の装置3、或いは重合工程の
装置3から解枠工程の装置4にセルを運搬したり、解枠
工程の装置4にて解枠されて取り出されたPMMA板を
品質検査部署に搬送したりするようになっている。さら
に、合成樹脂板製造装置は、組枠工程の装置1、充填工
程の装置2、解枠工程の装置4等をシーケンス制御する
図示しない制御系、および、この制御系に対して制御に
必要な各種信号を出力する図示しない多数のセンサを備
えている。
【0026】以下、上記各工程の装置1〜4についてさ
らに詳しく説明する。
【0027】組枠工程の装置1は、図1(c)、(d)
に示す下側の平板7bを支持する支持部11と、上側の
平板7aを吸着部材13…により保持する保持部12
と、上側の平板7aの四辺にガスケット8を貼着する貼
着部14(後述する)と、図6に示す上側の平板7aお
よび下側の平板7bにクランプ19(図6)を填め込む
クランプ部15(後述する)とからなっている。そし
て、貼着部14にて上側の平板7aの四辺にガスケット
8…を貼着した後、支持部11および保持部12により
2枚の平板7a・7bを所定の間隔で平行に相対向させ
た後ローラー11dによりクランプ部15にセル10を
搬送し、上記2枚の平板7a・7bに複数のクランプ1
9…(後述する)を填め込むことにより、内部に空間部
を有するセル10(図8(c))を形成するようになっ
ている。
【0028】尚、組枠工程の装置1は、その大部分の構
成部材等を上記の解枠工程の装置4と共有していてもよ
い。
【0029】上記の支持部11は、下側の平板7bやセ
ル10を水平移動させるローラ11d…を備えている。
【0030】ローラ11d…は、回転自在となってお
り、図示しない駆動装置によって例えば重合工程の装置
3から搬送されたセル10を水平方向に移動させて支持
部11上に載置する一方、組み上がったセル10を水平
方向に移動させてクランプ部15に移送する。
【0031】上記の保持部12は、上側の平板7aを保
持する吸着部材13…と、吸着部材13…を上下動させ
る吸着部材駆動部材12cとを備えている。
【0032】吸着部材13…は、平板7aに当接する部
位が例えばいわゆる吸盤状に形成されたゴム等からなっ
ており、取り付け部材12dに取り付けられている。ま
た、吸着部材13…は、吸盤内部の空気を出し入れする
ことにより、平板7aの着脱が自在となっている。そし
て、吸着部材13…は、位置決め部材にて所定位置に位
置決めされた平板7aを吸着することにより水平に保持
する。尚、吸着部材13…の個数や、その配置パターン
は、平板7aの大きさにより適宜変更してもよく特に限
定されるものではない。
【0033】吸着部材駆動部材12cは、例えば図示し
ないアクチュエーター等により取り付け部材12dを介
して吸着部材13…を上下動させる。そして、吸着部材
13…を上昇させて平板7aを持ち上げることにより、
平板7aを支持部11上方における所定位置に配置し、
一方、吸着部材13…を下降させることにより、ガスケ
ット8…が貼着された平板7aを下側の平板7b上に載
置する。尚、吸着部材13…にて保持される平板7aに
おける下面、即ちPMMA板20(図1)が成形される
面には、上記の平板7b上への載置動作が行われる前
に、貼着部14(図4)によりガスケット8…が貼着さ
れるようになっている。
【0034】上記の平板7a・7bは、適度な熱的強度
および機械的強度等を備え、かつ、PMMA板20と一
体化しない材質であれば、特に限定されるものではな
い。具体的には、例えば、ガラス板や金属板等を使用す
ることができる。特に、ガラス板は、セル10の空間部
がセル10外側から見えるので好ましい。また、平板7
a・7bにおける互いに対向する面、即ちPMMA板2
0が成形される面は、平滑であってもよく、また、PM
MA板20表面に模様として転写されるべき種々の凹凸
等が形成されていてもよい。さらに、平板7a・7bの
大きさは、得るべきPMMA板の大きさによって適宜定
めるもので特に限定されるものではないが、例えば縦2
m×横3m以上の大きさとすることが可能である。尚、
PMMA板20は、例えば縦2m×横3m×厚み30mm程
度のものを成形可能である。
【0035】ガスケット8は、適度な可撓性、弾力性お
よび伸縮性を備えていて、かつPMMAと固着する材質
が好ましい。例えばポリ塩化ビニル等である。上記ガス
ケット8は、断面略長方形に形成されており、上側の平
板7aおよび下側の平板7bに密着可能となっている。
尚、ガスケット8の長さ、幅および厚みは、特に限定さ
れるものではなく、成形を所望するPMMA板20の大
きさや厚み等に応じて適宜設定すればよい。
【0036】図4(a)に示すように、ガスケット8へ
の糊付部は、長尺物であるガスケット8が巻き取られて
いるボビン14aと、ガスケット8の端を挟持しガスケ
ット8を所定の長さだけ引き出す引出部14pと、ガス
ケット8を切断する切断部14dと、ガスケット8表面
に糊(図示せず)を塗布する塗布部16と、引き出した
ガスケット8を載置する載置台14hとを有している。
同図(c)に示すように、ボビン14aから送られてき
たガスケット8を引出部14pにより挟持すると共に所
定の長さだけ引き出して載置台14h上に載置する。上
記の載置台14hは、後述の保持部45(図1)の上面
に形成されており、ガスケット8が真っ直ぐに引き出さ
れるように、図示しないガイドレールを有している。ま
た、同図(d)に示すように、切断部14dは、上記の
ように引出部14pによって引き出されたガスケット8
を所望の長さに切断する。
【0037】上記の塗布部16は、ガスケット8表面に
糊(図示せず)を均一に塗布するノズル16aと、この
ノズル16aに糊を供給する供給部16bとを有してお
り、同図(c)に示すように、引出部14pによってガ
スケット8が引き出される際に、ガスケット8の上面、
即ち上側の平板7aに貼着される面に糊を塗布する。
【0038】尚、塗布部16は、後述のようにガスケッ
ト8を平板7aに貼着したときに、平板7aの辺部から
突出するガスケット8の端部には、糊を塗布しなくても
よい。
【0039】上記のようにして糊が塗布されたガスケッ
ト8…は、図8(a)に示すように、予めガスケット8
の載置台14hの上の四辺に沿ってその一端部が上側の
平板7aの辺部から突出する一方、他端部が隣合うガス
ケット8との間に隙間を生じるようにして配されるが、
このため図4の糊付手段を4セット備えてもよいし、1
セットの手段を移動させてもよい。
【0040】載置台14h上のガスケット8は、平板7
a下面の四辺に貼着される。
【0041】このガスケット8…の平板7aへの貼着方
法は、特に限定されるものではない。例えば、載置台1
4hを上方に持ち上げて、ガスケット8を平板7aに押
圧することにより両者を貼着してもよく、また、載置台
14hに載置されているガスケット8…に上方から平板
7aを押し付けることにより両者を貼着してもよい。
【0042】また、上記の貼着動作は、下側の平板7b
からPMMA板20を引き剥がす引き剥がし動作(後述
する)と並行して行われる。
【0043】図5および図6に示すように、クランプ部
15は、上側の平板7aに圧接される上側ローラ15a
と、下側の平板7bを支持する下側ローラ15bと、上
記のローラ15a・15bのローラ取付部15dと、上
側の平板7aおよび下側の平板7bにクランプ19(ク
ランプホルダー17に収納されている)を填め込むクラ
ンプ押出部材18a・18bとからなっている。また、
クランプ部15は、クランプ部移動部材(移動手段)1
5e・15f・15hを介してセルの周囲に設置されて
いるフレーム15gに取り付けられている。
【0044】尚、上記の上側ローラ15aは、上側ロー
ラ移動部材15cを経由して回転自在でローラ取付部1
5dに取り付けられている。クランプ部移動部材15f
は、該移動手段15hによって前後方向に移動自在とな
っており、つまり、クランプ部移動手段15hはこれに
連なるクランプ部移動部材15e・15f、ローラ取付
部15dを前後方向(紙面に垂直方向)に移動させる。
これによってクランプ部15を平板の辺部に沿って移動
させる手段となっている。また、この移動手段15hの
移動量によって、クランプ19を平板7a・7bに取り
付ける位置が定まる。
【0045】クランプ部移動部材15eは、図示しない
移動手段によって、クランプ部移動部材15fの下側に
沿って矢印F1 −F2 方向に移動自在となっており、ロ
ーラ取付部15dと、後述のクランプ押し出し部材18
a・18bと共に移動させる。この移動手段によって、
平板7a・7bに対して遠近の調整をする。
【0046】ローラ取付部15dは、図示しない移動手
段によって上下方向に移動自在となっている。ローラ取
付部15dを上昇させて、下側ローラ15bを平板7b
の下側に接触させる。
【0047】上側ローラ移動部材15cにより、予め上
側ローラ15aは、上方向に引き上げられている。
【0048】上記下側ローラ15bが平板7bの下側に
接触した後、上側ローラ移動部材15cにより上側ロー
ラ15aを下降させ上側の平板7aに圧接させる。この
上側ローラ15aと下側ローラ15bにより両平板7a
・7bを押圧するとガスケット8が伸縮性を備えている
ので、両平板7a・7bの間隔が押し縮められて、クラ
ンプ19が填め込める間隔となる。
【0049】上記上側ローラ15aと下側ローラ15b
は、1ペアで両平板7a・7bを押圧しているが、上側
ローラ15aと下側ローラ15bとを、2ペア設置し、
しかも該2ペアの間にクランプ19が入り込める間隔に
設置する装置でもよい。
【0050】上記の上側ローラ移動部材15cは、例え
ば圧縮空気の出し入れにより伸縮するエアシリンダの如
き押圧力を変更する機能を有しており、上側ローラ15
aを上下動させると共に、上側ローラ15aの平板7a
への圧接力を任意に変更可能となっている。また、上側
ローラ移動部材15cは、エアシリンダ等の代わりに、
例えばオイルの出し入れにより伸縮する油圧式のシリン
ダ等を有していてもよく、また、モータ等により上側ロ
ーラ15aを上下動させる構成となっていてもよい。
【0051】上記のクランプホルダ17は、ローラ15
a・15bにて構成される圧接ローラで押圧された両平
板7a・7bにクランプ19…を填め込むことが可能な
位置、即ち、両平板7a・7bの端面側における所定位
置に配設されている。図6(a)に示すように、クラン
プホルダ17は、内部に多数のクランプ19…を備えて
おり、図5の18a・18bに示す押し出し部材により
クランプ19を矢印F1 方向に押し出すことにより、圧
接ローラに近接する両平板7a・7bにクランプ19を
填め込む。即ち、いわゆるクランピング動作を行うよう
になっている。
【0052】クランプ19は、所定の間隔で平行に相対
向するクランプ面19a・19aと、重合工程等におい
てクランプ19本体が両平板7a・7bから脱落するこ
とを防止するバネ19bとを有している。そして、クラ
ンプ19は、上記クランプ面19a・19aにて両平板
7a・7bを挟み込むようになっている。
【0053】上記のクランピング動作を図6を参照しな
がら説明すると、先ず、同図(a)および(b)に示す
ように、両平板7a・7bにクランプ部15を近づけ、
各ローラ15a・15bおよびクランプホルダ17を所
定位置に配する。次に、同図(c)に示すように、下側
ローラ15bを下側の平板7bに当接させ、続いて、同
図(d)に示すように、上側ローラ15aを上側ローラ
移動部材15cにより下降させて上側の平板7aに圧接
させる。このとき、ガスケット8は適度な伸縮性を備え
ているので、ガスケット8は僅かに上下方向に押し縮め
られる。
【0054】この状態で、同図(e)に示すように、ク
ランプホルダ17内のクランプ19を矢印F1 方向に押
し出して、ローラ15a・15bにて構成される1組の
圧接ローラに近接する位置で両平板7a・7bにクラン
プ19を填め込む。その後、上側ローラ15aを上側ロ
ーラ移動部材15cによって若干上昇させることにより
上側の平板7aに当接した状態とし、続いて、同図
(f)に示すように、クランプ部15を所定の距離だけ
移動させる。そして、同図(d)〜(f)に示される動
作を繰り返すことにより、両平板7a・7bの端面に所
定の間隔でクランプ19…を填め込む。尚、上側ローラ
15aによる平板7aの押圧が解除されると、上下方向
に押し縮められていたガスケット8は元の形状に戻ろう
とする。これにより、クランプ19…は両平板7a・7
bから脱落しなくなる。
【0055】そして、両平板7a・7bの三辺に対して
上記のクランピング動作を行うことにより、図8(c)
に示すように、シロップの注入動作が行われる前のセル
10が組み上がる。尚、クランプ19…の個数や、クラ
ンプ19・19同士の間隔は、特に限定されるものでは
なく、例えば両平板7a・7bの大きさ等に応じて適宜
設定すればよい。また、両平板7a・7bの残りの一辺
は、注入動作が行われた後にクランピング動作が行われ
る。
【0056】上記構成の組枠工程の装置1は、以上のよ
うに組枠工程を行い、セル10を組み立てる。組み上が
ったセル10は、充填工程の装置2に搬送される。尚、
組枠工程の装置1を構成する各部は、図示しない制御系
により、その動作が制御されるようになっている。
【0057】図7(a)および図8(d)、(e)、
(f)に示すように、上記の充填工程の装置2は、セル
10を支持する支持部(図示せず)と、両平板7a・7
bの辺部から突出しているガスケット8の一端部を保持
すると共に上記ガスケット8を折り曲げる折り曲げ部2
aと、セル10の空間部にシロップ20aを注入する注
入部2cと、注入動作を行うときに注入が可能なように
上側の平板7aの一端部を若干持ち上げ、ガスケット8
と下側の平板7bとの間に隙間を空ける持ち上げ部2d
と、上側の平板7aを押圧することによりシロップ20
aをセル10の隅部に導く押圧部材2eと、空間部に注
入された上記シロップ20aが流れてガスケット8・8
間の隙間に到達したことを検知する検知部2bと、注入
動作後にセル10の残りの一辺にクランピング動作を行
うクランプ部(図示せず)とからなっている。そして、
上記組枠工程の装置1にて組み上げられたセル10の空
間部に、シロップ20aを隙間なく均一に充填するよう
になっている。尚、上記のクランプ部は、上述の組枠工
程の装置1におけるクランプ部15と同一の構成となっ
ている。
【0058】上記充填工程の装置2の支持部は、セル1
0を水平に支持する一方、注入部2cによる注入動作時
には、空間部に注入されたシロップ20aがセル10の
隅部に向かって流れ易いように、セル10を水平状態か
ら所定の角度、例えば45°以下の角度まで任意に傾斜さ
せて支持するようになっている。
【0059】図7(a)、(b)に示すように、上記の
折り曲げ部2aは、両平板7a・7bの辺部から突出し
ているガスケット8の一端部を保持可能な位置、即ち、
位置決めされたセル10の各隅部近傍に配置されてい
る。各折り曲げ部2aは、モータまたはエアシリンダー
等を備えた図示しない折り曲げ部移動部材を有してお
り、ガスケット8を保持した状態で、ガスケット8の長
さ方向である矢印G方向、および、矢印G方向に直交す
る矢印H方向に移動可能となっている。
【0060】そして、折り曲げ部2aは、同図(a)に
示すように、適度な可撓性および伸縮性を備えているガ
スケット8の一端部を矢印G方向に引っ張ることにより
ガスケット8を若干伸ばした後、ガスケット8・8間の
隙間にシロップ20aが流れ着いたときに、検知部2b
からの信号に基づいて、同図(b)に示すように、上記
ガスケット8の一端部を矢印H方向に折り曲げ、ガスケ
ット8・8間の隙間を閉じる。これにより、セル10の
空間部の空気が追い出されて、空間部はシロップ20a
で満たされる。尚、折り曲げられたガスケット8は、折
り曲げ部2aによる保持が解除されると縮んで元の長さ
に戻り、両平板7a・7bとの摩擦力によって、折り曲
げられた状態を維持する。
【0061】上記の持ち上げ部2dは、注入部2cによ
るセル10の空間部へのシロップ20aの注入が可能な
ように、上側の平板7aにおけるクランプ19…が填め
込まれていない辺部を若干持ち上げ、ガスケット8と下
側の平板7bとの間に隙間を空ける。
【0062】上記の注入部2cは、持ち上げ部2dによ
り空けられた上記隙間からセル10の空間部に差し込ま
れるノズルと、シロップ20aをノズルを介して上記空
間部に供給するタンク等からなっており、セル10の空
間部に所定量のシロップ20aを注入する。
【0063】上記の押圧部材2eは、エアシリンダーを
備えた図示しない押圧部材移動部材により、略上下方向
に往復移動自在となっており、セル10の空間部に注入
されたシロップ20aがセル10の隅部にまで均一に行
き渡るように、上側の平板7aを任意の圧力で押圧す
る。尚、充填工程の装置2のクランプ部は、押圧部材2
eが上記の押圧動作を行う前または同時に、セル10の
残りの一辺にクランピング動作を行うようになってい
る。
【0064】上記の検知部2bは、例えばCCD(Charg
e Coupled Device) カメラやレーザ等を用いたセンサ等
からなっており、上記ガスケット8・8間の隙間の近
傍、例えばセル10の隅部近傍の上方若しくは下方に配
置されている。検知部2bは、セル10の空間部に注入
された上記シロップ20aの液界面、即ち流動するシロ
ップ20aの液面先端部を検知可能となっている。そし
て、検知部2bは、シロップ20aの液面先端部が上記
の隙間に到達したことを検知すると、図示しない制御系
に信号を出力し、制御系は、上記の信号に基づいて折り
曲げ部2aの動作を制御する。このため、セル10の空
間部は、シロップ20aで満たされ、空気が残らないよ
うになっている。
【0065】尚、検知部2bは、必ずしもセル10の各
隅部近傍に設ける必要はなく、少なくとも一隅の近傍に
設けられていればよい。この場合、検知部2bが設けら
れていないセル10の隅部に配置された折り曲げ部2a
は、例えば、注入部2cによる注入動作が開始される前
にガスケット8を折り曲げるように制御される。
【0066】上記構成の充填工程の装置2は、以上のよ
うにセル10の空間部にシロップ20aを充填する。シ
ロップ20aで空間部が満たされたセル10は、図示し
ない搬送装置により重合工程の装置3に搬送される。
尚、充填工程の装置2を構成する各部は、図示しない制
御系により、その動作が制御されるようになっている。
【0067】上記の重合工程の装置3は、搬送装置によ
り搬送されたセル10を所定の条件下で加熱することに
よりセル10の空間部に充填されたシロップ20aを熱
重合させ、PMMA板20を成形する。尚、重合工程が
終了したセル10は、搬送装置により解枠工程の装置4
に搬送される。
【0068】図1(a)〜(c)および図8(h)〜
(j)に示すように、解枠工程の装置4は、解枠装置と
必要により楔挿入装置とからなっている。解枠装置は、
セル10における下側の平板7bを支持する支持部11
と、セル10における上側の平板7aを吸着部材13…
により保持する保持部12と、PMMA板20を吸着部
材44…により保持する保持部45と、両平板7a・7
bの辺部から突出しているガスケット8の一端部を保持
するガスケット保持部(ガスケット固定手段、ガスケッ
ト持上手段)46とからなっている。そして、例えば手
動によりクランプ19…が取り外されたセル10を支持
部11により支持した後、支持部11、保持部12およ
びガスケット保持部46により、互いに密着状態にある
上側の平板7aとPMMA板20とを引き剥がし、続い
て、支持部11、保持部45およびガスケット保持部4
6により、互いに密着状態にある下側の平板7bとPM
MA板20とを引き剥がすことにより、セル10を解枠
してPMMA板20を取り出すようになっている。
【0069】図1(b)に示すように、上記の支持部1
1は、セル10や下側の平板7bを水平移動させるロー
ラ11d…と、下側の平板7bを固定する吸着部材(平
板固定手段)43…とを備えている。
【0070】ローラ11d…は、図示しない駆動装置に
よって重合工程の装置3または後述の楔挿入装置から搬
送されたセル10を水平方向に移動させて支持部11上
に載置する。
【0071】吸着部材43…は、平板7bに当接する部
位が、例えばいわゆる吸盤状に形成されたゴム等からな
っており、図示しない取り付け部材に取り付けられてい
る。
【0072】また、吸着部材43…は、吸盤内部の空気
を出し入れすることにより、平板7bの着脱が自在とな
っている。そして、吸着部材43…は、上記取り付け部
材を介して上下動され、平板7bを吸着し、上方へ移動
する引き剥がし動作により互いに密着状態にあるPMM
A板20から上側の平板7aを引き剥がすとき、およ
び、互いに密着状態にある下側の平板7bからPMMA
板20を引き剥がすときに上記平板7bを固定する。
【0073】尚、吸着部材43…の個数や、その配置パ
ターンは、特に限定されるものではない。また、上記引
き剥がし動作により引き剥がされて支持部11上に載置
された下側の平板7bは、次のセル10を組み上げる組
枠工程の装置1に供される。
【0074】尚、平板7a・7bとPMMA板20との
密着が強固な場合は、予め楔挿入装置により、両方の境
目に楔を挿入する。楔の挿入位置箇所は、特に限定され
ず、セルの全周囲、多数でもよいし、一辺だけでも、一
箇所だけでもよく、平板7a・7bとPMMA板20の
密着の程度により適宜選択する。
【0075】楔挿入装置では、図1(a)および図8
(h)に示すように、先ずセル10を水平移動させるロ
ーラ55dを備えた支持部55の上に、重合工程の装置
3から搬送されたセル10を載置する。
【0076】楔挿入機構は図3(a)の47a・47b
により楔挿入手段を上下左右に動かし、楔47を平板7
aとPMMA板20との境目、および平板7bとPMM
A板20との境目に誘導する。そして、楔47を前進後
退させる手段47cを作動させ、楔47を平板7a・7
bとPMMA板20の境目に挿入後抜き出す。
【0077】尚、スプリング47dは、楔47を誘導の
際、上から平板7bに当たったときのクッションとなる
ためのものである。楔挿入機構は、1つのものをセルの
周囲を移動させて順次楔47を挿入する形態でもよい
し、2つ以上をセルの周囲に設置する形態でもよい。
【0078】図1(b)に示すように、上記の保持部1
2は、上側の平板7aを保持する吸着部材(平板剥離手
段)13…と、吸着部材13…を上下動させる吸着部材
駆動部材12cとを備えている。
【0079】吸着部材13…は、平板7aを吸着し、上
方へ移動する引き剥がし動作により互いに密着状態にあ
るPMMA板20から上側の平板7aを引き剥がすと共
に、引き剥がした平板7aを保持する。
【0080】上記の持ち上げ部材12dは、吸着部材1
3…を上方へ移動させる。この吸着部材13…を上方に
移動させることにより平板7aを持ち上げ、PMMA板
20から上側の平板7aを引き剥がす。尚、上側の平板
7aは、全面的に一度に持ち上げてもよいし、一辺から
対向する辺に向けて持ち上げてもよい。
【0081】吸着部材駆動部材12cは、取り付け部材
12dを介して吸着部材13…を上下動させる。そし
て、吸着部材13…を上昇させて平板7aを上方へ移動
させることにより、平板7aを保持部45の上面に形成
されている組枠工程の装置1の載置台14h上方におけ
る所定位置に配置する。尚、引き剥がされた上記平板7
aは、上述の貼着動作により新しいガスケット8…が貼
着され、次のセル10を組み上げる組枠工程の装置1に
供される。
【0082】図1(c)、(d)に示すように、上記の
保持部45は、PMMA板20を保持する吸着部材(P
MMA板剥離手段)44…と、上記吸着部材44…を介
してPMMA板20を、持ち上げると共に、吸着部材4
4…を上下動させる図示しない吸着部材駆動部材(PM
MA板剥離手段)と、保持部45本体を水平移動させる
保持部移動部材45a…と、上述した載置台14hとを
備えている。
【0083】吸着部材44…は、PMMA板20に当接
する部位が例えばいわゆる吸盤状に形成されたゴム等か
らなっており、図示しない取り付け部材に取り付けられ
ている。また、吸盤内部の空気を出し入れすることによ
り、PMMA板20の着脱が自在となっている。そし
て、吸着部材44…は、PMMA板20を吸着し、上記
引き剥がし動作により互いに密着状態にある下側の平板
7bからPMMA板20を引き剥がす。また、吸着部材
44…の個数や、その配置パターンは、特に限定される
ものではない。
【0084】上記の吸着部材駆動部材は、例えば図示し
ないモータ等により取り付け部材を介して吸着部材44
…を上下動させる。即ち、吸着部材44…を、上方に移
動させる。そして、このように吸着部材44…を上方に
移動させることによりPMMA板20を持ち上げ、下側
の平板7bからPMMA板20を引き剥がす。また、引
き剥がし動作により引き剥がされて吸着部材44…に保
持されたPMMA板20は、図示しない搬送装置によ
り、品質検査部署に搬送される。
【0085】上記の保持部移動部材45a…は、例えば
ローラーからなっており、これにより、保持部45本体
は、PMMA板20の引き剥がし動作を行うときには支
持部11上方の所定位置に移動される一方、引き剥がし
動作を行わないときにはガスケット貼着部14に移動さ
れるようになっている。
【0086】図3(b)・(c)および図8(i)・
(j)に示すように、上記のガスケット保持部46は、
セル10における両平板7a・7bの辺部から突出して
いるガスケット8の一端部を保持可能な位置、即ち、位
置決めされたセル10の隅部近傍に配置されている。ガ
スケット保持部46は、先ず上側グリップ46aがY方
向、下側グリップ46bがX方向に動き、ガスケット8
の端部に移動する。そして、上側グリップ46aは下降
し、下側グリップ46bは上昇して両グリップでガスケ
ット8の端部を挟む。PMMA板20から上側の平板7
aを引き剥がす引き剥がし動作を行うときには、ガスケ
ット8を固定する。また、上記のガスケット保持部46
は、移動部材46cを有しており、下側の平板7bから
PMMA板20を引き剥がす引き剥がし動作を行うとき
には、保持部45の吸着部材44…の上昇に略同期し
て、ガスケット8を持ち上げる。尚、ガスケット保持部
46の形状は、上記のもののほかガスケット8を保持可
能な形状であれば、特に限定されるものではない。
【0087】上記構成の解枠工程の装置4は、以上のよ
うにセル10を解枠してPMMA板20を取り出す。取
り出されたPMMA板20は、図示しない搬送装置によ
り、品質検査部署に搬送される。尚、解枠工程の装置4
を構成する各部は、図示しない制御系により、その動作
が制御されるようになっている。
【0088】上記構成の合成樹脂板剥離装置によりPM
MA板20の取り出し方法(剥離方法)を、PMMA板
20の製造方法と共に、図8を参照しながら以下に説明
する。
【0089】先ず、組枠工程の装置1にて組枠工程を行
う。下側の平板7bを支持部11に支持する一方、上側
の平板7aを吸着部材13…により保持部12に保持す
る。
【0090】次に、同図(a)に示すように、貼着部1
4により上述のように貼着動作を行い、上側の平板7a
の四辺にガスケット8…を、その一端部が上側の平板7
aの辺部から突出する一方、他端部が隣合うガスケット
8との間に隙間を生じるようにして貼着する。その後、
支持部11および保持部12により2枚の平板7a・7
bを所定の間隔で平行に相対向させ、同図(b)に示す
ように、上記上側の平板7aを下側の平板7b上に載置
する。
【0091】続いて、同図(c)に示すように、互いに
重ね合わせた両平板7a・7bの三辺にクランプ部15
にて上述のようにクランピング動作を行い、クランプ1
9…を填め込む。このようにして、内部に空間部を有す
るセル10が形成される。
【0092】次に、充填工程の装置2にてセルにシロッ
プの充填を行う。セル10を支持部に支持し、両平板7
a・7bの辺部から突出しているガスケット8の一端部
を折り曲げ部2aにて保持した後、セル10を水平状態
から所定の角度だけ傾斜させる。続いて、同図(d)に
示すように、持ち上げ部2dにて上側の平板7aの一端
部を若干持ち上げ、セル10の空間部に注入部2cにて
シロップ20aを注入する。次いで、クランプ部により
セル10の残りの一辺にクランピング動作を行う。その
後、同図(e)、(f)に示すように、押圧部材2eに
て上側の平板7aを押圧することによりシロップ20a
をセル10の隅部に導き、シロップ20aが流れてガス
ケット8・8間の隙間に到達したことを検知部2bによ
り検知すると、上記折り曲げ部2aによりガスケット8
を折り曲げ、ガスケット8・8間の隙間を閉じる。尚、
上記セル10の残りの一辺へのクランピング動作は、押
圧と同時に行ってもよい。このようにして、セル10の
空間部にシロップ20aが満たされる。
【0093】その後、重合工程の装置3にてシロップ2
0aの熱重合を行い、同図(g)に示すように、PMM
A板20を成形する。
【0094】次に、解枠工程の装置4にて解枠工程を行
う。クランプ19…が取り外されたセル10に対して同
図(h)に示すように、楔挿入部47により上側の平板
7aとPMMA板20との間および下側の平板7bとP
MMA板20との間に楔を挿入し、両者の間に隙間を空
ける。そして所定の位置にて下側の平板7bを吸着部材
43…により支持部11に固定する一方、上側の平板7
aを吸着部材13…により保持部12に保持する。次
に、同図(i)に示すように、ガスケット保持部46に
て両平板7a・7bの辺部から突出しているガスケット
8の端部を保持する。
【0095】次いで、支持部11の吸着部材43…にて
下側の平板7bを固定した状態で、ガスケット保持部4
6にてガスケット8を固定し、保持部12の吸着部材1
3…を上昇させ、互いに密着状態にあるPMMA板20
から上側の平板7aを引き剥がす。即ち、持ち上げ部材
12bにて平板7aを、持ち上げることにより両者を引
き剥がす。また、引き剥がした平板7aを保持部12に
て上方へ移動させる。
【0096】続いて、保持部45を水平移動させ、所定
位置に配した後、PMMA板20を吸着部材44…によ
り保持部45に保持する。
【0097】次いで、支持部11の吸着部材43…にて
下側の平板7bを固定した状態で、ガスケット保持部4
6にてガスケット8を持ち上げると共に、ガスケット保
持部46の上昇に略同期して保持部45の吸着部材44
…を上昇させ、互いに密着状態にある下側の平板7bか
らPMMA板20を引き剥がす。即ち、保持部45の図
示しない持ち上げ部材にてPMMA板20を、持ち上げ
ることにより両者を引き剥がす。このようにして、セル
10が解枠され、PMMA板20が取り出される。
【0098】一方、保持部12にて保持している平板7
aを保持部45の載置台14h上方における所定位置に
配置し、上記の下側の平板7bからPMMA板20を引
き剥がす引き剥がし動作と並行して、予め配置された新
しいガスケット8…を上側の平板7aに貼着する。ま
た、保持部11にて保持している下側の平板7bを位置
決めする。これら両平板7a・7bは、次のセル10を
組み上げる組枠工程に供する。
【0099】本実施例にかかる合成樹脂板製造装置のP
MMA板20の剥離方法は、以上のように、PMMA板
の端面に固着しているガスケット8の端部を固定した
後、上側の平板7aを持ち上げることにより、互いに密
着状態にあるPMMA板20から平板7aを、確実に、
つまりPMMA板20と平板7bの剥離を起こさない様
に剥離する方法である。
【0100】また、本実施例にかかる合成樹脂板製造装
置のPMMA板20の解枠工程の装置(剥離装置)4に
は、以上のように、ガスケット8の端部を固定するガス
ケット保持部46と、上側の平板7aを保持すると共
に、上記平板7aを持ち上げることにより、互いに密着
状態にあるPMMA板20から平板7aを、剥離する平
板剥離手段としての持ち上げ部材12bおよび吸着部材
13…とが設けられている。
【0101】それゆえ、上側の平板7aをPMMA板2
0から確実に剥離することができるので、例えば、下側
の平板7bが上側の平板7aよりも先にPMMA板20
から剥離されることはない。つまり、これにより、互い
に密着状態にある平板7aとPMMA板20とを、確実
に剥離することができる。
【0102】さらに、本実施例にかかる合成樹脂板製造
装置のPMMA板20の剥離方法は、以上のように、下
側の平板7bを固定した後、ガスケット8の端部とPM
MA板20とを略同期して持ち上げることにより、互い
に密着状態にある平板7bからPMMA板20を、剥離
する方法である。
【0103】また、本実施例にかかる合成樹脂板製造装
置のPMMA板20の解枠工程の装置4には、以上のよ
うに、下側の平板7bを固定する支持部11の吸着部材
43…と、ガスケット8の端部を持ち上げるガスケット
保持部46と、PMMA板20を保持すると共に、ガス
ケット保持部46の持ち上げ動作に略同期してPMMA
板20を持ち上げることにより、互いに密着状態にある
平板7bからPMMA板20を、剥離する合成樹脂板剥
離手段としての吸着部材44…とが設けられている。
【0104】これにより、互いに密着状態にあるPMM
A板20と平板7bとを、容易に確実に剥離することが
可能となる。
【0105】尚、上記PMMA板20の解枠工程の装置
4には、以上のように、予め上側の平板7aとPMMA
板20との間、および、PMMA板20と下側の平板7
bとの間に楔を挿入する楔挿入装置47が設けられてお
り、上記楔挿入装置47により平板7aとPMMA板2
0との間、および、PMMA板20と平板7bとの間に
隙間を空ける。
【0106】それゆえ、PMMA板20から平板7a、
および、平板7bからPMMA板20の密着が強固であ
っても、確実に剥離することができる。従って、熟練者
が不要になるだけでなく、これらの装置を制御装置で作
動させることにより、無人化が可能となる。
【0107】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の合成樹脂板製造
装置の合成樹脂板剥離装置は、以上のように、所定の間
隔で平行に相対向する複数の平板の間隙に、少なくとも
その一端部が平板の辺部から突出するようにして上記平
板間に配されたガスケットに囲まれた合成樹脂板が存在
しているものから、上記平板を剥離する合成樹脂板剥離
装置であって、該ガスケットが合成樹脂板の端面に固着
しており、該ガスケットの端部を固定するガスケット固
定手段と、合成樹脂板に対して上側に位置する最外側の
平板を保持すると共に、該平板を持ち上げることによ
り、合成樹脂板から該平板を、剥離する平板剥離手段と
が設けられている構成である。
【0108】それゆえ、上側に位置する平板を合成樹脂
板から確実に剥離することができるので、例えば、合成
樹脂板に対して下側に位置する平板が、上側に位置する
平板よりも先に合成樹脂板から剥離されることはない。
従って、剥離工程の作業性を向上させ、しかも、PMM
A板のキズ・汚れのないものを得ることが可能となると
いう効果を奏する。
【0109】本発明の請求項2記載の合成樹脂板製造装
置の合成樹脂板剥離装置は、以上のように、所定の間隔
で平行に相対向する複数の平板の間隙に、少なくともそ
の一端部が平板の辺部から突出するようにして上記平板
間に配されたガスケットに囲まれた合成樹脂板が存在し
ているものから、最外側の平板を合成樹脂板から剥離さ
せた後、合成樹脂板を、もう一方の面の平板から剥離す
る合成樹脂板製造装置の合成樹脂板剥離装置であって、
合成樹脂板に対して下側に位置する平板を固定する平板
固定手段と、上記ガスケットの端部を保持するガスケッ
ト保持手段と、該ガスケットを保持して持ち上げる手段
と、上記合成樹脂板を保持すると共に合成樹脂板を持ち
上げる手段と、上記合成樹脂板を持ち上げる手段の持ち
上げ動作に略同期してガスケットを持ち上げることによ
り、該平板から合成樹脂板を、剥離する合成樹脂板剥離
手段とが設けられている構成である。
【0110】これにより、互いに密着状態にある下側に
位置する平板と合成樹脂板とを、容易に確実に剥離する
ことが可能となるという効果を奏する。
【0111】本発明の請求項3記載の合成樹脂板製造装
置の合成樹脂板剥離装置は、以上のように、所定の間隔
で平行に相対向する複数の平板の間隙に、合成樹脂板が
存在しているものから、該平板と合成樹脂板を剥離する
装置であって、該平板と合成樹脂板の境目に楔を挿入す
る楔挿入手段を備えている構成である。
【0112】これにより、該平板と合成樹脂板との密着
が強固なものでも確実に剥離することができるという効
果を奏する。
【0113】何れにしても、本発明の合成樹脂板剥離装
置により、セルキャスト法を用いたPMMA板を製造す
るのに、熟練した人による手作業を必要とせず、さらに
該装置を制御する機構により作動させれば無人化が可能
となり、生産性が高くしかも品質的に優れたPMMA板
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における合成樹脂板剥離装置
としての解枠工程の装置による解枠動作を示すものであ
り、(a)は、セルに楔を挿入する様子を示す正面図、
(b)は、上側の平板の引き剥がし動作が行われる様子
を示す正面図、(c)は、保持部が所定位置に移動され
る様子を示す正面図、(d)は、PMMA板の引き剥が
し動作が行われる様子を示す正面図、(e)は、PMM
A板の引き剥がし動作が終了した様子を示す正面図であ
る。
【図2】上記解枠工程の装置を備えた合成樹脂板製造装
置の概略の構成を示すブロック図である。
【図3】上記合成樹脂板製造装置が備える解枠工程の装
置の一部の装置を示すものであり、(a)は、平板とP
MMA板との間に楔を挿入する楔挿入装置の正面図、
(b)は、ガスケットの端部を挟み持ち上げるガスケッ
ト保持部の立体図である。
【図4】上記合成樹脂板製造装置が備える組枠工程の装
置の貼着部の動作を示すものであり、(a)は、ガスケ
ットが引き出される前の様子を示す正面図、(b)は、
ガスケットが引出部に挟持される様子を示す正面図、
(c)は、ガスケットが引出部により引き出される様子
を示す正面図、(d)は、ガスケットが切断される様子
を示す正面図である。
【図5】上記組枠工程の装置のクランプ部の概略の構成
を示す側面図である。
【図6】上記クランプ部のクランピング動作を示すもの
であり、(a)は、クランプ部が両平板に近づく様子を
示す側面図、(b)は、クランプ部の上側ローラおよび
下側ローラ間に両平板が配される様子を示す側面図、
(c)は、下側ローラにより下側の平板が支持される様
子を示す側面図、(d)は、上側ローラおよび下側ロー
ラにより両平板が挟持される様子を示す側面図、(e)
は、両平板にクランプが填め込まれる様子を示す側面
図、(f)は、クランプ部が移動される様子を示す側面
図である。
【図7】上記合成樹脂板製造装置が備える充填工程の装
置の折り曲げ部による折り曲げ動作を示すものであり、
(a)は、ガスケットが保持されてその長さ方向に引っ
張られる様子を示す平面図、(b)は、ガスケットが折
り曲げられる様子を示す平面図である。
【図8】上記合成樹脂板製造装置によるPMMA板の製
造方法の概略の手順を示すものであり、(a)は、ガス
ケットを上側の平板に貼着した状態を示す背面図、
(b)は、下側の平板に上側の平板を載置した状態を示
す断面図、(c)は、両平板にクランピング動作を行っ
た状態を示す平面図、(d)は、シロップの注入動作が
行われている状態を示す断面図、(e)は、ガスケット
の折り曲げ動作が行われている状態を示す平面図、
(f)は、セルを押圧している状態を示す断面図、
(g)は、重合後のセルの断面図、(h)は、上側の平
板とPMMA板と下側の平板との間に楔が挿入されてい
る状態を示す断面図、(i)は、上側の平板が引き剥が
されている状態を示す断面図、(j)は、PMMA板が
引き剥がされている状態を示す断面図である。
【図9】合成樹脂板の製造に用いられる従来のセルを示
す概略の断面図である。
【符号の説明】
1 組枠工程の装置 4 解枠工程の装置(剥離装置) 7a (上側の)平板 7b (下側の)平板 8 ガスケット 10 セル 11 支持部 12 保持部 12b 持ち上げ部材(平板剥離手段) 13 吸着部材(平板剥離手段) 19 クランプ 20 PMMA板(合成樹脂板) 20a シロップ 43 吸着部材(平板固定手段) 44 吸着部材(合成樹脂板剥離手段) 45 保持部 46 ガスケット保持部(ガスケット固定手段、ガス
ケット持上手段) 47 楔挿入部(楔挿入手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔で平行に相対向する複数の平板
    の間隙に、少なくともその一端部が平板の辺部から突出
    するようにして上記平板間に配されたガスケットに囲ま
    れた合成樹脂板が存在しているものから、上記平板を剥
    離する合成樹脂板剥離装置であって、 該ガスケットが合成樹脂板の端面に固着しており、該ガ
    スケットの端部を固定するガスケット固定手段と、 合成樹脂板に対して上側に位置する最外側の平板を保持
    すると共に、該平板を持ち上げることにより、合成樹脂
    板から該平板を、剥離する平板剥離手段とが設けられて
    いることを特徴とする合成樹脂板製造装置の合成樹脂板
    剥離装置。
  2. 【請求項2】所定の間隔で平行に相対向する複数の平板
    の間隙に、少なくともその一端部が平板の辺部から突出
    するようにして上記平板間に配されたガスケットに囲ま
    れた合成樹脂板が存在しているものから、最外側の平板
    を合成樹脂板から剥離させた後、合成樹脂板を、もう一
    方の面の平板から剥離する合成樹脂板製造装置の合成樹
    脂板剥離装置であって、 合成樹脂板に対して下側に位置する平板を固定する平板
    固定手段と、 上記ガスケットの端部を保持するガスケット保持手段
    と、 該ガスケットを保持して持ち上げる手段と、 上記合成樹脂板を保持すると共に合成樹脂板を持ち上げ
    る手段と、 上記合成樹脂板を持ち上げる手段の持ち上げ動作に略同
    期してガスケットを持ち上げることにより、該平板から
    合成樹脂板を、剥離する合成樹脂板剥離手段とが設けら
    れていることを特徴とする合成樹脂板製造装置の合成樹
    脂板剥離装置。
  3. 【請求項3】所定の間隔で平行に相対向する複数の平板
    の間隙に、合成樹脂板が存在しているものから、該平板
    と合成樹脂板を剥離する装置であって、該平板と合成樹
    脂板の境目に楔を挿入する楔挿入手段を備えていること
    を特徴とする合成樹脂板剥離装置。
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