JPH0839546A - 乾燥ポリカーボネートオリゴマー固形粒子の製造法 - Google Patents
乾燥ポリカーボネートオリゴマー固形粒子の製造法Info
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Abstract
する有機溶媒を大幅に低減し、乾燥時のゴミの発生や混
入を防ぎ、かつ乾燥工程の短縮ができるとともに、品質
の向上、工程の省力化、製品コストの低減に有効な残留
溶媒の除去方法による乾燥ポリカーボネートオリゴマー
の製造法を供する。 【構成】 特定量の水分および有機溶媒を含有する湿潤
粉末を、直接または予め予備乾燥した後、攪拌軸に螺旋
状の金属板からなる攪拌翼が取り付けられており、該攪
拌翼の回転によって粉末を鉛直上方向に移動させながら
伝熱面を介して乾燥し得る構造の竪型乾燥機により乾燥
させる。 【効果】 簡単な乾燥装置および操作により、ダストが
少なく、かつ残留有機溶媒の少ない乾燥ポリカーボネー
トオリゴマー粉末を得ることができる。
Description
度が調製された乾燥ポリカーボネートオリゴマー固形粒
子の製造法に関し、詳細には、攪拌軸に螺旋状の金属板
からなる攪拌翼が取り付けられており、回転によって粉
末を鉛直上方向に移動させながら伝熱面に接触させる構
造の乾燥機により乾燥する方法で、乾燥工程における固
形粒子の移動や熱伝達の不均衡などによる微細なダスト
の発生や混入が少なく、乾燥機内における滞留時間を大
幅に短縮でき、プロセスの簡略化ができるものであり、
特に溶融重縮合(エステル交換法)や固相重合法により
高分子量ポリカーボネートを製造する際の、原料オリゴ
マーを製造する方法として好適なものである。
質剤、難燃剤、紫外線吸収剤、流動性改質剤、可塑剤、
アロイ化用相溶化剤などポリマーの改質剤として幅広く
使用されている。
フェノールのアルカリ水溶液とホスゲンとを有機溶媒の
存在下反応させるいわゆる「界面重合法」が一般的に用
いられている。その溶媒としては、高分子量の芳香族ポ
リカーボネート樹脂に対する溶解度が良好な塩化メチレ
ンなどのハロゲン系溶剤が好んで用いられている。しか
しながら、ハロゲン系溶剤を用いたプロセスでは、ハロ
ゲン系溶剤がポリマーに対して親和性を有し製品ポリマ
ー中に残留し易く、製品ポリマー中に残留する溶剤を除
くために、高温下で乾燥しなければならないというプロ
セス上の問題がある。また塩化メチレンなどの溶媒は、
水に対する溶解度が比較的高いために、排水中に混入し
て系外へ流出したり、その低沸点のために、大気へ排出
されて環境を汚染するという問題を抱えている。
されている。たとえば、特開平3−195726では、
第1段階で水と非ハロゲン有機溶媒を用いた界面重合法
により部分的結晶性オリゴマー初期縮合物を製造し、第
2段階で溶融または固相重合で後期縮合させ、高分子量
の芳香族ポリカーボネートを得る方法が開示されてい
る。また特開平1−271426では、1)ホスゲンを
用いたオリゴカーボネートの製造、2)得られたオリゴ
カーボネートの結晶化、3)結晶化オリゴカーボネート
の固相重縮合からなる3段階法による芳香族ポリカーボ
ネートの製造法が記載されている。このように、ポリカ
ーボネートオリゴマーは、ハロゲン系有機溶媒を使用し
ないプロセスの重縮合原料として有用であり、今後さら
にその需要が伸びると期待されている。
は、二価フェノールのアルカリ水溶液を必要に応じて有
機溶媒を添加した後、ホスゲンと反応させることによっ
て製造され、かかる方法ではポリカーボネートオリゴマ
ーは有機溶媒溶液として得られる。従来、ポリカーボネ
ートオリゴマーの有機溶媒溶液からポリカーボネートオ
リゴマーの粉粒体を得る方法としては、ポリカーボネー
トオリゴマー有機溶媒溶液から樹脂を分離して、乾燥す
る方法が使用されている。樹脂溶液からの分離法として
は、樹脂の良溶媒溶液或いはこれに貧溶媒を沈澱が生じ
ない程度に加えてなる樹脂溶液を濃縮ゲル化する、いわ
ゆる“ゲル濃縮法”(溶媒留去ゲル化、フラッシュ濃縮
ゲル化等)または該樹脂溶液を温水中に滴下し溶媒を留
去しゲル化する、いわゆる“温水滴下法”である濃縮法
(a)と貧溶媒溶液中に該樹脂溶液を滴下するか或いは
該樹脂溶液中に貧溶媒を滴下する方法である“沈澱法”
(b)がある。
ト樹脂は、ダストは極力少ないものがよいため、溶融重
縮合法または固相重合法に供する原料ポリカーボネート
オリゴマーはダストの少ないものが望まれる。ここでい
う『ダスト』とは、空気中のチリやゴミ、原料中に含ま
れる不純物、溶媒中に残存する浮遊物、空送配管や駆動
機器の摩耗による金属粉、さらに、乾燥機中など粉末が
高温熱履歴を受けた際に、ポリマーの分解や再配列など
が発生して生成する異物(いわゆる樹脂焼け、焼けゴミ
など)に由来するものであり、光学用成形ディスク中に
残存した場合に、読取りエラーや書き込みエラーなどの
トラブルを引き起こす原因となる、短径0.5μm以上
である物質を指し、通常市販されている光学顕微鏡や微
粒子カウンターなどの測定機器を用いることによって、
定量することができるものをいう。
法あるいは固相重合法によって高分子量ポリカーボネー
トを製造する際、原料であるポリカーボネートオリゴマ
ー中に有機溶媒や水分が残留すると、重合時に分子の切
断、分岐、加水分解などの副反応をもたらし、製品が着
色したり反応器や攪拌機などの材質を腐食したりするな
どのトラブルを引き起こす。これを防ぐために、湿潤ポ
リカーボネートオリゴマーを乾燥する際に高温度下にお
いて行う必要があるが、一般にポリカーボネートオリゴ
マーの軟化点が比較的低いために、乾燥機中でオリゴマ
ー粉末が溶融したり、相互に融着したりして塊状の異物
が発生したり、乾燥機内壁に溶融固着するなどのトラブ
ルを引き起こす。
ーの種類、あるいは許容される溶媒の残存量から一般の
乾燥機では溶媒の除去だ困難であったり、大型の乾燥機
を必要とした。このような問題を解決する方法は種々提
案されている。すなわち、順送用のらせん翼群と逆送用
の螺旋翼群を有するパドル型乾燥機を用いる乾燥方法
(特公昭53−15899、特公昭55−33966、
特開昭53−137298)があるが、この様な横型の
乾燥機を用いると、乾燥機内での粉体の流動性が不均一
になるため、過熱による焼けダストの発生や、パドル翼
と粉末を強制的に接触させることによりダストの発生が
見られる。このタイプの乾燥機によってポリカーボネー
トオリゴマーを乾燥させると、乾燥機底部には、その上
部にある粉体の圧力がかかるため、粉体の圧縮固化によ
る塊状異物の発生が見られる。
ネート固形粒子の濾過および乾燥を同一の乾燥機内で行
う方法(特開平61−250025)がある。しかしな
がら、この乾燥機を用いた場合、長い乾燥時間を必要と
し好ましくない。また、ポリカーボネート粉末を圧縮成
形により造粒する方法(特開昭57−101304、特
公昭62−23643、特公平05−12371)があ
るが、この方法をポリカーボネートオリゴマーに適用し
ても効果は見られなかった。
ートオリゴマーの固形粒子に残留する有機溶媒を大幅に
低減し、粒度の揃った粉末が得られ、乾燥時のゴミの発
生や混入を防ぎ、且つ乾燥工程の大幅な短縮が可能で、
品質向上、工程の省力化、製品コストの低減に有効な残
留溶媒の除去された乾燥ポリカボネートオリゴマーの固
形粒子を提供することを目的とする。
内での固形粒子の流動状態を改良することによって、上
記の問題点を解決し、かつ、乾燥工程時に実質的にダス
トの発生のない乾燥方法について鋭意検討した。その結
果、ポリカーボネートオリゴマーの湿潤粉末を、特定の
構造を有し、特定の機能を持つ攪拌機を備えた竪型の乾
燥機によって乾燥させる方法が効果的であることを見い
出した。
分0. 5〜20重量%、有機溶媒0. 01〜5. 0重量
%を含む、ポリカーボネートオリゴマーの湿潤粉末を、
(1)攪拌軸に螺旋状の金属板からなる攪拌翼が接続さ
れ、かつ回転によって粉末を鉛直上方向へ移動させるこ
とができる攪拌機を有し、伝熱面を介して粉体を加熱す
ることができる構造を有する竪型乾燥機に投入し、
(2)該螺旋状の金属板からなる攪拌翼を回転させ、遠
心力によって粉体を伝熱面に接触させながら、乾燥機の
鉛直上方向へ移動させ、湿潤粉末を乾燥させることを特
徴とする乾燥ポリカーボネートオリゴマー固形粒子の製
造方法である。
としては、ポリカーボネートオリゴマーの湿潤粉末を予
め気流乾燥機を用いて予備乾燥後、上記乾燥機に投入す
る。さらに、乾燥ポリカーボネートオリマー固形粒子の
分子量が粘度平均分子量で、9, 000以下であり、乾
燥機の伝熱面の温度を85〜135℃に保ち、螺旋状金
属板からなる攪拌翼の円周部分の線速度(周速)を0.
3m/sec 以上に保ち、該粉末の乾燥機内における滞留
時間を1〜120分とするものである。
発明でいうポリカーボネートオリゴマーの製法は、従来
のポリカーボネート樹脂の製法と同様の製法、すなわち
界面重合法、ピリジン法、クロロホーメート法等の溶液
法により、二価フェノール系化合物を主成分とし、分子
量調節剤および所望により分岐化剤を用いてホスゲンと
反応させることにより製造され、通常のビスフェノール
類を使用してなる芳香族のホモ−或いはコーポリカーボ
ネートオリゴマー更に分岐化されたもの、末端に長鎖ア
ルキル基を導入したものなどの粘度平均分子量13,0
00以下、好ましくは、12,000以下、特に9,0
00以下のもの、これらのポリカーボネートオリゴマー
の製法において、末端停止剤やコモノマーとして炭素−
炭素二重結合その他のグラフト重合可能な活性点を持つ
ポリカーボネートオリゴマーを製造し、これにスチレン
などをグラフト重合したもの、またはポリスチレン等に
フェノール系水酸基、その他のポリカーボネート樹脂と
グラフト重合可能な活性点を持つ化合物を共重合したも
のを用い、これにポリカーボネートオリゴマーをグラフ
ト重合したものなど何れでも使用可能である。
造法に使用する二価フェノール系化合物として好ましい
ものは、具体的にはビス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ケトン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン(ビスフェノ−ルA;BPA)、2,2−ビス
(3,5−ジブロム−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(テトラブロムビスフェノ−ルA;TBA)2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(ビスフェ
ノ−ルZ;BPZ)、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ク
ロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−メチルフェニル)プロパン、、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フ
ェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェ
ニルメタン、α,ω−ビス[3−(O−ヒドロキシフェ
ニル)プロピル]ポリジメチルシロキサン(PDS)、
ビフェノールなどが例示される。これらは、2種類以上
併用して用いてもよい。中でもビスフェノ−ルA、TB
A、ビスフェノ−ルZ、PDSから選ばれるものが望ま
しい。
一価のフェノール性水酸基を有する化合物が挙げられ、
通常のフェノール、P-第3ブチルフェノール、トリブロ
モフェノール等の他、長鎖アルキルフェノール、脂肪族
カルボン酸クロライド、脂肪族カルボン酸、芳香族カル
ボン酸、芳香族酸クロライド、ヒドロキシ安息香酸アル
キルエステル、アルキルエーテルフェノールなどが挙げ
られる。
端停止剤として用いてもよく、その場合の例として、ア
クリル酸、ビニル酢酸、2−ペンテン酸、3−ペンテン
酸、5−ヘキセン酸、9−ウンデセン酸などの不飽和カ
ルボン酸;アクリル酸クロライド、ソルビン酸クロライ
ド、アリルアルコ−ルクロロホーメート、イソプロペニ
ルフェノールクロロホルメートまたはヒドロキシスチレ
ンクロロホーメート等の酸クロライドまたはクロロホー
メート;イソプロペニルフェノール、ヒドロキシスチレ
ン、ヒドロキシフェニルマレイミド、ヒドロキシ安息香
酸アリルエステルまたはヒドロキシ安息香酸メチルアリ
ルエステルなどの不飽和基を有するフェノール類等が挙
げられる。これらの化合物は従来の末端停止剤と併用し
てもよく、上記した二価フェノール系化合物1モルに対
して、通常、5〜40モル%が使用される。分子量調節
剤を多く入れるれすぎると分子量が低くなり過ぎ乾燥工
程におけるハンドリングが困難になり、分子量調節剤が
少なすぎると分子量は高くなる。一般には、好ましくは
10〜30モル%の範囲で使用される。
タン、1,2-ジクロロエタン、1,1,2,2-テトラクロロエタ
ン、クロロホルム、1,1,1-トリクロロエタン、四塩化炭
素、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の塩素化
炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼン等の芳香族炭化水素;ジエチルエーテル等のエー
テル系化合物を挙げることができ、これらの有機溶媒は
二種以上を混合して使用することもできる。また、所望
により前記以外のエーテル類、ケトン類、エステル類、
ニトリル類などの水と親和性のある溶媒を混合溶媒系が
水と完全に相溶しない限度内で使用してもよい。
合物に対して、0.01〜3 モル%、特に0.1〜
1.0モル%の範囲で併用して分岐化ポリカーボネート
オリゴマーとでき、分岐化剤としては、フロログルシ
ン、2,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロ
キシフェニル)ヘプテン−3、4,6−ジメチル−2,
4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−
2、1,3,5−トリ(2−ヒドロキシフェニル)ベン
ゾール、1,1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)
エタン、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベ
ンジル)−4−メチルフェノール、α,α′,α″−ト
リ(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソ
プロピル ベンゼンなどで例示されるポリヒドロキシ化
合物、及び3,3−ビス(4−ヒドロ キシフェニル)
オキシインドール(=イサチンビスフェノール)、5−
クロルイサチンビスフェノール、5,7−ジクロルイサ
チンビスフェノール、5ーブロムイサチンビスフェノー
ルなどが例示される。
に、ビスフェノールAを主原料とするポリカーボネート
が挙げられ、これに例えばビスフェノールZ、テトラブ
ロムビスフェノールAなどを併用して得られるポリカー
ボネートオリゴマー共重合体、これらの分岐化物や末端
長鎖アルキル変性したものが好ましい。
から溶媒溶液を分離し、触媒の除去、中和、水洗、濃縮
等を行い、さらに遠心分離方又は精密濾過等のダスト除
去を行うことにより精製されたポリカーボネートオリゴ
マー樹脂液は製造される。精製されたポリカーボネート
オリゴマー溶液中の微細なダストは少ないほど好まし
く、例えば、0. 5μm以上のダストがポリカーボネー
トオリゴマー溶液1cc中に1000個以下とするのが
好ましい。また、樹脂濃度は8〜35重量%、好ましく
は13〜28重量%とするのが好ましい。
有機溶媒溶液からポリカーボネートオリゴマーを固形化
して回収する方法として、ポリカーボネートオリゴマー
溶液から溶媒を留去して濃縮し、粒状体とする方法、ポ
リカーボネートオリゴマー溶液に必要に応じて貧溶媒を
添加し、加熱下の温水中に該混合物を添加し温水中に懸
濁させて溶媒及び貧溶媒を留去して固形化して水スラリ
−液を生成させる方法等の種々の方法があるが、本発明
においてはポリカーボネートオリゴマーの水懸濁液とし
て、ポリカーボネートオリゴマーの水スラリ−液を、濾
過や遠心分離といった操作を用いることによって、湿潤
粉末を得る方法が合理的であり好ましい。
潤粉末は、好適には精製されたポリカーボネートオリゴ
マーの良溶媒溶液に必要に応じてポリカーボネートオリ
ゴマーの非或いは貧溶媒を沈澱が生じない程度添加して
なる液を温水中に滴下し、適宜湿式粉砕をしながら溶媒
を留去するいわゆる「温水中滴下法」、または通常の沈
澱法で得た良溶媒或いは非或いは貧溶媒を含む湿潤粉末
を温水中で処理し、溶媒を留去しつつ適宜湿式粉砕する
「沈澱温水処理法」で製造されるものである。非或いは
貧溶媒としては、n−ヘプタン、n−ヘキサン、シクロ
ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、水が例示さ
れ、特に、n−ヘプタン、n−ヘキサン、水が好適であ
る
脂溶液に対する添加量は、ポリカーボネートオリゴマー
のSP値と非溶媒のSP値の差、およびポリカーボネートオ
リゴマー溶液の濃度により適宜選択されるものであり、
上記に例示したものの中で例えば、ポリカーボネートオ
リゴマー溶液の濃度が15〜30重量%の場合、SP値の
差が約2. 3であるn−ヘプタンでは樹脂溶液の0. 1
5〜0. 5容量倍であり、SP値の差が約1. 55である
シクロヘキサンでは、0. 3〜0. 6容量倍、SP値の差
が0. 9であるトルエンでは0. 5〜0. 8容量倍の範
囲より適宜選択される。
00℃の温度に保った温水中に滴下しながら攪拌を続け
ることによって、溶媒を留去してポリカーボネートオリ
ゴマーの粉粒体の水スラリーとし分離する。該方法によ
り得られたポリカーボネートオリゴマー固形粒子の水ス
ラリー液中の固形粒子の形状は、通常、半結晶性もしく
は不定形であり、大きさも不揃いであり、分離や乾燥に
不適当な場合もある。そのような場合、本発明の乾燥に
先だって、ゲル化粒子を適宜、攪拌翼や湿式粉砕機によ
って粉砕しつつ行うことは、乾燥機中での溶媒の揮散を
促進させる上で好ましい方法である。
水切りしたポリカーボネートオリゴマーの粉粒体は、通
常、溶媒として塩化メチレンを用い、非或いは貧溶媒と
してn−ヘプタンを使用した場合には水の他に、塩化メ
チレン0. 1〜0. 3%、n−ヘプタン1〜3%程度を
含有する。
カーボネートオリゴマーの良溶媒溶液を非或いは貧溶媒
中に滴下するか、又は精製されたポリカーボネートオリ
ゴマーの良溶媒溶液中に非或いは貧溶媒を滴下し沈澱を
生成させてこれを分離して湿潤粉末とし、この湿潤粉末
に該湿潤粉末中の樹脂分に対して5重量倍以上の水を配
合してスラリー状態にしたものを温水中に導入して煮沸
し溶媒をより少なくし、分離、水切りすることにより容
易に製造されるものであり、この方法の場合も上記と同
程度の有機溶媒を含有した湿潤粉末が得られるものであ
る。尚、上記の沈澱化によって得られた湿潤粉末を温水
処理して溶媒の留去及び粒度のコントロール等を行うに
際して、予めポリカーボネートオリゴマーの非或いは貧
溶媒で洗浄或いは加熱処理すること等適宜適用できるも
のである。
0. 5〜20. 0重量%、有機溶媒0. 01〜5. 0重
量%として得られるが、水分が20. 0重量%を越えた
り、有機溶媒が5. 0重量%を越えると、乾燥機中にお
いて粉末同士が溶着したり、内壁に固着したりするなど
のトラブルを引き起こす。
末は、(1)攪拌軸に螺旋状の金属板からなる攪拌翼が
接続され、かつ回転によって粉末を鉛直上方向へ移動さ
せることができる攪拌機を有し、伝熱面を介して粉体を
加熱することができる構造を有する竪型乾燥機に投入さ
れ、(2)該螺旋状金属板からなる攪拌翼を回転させ、
遠心力によって粉体を伝熱面に接触させながら、乾燥機
の鉛直上方向へ移動させる、湿潤粉末を乾燥させる。
予め気流乾燥機によって予備乾燥した後、上記乾燥機に
供給される。湿潤粉末は、ロータリーフィーダーやスク
リューフィーダー、テーブルフィーダーなど、湿潤粉末
を搬送する能力を有する供給機によって乾燥機に供給さ
れる。乾燥機への粉末の供給量を制御する方法として
は、フィーダー直前のホッパーに計量器を設置してお
き、重量減少をカウントしながら、フィーダーの回転数
をコントロールする方法が好ましい。粉末の供給部分
は、乾燥機の上部、下部、胴部など、どの部分でも問題
はない。乾燥機内に供給された粉末は、攪拌軸に接続さ
れた螺旋状金属板からなる攪拌翼の最下部に接触し、攪
拌機を回転させて生じる遠心力によって外周部へ移動し
ていき、伝熱面に接触し粉体の品温上昇とともに残存水
分、残存溶媒の蒸発が促進される。
する。添付図面の第1図は、本発明の方法を実施するの
に適した装置の一例を示す説明図である。螺旋状金属板
からなる攪拌翼(トルネードフィン)Jが接続された攪
拌軸Lを有し、攪拌軸は駆動モーターHによって回転す
るが、回転モーターは乾燥機上部に設置されていても下
部に設置されていてもかまわない。乾燥機胴部の外周に
は、熱媒ジャケットMが付属し、胴部の内周は伝熱面K
を備えている。湿潤粉末は、水スラリー液から分離され
て、湿潤粉末供給管Aから粉体供給機Bを経由して乾燥
機に供給される。攪拌機の回転とともに、粉体は伝熱面
Kに接触しつつ上方へ移動しながら乾燥する。乾燥粉末
は排出機Cの駆動によって、乾燥粉末排出管Dから排出
され、次工程へ導かれる。キャリアーガスはキャリアー
ガス供給管Fを通って、加熱器Eで加熱されて乾燥機へ
導入される。蒸気や温水などの熱媒体は熱媒体供給管G
から熱媒ジャケットMに供給され、 熱媒体排出管Iよ
り排出される。粉末から揮散した有機溶媒、水蒸気やキ
ャリアーガスはコンデンサーNで冷却され、活性炭吸着
槽Oへと導かれる。
するのに適した装置の別の態様の一例を示す説明図であ
る。湿潤粉末aを熱媒体用ガスと共に気流乾燥機bへ送
り、主として水分を除去し予備乾燥後、サイクロンcに
よって粉末を捕集し、次いで上記竪型乾燥機に供給さ
れ、上記と同様にして乾燥される。
「粉状、薄片状、或いはケーク状湿潤材料を高速の熱風
気流中に分散させ、その熱風搬送しながら瞬間的に乾燥
製品を得る乾燥法」と定義される乾燥機である。具体的
には、直接投入形式、解砕機を用いる方式、二段向流
型、製品フィードバック方式、閉回路気流乾燥装置など
が例示される。気流乾燥機に使用する熱風の温度として
は、湿潤粉末が溶融しない温度が好ましく、90〜13
0℃が特に好ましい。気流乾燥機の熱風の線速度は、一
般には15〜40m/secが使用されるが、本発明では
3〜20m/secが好ましい。
攪拌翼(トルネードフィン)と伝熱面のクリアランス
(隙間)が全く無く、該攪拌翼が伝熱面に接触している
と金属コンタミなどのダストの発生につながる。一方、
クリアランスを設けることによって、伝熱面付近に存在
している粉末の一部を下方へ落とすことによって、粉末
の上方への移動速度を減少させることができ、乾燥機内
における適度の滞在時間を採ることができる利点があ
り、若干のクリアランスが好ましく、広い生産量に対応
出来るようにするには、クルアランスは通常、クリアラ
ンス:d(mm)と乾燥機本体の胴径:D(mm)の比
を、0. 004≦d/D≦0. 1に設定され、一般には
0. 1〜50mmの範囲である。
続方法については、該攪拌翼と攪拌軸を完全に溶接する
方法や、部分的に接続部分を設け、部分的に空間部分を
設ける方法などが用いられるが、該攪拌翼と攪拌軸を完
全に溶接した場合は、乾燥機上部から乾燥された粉末は
排出される。この場合は、乾燥機内における粉末の滞留
時間を長くする必要がある。一方、接続を部分的に行
い、空間部分を部分的に設けることによって、上部に移
動した粉末は再度乾燥機下部へ落下して行くため、結果
的に乾燥機内での滞留時間を適度に保つことができる利
点があり、螺旋状の金属板からなる攪拌翼と攪拌軸の接
続は部分的に行うことが好ましい。
の金属板からなる攪拌翼、攪拌軸、排出フィーダーなど
の材質は、特に制限は無いが、溶媒存在下、高温下にお
ける腐食を防ぐため、耐腐食性の材質を用いることが好
ましく、材質の組成として鉄の含有量が80%以下のも
のがさらに好ましく、鉄の含有量が40%以下のものが
耐腐食性の点で特に好ましい。
末の伝熱面での接触速度が下がるため、溶媒除去速度が
低下し、乾燥機内での滞在時間を長くしなければならな
いというデメリットがあり、攪拌機の好ましい回転数と
しては種々の生産量において、螺旋状金属板からなる攪
拌翼(トルネードフィン)の円周部分の線速度(周速)
を0. 3m/sec 以上に保たれ、通常は0. 3m/sec
〜20. 0m/sec の範囲であり、好ましくは、0. 5
m/sec 〜15. 0m/sec である。乾燥機内における
滞留時間は、1〜120分であり、好ましくは4〜10
0分である。滞留時間が1分以下であると乾燥が不十分
になり、120分以上では単位時間当たりの処理量が下
がり、乾燥機の容量を大きくする必要があったり、生産
性が低下するため好ましくない。
35℃の範囲が使用されるが、好ましくは90〜130
℃の範囲が使用される。85℃未満では水分や、溶剤の
蒸発に時間がかかるため、乾燥時間を長くする必要があ
り、135℃以上では粉末の溶融、固着などのトラブル
を招く上、樹脂焼け等が発生し、ダストの原因となる。
加熱方法としては、局部加熱を避けるために蒸気加熱や
温水加熱、オイル循環加熱などの熱媒体を使用すること
が好ましい。
に行うために、熱媒体用ガスが使用される。熱媒体用ガ
スとしては、フィルター濾過してなるクリーンな空気、
又は乾燥雰囲気中に発生する有機溶媒蒸気による爆発限
界を避けるために、あるいは乾燥機中での高温度下にお
けるポリカーボネートオリゴマー粒子の熱劣化を防ぐた
めに、窒素等の不活性ガスを加えることが好ましく、通
常、常圧乃至加圧下に、温度90〜130℃として導入
し排出する。排出ガス中に有機溶媒成分が多い場合や回
収が必要な場合には当然に触媒接触燃焼や冷却、吸着そ
の他の手段による処理を適宜行う。
記の条件に合致するものであればいずれも使用可能であ
るが、例えば、三共エンジニアリング(株)製のオカド
ラ型乾燥機として例示され、さらには、WERNER & PFL
EIDERER 社製の「NEW SPIRALDRYER」なども例示され
る。
説明するが、本発明の範囲を越えない限り、これに限定
されるものではない。
ゴマーの有機溶媒溶液として、三菱瓦斯科学(株)製ポ
リカーボネートオリゴマー(粘度平均分子量Mv=21
00)を塩化メチレンに溶解して、濃度25重量%のポ
リカーボネート溶液を調製し、これを濾過精度0. 2μ
mのカートリッジフィルターで精密濾過し、精製された
精製ポリカーボネートオリゴマー溶液とした。この精製
ポリカーボネートオリゴマー溶液を、加熱攪拌下の80
℃の温水に滴下しつつ、溶媒のメチレンクロライドを留
去しながら温水の温度を100℃に上昇させ、ポリカー
ボネートオリゴマーの水スラリー液を得た。この水スラ
リー液を遠心分離し、ポリカーボネートオリゴマーの湿
潤粉末を得た。この湿潤粉末を箱型熱風循環乾燥機で1
40℃、5時間乾燥した後、乾燥粉末の粒度分布を測定
したところ、80メッシュ以下が40重量%、80〜4
2メッシュが24%であった。ダストの測定は、ハイア
ック−ロイコ社製微粒子カウンター4100型を用いて
測定した。残存溶媒の測定は、ガスクロマトグラフ測定
によって行い、残存水分値はカールフィッシャー法によ
り測定を行った。
0. 1m3 、攪拌軸径:100mm、螺旋状金属板から
なる攪拌翼の幅:100mmである竪型乾燥機を使用
し、粘度平均分子量が2, 100のオリゴマー湿潤粉末
を投入しバッチ乾燥した。乾燥機の運転条件及び乾燥粉
末の評価結果を表1に示す。
して乾燥した。本実施例に使用した湿潤粉末は、ポリカ
ーボネートオリゴマーのトルエン溶媒溶液を実施例に記
載した方法で固形化された粘度平均分子量が9, 000
のものを用いて乾燥を行った。乾燥粉末の評価結果を表
2に示す。
た以外は同様にして乾燥を行った。乾燥粉末の評価結果
を表3に示す。
は、実施例1と同様にして、種々の運転条件で乾燥を行
った。乾燥粉末の評価結果を表4に示した。
量及び残存水分量の異なるものを用い、種々の運転条件
で乾燥を行ったときの乾燥粉末の評価結果を表5に示
す。
行った。湿潤粉末としては実施例1で用いた粉末を用
い、試験No.1及び2では乾燥機として2軸のパドル
ドライヤー(奈良機械(株)製、内容量:0. 2m3 、
100L×60W×40H、スチームジャケト付き)を
用い、試験No.3及び4では実施例1で用いた乾燥機
を横型にして用い、粉末を水平方向に移動させる構造に
して乾燥実験を行い、乾燥粉末の評価結果を表6に示し
た。
マーの塩化メチレン溶液に、該溶液に対して0. 2容量
倍のn−ヘプタンを混合して、80℃の温水に滴下し、
さらに100℃に昇温することによって水スラリー液を
得、遠心分離して得た湿潤粉末を用いた。乾燥機は実施
例1と同じ乾燥機を用い、乾燥機の運転条件を変化させ
て乾燥を行ったときの乾燥粉末の評価結果を表7に示
す。
で、ダストが少なく、かつ残存溶媒の少ない乾燥ポリカ
ーボネートオリゴマー固形粒子を得ることができる。従
って、工程の簡素化を達成することができ、建設コスト
やランニングコストの低減とともに、品質、特に光学用
グレードや自動車用レンズなどの低ダスト透明材料を、
溶融重縮合または固相重合法によって製造する際の原料
として優れた、乾燥ポリカーボネートオリゴマー固形粒
子を製造することができ、その効果は極めて大なるもの
がある。
示す説明図である。
様の一例を示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 水分0. 5〜20重量%、有機溶媒0.
01〜5. 0重量%を含むポリカーボネートオリゴマー
の湿潤粉末を、(1)攪拌軸に螺旋状の金属板からなる
攪拌翼が接続され、かつ回転によって粉末を鉛直上方向
へ移動させることができる攪拌機を有し、伝熱面を介し
て粉体を加熱することができる構造を有する竪型乾燥機
に投入し、(2)該螺旋状の金属板からなる攪拌翼を回
転させ、遠心力によって粉体を伝熱面に接触させなが
ら、乾燥機の鉛直上方へ移動させ、湿潤粉末を乾燥させ
ることを特徴とする乾燥ポリカーボネートオリゴマー固
形粒子の製造方法。 - 【請求項2】 水分0. 5〜20重量%、有機溶媒0.
01〜5. 0重量%を含むポリカーボネートオリゴマー
の湿潤粉末を、(1)気流乾燥機により予備乾燥をした
後、(2)攪拌軸に螺旋状の金属板からなる攪拌翼が接
続され、かつ回転させることによって粉末を鉛直上方向
へ移動させることができる攪拌機を有し、伝熱面を介し
て粉体を加熱することができる構造を有する竪型乾燥機
に投入し、(3)該螺旋状の金属板からなる攪拌翼を回
転させ、遠心力によって粉体を伝熱面に接触させなが
ら、乾燥機の鉛直上方へ移動させ、湿潤粉末を乾燥させ
ることを特徴とする乾燥ポリカーボネートオリゴマー固
形粒子の製造方法。 - 【請求項3】 竪型乾燥機の伝熱面の温度を85〜13
5℃に保持する請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 乾燥ポリカーボネートオリゴマー固形粒
子の分子量が粘度平均分子量で、9, 000以下である
請求項1項または2記載の方法。 - 【請求項5】 前記螺旋状の金属板からなる攪拌翼の円
周部分の線速度(周速)を0. 3m/sec 以上とする請
求項1項または2記載の方法。 - 【請求項6】 該粉末の乾燥機内における滞留時間を1
〜120分とする請求項1項または2記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17864494A JP3729208B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 乾燥ポリカーボネートオリゴマー固形粒子の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17864494A JP3729208B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 乾燥ポリカーボネートオリゴマー固形粒子の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839546A true JPH0839546A (ja) | 1996-02-13 |
JP3729208B2 JP3729208B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=16052073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17864494A Expired - Lifetime JP3729208B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 乾燥ポリカーボネートオリゴマー固形粒子の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3729208B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007152620A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Star Seiki Co Ltd | 樹脂ペレット乾燥装置の残留樹脂ペレット除去方法 |
JP2007261228A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Toyobo Co Ltd | ポリエステルチップの製造装置およびその運転方法 |
JP2008069130A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 乾燥3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン粉体の製造方法 |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP17864494A patent/JP3729208B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007152620A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Star Seiki Co Ltd | 樹脂ペレット乾燥装置の残留樹脂ペレット除去方法 |
JP2007261228A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Toyobo Co Ltd | ポリエステルチップの製造装置およびその運転方法 |
JP2008069130A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 乾燥3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン粉体の製造方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP3729208B2 (ja) | 2005-12-21 |
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