JPH0839485A - 用紙切断制御方法 - Google Patents

用紙切断制御方法

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JPH0839485A
JPH0839485A JP6171211A JP17121194A JPH0839485A JP H0839485 A JPH0839485 A JP H0839485A JP 6171211 A JP6171211 A JP 6171211A JP 17121194 A JP17121194 A JP 17121194A JP H0839485 A JPH0839485 A JP H0839485A
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cutting
ccd
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sheet
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JP6171211A
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Yoshihiko Sano
嘉彦 佐野
Hokyo Tsuji
保享 辻
Takeshi Terakado
武 寺門
Kazutoshi Obara
一敏 小原
Masaru Kawamoto
勝 河本
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙の斜行、幅方向の位置ずれを生じても、
位置ずれ量に応じて切断位置の補正し、定められた位置
で高精度に切断することができる用紙切断制御方法を提
供する。 【構成】 用紙の走行位置を検出するためのCCD25
と、用紙切断位置を検出するためのCCD26と、円形
スリッタ3、4のを用紙幅方向に移動するためのサーボ
モータ10とを設け、制御回路34により、用紙切断前
及び用紙切断中に用紙位置と、それに対応して正しい切
断位置に円形スリッタを移動させ、用紙切断位置にずれ
がないように切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分解】本発明は、印刷用紙の切断制御方
法に係り、特にカット紙を二分割、三分割する用紙切断
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の用紙切断制御方法について説明す
る。図7は、従来の用紙切断制御方法に用いられる用紙
切断装置の一部断面を含む略示説明図である。図7にお
いて、1、2はスリッタ取付シャフト、3は円形スリッ
タ上刃、4は円形スリッタ下刃、5、6、8はカラー、
7はボールベアリング、9はボールねじ、10はサーボ
モータ、11はカップリング、12は移動プレート、1
3は用紙、14はモータ駆動回路、15はスプリング、
16は止めカラー、17、18は噛合ギヤ、19は駆動
ギヤである。
【0003】図7に示す如く、用紙切断制御装置におい
ては、用紙13の上と下とに、用紙搬送方向、すなわち
図示では紙面の表面から裏面へ向かう方向と直交する方
向にシャフト1、2を設け、このシャフト1、2の外面
部には、それぞれスプライン溝が設けられている。
【0004】円形スリッタ上刃3と円形スリッタ下刃4
とは、それぞれカラー5、6に一体化して固定され、こ
のカラー5、6の内径部には、前記シャフト1、2のス
プライン溝とそれぞれ歯合するスプライン溝が設けられ
ている。従って、前記円形スリッタ上刃3と円形スリッ
タ下刃4とは、それぞれ前記カラー5、6を介して、前
記シャフト1、2と係合することになる。
【0005】前記シャフト1、2の端部には、それぞれ
噛合ギヤ17、18が連なって設けられ、駆動ギヤ19
と係合し図示していないモータにより回転させられる。
前記円形スリッタ上刃3と一体的になっているカラー5
には、ボールベアリング7を介して回転可能に取付られ
ている固定カラー8が設けられている。
【0006】前記駆動ギヤ19が図示しない駆動源によ
り回転させられると、ボールベアリング7の働きによ
り、固定カラー8は停止したままにて、前記シャフト
1、2が回転し、前記の円形スリッタ上刃3、円形スリ
ッタ下刃4が回転し、両刃間の用紙を切断する。
【0007】前記固定カラー8と、前記シャフト1に平
行に設けられたボールねじ9のナット9−2とは移動プ
レート12を介して結合固定されている。前記ボールね
じ9のシャフト9−1の端部は、カップリング11によ
りサーボモータ10に接続されている。前記サーボモー
タ10はモータ駆動回路14により駆動されるようにな
っている。
【0008】前記円形スリッタ下刃4は、その一端が止
めカラー16により固定され、他端がカラー6に固定さ
れているスプリング15により、シャフト2の軸方向、
図示の右から左方向に押される。さらに、前記円形スリ
ッタ上刃3の先端と前記円形スリッタ下刃4の先端とは
わずかに前記シャフト軸の直角方向にて重なっている。
このため、前記サーボモータ10によりカップリング1
1、ボールねじ9、移動プレート12、固定カラー8を
介して前記円形スリッタ上刃3をシャフト1の軸方向に
移動させることにより、円形スリッタ下刃4を移動させ
ることができるような構成となっている。
【0009】用紙切断位置の調整は、サーボモータ10
をモータ駆動回路14により、正転または逆転させるこ
とにより、所定位置にボールねじ軸9を介して上下の円
形スリッタ3、4を移動させることにより行わせること
ができる。例えば、ボールねじ軸9のリードを5mm/
回転、サーボモータ10の回転エンコーダを600パル
ス/回転とすると、1パルス毎の移動量は1/120m
m/パルスとなる。このような構成により、用紙切断位
置を高精度に調整することができる。
【0010】連続紙を切断する場合には用紙両端に用紙
送り孔があるため、用紙が斜行してしまうことはない
が、カット紙の場合には用紙の斜行及び用紙幅方向の位
置ずれ量を皆無にすることは難しい。通常、用紙斜行矯
正機構を設けない場合には、用紙斜行量は、±3〜±4
mmとなる。特別な用紙斜行矯正機構を設けても、用紙
斜行及び位置ずれ量は±0.5mm程度となる。1枚の
カット紙に二枚分の印刷データを同時に印刷する2アッ
プ印刷を施した用紙を中央で二分割する場合には、切断
後の用紙を重ねて使用することがあり、±0.5mmの
ずれがあると二枚の用紙はぴたりと一致しなくなる欠点
がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の用紙切断装置を
用いる用紙切断制御方法は、上記詳細に説明した如く、
用紙が斜行した場合、前記用紙がななめに切断され、切
断後の用紙に本来切断される位置とのずれが発生してい
た。特に、2アップ印刷後の用紙を二分割させる場合に
は、印刷済の記録部分が切断され、致命的な問題となっ
ていた。本発明は、かかる従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであって、用紙が斜行したり、用紙
幅方向の位置ずれがあっても、切断後の用紙において切
断位置のずれを生じさせることがない用紙切断制御方法
を提供することをその目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の係る用紙切断制御方法は、上刃と下刃とか
らなる一対の円形スリッタを用紙幅方向に移動させ、前
記用紙を幅方向の所定位置にて切断する用紙切断制御方
法において、第一のセンサにより所定の位置にて用紙幅
方向の用紙位置を検出し、第二のセンサにより円形スリ
ッタ位置を検出し、制御手段により、前記用紙位置と対
応する前記円形スリッタ位置の位置ずれ量に応じて、用
紙切断前及び用紙切断中に、前記円形スリッタを移動さ
せることを特徴とする。前項記載の用紙切断制御方法に
おいて、第一のセンサ及び第二のセンサに電荷結合素子
を用いることを特徴とする。
【0013】より具体的に説明すると、本発明に係る用
紙切断制御方法は、下記により達成される。 (1)用紙の斜行量、用紙幅方向の位置ずれを検出する
第一のセンサには電荷結合素子(以下、CCDという)
を使用し、所定の位置に設置する。 (2)円形スリッタの位置を検出する第二のセンサには
CCDを使用する。 (3)円形スリッタの用紙幅方向への移動にはモータを
使用する。 (4)第一のセンサCCDの出力と第二のセンサCCD
の出力とが正しい切断位置にて等しくなるように、第一
のセンサCCD及び第二のセンサCCDの位置を調整す
る。 (5)制御手段により、第一のセンサCCDと第二のセ
ンサCCD26の出力値の差より、前記円形スリッタの
モータを正転または逆転させる。 (6)制御手段により、前記出力値差より前記用紙位置
と、それに対応する正しい前記円形スリッタ位置とのず
れ量を求め、前記位置ずれ量によりモータ移動をさせ
る。
【0014】
【作用】上記各技術的手段の働きは下記のとおりであ
る。 (1)本発明の構成によれば、第一のセンサCCDの所
定位置を、例えば切断位置に対し、用紙送り方向前一定
の位置に配置し、前記第一のセンサCCDに用紙が到達
した時、第一のセンサCCDにより用紙位置を検出し、
第二のセンサCCDにより円形スリッタ位置を検出し、
制御手段により、前記用紙位置と前記円形スリッタの位
置とから、前記円形スリッタの正しい切断位置からの位
置ずれ量を演算し、円形スリッタをこの位置ずれ量に応
じて円形スリッタの位置を移動させ、用紙切断前に正し
い切断位置に合わせることができる。 (2)本発明の構成によれば、制御手段により、用紙切
断前と同様に、用紙切断中においても、用紙の位置ず
れ、用紙の斜行量に応じる前記円形スリッタの正しい切
断位置からの位置ずれ量を演算し、前記円形スリッタの
位置を移動させながら用紙の切断を行うことがてきるの
で、切断位置のずれがおこらない。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図6を参照して
説明する。図1は、本発明の一実施例に係る用紙切断制
御方法に用いられる用紙切断装置の略示説明図、図2
は、図1の実施例におけるCCD出力のタイムチャート
図、図3は、図1の実施例の用紙切断制御方法に用いら
れる用紙切断制御回路のブロック図、図4は、図1の実
施例の用紙切断制御方法のタイムチャート図、図5は、
図1の実施例における用紙切断前のスリッタ移動(以
下、初期位置移動)制御のフロチャート図、図6は、図
1の実施例における用紙切断中のスリッタ移動制御のフ
ロチャート図である。
【0016】図1において、図中、図7と同一符号は同
等部分であり、図1に示される用紙切断制御方法に用い
られる用紙切断装置は、図7に示した用紙切断装置と共
通部が多くあるので、これら同等部分、共通部の説明
は、煩瑣となるので詳細な説明を省略する。新たな符号
の主な構成部品の説明をする。25は、用紙幅方向の用
紙位置を検出するCCDセンサ、26は、円形スリッタ
位置を検出するCCDセンサ、27、28は発光ダイオ
ード(以下、LEDという)、30、31は光センサ、
32はエンコーダ、33は駆動回路、34は制御回路で
ある。
【0017】前記CCDセンサ25は、一ライン画素で
あり、用紙の斜行量、用紙幅方向の位置ずれを検出する
ものであり、その検出幅は約14.3mmであり、1検
出ピッチは14μm、全体で1024検出画素で構成さ
れている。前記CCDセンサ25、26の出力値につい
て、図2のタイムチャートを参照して説明する。いま、
カウントクロックを312.5KHzとすると、1パル
スピッチ当りは3.2μsとなり、CCDの電荷蓄積時
間を確保するために、10ms毎にサンプリングクロッ
クを送り出される。前記CCD25は、用紙13により
遮られてないLED27により照射され、上記10ms
毎のサンプリングクロックによりPOS P−P1信号
(後述)を出力する。
【0018】一例を説明すると、前記CCD25の半分
が用紙13により遮られている場合には、1024ピッ
チ/2×3.2μs=1638.4μsの間、信号が出
力される。前記CCD25から出力信号幅をカウントす
ることにより、用紙により遮られた量、すなわち用紙の
走行位置を検出することができる。
【0019】光センサ30は、用紙13がCCD25の
位置に到達したかどうかを検知するものである。用紙1
3によりCCD25が遮られていない場合は、POS
P−P1信号(後述)を出力し、その信号幅は327
6.8μsとなる。この信号幅が減少したことにより、
前記CCD25に用紙13が到達したことを検知するこ
とができる。光センサ31は、用紙切断部に用紙13が
到達したかどうかを検知するために設けられている。
【0020】CCD26は、用紙切断位置を検出するた
めに設けられており、上記CCD25と同じCCDを使
用している。前記CCD26は、ボールねじ9に固定さ
れている移動プレート12にセンスプレート29が取付
けられており、円形スリッタ3、4の移動に伴いセンス
プレート29が移動し、CCD26を遮蔽することによ
り、前記円形スリッタ3、4の位置を検出することがで
きる。まず、正しい用紙切断位置において、前記CCD
25の出力と前記CCD26の出力が等しくなるよう
に、CCD25、CCD26の配置位置を調整する。
【0021】次に用紙切断動作について説明する。説明
を簡単にするため、用紙送り速度30インチ/秒(以
下、インチ/秒をipsという)、100頁/分(以
下、頁/分をPPMという)でA3用紙を横送りし、A
4用紙2枚に切断する場合について述べる。上記に示す
如く、A3用紙は、100PPMであるので、各頁をピ
ックアップする間隔は、60×1000/100、すな
わち600msとなる。
【0022】前記600msごとにピックアップされて
送り出されたA3用紙の後端と、そのあとに続くA3用
紙の先端との間隔を時間(ms)にて表してみる。A3
横297mmが移動するに必要な時間は〔A3横297
/(30×25.4)〕×1000であり、389.7
msとなる。従って、求める時間(ms)は、600−
389.7、約210msとなる。
【0023】また、この210msの間に用紙が移動す
る長さは、30×25.4×210であり、160mm
となる。このため、各用紙毎の用紙切断位置の初期位置
移動は、210ms以内、用紙間距離160mmの間で
行われねばならない。前記CCD25は、用紙切断部よ
り手前150mmの位置に配置し、前記CCD25に用
紙13が到達すると、円形スリッタ3、4の移動をする
ために、サーボモータ10を回転させる。この初期位置
移動は、用紙13が用紙切断部に到達するまでに完了す
る。移動量が大きすぎて、位置移動が完了しない場合
は、異常信号を出力し、マシンを停止させる。
【0024】用紙13が光センサ31に到達すると、用
紙切断中の円形スリッタの位置移動制御が開始する。光
センサ31は用紙切断部のすぐ手前、約20mmの位置
に実装されている。なお、図示していないが、用紙13
は複数の搬送ローラにより送られており、用紙切断部に
おいて斜行することのないような構成としている。
【0025】次に、図1の用紙切断制御回路34の機能
について、図3、4を参照して説明する。図中、図1と
同一符号は同等部分であるので説明を省略する。新たな
符号のみ説明する。35は、マイクロコンピュータ(以
下、マイコンという)、36はシフトレジスタ、37は
アンドゲート回路(以下、アンドゲートという)であ
る。前記マイコン35は、入力される各信号入力より用
紙切断制御を行い、駆動回路14を通してサーボモータ
10を制御する。用紙送り方向の用紙位置信号、すなわ
ち光センサ30、31は、シフトレジスタ36とアンド
ゲート37とを通してマイコン35に入力される。
【0026】図4のタイムチヤートが示すように、光セ
ンサ30の位置に用紙13が到達すると、光センサ30
の出力は、サンプリングクロックにより同期がとられ、
シフトレジスタ36に入力する。また、F/R SEL
−P1信号はサーボモータ10の正転、逆転を指示す
る。正転時は出力信号が、“1”となるときである。
【0027】POS P−P1信号が前記CCD25よ
りの出力、POS C−P1は前記CCD26よりの信
号であり、POS P−P1信号がPOS C−P1信
号より大きい時、サーボモータ10は正転方向に移動さ
せることになるため、F/RSEL−P1信号は“1”
となる。POS P−P1信号がPOS C−P1信号
より小さい時はサーボモータ10は逆転させることにな
り、F/R SEL−P1信号は“0”となる。シフト
レジスタ36のA1出力とB0出力は、アンドゲート3
7に入力し、P1 TOP−P1信号を“1”とする。
【0028】用紙13が光センサ30部を走行している
間はP1 SNS−P1信号が“1”となる。用紙13
が光センサ31部を走行している間はP2 SNS−P
1信号が“1”となる。DRV−P1信号は、CCD2
5の出力XとCCD26の出力Yとの差分|X−Y|よ
り計算した前記用紙位置と対応する正しい切断位置から
のスリッタ位置の位置ずれ量Zである。CCDの1ピッ
チは14μm、3.2μsでカウントしているので、位
置ずれ量Z(μm)は下記のようにあらわされる。
【0029】
【数1】
【0030】サーボモータ10の回転を示すエンコーダ
32は600パルス/1回転、ボールねじ9のリード
は、5mm/1回転とすると、600パルスで5mm移
動することになり、モータ移動量M=120×Zパルス
となる。前記サーボモータ10の基準クロックを3.1
24KHzとすると、DRV−P1信号は、M/3.1
24ms間、“1”となる。
【0031】DRV ENB−P1信号は、駆動回路3
3にて基準クロックとエンコーダクロック入力とにより
サーボモータ10の速度及び位置フィードバック制御を
する信号である。上記DRV−P1信号が入力するとサ
ーボモータ10の加速・定速・減速・整定制御を行い、
サーボモータ10が加速後整定するまで前記DRV E
NB−P1信号を“0”とする。前記DRV ENB−
P1が“1”となるまで、次のモータ起動を禁止してい
る。
【0032】次に、初期位置移動制御について、図5に
示されるフローチャートを参照して説明する。まず、ス
テップS1において、用紙13の先端がCCD25に到
達すると、P1 TOP−P1信号が“1”となる。次
に、ステップS2において、CCD25の出力X0及びC
CD26の出力Y0のデータをマイコン35に取込まれ
る。次に、ステップS3において、前記二つのCCD出
力値の比較を行い、サーボモータ10の正転/逆転を切
替える。
【0033】前記二つのCCD出力値の比較は、X0
0>0の時、F/R SEL−P1信号を“1”とし
サーボモータ10を正転させる。X0−Y0=0の時は前
の状態のままとする。また、X0−Y0<0の時、F/R
SEL−P1信号を“0”としてサーボモータ10を
逆転させる。
【0034】次に、ステップS4において、上記CCD
の出力値の差より、前記用紙位置と対応する正しい切断
位置からのスリッタの位置ずれ量Z0を計算する。位置
ずれ量Z0(mm)は下記の式にて式(2)に示され
る。
【0035】
【数2】
【0036】ステップS5において、前記位置ずれ量Z0
をモータ移動量M0に換算する。M0=120×Z0
位はパルスである。ステップS6において、モータ駆動
信号DRV−P1をM0パルス分出力することにより、
サーボモータ10を回転させ、円形スリッタの初期位置
移動が行われる。
【0037】次に、用紙切断中の位置移動制御につい
て、図6に示されるフローチャートを用いて説明する。
CCD25に用紙13がある場合、すなわちを用紙13
が通過している間、ステップS11において、P1 SN
S−P1信号が“1”となる。次に、ステップS12にお
いて、この期間、CCD25より用紙走行位置データX
1をマイコン35に取込まれる。この取込みは、サンプ
リングクロック、すなわち10ms毎に行われ、前記マ
イコン35に下記の式(3)に示されるのデータが順に
蓄積される。
【0038】
【数3】
【0039】次に、ステップS13において、用紙13
が、光センサ31に到達し、光センサ31を通過してい
る間、P2 SNS−P1信号が“1”となる。次に、
ステップS14において、この期間、CCD26より用紙
切断位置データYiがマイコン35に取込まれる。用紙
13が光センサ31の位置にない場合、ステップS14
において、すなわち用紙13の通過が完了すると、P2
SNS−P1信号が“0”となり、CCD25より取
り込んだ用紙走行位置データXiをリセットし、次の用
紙に対する初期位置移動制御にそなえる。
【0040】次に、ステップS15において、マイコン3
5に蓄積してるCCD25のデータXiとCCD26の
データYiとを順に比較し、Xi−Yi>0においては
F/R SEL−P1信号を“1”、Xi−Yi<0に
おいてはF/R SEL−P1信号を“0”とし、サー
ボモータ10の正転/逆転を切替え、Xi−Yi=0の
ときF/R SEL−P1信号をそのままの状態に保持
する。
【0041】次に、ステップS16において、CCDの出
力値の差分|Xi−Yi|より正しい切断位置からのス
リッタの位置ずれ量Zi(mm)を計算する。この計算
は、下記の式(4)によってなさけれる。
【0042】
【数4】
【0043】次に、ステップS17において、前記位置ず
れ量Ziがモータ移動量Mi(パルス)に換算される。 Mi=120×Zi パルス 次に、ステップS18において、サーボモータ10が駆動
中か否かをDRV ENB−P1信号により確認する。
サーボモータ10が駆動中の場合、DRV ENB−P
1信号が“1”の場合には、次のステップS19にすす
み、モータ駆動信号DRV−P1をMiパルス分出力
し、用紙切断中の円形スリッタの位置移動が行われる。
DRV ENB−P1信号が“0”の場合には、次のス
テップS9をバイパスして、サーボモータ10を駆動し
ない。次のステップS20にすすむ。次に、ステップS20
においては、ステップS13に戻り、10ms毎のサンプ
リングクロック毎に同期して、上記説明した制御を用紙
切断中、繰り返して行われる。完了すればステップS13
に戻る。
【0044】本実施例においては、用紙切断位置移動用
モータをサーボモータとしたが、これに限定されるもの
でなく、ステッピングモータを使用しても差し支えな
い。ただし、1.8度/1ステップのステッピングモー
タの場合、200ステップ/1回転となり、本実施例の
サーボモータの600パルス/1回転の場合より停止位
置精度が悪くなる。ステップ角を小さくしていくと、モ
ータを高速回転することになるので、高速な用紙切断装
置の場合にはサーボモータが好適である。以上説明した
如く、用紙切断制御方法を実施することにより、±5m
m程度の用紙位置ずれがあっても、±0.2mm以下の
高精度で用紙の切断を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明の構
成によれば、用紙が斜行したり、用紙幅方向の位置ずれ
が生じても、位置ずれ量に応じて用紙切断位置を補正
し、定められた位置で高精度に用紙を切断する用紙切断
制御方法を提供する。より詳しくいえば、2アップ、3
アップ印刷を行った用紙を2分割、3分割するのに最適
である用紙切断制御方法を提供する。また、複雑な用紙
斜行矯正機構は不要となり、装置の小型化、安価化を達
成することができる用紙切断制御方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る用紙切断制御方法に用
いられる用紙切断装置の略示説明図である。
【図2】図1の実施例におけるCCD出力のタイムチャ
ート図である。
【図3】図1の実施例の用紙切断制御方法に用いられる
用紙切断制御回路のブロック図である。
【図4】図1の実施例の用紙切断制御方法のタイムチャ
ート図である。
【図5】図1の実施例におけるスリッタの初期位置移動
制御のフロチャート図である。
【図6】図1の実施例における用紙切断中のスリッタ移
動制御のフロチャート図である。
【図7】従来の用紙切断制御方法に用いられる用紙切断
装置の一部断面を含む略示説明図である。
【符号の説明】
1、2…スリッタ取付シャフト 3…円形スリッタ上刃 4…円形スリッタ下刃 5、6、8…カラー 7…ボールベアリング 9…ボールねじ 10…サーボモータ 11…カップリング 12…移動プレート 13…用紙 14…モータ駆動回路 15…スプリング 16…止めカラー 17、18…噛合ギヤ 19…駆動ギヤ 25…用紙位置の検出CCD 26…円形スリッタ位置の検出CCD 27、28…LED 30、31…光センサ 32…エンコーダ 33…駆動回路 34…制御回路 35…マイコン 36…シフトレジスタ 35…アンドゲート
フロントページの続き (72)発明者 小原 一敏 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 河本 勝 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上刃と下刃とからなる一対の円形スリッ
    タを用紙幅方向に移動させ、前記用紙を幅方向の所定位
    置にて切断する用紙切断制御方法において、 第一のセンサにより所定の位置にて用紙幅方向の用紙位
    置を検出し、第二のセンサにより円形スリッタ位置を検
    出し、制御手段により、前記用紙位置と対応する前記円
    形スリッタ位置の位置ずれ量に応じて、用紙切断前及び
    用紙切断中に、前記円形スリッタを移動させることを特
    徴とする用紙切断制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の用紙切断制御方法におい
    て、第一のセンサ及び第二のセンサに電荷結合素子を用
    いることを特徴とする用紙切断制御方法。
JP6171211A 1994-07-22 1994-07-22 用紙切断制御方法 Pending JPH0839485A (ja)

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JP6171211A JPH0839485A (ja) 1994-07-22 1994-07-22 用紙切断制御方法
US08/504,666 US5790168A (en) 1994-07-22 1995-07-20 Printing apparatus with movable slitter for printed paper sheet

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JP6171211A JPH0839485A (ja) 1994-07-22 1994-07-22 用紙切断制御方法

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JPH0839485A true JPH0839485A (ja) 1996-02-13

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