JPH0839256A - プラズマ切断装置 - Google Patents

プラズマ切断装置

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JPH0839256A
JPH0839256A JP6181196A JP18119694A JPH0839256A JP H0839256 A JPH0839256 A JP H0839256A JP 6181196 A JP6181196 A JP 6181196A JP 18119694 A JP18119694 A JP 18119694A JP H0839256 A JPH0839256 A JP H0839256A
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cutting
discharge electrode
current
cut
positive
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Application number
JP6181196A
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English (en)
Inventor
Tadashi Hoshino
野 忠 星
Fumihiko Sakuno
野 文 彦 作
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Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1本のトーチでも切断線の両側の切断面が同
時に垂直になるよう切断する。切断作業スペースの増加
の抑止,切断作業効率の上昇および生産コストの低減。 【構成】 放電電極1,この放電電極の先端に対向する
ガス噴射口を有し放電電極の先端部を包囲するチップ
5、および、放電電極およびチップを支持し前記ガス噴
射口に至るガス流路を有するトーチ本体T1を備えるプ
ラズマト−チ;および、このプラズマト−チの放電電極
と切断対象材2の間にプラズマア−ク電圧を加える電源
回路4;を備えるプラズマ切断装置において、電源回路
4は、放電電極と切断対象材の間に加える電圧極性を交
互に反転する極性切換手段(4B,4D)を備える。更
には、交互反転周波数調整手段r1,正負区間比調整手
段r2,正電流値調整手段r3および負電流値調整手段
r4を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマト−チによる
物体の切断に関し、特に、プラズマト−チの放電電極と
切断対象材の間にプラズマア−ク電圧を印加する移行型
のプラズマ切断に関する。
【0002】
【従来の技術】直流の電源を用いた移行型のプラズマ切
断において、プラズマト−チの放電電極を電源のプラズ
マア−ク電圧出力端の負極に接続した場合のプラズマア
−クを正極性のプラズマア−クといい、これに対して放
電電極を正極に接続した場合のプラズマア−クを逆極性
(又は負極性)のプラズマア−クという。この中で、一
般的に使用されているのは、正極性のプラズマアークで
あり、逆極性のプラズマアークは、放電電極が水冷式の
大きな電極を使用しなければならないことから、通常
は、使用されていない。
【0003】しかし、従来、上記正極性又は逆極性のプ
ラズマ切断においては、その電源に直流電源を用いてい
る為に、プラズマア−クが切断対象材に当る点すなわち
陽極点または陰極点が、切断対象材の切断面の上方(切
断対象材の厚み方向で、ト−チに対向する表面側)また
は下方(裏面側)に偏る性質があり、この陽極点又は、
陰極点の発生する位置で、そこの切断溝幅が広がる傾向
がある。これにより、切断溝形状が上広がり又は下広が
りのテーパーの付いた形状となり、いづれの場合でも、
切断面が傾斜したものとなるという問題があった。
【0004】例えば、図8の(a)に示すように、水平
に置いた切断対象材にプラズマト−チを垂直に対向させ
て、正極性のプラズマア−クで切断すると、切断対象材
に陽極点が、ト−チ電極(放電電極)に陰極点が形成さ
れる。切断対象材上の陽極点は、切断により生じた空間
に接する面のプラズマト−チに近い上方向に集中する性
質があり、これにより上方向の切断面は陽極点エネルギ
ーと高温の切断ガス気流のエネルギーを強く受けて切断
面が多く溶ける。一方、高温の切断ガス気流は切断面の
下方向に行くに従い、温度が失われ下狭まりのテーパー
の付いた切断溝形状となる。
【0005】また、図8の(b)に示すように、逆極性
のプラズマア−クで切断すると、切断対象材に陰極点
が、放電電極に陽極点が形成される。切断開口中に発生
する陰極点は、切断面の上方向に比べ下方向に集中する
傾向がある。これは、切断開口の下方向になるほど切断
ガス気流は空気を巻き込み酸化し易く、陰極点は酸化金
属面に発生しやすい性質があるためであり、その結果、
アーク入熱は切断面の上部よりも下部にゆくほど高くな
る。また逆極性アーク時は、切断アークが切断開口中を
通過して切断面下方部迄延び、高温の切断ガス気流のエ
ネルギーも下方部迄維持されるため切断面下部程多く溶
け、切断開口は下方に向うに従って広くなる。
【0006】そこで特開昭60-76276号公報に開示のプラ
ズマ切断装置は、正極性のプラズマトーチを旋回機構で
支持して、切断対象材に対して角度を持たせることによ
り切断面の一方を垂直にする。また、特開昭61-269977
号公報に開示のプラズマ切断装置は、切断対象材の切断
線に沿って2本の正極性プラズマトーチを角度を持たせ
て近接に配置し、トーチの角度を調節してトーチの先端
とそれぞれ対向する切断面がほぼ垂直になるように切断
を行なう。この他の切断面を垂直にする方法として、図
9に示すように、ト−チ内で切断ガスを旋回させる方法
がある。この方法によれば、切断ガスの旋回方向に従い
切断面の片方をほぼ垂直にすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示す切
断ガスを旋回させるプラズマ切断方法及び前記特開昭60
-76276号公報に開示されたプラズマ切断方法において
は、切断面の一方はほぼ垂直に切断することが可能では
あっても、もう一方の切断面には傾斜角が大きく残り、
これを垂直にするための加工が必要である。さらに前記
特開昭60-76276公報のプラズマ切断方法は、旋回機構を
用いるのでト−チ周りの機械構造及び制御が複雑である
ために製品が必然的に高価となるのに加えて、ト−チ周
りに広い空間を要するので、用途が限定される。また、
特開昭61-269977号公報に開示のプラズマ切断方法にお
いては、2本のトーチを使用するので、曲線,折れ線形
状の切断がむつかしいばかりでなく、電源も2台必要と
なり、トーチを1本で使用する場合に比べて作業スペー
スを多く必要とする上、切断作業時において2倍の電源
電力が必要になり生産コストが高くなる。
【0008】本発明は、1本のトーチでも両切断面が垂
直になるよう切断することを第1の目的とし、切断作業
スペースの増加の抑止,切断作業効率の上昇および生産
コストの低減を第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、放電電極
(1),この放電電極の先端に対向するガス噴射口を有し
放電電極の先端部を包囲するチップ(5)、および、放電
電極およびチップを支持し前記ガス噴射口に至るガス流
路を有するトーチ本体(T1)を備えるプラズマト−チ;お
よび、このプラズマト−チの放電電極(1)と切断対象材
(2)の間にプラズマア−ク電圧を加える電源回路(4);を
備えるプラズマ切断装置において、前記電源回路(4)
は、放電電極(1)と切断対象材(2)の間に加える電圧極性
を交互に反転する極性切換手段(4B,4D)を備えることを
特徴とする。なお、カッコ内には、理解を容易にするた
めに、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、
参照までに付記した。
【0010】本発明の後述する実施例では、極性切換手
段(4B,4D)は、インバ−タ回路(4B)および該回路内の
正,負極電圧出力用のスイッチング素子(Q5,Q6/Q7,Q8)
を交互に導通付勢するインバ−タ制御器(4D)でなり、イ
ンバ−タ制御器(4D)は、交互導通付勢周期(Ta)を定める
周期調整手段(D6,r1)を含み、インバ−タ制御器(4D)
は、正,負極電圧出力用のスイッチング素子(Q5,Q6/Q7,
Q8)の、交互導通周期(Ta)における導通時間比(Tp/(Ta-T
p))を定める比率調整手段(D5,r2)を含み、電源回路(4)
は、インバ−タ制御器(4D)の交互導通付勢に同期してイ
ンバ−タ出力電流値を切換える電流制御手段(4A,4C,AD
C)を備え、電流制御手段(ADC,4A,4C)は、インバ−タ回
路(4B)に直流を与えるAC/DCコンバ−タ(ADC)、お
よび、インバ−タ制御器(4D)の交互導通付勢に同期して
該AC/DCコンバ−タ(ADC)に与える交流電流値を切
換える交流電流制御器(4A,4C,r3,r4)を備え、交流電流
制御器(4A,4C,r3,r4)は、正電圧出力期間の電流値を定
める正電流調整手段(4A,4C,r3)および負電圧出力期間の
電流値を定める負電流調整手段(4A,4C,r4)を含む。
【0011】
【作用】本願発明によれば、電源回路(4)の極性切換手
段(4B,4D)が、放電電極(1)と切断対象材(2)の間に加え
る電圧極性を交互に反転する。これにより、プラズマア
−クが、正極性と逆極性に交互に切換わり、図8の
(a)に示す態様と(b)に示す態様が時系列で交互に
現われる。正極性プラズマア−クによる切断面下方の幅
狭開口を逆極性プラズマア−クが広げることになるの
で、切断面の傾斜がなくなる。
【0012】本発明の実施例では、極性切換手段(4B,4
D)は、インバ−タ回路(4B)および該回路内の正,負極電
圧出力用のスイッチング素子(Q5,Q6/Q7,Q8)を交互に導
通付勢するインバ−タ制御器(4D)でなり、インバ−タ制
御器(4D)は、交互導通付勢周期(Ta)を定める周期調整手
段(D6,r1)を含むので、該周期調整手段(D6,r1)にて、交
互導通付勢周期(Ta)すなわち交互切換周波数(Taの逆数)
を調整しうる。切断予定線に沿うプラズマト−チの移動
速度が高い場合周波数が低いと、正極性プラズマア−ク
による切断面の上広がり傾斜(図8のa)と逆極性プラ
ズマア−クによる下広がり傾斜(図8のb)の交互作用
により切断面壁上にできるドラグライン(正極,逆極切
替え時に溶けた金属流が変化したことにより発生する、
切断面上でのわずかな凸凹模様)のピッチが広くなると
ともに、また凸凹の高低差も大となり、切断面のでこぼ
こが大きくなる。プラズマト−チの移動速度に対応して
それを高く設定するときには、周期調整手段(D6,r1)に
て該周波数を高く(Taを短く)設定することにより、滑ら
かな切断面が得られる。また、周波数を高くすることで
切断面に付くドラグラインが細くなり、奇麗な切断面と
なる。
【0013】本発明の実施例では、インバ−タ制御器(4
D)は、インバ−タ回路(4B)の正,負極電圧出力用のスイ
ッチング素子(Q5,Q6/Q7,Q8)の、交互導通周期(Ta)にお
ける導通時間比(Tp/(Ta-Tp))を定める比率調整手段(D5,
r2)を含む。切断面の傾斜は、正極性プラズマア−クに
よる切断面の上広がり傾斜と逆極性プラズマア−クとの
差し引き分となるので、比率調整手段(D5,r2)で導通時
間比(Tp/(Ta-Tp))を調整することにより、正極性,逆極
性プラズマア−クによる切断面の上広がり,下広がり傾
斜の相対寄与比を調整することにより、垂直な切断面を
得ることができる。
【0014】本発明の実施例では、電源回路(4)は、イ
ンバ−タ制御器(4D)の交互導通付勢に同期してインバ−
タ出力電流値を切換える電流制御手段(4A,4C,ADC)を備
え、電流制御手段(ADC,4A,4C)は、インバ−タ回路(4B)
に直流を与えるAC/DCコンバ−タ(ADC)、および、
インバ−タ制御器(4D)の交互導通付勢に同期して該AC
/DCコンバ−タ(ADC)に与える交流電流値を切換える
交流電流制御器(4A,4C,r3,r4)を備え、交流電流制御器
(4A,4C,r3,r4)は、正電圧出力期間の電流値を定める正
電流調整手段(4A,4C,r3)および負電圧出力期間の電流値
を定める負電流調整手段(4A,4C,r4)を含む。これらで切
断対象材(2)の厚みおよび切断速度に対応した電流値を
設定するが、正極性,逆極性プラズマア−クによる切断
面の上広がり,下広がり傾斜の角度は、正極性通電電流
値,逆極性通電電流値にも依存するので、正電流調整手
段(4A,4C,r3)および負電流調整手段(4A,4C,r4)で各極性
の電流値、特にそれらの比、を調整することにより、よ
り正確かつ滑らかな垂直切断面を得ることができる。
【0015】本発明では、プラズマト−チの放電電極
(1)と切断対象材(2)の間に、交流電圧を印加し、上述の
実施例では矩形波交流電圧を印加する。溶接分野におい
ては、アルミニウムの溶接用として用いられおり、母材
表面の酸化膜を除去するのに逆極性電流を使用し、正極
性電流で加熱溶融するのに矩形波交流電圧をプラズマア
−ク溶接ト−チの電極と母材の間に印加することが知ら
れている(例えば特公平23−31553号公報,特公
平4−13071号公報)。
【0016】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の全体構成を示
す。トーチT1は下端(先端)が円錐形の大略で円筒体
であり、アーム6によりその先端が下になるよう支持さ
れている。アーム6は図示しない支持手段により、図1
紙面に対して垂直方向(以後、前後方向z−zと表記)
に水平移動が可能に支持されており、アーム6の移動に
伴ない、トーチT1はその先端を下に向けたまま前後方
向z−zに水平に移動する。ただし、トーチT1はアー
ム6から取り外し可能であり、アーム6より取り外した
トーチT1を、作業を行なう者が直接手で支持してもよ
い。
【0017】トーチT1内部の中心位置には放電電極1
があり、放電電極1の下端部(先端部)を取り囲むよう
に円錐形のチップ5がトーチT1の下端(先端)に装着
されている。放電電極1と円錐形のチップ5との間の空
間には、トーチT1の外周側面より挿入される切断ガス
供給管7により切断ガスが供給され、このガスがチップ
5の中心位置のガス噴出口より噴出する。放電電極1の
上端(基部)には電気リード30が接続されており、こ
の電気リ−ド30に、パイロット電源3の出力端の1つ
とメインプラズマア−ク電源である矩形波交流電源4の
出力端の1つが接続されている。パイロット電源3のも
う1つの出力端は電気リード31により可変抵抗VRを
介してチップ5に接続されている。矩形波交流電源4の
もう1つの出力端は切断対象材2に接続される。
【0018】切断を開始するときには、電源3,4の電
源スイッチ(図示略)が投入される。これにより、電源
3および4がそれらの出力端に、それぞれメイン電源電
圧および高周波高電圧のプラズマ起動電圧を発生する。
まず、可変抵抗VRを介して放電電極1とチップ5間に
プラズマ起動電圧が加わることにより、電極1/チップ
5間の絶縁が破壊されて放電電極1/チップ5間に放電
が起り、放電電極1,パイロット電源3,可変抵抗VR
及びチップ5のそれぞれが直列接続された1つの閉回路
を形成してパイロットアーク電流が流れる。すなわちパ
イロットアークが起動する。この放電電極1/チップ5
間の放電によるプラズマを介して放電電極1/切断対象
材2間の絶縁が破壊されて放電電極1/切断対象材2間
に放電が起り、放電電極1,切断対象材2及び矩形波交
流電源4のそれぞれが直列接続された1つの閉回路を形
成してメインプラズマアーク電流が流れる。すなわちメ
インプラズマアークが起動する。メインプラズマアーク
電流の通流は矩形波交流電源4内で検知され、検知信号
rがパイロット電源3に与えられ、パイロット電源3は
この検知信号rに応答してその内部の電源スイッチを開
く。
【0019】放電電極1と切断対象材2間に矩形波交流
電源4が与えるメインプラズマアーク電流は、切断作業
を終えるために電源4内部の電源スイッチが開かれると
停止する。
【0020】図2に、図1に示すトーチT1及び切断対
象材2の縦断面を示す。放電電極1は電極支持部材8お
よびセンタリングスト-ン9によりチップ5の中心に支
持されている。切断ガス供給管7は、トーチT1の外周
側面の水平方向(以下、左右方向x−x)よりトーチT
1内部に挿入され、切断ガスは、センタリングストーン
9の数個の小径穴を通って整流され、チップ5のガス噴
出口を通って放出される。
【0021】トーチT1がz方向に動く時、トーチT1
のメインプラズマア−クが切断した切断対象材2の開口
(切断開口)2Sより左右方向x−xの左方向(以下、
左方向x)に位置する切断終了部分の切断対象材を左切
断部2a、切断開口2Sより左右方向x−xの右方向
(以下、右方向x)に位置する切断終了部分の切断対象
材を右切断部2bと表現する。切断開口2Sの、左切断
部2a側の切断面及び右切断部2b側の切断面のそれぞ
れが、垂直面となす角度を、図2に示すように、ベベル
角θa,θbとして示し、それらの極性を図2に示すよ
うに+,−で表わす。左切断部2a側の切断面及び右切
断部2b側の切断面に傾斜がなく、x軸に対して垂直で
ある場合(すなわち垂直切断面である場合)のベベル角
は、θa=0,θb=0である。
【0022】正極性切断中は、切断開口2S内に発生す
るメインプラズマア−クの陽極点は、放電電極1に近い
方向より発生しやすい性質があるため、例えば、図8の
(a)と同様に、メインプラズマア−クは切断開口2S
の、下方向に比べ上方向に集中して発生する。メインプ
ラズマア−クは陽極点の発生に伴い、切断開口2Sの下
方向に比べ上方向に集中する傾向がある(図8の(a)に
示す矢印: 太線矢印> 中線矢印 > 細線矢印)だけで
なく、高温の切断ガス気流のエネルギーを下方向に比べ
強く受ける。その結果、切断面の上方の金属の溶ける率
が下方の金属の溶ける率に比べて多くなり、切断開口2
Sは、上方に向うに従って広くなる。逆極性切断中は、
切断開口2S内に発生するメインプラズマア−クの陰極
点は、酸化金属面に発生しやすい性質を持ち、一方、切
断面においては切断開口2Sの下方向になるほど切断ガ
ス気流に空気を巻き込むため酸化し易く、陰極点は上方
向より下方向に発生しやすくなる。その結果、例えば、
図8の(b)と同様に、メインプラズマア−クは陰極点
の発生に伴い、上方向に比べ下方向に集中する傾向があ
る(図8の(b)に示す矢印: 太線矢印 > 中線矢印 >
細線矢印)。これによりアーク入熱は上部よりも下部
にゆくほど高くなり、上方向の切断面に比べ下方向の切
断面が多く溶けるので切断開口2Sは下方に向うに従っ
て広くなる。
【0023】また、正極性切断の場合の切断開口2Sの
切断面の傾斜角(図8の(a))は、逆極性切断の場合
の切断開口2Sの切断面の傾斜角(図8の(b))に比
べて大きい。矩形波交流電源4の、正極性および逆極性
交互通電の時間比および電流比を調整することにより、
これらの傾斜角を相殺することができる。すなわち両切
断面を共に垂直にすることができる。
【0024】図3に、矩形波交流電源4の内部回路を示
す。矩形波交流電源4は、放電電極1と切断対象材2と
の間に矩形波交流であるメインプラズマア−ク電流を出
力するが、以後の説明において、このメインプラズマア
−ク電流の1周期をTaとして、1周期Ta中におい
て、出力レベルが基準電位(機器ア−スレベル)より高
いレベルすなわちプラスレベルの時のレベル値を正極電
流値ipとし、プラスレベルである時間をTpとする。
また、出力レベルが基準電位より低いレベルすなわちマ
イナスレベルの時のレベル値を逆極電流値inとし、マ
イナスレベルである時間TnをTa−Tpで示す。な
お、正確には、プラス通電区間Tpとマイナス通電区間
Tnの間に、わずかな休止期間を置いており、細かくは
Tn=Ta−Tpではないが、以下の説明では、この休
止期間を無視して、Tn=Ta−Tpとして説明する。
【0025】図3を参照すると、矩形波交流電源4は、
直流電源Evの直流出力を交流に変換するインバータ回
路4A,この回路4Aの交流出力を降圧し直流に変換す
るAC/DCコンバ−タADC、および、このコンバ−
タADCの直流出力を矩形波交流に変換して放電電極1
/切断対象材2間に通電するインバ−タ4Bを備え、し
かも、インバ−タ4AのスイッチングトランジスタQ
1,Q2/Q3,Q4のオン/オフを制御するインバ−
タ制御器4C、ならびに、インバ−タ4Bのスイッチン
グトランジスタQ5,Q6/Q7,Q8のオン/オフを
制御するインバ−タ制御器4Dを備える。インバ−タ4
Bの出力電流は電流検出器SHが検出し、出力電流レベ
ルを示す電流信号Ioをインバ−タ制御器4Cに与え
る。
【0026】図4に、インバータ制御器4Dの内部回路
を示し、図5には、インバータ制御器4Cの内部回路を
示し、図6に、インバ−タ制御器4D,4Cが発生する
電気信号の時系列の変化を示す。
【0027】ここで、図4〜図6を参照されたい。イン
バ−タ制御器4D(図4)には可変周波数パルス発振器
D6があり、これがパルスaを発生する。このパルスa
の周波数は可変抵抗r1で定まる。すなわち、可変抵抗
r1により、周波数を調整することができる。パルスa
はモノマルチバイブレ−タD5に与えられ、これがパル
スaの1パルスに応答して1パルスbを発生するが、こ
のパルスbの時間幅(高レベルH区間)は可変抵抗r2
で定まる。すなわち、可変抵抗r2により、出力パルス
bの幅を調整することができる。パルスb(So)はト
ランジスタドライバD1およびD2に、トランジスタQ
5,Q6のオン/オフ指示信号として与えられ、パルス
b(So)のH区間Tpの間ドライバD1,D2がトラ
ンジスタQ5,Q6をオンとし、低レベルL区間(Ta
−Tp)の間ドライバD1,D2がトランジスタQ5,
Q6をオフにする。すなわち、パルスbのH区間(この
幅は可変抵抗r2で調整可)でトランジスタQ5,Q6
がオン(導通)して、放電電極1/切断対象材2間に正
極性電流を通電する。トランジスタQ5,Q6がオフの
区間(Ta−Tp)では、パルスbの反転信号S1がド
ライバD3,D4にトランジスタQ7,Q8のオン/オ
フ指示信号として与えられ、これにより、トランジスタ
Q5,Q6がオフの区間(Ta−Tp)でトランジスタ
Q7,Q8がオン(導通)して、放電電極1/切断対象
材2間に逆極性電流を通電する。
【0028】以上により、トランジスタ(Q5,Q6)
と(Q7,Q8)が交互にオンとされて一方がオンのと
き他方はオフとされ、(Q5,Q6)がオンの間は、放
電電極1/切断対象材2間は正極性通電となり、(Q
7,Q8)がオンの間は逆極性通電となる。通電極性切
換周波数は可変抵抗r1で定まり、正極性通電/逆極性
通電の時間比(Tp/(Ta−Tp))は、正極性比率
(Tp/Ta)と一対一の対応関係があり、これは、可
変抵抗r2で定まる。したがって、可変抵抗r1および
r2で、通電極性切換周波数および正極性通電/逆極性
通電の時間比を調整しうる。
【0029】モノマルチバイブレ−タD5の出力パルス
b(So)は同期信号としてインバ−タ制御器4C(図
5)に与えられる。インバ−タ制御器4Cにおいて、パ
ルスb(So)のH区間(Tp)ではアナログスイッチ
C11が可変抵抗r3の設定電圧を目標電流信号iとし
て差動増幅器C10の正相入力端(+)に与え、パルス
b(So)のL区間(Ta−Tp)ではアナログスイッ
チC11が可変抵抗r4の設定電圧を目標電流信号iと
して差動増幅器C10の正相入力端(+)に与える。す
なわち、正極性通電/逆極性通電の切換えに同期して、
正極性通電区間(Tp)では目標電流信号i=可変抵抗
r3の設定電圧、となり、逆極性通電区間(Ta−T
p)では目標電流信号i=可変抵抗r4の設定電圧、と
なる。
【0030】電流検出器SHの電流信号Ioは整流回路
C9で全波整流され、増幅器でレベル調整されて差動増
幅器C10の逆相入力端(−)に与えられ、差動増幅器
C10が、「目標電流信号iのレベル(正)−検出電流
値Ioの絶対値(正)」を表わす電圧信号jを発生し、
比較器C8に与える。
【0031】一方、高周波パルス発振器C6が、パルス
発振器D6の出力パルスaの周波数よりも格段に高い周
波数のパルスcを発生し、これを鋸歯波発生器C7およ
びDフリップフロップC5に与える。鋸歯波発生器C7
は、パルスcが1パルス到来すると出力(鋸歯波)kを
基底レベルにリセットしそして出力(鋸歯波)kを基底
レベルから直線的に高くする。この出力(鋸歯波)kが
比較器C8に与えられ、比較器C8は、電圧信号jが鋸
歯波kより高い間H、電圧信号jが鋸歯波k以下の間は
LのPWM信号mを発生して、アンドゲ−トC12およ
びC13に与える。DフリップフロップC5は、パルス
cが1パルス到来する毎にその出力信号d,eのレベル
を反転する。信号eは信号dの反転信号である。信号d
(のHレベル)はアンドゲ−トC12にゲ−トオン信号
として与えられ、信号e(のHレベル)はアンドゲ−ト
C13にゲ−トオン信号として与えられる。これによ
り、PWM信号m(のHレベル)は、アンドゲ−トC1
2とC13から交互に出力され、それぞれトランジスタ
ドライバ(C1,C2)および(C3,C4)にオン指
示信号(S2,S3)として与えられる。これによりト
ランジスタ(Q1,Q2)および(Q3,Q4)は、交
互にオンして、オン区間はPWM信号mのHレベル区間
である。このオン区間の長さTmは、正極性通電区間
(Tp)の間は可変抵抗r3の電圧hおよび検出電流値
Io(正極性通電電流値)で定まり、逆極性通電区間
(Ta−Tp)の間は可変抵抗r4の電圧gおよび検出
電流値Io(逆極性通電電流値)で定まる。PWM信号
mのHレベル幅をTmとすれば、AC/DCコンバ−タ
ADCの降圧トランスTRの出力交流電圧の実効値V
は、 V=0.9Ev・cos〔(360/4Tc)・Tm〕 で表され、PWM信号mのHレベル幅Tmが大きくなる
程にAC/DCコンバ−タADCの直流出力電流値が大
きい。したがって、可変抵抗r3で、正極性通電電流値
を調整しうる。また、可変抵抗r4で、逆極性通電電流
値を調整しうる。図7に、本実施例によるプラズマ切断
で現われるベベル角θa,θbを示す。横軸は正極性比
率(Tp/Ta)×100%であり、100から正極性
比率を減算した値が逆極性比率〔(Ta−Tp)/T
a〕×100%である。縦軸はベベル角θa(グラフ中
△印),θb(グラフ中 ○印)を示している。ベベル
角θa,θbが、+1.5度から−1.5度の間を適正
範囲とし、これは切断対象材2の左切断部2aまたは右
切断部2bの切断面の傾斜角度が製品として使用可能な
範囲内とされる許容範囲である。なお、本データは、以
下の条件により測定したものである: 1.切断対象材2 ・・・ 軟 鋼 (板厚 12mm) 2.正極性電流値ip ・・・150 A 3.逆極性電流値in ・・・150 A 4.交流周波数 ・・・300 Hz(Ta=1000/300 msec) 5.切断速度 ・・・45 cm/min 6.切断ガス(Ar) ・・・20 l/min 7.切断ガス(H2 ) ・・・10 l/min。
【0032】なお、正極性電流値ipは可変抵抗r3
で、逆極性電流値inは可変抵抗r4で、交流周波数は
可変抵抗r1で、正極性比率は可変抵抗r2で設定す
る。それぞれ調整自在である。本実施例においては切断
後のベベル角θa,θbが上述の適正範囲内の角度にな
ることを目標としており、切断速度に対応してそれが高
いと高い値に交流周波数を設定し、正極性比率(%)を
可変抵抗r2で0〜100%変えた時の各比率でのベベ
ル角θa及びθbを計測した。その結果、ベベル角の目
標値である±1.5°以内に入る正極性比率(%)の範囲
は、35〜50%の比率であった。軟鋼の板厚12mmの
切断においては、正極性比率を、35〜50%の範囲に
設定することで左右両方のベベル角がほぼ垂直の切断面
を得ることができる。可変抵抗r2で正極性通電幅Tp
を設定することにより、左切断部2aのベベル角θaお
よび右切断部2bのベベル角θbの双方をこの適正範囲
内の角度にすることができ、左切断部2aおよび右切断
部2bの双方の切断面が同時に所要の垂直面となる。ま
た、各板厚によっても、適正な正極性比率、及び、正極
性電流ip/逆極性電流inを設定することで左右両方
のベベル角を±1.5°以内とすることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、放電電極(1)と加工対
象材(2)との間には正極性と逆極性の出力が交互に印加
され、切断開口は上方に向うに従って広くなる正極性切
断と切断開口は下方に向うに従って広くなる逆極性切断
とが交互に行なわれ、上広がり傾斜と下広がり傾斜とが
相殺し合って、切断開口の両側に同時に垂直な切断面を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図である。
【図2】 図1に示すトーチT1及び加工対象材2の縦
断面図である。
【図3】 図1に示す矩形波交流電源4の構成概要を示
す電気回路図である。
【図4】 図3に示すインバ−タ制御器4Dの構成を示
すブロック図である。
【図5】 図3に示すインバ−タ制御器4Cの構成を示
すブロック図である。
【図6】 図4および図5に示すインバ−タ制御器4
D,4Cの回路要素が発生する電気信号を示すタイムチ
ャ−トである。
【図7】 本発明の実施例においての、ベベル角θa,
θbの、正極性比率依存特性を表すグラフである。
【図8】 (a)は従来の、トーチT1の放電電極1と切
断対象材2間に正極性のメインプラズマア−ク電流を流
した場合のメインアークの挙動を示す断面図であり、
(b)は従来の、トーチT1の放電電極1と切断対象材2
間に逆極性のメインプラズマア−ク電流を流した場合の
メインアークの挙動を示す断面図である。
【図9】 従来の1つのプラズマ切断装置の、ト−チ先
端部の縦断面図である。
【符号の説明】
1:放電電極 2:切断対
象材 2a:左切断部 2b:右切断
部 2S:切断開口 3:パイロ
ット電源 4:矩形波交流波電源 4A,4B:インバ
ータ回路 4C:電流制御インバータ制御器 4D:交流発
生インバータ制御器 5:チップ 6:アーム 7:切断ガス供給管 8:電極支
持部材 9:センタリングストーン 30,31,32:電気リード T1:トーチ TR:降圧トランス VR,r1〜
r4:可変抵抗

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電電極,この放電電極の先端に対向する
    ガス噴射口を有し放電電極の先端部を包囲するチップ、
    および、放電電極およびチップを支持し前記ガス噴射口
    に至るガス流路を有するトーチ本体を備えるプラズマト
    −チ;および、このプラズマト−チの放電電極と切断対
    象材の間にプラズマア−ク電圧を加える電源回路;を備
    えるプラズマ切断装置において、 前記電源回路は、放電電極と切断対象材の間に加える電
    圧極性を交互に反転する極性切換手段を備えることを特
    徴とするプラズマ切断装置。
  2. 【請求項2】極性切換手段は、インバ−タ回路および該
    回路内の正,負極電圧出力用のスイッチング素子を交互
    に導通付勢するインバ−タ制御器でなる請求項1記載の
    プラズマ切断装置。
  3. 【請求項3】インバ−タ制御器は、交互導通付勢周期を
    定める周期調整手段を含む、請求項2記載のプラズマ切
    断装置。
  4. 【請求項4】インバ−タ制御器は、正,負極電圧出力用
    のスイッチング素子の、交互導通周期における導通時間
    比を定める比率調整手段を含む、請求項2又は請求項3
    記載のプラズマ切断装置。
  5. 【請求項5】電源回路は、インバ−タ制御器の交互導通
    付勢に同期してインバ−タ出力電流値を切換える電流制
    御手段を備える請求項2記載のプラズマ切断装置。
  6. 【請求項6】電流制御手段は、インバ−タ回路に直流を
    与えるAC/DCコンバ−タ、および、インバ−タ制御
    器の交互導通付勢に同期して該AC/DCコンバ−タに
    与える交流電流値を切換える交流電流制御器を備える請
    求項4記載のプラズマ切断装置。
  7. 【請求項7】交流電流制御器は、正電圧出力期間の電流
    値を定める正電流調整手段および負電圧出力期間の電流
    値を定める負電流調整手段を含む、請求項6記載のプラ
    ズマ切断装置。
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