JP2008103141A - プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 - Google Patents

プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008103141A
JP2008103141A JP2006283511A JP2006283511A JP2008103141A JP 2008103141 A JP2008103141 A JP 2008103141A JP 2006283511 A JP2006283511 A JP 2006283511A JP 2006283511 A JP2006283511 A JP 2006283511A JP 2008103141 A JP2008103141 A JP 2008103141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
anode
cathode
pulse
duty ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006283511A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideya Nishiyama
秀哉 西山
Kazunari Katagiri
一成 片桐
Hidemasa Takana
秀匡 高奈
Yukiyoshi Nakano
是克 仲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Original Assignee
Tohoku University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC filed Critical Tohoku University NUC
Priority to JP2006283511A priority Critical patent/JP2008103141A/ja
Publication of JP2008103141A publication Critical patent/JP2008103141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】小型化が可能で、消費電力を小さくして稼働時のコストを低減することができるプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法を提供する。
【解決手段】プラズマトーチ11が、互いに間隔を開けて設けられた陽極23と陰極25とを有している。ガス供給部が、陽極23と陰極25との間に、動作ガスとして空気を供給可能に設けられている。パルス電源が、陽極23および陰極25に接続され、陽極23と陰極25との間にパルス電圧を印加可能に設けられている。パルス電源は、陽極23と陰極25との間にパルス電圧を印加してパルスアーク放電を発生させ、動作ガスの空気をプラズマ化するようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法に関する。
プラズマ流は、高エネルギー密度、化学的高活性などの特徴を持つ多機能性流体である。このようなプラズマの利用形態として、プラズマ中の酸素ラジカルや窒素ラジカルを、滅菌や殺菌などの医療プロセス、酸化膜や窒化膜の形成などの材料プロセスなどへ応用するための研究が進められている。また、航空宇宙分野では、プラズマ推進やプラズマによる燃焼促進など様々な応用研究が進められている(非特許文献1参照)。
医療プロセスや材料プロセスへの利用に際しては、簡易な構造を有し、小型で使いやすく、省エネルギー型のプラズマ発生装置の開発が期待されている。また、プラズマを用いた燃焼促進技術では、バーナーの1%以下の放電エネルギーを入力することで、その燃焼速度が2倍に増加することが実験により報告されている(非特許文献2参照)。さらに、プラズマによる燃焼促進においては、主にOやOHなどのラジカルが重要な役割を果たすことが報告されている(非特許文献3参照)。特に低燃費の希薄燃焼では、従来の点火プラグに代わりプラズマジェットを用いる方法も研究されている(非特許文献4または5参照)。
従来のアーク放電を利用してプラズマを発生させるプラズマ発生装置は、電極に常時一定の電圧を印可してアーク放電を発生させている(例えば、特許文献1、2または3参照)。これらの従来のプラズマ発生装置は、主にプラズマアーク溶接法により金属の溶接に利用されている。
B. N. Ganguly : "Plasma Assisted Improvement of High Speed High Altitude Aerospace Vehicle Design", Proc. of the XV International Conference on Gas Discharges and their Applications, (2004), pp.1017-1023 S. A. Bozhenkov, S. M. Starikovskaia and A. Yu. Starikovskii : "Chemical Reactions and Ignition Control by Nanosecond High-Voltage Discharge", AIAA paper 2001-2949, (2001) I. M. Vince, C. Vovelle and F. J. Weinberg : "The Effect of Plasma Jet Ignition on Flame Propagation and Sooting at the Rich Limit of Flammability", Combustion and Flame, Vol.56, (1984), pp.105-112 I. M. Vince, F. J. Weinberg : "Hydrogen Atom Distribution in Pulsed Plasma Jet Igniters", Combustion and Flame, Vol.67, (1987), pp.259-264 村瀬, 小野, 花田, 仲原, 遠藤 : "プラズマジェット点火とパルスジェット点火による希薄混合気の燃焼促進", 機論B, Vol.58, No.546 (1992), pp.561-567 特開2001−71147号公報 特開平5−226096号公報 特開平10−314952号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に記載のような従来のプラズマ発生装置は、10000K程度の高温でプラズマを発生させるため、複雑な冷却構造が必要となり、装置が大型になるという課題があった。また、電極に常時一定の電圧を印加するため、消費電力が3〜10kWと大きく、稼働時のコストが嵩むという課題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、小型化が可能で、消費電力を小さくして稼働時のコストを低減することができるプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るプラズマ発生装置は、プラズマトーチとガス供給部とパルス電源とを有し、前記プラズマトーチは互いに間隔を開けて設けられた陽極と陰極とを有し、前記ガス供給部は前記陽極と前記陰極との間に動作ガスを供給可能に設けられ、前記パルス電源は前記陽極および前記陰極に接続され、前記陽極と前記陰極との間にパルスアーク放電を発生させて前記動作ガスをプラズマ化するよう、前記陽極と前記陰極との間にパルス電圧を印加可能に設けられていることを、特徴とする。
本発明に係るプラズマ発生方法は、互いに間隔を開けて設けられたプラズマトーチの陽極と陰極との間に動作ガスを供給し、前記陽極と前記陰極との間にパルス電圧を印加してパルスアーク放電を発生させ、前記動作ガスをプラズマ化することを、特徴とする。
本発明に係るプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法は、パルス電圧を印加することによりプラズマを発生させるため、常時一定の電圧を印加する場合に比べて、消費電力を小さくすることができ、比較的低温でプラズマを発生させることができる。消費電力を小さくすることができるため、稼働時のコストを低減することができる。また、比較的低温でプラズマを発生可能であるため、例えば動作ガスや外気などで冷却することができ、複雑な冷却構造が不要である。このため、小型化が可能であり、材料の耐熱性に対する対策も容易である。
なお、パルス電圧の印加とは、所定の周波数で電圧をパルス状に印加することである。また、パルスアーク放電とは、従来の連続放電とは異なり、パルス電圧を印加することにより、アーク放電が一定の周期で発生するものである。パルス電圧の高電圧時の電圧を高くすることにより、電子衝突が活発化し、動作ガスのプラズマ化により発生するラジカルの量を増やすことができる。また、パルス電圧のパルス幅を拡げることにより、ラジカルの量を増加させることができる。パルス電圧のパルス幅や周波数を変えることにより、消費電力を変化させることができる。発生したラジカルを、発生した熱で適度に加熱するため、ラジカルの寿命を延ばすことができる。こうして、活性化したラジカルを容易に発生させることができる。
本発明に係るプラズマ発生装置で、前記ガス供給部は前記動作ガスとして空気を供給可能であることが好ましい。本発明に係るプラズマ発生方法で、前記動作ガスは空気であることが好ましい。この場合、空気をプラズマ化して、活性化した酸素ラジカルや窒素ラジカルを発生させることができる。発生した酸素ラジカルや窒素ラジカルは、燃焼促進や滅菌、酸化膜や窒化膜の形成などに使用することができる。
本発明に係るプラズマ発生装置は、圧力容器を有し、前記圧力容器は内部の圧力を0.9乃至1.3kPaに保持可能に設けられ、前記プラズマトーチは前記圧力容器の内部で前記動作ガスをプラズマ化するよう前記圧力容器に取り付けられ、前記パルス電源は前記パルスアーク放電のデューティー比が0.3乃至0.6になるよう前記パルス電圧を印加可能であってもよい。本発明に係るプラズマ発生方法は、前記パルスアーク放電のデューティー比が0.3乃至0.6になるよう前記パルス電圧を印可し、0.9乃至1.3kPaの雰囲気圧力で前記動作ガスをプラズマ化してもよい。この場合、ラジカルを、特に多く発生させることができる。なお、動作ガスをプラズマ化させるときの雰囲気圧力を高めることにより、発生するラジカルの量を増加させることができる。また、パルスアーク放電のデューティー比とは、パルス電圧の一周期中に放電時間が占める時間の割合である。
本発明に係るプラズマ発生装置で、前記陽極は所定の厚みを有する板状を成し、中心部に厚み方向に貫通した円形のプラズマ噴出孔を有し、一方の面に前記プラズマ噴出孔に向かって厚みが薄くなるよう傾斜した傾斜面を有し、他方の面から前記傾斜面までの前記プラズマ噴出孔の深さが0.1乃至1.0mmであり、前記陰極は棒状を成し、前記陽極の前記プラズマ噴出孔の内側面との間隔が0.6乃至1.2mmになるよう、前記プラズマ噴出孔の内側に配置されていてもよい。この場合、ラジカルを、特に多く発生させることができる。なお、交換が容易になるよう、陽極および陰極は、着脱可能であってもよい。また、ラジカルの発生量を調節可能に、陽極と陰極との間隔を変更可能であってもよい。
本発明によれば、小型化が可能で、消費電力を小さくして稼働時のコストを低減することができるプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法を提供することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図12は、本発明の実施の形態のプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法を示している。
図1に示すように、プラズマ発生装置10は、プラズマトーチ11とガス供給部12とパルス電源13と圧力容器14とを有している。
図2に示すように、プラズマトーチ11は、同軸型で、中心軸に対する回転体形状を成している。プラズマトーチ11は、先端部11aの外径より後端部11bの外径の方がやや大きく、さらに後端部11bの外径より中間部11cの外径の方が大きく形成されている。プラズマトーチ11は、筒体21と導電性円盤体22と陽極23と導電性柱状体24と陰極25とガス導入部26とを有している。
筒体21は、導電性を有し、円筒形状を成している。筒体21は、先端部11aの外形を成し、中間部11cに取り付けられている。導電性円盤体22は、ドーナツ型の円盤形状を成し、中間部11cに設けられている。導電性円盤体22は、内部に筒体21の後端が挿入されて固定されている。導電性円盤体22は、中間部11cの側方に突出した陽側接続端子22aを有している。図3に示すように、陽極23は、銅の合金から成り、所定の厚みを有する円板形状を成している。陽極23は、中心部に厚み方向に貫通した円形のプラズマ噴出孔23aを有し、一方の面に周囲からプラズマ噴出孔23aに向かって厚みが薄くなるよう傾斜した傾斜面23bを有している。図2に示すように、陽極23は、傾斜面23bを筒体21の内側に向けて、筒体21の先端に着脱可能に取り付けられている。陽極23は、陽側接続端子22aに電気的に接続されている。
導電性柱状体24は、円柱形状を成し、後端部11bに取り付けられている。導電性柱状体24は、後端面に陰側接続端子24aを有している。陰極25は、タングステンの合金から成り、断面が円形の細長い丸棒形状を成している。陰極25は、先端部11aから後端部11bにかけて設けられ、筒体21の中心に配置されている。陰極25は、先端が陽極23の他方の面の位置になるよう、陽極23のプラズマ噴出孔23aの内側に配置されている。陰極25は、陽極23のプラズマ噴出孔23aの内側面との間に間隔を開けて、後端で導電性柱状体24に着脱可能に取り付けられている。陰極25は、陰側接続端子24aに電気的に接続されている。
ガス導入部26は、中間部11cの後端側に向いた面に突出して設けられたガス接続部26aと、ガス接続部26aの先端に設けられたガス供給口26bと、陰極25の長さ方向に沿って陰極25の側面周囲に設けられたガス流路26cと、ガス供給口26bとガス流路26cとを連通する連通路26dとを有している。ガス流路26cは、陽極23のプラズマ噴出孔23aの手前まで設けられている。ガス導入部26は、ガス供給口26bから供給された動作ガスを、連通路26dからガス流路26cを通して、陽極23と陰極25との間に供給可能になっている。
なお、プラズマトーチ11は、動作ガスが流れることにより、陽極23および陰極25の冷却を行うようになっている。また、具体的な一例では、陽極23のプラズマ噴出孔23aの内径が4mm、陰極25の直径が2mmであり、陽極23と陰極25との間隔が1mmになっている。
図1に示すように、ガス供給部12は、圧縮された動作ガスが充填されたボンベ27と、ボンベ27が排出する動作ガスの量を計測可能に設けられた体積流量計28と、ボンベ27とプラズマトーチ11のガス接続部26aとを接続した供給管29とを有している。ガス供給部12は、ボンベ27から排出する動作ガスの量を体積流量計28により調整して、供給管29を通してプラズマトーチ11に供給し、陽極23と陰極25との間に動作ガスを供給可能になっている。なお、動作ガスは、空気である。
図1に示すように、パルス電源13は、プラズマトーチ11の陽側接続端子22aおよび陰側接続端子24aに接続され、陽極23および陰極25に電気的に接続されている。パルス電源13は、陽極23と陰極25との間にパルス電圧を印加可能に設けられている。なお、パルス電圧の印加とは、図4(a)に示すように、所定の周波数で電圧をパルス状に印加することである。こうして、図4(b)に示すように、パルス電源13は、互いに間隔を開けて設けられた陽極23と陰極25との間に、アーク放電が一定の周期で発生するパルスアーク放電を発生可能になっている。これにより、パルス電源13は、動作ガスの空気をプラズマ化可能になっている。
図4に示す一例では、パルス電圧の周波数は100 Hz、パルスアーク放電のデューティー比(duty比)は、0.2である。4kV程度の高電圧がパルス状に印加されることにより、陽極23と陰極25との間で絶縁破壊を生じ、10A程度の電流が流れている。なお、パルスアーク放電のデューティー比とは、パルス電圧の一周期中に放電時間が占める時間の割合である。パルス電圧およびパルスアーク放電電流は、図1に示すように、オシロスコープ51により計測している。
図1に示すように、圧力容器14は、アルミニウム製の容器本体30と石英管31とポンプ32とを有している。石英管31は、容器本体30の上部に取り付けられ、容器本体30の内部に連通している。ポンプ32は、容器本体30の下部に接続され、容器本体30の内部の空気を排出したり、容器本体30の内部に空気を供給したりして、容器本体30の内部圧力を一定に調整可能になっている。圧力容器14は、プラズマトーチ11の先端部11aが石英管31の内部に配置されるよう、石英管31の上部にプラズマトーチ11が取り付けられている。圧力容器14は、石英管31の上端にプラズマトーチ11の中間部11cが固定され、密閉されている。これにより、圧力容器14は、その内部でプラズマトーチ11が動作ガスをプラズマ化するようになっている。また、圧力容器14は、内部の圧力を調整することにより、プラズマ発生時の雰囲気圧力を調節可能になっている。
本発明の実施の形態のプラズマ発生方法は、本発明の実施の形態のプラズマ発生装置10により実施される。まず、互いに間隔を開けて設けられたプラズマトーチ11の陽極23と陰極25との間に、ガス供給部12により動作ガスの空気を供給する。パルス電源13により、陽極23と陰極25との間にパルス電圧を印加してパルスアーク放電を発生させる。これにより、空気をプラズマ化して、活性化した酸素ラジカルや窒素ラジカルを発生させることができる。
本発明の実施の形態のプラズマ発生装置10およびプラズマ発生方法は、パルス電圧を印加することによりプラズマを発生させるため、常時一定の電圧を印加する場合に比べて、消費電力を小さくすることができ、比較的低温でプラズマを発生させることができる。消費電力を小さくすることができるため、稼働時のコストを低減することができ、陽極23および陰極25の損耗を抑えることもできる。また、比較的低温でプラズマを発生可能であるため、動作ガスの流れにより冷却することができ、複雑な冷却構造が不要である。このため、小型化が可能であり、材料の耐熱性に対する対策も容易である。
パルス電圧の高電圧時の電圧を高くすることにより、電子衝突が活発化し、動作ガスのプラズマ化により発生するラジカルの量を増やすことができる。発生したラジカルを、発生した熱で適度に加熱するため、ラジカルの寿命を延ばすことができる。このように、活性化したラジカルを容易に発生させることができる。陽極23および陰極25が着脱可能であるため、交換が容易である。また、陽極23や陰極25を交換することにより、陽極23と陰極25との間隔を変更可能であり、ラジカルの発生量を調節可能である。
発生した酸素ラジカルや窒素ラジカルは、燃焼促進、ガスタービン燃焼による発電効率や熱効率の向上などのエネルギー効率促進、滅菌や殺菌、治療環境の向上などの医療関係、酸化膜や窒化膜の形成などの材料プロセスなどに使用することができる。
パルス電圧の周波数や、デューティー比(duty ratio)、雰囲気圧力などを変化させ、それぞれの条件の下での消費電力、生成した空気プラズマ流の分光計測、プラズマトーチ11の下流部でのガス温度の計測を行った。なお、ガス供給部12からの動作ガスの空気の流量は、Q = 1×10-3 m3/minとなるように調整している。
[消費電力の計測]
パルス電圧の周波数(f)を60Hzとして、異なる雰囲気圧力下で、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)を変化させた場合におけるプラズマ発生装置10の消費電力(P)を、図5(a)に示す。図5(a)に示すように、消費電力は、デューティー比に対してほぼ比例しているのが確認された。また、消費電力は、雰囲気圧力が変化しても、デューティー比に比例してほぼ等しい傾きで増加することも確認された。これにより、デューティー比に対する消費電力の増加分は、パルスアーク放電により流れる電流の増加が支配的であると考えられる。
パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)を0.2として、異なる雰囲気圧力下で、パルス電圧の周波数(f)を変化させた場合におけるプラズマ発生装置10の消費電力(P)を、図5(b)に示す。図5(b)に示すように、消費電力は、周波数に対しても増加することが確認された。しかし、デューティー比を変化させた場合とは異なり、周波数の増加に対する消費電力の変化率は、雰囲気圧力によって異なることも確認された。すなわち、低圧下においての変化率は小さく、高圧下での変化率は大きい。例えば、雰囲気圧力20kPaでは周波数を100Hzから1200Hzまで変化させても消費電力の増加分は80W程度であるが、120kPaでは100Hzから400Hzまでの変化に対して、約280Wもの増加が認められる。よって、20kPaと比較して、120kPaではパルス周波数に対する消費電力の増加率は約10倍となる。図5(b)では、デューティー比を一定値0.2としているので、周波数の増加に対して消費電力が増加する主な要因は、絶縁破壊に要するエネルギーの増加であると考えられる。すなわち、高圧下では、低圧下と比較して、一回の絶縁破壊に対し、より大きな放電開始電圧を要するため、周波数の増加に対する消費電力の増加の傾きが大きくなると考えられる。
図5(a)および(b)に示すように、パルス電圧の周波数(f)が60〜1200Hz、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)が0.1〜0.5、雰囲気圧力が20〜120kPaの範囲で、消費電力は100〜700Wであることが確認された。このように、本発明の実施の形態のプラズマ発生装置10およびプラズマ発生方法によれば、3〜10kWの消費電力の従来のプラズマ発生装置に比べて、消費電力を著しく小さくすることができる。
[空気プラズマ流のガス温度の計測]
図1に示すように、放電中のプラズマ噴出孔23aから下流中心軸上の10mm(T1)、15mm(T2)、20mm(T3)、25mm(T4)における、ガス温度を熱電対52により計測した。ガス温度計測の際の放電時間は10秒である。大気圧(雰囲気圧力P=100kPa)において、パルス電圧の周波数(f)を60Hzとして、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)を変化させたときのガス温度(T)を、図6(a)に示す。大気圧(雰囲気圧力P=100kPa)において、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)を0.2として、パルス電圧の周波数(f)を変化させたときのガス温度(T)を、図6(b)に示す。パルス電圧の周波数(f)を60Hz、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)を0.2として、雰囲気圧力(P)を変化させたときのガス温度(T)を、図6(c)に示す。
図6(a)に示すように、空気プラズマ流のガス温度は、デューティー比に伴い上昇しており、デューティー比が0.5のとき測定点T1において最高温度約700Kとなることが確認された。また、デューティー比に対するガス温度の上昇率が、デューティー比の増加に伴って大きくなることも確認された。また、図6(b)および(c)に示すように、いずれの測定点でも、周波数および雰囲気圧力に対しては変化しないことが確認された。このように、空気プラズマ流のガス温度は、周波数、雰囲気圧力にはよらず、デューティー比によってのみ決まる。デューティー比は、パルス放電全体におけるパルスアーク放電の時間の割合であるため、ガス温度の上昇はパルスアーク放電によって起こっていると考えられる。
図6(a)乃至(c)に示すように、パルス電圧の周波数(f)が60〜500Hz、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)が0.1〜0.5、雰囲気圧力が20〜120kPaの範囲で、プラズマ噴出孔23aから下流10〜25mmでの空気プラズマ流のガス温度は、300〜700Kであることが確認された。このため、発生した空気プラズマ流を、熱源として利用可能であると考えられる。
[空気プラズマ流の分光計測]
図1に示すように、超高感度瞬間マルチ測光システム53を使用して、励起原子や励起分子などのラジカルの分光計測を行った。計測は、プラズマ噴出孔23aより下流の石英管31の位置で行った。測定波長は、330〜1100nmの範囲である。大気圧において、パルス電圧の周波数(f)を60Hz、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)を0.2としたときの分光計測結果を、励起原子および励起分子の波長とともに図7に示す。
図7に示すように、700〜900nmに、NI(746.8、818.8、868.3nm)やOI(777.3、822.2、844.6、926.0nm)からの発光が確認された。また、陽極23の材料であるCuI(510.5、515.3、521.8、578.2、793.3、809.3nm)からの発光も確認された。また、低波長域では、陰極25の材料であるWの発光も確認された。このように、本発明の実施の形態のプラズマ発生装置10およびプラズマ発生方法によれば、空気をプラズマ化して、活性化した酸素ラジカルや窒素ラジカルを発生させることができる。
[ラジカル発光強度とデューティー比との関係]
パルス電圧の周波数(f)を60Hzとして、異なる雰囲気圧力下で、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)を変化させたときの、酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)を図8(a)に、窒素ラジカル(波長868nm)の発光強度(Intensity)を図8(b)にそれぞれ示す。図8(a)および(b)に示すように、発光強度は、デューティー比の増加とともに大きくなることが確認された。発光強度の増加は、生成されるラジカル種の数密度に比例すると考えられるので、デューティー比を大きくすることで、生成されるラジカル種の数密度は増加する。また、デューティー比に対する発光強度の増加率は一定ではなく、デューティー比が大きくなるほど増加率も大きくなることも確認された。特に、デューティー比が0.4および0.5、かつ雰囲気圧力が100kPaおよび120kPaのとき、酸素ラジカルおよび窒素ラジカルが多く発生している。
[ラジカル発光強度と周波数との関係]
パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)を0.2として、異なる雰囲気圧力下で、パルス電圧の周波数(f)を変化させたときの、酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)を図9(a)に、窒素ラジカル(波長868nm)の発光強度(Intensity)を図9(b)にそれぞれ示す。図9(a)および(b)に示すように、発光強度の周波数依存性は小さいことが確認された。なお、発光強度は、雰囲気圧力20kPaで、周波数の増加に伴って減少している。これは、電子衝突反応による電離や解離は生じているものの、空気の数密度が小さいため粒子衝突が少なく、励起には至らない粒子が多く存在しているためであると考えられる。
[ラジカル発光強度と消費電力との関係]
酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)と消費電力との関係を図10に、窒素ラジカル(波長868nm)の発光強度(Intensity)と消費電力との関係を図11にそれぞれ示す。図10および図11ともに、(a)はパルス電圧の周波数(f)を60Hzとして、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)を変化させた場合、(b)はデューティー比を0.2として、周波数を変化させた場合を示している。図10(a)および図11(a)に示すように、デューティー比を変化させた場合、生成される励起した粒子の数密度は、いずれの雰囲気圧力においても、消費電力に対して指数関数的に増加することが確認された。これに対し、図10(b)および図11(b)に示すように、周波数を変化させた場合、生成される励起した粒子の数密度は、いずれの雰囲気圧力においても、消費電力に対する依存性は小さいことが確認された。
[ラジカル発光強度と陽極の形状との関係]
図3に示すように、陽極23のプラズマ噴出孔23aの内径(D)、または、陽極23の他方の面から傾斜面23bまでのプラズマ噴出孔23aの深さ(h)を変化させたときの、酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度の計測を行った。大気圧において、パルス電圧の周波数(f)を60Hz、プラズマ噴出孔23aの深さ(h)を0.5mmとして、異なるプラズマ噴出孔23aの内径(D)で、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)を変化させたときの酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)を、図12(a)に示す。また、大気圧において、周波数(f)を60Hz、プラズマ噴出孔23aの内径(D)を4.0mmとして、異なるプラズマ噴出孔23aの深さ(h)で、デューティー比(duty ratio)を変化させたときの酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)を、図12(b)に示す。大気圧において、デューティー比(duty ratio)を0.2、プラズマ噴出孔23aの深さ(h)を1.0mmとして、異なるプラズマ噴出孔23aの内径(D)で、パルス電圧の周波数(f)を変化させたときの酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)を、図12(c)に示す。なお、陰極25の直径は、2mmである。
図12(a)に示すように、いずれのプラズマ噴出孔23aの内径(D)でも、酸素ラジカルの発光強度はデューティー比に比例することが確認された。また、プラズマ噴出孔23aの内径(D)は、いずれのデューティー比であっても、3.0mmのときより、3.5mmおよび4.0mmのときの方が酸素ラジカルの発光強度が大きいことが確認された。このように、プラズマ噴出孔23aの内径(D)が3.5mmおよび4.0mm、すなわち陰極25とプラズマ噴出孔23aの内側面との間隔が0.75mmおよび1.0mmのときに、特に酸素ラジカルが多く発生している。
図12(b)に示すように、いずれのプラズマ噴出孔23aの深さ(h)でも、酸素ラジカルの発光強度はデューティー比に比例することが確認された。また、プラズマ噴出孔23aの深さ(h)は、大きな差は認められないが、0.5mmのときに酸素ラジカルの発光強度が大きいことが確認された。図12(c)に示すように、いずれのプラズマ噴出孔23aの内径(D)でも、酸素ラジカルの発光強度の周波数依存性は小さいことが確認された。
本発明の実施の形態のプラズマ発生装置を示す全体構成図である。 図1に示すプラズマ発生装置のプラズマトーチを示す(a)断面図、(b)底面図である。 図1に示すプラズマ発生装置のプラズマトーチの陽極を示す(a)断面図、(b)正面図である。 本発明の実施の形態のプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法の(a)100Hzのパルス電圧の波形を示すグラフ、(b)そのときのパルスアーク放電電流(デューティー比duty ratio=0.2)の波形を示すグラフである。 本発明の実施の形態のプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法の(a)パルス電圧が60Hzのときの、異なる雰囲気圧力下でのパルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)と消費電力(P)との関係を示すグラフ、(b)パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)が0.2のときの、異なる雰囲気圧力下でのパルス電圧の周波数(f)と消費電力(P)との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態のプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法の(a)パルス電圧が60Hz、雰囲気圧力(P)が100kPa(大気圧)のときの、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)と空気プラズマ流のガス温度(T)との関係を示すグラフ、(b)パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)が0.2、雰囲気圧力(P)が100kPa(大気圧)のときの、パルス電圧の周波数(f)と空気プラズマ流のガス温度(T)との関係を示すグラフ、(c)パルス電圧が60Hz、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)が0.2のときの、雰囲気圧力(P)と空気プラズマ流のガス温度(T)との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態のプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法の(a)パルス電圧が60Hz、パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)が0.2のときの、大気圧下での、空気プラズマ流の分光計測結果を示すグラフである。 本発明の実施の形態のプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法のパルス電圧が60Hzのときの、異なる雰囲気圧力下でのパルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)と(a)酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)との関係を示すグラフ、(b)窒素ラジカル(波長868nm)の発光強度(Intensity)との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態のプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法のパルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)が0.2のときの、異なる雰囲気圧力下でのパルス電圧の周波数(f)と(a)酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)との関係を示すグラフ、(b)窒素ラジカル(波長868nm)の発光強度(Intensity)との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態のプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法の、異なる雰囲気圧力下での酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)と消費電力(P)との関係を示す(a)パルス電圧が60Hzのときのグラフ、(b)パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)が0.2のときのグラフである。 本発明の実施の形態のプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法の、異なる雰囲気圧力下での窒素ラジカル(波長868nm)の発光強度(Intensity)と消費電力(P)との関係を示す(a)パルス電圧が60Hzのときのグラフ、(b)パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)が0.2のときのグラフである。 本発明の実施の形態のプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法の(a)パルス電圧が60Hz、プラズマ噴出孔の深さ(h)が0.5mmのときの、異なるプラズマ噴出孔の内径(D)でのパルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)と酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)との関係を示すグラフ、(b)パルス電圧が60Hz、プラズマ噴出孔の内径(D)が4.0mmのときの、異なるプラズマ噴出孔の深さ(h)でのパルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)と酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)との関係を示すグラフ、(c)パルスアーク放電電流のデューティー比(duty ratio)が0.2、プラズマ噴出孔の深さ(h)が1.0mmのときの、異なるプラズマ噴出孔の内径(D)でのパルス電圧の周波数(f)と酸素ラジカル(波長777nm)の発光強度(Intensity)との関係を示すグラフである。
符号の説明
10 プラズマ発生装置
11 プラズマトーチ
12 ガス供給部
13 パルス電源
14 圧力容器
21 筒体
22 導電性円盤体
23 陽極
24 導電性柱状体
25 陰極
26 ガス導入部
27 ボンベ
28 体積流量計
29 供給管
30 容器本体
31 石英管
32 ポンプ
51 オシロスコープ
52 熱電対
53 超高感度瞬間マルチ測光システム

Claims (7)

  1. プラズマトーチとガス供給部とパルス電源とを有し、
    前記プラズマトーチは互いに間隔を開けて設けられた陽極と陰極とを有し、
    前記ガス供給部は前記陽極と前記陰極との間に動作ガスを供給可能に設けられ、
    前記パルス電源は前記陽極および前記陰極に接続され、前記陽極と前記陰極との間にパルスアーク放電を発生させて前記動作ガスをプラズマ化するよう、前記陽極と前記陰極との間にパルス電圧を印加可能に設けられていることを、
    特徴とするプラズマ発生装置。
  2. 前記ガス供給部は前記動作ガスとして空気を供給可能であることを、特徴とする請求項1記載のプラズマ発生装置。
  3. 圧力容器を有し、
    前記圧力容器は内部の圧力を0.9乃至1.3kPaに保持可能に設けられ、
    前記プラズマトーチは前記圧力容器の内部で前記動作ガスをプラズマ化するよう前記圧力容器に取り付けられ、
    前記パルス電源は前記パルスアーク放電のデューティー比が0.3乃至0.6になるよう前記パルス電圧を印加可能であることを、
    特徴とする請求項1または2記載のプラズマ発生装置。
  4. 前記陽極は所定の厚みを有する板状を成し、中心部に厚み方向に貫通した円形のプラズマ噴出孔を有し、一方の面に前記プラズマ噴出孔に向かって厚みが薄くなるよう傾斜した傾斜面を有し、他方の面から前記傾斜面までの前記プラズマ噴出孔の深さが0.1乃至1.0mmであり、
    前記陰極は棒状を成し、前記陽極の前記プラズマ噴出孔の内側面との間隔が0.6乃至1.2mmになるよう、前記プラズマ噴出孔の内側に配置されていることを、
    特徴とする請求項1、2または3記載のプラズマ発生装置。
  5. 互いに間隔を開けて設けられたプラズマトーチの陽極と陰極との間に動作ガスを供給し、前記陽極と前記陰極との間にパルス電圧を印加してパルスアーク放電を発生させ、前記動作ガスをプラズマ化することを、特徴とするプラズマ発生方法。
  6. 前記動作ガスは空気であることを、特徴とする請求項5記載のプラズマ発生方法。
  7. 前記パルスアーク放電のデューティー比が0.3乃至0.6になるよう前記パルス電圧を印可し、0.9乃至1.3kPaの雰囲気圧力で前記動作ガスをプラズマ化することを、特徴とする請求項5または6記載のプラズマ発生方法。
JP2006283511A 2006-10-18 2006-10-18 プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 Pending JP2008103141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006283511A JP2008103141A (ja) 2006-10-18 2006-10-18 プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006283511A JP2008103141A (ja) 2006-10-18 2006-10-18 プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008103141A true JP2008103141A (ja) 2008-05-01

Family

ID=39437327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006283511A Pending JP2008103141A (ja) 2006-10-18 2006-10-18 プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008103141A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011054568A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 General Electric Co <Ge> 調整可能プラズマスプレーガン
JP2012059548A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Ihi Corp プラズマガス生成装置及びそれを用いた微粉炭燃焼試験装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0676986A (ja) * 1992-07-02 1994-03-18 Fuji Electric Co Ltd プラズマ溶射装置および方法
JPH07135092A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Fuji Electric Co Ltd プラズマ溶射装置
JPH07142192A (ja) * 1993-11-16 1995-06-02 Fuji Electric Co Ltd プラズマ溶射装置
JPH0839256A (ja) * 1994-08-02 1996-02-13 Nippon Steel Weld Prod & Eng Co Ltd プラズマ切断装置
JPH08291381A (ja) * 1995-04-18 1996-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd アーク放電型pvd装置
JPH10175073A (ja) * 1996-12-17 1998-06-30 Sansha Electric Mfg Co Ltd プラズマアーク利用機器
JP2000117447A (ja) * 1998-10-20 2000-04-25 Purometoron Technic Kk プラズマトーチ用電極の製造方法、プラズマトーチ用電極のためのインサートの製造方法、およびプラズマトーチ用電極のためのインサート
JP2002241928A (ja) * 2000-12-13 2002-08-28 Inst Of Physical & Chemical Res 放電型プラズマ成膜装置とその方法
JP2006202605A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Kanken Techno Co Ltd プラズマ除害機用電源装置
JP2006328490A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Utsunomiya Univ プラズマ蒸着装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0676986A (ja) * 1992-07-02 1994-03-18 Fuji Electric Co Ltd プラズマ溶射装置および方法
JPH07135092A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Fuji Electric Co Ltd プラズマ溶射装置
JPH07142192A (ja) * 1993-11-16 1995-06-02 Fuji Electric Co Ltd プラズマ溶射装置
JPH0839256A (ja) * 1994-08-02 1996-02-13 Nippon Steel Weld Prod & Eng Co Ltd プラズマ切断装置
JPH08291381A (ja) * 1995-04-18 1996-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd アーク放電型pvd装置
JPH10175073A (ja) * 1996-12-17 1998-06-30 Sansha Electric Mfg Co Ltd プラズマアーク利用機器
JP2000117447A (ja) * 1998-10-20 2000-04-25 Purometoron Technic Kk プラズマトーチ用電極の製造方法、プラズマトーチ用電極のためのインサートの製造方法、およびプラズマトーチ用電極のためのインサート
JP2002241928A (ja) * 2000-12-13 2002-08-28 Inst Of Physical & Chemical Res 放電型プラズマ成膜装置とその方法
JP2006202605A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Kanken Techno Co Ltd プラズマ除害機用電源装置
JP2006328490A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Utsunomiya Univ プラズマ蒸着装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011054568A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 General Electric Co <Ge> 調整可能プラズマスプレーガン
JP2012059548A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Ihi Corp プラズマガス生成装置及びそれを用いた微粉炭燃焼試験装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Korolev Low-current discharge plasma jets in a gas flow. Application of plasma jets
JP4677530B2 (ja) プラズマ生成装置およびプラズマ生成方法
JP4817407B2 (ja) プラズマ発生装置及びプラズマ発生方法
EP0002623B1 (en) Electric arc apparatus and method for treating a flow of material by an electric arc
JP7144780B2 (ja) 大気圧プラズマ生成装置
Kopyl et al. Stabilization of liquid hydrocarbon fuel combustion by using a programmable microwave discharge in a subsonic airflow
JP2005276618A (ja) マイクロプラズマ生成装置および方法
Korolev et al. Propane oxidation in a plasma torch of a low-current nonsteady-state plasmatron
Shibkov et al. Microwave and direct-current discharges in high-speed flow: Fundamentals and application to ignition
Dudek et al. Direct current plasma jet needle source
Galley et al. Plasma-enhanced combustion of a lean premixed air-propane turbulent flame using a nanosecond repetitively pulsed plasma
JP2007207475A (ja) 携帯型大気圧プラズマ発生装置
JP2008103141A (ja) プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法
Korolev et al. Plasma-assisted combustion system for incineration of oil slimes
Jirásek et al. Production of iodine atoms by RF discharge decomposition of CF3I
JP2009054359A (ja) プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法
Gadzhiev et al. A high-power low-temperature air plasma generator with a divergent channel of the output electrode
Becker 25 years of microplasma science and applications: A status report
Safronov et al. Analysis of high-frequency processes in an electric-discharge chamber of a three-phase plasma torch at high working gas pressure
RU2633705C1 (ru) Способ получения плазменной струи и устройство для его осуществления
JP2009059627A (ja) イオン源
Nakajo et al. An experimental study on plasma characteristics of a capillary atmospheric pressure plasma device using argon/air mixture gas stream
JP5527693B2 (ja) アトマイザー
Sasaki et al. Electron temperatures and electron densities in microwave helium discharges with pressures higher than 0.1 MPa
RU2285358C2 (ru) Устройство для генерации плазменного потока

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111129