JPH083868Y2 - 冷房装置 - Google Patents
冷房装置Info
- Publication number
- JPH083868Y2 JPH083868Y2 JP1988089849U JP8984988U JPH083868Y2 JP H083868 Y2 JPH083868 Y2 JP H083868Y2 JP 1988089849 U JP1988089849 U JP 1988089849U JP 8984988 U JP8984988 U JP 8984988U JP H083868 Y2 JPH083868 Y2 JP H083868Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- cooling
- air
- ceiling
- drain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は天井に付設する冷房装置に関する。
従来、天井に付設する冷房装置としては、実開昭51−
111558号公報で開示される空調装置が知られている。
111558号公報で開示される空調装置が知られている。
この種の空調装置(冷房装置)は天井部に複数の冷却
管を配設し、冷却時には冷却管に冷却水を通すことによ
り、空気を熱交換により冷却して冷房を行う。なお、冷
却管には結露が発生するため、この結露による水滴はド
レイン皿により集められる。
管を配設し、冷却時には冷却管に冷却水を通すことによ
り、空気を熱交換により冷却して冷房を行う。なお、冷
却管には結露が発生するため、この結露による水滴はド
レイン皿により集められる。
しかし、このような従来の冷房装置は、次のような問
題点があった。
題点があった。
第一に、エアコン等のように冷却源が局部的となるタ
イプは、ファンにより冷気が室内に行き渡るように考慮
されているが、冷却管を天井に付設するタイプでは、通
常、冷却管を天井の全面にわたって付設し、また、ファ
ン等の配設スペースを確保できないことから、冷気の循
環は自然対流に頼っている。したがって、冷却開始から
室内が冷房されるまでに相当の時間がかかり、急速冷房
を行うことができない。
イプは、ファンにより冷気が室内に行き渡るように考慮
されているが、冷却管を天井に付設するタイプでは、通
常、冷却管を天井の全面にわたって付設し、また、ファ
ン等の配設スペースを確保できないことから、冷気の循
環は自然対流に頼っている。したがって、冷却開始から
室内が冷房されるまでに相当の時間がかかり、急速冷房
を行うことができない。
第二に、冷却管には埃や塵等が付着しやすいが、冷却
管は天井に付設されるとともに、冷却管の下方はドレイ
ン皿で覆われることから、冷却管は清掃されることなく
放置されることも多い。結局、このような場合には冷却
管の周面に埃や塵等が付着したままとなり、冷却能力の
著しい低下を招いてしまう。
管は天井に付設されるとともに、冷却管の下方はドレイ
ン皿で覆われることから、冷却管は清掃されることなく
放置されることも多い。結局、このような場合には冷却
管の周面に埃や塵等が付着したままとなり、冷却能力の
著しい低下を招いてしまう。
本考案はこのような従来技術に存在する課題を解決し
たものであり、冷却管を天井に付設するタイプであって
も、急速冷房を実現し、かつ長期の使用においても冷却
能力の低下を生じない冷房装置の提供を目的とする。
たものであり、冷却管を天井に付設するタイプであって
も、急速冷房を実現し、かつ長期の使用においても冷却
能力の低下を生じない冷房装置の提供を目的とする。
本考案に係る冷房装置1は、天井2に、冷媒液を流動
させる単一又は複数の冷媒管3…を付設し、かつ冷媒管
3…の下方に、当該冷媒管3…に発生した結露を回収す
るドレン4…を配するとともに、冷媒管3…及びドレン
4…を囲み、かつ複数の通気孔6…を有する化粧板5…
と、化粧板5…の内部に連通して化粧板5…の内部に空
気Aを送り込む空気ダクト15…を備えることを特徴とす
る。
させる単一又は複数の冷媒管3…を付設し、かつ冷媒管
3…の下方に、当該冷媒管3…に発生した結露を回収す
るドレン4…を配するとともに、冷媒管3…及びドレン
4…を囲み、かつ複数の通気孔6…を有する化粧板5…
と、化粧板5…の内部に連通して化粧板5…の内部に空
気Aを送り込む空気ダクト15…を備えることを特徴とす
る。
本考案に係る冷房装置1によれば、天井2に付設した
冷媒管3…に冷媒液が流動することにより、冷媒管3…
が冷却される。この結果、冷媒管3…と空気が熱交換さ
れ、化粧板5…の内部の空気が冷却される。一方、冷媒
管3…及びドレン4…を囲む化粧板5…の内部には、空
気Aを送り込むことができるため、冷却された空気は、
化粧板5…に設けた複数の通気孔6…から室内に流出
し、室内に強制循環される。
冷媒管3…に冷媒液が流動することにより、冷媒管3…
が冷却される。この結果、冷媒管3…と空気が熱交換さ
れ、化粧板5…の内部の空気が冷却される。一方、冷媒
管3…及びドレン4…を囲む化粧板5…の内部には、空
気Aを送り込むことができるため、冷却された空気は、
化粧板5…に設けた複数の通気孔6…から室内に流出
し、室内に強制循環される。
また、冷媒管3…に発生する結露(水滴)は、冷媒管
3…の下方に配したドレン4…により回収されるととも
に、冷媒管3…に付着した埃や塵等は、送風及び水滴
(結露)の相乗作用によってドレン4…に回収される。
3…の下方に配したドレン4…により回収されるととも
に、冷媒管3…に付着した埃や塵等は、送風及び水滴
(結露)の相乗作用によってドレン4…に回収される。
次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づ
き詳細に説明する。
き詳細に説明する。
まず、本実施例に係る冷房装置1の構成について、第
1図〜第3図を参照して説明する。
1図〜第3図を参照して説明する。
第1図中、2は断熱材を用いた天井であり、この天井
2には複数の冷却ユニット10a、10b、10c…を取付け
る。一つの冷却ユニット10a(他の冷却ユニット10b…も
同じ)は、天井2に吊り下げた複数の冷媒管3…を備え
る。なお、各冷媒管3…は一定間隔置きに配列する。
2には複数の冷却ユニット10a、10b、10c…を取付け
る。一つの冷却ユニット10a(他の冷却ユニット10b…も
同じ)は、天井2に吊り下げた複数の冷媒管3…を備え
る。なお、各冷媒管3…は一定間隔置きに配列する。
冷媒管3…は一本単位のものを使用してもよいし、第
2図に示すように、複数の冷媒管3…同士が連結片11…
を介して相互に連結されたものを用いてもよい。この場
合、連結片11…は冷媒管3…の管方向に沿って一定間隔
置きに設けられ、各連結片11…相互間には通気孔12…が
設けられる。なお、このような通気孔12…は、冷媒管3
…の管方向に連続して形成された連結片11の一部を切取
って形成してもよい。また、冷媒管3の素材としては、
金属、セラミック、ゴム、プラスチック等を利用でき
る。そして、この冷媒管3…には公知の冷却機により冷
却された冷媒液が流動する 一方、冷媒管3…の下方にはドレン4…を配する。こ
れにより、冷媒管3…に発生した結露はドレン4…によ
り回収される。なお、第1図は一つのドレン4を複数の
冷媒管3…に対して共通に設けた例を示す。
2図に示すように、複数の冷媒管3…同士が連結片11…
を介して相互に連結されたものを用いてもよい。この場
合、連結片11…は冷媒管3…の管方向に沿って一定間隔
置きに設けられ、各連結片11…相互間には通気孔12…が
設けられる。なお、このような通気孔12…は、冷媒管3
…の管方向に連続して形成された連結片11の一部を切取
って形成してもよい。また、冷媒管3の素材としては、
金属、セラミック、ゴム、プラスチック等を利用でき
る。そして、この冷媒管3…には公知の冷却機により冷
却された冷媒液が流動する 一方、冷媒管3…の下方にはドレン4…を配する。こ
れにより、冷媒管3…に発生した結露はドレン4…によ
り回収される。なお、第1図は一つのドレン4を複数の
冷媒管3…に対して共通に設けた例を示す。
また、冷媒管3…及びドレン4…は、複数の通気孔6
…を有する断面コの字形の化粧板5…により囲み、この
化粧板5…は天井2に取付ける。なお、第1図は一つの
ドレン4を複数の冷媒管3…に対して共通に設けた場合
を示すため、通気孔6…はドレン4の上方に位置する化
粧板5の側面5sに設けられる。第3図は通気孔6…を化
粧板5…の側面5sに設けた場合を示す。また、化粧板5
…には保湿加工を施こし、ドレン水による二次結露を防
止することが望ましい。
…を有する断面コの字形の化粧板5…により囲み、この
化粧板5…は天井2に取付ける。なお、第1図は一つの
ドレン4を複数の冷媒管3…に対して共通に設けた場合
を示すため、通気孔6…はドレン4の上方に位置する化
粧板5の側面5sに設けられる。第3図は通気孔6…を化
粧板5…の側面5sに設けた場合を示す。また、化粧板5
…には保湿加工を施こし、ドレン水による二次結露を防
止することが望ましい。
他方、天井2には化粧板5…の内部に連通する空気ダ
クト15…を設ける。これにより、化粧板5…の内部には
清浄装置を通した空気A又は全熱交換を通した空気A等
を送り込むことができる。
クト15…を設ける。これにより、化粧板5…の内部には
清浄装置を通した空気A又は全熱交換を通した空気A等
を送り込むことができる。
次に、本実施例に係る冷房装置1の動作及び機能につ
いて第1図を参照して説明する。
いて第1図を参照して説明する。
まず、冷媒管3…に冷媒液を流動させて冷媒管3…を
冷却させる。これにより、冷媒管3…と空気が熱交換さ
れ、化粧板5…の内部の空気が冷却される。
冷却させる。これにより、冷媒管3…と空気が熱交換さ
れ、化粧板5…の内部の空気が冷却される。
一方、冷媒管3…及びドレン4…を囲む化粧板5…の
内部には、空気Aを送り込むことができるため、冷却さ
れた空気は、化粧板5…に設けた複数の通気孔6…から
室内に流出し、室内に強制循環され、急速冷房される。
なお、特に、急速冷房を要しないときは、空気Aの送り
込みを停止すればよく、これにより、室内の空気を自然
対流により冷却することもできる。
内部には、空気Aを送り込むことができるため、冷却さ
れた空気は、化粧板5…に設けた複数の通気孔6…から
室内に流出し、室内に強制循環され、急速冷房される。
なお、特に、急速冷房を要しないときは、空気Aの送り
込みを停止すればよく、これにより、室内の空気を自然
対流により冷却することもできる。
また、冷媒管3…に発生する結露(水滴)は、冷媒管3
…の下方に配したドレン4…により回収されるととも
に、冷媒管3…に付着した埃や塵等は、送風及び水滴
(結露)の相乗作用によってドレン4…に回収される。
…の下方に配したドレン4…により回収されるととも
に、冷媒管3…に付着した埃や塵等は、送風及び水滴
(結露)の相乗作用によってドレン4…に回収される。
他方、第4図及び第5図には冷媒管3の変更実施例を
示す。第4図は冷媒管3をフレキシブルな蛇腹状に形成
したタイプであり、例えば、異形の天井等に曲げて使用
できる。また、第5図は外周面を凹凸形状としたもので
あり、外気に接触する表面積が大きくなるため、冷房効
率を高めることができる。
示す。第4図は冷媒管3をフレキシブルな蛇腹状に形成
したタイプであり、例えば、異形の天井等に曲げて使用
できる。また、第5図は外周面を凹凸形状としたもので
あり、外気に接触する表面積が大きくなるため、冷房効
率を高めることができる。
以上、実施例について説明したが、本考案はこのよう
な実施例に限定されるものではなく、細部の構成、形
状、素材等において、本考案の要旨を逸脱しない範囲で
任意に変更できる。
な実施例に限定されるものではなく、細部の構成、形
状、素材等において、本考案の要旨を逸脱しない範囲で
任意に変更できる。
このように、本考案に係る冷房装置は、天井に、冷媒
液を流動させる単一又は複数の冷媒管を付設し、かつ冷
媒管の下方に、当該冷媒管に発生した結露を回収するド
レンを配するとともに、冷媒管及びドレンを囲み、かつ
複数の通気孔を有する化粧板と、化粧板の内部に連通し
て化粧板の内部に空気を送り込む空気ダクトを備えるた
め、冷却管を天井に付設するタイプであっても、急速冷
房を実現できるとともに、長期の使用においても冷却能
力の低下を防止できるという顕著な効果を奏する。
液を流動させる単一又は複数の冷媒管を付設し、かつ冷
媒管の下方に、当該冷媒管に発生した結露を回収するド
レンを配するとともに、冷媒管及びドレンを囲み、かつ
複数の通気孔を有する化粧板と、化粧板の内部に連通し
て化粧板の内部に空気を送り込む空気ダクトを備えるた
め、冷却管を天井に付設するタイプであっても、急速冷
房を実現できるとともに、長期の使用においても冷却能
力の低下を防止できるという顕著な効果を奏する。
第1図:本考案に係る冷房装置の要部構成図、第2図:
同冷房装置における冷媒管の斜視図、第3図:同冷房装
置における化粧板の斜視図、第4図:本考案の変更実施
例に係る冷媒管の側面図、第5図:本考案の他の変更実
施例に係る冷媒管の側面図、尚図面中、 1:冷房装置 2:天井 3:冷媒管 4:ドレン 5:化粧板 6:通気孔 15:空気ダクト A:空気
同冷房装置における冷媒管の斜視図、第3図:同冷房装
置における化粧板の斜視図、第4図:本考案の変更実施
例に係る冷媒管の側面図、第5図:本考案の他の変更実
施例に係る冷媒管の側面図、尚図面中、 1:冷房装置 2:天井 3:冷媒管 4:ドレン 5:化粧板 6:通気孔 15:空気ダクト A:空気
Claims (1)
- 【請求項1】天井(2)に、冷媒液を流動させる単一又
は複数の冷媒管(3…)を付設し、かつ冷媒管(3…)
の下方に、当該冷媒管(3…)に発生した結露を回収す
るドレン(4…)を配するとともに、冷媒管(3…)及
びドレン(4…)を囲み、かつ複数の通気孔(6…)を
有する化粧板(5…)と、化粧板(5…)の内部に連通
して化粧板(5…)の内部に空気(A)を送り込む空気
ダクト(15…)を備えることを特徴とする冷房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988089849U JPH083868Y2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 冷房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988089849U JPH083868Y2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 冷房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0213919U JPH0213919U (ja) | 1990-01-29 |
JPH083868Y2 true JPH083868Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31314383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988089849U Expired - Lifetime JPH083868Y2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 冷房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083868Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998051971A1 (fr) * | 1997-05-14 | 1998-11-19 | Yuki Japan Co., Ltd. | Systeme de conditionnement d'air |
JP5810451B2 (ja) * | 2013-12-19 | 2015-11-11 | 村上 輝明 | 無風冷房方法 |
JP2015117928A (ja) * | 2014-02-07 | 2015-06-25 | 輝明 村上 | バドミントンや卓球を行う建物内における無風空調方法とそれに用いる装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51111558U (ja) * | 1975-03-07 | 1976-09-09 |
-
1988
- 1988-07-06 JP JP1988089849U patent/JPH083868Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0213919U (ja) | 1990-01-29 |
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