JPH0838346A - 全自動炊飯装置 - Google Patents

全自動炊飯装置

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Publication number
JPH0838346A
JPH0838346A JP19904394A JP19904394A JPH0838346A JP H0838346 A JPH0838346 A JP H0838346A JP 19904394 A JP19904394 A JP 19904394A JP 19904394 A JP19904394 A JP 19904394A JP H0838346 A JPH0838346 A JP H0838346A
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JP
Japan
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rice
rice cooker
cooker
shutter
fully automatic
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Application number
JP19904394A
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English (en)
Inventor
Kouei Komori
宏栄 小森
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HAIKOMU KK
Original Assignee
HAIKOMU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全自動炊飯装における貯米器の貯米槽からの
米を計量器で正確に計量し、洗米器へ排出できるように
する。 【構成】 計量器3は、貯米槽11の流出口12に隣接
して貯米槽11に固定されたシャーシ16と、流出口1
2を開閉するようにシャーシ16に揺動可能に支持され
流出口12を閉じる通常閉止位置に付勢されているシャ
ッター18と、流出口12を開く計量開放位置へシャッ
ター18を変位させる駆動手段とを有し、且つ、貯米器
2から排出される米の流出量がシャッター18による流
出口12の開放時間に比例する定常流出特性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計量から炊飯まで自動
的に行う全自動炊飯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】米を貯える貯米器と、貯米器内の米を計
量して排出する計量器と、計量器から排出された米を洗
う洗米器と、洗米器から排出された米を炊飯する炊飯器
とを包含する自動炊飯装置は、従来より多種開発されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動炊飯装置に
おける計量器の1つとして、ホッパ状に形成した貯米槽
の流出口の下側にドラム状の計量マスを配置し、計量時
マスに形成したスリットが流出口と合わさるようにマス
を回転させて米を取り込み、一定の時間の後マスが一杯
になったところでマスを半回転させて米を排出するよう
にした方式のものがある。この方式では、細かく正確に
計量するためには、分解能(最小単位)はマスの容積で
決まるので、マスを小さくして何度も同じ手順を繰り返
す必要があり、時間がかかるという欠点がある。また、
前記一定の時間が短いと、必ずしも毎回マスに取り込ま
れる米の量が一定とは限らないので、この時間を長めに
設定しなければならず、その分余計に時間がかかること
となる。
【0004】また他の方式として、貯米槽の流出口の下
側に設けたケーシング内に水車のようなロータリバルブ
を配置し、このバルブが回転しない場合は米が排出され
ず、米の排出量がバルブの回転数に比例するようにした
ものがある。この方式では、バルブのロータブレードと
ケーシングとの間に米が入り込むことがあり、ロータブ
レードとケーシングとの間の摩擦やクリアランスが問題
となる。
【0005】さらに他の方式として、貯米槽の下側にス
クリューフィーダを配置し、スクリューによって貯米槽
内の米を移送し、米の移送量がスクリューの回転数に比
例するようにしたものがある。このスクリューフィーダ
は、低速回転時にはスクリューピッチ毎に米が断続的に
流れることが多いという問題がある。
【0006】さらに他の方式として、貯米槽の流出口の
下側に計量部を設け、上側のシャッターを開けて計量部
に米を取り込み、一定時間の後計量部が一杯となったと
ころで上側のシャッターを閉じ、次に下側のシャッター
を開けて米を排出し、この動作を繰り返すものがある。
この方式も基本的にはマス式のものと同じであり、同様
の問題点がある。
【0007】また、従来の炊飯装置では、炊飯器は通常
ガス炊飯器であり、ガスの元栓の開閉や炊飯スイッチを
入れる作業は手動で行っていて、完全自動化されていな
かったり、これらの作業を自動的に行うにしても、非常
に複雑で高価な機構を用いなければならなず、さらにそ
の取扱い上十分な安全管理を必要としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上記
問題点を解消するためになされたものであって、その第
1の目的は、貯米槽からの米を正確に計量し、洗米器へ
排出できるようにした計量器を備えている全自動炊飯装
置を提供することにある。
【0009】このため、本発明は、米を貯える貯米器
と、貯米器内の米を計量して排出する計量器と、計量器
から排出された米を洗う洗米器と、洗米器から排出され
た米を炊飯する炊飯器とを包含する全自動炊飯装置にお
いて、前記計量器が、前記貯米器の貯米槽の流出口に隣
接して貯米槽に固定されたシャーシと、前記流出口を開
閉するように前記シャーシに揺動可能に支持され前記流
出口を閉じる通常閉止位置に付勢されているシャッター
と、前記流出口を開く計量開放位置へシャッターを変位
させる駆動手段とを有し、且つ、貯米器から排出される
米の流出量がシャッターによる流出口の開放時間に比例
する定常流出特性を有することを特徴としている。
【0010】本発明の第2の目的は、簡単な構造で安価
にして電気式の炊飯器を用いることができるようにした
全自動炊飯装置を提供することにある。
【0011】このため、本発明の全自動炊飯装置は、前
記炊飯器が電気炊飯器であり、ソレノイドの励磁により
ソレノイド可動片を介して押動されて前記電気炊飯器の
炊飯スイッチを入れるように押すスイッチレバーを備え
電気炊飯器の炊飯スイッチを自動的に操作する機構が設
けられていることを特徴としている。
【0012】また、本発明の全自動炊飯装置は、前記炊
飯器が電磁調理器と磁性体の鍋とを備えており、前記電
磁調理器が炊飯装置の動作を制御するコンピュータユニ
ットにより直接制御されることを特徴としている。
【0013】
【作用】全自動炊飯装置の計量器は定常流出特性を有し
ているので、あらかじめ設定した時間に従い駆動手段に
よってシャッターを計量開放位置に置くことにより、貯
米槽から洗米器へ流出する米の量を時間に比例して計量
し、米の流出量の計量を短時間で正確且つ確実に行うこ
とができる。
【0014】また、炊飯器として実質的な変更を必要と
することなく普通の電気炊飯器又は電磁調理器を使用す
ることができ、作業の容易化を図れる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面を参照して説明する。
【0016】図1ないし図3において、全自動炊飯装置
は、フレーム1内に上から順に、米を貯える貯米器2
と、貯米器2の米を計量して排出する計量器3と、計量
器3から排出された米を洗う洗米器4と、洗米器4から
排出された米を炊飯する炊飯器5とを包含しており、炊
飯器5は、フレーム1の下部に前後方向に摺動可能に装
架されたテーブル6に載置されて、前方に引出すことが
できる。フロントカバー7には、全自動炊飯装置の動作
を指示し表示するコントロールパネル8が設けられてい
る。
【0017】貯米器2は、ホッパ状に形成され上端開口
部をトップカバー9により閉塞される貯米槽11を備
え、その下端部に流出口又はオリフィス12を有してい
る。貯米槽11には、その所定の高さにおいて例えば反
射型のフォトセンサ13が取付けられていて、貯米槽内
の米の量が一定の高さ以下になったことを検出すること
ができる。
【0018】貯米槽11の下端面には、計量器3のシャ
ーシ16がこれと一体に形成した流出管17を流出口1
2と整合するようにして、貯米槽11に固着したブラケ
ット14に固定されている。図4及び図5に示すよう
に、シャーシ16には、流出管17の下端開口部17a
を開閉するシャッター18が揺動可能に支持されてい
る。このシャッター18は、水平支持片18aと垂直連
結片18bと水平シャッター片18cを形成するように
クランク状に折曲されており、水平支持片18aは一端
をねじ20等によりシャーシ16のフランジ16aに枢
着されると共に、シャーシ16に固着したブラケット1
9によって他端を案内支持されている。水平シャッター
片18cはシャーシ16のフランジ16bに案内支持さ
れ、流出管17の下端開口部17aと整合し得る開口部
18dを有し、この開口部18dの径は開口部17aの
径と等しいか僅かに大きい。
【0019】また、シャーシ16には、シャッター18
を揺動させるためのソレノイド21が固定されている。
ソレノイド21の可動部21aはシャーシ16上のバー
ガイド22に摺動支持した水平バー23に固定され、こ
の水平バー23はその先端部に垂直バー24を固定し、
この垂直バー24はシャッター18の水平支持片18a
に形成した長いスロット18eを貫挿されている。従っ
て、通常時はシャッター18は、シャーシ16とシャッ
ター18の水平支持片18aとの間に介装したスプリン
グ25により、図6に示すように流出管17の下端開口
部17aを閉じる通常閉止位置に保持される。このシャ
ッター18の通常閉止位置は、ブラケット19のフラン
ジ19aに取付けた通過型のフォトセンサ26の受信部
と送信部との間にシャッター18の水平支持片18aが
入り込むことにより検出される。計量時には、ソレノイ
ド21が励磁され、その可動部21a、水平バー23及
び垂直バー24を引き寄せて、スプリング25に抗して
シャッター18を図7に示す計量開放位置へ回転させ、
その水平シャッター片18cの開口部18dを流出管1
7の下端開口部17aと整合させる。
【0020】この計量器3は、流出管17から流出する
米の流出量がシャッター18の計量開放位置にある時間
に比例する定常流出特性を有するように設計されてい
る。
【0021】一般に、オリフィスからの粉体(粒子の集
合体である)単位時間当たりの流出量Wは、式W/P
=αDO で表すことができ、ここで、Pはかさ密度
(粒子間及び粒子内の空間に気体や液体が含まれた混合
体の密度)、αは粉体物性(粒子の径、内部摩擦係数
等)に依存する定数、nは2.5〜3.0の間の値、D
はオリフィスの径である。このようなオリフィスから流
出する粉体の特性は、(1)一般に粉体の流出速度は粉
体層高(粉体頭)に依存しない、(2)オリフィスが粒
子の大きさよりも遥かに大きいにもかかわらず、粉体が
流出しないか、しばしば流出が停止する閉塞現象が生じ
ることがあり、粒子の径をDとすると、DO/Dp<約
5のときには閉塞現象が生じ、DO/Dp>10のときに
は流出が不連続となる、(3)オリフィスの深さ(長
さ)は粉体の流出量に関係する、等である。
【0022】これらの特性はホッパにおいても同じであ
り、ホッパのオリフィスの径を粉体の粒子の径に対して
約5倍以上10倍未満となるようにすれば、ホッパ内の
粉体頭にかかわらず、粉体の単位時間当たりの流出量W
は前記式を満たす定数となり、流出総量は時間に比例す
ることとなる。
【0023】これらのことから、貯米槽11の流出口1
2の径と流出管17の長さを決定するに当たり、標準米
を入れたホッパを用いて実験した結果、流出口12の径
を15〜36mmの範囲とした場合、米の平均流出量は略
時間に比例しており、米に対して定常流出特性を持つこ
とが判明した。従って、これに基づき、設定される米の
排出量に応じた時間を予め定めておくことができるので
ある。また、流出管17の長さを30.5〜100mmと
した場合、粉体の単位時間当たりの流出量は流出管のな
い場合に比べて増加し、且つ、長さ60mmと長さ100
mmとでは単位時間当たりの流出量が略同じであることか
ら、少なくとも60〜100mmの間では流出管の長さに
かかわらず流出量が略一定であることが判明した。従っ
て、これらの実験結果をもとに、貯米槽の流出口及び流
出管の長さが適宜選定されてよい。
【0024】洗米器4は、フレーム6に固着した上部仕
切板30に固定され、供給口31を介して計量された米
を供給される洗米槽32と、上部仕切板30上のベアリ
ング33に軸支した中空の洗米羽根シャフト34に固着
されている洗米羽根35と、スプロケット36,37及
びチェーン38を介して洗米羽根シャフト34を回転駆
動する電動モータ39と、洗米羽根シャフト34内に摺
動可能に軸止した排米弁シャフト40の下端に固着さ
れ、洗米槽32の下方の排出口41を開閉する排米弁4
2と、排米弁シャフト40の上端に固定したフォロワ4
3に当接するカム44を回転駆動して該シャフト40を
上下動させる電動モータ45とを備えている。この排米
弁42の開閉状態は、フォロワ43に隣接して排米弁シ
ャフト40の上下動に感応するようにして上下方向に配
設された2個のフォトセンサ(図示略)によって検出さ
れる。円錐形状をなす排米弁42は、下部仕切板46の
下面に固定したカップ形部材47内に収容され、洗米槽
32の下端開口部のフランジ32aと下部仕切板46の
上面との間に固定した環状の弁座部材48の排出口41
に密封的に係合できるようになっている。
【0025】洗米槽32内への注水は、給水管50、給
水弁51、及び前後方向に対称位置で洗米槽32の上端
部に臨むようにして配置された2個のシャワーノズル5
2(図3)を介して行われる。給水管51には、注水さ
れる水の量を測定するためパルス型の流水計53が配設
されている。
【0026】弁座部材48には排出口41に接近して排
水口54が形成されており、排水口54は排水管55及
び排水弁56に接続されている。洗米槽32の下端縁と
排出口41との間には、排水時に米が排水口54を通っ
て流れ出るのを防止するフィルター57が設けられてい
る。また、洗米槽32の上部には、米に混じったごみの
排出と、洗米槽32に必要以上に水が入らないようにす
ることのために、上部排水口58が設けられて、排水管
55に接続されている。
【0027】引出し可能なテーブル6上に載置された炊
飯器5の蓋60は、その中央孔にカップ形部材47を貫
挿させ、該カップ形部材47の下端フランジに装着した
シール61に密封的に係合できるようになっている。全
体的にコ字形のハンドル62がその2つの左右脚部の自
由後端を下部仕切板46に枢着され、左右脚部の中間に
おいて長いボルト63によって蓋60に固定され、前方
に向かって上方へ折曲されている。ボルト63は下部仕
切板46を貫通して延びており、ボルト63の上端部
は、ハンドル62を持ち上げた時にマイクロスイッチ6
4に当たって、蓋60が開いている状態を検出すること
ができる。
【0028】炊飯器5自体は手で押す形式の炊飯スイッ
チを有する普通の電気炊飯器であるが、全自動炊飯装置
の動作に従って自動的にこの炊飯器5の炊飯スイッチを
機械的に入れ且つ炊飯状態を検出する炊飯スイッチ操作
・炊飯状態検出機構が設けられている。図1、図3、図
8及び図9に示すように、フレーム1には、炊飯器5の
炊飯スイッチ70に対向してスイッチボックス71が取
付けられている。図10及び図11に示すように、スイ
ッチボックス71内には、ソレノイド72が配設されて
おり、ソレノイド可動片73が上下方向に移動可能にこ
のソレノイド72を貫挿し、通常はスプリング74によ
って上方に押圧されている。ソレノイド可動片73の下
端部には、L字形のスイッチレバー75が固定されてい
て、炊飯スイッチ70まで延びている。スイッチボック
ス71には、炊飯器5の炊飯中に点灯するネオン管のよ
うな炊飯ランプ76に対向する部分に小窓77があり、
この小窓77にはフォトトランジスタ78が取付けられ
ていて、炊飯器5の炊飯状態を検出することができる。
【0029】上述した全自動炊飯装置の動作について説
明すると、操作者が米量、水加減、待機時間、むらし時
間、炊きあがり予定時刻等のパラメータの設定を行う
と、コンピュータユニットにより内蔵プログラムに従っ
て時間を逆算して動作が開始される。
【0030】計量器3は、上述したように米の流出量が
時間に比例しているので、米の設定された必要量に対応
する所定時間だけソレノイド21が励磁され、シャッタ
ー18が図7の計量開放位置へ回転されて、貯米槽11
内に貯えられている米を流出管17及び供給口31を経
て洗米槽32に入れ、所定時間経過後ソレノイド21が
消磁され、シャッター18がスプリング25により通常
閉止位置へ戻されて米の流出を止める。
【0031】計量終了後、給水弁51が開作動されてシ
ャワーノズル52により注水すると同時に、電動モータ
39が駆動されてスプロケット36,37、チェーン3
8及び洗米羽根シャフト34を介し洗米羽根35を回転
駆動し、所定時間だけ注排水しながら洗米する。所定時
間経過後、排水弁56が開作動されて排水口54より排
水した後、給水弁51が再び開作動されて所定時間だけ
注水し、上部排水口58から水と共にごみを排出しオー
バーフロー洗米を行う。
【0032】洗米終了後、排水弁56が開作動されて排
水口54より排水し、水切りした後、排水弁56を開い
たまま所定時間間隔(例えば5分間に50秒)の注水を
1サイクルとして、設定された待機時間に応じてこのサ
イクルを繰り返すシャワー待機モードを行う。
【0033】待機終了後、排水弁56が閉作動され、そ
して給水弁51が開作動されて、流水計53で測定しな
がら米の設定された必要量に対応した量の水を入れ水加
減を行う。
【0034】水加減終了後、電動モータ45が駆動され
てカム44とフォロワ43の協働により排米弁シャフト
40を下降させて排米弁42を開き、洗米羽根35を回
しながら排米し、排出口41を経て水と米を炊飯器5内
に均一に入れる。
【0035】排米終了後、予め設定されている一定少量
の水を注水するように給水弁51が開作動されて、洗米
槽32内に残留している米を炊飯器5内へ完全に洗い落
とす。このため、前記水加減では、水は、米の設定され
た必要量に対応した量よりも、この一定少量分だけ少な
い量が注入されるのである。
【0036】洗浄終了後、電動モータ45の駆動により
排米弁シャフト40を上昇させて排米弁42を閉じ、そ
れからソレノイド72が励磁されてソレノイド可動片7
3を下降させ、スイッチレバー75により炊飯器5の炊
飯スイッチ70を押し下げ、この炊飯スイッチ70が入
ると、炊飯が開始されると同時に炊飯ランプ76が点灯
する。
【0037】炊飯器5による炊飯が終了して炊飯スイッ
チ70が元に戻ると、炊飯ランプ76が消え、フォトト
ランジスタ78がこれを感知してコンピュータユニット
に信号を送り、設定された時間だけむらしを行い、むら
し終了後と同時にブザーにより炊き上がりを知らせる。
【0038】上述の実施例では炊飯器として電気炊飯器
を用いているが、この代わりに電磁調理器を用いること
ができる。すなわち、本発明の他の実施例を示す第12
図において、全自動炊飯装置における貯米器2、計量器
3及び洗米器4の構造は前記実施例のものと同一である
が、炊飯器5′は、高周波磁束を発生するインバータで
ある電磁調理器80と、該電磁調理器80の頂部に配設
される非磁性体のセラミック製トッププレート81と、
該トッププレート81上に載置され前記インバータの高
周波磁束により自ら発熱して内容物を加熱する磁性体の
鍋82とで構成されている。この電磁調理器80は、炊
飯装置の動作を制御する前記コンピュータユニットによ
り、前記インバータに接続される電源のON・OFF、
火加減と時間等を制御されて、炊飯だけでなく、おかゆ
やおこわ等にも対応でき、内蔵プログラムに従って最適
な調理が可能である。なお、鍋81を塞ぐ蓋83は前記
蓋60と略同一の構造である。
【0039】
【発明の効果】本発明の全自動炊飯装置によると、計量
器は貯米槽の流出口の径及び流出管の長さを所定の範囲
で選定することにより定常流出特性を有しているので、
あらかじめ設定した時間に従い駆動手段によってシャッ
ターを計量開放位置に動かすことにより、貯米槽から洗
米器へ流出する米の量を時間に比例して計量し、米の流
出量の計量を正確且つ確実に行うことができるととも
に、計量の時間を最小限とし、ひいてはこの炊飯装置に
よる炊飯時間の短縮を図ることができる。
【0040】また、炊飯器として電気炊飯器を用い、炊
飯スイッチ操作・炊飯状態検出機構によってその炊飯ス
イッチを自動的に操作し炊飯状態を監視することによ
り、従来のガス炊飯器のようにガスの元栓の開閉や炊飯
スイッチを入れる手間がなくなり、安価且つ簡単な構造
で炊飯の完全自動化が達成されるとともに、取扱いが容
易となり、しかも既存の電気炊飯器を改造する必要は全
くないという利点がある。
【0041】さらに、炊飯器として電磁調理器と鍋を用
い、電磁調理器をコンピュータユニットにより直接制御
することによっても、上述のように炊飯の完全自動化及
び取扱いの容易化を達成できるばかりでなく、電磁調理
器は原理的に排ガス、排熱がないため安全且つ清潔で、
周囲環境に悪影響を与えることがなく、厨房の環境改善
に役立つという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による全自動炊飯装置の実施例を部分的
に断面で示す正面図である。
【図2】図1の全自動炊飯装置の正面外観図である。
【図3】図1の全自動炊飯装置の側面図である。
【図4】図3の計量器全体を下方から見た斜視図であ
る。
【図5】図3の計量器のシャーシを下方から見た斜視図
である。
【図6】図5の計量器を通常閉止位置で示す底面図であ
る。
【図7】図5の計量器を計量開放位置で示す底面図であ
る。
【図8】炊飯器と炊飯スイッチ操作・炊飯状態検出機構
とを示す概略平面図である。
【図9】炊飯器と炊飯スイッチ操作・炊飯状態検出機構
とを示す概略側面図である。
【図10】図8の炊飯スイッチ操作・炊飯状態検出機構
を下方から見た斜視図である。
【図11】図10の炊飯スイッチ操作・炊飯状態検出機
構の拡大詳細図である。
【図12】本発明の他の実施例を示す全自動炊飯装置の
概略正面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 貯米器 3 計量器 4 洗米器 5,5′ 炊飯器 6 テーブル 7 フロントカバー 8 コントロールパネル 9 トップカバー 11 貯米槽 12 流出口 13 フォトセンサ 14 ブラケット 16 シャーシ 17 流出管 17a 下端開口部 18 シャッター 18a 水平支持片 18b 垂直連結片 18c 水平シャッター片 18d 開口部 18e スロット 19 ブラケット 20 ねじ 21 ソレノイド 21a 可動部 22 バーガイド 23 水平バー 24 垂直バー 25 スプリング 26 フォトセンサ 30 上部仕切板 31 供給口 32 洗米槽 33 ベアリング 34 洗米羽根シャフト 35 洗米羽根 36,37 スプロケット 38 チェーン 39 電動モータ 40 排米弁シャフト 41 排出口 42 排米弁 43 フォロワ 44 カム 45 電動モータ 46 下部仕切板 47 カップ形部材 48 弁座部材 50 給水管 51 給水弁 52 シャワーノズル 53 流水計 54 排水口 55 排水管 56 排水弁 57 フィルター 58 上部排水口 60 蓋 61 シール 62 ハンドル 63 ボルト 64 マイクロスイッチ 70 炊飯スイッチ 71 スイッチボックス 72 ソレノイド 73 ソレノイド可動片 74 スプリング 75 スイッチレバー 76 炊飯ランプ 77 小窓 78 フォトトランジスタ 80 電磁調理器 81 トッププレート 82 鍋 83 蓋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】米を貯える貯米器と、貯米器内の米を計量
    して排出する計量器と、計量器から排出された米を洗う
    洗米器と、洗米器から排出された米を炊飯する炊飯器と
    を包含する全自動炊飯装置において、前記計量器が、前
    記貯米器の貯米槽の流出口に隣接して貯米槽に固定され
    たシャーシと、前記流出口を開閉するように前記シャー
    シに揺動可能に支持され前記流出口を閉じる通常閉止位
    置に付勢されているシャッターと、前記流出口を開く計
    量開放位置へシャッターを変位させる駆動手段とを有
    し、且つ、貯米器から排出される米の流出量がシャッタ
    ーによる流出口の開放時間に比例する定常流出特性を有
    することを特徴とする全自動炊飯装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の全自動炊飯装置において、
    前記計量器のシャーシが前記貯米槽の流出口に整合して
    流出管を一体に形成され、前記シャッターが、前記流出
    管の下端開口部を開閉し該開口部と整合し得る開口部を
    形成したシャッター片を有し、前記シャーシとシャッタ
    ーとの間に介装したスプリングにより前記シャッター片
    が前記流出管の下端開口部を閉じる通常閉止位置に付勢
    され、ソレノイドの励磁により前記シャッター片の開口
    部が前記流出管の下端開口部と整合する計量開放位置へ
    変位されることを特徴とする全自動炊飯装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の全自動炊飯装置において、
    前記貯米槽の流出口の径を15〜36mmの範囲とし、前
    記流出管の長さを60〜100mmの範囲としたことを特
    徴とする全自動炊飯装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    全自動炊飯装置において、前記炊飯器が電気炊飯器であ
    り、ソレノイドの励磁によりソレノイド可動片を介して
    押動されて前記電気炊飯器の炊飯スイッチを入れるよう
    に押すスイッチレバーを備え電気炊飯器の炊飯スイッチ
    を自動的に操作する機構が設けられていることを特徴と
    する全自動炊飯装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の全自動炊飯装置において、
    前記電気炊飯器の炊飯ランプに対向して配置されたフォ
    トトランジスタを備え該炊飯ランプの点灯により電気炊
    飯器の炊飯状態を検出する機構が設けられていることを
    特徴とする全自動炊飯装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    全自動炊飯装置において、前記炊飯器が電磁調理器と磁
    性体の鍋とを備えており、前記電磁調理器が炊飯装置の
    動作を制御するコンピュータユニットにより直接制御さ
    れることを特徴とする全自動炊飯装置。
JP19904394A 1994-08-01 1994-08-01 全自動炊飯装置 Withdrawn JPH0838346A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107713722A (zh) * 2017-11-27 2018-02-23 徐前寿 淘米煮饭一体机

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CN107713722A (zh) * 2017-11-27 2018-02-23 徐前寿 淘米煮饭一体机

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