JPH0838049A - チーズフォンデューとその製法 - Google Patents
チーズフォンデューとその製法Info
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Abstract
ューを提供する。 【構成】 1種または2種以上のチーズ(クリームチー
ズ、粉チーズ等)に、アルコールを抜いた酒類(例えば
白ワイン、日本酒等)を加えながら混練し、適度の流動
性を有する半流動物を得る。これを例えば5〜10゜C
程度に冷却し、冷たくても流動性のあるチーズフォンデ
ューとする。
Description
ーズフォンデューおよびそれの製造方法に関する。
スイスおよびその周辺でポピュラーなチーズ料理であ
る。熱でとろけるチーズとワインをベースとし、図3に
示すように、加熱により鍋1の中で溶融状態とされる。
この熱いチーズフォンデュー2に、串3に刺した角片状
のパン4を入れ、図4のように串3を回しながら、パン
4の周囲にチーズフォンデュー2を付着させ、この熱い
チーズフォンデュー2をパン3とともに食べる。その温
度は50〜90゜C近くあるのが一般的である。
に作られるのが普通である。鍋1にワイン6を入れて加
熱することによりアルコールを蒸発させ、その熱いワイ
ン6の中に1種または2種以上の熱でとろけるチーズ7
を、塊または細片状にして投入する。また、チーズとワ
インが分離しないように、つなぎとしてコーンスターチ
8を入れ、かき混ぜながら加熱して、カレー状にドロド
ロの熱いチーズフォンデュー2を得る。これを図3のよ
うに食卓に出して、熱いところを食する。
ンデューは熱いうちに食するもので、冷めたらいけな
い。したがって、チーズフォンデューはいかに冷まさな
いようにするかがポイントであり、レストラン等ではそ
の点に努力が払われてきた。
立ち、冷たいチーズフォンデューを可能にすることにあ
る。
は2種以上の酒類であってアルコールが除去または低減
されたものと、1種または2種以上のチーズとを含み、
それらが混練された半流動状態をなし、かつ常温より低
い温度に冷却されたものである。ここで酒類としては、
白ワイン等のワインをはじめ、日本酒、ウオッカ、焼酎
等を用いることができ、色彩に影響を及ぼさない透明な
酒類が好適である。ただし、色が付いてもよければ赤ワ
イン等であってもよい。また、チーズとしては、クリー
ムチーズをはじめ、粉チーズ、カマンベールチーズ等、
各種のものを用いることができ、要するに酒類と混合し
た冷却状態で流動性を保持できるものであれば差し支え
ない。従来のチーズフォンデューであれば、冷やせば固
まってしまい、チーズフォンデューにならないが、クリ
ームチーズや粉チーズ等をベースにすることにより、冷
えた状態でも流動性が保たれる。酒類やチーズは1種の
み使用してもよいが、味に深みを持たせたり、味を調整
したりするために、それぞれ2種以上を混合して用いる
こともできる。
ューの表面にパン等を入れてから取り除いた状態で、そ
の表面がほぼ平坦に復帰する程度が好適である。その表
面が凹凸状になっているより、常にほぼ平坦な面に維持
される方が見た目もよいし、またパンに付着するのに適
当な流動性が欲しいからである。
2゜Cの範囲、なかでも5〜10゜Cに設定することが
望ましい。温度が低すぎると、粘度低下の問題や、味覚
を鈍くするといった弊害もあり、また温度が高すぎる
と、冷たいという涼感が得にくくなる。
てクリームチーズを用いる場合、クリームチーズが一般
的には白色をしているので、その色彩の点、また味等の
点から、白ワインを用いることが推奨される。その白ワ
インの配合割合は30〜60重量%、なかでも40〜5
0重量%が望ましい。またクリームチーズの配合割合は
40〜70重量%、なかでも50〜60重量%が望まし
い。これらは味の問題もあるが、粘度の関係もある。ワ
インが多すぎると粘度が低下しやすく、チーズの味が薄
くなり勝ちである。逆にクリームチーズが多すぎると、
粘度が固くなりすぎたり、チーズ味が強すぎたりする。
したがって上記のような配合割合が推奨される。
分をすり潰して瀘した果肉、スイートポテトの果肉部分
をすり潰して瀘した果肉、あるいはチョコレート成分等
を例示することができる。これらのいずれか1つを(2
種以上重合的に加えることも可能であるが)、例えば3
〜20重量%の割合でほぼ均一に混合することができ
る。それにより、かぼちゃ、スイートポテト、チョコレ
ート等の副次的な味が加味されたチーズフォンデューが
得られる。その場合、混合割合が多すぎると、添加した
物の味が強くなりすぎ、チーズフォンデューの本来の風
味が損なわれることもあり、また少なすぎると添加の意
味が余りないので、これらを加える場合は上記のような
割合が推奨される。
料、香辛料、香料および生クリームの少なくとも1種を
添加することができる。生クリームは、例えば酒類とし
て日本酒、チーズとして粉チーズを用いる場合等に、こ
れらに加えられることにより、適度の流動性、粘性を付
与するつなぎ作用等をなす。また、本発明は上述のもの
以外の添加物を排除するものではなく、上記のものはあ
くまでも例示である。
酒類のアルコールを除去または低減したものを用意す
る。他方、1種または2種以上のチーズに上記酒類を加
えて混合する。さらにこの混合物を常温より低い温度に
冷却する。ここで、その最終的な粘度としては、物をそ
の混合物中に入れてから取り除いた状態で、その表面が
ほぼ平坦に戻るように設定することが望ましい。理由は
上述のとおりである。また、冷却温度の望ましい範囲も
先に説明したのと同様である。クリームチーズを用いる
場合は、そのクリームチーズを常温において半流動状態
とし、その半流動状態のクリームチーズに、酒類として
例えば白ワイン等を加えて混合することができる。
デューは熱いもの」という常識をくつがえし、冷たいチ
ーズフォンデューが誕生する。そして、冷たくても好ま
しい流動性が得られ、食べ方としてはこれまでの熱いチ
ーズフォンデューの感覚を失わない。そのため、例えば
夏等の季節料理として提供するれば、夏らしい涼感が得
られる。また熱いものが苦手な人、熱いチーズフォンデ
ューが嫌いな人でも、新しい感覚の料理として、その需
要を開拓することができる。
発明に従う冷たい(冷製)チーズフォンデュー12が、
ガラス製等の容器10に入れられて、テーブルに置かれ
た状態を示している。容器10は台13の上に載せら
れ、その下にはドライアイスを収容した容器14が置か
れている。その取手15により蓋16を少し開ければ、
ドライアイスの煙が立ち上る。これは涼感を高める一種
の雰囲気つくりといえるが、冷たいチーズフォンデュー
12を容器10を介して冷やす効果も否定できない。バ
スケット17に入ったパン3は、従来と同様に串3に刺
した状態で、冷たいチーズフォンデュー12内に入れ、
そのパン4に冷たいチーズフォンデュー12を付けて食
べる。18は香りを付けるためのミント等の葉である。
えば、クリームチーズをベースとし、これにアルコール
を抜いた白ワインを加えて混合し、さらに冷却したもの
である。またその粘度は、図1においてパン4を入れて
これを取り出したとき、そのチーズフォンデュー12の
表面が比較的短時間で元の平坦な面に戻る程度に設定さ
れている。
な内容について、図2を参照しつつその製造方法と併せ
て説明する。まず、例えば2種のクリームチーズA、B
を用意し、これを常温において流動しやすいものとす
る。これらクリームチーズは一般には冷蔵庫にストック
される場合が多いので、冷蔵状態から常温におくことで
軟化させ、これを例えばホイッパ等で混練することな
る。
ルを抜き、これをほぼ常温までさます。そして、この白
ワインを常温で上記クリームチーズA、Bに徐々に混合
しながら、粘度に注意しつつこねていく。ここで、両者
の混合比率は、例えばクリームチーズを約1.5kg、
白ワインを約1300cc程度とする。
合物に対し、必要に応じて塩や砂糖を若干量加えて味を
整える。また、食する者の嗜好に応じて、かぼちゃやス
イートポテトの果肉部分を潰し、細かい網等でいわゆる
裏瀘ししたものを、均一に混ぜ込むこともできる。ある
いはチョコレートを溶かし込んでもよい。その場合の各
添加量は、上記混合物の全体に対し、例えば10%前後
(先の例では約300g程度)とすることできる。
る。一般には冷蔵庫に例えば1〜3時間程度入れて冷や
し、その後取り出す。その冷却温度は例えば6〜7゜C
位を目安にする。その冷却の後、客に供することなる
が、香料として例えばミントの葉を添えたり、その容器
の近傍にドライアイスや、氷(クラッシュアイス、角片
状アイス等)を置くこともできる。
ブルに供された状態の一例を示す斜視図。
の一例を示す工程図。
された状態の一例を示す斜視図。
方を示す説明図。
Claims (15)
- 【請求項1】 1種または2種以上の酒類であってアル
コールが除去または低減されたものと、1種または2種
以上のチーズとを含み、これらが混練された半流動状態
をなし、かつ常温より低い温度に冷却されたことを特徴
とするチーズフォンデュー。 - 【請求項2】 前記チーズフォンデューの粘度が、その
表面に物を入れてから取り除いた状態で、その表面がほ
ぼ平坦に復帰する範囲に設定された請求項1記載のチー
ズフォンデュー。 - 【請求項3】 前記温度が3〜12゜Cの範囲に設定さ
れた請求項1記載のチーズフォンデュー。 - 【請求項4】 前記温度が5〜10゜Cの範囲に設定さ
れた請求項1記載のチーズフォンデュー。 - 【請求項5】 前記ワインが白ワインであって、その白
ワインを30〜60重量%、前記チーズがクリームチー
ズであって、そのクリームチーズを40〜70重量%含
む請求項1ないし4のいずれかに記載のチーズフォンデ
ュー。 - 【請求項6】 かぼちゃの果肉部分をすり潰して瀘した
果肉が、3〜20重量%の割合でほぼ均一に含まれてい
る請求項1ないし5のいずれかに記載のチーズフォンデ
ュー。 - 【請求項7】 スイートポテトの果肉部分をすり潰して
瀘した果肉が、3〜20重量%の割合でほぼ均一に含ま
れている請求項1ないし5のいずれかに記載のチーズフ
ォンデュー。 - 【請求項8】 チョコレート成分が3〜20重量%の割
合でほぼ均一に含まれている請求項1ないし5記載のチ
ーズフォンデュー。 - 【請求項9】 塩、砂糖等の調味料、香辛料、香料およ
び生クリームの少なくとも1種が添加されている請求項
1ないし8のいずれかに記載のチーズフォンデュー。 - 【請求項10】 1種または2種以上の酒類のアルコー
ルを除去または低減したものを用意し、他方、1種また
は2種以上のチーズに前記ワインを加えて混合し、さら
にこの混合物を常温より低い温度に冷却したことを特徴
とするチーズフォンデューの製法。 - 【請求項11】 前記混合物の最終的な粘度を、物をそ
の混合物中に入れてから取り除いた状態で、その表面が
ほぼ平坦に戻るように設定した請求項10記載の製法。 - 【請求項12】 前記混合物が3〜12゜Cの範囲で冷
却される請求項10または11記載のチーズフォンデュ
ーの製法。 - 【請求項13】 前記酒類として白ワインを30〜60
重量%、前記チーズとしてクリームチーズを40〜70
重量%の割合で混合する請求項10ないし12のいずれ
かに記載のチーズフォンデューの製法。 - 【請求項14】 かぼちゃの果肉部分をすり潰して瀘し
た果肉、スイートポテトの果肉部分をすり潰して瀘した
果肉、またはチョコレートの成分のいずれかが、3〜2
0重量%の割合で前記混合物にほぼ均一に添加される請
求項10ないし13のいずれかに記載のチーズフォンデ
ューの製法。 - 【請求項15】 前記混合物に塩、砂糖等の調味料、香
辛料、香料および生クリームの少なくとも1種が添加さ
れる請求項10ないし14のいずれかに記載のチーズフ
ォンデューの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20280494A JP2793508B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | チーズフォンデューとその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP20280494A JP2793508B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | チーズフォンデューとその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0838049A true JPH0838049A (ja) | 1996-02-13 |
JP2793508B2 JP2793508B2 (ja) | 1998-09-03 |
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---|---|---|---|
JP20280494A Expired - Fee Related JP2793508B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | チーズフォンデューとその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2793508B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997040697A1 (fr) * | 1996-04-30 | 1997-11-06 | Europe Co., Ltd. | Fondue au fromage froide a tartiner |
JP2004267116A (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-30 | F Com:Kk | チーズ含有食品およびその製造方法 |
WO2005004638A3 (de) * | 2003-07-14 | 2005-03-31 | Marcel Bieri | Fonduemayonnaise und verfahren zur herstellung derselben |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103263002A (zh) * | 2013-06-06 | 2013-08-28 | 贵州大学 | 中式奶酪火锅底料及其制备方法 |
-
1994
- 1994-08-03 JP JP20280494A patent/JP2793508B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2005004638A3 (de) * | 2003-07-14 | 2005-03-31 | Marcel Bieri | Fonduemayonnaise und verfahren zur herstellung derselben |
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---|---|
JP2793508B2 (ja) | 1998-09-03 |
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