JP3113122U - 冷蔵菓子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷蔵保存可能なアイスクリームと菓子生地を組み合わせた食べ物を提供する。
【解決手段】上下に配置されたどらやきの皮、オムレットの皮、またはワッフルの皮の間にゼラチンを含有するアイスクリーム類を側面が開放状態となるように介在させたことを特徴とする冷蔵可能な菓子。
【選択図】図1b

Description

本考案は、アイスクリーム類と菓子の生地を組み合わせた菓子に関する。
アイスクリームは、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」により、「乳又はこれらを原料として製造した食品を加工し、又は主要原料としたものを凍結させたものであって、乳固形分3.0%以上を含むもの(はつ酵乳を除く)」と定義されている。またアイスクリーム類は、同省令により乳固形分や乳脂肪分の含有量によって、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスの3つに分類されている。このうちアイスクリームは、乳固形分が15.0%以上かつ乳脂肪分が8.0%以上のもので、アイスミルクは乳固形分が10.0%以上かつ乳脂肪分が3.0%以上、ラクトアイスは乳固形分が3.0%以上のものとされている。
アイスクリームは乳成分を豊富に含む食品ゆえ、一般に、氷点下で保管管理される食品である。アイスクリームの保管温度は、メーカーでは普通−25℃以下、配送中の冷凍車の室温は−18℃以下に維持されており、店頭のショーケースは−20℃に設計されている。このような保管体制は、流通上非常に大きなエネルギーやコストを要するため、メーカーや販売業者にとって多大な負担を要している。
一方消費者にとって、アイスクリームは食用時にすぐに溶けてしまうため、ゆっくりと味わって食することができない。溶けやすいために、通常アイスクリーム類は、カップや最中の皮に包装されて冷凍販売されている。あるいは、コーンなどに個分けして小売りされている。
常温での流通が可能な冷菓として「常温で流通することができ、食べる前に冷凍する冷菓であって、凍結による比重差沈殿を防止するための粘性食材および粘性材と、氷結晶を小さな核に形成するための食材とを含む、冷菓」が特許文献1に提案されている。しかしこの冷菓は、常温では液状で流通させ、それを凍らせて食べる物であって、アイスクリーム類とは異なる。
特開平11−155490号公報
本考案は、乳成分を豊富に含有し、アイスクリーム本来の乳や卵の風味を持ちながら、冷蔵保存可能なアイスクリームと菓子生地を組み合わせた食べ物を提供することを目的とする。
本考案は、アイスクリーム類の水平方向の側面の一部を視認できるように開放した状態の製品の形態とした冷蔵可能な菓子である。主な構成は次のとおりである。
(1)上下のどらやきの皮の間にゼラチンを含有するアイスクリーム類を側面が開放状態となるように介在させたことを特徴とする冷蔵可能な菓子。
(2)オムレットの皮にゼラチンを含有するアイスクリーム類が側面の一部を開放状態となるように包まれていることを特徴とする冷蔵可能な菓子。
(3)ワッフルの皮にゼラチンを含有するアイスクリーム類が側面の一部を開放状態となるように包まれていることを特徴とする冷蔵可能な菓子。
作用効果は次のとおりである。
(1)冷蔵保存温度でも溶けないゼラチンを含むアイスクリーム類をどらやきの皮などで上下から挟んだ独創的な構成の菓子である。
(3)消費者は、乳成分たっぷりなおいしいアイスクリーム類を、ゆっくりと賞味堪能することができる。
(4)カップ状のプラスチック容器やスプーンが不要であるから、ゴミが減量する。
(5)どらやきの皮の固さや舌触りとアイスクリーム類の固さと調和がとれた菓子を提供できる。
本願考案に用いられるアイスクリーム類は、生クリーム、卵黄、牛乳、液糖、ゼラチン、その他の材料を混ぜ合わせて固めたものである。それぞれの原材料は、生クリームでは30〜60%、卵黄では5〜25%、牛乳では10〜40%、ゼラチンでは0.5〜2.5%として配合される。
アイスクリーム類のバリエーションとして、各種フレーバーなどの食品素材を添加でき、バニラやシナモンなどの香辛料、果物、小豆、生姜、チョコレート、紅茶、コーヒー、抹茶、カボチャ、サツマイモ、マロン、ココナッツミルク、ゴマ、ヨーグルト、などを例示できる。
本考案のアイスクリームは、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」に厳密に適合する必要はなく、これに類するように、緻密な気泡を沢山含む状態で冷たく冷やされているものである。
本考案のアイスクリーム類は、ゼラチンを含有することにより、−18〜5℃程度の冷蔵状態においても、形が崩れて流れ出すことなく、また、食べるときにも短時間で溶けだして流れ落ちてしまうことがないので、どらやき風の仕様にして提供可能である。
どらやきの皮、オムレット風の皮、ワッフルの皮を用いて、上下あるいは側方の一部を開放して挟み込むことができる。どらやきの皮などに挟んで提供する物であって、通常のアイスクリームのように−20℃などの低温で店頭販売する必要はなく、−10〜−5℃程度の冷蔵販売が可能である。そのため、購入直後に食べても、アイスクリームや皮が固くなく、両者の固さが調和した食味、食感を楽しむことができる。そして、食べている最中に溶けだして流れ落ちる時間を遅くすることができるので、衣服の汚しなどの危険が少なくなる。どらやき風など、アイスクリーム類が外から視認できるような形態の新規な菓子を提供できる物である。
<アイスクリーム類の例1>
バニラアイスクリーム類の例である。はじめにクレームアングレーゼをつくる。ボウルに卵黄5個と砂糖100gを入れて泡だて器で白っぽくなるまで混ぜ合わせる。鍋(できればホーロー)で沸騰直前まで温めた牛乳250mlを、混ぜ合わせた卵黄と砂糖に少しずつ加えながらさらに混ぜる。鍋に移して、とろみがつくまで木ベラで混ぜながら弱火でゆっくりと加熱する。次に、ボウルに生クリーム600ml、上記のクレームアングレーゼ650ml、液糖80gを加え、しっかりとホイップする。さらに、乳脂肪3.5%の牛乳300ml、バニラビーンズ少々、粉ゼラチン25gを水125mlに溶かしたものを加えて均一に混ぜ合わせる。用途に応じた容器に流し入れ、−35〜−30℃の温度条件で冷やし固める。
<アイスクリーム類例2>
バニラアイスクリームの例である。ボウルに生クリーム600ml、プロダッシュ(生クリームやバターを砂糖、卵黄と組み合わせた乳化素材、不二製油株式会社製)650ml、液糖80gを加え、しっかりとホイップする。さらに、乳脂肪3.5%の牛乳300ml、バニラビーンズ少々、粉ゼラチン25gを水125mlに溶かしたものを加えて均一に混ぜ合わせる。用途に応じた容器に流し入れ、−35〜−30℃の温度条件で冷やし固める。
<アイスクリーム類例3>
チョコレートアイスクリームの例である。ボウルに生クリーム600ml、プロダッシュ650ml、液糖80gを加え、しっかりとホイップする。さらに、乳脂肪3.5%の牛乳300ml、ココアパウダー70g、粉ゼラチン25gを水125mlに溶かしたものを加えて均一に混ぜ合わせる。用途に応じた容器に流し入れ、−35〜−30℃の温度条件で冷やし固める。
<アイスクリーム類例4>
小倉アイスクリームの例である。ボウルに生クリーム600ml、プロダッシュ650ml、液糖80gを加え、しっかりとホイップする。さらに、乳脂肪3.5%の牛乳300ml、ゆであずき250g、粉ゼラチン25gを水125mlに溶かしたものを加えて均一に混ぜ合わせる。用途に応じた容器に流し入れ、−35〜−30℃の温度条件で冷やし固める。
<アイスクリーム類例5>
ごまアイスクリームの例である。ボウルに生クリーム600ml、プロダッシュ650ml、液糖80gを加え、しっかりとホイップする。さらに、乳脂肪3.5%の牛乳300ml、ごまペースト70g、粉ゼラチン25gを水125mlに溶かしたものを加えて均一に混ぜ合わせる。用途に応じた容器に流し入れ、−35〜−30℃の温度条件で冷やし固める。
アイスクリーム類入りどらやき風菓子の例。
図1aに本実施例のアイスクリーム入りどらやき風菓子の斜視図を示し、図1bにアイスクリーム入りどらやき風菓子の断面図を示す。
本実施例は、和風菓子のどらやきの皮1を用いてアイスクリーム2を挟み込んだものである。
アイスクリームには、上記に示したアイスクリーム例2を、冷却時に6cm径のセルクル型に約10mm厚になるように流し入れ、−35〜−30℃で冷却したものを用いた。
どらやきの皮は、従来のものを使用できるが、たとえば次のようなものである。卵2個、砂糖100g、蜂蜜15g、重曹2.5ml、水30ml、薄力粉120gを6個分の原料とする。卵と砂糖を加えて撹拌して軽く泡立て、蜂蜜を加え、さらに重曹を添加し、薄力粉を加えてダマの無いように混ぜて、水を加えてさらに混ぜて、30分ほど放置して生地を準備する。フライパンに油を引き、直径8〜9cmになるように前記生地を流して、約160度に設定したガスコンロで、3分半、裏返して2分ほど焼成する。できあがった皮は、12枚で、中心部の厚みは10mm程度に仕上げる。なお、覆い蓋をしながら焼成すると、皮の表面をソフトに仕上げることができる。
この皮を冷まして、片面にアイスクリームを載せ、さらにその上に上側の皮を載せて軽く押さえてアイスクリーム入りどらやき風菓子を完成する。
このアイスクリーム入りどらやき風菓子は、このまま冷蔵販売することもでき、また、冷凍して販売することもできる。
アイスクリーム類入りオムレット風菓子の例。
図2aに本実施例のアイスクリーム入りオムレット風菓子の斜視図を示し、図2bに本実施例のアイスクリーム入りオムレット風菓子の断面図を示す。
本実施例は、オムレットのスポンジ21を用いてアイスクリーム22を巻き包み込んだものである。前後は開放し、中央部をバンディングテープ25で開かないように留めている。
アイスクリームには、上記に示したアイスクリーム例2を、冷却時に10cm角のケーキ型に約10mm厚になるように流し入れて−35〜−30℃で冷却し、10mm幅に切ったものを用いた。
オムレットの皮の製造は、卵50g、砂糖38g、小麦粉17gを基本とし、ベーキングパウダー、膨張剤、安定剤及び水を小量から適量組み合せて調整する。卵・砂糖及び小麦粉をよくかき混ぜ、ベーキングパウダー、膨張剤、安定剤、水を適量添加して、さらにかき混ぜて生地を作る。この生地を鉄板に適量広げて、強火で焦げないように調整しながら焼成する。このアイスクリーム入りオムレット風菓子は、このまま冷蔵販売することもでき、また、冷凍して販売することもできることも実施例1と同様である。
アイスクリーム類入りワッフル風菓子の例。
図3に本実施例のアイスクリーム入りワッフル風菓子の斜視図を示す。
本実施例は、ワッフルの皮31を用いてアイスクリーム32を挟み込んだものである。
アイスクリームには、上記に示したアイスクリーム例2を、冷却時に長径70mmの小判セルクル型に約10mm厚になるように流し入れ、−35〜−30℃で冷却したものを用いた。
ワッフルの皮の製造は、基本的には実施例1のどらやきの皮と同様の原料を使用することができる。製法は、生地をワッフル型に流し込んで、長辺約10cm、短辺約6cmの小判型に仕上げる。
このアイスクリーム入りワッフル風菓子は、このまま冷蔵販売することもでき、また、冷凍して販売することもできることも実施例1と同様である。
実施例1のアイスクリーム入りどらやき風菓子の斜視図 実施例1のアイスクリーム入りどらやき風菓子の断面図 実施例2のアイスクリーム入りオムレット風菓子の斜視図 実施例2のアイスクリーム入りオムレット風菓子の断面図 実施例3のアイスクリーム入りワッフル風菓子の斜視図
符号の説明
1 :どらやきの皮
2、22、32、42:アイスクリーム
21 :スポンジ
25 :バンディングテープ
31 :ワッフルの皮

Claims (3)

  1. 上下のどらやきの皮の間にゼラチンを含有するアイスクリーム類を側面が開放状態となるように介在させたことを特徴とする冷蔵可能な菓子。
  2. オムレットの皮にゼラチンを含有するアイスクリーム類が側面の一部を開放状態となるように包まれていることを特徴とする冷蔵可能な菓子。
  3. ワッフルの皮にゼラチンを含有するアイスクリーム類が側面の一部を開放状態となるように包まれていることを特徴とする冷蔵可能な菓子。
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