JPH0836970A - アパーチャグリル用フレームの加圧装置 - Google Patents

アパーチャグリル用フレームの加圧装置

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JPH0836970A
JPH0836970A JP6194888A JP19488894A JPH0836970A JP H0836970 A JPH0836970 A JP H0836970A JP 6194888 A JP6194888 A JP 6194888A JP 19488894 A JP19488894 A JP 19488894A JP H0836970 A JPH0836970 A JP H0836970A
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JP6194888A
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Kunihiko Yanai
邦彦 柳井
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Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/02Manufacture of electrodes or electrode systems
    • H01J9/14Manufacture of electrodes or electrode systems of non-emitting electrodes
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
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    • H01J9/14Manufacture of electrodes or electrode systems of non-emitting electrodes
    • H01J9/142Manufacture of electrodes or electrode systems of non-emitting electrodes of shadow-masks for colour television tubes

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  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレームの対向する一対のメンバーを同一の
条件で加圧することができる加圧装置を提供すること。 【構成】 アパーチャグリル用のフレーム101の上下
の横メンバー103を互いに近付く向きに加圧する加圧
装置5であって、前記フレーム101の外側で上下の横
メンバー103にそれぞれ臨む箇所に、各横メンバー1
03から接近離間する方向に移動可能に配設される一対
の加圧ブロック31と、前記各加圧ブロック31を互い
に同期して各横メンバー103から接近離間する方向に
それぞれ移動させる駆動手段15と、前記各加圧ブロッ
ク31でそれぞれ支持され各横メンバー103にそれぞ
れ接触可能な加圧用ローラ33とを備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー陰極線管(以
下、CRTと略記する)の色選別装置を構成するアパー
チャグリルのフレームを加圧する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ受像機やコンピュータのモニタテ
レビに用いられるトリニトロン方式のCRTの内部に
は、色選別装置としてのアパーチャグリルが配設されて
いる。図7に示すように、アパーチャグリル1は、略々
矩形枠状に形成されたフレーム101と、このフレーム
101の内側に張設されたグリル107を備えている。
前記フレーム101は、上下の横メンバー103と、各
横メンバー103の左右両端間を連結する左右の縦メン
バー105からなり、横メンバー103は、左右方向の
中間部の間隔が両側部の間隔よりも大きくなるように湾
曲し、且つ、左右方向の中間部よりも両側部の方が前方
に突出するように湾曲して形成されている。前記グリル
107には、上下に細長状のスリット109が左右に間
隔を置いて多数形成され、このグリル107は、図8に
示すように、前記上下の横メンバー103の前部間に、
前記スリット109が形成された薄板状のフラットアパ
ーチャグリル3を溶着し、その後、フレーム101の外
側のフラットアパーチャグリル3部分を除去すること
で、前記フレーム101の内側に張設される。前記フラ
ットアパーチャグリル3の横メンバー103への溶着
は、完成後のアパーチャグリル1において前記スリット
109間のグリル107部分に弛みが生じないように、
前記上下の横メンバー103を互いに近付くように加圧
変形させ、さらに、上下に引っ張ったフラットアパーチ
ャグリル3を前方から前記フレーム101に当て付けた
状態で行う。
【0003】図9は、前記上下の横メンバー103を加
圧変形させる従来の加圧装置の概略構成図を示す。加圧
装置41は、前記上下の横メンバー103をそれぞれフ
レーム101の外側から加圧する上下の加圧機構43,
45を備えている。前記上加圧機構43は、前記上横メ
ンバー103の上方に配設される固定の加圧用レバー4
301を有し、下加圧機構45は、前記下横メンバー1
03から離間接近する方向に移動可能なスライドシャフ
ト4501と、このスライドシャフト4501の先端で
回転可能に支持され前記下横メンバー103の下方に配
設される可動の加圧用レバー4503を有している。前
記上下の各加圧機構43,45の加圧用レバー430
1,4503の左右両端には加圧ブロック4303,4
505がそれぞれ回転可能に支持され、各加圧用ブロッ
ク4303,4505の左右両端には、前記上下の横メ
ンバー103に係合可能な加圧子4305,4507が
それぞれ突設されている。
【0004】前記加圧装置41による前記上下の横メン
バー103の加圧は、前記スライドシャフト4501に
より下加圧機構45の加圧用レバー4503を上加圧機
構43側に移動させつつ、この加圧用レバー4503の
各加圧子4507を下横メンバー103の左右両端寄り
で左右に間隔を置いた2箇所ずつにそれぞれ接触させ、
さらに、上横メンバー103の左右両端寄りで左右に間
隔を置いた2箇所ずつを上加圧機構43の各加圧子43
05に接触させて、下加圧機構45の加圧用レバー45
03を上加圧機構43側にさらに移動させることで行
う。このとき、下横メンバー103の剛性が、左右方向
の中間の下横メンバー103箇所よりも縦メンバー10
5と連結される左右方向の両端寄りの下横メンバー10
3箇所の方が高いため、各加圧子4305,4507
は、下横メンバー103に接触した後に横メンバー10
3上で、剛性が低い左右方向の中間部側から両端側に摺
動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の加圧装置は、上下の加圧用レバー4301,4
503のうち下加圧機構45の加圧用レバー4503の
みを回転可能に支持し、この加圧用レバー4503のみ
を上加圧機構43側に移動させる構成であるため、上下
の横メンバー103の加圧時、加圧用レバー4503が
回転及び移動しつつ加圧子4507が下横メンバー10
3に接触する下加圧機構45と、加圧用レバー4301
が固定のまま加圧子4305が上横メンバー103に接
触する上加圧機構43とでは、加圧子4305,450
7が接触する横メンバー103箇所が異なってしまう。
また、従来は、各横メンバー103の加圧時に、各加圧
子4305,4507を横メンバー103上で摺動させ
る構成であるため、各加圧子4305,4507が接触
する横メンバー103箇所の剛性の違いにより、横メン
バー103と加圧子4305,4507の間に生じる摩
擦力に差が生じ、この摩擦力の差により、各加圧子43
05,4507が横メンバー103上で摺動する度合い
が異なり、加圧子4305,4507が接触する箇所が
上下の横メンバー103間でずれてしまう。このため、
上下の横メンバー103の加圧条件が互いに異なってし
まい、これにより、フレーム101が捩れて、上下の横
メンバー103に溶着したグリル107にも捩れが生
じ、この捩れにより、各スリット109間のグリル10
7部分に弛みが生じるという不具合があった。
【0006】さらに、従来は、横メンバー103の左右
に間隔を置いた箇所に加圧子4305,4507を接触
させる構成であるため、加圧子4305,4507が接
触する横メンバー103箇所に応力が集中し、これによ
り、加圧子4305,4507が接触していない横メン
バー103箇所の応力との間にばらつきが生じ、横メン
バー103の全体を均等な力で加圧することができず、
溶着したグリル107のスリット109間部分に弛みが
生じる要因となる不具合があった。本発明は前記事情に
鑑み案出されたもので、本発明の目的は、アパーチャグ
リル用のフレームの対向する一対のメンバーを同一の条
件で加圧することができる加圧装置を提供することにあ
り、さらには、各メンバーの全体を均等に加圧すること
ができる加圧装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、上下左右の4つのメンバーからなるアパーチ
ャグリル用のフレームで対向する一対のメンバーを互い
に近付く向きに加圧する加圧装置であって、前記フレー
ムの外側で前記一対のメンバーにそれぞれ臨む箇所に、
該メンバーから接近離間する方向に移動可能に配設され
る一対の加圧ブロックと、前記各加圧ブロックを互いに
同期して前記一対のメンバーから接近離間する方向にそ
れぞれ移動させる駆動手段と、前記各加圧ブロックでそ
れぞれ支持され前記一対のメンバーにそれぞれ接触可能
な加圧子とを備えることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記加圧子が、前記一対
のメンバー上で転動可能なローラで構成されているもの
とした。さらに、本発明は、前記加圧子が多数設けら
れ、各加圧子は前記一対のメンバーの延在方向に間隔を
置いた前記加圧ブロック箇所でそれぞれ支持されている
ものとした。また、本発明は、前記加圧ブロックに、前
記各加圧子を前記メンバーから接近離間する方向にそれ
ぞれ移動させる多数の加圧子移動機構が設けられている
ものとした。さらに、本発明は、前記加圧子が前記一対
のメンバーに臨む箇所に前記フレームを位置決めするフ
レーム位置決め手段をさらに備えるものとした。
【0009】
【作用】フレームの対向する一対のメンバーの加圧時、
各加圧ブロックが互いに同期して前記一対のメンバーに
接近する方向にそれぞれ移動し、各加圧ブロックで支持
された加圧子が、互いに同一の動きで前記一対のメンバ
ーにそれぞれ接触し加圧するので、一対のメンバーが加
圧子により加圧される条件が同一となる。
【0010】
【実施例】図1は実施例に係る加圧装置の平面図、図2
は同正面図、図3は同側面図を示す。加圧装置5は、基
台7と、この基台7上に配設されたフレーム支持手段9
と、フレーム位置決め手段11と、上下の各横メンバー
103をそれぞれ加圧する2つの加圧手段13と、前記
基台7に設けられ前記2つの加圧手段13を同期して上
下の横メンバー103にそれぞれ係脱させる駆動手段1
5等を備えている。
【0011】前記基台7は、図1に示すように、前後に
長い平面視矩形に形成され、基台7は、図2及び図3に
示すように、中空枠17と、この中空枠17上に取着さ
れた基板19からなる。前記基板19は、図1に示すよ
うに、前板部1901及び後板部1903と、これら前
板部1901及び後板部1903を接続する中間板部1
905で構成され、この中間板部1905は前板部19
01及び後板部1903よりも基台7の左右方向の幅が
小さい寸法で形成されている。
【0012】図4は前記中間板部1905の拡大平面
図、図5は図4のA矢視図、図6は図4のB矢示図を示
し、前記フレーム支持手段9は、図4に示すように、前
記中間板部1905の左右両側部にそれぞれ基台7の前
後方向に間隔を置いて2つずつ設けられている。前記フ
レーム支持手段9は、図4に示すように、前記中間板部
1905の上方に配設される受板901と、図5及び図
6に示すように、この受板901に立設された支持ピン
903と、中間板部1905の側部に立設され受板90
1を昇降させるシリンダ905を備え、前記支持ピン9
03上に縦メンバー105の略々中間部が載置される。
前記フレーム支持手段9は、各シリンダ905が同時に
伸縮動作することで支持ピン903を介してフレーム1
01が昇降するように構成され、前記支持ピン903
は、載置するフレーム101の大きさ(実施例では最大
27インチ形まで)に合わせて任意の大きさ、形状のも
のに交換可能である。
【0013】前記フレーム位置決め手段11は、基台7
の左右方向にフレーム101を位置決めするX位置決め
機構21と、基台7の前後方向にフレーム101を位置
決めするY位置決め機構23と、基台7の上下方向にフ
レーム101を位置決めするZ位置決め機構25からな
り、実施例では、最大27インチ形までのフレーム10
1を基台7の左右、前後、及び上下方向にそれぞれ位置
決めできるように構成されている。
【0014】前記X位置決め機構21は、図4及び図5
に示すように、前記中間板部1905に立設され基台7
の左右方向に延在するガイドレール2101と、このガ
イドレール2101上で移動可能に支持された左右の移
動ブロック2103と、これら各移動ブロック2103
に立設された位置決めピン2105と、左右の移動ブロ
ック2103間に介設された振り分けリンク2107
と、この振り分けリンク2107に結合されたシリンダ
2109を備えている。前記X位置決め機構21は、シ
リンダ2109の伸縮動作により振り分けリンク210
7を介して左右の移動ブロック2103がガイドレール
2101上で離間接近し、各位置決めピン2105が左
右の縦メンバー105に内側から係脱し、各位置決めピ
ン2105が縦メンバー105に係合した状態で、フレ
ーム101が基台7の左右方向に位置決めされるように
構成されている。
【0015】前記Y位置決め機構23は、図4及び図5
に示すように、前記移動ブロック2103の上方で基台
7の左右方向に間隔を置いた箇所に配設された左右のガ
イドレール2301と、これらガイドレール2301上
で移動可能に支持された前後の移動板2303と、これ
ら各移動板2303に支柱2305を介してそれぞれ支
持された支持板2307と、この支持板2307で左右
に間隔を置いた箇所にそれぞれ立設された位置決めピン
2309と、前後の移動板2303間に介設された振り
分けリンク2311と、この振り分けリンク2311に
結合されたシリンダ2313を備えている。図5及び図
6中2315は、ガイドレール2301の前後の中間板
部1905箇所に立設された支柱を示し、この支柱23
15上で前記ガイドレール2101が支持されている。
前記Y位置決め機構23は、シリンダ2313の伸縮動
作により振り分けリンク2311を介して前後の移動板
2303がガイドレール2301上で離間接近し、各位
置決めピン2309が上下の横メンバー103に内側か
ら係脱し、各位置決めピン2309が横メンバー103
に係合した状態で、フレーム101が基台7の前後方向
に位置決めされるように構成されている。
【0016】前記Z位置決め機構25は、図4及び図5
に示すように、前記前後の移動板2303の左右両側部
で上下に揺動可能に支持された揺動レバー2501と、
これら各揺動レバー2501の先端に取着された押えロ
ーラ2503と、前後の移動板2303で支持され揺動
レバー2501の下方に配設されたシリンダ2505を
備えている。前記Z位置決め機構25は、揺動レバー2
501の下端が自重によりシリンダ2505に常時当接
し、シリンダ2505の伸縮動作で揺動レバー2501
が上下に揺動し、揺動レバー2501の上方への揺動
時、押えローラ2503が支持ピン903の上方に配置
され、この状態で、フレーム支持手段9によりフレーム
101を上昇させ縦メンバー105を押えローラ250
3に当て付けることで、フレーム101が基台7の上下
方向に位置決めされるように構成されている。
【0017】前記加圧手段13は、前記基板19の前板
部1901及び後板部1903にそれぞれ配設されてい
る。前記加圧手段13は、図2及び図3に示すように、
基台7の左右方向略々中央部に立設されたガイド部材2
7と、このガイド部材27で支持され基台7の前後方向
に移動可能なスライダー29と、このスライダー29の
上部に取着された加圧ブロック31と、この加圧ブロッ
ク31で支持された多数の加圧用ローラ33等を備えて
いる。
【0018】前記スライダー29には、図3に示すよう
に、ボルト35が螺着され、その頭部3501は加圧ブ
ロック31から突出し前記中間板部1905とは反対側
に配置されている。前記加圧ブロック31は、図2に示
すように、フレーム101の前後方向における横メンバ
ー103の湾曲の度合いに対応し、加圧ブロック31の
下面が基台7の左右方向の中央部から両側部に至るにつ
れて基板19に近付くように形成され、基台9の左右方
向に間隔を置いた加圧ブロック31箇所には、図2及び
図3に示すように、加圧ブロック31を前後に貫通する
孔3101が上下に間隔を置いて4つ形成されている。
前記上下の4つの孔3101には、図3に示すように、
前記中間板部1905側及びその反対側からそれぞれガ
イドシャフト3103,3105が挿入され、両ガイド
シャフト3103,3105間の孔3101部分にはス
プリング3107が介設されている。
【0019】前記各ガイドシャフト3103,3105
の先端は、前記孔3101から中間板部1905側及び
その反対側にそれぞれ突出し、この孔3101から突出
するガイドシャフト3103の先端は結合部材3109
に取着され、孔3101から突出するガイドシャフト3
105の先端は結合部材3111に取着されている。前
記中間板部1905側の結合部材3109の下部にはね
じ部材3113が挿通され、このねじ部材3113の先
端は加圧ブロック31の下部に螺着され、前記結合部材
3109は、ねじ部材3113に巻装されたスプリング
3115により加圧ブロック31側に付勢され、これに
より、中間板部1905側のガイドシャフト3103の
前記孔3101からの脱落が防止されている。前記中間
板部1905とは反対側の結合部材3111には、図3
に示すように雌ねじ部3117が形成され、この雌ねじ
部3117には、前記ガイドシャフト3105のうち1
本に形成された雄ねじ部3119が螺合し、この雄ねじ
部3119が形成されたガイドシャフト3105の先端
は、前記結合部材3111の外側に突出している。尚、
前記雄ねじ部3119が形成されたガイドシャフト31
05の基端には環状のストッパ部材(図示せず)が形成
され、このストッパ部材が前記孔3101に形成された
段部(図示せず)と係合することで、ガイドシャフト3
105の孔3101からの脱落が防止されている。
【0020】前記中間板部1905側の結合部材311
1は、前記雄ねじ部3119が形成されたガイドシャフ
ト3105を締め付け或は緩めることで、加圧ブロック
31から離間接近する方向に移動するように構成され、
実施例では、前記ガイドシャフト3103,3105、
結合部材3109,3111、及びねじ部材3113で
加圧子移動機構が構成されている。
【0021】前記加圧用ローラ33は、図1及び図3に
示すように、前記中間板部1905側の各結合部材31
09の上部に垂直軸を介してそれぞれ回転可能に支持さ
れ、各加圧用ローラ33は、基台7の左右方向に殆ど隙
間なく並んで配置され、実施例では、27インチ形のフ
レーム101の横メンバー103の長さに対応し、各加
圧手段13に32個の加圧用ローラ33が設けられてい
る。
【0022】前記駆動手段15は、図3に示すように、
各加圧手段13のボルト35の頭部3501に係合可能
なローラ37と、前記中空枠17に配設されこのローラ
37を頭部3501に係脱させる係脱機構39で構成さ
れている。前記係脱機構39は、図2に示すように、前
記中間板部1905の下方で左右に間隔を置いた箇所に
それぞれ立設され基台7で昇降可能に支持された2本の
ガイド部材3901と、これらガイド部材3901の上
端で回転可能に支持された軸部材3903と、基台7で
支持されこの軸部材3903に軸受を介して連結された
シリンダ3905と、前記軸部材3903と前記各ロー
ラ37間を結合する前後のリンク3907からなる。前
記係脱機構39は、シリンダ3905の伸縮動作により
リンク3907を介して前記各ローラ37が頭部350
1に係脱し、前記加圧ブロック31を離間接近する方向
にスライドさせるように構成されている。
【0023】次に、前記加圧装置5により上下の横メン
バー103を加圧する場合について説明する。まず、前
記フレーム支持手段9の支持ピン903上に、グリル1
07を上方に向けた状態でフレーム101を載置し、Z
位置決め機構25の揺動レバー2501を上方に揺動さ
せて押えローラ2503を支持ピン903の上方に配置
し、フレーム支持手段9によりフレーム101を上昇さ
せて、押えローラ2503と支持ピン903により縦メ
ンバー105を挟持しフレーム101を基台7の上下方
向に位置決めする。次に、前記X位置決め機構21及び
Y位置決め機構23によりフレーム101を基台7の左
右及び前後方向にそれぞれ位置決めし、上下の横メンバ
ー103が前記加圧用ローラ33に臨むようにフレーム
101を固定する。
【0024】次に、横メンバー103に臨む各加圧用ロ
ーラ33を、加圧ブロック31の左右方向中央部から左
右両側に至るにつれて横メンバー103と加圧用ローラ
33の間隔が次第に小さくなるように、前記雄ねじ部3
119が形成されたガイドシャフト3105により移動
させ、各加圧用ローラ33による横メンバー103の加
圧力を調整する。このとき、前記スライダー29の部分
を境界として左右対称の箇所にある両加圧用ローラ33
の横メンバー103との間隔を互いに等しくし、且つ、
中間板部1905を挟んで基台7の前後方向に対向する
両加圧用ローラ33の横メンバー103との間隔を互い
に等しくする。各加圧用ローラ33の調整が済んだなら
ば、前記駆動手段15により前後の加圧ブロック31を
互いに近付く向きに移動させ、加圧ブロック31の左右
両側寄りの加圧用ローラ33から順次横メンバー103
に接触させ、さらなる各加圧ブロック31の移動によ
り、各加圧用ローラ33を横メンバー103上で剛性が
低い左右方向の中間板部1905側から両端側に転動さ
せつつ、各加圧用ローラ33により上下の横メンバー1
03を加圧する。
【0025】このように実施例によれば、上横メンバー
103用と下横メンバー103用の各加圧手段13を、
駆動手段15により上下の横メンバー103にそれぞれ
離間接近される加圧ブロック31と、この加圧ブロック
31で支持された加圧用ローラ33等で構成したので、
上下の横メンバー103の加圧時、各加圧手段13の加
圧用ローラ33を、上下の横メンバー103にそれぞれ
近付く向きに移動させるという同一の動作で各横メンバ
ー103に接触させることができ、従って、上下の横メ
ンバー103を互いに同一の条件で加圧することができ
る。また、実施例では、横メンバー103の加圧を加圧
用ローラ33により行い、各加圧ブロック31の移動に
より加圧用ローラ33を横メンバー103上で転動させ
る構成としたので、加圧用ローラ33と横メンバー10
3間の摩擦力が低減し、これにより、各加圧用ローラ3
3が接触する横メンバー103箇所の剛性の違いによる
前記摩擦力の差を略々なくし、各加圧用ローラ33が横
メンバー103上で転動する度合いの差をなくして、加
圧用ローラ33が接触する横メンバー103箇所を上下
の横メンバー103間で同じくし、上下の横メンバー1
03を互いに同一の条件で加圧することができる。この
ため、フレーム101乃至フラットアパーチャグリル3
の捩れの発生と、溶着後のグリル107の各スリット1
09間部分における弛みの発生を防ぐことができる。
【0026】さらに、実施例では、各加圧手段13の加
圧用ローラ33を、基台7の左右方向に殆ど隙間なく並
んで配置し、それら加圧用ローラ33で横メンバー10
3を加圧するようにしたので、横メンバー103を細か
いピッチで多点加圧し、横メンバー103の全体を均等
な力で加圧することができる。また、実施例では、各加
圧用ローラ33を前記雄ねじ部3119が形成されたガ
イドシャフト3105により横メンバー103から離間
接近する方向に個々に移動できるように構成したので、
フレーム101の左右方向における各横メンバー103
箇所を、各箇所の剛性の違いに対応させた力で加圧する
ことができる。
【0027】尚、実施例では、各加圧手段13に32個
の加圧用ローラ33を設け、最大27インチ形のフレー
ム101に対応可能な構成としたが、各加圧手段13の
加圧用ローラ33の数は、対応可能なフレーム101の
大きさに応じて任意に変更可能である。また、実施例で
は加圧用ローラ33により加圧子を構成したが、比較的
横メンバー103との摩擦が少ない構成、材質のもので
あれば、ローラ以外の部材で加圧子を構成してもよい。
さらに、フレーム支持手段9及びフレーム位置決め手段
11の構成は、実施例で示した構成に限らず任意であ
る。また、実施例では、各加圧手段13の加圧ブロック
31を、単一のシリンダ905からなる駆動手段15に
より移動させる構成としたが、各加圧手段13の駆動手
段は個別に構成してもよい。そして、実施例では、フラ
ットアパーチャグリル3の溶着時に用いるフレーム10
1の加圧装置5について説明したが、本発明は、アパー
チャグリル1の組立て工程においてフレーム101の対
向する横メンバー103どうし、或は、縦メンバーどう
しを互いに近付く向きに加圧する際に用いる種々の加圧
装置5の全般に適用可能であることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
下左右の4つのメンバーからなるアパーチャグリル用の
フレームで対向する一対のメンバーを互いに近付く向き
に加圧する加圧装置であって、前記フレームの外側で前
記一対のメンバーにそれぞれ臨む箇所に、該メンバーか
ら接近離間する方向に移動可能に配設される一対の加圧
ブロックと、前記各加圧ブロックを互いに同期して前記
一対のメンバーから接近離間する方向にそれぞれ移動さ
せる駆動手段と、前記各加圧ブロックでそれぞれ支持さ
れ前記一対のメンバーにそれぞれ接触可能な加圧子とを
備える構成とした。このため、各加圧ブロックで支持さ
れた加圧子が、互いに同一の動きでフレームの一対のメ
ンバーにそれぞれ接触、加圧し、それら一対のメンバー
を同一の条件で加圧することができる。
【0029】また、本発明によれば、前記加圧子が前記
一対のメンバーの延在方向に間隔を置いた多数の前記加
圧ブロック箇所にそれぞれ支持されている構成としたの
で、各メンバーを細かいピッチで多点加圧し、各メンバ
ーの全体を均等に加圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る加圧装置の平面図である。
【図2】図1の加圧装置の正面図である。
【図3】図1の加圧装置の側面図である。
【図4】図1の加圧装置における中間板部の拡大平面図
である。
【図5】図4のA矢視図である。
【図6】図4のB矢示図である。
【図7】本発明が適用されるアパーチャグリルを裏側か
ら見た斜視図である。
【図8】フレームにフラットアパーチャグリルを溶着す
る状態を示す斜視図である。
【図9】従来例に係る加圧装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 アパーチャグリル 101 フレーム 103 横メンバー 107 グリル 7 加圧装置 11 フレーム位置決め手段 15 駆動手段 31 加圧ブロック 3103,3105 ガイドシャフト 3109,3111 結合部材 3113 ねじ部材 33 加圧用ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下左右の4つのメンバーからなるアパ
    ーチャグリル用のフレームで対向する一対のメンバーを
    互いに近付く向きに加圧する加圧装置であって、 前記フレームの外側で前記一対のメンバーにそれぞれ臨
    む箇所に、該メンバーから接近離間する方向に移動可能
    に配設される一対の加圧ブロックと、 前記各加圧ブロックを互いに同期して前記一対のメンバ
    ーから接近離間する方向にそれぞれ移動させる駆動手段
    と、 前記各加圧ブロックでそれぞれ支持され前記一対のメン
    バーにそれぞれ接触可能な加圧子と、 を備えることを特徴とするアパーチャグリル用フレーム
    の加圧装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧子は、前記一対のメンバー上で
    転動可能なローラで構成されている請求項1記載のアパ
    ーチャグリル用フレームの加圧装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧子は多数設けられ、各加圧子は
    前記一対のメンバーの延在方向に間隔を置いた前記加圧
    ブロック箇所でそれぞれ支持されている請求項1又は2
    記載のアパーチャグリル用フレームの加圧装置。
  4. 【請求項4】 前記加圧ブロックには、前記各加圧子を
    前記メンバーから接近離間する方向にそれぞれ移動させ
    る多数の加圧子移動機構が設けられている請求項3記載
    のアパーチャグリル用フレームの加圧装置。
  5. 【請求項5】 前記加圧子が前記一対のメンバーに臨む
    箇所に前記フレームを位置決めするフレーム位置決め手
    段をさらに備える請求項1、2、3又は4記載のアパー
    チャグリル用フレームの加圧装置。
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US08/506,873 US5632665A (en) 1994-07-26 1995-07-25 Device for pressing frame for apertured grills
GB9515260A GB2291607B (en) 1994-07-26 1995-07-25 Pressing frames for apertured grills
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GB2291607A (en) 1996-01-31
CN1123460A (zh) 1996-05-29
KR960005664A (ko) 1996-02-23
CN1073268C (zh) 2001-10-17
GB9515260D0 (en) 1995-09-20
GB2291607B (en) 1997-03-05

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