JPH0836840A - クロック生成回路 - Google Patents

クロック生成回路

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JPH0836840A
JPH0836840A JP17459494A JP17459494A JPH0836840A JP H0836840 A JPH0836840 A JP H0836840A JP 17459494 A JP17459494 A JP 17459494A JP 17459494 A JP17459494 A JP 17459494A JP H0836840 A JPH0836840 A JP H0836840A
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JP
Japan
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pulse
circuit
window
level
peak
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JP17459494A
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Mitsuko Sato
晃子 佐藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は記録媒体からの再生信号に基づいて
クロックを生成するクロック生成回路に関し、ジッタの
ない安定したクロックを生成する。 【構成】 ウインドパルス生成手段4は、記録媒体1に
記録された2値化データの最低周波数に対応した出力信
号のピークレベルと最高周波数における最大ピークレベ
ルとの間に基準レベルを設定する基準レベル設定手段8
を具備してなる構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロック生成回路に係
り、特に記録媒体からの再生信号に基づいてクロックを
生成するクロック生成回路に関する。
【0002】例えば磁気ディスク装置等のディスク装置
のデータ再生時に使用されるクロックは再生データ処理
の要となるのもであり、クロック生成回路は非常に重要
である。しかし近年、ディスク媒体の小型化・高密度記
録化により、回転変動や再生信号の分解能の劣化が問題
となっている。そこで、これらを吸収できる安定したク
ロックを生成して再生データ処理を行うことが要望され
ている。
【0003】
【従来の技術】図6は従来の磁気ディスク装置における
ピーク検出方式によるクロック生成回路の一例を示す図
である。
【0004】図6において、クロック生成回路10は、
大略して再生信号処理回路11とデータパルス生成回路
17とPLL回路21とから構成される。再生信号処理
回路11は、増幅回路12とAGC回路13とイコライ
ザ(コサインイコライザ)回路14とローパスフィルタ
15とピーク検出回路16とを縦続接続された構成とさ
れている。また、データパルス生成回路17は、ローパ
スフィルタ15出力端に対して並列に接続されたウイン
ドパルス生成回路18及び微分回路19と、ウインドパ
ルス生成回路18及び微分回路19の各出力端に入力端
を接続された単安定マルチバイブレータ20とから構成
されている。そして、PLL回路21は、パルス比較器
22とチャージポンプ回路23と電圧制御発振器24と
からなる周知の構成とされている。
【0005】ここで、図7はクロック生成回路10の各
部の波形を示す図である。
【0006】磁気ディスクには、図7(A)に示す記録
データaに応じた記録データパルスb(図7(B))の
立ち上がりエッジに同期して反転する記録電流c(図7
(C))で記録が行われているものとする。
【0007】磁気ヘッド25は、磁気ディスクを再生し
て再生RF信号d(図7(D))を出力する。磁気ヘッ
ド25は等価的にインダクタンスと抵抗からなる微分回
路であるため、再生RF信号dは基本的には記録電流c
のエッジに同期してピークが立つ波形となる。ただし、
“1”のビットが連続する部分の両側では図示の如くピ
ークシフトが起きる。
【0008】ここで、ピークシフトについて図8を参照
して説明する。図8において、縦軸は信号レベル、横軸
は時間を表す。図8は連続する“0”のビット中に
“1”のビットが2ビット連続した記録データを再生し
た場合の再生波形、すなわちダイビット波形を説明する
ための図である。図8(A)の場合は隣接する各ビット
の間隔が広く記録密度が低い場合、図8(B)の場合は
隣接する各ビットの間隔が狭く記録密度が高い場合を示
している。
【0009】図8(A)において、最初の“1”のビッ
トを再生した再生孤立波形をIで、次の“1”のビット
を再生した再生孤立波形をIIで示す。なお、再生孤立波
形I及びIIの半値幅W50は44nsec、最高周波数
max は15.0MHzである。再生孤立波形I及びII
のピーク位置は各々の“1”のビットの位置と同じ位置
となっている。この記録データを再生した場合のダイビ
ット波形は再生孤立波形Iと再生孤立波形IIを重ね合わ
せたもの、すなわちIII で示す波形となる。
【0010】ダイビット波形III のピーク位置は、図示
の如く、再生孤立波形I及びIIのピーク位置に対して隣
接する“0”のビットの方向にS1 だけシフトする。ま
た、ダイビット波形III のピークレベルは、図示の如
く、再生孤立波形I及びIIのピークレベルに対してD1
だけダウンする。
【0011】次に、図8(B)において、最初の“1”
のビットを再生した再生孤立波形をIVで、次の“1”の
ビットを再生した再生孤立波形をVで示す。なお、再生
孤立波形IV及びVの半値幅W50は44nsec、最高
周波数Fmax は22.5MHzである。再生孤立波形IV
及びVのピーク位置は各々の“1”のビットの位置と同
じ位置となっている。この記録データを再生した場合の
ダイビット波形は再生孤立波形IVと再生孤立波形Vを重
ね合わせたもの、すなわちVIで示す波形となる。
【0012】ダイビット波形VIのピーク位置は、図示の
如く、再生孤立波形IV及びVのピーク位置に対して隣接
する“0”のビットの方向にS2 だけシフトする。ま
た、ダイビット波形VIのピークレベルは、図示の如く、
再生孤立波形IV及びVのピークレベルに対してD2 だけ
ダウンする。
【0013】ここで、明らかにS1 <S2 であり、D1
<D2 である。すなわち、記録密度が高い場合のダイビ
ット波形VIは記録密度が低い場合のダイビット波形III
に比べて分解能が低下し、ピークシフト量が大きくな
り、ピークレベルダウン量も大きくなる。
【0014】図7に戻って説明するに、時刻t3 以降は
スピンドルモータの回転変動(遅れ)の影響により記録
電流cのエッジに対して再生RF信号dのピークが遅れ
方向にずれている。
【0015】磁気ヘッド22からの再生RF信号dは、
微小信号を所定レベルに増幅するための増幅回路12、
磁気ディスクの特性や磁気ヘッドの追従特性等に起因す
る信号レベルの変動を抑えるためのAGC回路13、波
形のスリミング成形をおこなって分解能を補償するため
のイコライザ回路14、高域の雑音を除去するためのロ
ーパスフィルタ15を順次通ることで図7(E)に示す
AGC出力信号eとされてデータパルス生成回路17に
供給される。イコライザ回路14の重み係数が大きい場
合には、時刻t1 及び時刻t2 において、AGC出力信
号eに記録データaの“1”のビットに対応しない疑似
ピークが生成する。
【0016】なおピーク検出回路16は、ローパスフィ
ルタ15の出力のピーク値を検出し、このピーク値に応
じたDC電圧をAGC回路13に供給し、AGC回路1
3はこのDC電圧に基づいて出力レベルを制御する。す
なわち、AGC回路13はピークAGC回路である。
【0017】AGC出力信号eは、ウインドパルス生成
回路18及び微分回路19に入力される。ウインドパル
ス生成回路18は、AGC出力信号eが正の基準レベル
+V ref 以上のときに正の所定レベルV+ となり、負の
基準レベル−Vref 以下のときに負の所定レベルV-
なり、他の場合はグランドレベルとなるウインドパルス
f(図7(F))を出力する。正の基準レベル+Vref
と負の基準レベル−V ref は、絶対値が等しい一定の値
とされている。
【0018】微分回路19は、AGC出力信号eを微分
して微分波形g(図7(G))を出力する。すなわち、
微分波形gはAGC出力信号eのゼロクロス点において
ピークが立つ波形となる。
【0019】単安定マルチバイブレータ20にはウイン
ドパルスf及び微分波形gが入力されている。そして、
ウインドパルスfが正の所定レベルV+ 又は負の所定レ
ベルV- のとき、すなわちウインドが開いているときに
微分波形gにゼロクロス点があると、ゼロクロス点に同
期して立ち上がる所定幅のローデータパルスh(図7
(H))を出力する。
【0020】ローデータパルスhはPLL回路21に入
力され、ローデータパルスhに基づいてローデータパル
スhに同期した同期クロックi(図7(I))が生成出
力される。
【0021】さらに、ローデータパルスhと同期クロッ
クiを図示しないデータセパレータ30に入力してロー
データパルスhを同期クロックiで打ち抜くことで再生
データ(図示せず)が得られる。
【0022】次に、再生RF波形をレベル検出した場合
について図9を参照して説明する。
【0023】図9において、図9(A)は記録データ
a、図9(B)は磁気ヘッドからの再生RF信号d、図
9(C)は同期クロックi、図9(D)は検出レベルj
である。図示の如く、同期クロックiには再生RF信号
dのピーク位置付近でジッタが発生する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来のピーク検出方式
によるクロック生成回路では、近年の高記録密度化によ
り“1”のビットが連続するところでは再生RF信号d
がピークシフト及びピークレベルダウンを起こす。ピー
クシフトを起こすと記録データaが本来“1”のビット
でないところにローデータパルスhがシフトして立つた
め同期クロックiにジッタが発生して不安定となり、同
期はずれを起こしやすくなる。
【0025】また、ピークレベルダウンを起こすと、イ
コライザをかけてAGC出力信号eのピークレベルを持
ち上げるのには限界があるため、ウインドパルスfのウ
インドを開けるためには基準レベルを+Vref ,−V
ref の値を小さくしなければならない。ところが、基準
レベル+Vref ,−Vref の値を小さくすると、“0”
のビットが連続する途中に“1”のビットが1ビットだ
けあるところではイコライザのかけすぎでAGC出力信
号eに疑似ピークを生じてしまう。疑似ピークが基準レ
ベル+Vref 以上であると(図7(E)時刻t2 )ウイ
ンドパルスfのウインドが開くため、ローデータパルス
hには記録データaが本来“0”のビットであるところ
にパルスの湧き出しを生じ同期クロックiにジッタが発
生して不安定となり、同期はずれを起こしやすくなる。
【0026】同期クロックiが同期はずれを起こすと、
それ以降のデータを全く再生できないという重大な問題
がある。
【0027】一方、再生RF波形をレベル検出した場合
には、再生RF信号dにジッタが発生するため、A/D
変換後の検出レベルjに誤差を生じる問題がある。
【0028】そこで本発明は、上記の問題を解決したク
ロック生成回路を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明では図1の原理図の通り構成した。
【0030】すなわち、2値化データを記録されてなる
記録媒体1からのヘッド2出力に所定の信号処理を施す
再生信号処理手段3と、再生信号処理手段3からの出力
信号が第1及び第2の基準レベルに応じて第1又は第2
の所定レベルとなるウインドパルスを出力するウインド
パルス生成手段4と、出力信号を微分して微分波形を出
力する微分手段5と、ウインドパルスと微分波形に基づ
いて、ウインドパルスが所定レベルのときに微分波形の
ゼロクロス点で立ち上がるパルスを生成するパルス生成
手段6と、パルスに基づいて同期クロックを生成するク
ロック生成手段7とを具備したクロック生成回路におい
て、ウインドパルス生成手段4は、2値化データの最低
周波数に対応した出力信号のピークレベルと最高周波数
における最大ピークレベルとの間に基準レベルを設定す
る基準レベル設定手段8を具備してなる構成とした。
【0031】
【作用】上記構成の本発明によれば、ウインドパルス生
成手段4は2値化データの最低周波数に対応した出力信
号のピークレベルと最高周波数における最大ピークレベ
ルとの間に基準レベルを設定するため、ウインドパルス
生成手段4が出力するウインドパルスは、出力信号のダ
イビット波形で第1又は第2の所定レベル以下となる
(すなわち、ウインドが開かない)ように作用する。
【0032】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2は本発明の一実施例の磁気ディスク装
置におけるピーク検出方式によるクロック生成回路を示
す図である。図2中、図6と同一構成部分には同一符号
を付してある。
【0033】図2において、クロック生成回路10a
は、大略して再生信号処理回路11とパルス生成回路1
7aとPLL回路21とから構成される。再生信号処理
回路11は、増幅回路12とAGC回路13とイコライ
ザ回路14とローパスフィルタ15とピーク検出回路1
6とを縦続接続された構成とされている。さらに、増幅
回路12の出力端には、AGC回路31とイコライザ回
路32とA/D変換器33と最尤復調器34とが縦続接
続されてなる復調回路35が接続されている。
【0034】また、パルス生成回路17aは、ローパス
フィルタ15出力端に対して並列に接続されたウインド
パルス生成回路26及び微分回路19と、ウインドパル
ス生成回路26及び微分回路19の各出力端に入力端を
接続された単安定マルチバイブレータ20とから構成さ
れている。
【0035】ウインドパルス生成回路26は図3に示す
構成とされている。
【0036】すなわち、ウインドパルス生成回路26
は、全波整流回路27と基準レベル設定回路28とコン
パレータ29とから構成されている。基準レベル設定回
路28は、直流電源VCCとグランド間に直列に接続され
た抵抗R1及び可変抵抗R2と、半固定抵抗R2の可変
端子とグランド間に接続されたコンデンサCとから構成
されている。
【0037】基準レベル設定回路28は、固定抵抗R2
の値を可変端子により可変調整することで、コンパレー
タ29に供給される基準電圧を任意に設定することがで
きるように構成されている。
【0038】そして、クロック生成手段に相当するPL
L回路21は、パルス比較器22とチャージポンプ回路
23と電圧制御発振器24とからなる周知の構成とされ
ている。
【0039】ここで、図4はクロック生成回路10aの
各部の波形を示す図である。
【0040】磁気ディスクには、図4(A)に示す記録
データaに応じた記録データパルスb(図4(B))の
立ち上がりエッジに同期して反転する記録電流c(図4
(C))で記録が行われているものとする。記録データ
aは2値化データに相当する。
【0041】磁気ヘッド25は、この磁気ディスクを再
生して再生RF信号d(図4(D))を出力する。磁気
ヘッド25は等価的にインダクタンスと抵抗からなる微
分回路であるため、再生RF信号dは基本的には記録電
流cのエッジに同期してピークが立つ波形となる。ただ
し、“1”のビットが連続する部分の両側では前述した
如く時刻t1 及び時刻t2 においてピークシフトが起き
る。また、時刻t3 以降はスピンドルモータの回転変動
(遅れ)の影響により記録電流cのエッジに対して再生
RF信号dのピークが遅れ方向にずれている。
【0042】磁気ヘッド22からの再生RF信号dは、
微小信号を所定レベルに増幅するための増幅回路12、
磁気ディスクの特性や磁気ヘッドの追従特性等に起因す
る信号レベルの変動を抑えるためのAGC回路13、波
形のスリミング成形をおこなって分解能を補償するため
のイコライザ回路14、高域の雑音を除去するためのロ
ーパスフィルタ15を順次通ることで図4(E)に示す
AGC出力信号eとされてパルス生成回路17aに供給
される。本実施例では、AGC出力信号eに疑似ピーク
が出ない程度にイコライザ回路14の重み係数は小さく
設定されている。
【0043】なおピーク検出回路16は、ローパスフィ
ルタ15の出力のピーク値を検出し、このピーク値に応
じたDC電圧をAGC回路13に供給し、AGC回路1
3はこのDC電圧に基づいて出力レベルを制御する。す
なわち、AGC回路13はピークAGC回路である。
【0044】AGC出力信号eは、ウインドパルス生成
回路26及び微分回路19に入力される。ウインドパル
ス生成回路26は、AGC出力信号eが正の基準レベル
+V REF 以上のときに正の所定レベルV+ となり、負の
基準レベル−VREF 以下のときに負の所定レベルV-
なり、他の場合はグランドレベルとなるウインドパルス
f(図4(F))を出力する。
【0045】正の基準レベル+VREF と負の基準レベル
−VREF は、前述した可変抵抗R2を調整することで、
記録データaの最低周波数に対応したAGC出力信号e
のピークレベルと最高周波数に対応したダイビット波形
のピークレベルとの間に設定されている。
【0046】微分回路19は、AGC出力信号eを微分
して微分波形g(図4(G))を出力する。すなわち、
微分波形gはAGC出力信号eのゼロクロス点において
ピークが立つ波形となる。
【0047】単安定マルチバイブレータ20にはウイン
ドパルスf及び微分波形gが入力されている。そして、
ウインドパルスfが正の所定レベルV+ 又は負の所定レ
ベルV- のとき、すなわちウインドが開いているときに
微分波形gにゼロクロス点があると、ゼロクロス点に同
期して立ち上がる所定幅のローデータパルスh(図4
(H))を出力する。
【0048】負の基準レベル−VREF はダイビット波形
の最大ピークレベル以下に設定されているため、時刻t
1 から時刻t2 の間はウインドは開かない。このため、
本実施例では“1”のビットが連続する部分でピークシ
フトを起こしていても記録データaが本来“1”のビッ
トのところにローデータパルスhが立つことがなくな
る。
【0049】ローデータパルスhはPLL回路21に入
力され、ローデータパルスhに基づいてローデータパル
スhに同期した同期クロックi(図4(I))が生成出
力される。このとき、一部の期間(時刻t1 ,t2 間)
でローデータパルスhに欠けがあっても、PRML方式
でクロックを生成しているので、問題なく同期クロック
iを生成することができる。
【0050】さらに、ローデータパルスhと同期クロッ
クiを図示しないデータ判別器に入力してローデータパ
ルスhを同期クロックiで打ち抜くことで再生データ
(図示せず)が得られる。
【0051】上記した通り本実施例によれば、“1”の
ビットが連続する部分でピークシフトを起こしていても
本来“1”のビットのところにローデータパルスhが立
つことがなく同期クロックiにジッタが生じないので安
定した同期クロックiを得ることができる。
【0052】また、イコライザ回路14の設定によりA
GC出力信号eに疑似ピークが生じることがない。した
がって、疑似ピークによってウインドが開いてローデー
タパルスhに記録データaが本来“0”のビットである
ところにパルスの湧き出しを生じることがないため、同
期クロックiにジッタが生じないので安定した同期クロ
ックiを得ることができる。この結果、同期はずれを起
こすこともない。
【0053】さらに、同期クロックiは時刻t3 以降の
回転変動には追従した安定したクロックとなる。
【0054】このように本実施例によれば、ウインドパ
ルスfはAGC出力信号eのダイビット波形によっては
ウインドが開かないように基準レベル+VREF ,−V
REF が設定されるため、高記録密度で低分解能の出力信
号しか得られずにピークシフトしていても、パルス生成
回路17aは記録されている記録データaに対してピー
クシフトしていないローデータパルスhを生成すること
ができる。基準レベル+VREF ,−VREF の設定は、製
品の出荷前に行われる。
【0055】PLL回路21は上記の通りに得られたロ
ーデータパルスhに基づいてジッタのない安定した同期
クロックを生成することができる。したがって、低S/
Nで低分解能のAGC出力信号eからでも十分に低エラ
ーレートのデータを得ることができる。
【0056】なお、本実施例ではピーク検出方式のクロ
ック生成回路について説明したが、PRML(Part
ial Responce Maximum like
lihood)方式等、データの復号はピーク検出方式
以外のデータ再生方式によるクロック生成回路による場
合も、信号のサンプリングおよび復調のためのクロック
を生成する回路として有効である。
【0057】ここで、本発明回路により再生RF波形を
レベル検出した場合について図5を参照して説明する。
【0058】図5において、図5(A)は記録データ
a、図5(B)は磁気ヘッドからの再生RF信号d、図
5(C)は同期クロックi、図5(D)は図2のA/D
変換器の出力信号とされる検出レベルjである。図示の
如く、同期クロックiはジッタを含まないため、検出レ
ベルjに検出誤差を生じることがない。
【0059】なお、本実施例では磁気ディスク装置のク
ロック生成回路について説明したが、光ディスク装置あ
るいは光磁気ディスク装置や磁気テープ装置、フロッピ
ィディスク装置にも適用することが考えられる。
【0060】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、ウインドパ
ルスは出力信号のダイビット波形によってウインドが開
かないように基準レベルが設定されるため、高記録密度
で低分解能の出力信号しか得られずにピークシフトして
いても、パルス生成手段は記録されている2値化データ
に対してピークシフトしていないパルスを生成すること
ができ、クロック生成手段はジッタのない安定した同期
クロックを生成することができる。したがって、低S/
Nで低分解能の出力信号からでも十分に低エラーレート
のデータを得ることができる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】ウインドパルス生成回路26を示す図である。
【図4】クロック生成回路10aの各部の波形を示す図
である。
【図5】本発明のレベル検出した場合を示す図である。
【図6】従来のクロック生成回路の一例を示す図であ
る。
【図7】クロック生成回路10の各部の波形を示す図で
ある。
【図8】ピークシフトを説明する図である。
【図9】従来のレベル検出した場合を示す図である。
【符号の説明】
3 再生信号処理手段 4 ウインドパルス生成手段 5 微分手段 6 パルス生成手段 7 クロック生成手段 8 基準レベル設定手段 10,10a クロック生成回路 11 再生信号処理回路 17 データパルス生成回路 17a パルス生成回路 18,26 ウインドパルス生成回路 19 微分回路 20 単安定マルチバイブレータ 21 PLL回路 27 全波整流回路 28 基準レベル設定回路 29 コンパレータ R2 可変抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値化データを記録されてなる記録媒体
    からのヘッド出力に所定の信号処理を施す再生信号処理
    手段と、 該再生信号処理手段からの出力信号が第1及び第2の基
    準レベルに応じて第1又は第2の所定レベルとなるウイ
    ンドパルスを出力するウインドパルス生成手段と、 該出力信号を微分して微分波形を出力する微分手段と、 該ウインドパルスと該微分波形に基づいて、該ウインド
    パルスが該所定レベルのときに該微分波形のゼロクロス
    点で立ち上がるパルスを生成するパルス生成手段と、 該パルスに基づいて同期クロックを生成するクロック生
    成手段とを具備したクロック生成回路において、 前記ウインドパルス生成手段は、前記2値化データの最
    低周波数に対応した前記出力信号のピークレベルと最高
    周波数における最大ピークレベルとの間に前記基準レベ
    ルを設定する基準レベル設定手段を具備してなることを
    特徴とするクロック生成回路。
  2. 【請求項2】 前記ウインドパルス生成手段は、前記再
    生信号処理手段からの前記出力信号を入力されて全波整
    流する全波整流手段と、直流電圧を可変して前記基準レ
    ベルを可変設定する前記基準レベル設定手段と、該全波
    整流手段からの整流信号を前記基準レベル設定手段から
    の前記基準レベルと比較して前記ウインドパルスを出力
    する比較手段とよりなることを特徴とする請求項1記載
    のクロック生成回路。
JP17459494A 1994-07-26 1994-07-26 クロック生成回路 Withdrawn JPH0836840A (ja)

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