JPH083680Y2 - 二連梯子の上梯子引上げロック装置 - Google Patents

二連梯子の上梯子引上げロック装置

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JPH083680Y2
JPH083680Y2 JP1989150941U JP15094189U JPH083680Y2 JP H083680 Y2 JPH083680 Y2 JP H083680Y2 JP 1989150941 U JP1989150941 U JP 1989150941U JP 15094189 U JP15094189 U JP 15094189U JP H083680 Y2 JPH083680 Y2 JP H083680Y2
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JP
Japan
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ladder
rope
double
lock device
upper ladder
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Application number
JP1989150941U
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JPH0389899U (ja
Inventor
進 小西
Original Assignee
立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、建物等の高所に作業者が昇り降りする際
に使用される二連梯子の上梯子引上げロック装置に関す
る。
[従来の技術] 周知のように、この種の二連梯子には、第11図図示の
如く下梯子1から上梯子2を繰り出して上方に延長した
時に、上梯子2が下梯子1の後面に沿って下降するのを
防止するため、上梯子2の支柱22の一部に当該支柱22か
ら突出して下梯子1の踏桟11に掛け合わされる揺動レバ
ー5が設けてあり、この揺動レバー5の係止動作によっ
て上下の両梯子2,1がロックされている。
[考案が解決しようとする課題] けれども、前記の揺動レバー5による上梯子2の係止
動作は、下梯子1から上梯子2を繰り出して延長する際
に、揺動レバー5先端の鈎部51を下梯子1の踏桟11に係
脱するカム52でロック解除方向に揺動しながら上梯子2
を上昇させ、上梯子2が所望の位置まで上昇した時に、
当該位置の直下にある踏桟11に鈎部51を掛け合わせて上
梯子2を固定する関係上、例えば第12図図示の如く作業
者が屋根の上に乗って上梯子2を引上げた場合、揺動レ
バー5のカム52が動作し、これに連動する鈎部51が前方
に揺動して上梯子2のロックが解除されるため、下梯子
2が自重で降下し、二連梯子の上端部を把持する作業者
が二連梯子を他の場所へ移動させようとしても下梯子の
下端が接地してしまったり、下梯子が上梯子と一体化さ
れておらず不安定な状態にあるため、移動作業が困難と
なることがあった。
本考案の目的は、作業者が高所で二連梯子を引上げる
ような操作を行った場合でも、下梯子の滑落を未然かつ
確実に防止できる極めて安全な使用機能を有する上梯子
引上げロック装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案は、前記の課題を解決するための手段とし
て、下梯子の上下滑車間に張架された上梯子昇降用のロ
ープの走行路中に、在来の二連梯子に装備されている揺
動レバーとは直接関係なく動作し、上梯子の引き上げ操
作時に該ロープの一部を内面に斜向凹凸条を有するV形
凹溝の奥部に圧接してロープの下方への移動を制止する
ストッパーを設けたことを特徴とするものである。
[作用] 作業者が上梯子を繰り出して上方に延長する際には、
上下滑車間に張架したロープをストッパーから離脱させ
て、上梯子の昇降動作を従来通り何ら支障なくスムーズ
に行ない得ることは勿論、梯子延長後に上梯子を引上げ
るような操作を行なった場合には、ロープがストッパー
のV形凹溝の奥部に喰込んで圧接し、当該ロープの下方
への移動が自動的に制止されるので、上下の両梯子を一
体化した状態で梯子全体を所望の位置へ自由に移動する
ことができる。
[実施例] 以下、本考案による上梯子引上げロック装置の構造並
びにその使用操作を実施例の図面について具体的に説明
すると、第3図及び第4図の二連梯子において、符号1
は下梯子、2は下梯子を示し、下梯子1の左右支柱12,1
2間と上梯子2の左右支柱22,22間に、それぞれ適数の踏
桟11,21を等間隔に連結して両梯子の骨組を構成し、下
梯子1の支柱12の後部に上梯子の支柱22を嵌合させて上
下方向へ滑動自在に結合してある。また、下梯子1の支
柱22の上下端部と上梯子2の支柱22の下部には、上下の
対向滑車41,42及び43,44を回転可能に軸支すると共に、
これらの滑車43,41,42,44間に上梯子駆動用のロープ4
を図示のごとく所定の走行路10に沿って順に張架し、ロ
ープ4の末端部を下梯子1の支柱12の上下端部に連結固
定してある。さらに、上梯子2の支柱12の内側下部に
は、下梯子1から上梯子2を繰り出して上方に延長した
時に、上梯子2が下梯子1の後面に沿って下降するのを
防止するため、上梯子2の支柱22から突出して下梯子1
の踏桟11に掛け合わされる揺動レバー5が設けてあり、
この揺動レバー5の係止動作によって上下の両梯子2,1
がロックされている。
前記の構造は従来の二連梯子と基本的に変わりない
が、本考案の場合、作業者が屋根の上に乗って上梯子2
を引上げた時、下梯子2が急に自重で降下し、二連梯子
の上端部を把持する作業者が二連梯子を移動させると
き、下梯子2の接地等で困難となるのを防止するため
に、下梯子1の上下滑車41,42間に張架された上梯子昇
降用のロープ4の走行路10中に、在来の二連梯子に装備
されている揺動レバー5とは直接関係なく動作するスト
ッパー6を設けた点に特徴がある。
第5図乃至第10図は、この考案によるストッパーの実
施構造の一例を示したものであって、長方形をなすスト
ッパー本体60の一側部に上下方向に通走するV字形の凹
溝62と、前記V形凹溝62の内面に外側から内側に向かっ
て斜めに下降する凹凸条61,61を設け、基部に上下一対
のビス校64が穿設しあり、このストッパー6を下梯子1
の上下の滑車41,42間に張架されたロープ4の走行路10
中にV形凹溝62が合致するように下梯子1の支柱12の一
側下部にビス65で固定してある。
なお、第2図は本考案の類型的な他の実施例による二
連梯子の具体的な実施構造の一例を示したもので、この
場合には、上梯子2側に滑車43,44を設けずに、当該位
置にある上梯子2の一部に下梯子1側に突出するブラケ
ット45を設け、このブラケット45の下梯子1側に上下の
対向滑車43,44を回転可能に軸支してある。
本考案の上梯子引上げロック装置は上記の構造なの
で、作業者が下梯子2から上梯子1を繰り出して上方に
延長したり、逆に下梯子1側に下降させて短縮する際
に、第3図図示の如く上下滑車間41,42間に張架したロ
ープ4の手前側に引張った状態で下方又は上方に牽引す
れば、ロープ4をストッパー6のV形凹溝62から離脱さ
せ、ロックを解除した状態でロープ4を矢印図示の如く
上下に移動するため、上梯子2の昇降動作を従来通り何
ら支障なくスムーズに行なうことができ、また梯子延長
後に高所で第4図図示の如く上梯子2を把持しながら、
これらを引上げるように危険な操作を行なった場合で
も、ロープ4がストッパー6のV形凹溝62の奥部に喰込
んで強く圧接し、該ロープ4の下方への移動が自動的に
制止されるので、上下の両梯子2,1を一体化した状態で
梯子全体を所望の位置へ自由に移動することができる。
[考案の効果] 以上のように、本考案の上梯子引上げロック装置を二
連梯子に装備すれば、作業者が高所で二連梯子を引上げ
るような操作を行った場合でも、著しく簡単な取扱い操
作によって、下梯子の滑落を未然かつ確実に防止できる
極めて安全な使用効果を発揮するため、装置自体の構造
が簡素で安価に製造できる事とも相俟って、二連梯子の
使用時における安全確保に大きく役立つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による二連梯子の具体的な実施構造の一
例を示す要部の側面図、第2図は類型的な他の実施例に
よる二連梯子の構造を示す要部の側面図、第3図及び第
4図は本考案による二連梯子の使用状態を示す側面図、
第5図は下梯子に取付けられるストッパーの構造を示す
正面図、第6図は第5図A−A線矢視の断面図、第7図
は同じく第5図B−B線矢視の断面図、第8図は使用時
におけるストッパーとロープとの関係を示す斜視図、第
9図及び第10図は同じくストッパーの動作状態を示す側
面図、第11図及び第12図は従来の二連梯子とその使用状
態を示す側面図である。 1:下梯子、2;上梯子、4:ロープ、5:揺動レバー、6:スト
ッパー、10:走行路、11,12:踏桟、12,22:支柱、41,42,4
3,44:滑車、45:ブラケット、51:鈎部、52:カム、60:ス
トッパー本体、61:斜向凹凸条、62:V形凹溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下梯子(1)の後部に上梯子(2)を上下
    滑動自在に結合し、上下両梯子(2,1)の一側部に跨っ
    て上梯子駆動用のロープ(4)と、前記ロープ(4)を
    案内する上下の対向滑車(41,42,43,44)、並びに上梯
    子(2)から下梯子(1)の踏桟(11)に鈎部(15)を
    掛け合わせて上梯子(2)の下降を係止する揺動レバー
    (5)を備えた二連梯子において、下梯子(1)の上下
    の滑車(41,42)間に張架されたロープ(4)の走行路
    (10)中に、上梯子(2)の引上げ操作時にロープ
    (4)の一部を内面に斜向凹凸条(61)を有するV形凹
    溝(62)の奥部に圧接して該ロープ(4)の下方への移
    動を制止するストッパー(6)を設けた二連梯子の上梯
    子引上げロック装置。
JP1989150941U 1989-12-28 1989-12-28 二連梯子の上梯子引上げロック装置 Expired - Lifetime JPH083680Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989150941U JPH083680Y2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 二連梯子の上梯子引上げロック装置

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JP1989150941U JPH083680Y2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 二連梯子の上梯子引上げロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0389899U JPH0389899U (ja) 1991-09-12
JPH083680Y2 true JPH083680Y2 (ja) 1996-01-31

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ID=31697272

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JP1989150941U Expired - Lifetime JPH083680Y2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 二連梯子の上梯子引上げロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593116Y2 (ja) * 1980-04-14 1984-01-27 株式会社 カンサカ 伸縮梯子
JPH0435513Y2 (ja) * 1986-11-21 1992-08-21

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JPH0389899U (ja) 1991-09-12

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