JP2640337B2 - 垂直孔昇降用梯子 - Google Patents

垂直孔昇降用梯子

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JP2640337B2 JP31669694A JP31669694A JP2640337B2 JP 2640337 B2 JP2640337 B2 JP 2640337B2 JP 31669694 A JP31669694 A JP 31669694A JP 31669694 A JP31669694 A JP 31669694A JP 2640337 B2 JP2640337 B2 JP 2640337B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンホール入出孔の入
出に使用する垂直孔昇降用梯子に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ケーブル布設工事やY分岐工事及
びこれらの点検等で、マンホール等の垂直孔への入出に
は、マンホール壁面に設けられたステップ、固定梯子を
使用するか、あるいは移動用の長尺の梯子を設置して昇
降している。
【0003】例えば、ステップによるマンホール等への
入出孔には、図9に示すように、マンホール壁面11に
コの字型のステップ12を入出孔13の直下から底床に
向けて植立し、このステップ12を利用して昇降する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のステップ等を使
用する昇降においては、植立されたステップ12が、入
出孔13の直下部に設けられているため、昇降中の姿勢
が大変不安定であり、特に雨天の場合にはスリップしや
すく非常に危険である。また、移動用の長尺の梯子を出
入孔内に挿入した場合には、梯子を傾斜して立て掛ける
ため孔の入口が狭くなり作業者の背中が孔の壁面に衝突
するおそれがある。さらに、始業時、終業時に長尺の梯
子を出し入れするのは困難である。このように、いずれ
も大変不安定な姿勢での昇降となるため墜落の危険性が
高いばかりでなく、蓋開放中における人の墜落、工具の
落下などの危険もある。
【0005】本発明は、上記の事情に基づきなされたも
ので、作業者が安全に入出孔内に出入でき、始業時、終
業時に出し入れに手間の掛からない垂直孔昇降用梯子を
提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る垂直孔昇降
用梯子は、マンホール壁面に固定される固定梯子と、こ
の固定梯子の延長上に位置する直状の下方部分及びこの
下方部分に斜辺部で連なり前記下方部分よりもマンホー
ル壁面から離間した直状上方部分を具え、前記下方部分
から斜辺部側面に及ぶ側面に案内溝が設けられ、前記上
方部分から斜辺部に至る分岐側面に案内溝をそれぞれ設
けた案内レールと、前記下方部分及び斜辺部の案内溝に
下部ガイド車輪を係合させると共に前記上方部分及び分
岐に設けられた案内溝に上部ガイド車輪をそれぞれ可動
に係合させたへの字状の可動梯子と、前記案内レールに
設けたフック受金具と、前記可動梯子の前記案内レール
の案内による動きによって前記フック受金具と離合する
可動梯子上端近傍のフックとを備えたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記構成の垂直孔昇降用梯子においては、可動
梯子を引き上げた使用状態から可動梯子を一旦引上げ、
可動梯子のフックの案内レールのフック金具への係合を
解除し、可動梯子は自由に上下昇降させ得る状態とし可
動梯子を下降させて収納状態とすることができる。さら
に、上記の収納状態から前記使用状態とするときは、逆
の操作によって前記フック及びフック受け金具は係合さ
れ前記両者間は固定される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の一実施例の全体構成を示す斜視
図、図2は可動梯子の斜視図、図3は案内レールの斜視
図、図4は固定梯子の斜視図、図5は案内レールと可動
梯子の関係を示す要部を拡大した側面図、図6は実施例
の可動梯子の収納状態を示す側面図、図7は実施例の可
動梯子の引上げ初期の状態の側面図、図8は実施例の可
動梯子の引上げ完了時の側面図である。
【0009】これらの図において、本発明の垂直孔昇降
用梯子は、後に図2について詳細を説明するように下方
部分及び斜辺部の案内溝に下部ガイド車輪を係合させる
と共に前記上方部分及び分岐に設けられた案内溝に上部
ガイド車両をそれぞれ可動に係合させたへの字状の可動
梯子1と、後に図3について詳細を説明するように固定
梯子の延長上に位置する直状の下方部分及びこの下方部
分に斜辺部で連なり前記下方部分よりもマンホール壁面
から離間した直状上方部分を具え、前記下方部分から斜
辺部側面に及ぶ側面に案内溝が設けられ、前記上方部分
から斜辺部に至る分岐側面に案内溝をそれぞれ設けた案
内レール2と、図4について説明するようにマンホール
壁面に固定される固定梯子3とを有する。上記案内レー
ル2及び固定梯子3は、取付け金具4によってマンホー
ル壁面11に固定されている。なお、案内レール2、可
動梯子1の上端は入出孔13に臨ませてある。
【0010】可動梯子1は、図2に示すように,へ字状
をなす両側脚1a、1aと、それらの脚片間を結ぶ踏み
棒1bと、へ字状の屈曲部下方のへ字状の両側脚下端外
側に設けた上部ガイド車輪1c、1cと、両側脚下端外
側にそれぞれ設けた下部ガイド車輪1d、1dと、上部
ガイド車輪1c、1cの下部近傍に設けられたフック1
e、1eと、両側脚1a、1a下端近傍に設けたワイヤ
取付部1f、1fに端部を連結され、固定滑車6で折り
返されバランスウエイト5、5を吊り下げたロープ7、
7とを有する。
【0011】案内レール2は、図3に示すように,マン
ホール壁面に平行となる上半部2a、2a、下半部2
b、2bそれらの間を連ねる斜辺部2c、2cを具え
る。また、上端部には逆U字状部2d、2dが設けてあ
り、各側面には案内溝2e、2eがそれぞれ設けられて
いる。さらに、上端近傍の両側の逆U字状部2d、2d
の下部近傍にはフック受金具2f、2fが設けられ、上
下の端部及び直状部の中間位置には取付用目板2g、2
gが設けてある。なお、案内レール2には上下の案内溝
2eが交差する分岐2sが設けられ、この分岐2sは上
半部の直状部の案内溝と連なる案内溝2eと下半部の直
状部の案内溝と連なる案内溝2eが設けらてある。この
分岐に連なる溝には前記上部ガイド車輪1c、1cが係
合され、下半部の直状部の溝には下部ガイド車輪1d、
1dが係合されている。
【0012】図4は固定梯子3を示すもので、両側脚3
a、3aと、それらの脚片間を結ぶ踏み棒3bとを有す
る。図において3cはマンホール壁面11に固定いる取
付用目板を示している。
【0013】つぎに実施例の可動梯子1の引上げから引
上げ完了から収納状態を図6〜図8を参照して説明す
る。
【0014】図6に示す収納状態から図8に示す可動梯
子1の伸長状態にするには、まず、可動梯子1の上端を
持って引上げる。可動梯子1を持って引上げると、バラ
ンスウエイト5の重量作用で、可動梯子1は伸長状態と
なる。可動梯子1はそのフック1eを案内レール2のフ
ック受け金具2fに係合され、上部ガイド車輪1cが案
内レール2の溝に嵌入しているので、上記可動梯子1の
引き上げにつれて図5に示すように、可動梯子1を引き
上げると案内溝2eに案内されて図示2点鎖線矢印のよ
うに転移し、併せてフック1eはフック受金具2fに係
止され、可動梯子は固定される。
【0015】次に、図8に示す可動梯子1の伸長状態か
ら図6に示す収納状態にするには、まず、可動梯子1の
上端を持って引き上げる。図8の伸長状態では、可動梯
子1はそのフック1eを案内レール2のフック受金具2
fに係合され、上部ガイド車輪1cが案内レール2の溝
に嵌入しているので、上記可動梯子1の引き上げにつれ
て図5に示すように、可動梯子1を引き上げると溝に案
内されて図示実線矢印のように転移し、案内レール2の
逆U字状の折り返し部頂点に達する。折り返し部の案内
につれて、フック1eはフック受金具2fから外れる。
【0016】ここで、可動梯子1は案内レール2から自
由となり、ここから案内レールに沿って下降させて収納
状態となる。
【0017】なお、可動梯子1の上下に際しては可動梯
子1は、滑車6を介してワイヤ7によってバランスエウ
イト5と連なっているため、重量的に均衡がとれており
り、上下動に大きな力を必要としない。
【0018】また、マンホール内に入込んで下降する際
には、図9に示した従来のステップのように、マンホー
ルの縁に手をついて下方のステップを足で探り当てて下
降する必要はなく、図8のように引き上げて固定した可
動梯子1に掴まりながら、安全に下降することができ、
安定した姿勢で入孔することができる。
【0019】また、引き上げ固定した可動梯子1外側に
向けて適当な角度で傾斜されているため、両手両足をス
ムーズに使いながらマンホールへの出入孔ができ、雨天
の際にも安全に作業することができる。さらに、上記の
ように本発明の梯子は常時マンホール内に一式が装備さ
れているので、マンホールの蓋を外して可動梯子を引き
出すだけで直ちに作業にかかることができる。
【0020】
【発明の効果】上記から明らかなように、本発明の垂直
孔昇降用梯子は、安全に入孔、出孔を行うことができる
ので、作業安全上極めて有用である。さらに、作業開始
時、作業終了時における梯子の掛け外しの必要がないの
で、作業時間の短縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す斜視図。
【図2】可動梯子の斜視図。
【図3】案内レールの斜視図。
【図4】固定レールの斜視図。
【図5】案内レールと可動梯子の関係を示す要部拡大側
面図。
【図6】実施例の収納状態を示す側面図。
【図7】実施例の可動梯子引き上げ初期の状態の側面
図。
【図8】実施例の可動梯子引き上げ完了時の側面図。
【図9】従来の昇降用梯子の一例の視図。
【符号の説明】
1………可動梯子 1c……上部ガイド車輪 1e……フック 1d……下部ガイド車輪 2………案内レール 2f……フック受金具 3………固定梯子 4………取付け金具 5………バランスウエイト 6………固定滑車 7………ワイヤ 10………マンホール蓋11 ………マンホール壁面13 ………マンホール出入孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール壁面に固定される固定梯子
    と、この固定梯子の延長上に位置する直状の下方部分及
    びこの下方部分に斜辺部で連なり前記下方部分よりもマ
    ンホール壁面から離間した直状上方部分を具え、前記下
    方部分から斜辺部側面に及ぶ側面に案内溝が設けられ、
    前記上方部分から斜辺部に至る分岐側面に案内溝をそれ
    ぞれ設けた案内レールと、前記下方部分及び斜辺部の案
    内溝に下部ガイド車輪を係合させると共に前記上方部分
    及び分岐に設けられた案内溝に上部ガイド車輪をそれぞ
    れ可動に係合させたへの字状の可動梯子と、前記案内レ
    ールに設けたフック受金具と、前記可動梯子の前記案内
    レールの案内による動きによって前記フック受金具と離
    合する可動梯子上端近傍のフックとを備えたことを特徴
    とする垂直孔昇降用梯子。
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